JP2946321B1 - 溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法 - Google Patents
溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法Info
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- JP2946321B1 JP2946321B1 JP10089022A JP8902298A JP2946321B1 JP 2946321 B1 JP2946321 B1 JP 2946321B1 JP 10089022 A JP10089022 A JP 10089022A JP 8902298 A JP8902298 A JP 8902298A JP 2946321 B1 JP2946321 B1 JP 2946321B1
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Abstract
【要約】
【課題】 ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換気扇
その他の装置等から排出される溶剤等の油成分を含む排
気ガス中から油成分を熱効率よく回収できる溶剤等の油
成分を含む排気ガス処理装置を提供する。 【解決手段】 ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換
気扇その他の装置等の排気ガス排出部1から排出される
油成分を含む排気ガスを、シャワー塔7の排気ガス通路
5に導いてノズル群6から水シャワーを浴びせて排気ガ
ス中の油成分を水と混合させて混合水として捕捉する。
シャワー塔7からの油成分と水との混合水を貯水槽9に
収容する。貯水槽9内の水13は、給水ポンプ14で汲
み上げてシャワー塔7のノズル群6に供給することによ
り循環させる。貯水槽9内の水面に浮上した油成分15
を油成分回収手段16で回収する。
その他の装置等から排出される溶剤等の油成分を含む排
気ガス中から油成分を熱効率よく回収できる溶剤等の油
成分を含む排気ガス処理装置を提供する。 【解決手段】 ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換
気扇その他の装置等の排気ガス排出部1から排出される
油成分を含む排気ガスを、シャワー塔7の排気ガス通路
5に導いてノズル群6から水シャワーを浴びせて排気ガ
ス中の油成分を水と混合させて混合水として捕捉する。
シャワー塔7からの油成分と水との混合水を貯水槽9に
収容する。貯水槽9内の水13は、給水ポンプ14で汲
み上げてシャワー塔7のノズル群6に供給することによ
り循環させる。貯水槽9内の水面に浮上した油成分15
を油成分回収手段16で回収する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライクリーニン
グの乾燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出され
る溶剤等の油成分を含む排気ガス中から油成分を回収す
る溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法に関するもの
である。
グの乾燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出され
る溶剤等の油成分を含む排気ガス中から油成分を回収す
る溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、ドライクリーニングでは、例え
ば石油系の溶剤で衣類のクリーニングをした後、その衣
類を脱液してから乾燥機に入れ、加熱して溶剤を気化さ
せることにより衣類を乾燥させている。
ば石油系の溶剤で衣類のクリーニングをした後、その衣
類を脱液してから乾燥機に入れ、加熱して溶剤を気化さ
せることにより衣類を乾燥させている。
【0003】このとき排気ガス排出部1となる乾燥機か
ら排出される高濃度で溶剤を含む排気ガスは、(A)フ
ィルタを通して溶剤ミストを捕捉してから大気中に放出
させるか、(B)図2に示すように排気ガス排出部1と
なる乾燥機から排出される溶剤を含む排気ガスを冷却機
2に導いて冷却することにより気化した溶剤を液体に戻
して回収容器3に回収すると共に冷却機2からの排気ガ
スは加熱器4で加熱して乾燥機1に戻すことにより乾燥
用ガスとして使用していた。
ら排出される高濃度で溶剤を含む排気ガスは、(A)フ
ィルタを通して溶剤ミストを捕捉してから大気中に放出
させるか、(B)図2に示すように排気ガス排出部1と
なる乾燥機から排出される溶剤を含む排気ガスを冷却機
2に導いて冷却することにより気化した溶剤を液体に戻
して回収容器3に回収すると共に冷却機2からの排気ガ
スは加熱器4で加熱して乾燥機1に戻すことにより乾燥
用ガスとして使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(A)
の方法は、公害の原因となる問題点があった。一方、
(B)の方法は、循環系で処理できるメリットはある
が、排気ガスを冷却してから加熱するという方法をとる
ので、熱効率が悪い問題点があった。
の方法は、公害の原因となる問題点があった。一方、
(B)の方法は、循環系で処理できるメリットはある
が、排気ガスを冷却してから加熱するという方法をとる
ので、熱効率が悪い問題点があった。
【0005】本発明の目的は、ドライクリーニングの乾
燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出される溶剤
等の油成分を含む排気ガス中から油成分を熱効率よく回
収できる溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法を提供
することにある。
燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出される溶剤
等の油成分を含む排気ガス中から油成分を熱効率よく回
収できる溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法を提供
することにある。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】 請求項1に係る溶剤等の
油成分を含む排気ガス処理方法は、ドライクリーニング
の乾燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出される
溶剤等の油成分を含む排気ガスをシャワー塔の排気ガス
通路に導いてノズル群から水シャワーを浴びせて前記排
気ガス中の前記油成分を水と混合させて混合水として捕
捉し、前記シャワー塔からの前記油成分と前記水との前
記混合水を貯水槽に収容し、前記シャワー塔からの排気
ガスはフィルタを通して排出させ、前記貯水槽内の前記
水は給水ポンプで汲み上げて前記シャワー塔の前記ノズ
ル群に供給することにより前記ドライクリーニングの乾
燥機等から前記排気ガスが排出されている間循環させ、
前記ドライクリーニングの乾燥機等からの前記排気ガス
の排出が停止された後に前記給水ポンプの運転を停止さ
せて前記シャワー塔内の前記水を前記貯水槽内に戻し、
該貯水槽内の前記水を静止させて水面上に前記油成分を
浮上させ、前記水面に浮上した前記油成分を油成分回収
手段で回収することを特徴とする。
油成分を含む排気ガス処理方法は、ドライクリーニング
の乾燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出される
溶剤等の油成分を含む排気ガスをシャワー塔の排気ガス
通路に導いてノズル群から水シャワーを浴びせて前記排
気ガス中の前記油成分を水と混合させて混合水として捕
捉し、前記シャワー塔からの前記油成分と前記水との前
記混合水を貯水槽に収容し、前記シャワー塔からの排気
ガスはフィルタを通して排出させ、前記貯水槽内の前記
水は給水ポンプで汲み上げて前記シャワー塔の前記ノズ
ル群に供給することにより前記ドライクリーニングの乾
燥機等から前記排気ガスが排出されている間循環させ、
前記ドライクリーニングの乾燥機等からの前記排気ガス
の排出が停止された後に前記給水ポンプの運転を停止さ
せて前記シャワー塔内の前記水を前記貯水槽内に戻し、
該貯水槽内の前記水を静止させて水面上に前記油成分を
浮上させ、前記水面に浮上した前記油成分を油成分回収
手段で回収することを特徴とする。
【0012】このような排気ガス処理方法では、ドライ
クリーニングの乾燥機等から排出される溶剤等の油成分
を含む排気ガスを、シャワー塔の排気ガス通路を通る過
程でノズル群から水シャワーを浴びせることにより油成
分が水と混合されて混合水として捕捉する。シャワー塔
からの排気ガスは、排気部でフィルタを通して排出させ
る。貯水槽内の水は、給水ポンプで汲み上げてシャワー
塔のノズル群に供給することにより循環させる。ドライ
クリーニングの乾燥機等からの排気ガスの排出が停止さ
れた後に、給水ポンプの運転を停止させてシャワー塔内
の水を貯水槽内に戻し、該貯水槽内の水を静止させて水
面上に油成分を浮上させ、水面に浮上した油成分を油成
分回収手段で回収する。
クリーニングの乾燥機等から排出される溶剤等の油成分
を含む排気ガスを、シャワー塔の排気ガス通路を通る過
程でノズル群から水シャワーを浴びせることにより油成
分が水と混合されて混合水として捕捉する。シャワー塔
からの排気ガスは、排気部でフィルタを通して排出させ
る。貯水槽内の水は、給水ポンプで汲み上げてシャワー
塔のノズル群に供給することにより循環させる。ドライ
クリーニングの乾燥機等からの排気ガスの排出が停止さ
れた後に、給水ポンプの運転を停止させてシャワー塔内
の水を貯水槽内に戻し、該貯水槽内の水を静止させて水
面上に油成分を浮上させ、水面に浮上した油成分を油成
分回収手段で回収する。
【0013】このようにすると、排出される排気ガスの
量が多くても、シャワー塔の排気ガス通路の長さや水シ
ャワーの量をそれに対応させることにより、容易に適用
させることができる。また、シャワー塔で水と混合して
捕捉した油成分は、貯水槽内の水を静止させて比重分離
により油成分と水とに分離させるので、簡単に油成分を
水から分離させることができる。水面に浮上した油成分
は油成分回収手段により容易に回収することができる。
量が多くても、シャワー塔の排気ガス通路の長さや水シ
ャワーの量をそれに対応させることにより、容易に適用
させることができる。また、シャワー塔で水と混合して
捕捉した油成分は、貯水槽内の水を静止させて比重分離
により油成分と水とに分離させるので、簡単に油成分を
水から分離させることができる。水面に浮上した油成分
は油成分回収手段により容易に回収することができる。
【0014】請求項2に係る溶剤等の油成分を含む排気
ガス処理方法は、油成分回収手段で回収された回収油成
分を油水分離器で水と油成分とに分離させることを特徴
としている。
ガス処理方法は、油成分回収手段で回収された回収油成
分を油水分離器で水と油成分とに分離させることを特徴
としている。
【0015】このようにすると、油成分回収手段で回収
された回収油成分からの水と油成分との分離を容易に行
うことができる。
された回収油成分からの水と油成分との分離を容易に行
うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る溶剤等の油
成分を含む排気ガス処理方法を実施するために使用され
る排気ガス処理装置の一例を示したものである。
成分を含む排気ガス処理方法を実施するために使用され
る排気ガス処理装置の一例を示したものである。
【0017】この排気ガス処理装置は、ドライクリーニ
ングの乾燥機、厨房の換気扇その他の装置等の排気ガス
排出部1から排出される油成分を含む排気ガスを通す排
気ガス通路5にノズル群6から水シャワーを噴出させて
排気ガス中の油を水と混合させて混合水として捕捉する
シャワー塔7を有する。排気ガス通路5は、上下方向に
蛇行した形状に形成されている。この排気ガス通路5の
上下方向の通路部分にノズル群6が配置され、水シャワ
ーを噴出させるようになっている。
ングの乾燥機、厨房の換気扇その他の装置等の排気ガス
排出部1から排出される油成分を含む排気ガスを通す排
気ガス通路5にノズル群6から水シャワーを噴出させて
排気ガス中の油を水と混合させて混合水として捕捉する
シャワー塔7を有する。排気ガス通路5は、上下方向に
蛇行した形状に形成されている。この排気ガス通路5の
上下方向の通路部分にノズル群6が配置され、水シャワ
ーを噴出させるようになっている。
【0018】シャワー塔7からの油成分と水との混合水
は、該シャワー塔7の下部に設けられた排水口8から貯
水槽9に収容されるようになっている。
は、該シャワー塔7の下部に設けられた排水口8から貯
水槽9に収容されるようになっている。
【0019】シャワー塔7からの排気ガスは、排気部1
0のフィルタ11,12を通して排出されるようになっ
ている。フィルタ11は、ミストキャッチャよりなり排
気ガス中の油成分ミストを捕捉するようになっている。
フィルタ12は、活性炭よりなり排気ガス中の脱臭処理
を行うようになっている。
0のフィルタ11,12を通して排出されるようになっ
ている。フィルタ11は、ミストキャッチャよりなり排
気ガス中の油成分ミストを捕捉するようになっている。
フィルタ12は、活性炭よりなり排気ガス中の脱臭処理
を行うようになっている。
【0020】貯水槽9内の水13は、給水ポンプ14で
汲み上げられてシャワー塔7のノズル群6に供給される
ようになっている。
汲み上げられてシャワー塔7のノズル群6に供給される
ようになっている。
【0021】貯水槽9には、該貯水槽9内の水面に浮上
した油成分15を回収する油成分回収手段16が設けら
れている。油成分回収手段16は、貯水槽9内の上部に
配置された受皿17と、電磁弁18を開くことにより弁
貯水槽9内に水13を供給して水面上の油成分15が受
皿17に流れ込むようにする給水配管19と、受皿17
に流れ込んだ油成分15を貯水槽9の外に出す配管20
とにより構成されている。
した油成分15を回収する油成分回収手段16が設けら
れている。油成分回収手段16は、貯水槽9内の上部に
配置された受皿17と、電磁弁18を開くことにより弁
貯水槽9内に水13を供給して水面上の油成分15が受
皿17に流れ込むようにする給水配管19と、受皿17
に流れ込んだ油成分15を貯水槽9の外に出す配管20
とにより構成されている。
【0022】貯水槽9の外には、溶剤回収手段16で回
収された回収油成分を水と油成分とに分離させる油水分
離器21が配置されている。油水分離器21では、比重
分離により油成分15と水13とに分離させるようにな
っている。油水分離器21で分離された油成分15は回
収容器22に回収され、水13は排水溝23に流される
ようになっている。
収された回収油成分を水と油成分とに分離させる油水分
離器21が配置されている。油水分離器21では、比重
分離により油成分15と水13とに分離させるようにな
っている。油水分離器21で分離された油成分15は回
収容器22に回収され、水13は排水溝23に流される
ようになっている。
【0023】次に、このような排気ガス処理装置により
本発明に係る排気ガス中からの油成分を回収する排気ガ
ス処理方法の実施の形態の一例を説明する。
本発明に係る排気ガス中からの油成分を回収する排気ガ
ス処理方法の実施の形態の一例を説明する。
【0024】ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換気
扇その他の装置等の排気ガス排出部1から排出される油
成分を含む排気ガスをシャワー塔7の排気ガス通路5に
通し、この排気ガス通路5内で排気ガスにノズル群6か
ら水シャワーを浴びせる。水シャワーによる冷却効果
と、水の強力噴射による物理的効果との両作用によっ
て、一時的に水と油成分との混合液となり、シャワー塔
7の下部に設けられた排水口8から貯水槽9に流れ込
む。
扇その他の装置等の排気ガス排出部1から排出される油
成分を含む排気ガスをシャワー塔7の排気ガス通路5に
通し、この排気ガス通路5内で排気ガスにノズル群6か
ら水シャワーを浴びせる。水シャワーによる冷却効果
と、水の強力噴射による物理的効果との両作用によっ
て、一時的に水と油成分との混合液となり、シャワー塔
7の下部に設けられた排水口8から貯水槽9に流れ込
む。
【0025】シャワー塔7からの排気ガスは、排気部1
0のミストキャッチャよりなるフィルタ11で排気ガス
中の油成分ミストを捕捉し、次に活性炭よりなるフィル
タ12で脱臭処理をした後に、外部に排出させる。
0のミストキャッチャよりなるフィルタ11で排気ガス
中の油成分ミストを捕捉し、次に活性炭よりなるフィル
タ12で脱臭処理をした後に、外部に排出させる。
【0026】貯水槽9内の水13は給水ポンプ14で汲
み上げてシャワー塔7のノズル群6に供給し、排気ガス
排出部1から排気ガスが排出されている間、循環を繰り
返す。
み上げてシャワー塔7のノズル群6に供給し、排気ガス
排出部1から排気ガスが排出されている間、循環を繰り
返す。
【0027】例えば、ドライクリーニングの乾燥機を排
気ガス排出部1としたとき、その回の衣類の乾燥が終
り、乾燥機即ち排気ガス排出部11からの排気ガスの排
出が停止された後に、給水ポンプ14の運転を停止させ
てシャワー塔7内の水を貯水槽9内に戻す。
気ガス排出部1としたとき、その回の衣類の乾燥が終
り、乾燥機即ち排気ガス排出部11からの排気ガスの排
出が停止された後に、給水ポンプ14の運転を停止させ
てシャワー塔7内の水を貯水槽9内に戻す。
【0028】給水ポンプ14の停止後、図示しないタイ
マーによって設定した設定時間(例えば、約1分)の
間、貯水槽9内の水13を静止させて水面上に油成分1
5を浮上させる。次に、図示しない給水タイマーによっ
て約15秒間、電磁弁18を開いて水道水等の水13を
貯水槽9内に供給して、水面を上げることにより水面上
の油成分15を受皿17内に回収する。
マーによって設定した設定時間(例えば、約1分)の
間、貯水槽9内の水13を静止させて水面上に油成分1
5を浮上させる。次に、図示しない給水タイマーによっ
て約15秒間、電磁弁18を開いて水道水等の水13を
貯水槽9内に供給して、水面を上げることにより水面上
の油成分15を受皿17内に回収する。
【0029】受皿17に流れ込んだ油成分15は、配管
20で貯水槽9の外の油水分離器21に出し、この油水
分離器21で比重分離により油成分15と水13とに分
離させる。油水分離器21で分離した油成分15は回収
容器22に回収し、水13は排水溝23に流す。
20で貯水槽9の外の油水分離器21に出し、この油水
分離器21で比重分離により油成分15と水13とに分
離させる。油水分離器21で分離した油成分15は回収
容器22に回収し、水13は排水溝23に流す。
【0030】排気ガス排出部1となる乾燥機で次の衣類
の溶剤乾燥が始まると、前述した運転が再開される。こ
のような総ての動作は、自動制御運転で行われる。
の溶剤乾燥が始まると、前述した運転が再開される。こ
のような総ての動作は、自動制御運転で行われる。
【0031】なお、油水分離器21は、貯水槽9とは別
の場所に設置されていてもよい。この場合には、油成分
回収手段16で回収された回収油成分を例えばタンクで
油水分離器21の設置場所まで運ぶようにする。
の場所に設置されていてもよい。この場合には、油成分
回収手段16で回収された回収油成分を例えばタンクで
油水分離器21の設置場所まで運ぶようにする。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る溶剤等の油成分を含む排気
ガス処理方法によれば、ドライクリーニングの乾燥機、
厨房の換気扇その他の装置等から排出される溶剤等の油
成分を含む排気ガスをシャワー塔に導いてその排気ガス
通路を通る過程でノズル群から水シャワーを浴びせるの
で、排気ガス中の油成分を水と混合した混合水として捕
捉することができる。混合水は貯水槽内に溜められ、こ
の貯水槽内の水を静止させることにより水面に浮上した
油成分は油成分回収手段で容易に回収することができ
る。そして、排出される排気ガスの量が多くても、シャ
ワー塔の排気ガス通路の長さや水シャワーの量をそれに
対応させることにより、容易に適用させることができ
る。また貯水槽内の水は、給水ポンプで汲み上げてシャ
ワー塔のノズル群に供給することにより循環させるの
で、ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換気扇その他
の装置等から溶剤等の油成分を含む排気ガスが排出され
ている間、水を循環させて効率よく油成分の捕捉回収を
行うことができる。
ガス処理方法によれば、ドライクリーニングの乾燥機、
厨房の換気扇その他の装置等から排出される溶剤等の油
成分を含む排気ガスをシャワー塔に導いてその排気ガス
通路を通る過程でノズル群から水シャワーを浴びせるの
で、排気ガス中の油成分を水と混合した混合水として捕
捉することができる。混合水は貯水槽内に溜められ、こ
の貯水槽内の水を静止させることにより水面に浮上した
油成分は油成分回収手段で容易に回収することができ
る。そして、排出される排気ガスの量が多くても、シャ
ワー塔の排気ガス通路の長さや水シャワーの量をそれに
対応させることにより、容易に適用させることができ
る。また貯水槽内の水は、給水ポンプで汲み上げてシャ
ワー塔のノズル群に供給することにより循環させるの
で、ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換気扇その他
の装置等から溶剤等の油成分を含む排気ガスが排出され
ている間、水を循環させて効率よく油成分の捕捉回収を
行うことができる。
【図1】本発明に係る排気ガス処理方法の実施に使用さ
れる排気ガス処理装置の一例を示す縦断面図である。
れる排気ガス処理装置の一例を示す縦断面図である。
【図2】従来の排気ガス処理装置のブロック図である。
1 排気ガス排出部 2 冷却機 3 回収容器 4 加熱器 5 排気ガス通路 6 ノズル群 7 シャワー塔 8 排水口 9 貯水槽 10 排気部 11,12 フィルタ 13 水 14 給水ポンプ 15 油成分 16 油成分回収手段 17 受皿 18 電磁弁 19 給水配管 20 配管 21 油水分離器 22 回収容器 23 排水溝
Claims (2)
- 【請求項1】 ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換
気扇その他の装置等から排出される溶剤等の油成分を含
む排気ガスをシャワー塔の排気ガス通路に導いてノズル
群から水シャワーを浴びせて前記排気ガス中の前記油成
分を水と混合させて混合水として捕捉し、前記シャワー
塔からの前記油成分と前記水との前記混合水を貯水槽に
収容し、前記シャワー塔からの排気ガスはフィルタを通
して排出させ、前記貯水槽内の前記水は給水ポンプで汲
み上げて前記シャワー塔の前記ノズル群に供給すること
により前記ドライクリーニングの乾燥機等から前記排気
ガスが排出されている間循環させ、前記ドライクリーニ
ングの乾燥機等からの前記排気ガスの排出が停止された
後に前記給水ポンプの運転を停止させて前記シャワー塔
内の前記水を前記貯水槽内に戻し、該貯水槽内の前記水
を静止させて水面上に前記油成分を浮上させ、前記水面
に浮上した前記油成分を油成分回収手段で回収すること
を特徴とする溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法。 - 【請求項2】 ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換
気扇その他の装置等から排出される溶剤等の油成分を含
む排気ガスをシャワー塔の排気ガス通路に導いてノズル
群から水シャワーを浴びせて前記排気ガス中の前記油成
分を水と混合させて混合水として捕捉し、前記シャワー
塔からの前記油成分と前記水との前記混合水を貯水槽に
収容し、前記シャワー塔からの排気ガスはフィルタを通
して排出させ、前記貯水槽内の前記水は給水ポンプで汲
み上げて前記シャワー塔の前記ノズル群に供給すること
により前記ドライクリーニングの乾燥機等から前記排気
ガスが排出されている間循環させ、前記ドライクリーニ
ングの乾燥機等からの前記排気ガスの排出が停止された
後に前記給水ポンプの運転を停止させて前記シャワー塔
内の前記水を前記貯水槽内に戻し、該貯水槽内の前記水
を静止させて水面上に前記油成分を浮上させ、前記水面
に浮上した前記油成分を油成分回収手段で回収し、該油
成分回収手段で回収された回収油成分を油水分離器で水
と油成分とに分離させることを特徴とする溶剤等の油成
分を含む排気ガス処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10089022A JP2946321B1 (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10089022A JP2946321B1 (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2946321B1 true JP2946321B1 (ja) | 1999-09-06 |
JPH11285614A JPH11285614A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13959297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10089022A Expired - Lifetime JP2946321B1 (ja) | 1998-04-01 | 1998-04-01 | 溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2946321B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113842750A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-12-28 | 中铁市政环境建设有限公司 | 一种碳化热解尾气处理装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5517572B2 (ja) * | 2009-11-18 | 2014-06-11 | オルガノ株式会社 | 空気の浄化装置 |
KR101514186B1 (ko) * | 2014-08-08 | 2015-04-21 | 이창호 | 오일 미스트 포집 장치 |
-
1998
- 1998-04-01 JP JP10089022A patent/JP2946321B1/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113842750A (zh) * | 2021-09-23 | 2021-12-28 | 中铁市政环境建设有限公司 | 一种碳化热解尾气处理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11285614A (ja) | 1999-10-19 |
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