JP2944238B2 - 超電導体の形成方法および超電導素子 - Google Patents

超電導体の形成方法および超電導素子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、酸化物高温超電導材
料を用いた超電導体の形成方法および超電導素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超電導トランジスタとして、近接効果型
トランジスタが提案されている(西野他「超伝導トラン
ジスタ」応用物理第56巻第6号(1987)P752
〜756参照)。
【0003】これは、超電導体と常電導体を密着させる
と超電導体側から常電導体側へクーパー対がしみ出し
て、常電導体側へのしみだし距離程度の薄い層に超電導
を誘発する近接効果を利用したものである。すなわち、
常電導膜Nを超電導膜Sで挟んだSNS接合で、Nの膜
厚がしみ出し距離程度であると、近接効果のためにクー
パー対がS膜間を行き来できるようになる。しみ出し距
離は、常電導体内のコヒーレンス長さに相当する量で、
温度の低下とともに大きくなり、また自由電子の濃度が
大きくなるにつれて増大する。
【0004】金属の自由電子濃度を変えるのは難しい
が、半導体を用いると半導体の電流を運ぶキャリアを電
場によって接合部に引き寄せて接合部でのキャリア濃度
を電界効果トランジスタのように変えることができる。
【0005】近接効果型トランジスタは、この半導体を
用いたものであり、図13に示すように、シリコン単結
晶板21上に、ソース電極22とドレイン電極23を形
成するとともにシリコン単結晶板21の下面にゲート電
極24を形成するものであり、各電極22、23、24
を鉛合金の超電導体にて構成するものである。図中、2
5、26、27は絶縁膜である。
【0006】又、他の従来例としてトンネル注入型超電
導トランジスタが提案されている。このトンネル注入型
超電導トランジスタの概念構造は、例えば、IEEE
TRANSACTIONS ON MAGNETIC
S.VOL.MAG−21,N0.2,MAR.198
5「A NEW SUPERCONDUCTING B
ASE TRANSISTOR」P.721〜724、
あるいは同誌VOL.MAG−19,NO.3,MA
Y.1983「QUITERON」P.1203〜12
95に示されている。すなわち、図14に示すように、
半導体からなるコレクタ領域31と、コレクタ領域31
に接した超電導体からなるベース領域32と、このベー
ス領域32にトンネル現象が起こり得る極めて薄い絶縁
層33を介して設けられた超電導体からなるエミッタ領
域34とから構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近接効果型トランジス
タを製造するには、半導体と超電導体の積層化が必要で
あり、前述の従来例においては、半導体としてシリコン
単結晶板を用いるとともに、超電導体として鉛合金を用
いており、鉛合金超電導体の臨界温度が低いことから使
用温度を低くする必要がある。このため、超電導体とし
て、相対的に臨界温度が高い高温酸化物超電導体を用い
ることが望まれる。この高温酸化物超電導体を超電導素
子として用いる場合には、基板上に超電導薄膜を形成し
て使用され、基板としては通常SrTiO3 単結晶、M
gO単結晶が用いられる。そこで、この単結晶基板とし
て、従来例に用いたシリコン単結晶板を用いることが考
えられる。
【0008】ところがシリコン単結晶板上に酸化物超電
導薄膜を形成する場合には、両結晶体の格子定数の不一
致等から良質の超電導薄膜が得られない。また、トンネ
ル注入型超電導トランジスタにあっては、その概念構造
が提案されているものの、トランジスタ動作をする具体
的構造の提案は未だなされていない。
【0009】この発明は、単結晶体上に良質な酸化物超
電導薄膜を形成するとともにその単結晶体と酸化物超電
導薄膜との界面が良好である超電導体の形成方法および
超電導素子を提供することをその課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明による超電導体
形成方法は、BSCCO単結晶体上にCa−F膜を形成
し、アニールすることによりBSCCO超電導領域を形
成する超電導体形成方法であって、前記Ca−F膜層の
膜厚を0.1μm〜3μmとしたことを特徴とする。
又、上記アニールはアニール温度を840〜880℃と
することが好ましい。さらに好ましくは、アニール温度
を860〜870℃、アニール時間を20〜45時間と
することがよい。
【0011】この発明による超電導素子は、この発明に
よる超電導体形成方法によってBSCCO単結晶体中に
得られるBSCCO超電導領域を備えていることを特徴
とする。
【0012】
【作用】BSCO(Bi2Sr2Cu2x)単結晶体、即
ちBi系の2201相が、BSCCO(Bi2Sr2Ca
CuOx)超電導体、即ちBi系の2212相超電導体
となるにはCaを不足しており、BSCO単結晶体に適
度なCaを有する化合物によってCaを均一に導入する
必要がある。
【0013】BSCO単結晶体上にCa−F膜を形成
し、アニールすることによつて、CaがBSCOに拡散
され、BSCCO超電導領域が形成される。Ca−F膜
のFについては、700℃以上の温度でFは離脱し、B
SCCO超電導領域への悪影響は見られない。
【0014】Ca−F膜の膜厚が特に薄い場合において
も、極表面にBSCCO超電導領域は形成されていると
考えられるが、現実にX線回折による解折や抵抗温度特
性による測定で確認できるためには、Ca−F膜層の膜
厚を0.1μm〜3μmとすることがが必要である。実
際に抵抗零の超電導領域を含むデバイスを実デバイス的
サイズで得るために、また、実用的な電流密度を流しう
るための超電導領域を作製するために、上記Ca−F膜
層の膜厚の範囲が決定された。
【0015】既に、本出願人は、BSCO単結晶ではな
く、BSCO非晶質膜を用いてCaを導入する技術につ
いて特許出願しているが、そこでのアニール温度とアニ
ール時間は本発明のアニール条件と大きく異なってい
る。非晶質のBSCO膜の場合は、アニール時間は3時
間と比較的短く、BSCO単結晶の場合には10〜60
時間と長時間が必要である。非晶質のBSCO膜の場合
には、Caは短時間で導入されるが、単結晶ではCaと
の反応に長時間が必要であるからである。
【0016】
【実施例】(第1実施例)
【0017】図1は、この発明の第1実施例を示すプロ
セス図である。
【0018】この例では、Bi−Sr−Cu−O(BS
CO)単結晶1にCaF膜2、3を形成し、アニールす
ることでBSCCO超電導領域5、6を得ている。
【0019】すなわち、まず、Bi−Sr−Cu−O単
結晶1を次のように作製する。
【0020】Bi2 3 (99.99%)、SrCO3
(99.99%)、CuO(99.99%)の粉末をB
i:Sr:Cu=1:1:1の割合で混合してアルミナ
ボートに入れ、1020℃で2時間溶解し、この後80
0℃まで2℃/hで徐冷する。その後、室温まで自然徐
冷を行う。
【0021】ここで、Bi:Sr:Cuの比率は、
(1:1:1)〜(1:1:3)においても、同じくB
SCOの単結晶が得られるが、1:1:1において最も
大きな寸法の単結晶が得られる。また、溶解温度は、9
50℃以上であればほぼ同じものが得られる。さらに、
徐冷温度は、3℃/hより遅ければ良い。
【0022】 このようにして得られたインゴットを劈
開し、略縦4mm、横3mm、厚み0.2mmのマイカ
状の単結晶を取り出す。これをX線回折によって構造を
調べると、BSCO(2201相)の単結晶であること
が確認された。
【0023】次に、得られた単結晶1の上に、図1
(a)に示すようにCa−F膜2、3を形成する。この
例では、Ca−F膜2、3を電子ビーム蒸着法により形
成した。その条件は、基板温度を100〜300℃と
し、ソース源としてCaF2 を用い、電子ビーム加速電
圧を4kV、電子ビーム電流を1mAとし、成膜速度は
10Å/secであり、Ca−F膜2、3の膜厚を10
nm〜10μmした。このようにして得られたCa−F
膜2、3は、ICP分析によって、CaF2 であること
が確認された。
【0024】次に、図1(b)に示すように、Ca−F
膜2、3が形成された単結晶1を熱処理することによ
り、図1(c)に示すようなBSCCO超電導領域5、
6を形成した。
【0025】BSCCO超電導領域5、6の抵抗温度特
性を調べ、Ca−F膜2、3の膜厚の影響を調べた。図
2に限界温度のCa−F膜厚依存性を示す。Tc(on
set)およびTc(endpoint)を合わせて示
している。Ca−F膜2、3の膜厚が0.07μm〜5
μmのときに超電導特性が見られるが、0.08μmか
ら4μmのときにTc(onset)が得られた。0.
1μmから3μmのときに80K以上のTc(onse
t)が得られた。また、80K以上のTc(endpo
int)は、0.15μmから2μmにおいて得られ
た。
【0026】BSCCO超電導領域5、6が得られるア
ニール条件を図3に示す。この図3には、X線回折によ
って2212相を確認できる条件と、抵抗温度特性から
Tc(endpoint)が80K以上を確認できるア
ニール条件が示されている。アニール温度840〜88
0℃、アニール時間10〜60hにおいて、2212相
の形成ができることを、また、アニール温度860〜8
70℃、アニール時間20〜45hにおいて、電流を十
分流せるような均一につながった2212超電導領域が
得られるのがわかる。
【0027】図4に、BSCO単結晶上に膜厚0.3μ
mのCa−F膜を形成し、アニール温度870℃、アニ
ール時間30hでアニールした超電導領域のX線回折パ
ターンを示す。Sで示したピークは2201単結晶の回
折パターンを、Lで示したピークは2212単結晶の回
折パターンを示している。(00l(英小文字のエ
ル))面からのピークだけが見られ、2201単結晶の
C軸と同じく、C軸に沿って強く配向していることがわ
かる。
【0028】図5に、BSCO単結晶上に膜厚0.3μ
mのCa−F膜を形成し、アニール温度870℃、アニ
ール時間30hでアニールした超電導領域の抵抗温度特
性を示す。
【0029】シャープな2212相の超電導転移が起こ
っており、Tc(endpoint)は85Kが得られ
た。これにより、良質なBSCCO超電導領域が得られ
ていることがわかる。
【0030】(第2実施例)この実施例は、第1実施例
で得られる超電導体と半導体の接合を利用して、超電導
ベーストランジスタを形成するものである。
【0031】図6〜図8は、超電導ベーストランジスタ
の製造工程を示す断面図である。図6は第1実施例と同
様の方法でBi−Sr−Cu−O(BSCO)単結晶体
1上に1箇所だけ膜厚0.3μmのCa−F薄膜2を形
成し、アニール温度870℃、アニール時間30hでア
ニールすることにより、超電導領域5が一部に形成され
た単結晶体1を示す。
【0032】この単結晶体1の表面をArイオンエッチ
ングで軽くエッチングした後、図7に示すように絶縁膜
7としてMgO膜をリフトオフ法により40〜80Å形
成する。Arイオンエッチングはアルゴンガスを10s
ccm、酸素ガスを17sccm供給して圧力3.4×
10-4Torrの下で、加速電圧を200V、供給電流
1.2mAとして行う。
【0033】 その後、図8に示すように、この絶縁膜
7の上に、エミッタ電極となるBi−Sr−Ca−Cu
−O(BSCCO)超電導体8とベース電極となるBi
−Sr−Ca−Cu−O(BSCCO)超電導体9をR
Fスパッタリング法により形成する。このRFスパッタ
リングは、Bi2.3Sr2Cu3.5xの焼結ターゲットを
用い、ベルジャ内に純度99.9995%のアルゴンガ
スと純度99.999%の酸素ガスを比1:1の割合で
8×10-3Torrの圧力で供給するとともに単結晶体
1および絶縁膜7を600℃として、スパッタ成膜速度
を1Å/secとした。
【0034】また、母体となる単結晶体1の裏面にコレ
クタ電極となる金属膜10を設ける。この金属膜10と
しては、Au、Ag、Pt、Cr等を用いることがで
き、この実施例ではAu膜を抵抗加熱法により1μmの
厚みに形成する。
【0035】このようにして、超電導ベーストランジス
タが構成され、エミツタ電極であるBi−Sr−Ca−
Cu−O(BSCCO)超電導体8とベース電極である
Bi−Sr−Ca−Cu−O(BSCCO)超電導体9
とは、超電導体/絶縁体/超電導体を構成し、コレクタ
であるBi−Sr−Cu−O(BSCO)単結晶体1が
ベース電極であるBSCCO超電導体9に接合されてい
る。したがって、エミツタから準粒子がベースに注入さ
れ、コレクタから引き出されることになり、トランジス
タ動作が行われることになる。
【0036】(第3実施例)この実施例は第1実施例で
得られる超電導体と半導体の接合を利用して、超電導電
界効果型トランジスタ(FET)を形成するものであ
る。
【0037】図9〜図12は、超電導FETの製造工程
を示す断面図である。図9は、第1実施例と同様にBi
−Sr−Cu−O(BSCO)単結晶体1上に2箇所分
離してCa−F薄膜2、3を形成した状態を示す。Bi
−Sr−Cu−O単結晶体1は第1実施例で得たものと
同じである。Ca−F薄膜2、3の形成方法は第1実施
例と同じであるが、膜厚は0.1〜0.2μmとし、両
薄膜2、3をその微小間隔が0.1〜2.0μmになる
ように微細にパターニングする。また熱処理条件は、一
方のCa−F薄膜2からの元素Caが取り込まれて形成
されるBi−Sr−Ca−Cu−O超電導領域5と、他
方のCa−F薄膜3からの元素Caが取り込まれて形成
されるBi−Sr−Ca−Cu−O(BSCCO)超電
導領域6とが単結晶体1内でつながる条件の一歩手前の
条件を求める必要がある。この実施例では、Ca−F薄
膜2、3の膜厚を0.2μm、両薄膜2、3の微小間隔
2μmとし、熱処理条件を860℃で10時間として、
図10に示すBi−Sr−Ca−Cu−O超電導領域
5、6を形成した。
【0038】この超電導領域5と6を有する単結晶体1
の表面をArイオンエッチングで前述と同様に軽くエッ
チングした後、図11に示すように絶縁膜12としての
MgO膜を電子ビーム蒸着法を用いてリフトオフ法によ
り2000〜8000Å形成する。また、ゲート絶縁膜
となる絶縁膜13としてのMgO膜を新たに同じく電子
ビーム蒸着法を用いてリフトオフ法により30〜150
Å形成する。
【0039】次に、ソース、ドレインおよびゲートとな
る各電極を、図12に示すようにAu,Pt、Tiまた
はAg等で形成する。この実施例ではAuを蒸着により
ソース電極14、ドレイン電極15及びゲート電極16
を形成した。両超電導領域5と6の間のチャンネル部1
7はBi−Sr−Cu−Oの単結晶であり、ソース電極
14およびドレイン電極15はBi−Sr−Ca−Cu
−O超電導領域5、6に設けられているので、全体とし
てFETの動作をする。
【0040】Bi系超電導体のコヒーレンス長は比較的
短いが、c軸方向よりab軸方向のコヒーレンス長が長
いため、このFETはab軸方向のキャリアの移動を利
用することができる。また、同一組成系で形成されるた
め、Bi−Sr−Cu−O単結晶体1およびBi−Sr
−Ca−Cu−O超電導領域10、11との界面が良好
である。さらに、Ca−F薄膜5、6からの元素Caの
Bi−Sr−Cu−0単結晶体1内の横方向の拡散を利
用することができるので、ソースとドレインの間隔をパ
ターニングすることよりも微細に制御することができ
る。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、BSCO単結晶表面
に適した量のCaを導入でき、良質のBSCCO超電導
領域が形成できる。最適のアニール条件により表面平坦
性が良く、BSCCO超電導領域が均等につながった形
で得られる。
【0042】また、単結晶体と超電導体が同一組成系で
形成されるためそれぞれの界面を良好にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例による超電導体形成方法
を示す工程図である。
【図2】臨界温度のCa−F膜厚依存性を示すグラフで
ある。
【図3】BSCCO超電導領域が得られるアニール条件
を示すグラフである。
【図4】BSCCO超電導領域のX線回折パターンを示
すグラフである。
【図5】Caが拡散された領域の抵抗温度特性を示すグ
ラフである。
【図6】この発明の第2実施例による超電導ベーストラ
ンジスタの製造工程を示す工程図である。
【図7】この発明の第2実施例による超電導ベーストラ
ンジスタの製造工程を示す工程図である。
【図8】この発明の第2実施例による超電導ベーストラ
ンジスタの製造工程を示す工程図である。
【図9】この発明の第3実施例による超電導FETの製
造工程を示す工程図である。
【図10】この発明の第3実施例による超電導FETの
製造工程を示す工程図である。
【図11】この発明の第3実施例による超電導FETの
製造工程を示す工程図である。
【図12】この発明の第3実施例による超電導FETの
製造工程を示す工程図である。
【図13】従来の超電導トランジスタを示す断面図であ
る。
【図14】従来の超電導トランジスタを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 BSCO単結晶体 2 Ca−F膜 3 Ca−F膜 4 BSCCO超電導領域 5 BSCCO超電導領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−194668(JP,A) 特開 平2−259078(JP,A) 特開 平2−194569(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 39/22 H01L 39/24 H01L 39/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 BSCO単結晶体上にCa−F膜を形成
    し、アニールすることによりBSCCO超電導領域を形
    成する超電導体の形成方法であって、前記Ca−F膜層
    の膜厚を0.1μm〜3μmとしたことを特徴とする超
    電導体の形成方法。
  2. 【請求項2】 アニール温度を840〜880℃とする
    ことを特徴とする請求項1記載の超電導体の形成方法。
  3. 【請求項3】 アニール温度を860〜870℃、アニ
    ール時間を20〜45時間とすることを特徴とする請求
    項1記載の超電導体の形成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかによって、
    BSCO単結晶体中に得られるBSCCO超電導領域を
    備えた超電導素子。
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