JP2946499B2 - 印刷媒体上に印刷されたマークを検出するためのセンサー装置 - Google Patents

印刷媒体上に印刷されたマークを検出するためのセンサー装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、センサーの正確な配
列と組合せならびにセンサー装置内の信号処理回路、特
に、電子プリンターの使用に際してプロットならびにラ
イン印刷の開始をコントロールするためのセンサー装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷イメージ作成用として複数個のプリ
ントヘッドを必要とするプリントプロセスにおいては、
直接プロットを開始させるのに、これまで印刷媒体に印
刷されたマークが使用されてきている。しかし、例えば
0.025インチの誤差も許されないと言う厳しい分解
能が要求されつつあるため、印刷媒体とプリントヘッ
ド、あるいはプリントヘッドとプロット開始やライン印
刷開始をコントロールするセンサー相互間の位置関係を
正確に揃えることが極めて重要になる。
【0003】ある実施例においては、プロット開始マー
ク(SOPマーク)と称される特殊マークを含めて印刷
されたトラッキングラインならびに『チックマーク』と
称される明暗縞模様の連続ラインの両者を検出すること
により、印刷媒体とプリントヘッドとの相対位置を揃え
ている。そしてこのようなシステムの一つが、本出願と
同日に受け付けられかつ本出願と同一の出願人、シナジ
ー・コンピュータ・グラフィックス・コーポレーション
の名の下にDale C. Frese の発明による『自動照合プロ
ット開始システムと方法』と題する同時出願(米国特許
出願07/455687)に記載されているが、この同
時出願(米国特許出願07/455687)は、本件と
不可分の関係にある。
【0004】従来技術においては、図4Aおよび図4B
に示されているように、トラッキングラインが単レンズ
光学系によって検出される。そして図4Aにおいては、
印刷媒体128にチックマークトラック720とトラッ
キングライン110とが設けられているが、このトラッ
キングラインにはプロット開始マーク211が含まれて
いる。そしてこの印刷媒体128が、センサー装置内の
光学系42の上を129の方向に、そのトラッキングラ
イン110を直接光学系42の窓42eに向けながら通
過する。この印刷媒体128は、トラッキングラインの
軸線の外に配置された2個の赤外線発光ダイオード(I
RED)42c,42c′(図4B)によって照射され
る。この光学エレメント42dは、トラッキングライン
110がIRED42cと42c′によって照射された
とき、そのイメージを2個の光電素子42aと42bと
に投影させることにより、トラッキングライン110と
プロット開始マーク211の各位置をこれらの光電素子
に検出させるためのものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ただしこのシステムの
製作に際しては、この光学エレメント42dが精密に配
置され、かつ印刷媒体128と各光電素子42a,42
bとの間の間隔が正確に品質管理されなければならな
い。そのため組立コストが上昇するだけではなく、プリ
ンター内にこのセンサー装置を収容するためのスペース
も大きくなる。
【0006】また従来方式においては、センサーに光を
到達させるためにセンサー装置の上部に設けられた42
eのような特定区画、いわゆる『窓』に対するセンサー
の位置を精密に調整する必要がある。すなわち、組立工
程においてこのセンサーを搭載した回路基板を、センサ
ーと窓とが正しい相対関係になるようにそれぞれ正確に
位置決めしなければならず、これが組立コスト上昇の大
きな要因となる。
【0007】このほか、このセンサー装置の中への信号
処理回路の組込みも問題である。このセンサー装置はで
きるだけコンパクトに仕上げられなければならないの
で、このセンサー信号処理回路も幾つかの回路基板に分
割して個別に装着する必要があり、その結果として信号
ならびに電源接続用の相互配線が必要になる。この信号
ならびに電源の接続は、それぞれジャンパーあるいは接
続リードによって行えばよいが、これらを回路基板の各
端子に接続するには多くの人手を要するほか、各回路基
板相互間接続にコネクターを使用するとスペースに無駄
が生じるしコストも上昇する。
【0008】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、プリンターのプロット開始をコントロールする
ために印刷媒体上の印刷マークを検出するセンサー装置
を、より低コストで、しかもコンパクトに構成すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、軸線を有する印刷された検出対象物を、
それぞれに照光部と光検出部とが設けられた複数個のセ
ンサーを用いて検出する方法において、下記の2段階、
すなわち、第一センサーの照光部が、印刷された前記検
出対象物を前記軸線沿いに照光する位置に置かれるよう
に該センサーを位置決めすること、および第二センサー
の光検出部と前記第一センサーの光検出部とが前記第一
センサーの照光部を挟んで配置されるように第二センサ
ーを位置決めすることにより、前記第一センサーの照光
部による照射光によって、印刷された前記検出対象物か
ら前記第一および第二の各センサーそれぞれの光検出部
に対してほぼ同一な強さと反射角の光を反射させるこ
と、を包括することを特徴とするものである。
【0010】上記の目的を達成するための本発明は、プ
リント回路基板上に装着されたセンサーを、複数の内壁
を有するセンサー装置内の所定の検出位置に整列させる
方法において、下記の各段階、すなわち、該センサー装
置の第一内壁上に複数個の円筒形突出部を設けること、
前記プリント回路基板の製作工程中、該基板に複数個の
円形孔を設け、これらの孔の位置を、該基板が仕上がっ
たときにこれら各孔それぞれの一部が該基板の一辺にそ
れぞれ残留して複数個の切欠部が形成されるように位置
決めすること、完成された前記基板の前記一辺を、複数
個の前記円筒形突出部が前記複数箇所の切欠部に噛み合
うように当該センサー装置の前記第一内壁に押しつける
ことにより、該センサーを前記検出箇所に位置させるこ
と、を包含することを特徴とするものである。
【0011】上記の目的を達成するための本発明は、複
数個のプリント回路基板ならびに外部回路への信号ルー
トを確立させる方法であって、下記各段階、すなわち、
前記複数個のプリント回路基板それぞれの一辺に所定サ
イズの複数個の孔を設け、これら各孔を、前記複数個の
プリント回路基板との直交面沿いに整列させること、前
記複数個のプリント回路基板を、間隔保持手段を介しか
つ前記複数個の孔が前記直交面沿いに整列するように積
み重ねること、複数本の心線の一方の端末の絶縁をはが
してむき出しにしたリボンケーブルを用意すること、裸
にされた前記複数本の心線を、前記複数個の孔の中に挿
入して前記複数個のプリント回路基板すべてを貫通させ
ること、および前記複数個のプリント回路すべてを貫通
した前記複数本の裸心線の中、基板相互間の接続に不要
な何本かを切り離すこと、を包含することを特徴とする
ものである。
【0012】上記の目的を達成するための本発明は、軸
線つきで印刷された検出対象物を検出するための構造で
あって、下記、すなわち、照光部と光検出部とを備えた
第一センサーを設け、この第一センサーを、その照光部
によって前記検出対象物の軸線が照光されるように位置
させること、および、やはり照光部と光検出部とを備え
た第二センサーを設け、該センサーの光検出部を、前記
第一センサーの光検出部の反対側、すなわち該第一セン
サーの照光部に隣接させて配置することにより、前記第
一センサーの照光部による照射光によって、印刷された
前記検出対象物から前記第一および第二の各センサーそ
れぞれの光検出部に対してほぼ同一な強さと反射角の光
を反射させること、を包含することを特徴とするもので
ある。
【0013】上記の目的を達成するための本発明は、プ
リント回路基板上に装着されたセンサーを、複数の内壁
を有するセンサー装置内の特定の検出位置に整列させる
ための構造であって、下記、すなわち、前記センサー装
置の第一内壁上に突出部を設けること、複数の切欠部を
備えた前記プリント回路基板の一辺を、前記複数個の突
出部に噛み合う形状にすること、前記プリント回路基板
の一辺を、その複数個の前記切欠部を複数の前記突出部
に嵌合させながら前記第一内壁に押しつけることによ
り、前記プリント回路基板を前記センサー装置内の所定
位置に保持する締めつけ手段を設けること、および前記
複数の切欠部それぞれの位置を基準にして前記プリント
回路基板上にセンサーを装着すること、を包含すること
を特徴とするものである。
【0014】上記の目的を達成するための本発明は、複
数個のプリント回路基板ならびに外部回路に対する信号
ルートの構造であって、下記、すなわち、複数個のプリ
ント回路基板それぞれが、これら各基板上の所定箇所に
位置する複数個の孔を備えていること、これら複数個の
プリント回路基板でスタック構造を形成させるための間
隔保持手段を設けることにより、これらプリント回路基
板それぞれの複数個の孔が該スタック構造の方向に整列
させられること、および複数本の何れも絶縁被覆された
心線を有するケーブルを備え、該各心線の一方の端末の
絶縁被覆を、複数個のプリント回路基板で構成された前
記スタックの高さとほぼ等しい長さだけ除去し、かつ裸
になったこれら各心線を、前記複数個のプリント回路基
板それぞれの前記複数個の孔に貫通させること、を包含
することを特徴とするものである。
【0015】〔発明の概要〕この発明によれば、2組の
光学装置を横並びに隣接配置することにより、光源とセ
ンサーとの組合せが自動的に整列されるようになる。こ
の各光学装置は、ほぼ矩形のパッケージの中に収容され
た光感応トランジスタと光源とで構成され、このパッケ
ージの片側に光源が、また他の片側には光感応トランジ
スタがそれぞれ配置される。そして2組のこのような光
学装置の配置に際し、一方の光源を2個の光感応トラン
ジスタの中間に位置するように配置し、また他方の光源
を活かさないようにするかもしくはパッケージによって
遮ることにより、光学的焦点整合エレメントを用いず
に、一方の光源のほぼ真上に位置した対象物の反射イメ
ージを、ほぼ同一の強さと角度で2個の光電素子それぞ
れに投影させる。
【0016】この発明の一部として、2個の光感応トラ
ンジスタ(ホトダーリントントランジスタが使用される
こともある)がプリント回路基板上に配置されるが、こ
の基板は、これをケースに収容するとき、その一辺の特
定箇所に設けられた整列目印(4分の1円弧状の切欠部
等)によって自動的に位置決めされる。
【0017】上記の結果、この発明によれば、図6に示
されているように、センサー装置700内側の矩形空洞
部726内の2か所の隣接コーナーそれぞれに形成され
た四半分円筒形突出部730と731によって、センサ
ーとセンサー装置との組合せが自動的に正しく設定され
るようになる。センサーが実装された回路基板には、上
記突出部に対応する切欠部732と733とが設けられ
ており、組立に際してこの回路基板を矩形空洞部726
の側壁沿いに押し込むと、四半分円筒形突出部730と
731とが回路基板の四半分円弧状切欠部732および
733と噛み合う結果、センサーが自動的に正しい位置
に整列され、センサー装置700の窓が所定位置にセッ
トされる。センサーは、回路基板の最終製作工程におけ
る四半分円弧状切欠部732、733の加工に際してこ
の基板上にこれと同時に加工される孔の上に装着され
る。回路基板をこのように精密機械加工することによ
り、この四半分円弧状切欠部に対するセンサーの位置決
めに要求される精度が、従来方式よりも容易に得られる
ようになる。
【0018】この発明によれば、図6に示されているよ
うに、信号が複数個の回路基板(この図には2枚が描か
れている)に伝達されるが、これらの基板は密接配置さ
れかつ各基板上の所定箇所に設けられた孔601−1,
601−2,・・・,601−nを通して外部配線が引
き出され、1セットにまとめられたこれらすべての基板
間の信号がこの配線を通じてこれと同時に交信され、コ
ネクターや個別配線が不要となる。基板相互間の接続導
体はリボンケーブルの絶縁を剥がした心線であればよ
い。
【0019】
【実施例】図1Aは、発光ダイオード100と光感応ト
ランジスタ101とで構成された光学装置の概要を示し
た図である。
【0020】図1Bは、図1Aの光学装置のパッケージ
を示した図で、光学装置の発光ダイオード100によっ
て発された光に対して透明な面上にある窓103aと1
03bを示した図である。
【0021】図2Aは、本発明の実施例の側面図で、図
1Bに示した2つの光学装置を用いて形成した、印刷媒
体128上に印刷されたマークを検出する一対のセンサ
ー201aと201bを示した図である。ただしセンサ
ー201aの発光ダイオードは妨げられるかまたは動作
せず、この発光ダイオードからの光は印刷媒体128に
到達しない。
【0022】図2Bは、本発明の実施例の平面図で、図
2Aの1対のセンサー201aと201bを示した図で
ある。
【0023】図2Cは、図2Bの各センサー201aと
201bの視野を限定する窓の構造115t,115b
を示した図である。
【0024】図3Aは、本発明の実施例において印刷媒
体上に印刷されたマークとトラッキングラインのそれぞ
れを検出する直角位相信号センサー(それぞれ位相が9
0°ずれている信号を発生する)OP1〜OP4とプロ
ット開始センサーOP5,OP6から成るセンサー装置
700を示した図である。
【0025】図3Bは、図3Aのセンサー装置700
と、印刷媒体128上に印刷されたチックマーク720
およびトラッキングライン110との関係を示した図で
ある。
【0026】図3Cは、プロット開始マーク111を含
んだトラッキングライン110とチックマークトラック
720を検出する位置にあるセンサー装置700の等角
投影図である。
【0027】図4Aは、従来技術によるトラッキングラ
イン110とプロット開始マーク211を検出する位置
にあるセンサー装置42を示した図である。
【0028】図4Bは、従来技術によるプロット開始マ
ーク検出用センサー装置42の構成を示した図である。
【0029】図5Aは、本発明の実施例の図で、プリン
ト回路基板をセンサー装置700に正確に位置決めする
ための四半分円弧状切欠部732と733を有するプリ
ント回路基板上に搭載した直角位相信号センサーOP1
〜OP4とプロット開始センサーOP5,OP6を示し
た図である。
【0030】図5Bは、本発明の実施例の図で、プリン
ト回路基板をセンサー装置700に正確に位置決めする
ための四半分円弧状切欠部732と733を有するプリ
ント回路基板上に搭載された直角位相信号センサー用電
流−電圧変換器、ピーク検出器およびラインドライバー
・インターフェースを示した図である。
【0031】図6は、本発明に基づくセンサー装置の透
視図である。
【0032】この発明の実施例では、プリンターのプロ
ット開始をコントロールするための2組のセンサー、す
なわち直角位相信号センサーOP1〜OP4とプロット
開始センサーOP5およびOP6で構成したセンサー装
置が使用される。これらのセンサーの動作は、Dale Fre
seの発明による『自動照合プロット開始システムと方
法』と題する前述の特許出願書に説明されている。
【0033】本発明によれば、直角位相信号センサーO
P1ないしOP4と、プロット開始センサーOP5およ
びOP6とを包含しかつ制御目的の印刷マークに揃えて
配列させたセンサー装置が設けられる。図3Aに、この
センサー装置を符号700で示す。このセンサー装置7
00の表面には、矩形の透明窓701が設けられている
が,この窓には4組のけい線ないし格子701a,70
1b,701cおよび701d、いわゆる『ロンチけい
線』が刻みつけられている。また、この矩形窓701に
隣接して小型な透明窓115が設けられている。そして
このセンサー装置700の内部、各けい線701a,7
01b,701cおよび701dそれぞれのすぐ裏側
に、4個の直角位相信号センサーOP1,OP3,OP
4およびOP2がそれぞれ配置されている。また、セン
サー装置700の内部、窓115のすぐ裏側にはプロッ
ト開始センサーOP5とOP6とが配置される。
【0034】図3Bに、このセンサー装置700と印刷
媒体128との相互関係が示されているが、この印刷媒
体には、これに印刷されたプロット開始マーク111に
よって中断された連続トラッキングライン110が印刷
されている。この印刷媒体128には、このほか、トラ
ッキングライン110の近傍に『チックマーク』と称さ
れる矩形の明部と暗部とが交互配置された縞模様の連続
トラック720も印刷されている。この印刷媒体128
は、図中の矢印129の方向に移動する。図3Cは、こ
こには描かれていないプリンターのフレームに装着され
たセンサー700が、プロット開始マーク111を含ん
だトラッキングラインの検出位置にあるときの様態を示
した等角投影図である。印刷媒体128の印刷面は、セ
ンサー装置700の窓701と115とが配置された方
の側面に接触する。図3Bは、プロット開始マーク11
1で中断された連続トラッキングライン110が、区画
115tと115bとに区分けされた窓115を、また
連続チックマークトラック720が窓701を、それぞ
れ通過するときの様態を描いた図である。
【0035】装置700内の方形ならびにプロット開始
の各センサーOP1ないしOP6は、マークテック・イ
ンターナショナル社製の光学装置MTRS9070を使
用すると満足すべき結果が得られるが、勿論これと同等
な他の任意の装置を使用してもよい。これらのセンサー
OP1ないしOP6に使用される類の光学装置を図1A
に示すが、これは共通ケース102に収容された、赤外
線発光ダイオード(IRED)タイプの発光ダイオード
100と、一般にホトトランジスタと称されているホト
ダーリントントランジスタ101とで構成される。ここ
では赤外線が使用されるが,波長がこれと異なる発光ダ
イオードを使用しても差し支えない。図1Bは、ケース
102の平面図である。大部分のケース102は、赤外
線ならびに可視光線に対して不透明であるため、このケ
ース102には独立した2個の透明窓103aと103
bとが設けられている。そして窓103aがIRED1
00用,窓103bがホトダーリントントランジスタ1
02用である。図中、104−1ないし104−4で示
されている4本のリード線は、IRED100とホトダ
ーリントントランジスタ101の接続用である。これら
の窓103aと103bは、IRED100とホトダー
リントントランジスタ101との間に直結光路が形成さ
れないように、それぞれケース102の面上に配置され
ている。この結果、ケース102の上に位置した対象物
がIRED100によって照射され、この照射光の一部
またはすべてがホトダーリントントランジスタ101に
向けて反射されるようになる。この反射光によってホト
ダーリントントランジスタ101内部に電流が発生し、
この電流によって反射光が検出されることになる。
【0036】図2Aに、本発明の一つの実施例を示す
が、これは、印刷媒体128上のプロット開始マークな
らびにトラッキングラインそれぞれの位置を検出する格
子センサーとプロット開始マークセンサー用として、2
組の光学装置201aと201bとを使用したものであ
る。印刷媒体128と装置との上下間隔が装置全体の感
度を決定する因子の一つになるため、センサー装置70
0の製作に際してこの間隔が、一面が印刷媒体128
に、そして他の面が光学装置201aと201bの各前
面にそれぞれ接触するガラス窓115(図2A)を使用
してコントロールされる。この結果、印刷媒体128
が、ガラス115の厚み分だけ光学装置201aおよび
201bから間隔Cを隔てて保持されることになるが、
このようにすることにより、印刷媒体128とセンサー
201a,201bとの間隔が正確かつ再現性を伴って
保持されるようになる。
【0037】このほか、直角位相信号センサーOP1,
OP2,OP3およびOP4の実施例の一つにおいて
は、印刷媒体128に接触するガラス面701にロンチ
けい線がエッチングされる。このようにすることによ
り、けい線と印刷媒体128との間隔が最小化される。
しかしこれに代わる案として、刻印、捺印あるいは他の
適当した方法によってガラス701に明瞭かつ不透明な
筋をつけてもよい。しかし何れにしても、けい線ならび
に『チックマーク』のラインとスペースが0.005イ
ンチ幅に過ぎないので、ガラス面701と印刷媒体12
8との間にこれと同程度のギャップが生じると、OP1
〜OP4の出力信号の振幅が著しく減衰されることにな
る。そのため、ここには描かれていないが、印刷媒体1
28をガラス面701に押しつける加圧パットが必要に
なる。
【0038】本発明によるプロット開始マーク検出用の
センサーOP5とOP6の相対的配置方式は、新規なも
のであり、センサーOP5とOP6とを2個の正方形の
検出エリアに形成し、これれらをトラッキングライン1
10に対しては直角に、またトラッキングライン110
の面に対しては平行に隣接配列すると言うアイデアによ
るものである。こうすることにより、トラッキングライ
ン110の反射イメージがこの2個の正方形検出エリア
に投影されることになる。このことは、センサー装置4
2内に配置された単レンズ光学系に関する図4Bに示さ
れているような先例において既に実施されており、その
センサー装置では、光軸の異なる2個のIRED42c
と42c′によって照射された印刷媒体128のイメー
ジが、近接配置された光電素子42aおよび42bそれ
ぞれの面上に投影される。しかしこの先例システムは比
較的良好に機能した反面、そのセンサー装置42の中に
包含される光学系において品質管理の対象となるものの
点数が多いため(例えば素子42aと42bの位置決め
や配列、レンズ42dの品質等)、製作が容易ではなか
った。すなわち、この装置の組立てはには比較的多くの
人手を要し、しかも装置も比較的大きくならざるを得な
かった。
【0039】この発明によれば、1個あるいは複数個の
レンズを使用せずにトラッキングライン110を検出す
るための前記2組の光学装置201aと201bとを新
規な様式で配置することにより、トラッキングライン1
10とプロット開始マーク111とを検出するための改
良された検出システムが提供される。そしてこれによる
装置は、これと同一目的に使用される従来方式のものに
較べてより安価、より小型、より軽量でしかもそれほど
複雑ではなくなる。
【0040】レンズが配置されていないにもかかわら
ず、驚くべきほどに充分な光源からの光が2個のホトト
ランジスタ203aと203bそれぞれの表面に反射さ
れ、また、これらのホトトランジスタが印刷媒体128
に密接配置されているため、トラッキングライン110
の横方向位置とプロット開始マーク111の通過とを知
らせる信号がこれらのホトトランジスタからアウトプッ
トされるようになる。そしてこの発明によれば、従来方
式におけるレンズが除去されるため、これがある場合に
較べ、これらのホトトランジスタ203a,203bを
トラッキングライン110により近接させることが可能
となる。光源からの充分なエネルギーが印刷媒体128
からホトトランジスタ203aと203bに反射され得
るようにするのに必要な、ホトトランジスタ203aと
203bと印刷媒体128との間の最適間隔は、光源か
らの距離を縮めることによる光量(光束と称される単位
面積当たりの光エネルギー量)の増加と、ホトトランジ
スタ203aと203bが印刷媒体128に近づくこと
に伴うトランジスタ面への入射光量の減少とをバランス
させることによって決定される。ホトトランジスタ20
3aと203bを印刷媒体128に近づけるほど、当然
のことながらホトトランジスタ203aと203bへの
光入射角が90°に近づき、入射角のコサイン関数で表
される入射光量が減少することになる。
【0041】図2Bに示されているように、201aと
201bの両装置は、ホトトランジスタ203aと20
3bに対しては窓205aと206aが、またIRED
204aと204bに対しては窓205bと206b
が、それぞれ直線的に対向するように配置される。しか
しこの線上の最後のIRED204aは回路に接続され
ないので動作しない。この理由は次の通りである。すな
わち、IRED204bをホトトランジスタ203aと
203bとの中間に対称配置することにより、同一レベ
ル、同一入射角の反射光を各ホトトランジスタ203
a,203bそれぞれに入射させるためである。
【0042】上記の結果、光学装置201aと201b
が、窓701に隣接した直角位相信号センサーOP1,
OP2,OP3およびOP4と同じ側でガラス窓115
の面に密接配置されることになる(図2B、図3A、図
6を参照)。そして窓205a,206a,205b,
206b(図2B)のラインがトラッキングライン11
0(図3B)に直交する結果、2個のホトトランジスタ
203aと203bとの中間に配置されたIRED20
4bの中心がトラッキングライン110の上に位置する
ようになる。この発明のこのような一部の結果によれ
ば、同一光学装置201b内のホトトランジスタ203
bと、隣の光学装置201a内のホトトランジスタ20
3aとの両者が1個のIRED204bによって照射さ
れるようになるので有利である。また、以下に述べるよ
うに、このような構成によれば、両方のホトトランジス
タ203aと203bに対し、ほぼ同一レベルの照射イ
メージが得られるようになる。
【0043】IRED204bと各ホトトランジスタ
(203aまたは203b)それぞれの間隔は、必ずし
も正確には一致しない。すなわち、ホトトランジスタ2
03bのIRED204bからの距離は、これが光学装
置201bと同一ケースに収容されているために0.0
63インチ、また、光学装置201a内のホトトランジ
スタ203aからIRED204bまでの距離は、ケー
ス200aおよび200bの極端に肉厚が薄い壁のため
に0.071インチになる。感度最高点はIRED20
4bとホトトランジスタ203bとの間の中央部分に位
置するが、この点は、IRED204bまたはホトトラ
ンジスタ203bの中心点から0.031インチ離れて
いる。このほか、IRED204bまたはホトトランジ
スタ203aの中心点から0.035インチ離れた箇所
も感度最高点になる。しかしこれら2か所の感度最高点
それぞれからIRED204bまでの距離のこのような
違いは、重大なものとは思われない。
【0044】図2Aに示されているように、印刷媒体1
28で角度a2 およびa1 で反射されたIRED204
bからの光は、ホトトランジスタ203aと203bと
にほぼ等分に到達する。そして両者間の反射角の差は、
バランスされたペアとしてのセンサーOP5とOP6の
働きによってほぼ解消される。また、IRED204b
の中心がトラッキングライン110の真上に位置してい
ること、それにトラッキングライン110の幅が0.0
625インチであるため、トラッキングライン110の
エッジが、ほぼホトトランジスタ203aおよび203
bの感度最高点に投影されることになる。また、ホトト
ランジスタ203aおよび203bの応答感度80%以
上のエリアが、半径0.040インチの円形となり、こ
れら円形エリアそれぞれの中心点が、当該ホトトランジ
スタ203aまたは203bとIRED204bとの間
の中央に位置するようになる。この結果、もし他の制約
を受けなければ、プロット開始マークセンサーOP5と
OP6によって、それぞれ半径0.080インチ、中心
間の距離0.065インチの二つの円形の検出領域が形
成される。しかしこの検出領域の一部をブロックするこ
とによって前述したような正方形の理想的な検出領域が
得られるほか、次に述べるように、適正サイズの窓11
5のみを通過して光を伝達させることも可能となる。
【0045】図2cにこの窓115を示す。この窓11
5の表面には、エッチングしたあと不透明材料を充填し
たエッチングエリア115eが形成されており、この部
分に印刷媒体128が接触する。このエリア115eに
よって、プロット開始マークセンサーOP5およびOP
6の真上に位置する区画115cと115dとで構成さ
れた透明エリア115aを取り囲む縁が形成される。そ
してこの縁115eがホトトランジスタ203a、20
3bの各検出領域を超えて延長されているため、センサ
ーOP5とOP6は、区画115cと115dとで構成
された透明エリア115aを通過した光に対してのみ反
応するようになる。従ってこの透明エリア115aによ
って矩形の検出領域が決定されるが、この検出領域は、
トラッキングライン110沿いに0.050インチにわ
たり、これを0.175インチ幅でカバーする。IRE
D204bによる照射量は、この検出領域115a全体
にわたりほぼ均一である。また、この検出領域115a
をトラッキングライン110沿いにチックマーク5個分
の長さに設計することにより、ノイズの最小化と印刷物
の傷みとの妥協がはかられる。もしこの検出領域115
aの幅を広くし過ぎると、トラッキングライン110上
の印刷イメージの変化(例えばプロット開始マーク11
1の到着等)に対するOP5およびOP6のアウトプッ
ト信号強度が低くなるため、この信号に対する周囲のノ
イズの影響が増大するという結果が招かれる。またこれ
とは逆に、検出領域115aを狭くし過ぎると、プリン
トラインが見失われる等の事態が発生し、これもやはり
OP5およびOP6のアウトプット信号に大きなインパ
クトを与えることになる。またこの検出領域115a
は、IRED204bの光を、直角位相信号センサーO
P1〜OP4内の各IREDの光から隔離するように設
計される。この結果、OP5とOP6の中にほぼ理想に
近い正方形のエリアが形成される。
【0046】ガラス窓面にエッチング加工されたロンチ
けい線701a,701b,701cおよび701dの
間隔と位置は、『チック』マークエリア701のそれに
整合される。またこれと同様、格子/プロット開始マー
ク用の窓115も、印刷媒体128上のトラッキングラ
イン110が窓115の中央部分をほぼカバーするよう
に製作され、ラインがこの窓の一方の半区画115cを
通過するとき、他方の半区画115dが印刷媒体128
の空白部分に対向する。直角位相信号センサーOP1〜
OP4と格子/プロット開始マークセンサーOP5とO
P6それぞれの位置は、プリント回路基板上のそれぞれ
の装着孔の位置によって決定されるが、これらの孔は、
基板上の装置の高さがこれら各センサー内の光学装置パ
ッケージのリード線ではなく、その本体によって決定さ
れるようにするためのものである。そしてその他のセン
サー回路部分はコンポーネント装着面に配置されるの
で、このセンサーでは、これに用いられる光学装置が最
も背の高いコンポーネントになる。このことは、最終組
立工程においてガラス窓115(図2Aと図6)がセン
サーOP5およびOP6の光学装置に密着して取付けら
れ、これによって検出対象物とセンサーとの間隔がセッ
トされるので、重要なことである。プリンター内で利用
可能なスペースは限られているので、このセンサー装置
700の付属回路すべてを1枚の回路基板に収容するこ
とは許されず、その機能部分が2枚のプリント回路基板
『A』と『B』とに分割される。図5Aにこのセンサー
基板『A』の各面が示されているが、これには直角位相
信号センサーOP1〜OP4と格子/プロット開始セン
サーOP5,OP6の装着位置を示すとともに、センサ
ーOP5,OP6用の電流設定抵抗と電流−電圧変換器
の装着位置をU4、R10〜R15、C9〜C11で示
している。もう一方の基板『B』(図5B)にもこれと
同様、直角位相信号センサー用電流−電圧変換器、ピー
ク検出器それにラインドライバー・インターフェースの
装着位置が、U1〜U3、C1〜C7およびR1〜R8
で示されている。電流−電圧変換器、ピーク検出器およ
びラインドライバー・インターフェースに関しては、前
掲の同時出願(米国特許出願07/455687)を参
照されたい。これら各基板間ならびに外部との配線様式
が図6に描かれている。先ず第一に、すべての信号が、
各基板AとBの一方のエッジ沿いに板を貫通して設けら
れた孔601に到る、ここには描かれていない周知のプ
リント配線経由で伝達される。次に、基板AとBとを、
間にスペーサーを介して背中合わせに配置し、それぞれ
の孔601−1,601−2,・・・・,601−nが
揃うような位置に保持する。
【0047】そして、偏平なリボンケーブル603の絶
縁を剥がした所要本数の心線の端末を基板Bの孔601
−1,601−2,・・・・,601−nの中に、その
先端が基板Aの孔601−1,601−2,・・・・,
601−nから突出するまで挿入したあと、ケーブル6
03を基板A,Bそれぞれの所定箇所にハンダづけす
る。こうして基板AとBとをサンドイッチ状に組み合わ
せた仮組立体620が、これらを相互接続するリボンケ
ーブル603の心線604によって保持されることにな
る。リボンケーブル603の他端は、この仮組立体62
0の端末になるここには描かれていないコネクターに接
続される。これらの各孔601上の一連の端子が、両基
板AとBの電源、両者間ならびに外部回路との信号のや
りとりのルートになるが、相互連絡信号は、これを一旦
外部回路経由としたり、あるいは各基板間または外部回
路間のケーブルの適切に配列された心線をカットする等
の手段によりコントロールすることができる。
【0048】上記のような方法によれば、1回の組立工
程によって両基板間の信号と電源用の各ルートが確立さ
れ、組立コストが節約される。しかも両基板間の相互接
続にはコネクターが不要なので、このセンサー装置のサ
イズが縮小されるとともにコストも引下げられる。
【0049】この仮組立体620に、エッチングされた
ガラス窓301、取付け孔付ケース721(金属鋳造品
であることが望ましい)、スプリングクリップ723そ
れにケース721内でリボンケーブル603をサポート
させるためのクッション724を取りつけて最終組立体
が完成される。ケース721には、上下が開口された空
洞726が設けられている。そしてこれの上部開口部に
は、これを取り囲む2段のステップ727と728とが
設けられている。これら各ステップの寸法は、下段のス
テップ728の上にガラス板301を載せてこれをサポ
ートし、かつこのガラス板がこのケースの上面から僅か
ばかり突出するように決定されるので、上段ステップ7
27が、ガラス板301の周囲を取り囲む溝になる。そ
してこの溝の中に、ケース721に嵌め込まれたこのガ
ラス板301の表面レベルに達するまでエポキシセメン
トを注入したあと、液状のトナーでシールし、これが後
で印刷媒体128に常時当接するようにする。このあ
と、センサー基板の仮組立体620を空洞726の下部
開口部の中に、基板『A』の実装面上のセンサーOP1
〜OP6がガラス板301の下面にタッチするまで挿入
する。そしてケース側面の調整ネジ729を、基板Aが
ケースの反対側側壁740に押しつけられ、その位置に
正確に保持されるまで締めつける。そしてリボンケーブ
ルを仮組立体620の下に押し込んてクッション724
をあてがい、ストレスが加わらないようにスプリングク
リップ723で更にこれを確実に保持させる。
【0050】ケース内のガラス板301に対する基板A
上のセンサーOP1〜OP6の位置決めには、前述した
ように、基板A上の切欠部732と733と、空洞部7
26の、調整ネジ729とは反対側の両コーナーの四半
分円筒状突出部730と731とを利用する方法が用い
られ、これら二つの切欠部732,733用の孔は、基
板AとBの製作時に基板材に孔あけされる。またこれと
同時に、この切欠部用の孔を基準にしてセンサーOP1
〜OP6それぞれのピン挿入用の孔も正確にあけられ
る。このようにすると、何れの孔も同一の穿孔機械で加
工されるので、何れも正確に位置決めされるようにな
る。そして切欠部用の孔それぞれの中心が基板Aの同一
サイドの各コーナーに位置するので、製作完了時に切欠
部用の孔の不要部分に相当する基板材を切り落とすこと
によって四半分円弧732,733が形成される。そし
てこれらの切欠部732,733の位置がケース721
内の両突出部730,731の位置に整合するので、ネ
ジ729を締めることによって基板Aが強制的にケース
721の正しい位置にもたらされる。各センサーOP1
〜OP6をそれぞれの相手方の窓701と115に揃え
ることは、前述したような基板の機械加工よりもはるか
に経済的に実施可能である。
【0051】上記のような実施態様によれば、大型のシ
ングル基板よりも数量にして多数の小型基板を製作すれ
ばよいことになり、センサーOP1〜OP6等の各コン
ポーネントを装着してハンダづけしたあと、高精度な切
断工具を使用せずにこれを切り分ければよいことにな
る。しかも製作途中で基板A内に孔732と733とが
加工されるので、基板Aがケース721に対して正確に
位置決めされ、基板AとBの各エッジを精密機械仕上げ
する必要がなくなり、これらを低コストで製作できるよ
うになる。つまりこのことにより、基板AとBとを、い
わゆる『パネル化』、すなわち1枚のプリント基板材の
上に多数の基板AまたはBを形成させたあと、これをカ
ッティングライン沿いに切り分けることができるように
なる。この場合、これに自動実装技術を適用すると、コ
ストが更に引下げられる。
【0052】以上に説明した実施例の実施態様とその効
果は、例を示したものであり、これに限られるものでは
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1A】発光ダイオードと光感応トランジスタとで構
成された光学装置の概要を示した図。
【図1B】図1Aの光学装置のパッケージを示した図。
【図2A】本発明の実施例の側面図で、図1Bに示した
2つの光学装置を用いて形成した、印刷媒体上に印刷さ
れたマークを検出する一対のセンサーを示した図。
【図2B】本発明の実施例の平面図で、図2Aの1対の
センサーを示した図。
【図2C】図2Bの各センサーの視野を限定する窓の構
造を示した図。
【図3A】本発明の実施例において印刷媒体上に印刷さ
れたマークとトラッキングラインのそれぞれを検出する
直角位相信号センサーとプロット開始センサーから成る
センサー装置を示した図。
【図3B】図3Aのセンサー装置と、印刷媒体上に印刷
されたチックマークおよびトラッキングラインとの関係
を示した図。
【図3C】プロット開始マークを含んだトラッキングラ
インとチックマークトラックを検出する位置にあるセン
サー装置の等角投影図。
【図4A】従来技術によるトラッキングラインとプロッ
ト開始マークを検出する位置にあるセンサー装置を示し
た図。
【図4B】従来技術によるプロット開始マーク検出用セ
ンサー装置の構成を示した図。
【図5A】本発明の実施例の図で、プリント回路基板を
センサー装置に正確に位置決めするための四半分円弧状
切欠部を有するプリント回路基板上に搭載した直角位相
信号センサーとプロット開始センサーを示した図。
【図5B】本発明の実施例の図で、プリント回路基板を
センサー装置に正確に位置決めするための四半分円弧状
切欠部を有するプリント回路基板上に搭載された直角位
相信号センサー用電流−電圧変換器、ピーク検出器およ
びラインドライバー・インターフェースを示した図。
【図6】本発明に基づくセンサー装置の透視図。
【符号の説明】
110 トラッキングライン 111 プロット開始マーク 115 窓 201 光学装置 301 ガラス板 601 孔 603 リボンケーブル 604 リボンケーブルの心線 700 センサー装置 701a〜701d ロンチけい線 720 チェックマークトラック 721 ケース 723 スプリングクリップ 724 クッション 729 調整ネジ 730,731 四半分円筒状突出部 732,734 切欠部 OP1〜OP4 直角位相信号センサー OP5、OP6 プロット開始マークセンサー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線を有する印刷された検出対象物を、
    それぞれに照光部と光検出部とが設けられた複数個のセ
    ンサーを用いて検出する方法において、下記の2段階、
    すなわち、第一センサーの照光部が、印刷された前記検
    出対象物を前記軸線沿いに照光する位置に置かれるよう
    に該センサーを位置決めすること、および第二センサー
    の光検出部と前記第一センサーの光検出部とが前記第一
    センサーの照光部を挟んで配置されるように第二センサ
    ーを位置決めすることにより、前記第一センサーの照光
    部による照射光によって、印刷された前記検出対象物か
    ら前記第一および第二の各センサーそれぞれの光検出部
    に対してほぼ同一な強さと反射角の光を反射させるこ
    と、を包括することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 軸線つきで印刷された検出対象物を検出
    するための構造であって、下記、すなわち、照光部と光
    検出部とを備えた第一センサーを設け、この第一センサ
    ーを、その照光部によって前記検出対象物の軸線が照光
    されるように位置させること、および、やはり照光部と
    光検出部とを備えた第二センサーを設け、該センサーの
    光検出部を、前記第一センサーの光検出部の反対側、す
    なわち該第一センサーの照光部に隣接させて配置するこ
    とにより、前記第一センサーの照光部による照射光によ
    って、印刷された前記検出対象物から前記第一および第
    二の各センサーそれぞれの光検出部に対してほぼ同一な
    強さと反射角の光を反射させること、を包含することを
    特徴とする構造。
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