JPH11285614A - 溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法 - Google Patents

溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法

Info

Publication number
JPH11285614A
JPH11285614A JP10089022A JP8902298A JPH11285614A JP H11285614 A JPH11285614 A JP H11285614A JP 10089022 A JP10089022 A JP 10089022A JP 8902298 A JP8902298 A JP 8902298A JP H11285614 A JPH11285614 A JP H11285614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
oil component
exhaust gas
shower
storage tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10089022A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2946321B1 (ja
Inventor
Takaaki Konno
孝昭 紺野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ESASHI STAINLESS SEISAKU KK
Original Assignee
ESASHI STAINLESS SEISAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ESASHI STAINLESS SEISAKU KK filed Critical ESASHI STAINLESS SEISAKU KK
Priority to JP10089022A priority Critical patent/JP2946321B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2946321B1 publication Critical patent/JP2946321B1/ja
Publication of JPH11285614A publication Critical patent/JPH11285614A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treating Waste Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換気扇
その他の装置等から排出される溶剤等の油成分を含む排
気ガス中から油成分を熱効率よく回収できる溶剤等の油
成分を含む排気ガス処理装置を提供する。 【解決手段】 ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換
気扇その他の装置等の排気ガス排出部1から排出される
油成分を含む排気ガスを、シャワー塔7の排気ガス通路
5に導いてノズル群6から水シャワーを浴びせて排気ガ
ス中の油成分を水と混合させて混合水として捕捉する。
シャワー塔7からの油成分と水との混合水を貯水槽9に
収容する。貯水槽9内の水13は、給水ポンプ14で汲
み上げてシャワー塔7のノズル群6に供給することによ
り循環させる。貯水槽9内の水面に浮上した油成分15
を油成分回収手段16で回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライクリーニン
グの乾燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出され
る溶剤等の油成分を含む排気ガス中から油成分を回収す
る溶剤等の油成分を含む排気ガス処理装置及び排気ガス
処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ドライクリーニングでは、例え
ば石油系の溶剤で衣類のクリーニングをした後、その衣
類を脱液してから乾燥機に入れ、加熱して溶剤を気化さ
せることにより衣類を乾燥させている。
【0003】このとき排気ガス排出部1となる乾燥機か
ら排出される高濃度で溶剤を含む排気ガスは、(A)フ
ィルタを通して溶剤ミストを捕捉してから大気中に放出
させるか、(B)図2に示すように排気ガス排出部1と
なる乾燥機から排出される溶剤を含む排気ガスを冷却機
2に導いて冷却することにより気化した溶剤を液体に戻
して回収容器3に回収すると共に冷却機2からの排気ガ
スは加熱器4で加熱して乾燥機1に戻すことにより乾燥
用ガスとして使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(A)
の方法は、公害の原因となる問題点があった。一方、
(B)の方法は、循環系で処理できるメリットはある
が、排気ガスを冷却してから加熱するという方法をとる
ので、熱効率が悪い問題点があった。
【0005】本発明の目的は、ドライクリーニングの乾
燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出される溶剤
等の油成分を含む排気ガス中から油成分を熱効率よく回
収できる溶剤等の油成分を含む排気ガス処理装置及び排
気ガス処理方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る溶剤等の
油成分を含む排気ガス処理装置は、ドライクリーニング
の乾燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出される
溶剤等の油成分を含む排気ガスを通す排気ガス通路に、
ノズル群から水シャワーを噴出させて前記排気ガス中の
前記油成分を水と混合させて混合水として捕捉するシャ
ワー塔と、該シャワー塔からの前記油成分と前記水との
前記混合水を収容する貯水槽と、前記シャワー塔からの
排気ガスをフィルタを通して排出する排気部と、前記貯
水槽内の前記水を汲み上げて前記シャワー塔の前記ノズ
ル群に供給する給水ポンプと、前記貯水槽内の水面に浮
上した前記油成分を回収する油成分回収手段とを備えて
いることを特徴とする。
【0007】このような排気ガス処理装置では、ドライ
クリーニングの乾燥機等から排出される溶剤等の油成分
を含む排気ガスは、シャワー塔の排気ガス通路を通る過
程でノズル群から水シャワーを浴びせることにより油成
分が水と混合されて混合水として捕捉されることにな
る。シャワー塔からの排気ガスは、排気部でフィルタを
通して排出させる。貯水槽内の水は、給水ポンプで汲み
上げてシャワー塔のノズル群に供給することにより循環
させる。シャワー塔での水シャワーを停止させ、貯水槽
内の水を静止させることにより水面に浮上した油成分を
油成分回収手段で回収する。
【0008】このようにすると、排出される排気ガスの
量が多くても、シャワー塔の排気ガス通路の長さや水シ
ャワーの量をそれに対応させることにより、容易に適用
させることができる。
【0009】請求項2に係る溶剤等の油成分を含む排気
ガス処理装置は、油成分回収手段で回収された回収油成
分を水と油成分とに分離させる油水分離器を備えている
ことを特徴としている。
【0010】このように油水分離器を備えていると、油
線分回収手段で回収された回収油成分からの水と油成分
との分離を容易に行うことができる。
【0011】請求項3に係る溶剤等の油成分を含む排気
ガス処理方法は、ドライクリーニングの乾燥機、厨房の
換気扇その他の装置等から排出される溶剤等の油成分を
含む排気ガスをシャワー塔の排気ガス通路に導いてノズ
ル群から水シャワーを浴びせて前記排気ガス中の前記油
成分を水と混合させて混合水として捕捉し、前記シャワ
ー塔からの前記油成分と前記水との前記混合水を貯水槽
に収容し、前記シャワー塔からの排気ガスはフィルタを
通して排出させ、前記貯水槽内の前記水は給水ポンプで
汲み上げて前記シャワー塔の前記ノズル群に供給するこ
とにより前記ドライクリーニングの乾燥機等から前記排
気ガスが排出されている間循環させ、前記ドライクリー
ニングの乾燥機等からの前記排気ガスの排出が停止され
た後に前記給水ポンプの運転を停止させて前記シャワー
塔内の前記水を前記貯水槽内に戻し、該貯水槽内の前記
水を静止させて水面上に前記油成分を浮上させ、前記水
面に浮上した前記油成分を油成分回収手段で回収するこ
とを特徴とする。
【0012】このような排気ガス処理方法では、ドライ
クリーニングの乾燥機等から排出される溶剤等の油成分
を含む排気ガスを、シャワー塔の排気ガス通路を通る過
程でノズル群から水シャワーを浴びせることにより油成
分が水と混合されて混合水として捕捉する。シャワー塔
からの排気ガスは、排気部でフィルタを通して排出させ
る。貯水槽内の水は、給水ポンプで汲み上げてシャワー
塔のノズル群に供給することにより循環させる。ドライ
クリーニングの乾燥機等からの排気ガスの排出が停止さ
れた後に、給水ポンプの運転を停止させてシャワー塔内
の水を貯水槽内に戻し、該貯水槽内の水を静止させて水
面上に油成分を浮上させ、水面に浮上した油成分を油成
分回収手段で回収する。
【0013】このようにすると、排出される排気ガスの
量が多くても、シャワー塔の排気ガス通路の長さや水シ
ャワーの量をそれに対応させることにより、容易に適用
させることができる。また、シャワー塔で水と混合して
捕捉した油成分は、貯水槽内の水を静止させて比重分離
により油成分と水とに分離させるので、簡単に油成分を
水から分離させることができる。水面に浮上した油成分
は油成分回収手段により容易に回収することができる。
【0014】請求項4に係る溶剤等の油成分を含む排気
ガス処理方法は、油成分回収手段で回収された回収油成
分を油水分離器で水と油成分とに分離させることを特徴
としている。
【0015】このようにすると、油成分回収手段で回収
された回収油成分からの水と油成分との分離を容易に行
うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る溶剤等の油
成分を含む排気ガス処理装置の排気ガス処理装置に実施
した実施の形態の一例を示したものである。
【0017】この排気ガス処理装置は、ドライクリーニ
ングの乾燥機、厨房の換気扇その他の装置等の排気ガス
排出部1から排出される油成分を含む排気ガスを通す排
気ガス通路5にノズル群6から水シャワーを噴出させて
排気ガス中の油を水と混合させて混合水として捕捉する
シャワー塔7を有する。排気ガス通路5は、上下方向に
蛇行した形状に形成されている。この排気ガス通路5の
上下方向の通路部分にノズル群6が配置され、水シャワ
ーを噴出させるようになっている。
【0018】シャワー塔7からの油成分と水との混合水
は、該シャワー塔7の下部に設けられた排水口8から貯
水槽9に収容されるようになっている。
【0019】シャワー塔7からの排気ガスは、排気部1
0のフィルタ11,12を通して排出されるようになっ
ている。フィルタ11は、ミストキャッチャよりなり排
気ガス中の油成分ミストを捕捉するようになっている。
フィルタ12は、活性炭よりなり排気ガス中の脱臭処理
を行うようになっている。
【0020】貯水槽9内の水13は、給水ポンプ14で
汲み上げられてシャワー塔7のノズル群6に供給される
ようになっている。
【0021】貯水槽9には、該貯水槽9内の水面に浮上
した油成分15を回収する油成分回収手段16が設けら
れている。油成分回収手段16は、貯水槽9内の上部に
配置された受皿17と、電磁弁18を開くことにより弁
貯水槽9内に水13を供給して水面上の油成分15が受
皿17に流れ込むようにする給水配管19と、受皿17
に流れ込んだ油成分15を貯水槽9の外に出す配管20
とにより構成されている。
【0022】貯水槽9の外には、溶剤回収手段16で回
収された回収油成分を水と油成分とに分離させる油水分
離器21が配置されている。油水分離器21では、比重
分離により油成分15と水13とに分離させるようにな
っている。油水分離器21で分離された油成分15は回
収容器22に回収され、水13は排水溝23に流される
ようになっている。
【0023】次に、このような排気ガス処理装置による
排気ガス中からの油成分を回収する排気ガス処理方法に
ついて説明する。
【0024】ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換気
扇その他の装置等の排気ガス排出部1から排出される油
成分を含む排気ガスをシャワー塔7の排気ガス通路5に
通し、この排気ガス通路5内で排気ガスにノズル群6か
ら水シャワーを浴びせる。水シャワーによる冷却効果
と、水の強力噴射による物理的効果との両作用によっ
て、一時的に水と油成分との混合液となり、シャワー塔
7の下部に設けられた排水口8から貯水槽9に流れ込
む。
【0025】シャワー塔7からの排気ガスは、排気部1
0のミストキャッチャよりなるフィルタ11で排気ガス
中の油成分ミストを捕捉し、次に活性炭よりなるフィル
タ12で脱臭処理をした後に、外部に排出させる。
【0026】貯水槽9内の水13は給水ポンプ14で汲
み上げてシャワー塔7のノズル群6に供給し、排気ガス
排出部1から排気ガスが排出されている間、循環を繰り
返す。
【0027】例えば、ドライクリーニングの乾燥機を排
気ガス排出部1としたとき、その回の衣類の乾燥が終
り、乾燥機即ち排気ガス排出部11からの排気ガスの排
出が停止された後に、給水ポンプ14の運転を停止させ
てシャワー塔7内の水を貯水槽9内に戻す。
【0028】給水ポンプ14の停止後、図示しないタイ
マーによって設定した設定時間(例えば、約1分)の
間、貯水槽9内の水13を静止させて水面上に油成分1
5を浮上させる。次に、図示しない給水タイマーによっ
て約15秒間、電磁弁18を開いて水道水等の水13を
貯水槽9内に供給して、水面を上げることにより水面上
の油成分15を受皿17内に回収する。
【0029】受皿17に流れ込んだ油成分15は、配管
20で貯水槽9の外の油水分離器21に出し、この油水
分離器21で比重分離により油成分15と水13とに分
離させる。油水分離器21で分離した油成分15は回収
容器22に回収し、水13は排水溝23に流す。
【0030】排気ガス排出部1となる乾燥機で次の衣類
の溶剤乾燥が始まると、前述した運転が再開される。こ
のような総ての動作は、自動制御運転で行われる。
【0031】なお、油水分離器21は、貯水槽9とは別
の場所に設置されていてもよい。この場合には、油成分
回収手段16で回収された回収油成分を例えばタンクで
油水分離器21の設置場所まで運ぶようにする。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る溶剤等の油成分を含む排気
ガス処理装置の排気ガス処理装置では、ドライクリーニ
ングの乾燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出さ
れる溶剤等の油成分を含む排気ガスをシャワー塔に導い
てその排気ガス通路を通る過程でノズル群から水シャワ
ーを浴びせるので、排気ガス中の油成分を水と混合した
混合水として捕捉することができる。混合水は貯水槽内
に溜められ、この貯水槽内の水を静止させることにより
水面に浮上した油成分は油成分回収手段で容易に回収す
ることができる。そして、排出される排気ガスの量が多
くても、シャワー塔の排気ガス通路の長さや水シャワー
の量をそれに対応させることにより、容易に適用させる
ことができる。また貯水槽内の水は、給水ポンプで汲み
上げてシャワー塔のノズル群に供給することにより循環
させるので、ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換気
扇その他の装置等から溶剤等の油成分を含む排気ガスが
排出されている間、水を循環させて効率よく油成分の捕
捉回収を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排気ガス処理装置における実施の
形態の一例を示す縦断面図である。
【図2】従来の排気ガス処理装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 排気ガス排出部 2 冷却機 3 回収容器 4 加熱器 5 排気ガス通路 6 ノズル群 7 シャワー塔 8 排水口 9 貯水槽 10 排気部 11,12 フィルタ 13 水 14 給水ポンプ 15 油成分 16 油成分回収手段 17 受皿 18 電磁弁 19 給水配管 20 配管 21 油水分離器 22 回収容器 23 排水溝
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドライクリーニン
グの乾燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出され
る溶剤等の油成分を含む排気ガス中から油成分を回収す
る溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法に関するもの
である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】本発明の目的は、ドライクリーニングの乾
燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出される溶剤
等の油成分を含む排気ガス中から油成分を熱効率よく回
収できる溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法を提供
することにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】 請求項に係る溶剤等の
油成分を含む排気ガス処理方法は、ドライクリーニング
の乾燥機、厨房の換気扇その他の装置等から排出される
溶剤等の油成分を含む排気ガスをシャワー塔の排気ガス
通路に導いてノズル群から水シャワーを浴びせて前記排
気ガス中の前記油成分を水と混合させて混合水として捕
捉し、前記シャワー塔からの前記油成分と前記水との前
記混合水を貯水槽に収容し、前記シャワー塔からの排気
ガスはフィルタを通して排出させ、前記貯水槽内の前記
水は給水ポンプで汲み上げて前記シャワー塔の前記ノズ
ル群に供給することにより前記ドライクリーニングの乾
燥機等から前記排気ガスが排出されている間循環させ、
前記ドライクリーニングの乾燥機等からの前記排気ガス
の排出が停止された後に前記給水ポンプの運転を停止さ
せて前記シャワー塔内の前記水を前記貯水槽内に戻し、
該貯水槽内の前記水を静止させて水面上に前記油成分を
浮上させ、前記水面に浮上した前記油成分を油成分回収
手段で回収することを特徴とする。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項に係る溶剤等の油成分を含む排気
ガス処理方法は、油成分回収手段で回収された回収油成
分を油水分離器で水と油成分とに分離させることを特徴
としている。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る溶剤等の油
成分を含む排気ガス処理方法を実施するために使用され
る排気ガス処理装置の一例を示したものである。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】次に、このような排気ガス処理装置によ
本発明に係る排気ガス中からの油成分を回収する排気ガ
ス処理方法の実施の形態の一例を説明する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【発明の効果】本発明に係る溶剤等の油成分を含む排気
ガス処理方法によれば、ドライクリーニングの乾燥機、
厨房の換気扇その他の装置等から排出される溶剤等の油
成分を含む排気ガスをシャワー塔に導いてその排気ガス
通路を通る過程でノズル群から水シャワーを浴びせるの
で、排気ガス中の油成分を水と混合した混合水として捕
捉することができる。混合水は貯水槽内に溜められ、こ
の貯水槽内の水を静止させることにより水面に浮上した
油成分は油成分回収手段で容易に回収することができ
る。そして、排出される排気ガスの量が多くても、シャ
ワー塔の排気ガス通路の長さや水シャワーの量をそれに
対応させることにより、容易に適用させることができ
る。また貯水槽内の水は、給水ポンプで汲み上げてシャ
ワー塔のノズル群に供給することにより循環させるの
で、ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換気扇その他
の装置等から溶剤等の油成分を含む排気ガスが排出され
ている間、水を循環させて効率よく油成分の捕捉回収を
行うことができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】本発明に係る排気ガス処理方法の実施に使用さ
れる排気ガス処理装置の一例を示す縦断面図である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換
    気扇その他の装置等から排出される溶剤等の油成分を含
    む排気ガスを通す排気ガス通路に、ノズル群から水シャ
    ワーを噴出させて前記排気ガス中の前記油成分を水と混
    合させて混合水として捕捉するシャワー塔と、該シャワ
    ー塔からの前記油成分と前記水との前記混合水を収容す
    る貯水槽と、前記シャワー塔からの排気ガスをフィルタ
    を通して排出する排気部と、前記貯水槽内の前記水を汲
    み上げて前記シャワー塔の前記ノズル群に供給する給水
    ポンプと、前記貯水槽内の水面に浮上した前記油成分を
    回収する油成分回収手段とを備えていることを特徴とす
    る溶剤等の油成分を含む排気ガス処理装置。
  2. 【請求項2】 ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換
    気扇その他の装置等から排出される溶剤等の油成分を含
    む排気ガスを通す排気ガス通路に、ノズル群から水シャ
    ワーを噴出させて前記排気ガス中の前記油成分を水と混
    合させて混合水として捕捉するシャワー塔と、該シャワ
    ー塔からの前記油成分と前記水との前記混合水を収容す
    る貯水槽と、前記シャワー塔からの排気ガスをフィルタ
    を通して排出する排気部と、前記貯水槽内の前記水を汲
    み上げて前記シャワー塔の前記ノズル群に供給する給水
    ポンプと、前記貯水槽内の水面に浮上した前記油成分を
    回収する溶剤回収手段と、該油成分回収手段で回収され
    た回収油成分を水と油成分とに分離させる油水分離器と
    を備えていることを特徴とする溶剤等の油成分を含む排
    気ガス処理装置。
  3. 【請求項3】 ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換
    気扇その他の装置等から排出される溶剤等の油成分を含
    む排気ガスをシャワー塔の排気ガス通路に導いてノズル
    群から水シャワーを浴びせて前記排気ガス中の前記油成
    分を水と混合させて混合水として捕捉し、前記シャワー
    塔からの前記油成分と前記水との前記混合水を貯水槽に
    収容し、前記シャワー塔からの排気ガスはフィルタを通
    して排出させ、前記貯水槽内の前記水は給水ポンプで汲
    み上げて前記シャワー塔の前記ノズル群に供給すること
    により前記ドライクリーニングの乾燥機等から前記排気
    ガスが排出されている間循環させ、前記ドライクリーニ
    ングの乾燥機等からの前記排気ガスの排出が停止された
    後に前記給水ポンプの運転を停止させて前記シャワー塔
    内の前記水を前記貯水槽内に戻し、該貯水槽内の前記水
    を静止させて水面上に前記油成分を浮上させ、前記水面
    に浮上した前記油成分を油成分回収手段で回収すること
    を特徴とする溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法。
  4. 【請求項4】 ドライクリーニングの乾燥機、厨房の換
    気扇その他の装置等から排出される溶剤等の油成分を含
    む排気ガスをシャワー塔の排気ガス通路に導いてノズル
    群から水シャワーを浴びせて前記排気ガス中の前記油成
    分を水と混合させて混合水として捕捉し、前記シャワー
    塔からの前記油成分と前記水との前記混合水を貯水槽に
    収容し、前記シャワー塔からの排気ガスはフィルタを通
    して排出させ、前記貯水槽内の前記水は給水ポンプで汲
    み上げて前記シャワー塔の前記ノズル群に供給すること
    により前記ドライクリーニングの乾燥機等から前記排気
    ガスが排出されている間循環させ、前記ドライクリーニ
    ングの乾燥機等からの前記排気ガスの排出が停止された
    後に前記給水ポンプの運転を停止させて前記シャワー塔
    内の前記水を前記貯水槽内に戻し、該貯水槽内の前記水
    を静止させて水面上に前記油成分を浮上させ、前記水面
    に浮上した前記油成分を油成分回収手段で回収し、該油
    成分回収手段で回収された回収油成分を油水分離器で水
    と油成分とに分離させることを特徴とする溶剤等の油成
    分を含む排気ガス処理方法。
JP10089022A 1998-04-01 1998-04-01 溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法 Expired - Lifetime JP2946321B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10089022A JP2946321B1 (ja) 1998-04-01 1998-04-01 溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10089022A JP2946321B1 (ja) 1998-04-01 1998-04-01 溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2946321B1 JP2946321B1 (ja) 1999-09-06
JPH11285614A true JPH11285614A (ja) 1999-10-19

Family

ID=13959297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10089022A Expired - Lifetime JP2946321B1 (ja) 1998-04-01 1998-04-01 溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2946321B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011104531A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Japan Organo Co Ltd 空気の浄化装置
KR101514186B1 (ko) * 2014-08-08 2015-04-21 이창호 오일 미스트 포집 장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113842750A (zh) * 2021-09-23 2021-12-28 中铁市政环境建设有限公司 一种碳化热解尾气处理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011104531A (ja) * 2009-11-18 2011-06-02 Japan Organo Co Ltd 空気の浄化装置
KR101514186B1 (ko) * 2014-08-08 2015-04-21 이창호 오일 미스트 포집 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2946321B1 (ja) 1999-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10456708B2 (en) Method and apparatus for extracting botanical oils
KR100827586B1 (ko) 증류 장치
US4494317A (en) Accessory device for removing solvent vapor in machines for dry cleaning garments and the like
CN211303447U (zh) 用于清洁气流的设备
US7610780B2 (en) Fabric articles dry cleaning machine by solvent nebulization
RU2040602C1 (ru) Устройство для обработки волокна животного происхождения и устройство для обработки шерсти
CN103306109B (zh) 一种家用干洗机、干洗方法及纯化回收干洗溶剂的方法
JP2946321B1 (ja) 溶剤等の油成分を含む排気ガス処理方法
EP0482890B1 (en) Cleaning equipment
US5637212A (en) Dry cleaning waste water treatment machine having recirculating arrangement
JPH11343976A (ja) 油水分離装置
JP4167720B2 (ja) 溶剤洗浄機
JP3066117B2 (ja) 洗浄装置
JP2001513429A (ja) ドライクリーニング分離廃水用の浄化システム
JP2537304Y2 (ja) ドライクリーニング機におけるカーボンの処理装置
JP2007159691A (ja) 洗濯機における溶剤の回収方法、及び同装置
KR102039167B1 (ko) 세탁 용제 정화 장치, 이를 구비한 드라이 클리닝 세탁기, 상기 드라이 클리닝 세탁기의 작동 방법
JP4215584B2 (ja) 油水分離装置
WO1995029276A1 (en) Article cleaning
KR101767834B1 (ko) 세탁건조기의 솔벤트 회수장치
JP2630851B2 (ja) ドライクリーニング機の運転方法
JPH11507584A (ja) フィルタの再生およびドライ・クリーニング・システム
JPS60222091A (ja) ドライクリ−ニング装置
WO1992007452A1 (en) Reusing liquids in a liquid cleaning apparatus
JPS61164607A (ja) ドライクリ−ナにおける排水処理装置