JP2945305B2 - パチンコ玉計数装置 - Google Patents

パチンコ玉計数装置

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JP2945305B2
JP2945305B2 JP16388895A JP16388895A JP2945305B2 JP 2945305 B2 JP2945305 B2 JP 2945305B2 JP 16388895 A JP16388895 A JP 16388895A JP 16388895 A JP16388895 A JP 16388895A JP 2945305 B2 JP2945305 B2 JP 2945305B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコゲーム機毎に
設けられパチンコゲーム機の玉受皿に貯留されているパ
チンコ玉を計数するのに好適するパチンコ玉計数装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコホールにおいては、
島の端或いは景品交換所にパチンコ玉計数装置を設置す
るようにしており、獲得したパチンコ玉と景品との交換
を所望する遊技客は、パチンコ玉を玉箱に収納してパチ
ンコ玉計数装置まで運搬して投入するようにしている。
従って、パチンコ玉計数装置からは投入されたパチンコ
玉数が記憶された預り券が発行されるので、その預り券
を景品交換所に提出することにより獲得したパチンコ玉
を所望の景品と交換することができる。
【0003】ところが、獲得した多数のパチンコ玉を玉
箱に収納してパチンコ玉景品装置まで一々運搬すること
は面倒であると共に多大な労力を要するので、近年、パ
チンコゲーム機毎にパチンコ玉計数装置を設置すること
が考えられている。このようにパチンコゲーム機毎にパ
チンコ玉計数装置を設置する構成によれば、遊技客は、
パチンコゲーム機で獲得したパチンコ玉を運搬すること
なく計数することができる。
【0004】この場合、パチンコ玉計数装置は、玉通路
を通過するパチンコ玉の通過を検出する例えば磁気セン
サを設け、その磁気センサの検出状態に基づいてパチン
コ玉を計数することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のものでは、玉通路を通過するパチンコ玉を単に検
出して計数する構成であるので、不正なパチンコ玉に
処できないという欠点がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、不正なパチンコ玉に迅速に対処するこ
とができるパチンコ玉計数装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、投入されたパ
チンコ玉を整列させるための玉通路を備えたパチンコ玉
計数装置において、前記玉通路に沿って当該玉通路の中
心位置に対して対称で且つパチンコ玉の直径より小さい
所定距離離間した状態で配置され、通過するパチンコ玉
を検出する第1及び第2の検出手段を設け、前記第1及
び第2の検出手段の検出状態に基づいて、通過するパチ
ンコ玉の異常を検出する異常検出手段を設けたものであ
(請求項1)。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】上記構成において、前記第1及び第2の検
出手段が略同時に検出状態とならなかった場合は、異常
と判断するようにしてもよい(請求項
【0012】また、前記玉通路の入口部にパチンコ玉の
通過を禁止する通過禁止手段を設け、前記異常検出手段
は、異常と判断したときは前記通過禁止手段を作動する
ようにしてもよい(請求項)。
【0013】
【作用及び発明の効果】請求項1記載のパチンコ玉計数
装置の場合、投入されたパチンコ玉が玉通路を通過する
と、玉通路を通過したパチンコ玉を計数する。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】この場合、パチンコ玉が玉通路を通過する
と、パチンコ玉の直径(玉幅)によって第1及び第2の
検出手段が検出状態となるタイミングが異なる。従っ
て、異常検出手段は、第1及び第2の検出手段の検出状
態に基づいてパチンコ玉の通過異常を検出することがで
きる。
【0019】請求項記載のパチンコ玉計数装置の場
合、正規の直径のパチンコ玉が玉通路を通過すると、パ
チンコ玉の通過に伴って第1及び第2の検出手段が
時に検出状態となる。従って、異常検出手段は、第1及
び第2の検出手段の検出状態に基づいてパチンコ玉の通
過異常判断することができる。
【0020】請求項記載のパチンコ玉計数装置の場
合、異常検出手段は、異常と判断したときは通過禁止手
段を作動することによりパチンコ玉の侵入を禁止する。
これにより、玉通路に対するパチンコ玉の供給が禁止さ
れるので、異常な状態がさらに拡大することを防止する
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図2はパチンコゲーム機を示している。この図
2において、パチンコゲーム機1は上玉受皿2及び下玉
受皿3を有しており、下玉受皿3にはパチンコ玉を排出
するための玉排出孔3aが設けられている。また、パチ
ンコゲーム機1の下方には島を横断するように棚板4が
設置されている。そして、パチンコゲーム機1間には台
間玉貸機5及びパチンコ玉計数ユニット6が一体化され
た状態で配設されている。
【0022】台間玉貸機5は玉放出アーム7を備えてお
り、パチンコゲーム機1の下方に設けられたカード挿入
口8aに磁気カードが挿入された状態若しくはコイン投
入口9に硬貨が投入された状態で選択ボタン群10によ
り金額が指示されたときは、指示された金額に相当する
パチンコ玉を玉放出アーム7を通じて放出するようにな
っている。
【0023】図3乃至図5はパチンコ玉計数ユニット6
の正面、側面、平面を夫々示している。これらの図3乃
至図5において、玉計数装置11の外径寸法は、横幅寸
法が37.5mm、高さ寸法が115mm、奥行き寸法
が150mmに設定されており、横幅寸法は台間玉貸機
5の横幅寸法以下に設定されている。玉計数装置11の
底面には第1の玉通路12及び第2の玉通路13が並設
して形成されており、これらの玉通路12,13は半透
明カバー14により覆われている。
【0024】第1及び第2の玉通路12,13の中間部
にはスプロケット歯車15が回動可能に支持されてお
り、各玉通路12,13を通過するパチンコ玉を一定間
隔を存した状態で送出するようになっている。ここで、
玉通路12,13においてスプロケット歯車15の下方
となる部位には、図6に示すようにスプロケット歯車1
5の回転軌跡に沿うように傾斜面部16が形成されてい
る。この場合、傾斜面部16は、パチンコ玉がスプロケ
ット歯車15の回転軌跡と接する位置関係となったとき
にパチンコ玉が傾斜開始位置に位置するように設定され
ている。従って、第1及び第2の玉通路12,13を進
行するパチンコ玉がスプロケット歯車15の回転軌跡と
接する位置まで進行したときは、それ以降は傾斜面部1
6を自重で進行するようになるので、図7に示すように
パチンコ玉はスプロケット歯車15からの抵抗を受ける
ことなく円滑に進行することができる。
【0025】図3乃至図5に戻って、第1及び第2の玉
通路12,13においてスプロケット歯車15の後方と
なる部位には光電センサユニット17及び計数用検出手
段としての磁気センサ18が所定距離離間された状態で
順に配設されている。これらの光電センサユニット17
及び磁気センサ18は各玉通路12,13を通過するパ
チンコ玉を検出するもので、検出状態となっている期間
だけ検出信号を出力する。
【0026】ここで、光電センサユニット17は第1の
検出手段としての第1の光電センサ17a、第2の検出
手段としての第2の光電センサ17b及び第3の検出手
段としての第3の光電センサ17cから構成されてい
る。この場合、第1の光電センサ17aの検出ポイント
は図9中の矢印Aの位置に設定され、第2の光電センサ
17bの検出ポイントは矢印Bの位置に設定され、第3
の光電センサ17cの検出ポイントは矢印Cの位置に設
定されている。つまり、第1の光電センサ17aの検出
ポイントと第2の光電センサ17bの検出ポイントとは
玉通路12,13のパチンコ玉の通過方向に沿ってパチ
ンコ玉の半径である5.5mm離間するように設定され
ている。また、第1の光電センサ17aの検出ポイント
と第3の光電センサ17cの検出ポイントとは玉通路1
2,13の中心位置に対して対称となるようにパチンコ
玉の直径よりも小さな6mm離間して設定されている。
【0027】パチンコ玉計数ユニット6を分解して示す
図1において、玉計数装置11内にはプリント配線基板
19が配設されており、そのプリント配線基板19に玉
計数手段及び異常検出手段としての制御回路20が搭載
されている。この制御回路20は、第1,第2の磁気セ
ンサ17,18からの検出信号に基づいて玉通路12,
13を通過したパチンコ玉を計数すると共に、後述する
ように玉通路12,13の玉詰り或いは不正の発生を判
断するようになっている。
【0028】プリント配線基板19にはソレノイド21
が搭載されており、そのソレノイド21のプランジャー
21aの先端にシャッタ22が取着されている。このシ
ャッタ22は、ソレノイド21の非駆動状態で第1及び
第2の玉通路12,13に突出してパチンコ玉の通過を
禁止するようになっている。ここで、プリント配線基板
19にはマイクロスイッチ23が搭載されており、シャ
ッタ22がパチンコ玉の通過を禁止する位置となったと
きにオンするようになっている。また、プリント配線基
板19にはLED24群(図4参照)が搭載されてい
る。
【0029】第1及び第2の玉通路12,13を覆うカ
バー14の上面にはシャッタ22に対応してリセットレ
バー25が設けられており、そのリセットレバー25の
位置に応じてシャッタ22を強制的に開放位置に移動す
ることができる。即ち、図8に示すようにリセットレバ
ー25の基端部はカバー14の上面に枢支されていると
共に、中間部が引張コイルスプリング26によりカバー
14の所定部位方向に引張られている。従って、リセッ
トレバー25が引張コイルスプリング26の引張方向を
越えた位置まで上方向に引上げられると、リセットレバ
ー25には引張コイルスプリング26によりさらに上方
向への引上げ力が付与されるので、リセットレバー25
と係合されたシャッタ22を上方の開放位置に強制的に
移動することができる。
【0030】ここで、図6に示すように第1及び第2の
玉通路12,13においてシャッタ22の下方となる位
置には傾斜面部27が形成されており、シャッタ22に
よりパチンコ玉の通過が禁止された状態では、シャッタ
22により停止されたパチンコ玉は傾斜面部27の傾斜
開始位置に位置するようになっている。従って、図7に
示すようにシャッタ22によりパチンコ玉の通過禁止状
態が解除されたときは、パチンコ玉は傾斜面部27を直
ちに転動して玉通路12,13を通過するようになる。
【0031】図10はパチンコ玉計数装置11の電気的
構成を概略的に示している。この図10において、制御
回路20は、第1乃至第3の光電センサ17a〜17b
及び磁気センサ18の検出状態及びマイクロスイッチ2
3の検出状態に基づいてソレノイド21及びLED24
に適宜通電すると共に、計数信号をホストコンピュータ
28に出力するようになっている。
【0032】また、玉計数装置11の第1及び第2の玉
通路12,13を通過したパチンコ玉は図示しない玉回
収通路に落下して島内に設置された玉供給装置に自動的
に回収されるようになっている。
【0033】一方、図1及び図3乃至図5において、上
記玉計数装置11の前面には支持部材29が固着されて
いると共に、支持部材29の上方となる部位に固定金具
30が取着されており、その固定金具30と支持部材2
9との間に玉案内アーム31の基端部が回動可能に挾持
されている。即ち、図1に示すように玉案内アーム31
の基端部31の上面には円筒状部32が形成されてお
り、その円筒状部32が固定具30に形成された孔33
に挿入されていることにより玉案内アーム31の基端部
が支持部材29と固定金具30との間に抜け止め状態で
挾持されている。この場合、玉案内アーム31は支持部
材29及び固定金具30との間に所定のがたつきを有す
るように挟持されている。
【0034】固定金具30には板バネ34が固着されて
おり、その板バネ34の先端に取着されたシャフト35
が玉案内アーム31の基端部に設けられた円筒状部32
の内周面に接触している。ここで、円筒状部32の内周
面の所定位置には内方に突出した突部32aが形成され
ている。従って、図11に示すように玉案内アーム31
が支持部材29に対して所定角度回転するとシャフト3
5が円筒状部32の突部32aを乗越えるようになるの
で、玉案内アーム31に対して節度を付与することがで
きる。尚、玉計数装置11の前面には支持部材29及び
固定金具30全体を覆うように化粧カバー36が装着さ
れている。
【0035】玉案内アーム31には第1の玉通路37及
び第2の玉通路38が仕切壁39により仕切られること
により形成されていると共に、それらの各玉通路37,
38の上部には透明カバー40が被着されている。ここ
で、玉案内アーム31の第1及び第2の玉通路37,3
8の出口部にはコイルスプリング40の一端が嵌合され
ており、そのコイルスプリング40の他端が支持部材2
9内を通過して玉計数装置11の第1及び第2の玉通路
12,13の入口部に夫々嵌合されている。従って、玉
案内アーム31及び玉計数装置11とはコイルスプリン
グ40により支持部材29を介して連通している。
【0036】玉案内アーム31の先端には容器状の玉受
部41が一体に設けられている。この玉受部41には、
その内底面全体を横切るように第1の玉案内溝部42及
び第2の玉案内溝部43が形成されている。この場合、
第1及び第2の玉案内溝部42,43は玉案内アーム3
1から続く仕切壁44により仕切られている。また、各
玉案内溝部42,43の両側には仕切壁44と略同一高
さの段部45が形成されている。
【0037】上記第1及び第2の玉案内溝部42,43
の深さ寸法はパチンコ玉の直径寸法よりも小さく設定さ
れている。また、段部45は第1及び第2の玉案内溝部
42,43に向かって僅かに傾斜している。また、仕切
壁44には、各玉案内溝部42,43の出口部の所定範
囲に端部が傾斜した立上り部44aが形成されている。
また、玉受部41の内底面を囲繞する周壁46には段部
46aが形成されており、その段部46aにより周壁4
6はパチンコ玉の排出方向に沿って階段状に幅狭に形成
されている。この場合、周壁46において段部46aの
長さ寸法はパチンコ玉の直径よりも小さく設定されてい
る。そして、玉受部41の出口部には防御カバー47が
被着されており、玉受部41から排出されるパチンコ玉
の浮上りを防止するようになっている。この場合、玉受
部41の第1及び第2の玉案内溝部42,43の底面と
防御カバー47の内面との間はパチンコ玉の2個分の直
径よりも小さく設定されている。
【0038】一方、上記玉受部41の下面には高さ寸法
の異なる一対の脚部48が設けられている。この脚部4
8には深さ寸法の異なる3対の挿入用穴部49が形成さ
れており、その挿入用穴部49に高さ調整用脚部50が
装着されている。つまり、高さ調整用脚部50には図1
に示すように1対の装着用ロッド部51が突出形成され
ており、装着用ロッド部51を脚部48の所定の挿入用
穴部49に挿入することにより玉受部41の高さ寸法を
調整することができる。また、斯様に脚部48に対する
高さ調整用脚部50の位置決めが終了した状態でネジ止
めすることにより両者を一体化できるようになってい
る。このような調整は、上記構成のパチンコ玉計数ユニ
ット6を島に設置したときに行うようになっている。
【0039】次に上記構成の作用について説明する。遊
技客がパチンコゲーム機1で遊技すると、遊技の進行に
伴ってパチンコゲーム機1で入賞が発生して、所定数の
パチンコ玉がパチンコゲーム機1の上玉受皿2に放出さ
れると共に、上玉受皿2がパチンコ玉で満杯となったと
きは下玉受皿3に放出される。
【0040】さて、パチンコゲーム機1の下玉受皿3も
パチンコ玉で満杯となったときは、パチンコゲーム機1
からパチンコ玉が適切に放出されなくなる。このような
場合、遊技客は、下玉受皿3に設けられているノブを操
作することにより下玉受皿3に貯留されているパチンコ
玉を玉排出孔3aから落下させる。すると、下玉受皿3
から落下したパチンコ玉は玉受部41で受けられて第1
及び第2の玉案内溝部42,43に落下するようにな
る。このとき、玉受部41において各玉案内溝部42,
43の側方に位置する段部45は玉案内溝部42,43
に向かって傾斜していると共に、玉受部41の周壁46
はパチンコ玉の流れ方向に従って階段状に幅狭となるよ
うに形成されているので、段部45で受けられたパチン
コ玉は周壁46に沿って段階的に中央側に寄せられて最
終的に第1及び第2の玉案内溝部42,43に落下する
ようになる。
【0041】また、仕切壁44において各玉案内溝部4
2,43の出口部の所定範囲には立上り部44aが形成
されているので、各玉案内溝部42,43を通過するパ
チンコ玉は2列に整列されて玉案内アーム31に案内す
ることができる。このとき、立上り部44aの前端部は
傾斜しているので、この立上り部44aにパチンコ玉が
正面から衝突した場合であっても、パチンコ玉を玉案内
アーム31に円滑に導くことができる。
【0042】そして、上述のようにして玉案内アーム3
1に侵入したパチンコ玉は、第1及び第2の玉通路3
7,38を進行してから玉案内アーム31から排出され
る。
【0043】ここで、玉案内アーム31の第1及び第2
の玉通路37,38と玉計数装置11の第1及び第2の
玉通路12,13とはコイルスプリング40により接続
されているので、玉案内アーム31から排出されたパチ
ンコ玉は、コイルスプリング40により支持部材29内
を通過して玉計数装置11に案内される。
【0044】さて、上述のようにして玉計数装置11に
案内されたパチンコ玉は、第1及び第2の玉通路12,
13を通過するようになる。このとき、各玉通路12,
13の中間部にはスプロケット歯車15が設けられてい
るので、各玉通路12,13を通過するパチンコ玉はス
プロケット歯車15の回転に応じて所定間隔の整列状態
で第1及び第2の磁気センサ17,18を通過するよう
になる。そして、磁気センサ18は、パチンコ玉の通過
を検出したときは検出信号を制御回路20に出力する。
【0045】ここで、制御回路20は、ソレノイド21
に対する駆動によりシャッタ22が開放された状態で磁
気センサから検出信号を入力したときは、ホストコンピ
ュータ29にパルス信号を出力するので、ホストコンピ
ュータ29は玉計数装置11からのパルス信号を計数す
ることにより玉計数装置11により計数されたパチンコ
玉数を計数することができる。
【0046】一方、制御回路20は、次のようにして各
種異常を検出する(図11及び図12参照)。 (1)センサエラー判定……電源が投入されたときは第
1乃至第3の光電センサ17a〜17c及び磁気センサ
18の非検出状態で出力はハイレベル(非検出状態)で
あることから、第1乃至第3の光電センサ17a〜17
c及び磁気センサ18からの初期出力信号を検出するこ
とによりこれらのセンサ17a〜17c,18の異常
(コネクタの未接続或いは接触不良)を判定することが
できる。
【0047】(2)玉逆走判定……パチンコ玉が玉通路
12,13を正常な方向に通過する場合は、第1及び第
3の光電センサ17a,17bの検出ポイントをパチン
コ玉が通過してから、第2の光電センサ17cの検出ポ
イントをパチンコ玉が通過する。従って、第1及び第3
の光電センサ17a,17cが検出状態となるのに先立
って第2の光電センサ17bが検出状態となることに基
づいてパチンコ玉の通過異常を判定することができる。
【0048】(3)玉形状判定 (イ)玉幅判定……玉通路12,13を通過するパチン
コ玉の通過方向と直交する横幅寸法が正常の場合は、第
1及び第3の光電センサ17a,17cの検出ポイント
をパチンコ玉が略同時に通過する。従って、第1及び第
3の光電センサ17a,17cが同時に検出状態とな
らなかった場合はパチンコ玉の通過異常と判定すること
ができる。
【0049】(ロ)玉長さ判定……玉通路12,13を
通過するパチンコ玉の通過方向に沿った長さ寸法が正常
の場合は、第1及び第3の光電センサ17a,17cの
検出ポイントをパチンコ玉が通過したタイミングでは、
第2の光電センサ17bをパチンコ玉が通過している。
従って、第1及び第3の光電センサ17a,17cが非
検出状態となったタイミングで第2の光電センサ17b
が非検出状態であったときはパチンコ玉の通過異常であ
ると判定することができる。
【0050】(4)玉通過速度判定……玉通路12,1
3を通過するパチンコ玉の通過速度が正常の場合は、パ
チンコ玉は、第1及び第3の光電センサ17a,17c
の検出ポイント若しくは第2の光電センサ17bの検出
ポイントを通過してから一定時間内に磁気センサ18を
通過する。従って、第1及び第3の光電センサ17a,
17cが検出状態若しくは第2の光電センサ17bが検
出状態となってから設定時間まで磁気センサ18の非検
出状態が継続した場合はパチンコ玉の通過異常と判定す
ることができる。
【0051】(5)玉材質判定……玉通路12,13を
正規のパチンコ玉が正常に通過した場合は、磁気センサ
18の検出タイミングで上記(1)〜(4)の各検出条
件が成立している。従って、磁気センサ18が検出状態
となったときに上記(1)〜(4)記載の各検出条件が
成立しなかった場合はパチンコ玉の材質異常と判定する
ことができる。
【0052】そして、制御回路20は、第1乃至第3の
光電センサ17a〜17c及び磁気センサ18の検出状
態に基づいてLED24を点灯する。また、制御回路2
0は、異常が発生したと判断したときは異常信号をホス
トコンピュータ28に出力する。さらに、制御回路20
は、ホストコンピュータ28からの指令に応じてソレノ
イド21の駆動することによりシャッタ22を開閉する
と共に、異常或いは不正を検出したときはシャッタ22
を閉鎖する。
【0053】尚、上記ホストコンピュータ28は、異常
が通知されたときは図示しない監視カメラにより異常が
発せられたパチンコ玉計数装置をモニタに映し出すよう
になっている。また、ホストコンピュータ28は貯玉シ
ステムを構成するもので、カードリーダ8から挿入され
た磁気カードの識別番号が通知されたときは、通知され
た識別番号が有効であるか否かを判断し、有効であると
きは磁気カードに対応して記憶されている貯玉数を読取
ると共に、その貯玉数範囲内で遊技客の台間玉貸機5に
対する操作に応じてパチンコ玉を放出するようになって
いる。このとき、ホストコンピュータ28は、磁気カー
ドに記憶された識別番号に対応して記憶している貯玉数
から放出したパチンコ玉数を減数した数を新規の貯玉数
として記憶するようになっている。
【0054】そして、パチンコ玉の計数を終了した遊技
客がカード挿入口8aから磁気カードを引抜くと、カー
ドリーダ8から出力されていたシャッタ開信号の出力状
態が解除されるので、制御回路20は、玉計数を終了す
る。この場合、シャッタ22が閉鎖されてから一定時間
(約500ms)は未計測のパチンコ玉が磁気センサ1
8を通過する可能性があるので、制御回路20は、シャ
ッタ22を閉鎖したときは、一定時間だけ磁気センサ1
8からの検出信号によりパチンコ玉を計数するようにな
っている。
【0055】また、制御回路20は、電源が遮断された
ときは、ソレノイド21の通電を解除してシャッタ22
により第1及び第2の玉通路12,13を閉鎖するよう
になっている。
【0056】上記構成のものによれば、玉通路12,1
3に沿って当該玉通路12,13を通過するパチンコ玉
を検出する第1乃至第3の光電センサ17a〜17c及
び磁気センサ18を設け、これらの光電センサ17a〜
17c及び磁気センサ18の検出状態に基づいて玉通路
12,13を通過するパチンコ玉の通過に伴う各種異常
を判定するようにしたので、玉通路を通過するパチンコ
玉を単に計数するだけの構成と違って、パチンコ玉の詰
り或いは不正等の各種異常に正常に対処することができ
る。
【0057】この場合、パチンコ玉計数用の磁気センサ
18に異常検出用の第1乃至第3の光電センサ17a〜
17cを追加するだけで構成することができるので、全
体の構成が複雑化することく実施することができる。
【0058】本発明は、上記実施例のみに限定されるも
のではなく、次のように変形または拡張できる。玉計数
装置11と台間玉貸機5とをユニット化するようにして
もよい。玉計数装置11とカードリーダ8とをユニット
化するようにしてもよく、また、カードリーダ8の位置
は任意に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すパチンコ玉計数ユニッ
トの分解斜視図
【図2】パチンコゲーム機の斜視図
【図3】パチンコ玉計数ユニットの縦断正面図
【図4】パチンコ玉計数ユニットの縦断側面図
【図5】パチンコ玉計数ユニットの横断面図
【図6】玉計数装置の玉通路を示す概略図
【図7】パチンコ玉の連続した通過状態で示す図6相当
【図8】玉計数装置のシャッタ構造を示す要部の斜視図
【図9】各センサの配置関係を示す模式図
【図10】玉計数装置の電気的構成を示す概略図
【図11】正常な検出状態を示すタイミングチャート
【図12】異常な検出状態を示すタイミングチャート
【符号の説明】
6はパチンコ玉計数ユニット、11は玉計数装置、17
aは第1の光電センサ(第1の検出手段)、17bは第
2の光電センサ(第2の検出手段)、17cは第3の光
電センサ(第3の検出手段)、18は磁気センサ(計数
用検出手段)、20は制御回路(玉計数手段、異常検出
手段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入されたパチンコ玉を整列させるため
    の玉通路を備えたパチンコ玉計数装置において、前記玉通路に沿って当該玉通路の中心位置に対して対称
    で且つパチンコ玉の直径より小さい所定距離離間した状
    態で配置され、通過するパチンコ玉を検出する第1及び
    第2の検出手段と、 前記第1及び第2の検出手段の検出状態に基づいて、通
    過するパチンコ玉の異常を検出する異常検出手段 とを備
    えたことを特徴とするパチンコ玉計数装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の検出手段が略同時に
    検出状態とならなかった場合は、異常と判断することを
    特徴とする請求項1記載のパチンコ玉計数装置。
  3. 【請求項3】 前記玉通路の入口部にパチンコ玉の通過
    を禁止する通過禁止手段を設け、 前記異常検出手段は、異常と判断したときは前記通過禁
    止手段を作動することを特徴とする請求項1または2
    載のパチンコ玉計数装置。
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