JP2946382B2 - エンジン駆動式ポンプの運転方法 - Google Patents

エンジン駆動式ポンプの運転方法

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JP2946382B2
JP2946382B2 JP17039293A JP17039293A JP2946382B2 JP 2946382 B2 JP2946382 B2 JP 2946382B2 JP 17039293 A JP17039293 A JP 17039293A JP 17039293 A JP17039293 A JP 17039293A JP 2946382 B2 JP2946382 B2 JP 2946382B2
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一幸 末廣
雅彦 秋山
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Kubota Corp
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン駆動式ポンプ
の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジン駆動式ポンプにおい
て、たとえば管理運転時もしくは待機運転時などの軽負
荷運転を繰り返して行うと、特に、ディーゼルエンジン
を駆動源としている場合は、ディーゼルエンジン独特の
異常燃焼(ディーゼルノック)や不完全燃焼などの不都
合を発生させる原因になり、エンジンのオーバホール回
数が多くなる難点を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、軽負荷運転が繰り返されることで、異常燃焼や不
完全燃焼が発生し、エンジンのオーバホール回数が多く
なる点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、羽根車を固着
した主軸がエンジンによって駆動されるエンジン駆動式
ポンプにおいて、エンジンの軽負荷運転時に水の供給源
から前記羽根車下流側の吐出管内に水を供給し、その水
を維持して、羽根車および主軸に負荷を与え エンジン
負荷を高めるようにすることを特徴とし、エンジンの異
常燃焼や不完全燃焼の発生を回避して、エンジンのオー
バホール回数を大幅に低減する目的を達成した。
【0005】
【作用】本発明によれば、管理運転もしくは待機運転な
どのエンジンの軽負荷運転時に、水の供給源からポンプ
羽根車下流側の吐出管内に水を供給し、その水を維持
る。これによって、羽根車および主軸に負荷が掛りこの
負荷に相当してエンジンの負荷を高めることができる。
したがって、管理運転時もしくは待機運転時などにおい
て軽負荷運転を避けることができる。その結果、軽負荷
運転に起因するエンジンの異常燃焼や不完全燃焼などの
不都合の発生を回避することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はエンジン駆動式ポンプとして使用される立
軸ポンプの一例を示す縦断面図である。この図におい
て、吸水井1に設置した立軸斜流ポンプ2の羽根車室3
に羽根車4が収容され、この羽根車4は主軸5の下端部
に固着されている。羽根車室3の上部(下流)に揚水管
(吐出管)6が接続され、この揚水管6の下流に吐出エ
ルボ7および吐出弁8が直列に接続されている。主軸5
は、吐出エルボ7を水密かつ回転自在に貫通して外部に
延出され、カップリング9を介して減速機10の出力回
転軸10Aに連結され、減速機10の入力回転軸10B
は、カップリング11およびクラッチ12を介してエン
ジン(たとえばディーゼルエンジン)13の出力回転軸
13Aに連結されている。
【0007】一方、揚水管6の内部には、水の供給源1
4から給水できるようになっている。すなわち、水の供
給源14は、高位置に設置した高架水槽14A、この高
架水槽14Aと揚水管6の内部を連通させる給水管14
Bおよび給水管14Bに介設した給水弁14Cによって
構成され、給水弁14Cとしては、電動弁もしくは電磁
弁のような自動開閉弁が使用される。
【0008】このような構成であれば、吐出弁8が閉じ
られている管理運転時などの軽負荷運転時に吸水弁14
Cを開くと、高架水槽14A内の貯水は給水管14Bを
通って羽根車4下流側の揚水管6内に供給され、その水
が揚水管6内に維持されて羽根車4および主軸5に負荷
が掛り、この負荷に相当してエンジン13の負荷を高め
ることができる。したがって、管理運転時の軽負荷運転
を避けることができる。その結果、軽負荷運転に起因す
エンジン13の異常燃焼や不完全燃焼などの不都合の
発生を回避することができるので、エンジン13のオー
バホール回数を大幅に低減できる。
【0009】図2は、本発明の他の実施例を示す縦断面
図である。なお、図1と同一もしくは相当部分には同一
符号を付して、詳しい説明は省略する。図2において、
羽根車室3に連通して吸気管15が設けられ、この吸気
管15に吸気弁16が介設されている。他方、吸水井1
の水位は水位検出手段17によって検出され、検出した
水位信号を制御器18に入力し、入力された水位信号に
基づいて制御器18から吸気弁16および給水弁14C
に開閉制御信号が出力されるようになっている。
【0010】このような構成であれば、1回目の待機運
転時に制御器18から吸水弁14Cに制御信号を出力し
て吸水弁14Cを開くと、高架水槽14A内の貯水は給
水管14Bを通って羽根車4下流側の揚水管6内に供給
され、羽根車4および主軸5に負荷が掛り、この負荷に
相当してエンジン13の負荷を高めることができる。し
たがって、待機運転時の軽負荷運転を避けることがで
き、軽負荷運転に起因する異常燃焼や不完全燃焼などの
不都合の発生を回避することができるので、エンジン
のオーバホール回数を大幅に低減できるとともに
回目の揚水開始水位と2回目以降の揚水開始水位との差
を無くすことが可能になり、かつ吸気弁16の開閉タイ
ミングを変えることにより、羽根車4の自吸能力の作用
する範囲で揚水開始水位を任意に調整することもでき
る。
【0011】なお、本発明は、実施例で使用した立軸斜
流ポンプのみに限らず、他のポンプにおいて実施可能で
あることはいうまでもない。また、水の供給源14を高
位置に設置した高架水槽14A、この高架水槽14Aと
揚水管6の内部を連通させる給水管14Bおよび給水管
14Bに介設した給水弁14Cによって構成して説明し
ているが、たとえば、別途設けた水中ポンプによって水
の供給源14を構成してもよい。さらに、給水弁14C
は手動弁であってもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エンジンの軽負荷運転時に、水の供給源からポンプ羽根
車下流側の吐出管内に水を供給し、その水を維持して
根車および主軸に負荷を掛け、この負荷に相当してエン
ジンの負荷を高めることができるので、管理運転時もし
くは待機運転時などにおいて軽負荷運転が続けられるの
を避けることができる。その結果、軽負荷運転に起因す
エンジンの異常燃焼や不完全燃焼などの不都合の発生
が回避され、エンジンのオーバホール回数を大幅に低減
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
2 ポンプ 4 羽根車 5 主軸 6 揚水管(吐出管) 13 エンジン 14 水の供給源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−187894(JP,A) 実開 平4−132496(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 15/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 羽根車を固着した主軸がエンジンによっ
    て駆動されるエンジン駆動式ポンプにおいて、エンジン
    の軽負荷運転時に水の供給源から前記羽根車下流側の吐
    出管内に水を供給し、その水を維持して、羽根車および
    主軸に負荷を与えてエンジン負荷を高めるようにするこ
    とを特徴とするエンジン駆動式ポンプの運転方法。
JP17039293A 1993-07-09 1993-07-09 エンジン駆動式ポンプの運転方法 Expired - Fee Related JP2946382B2 (ja)

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