JP2944096B2 - 管路内への電気ケーブル等長尺体の同時通線工法および通線用プラスチックパイプ - Google Patents

管路内への電気ケーブル等長尺体の同時通線工法および通線用プラスチックパイプ

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泰 岩泉
睦男 杉山
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電気ケーブル、通信ケーブルといった電
気ケーブル等の撚合せ可能な長尺体と、将来通信用光フ
ァイバケーブルを通線するための空のプラスチックパイ
プとを、管路内に同時通線するための管路内への電気ケ
ーブル等長尺体の同時通線工法および通線用プラスチッ
クパイプに関する。
[従来の技術] すでに電気ケーブルが引き入れられている地中埋設管
路内の残された空間に、後から追加して電力ケーブル、
通信ケーブル等の電気ケーブルや通信用光フアイバケー
ブルを引き入れる必要がしばしば生じている。このよう
な場合、まだ何も引き入れられていない管路内に最初に
電気ケーブルを引き入れるのと同様に、まず管路内の残
されている空間に通線用ロープを引き入れ、これに引き
入れるべき電気ケーブルや通信用光フアイバケーブルな
どの長尺体を連結して上記通線用ロープを引張ることに
より引き入れ、通線を行っている。
このような通線工法では、すでに引き入れられている
長尺体が単心電力ケーブル3条を撚合せたいわゆるトリ
プレツクスタイプケーブルである場合に、管路内の残さ
れた空間に通線用ロープを走行させると、通線用ロープ
は、上記ケーブルに比べて遥かに細いが故に、ケーブル
の撚りに沿って移行しやすく、管路内面とケーブル外面
との間の次第に狭まって接する空間に落ち込み、ついに
はそこに食い込んで走行できなくなることがある。
このために、第3図(イ)、(ロ)に示されるよう
に、管路1内に最初に電気ケーブル2を通線する際に、
空のまたは通線用ロープが予め挿通されたプラスチツク
パイプ31を上記電気ケーブル2と同時に管路1内に引き
入れ、あとからこのパイプ31内に例えば通信用光フアイ
バケーブルを通線することが行なわれている。
[発明が解決しようとする課題] 第3図に示されるように、管路1内にプラスチツクパ
イプ31と同時に引き入れられる電気ケーブル2が単心ケ
ーブル3条を撚合せたトリプレツクスタイプケーブルで
ある場合、それが引っ張られて走行させられると、ケー
ブル2が伸ばされるような力が作用して、3心の撚りが
戻る方向に、すなわち第3図(ロ)における矢印Aの方
向にケーブル2は回転する。一方、パイプ31は、ケーブ
ル2に比べて重量が小さい故に、第3図(ロ)に示され
るように、ケーブル2の上部に位置して走行するが、管
路1の内面とケーブル2の外面が次第に狭まって接する
部分の空間に位置して走行しやすく、このようなケーブ
ル2とパイプ31との位置関係にあつてケーブル2が矢印
A方向に回転すると、パイプ31は、ケーブル2の撚合せ
間隙と管路1の内面との間に狭まれる形となつて押し潰
されたり、あるいはケーブル2の回転と共に回転して、
パイプ31の上にケーブル2が乗り上がつてパイプ31を押
し潰し、さらには、それ以上回転してケーブル2とパイ
プ31とが撚合された形となつたりすることがある。
このような状態にパイプ31が引き入れられてしまう
と、あとでその中に、例えば光フアイバケーブルを通線
しようとしても、パイプ31が潰されていたり、ケーブル
2と一緒に撚合されて、パイプ31内の通路が曲線となつ
て、通線できなくなる。
[課題を解決するための手段] 上記課題に鑑みてなされた第1の発明は、管路内に、
将来光ファイバケーブルが通線されるプラスチックパイ
プを、電気ケーブル等の撚合された長尺体と同時に通線
する工法において、上記プラスチックパイプの外周に、
その長さ方向に間隔を置いて、スペーサを取り付け、こ
のスペーサ付きのプラスチックパイプと上記長尺体とを
互いに拘束すること無く同時に管路内に通線することを
特徴とする管路内への長尺体の同時通線工法である。
また、第2の発明は、将来光ファイバケーブルが通線
される通線用プラスチックパイプに係り、特に、長さ方
向に間隔を置いて、外周にスペーサが取り付けられ、他
の撚合された長尺体と一緒に管路内に通線される通線用
プラスチックパイプにおいて、上記長さ方向からみたス
ペーサの断面形状はほぼ三日月形をなし、このスペーサ
の内側の円弧は、同時に通線される他の長尺体の外接円
の円弧にほぼ同じであることを特徴とする通線用プラス
チックパイプである。
[作用] 上記第1の発明の通線工法では、プラスチックパイプ
の外周にスペーサを取り付けて実質外径を大きくして、
他の撚合された長尺体と同時に管路内に通線するように
したので、スペーサを取り付けたプラスチックパイプ
は、局部的に他の長尺体の撚りに沿う部分があっても、
その長尺体の外面と管路内面との間の次第に挟まる空間
部分まで落ち込むことが、スペーサによって妨げられ
る。
第2の発明の通線用プラスチックパイプでは、当該通
線用プラスチックパイプに取り付けられるスペーサをほ
ぼ三日月形断面とし、その内側の円弧を他の撚合された
長尺体の外接円の円弧とほぼ同じくしたので、他の長尺
体は上記内側の円弧内で自由に回転される。
[実施例] つぎに第1図を参照してこの発明の管路への電気ケー
ブル等長尺体の同時通線工法および通線用プラスチック
パイプを説明する。図中、第3図と共通する部分は同一
の符号で示している。1は管路、2はその中に引き入れ
られた長尺体としての電気ケーブルで、ここでは3心が
撚合されたいわゆるトリプレツクスタイプケーブルが示
されている。11は、通線用プラスチックパイプであり、
ここではプラスチックパイプ12の外周に、長さ方向に間
隔を置いて、スペーサ13が取り付けられたスペーサ付き
プラスチックパイプが示されている。このスペーサ付き
パイプ11は上記電気ケーブル2と同時に管路1内に引き
入れられたものである。ここで、スペーサの外径は、第
1図(ロ)に示すように、3心が俵積みの状態に位置し
たときに、プラスチツクパイプ12が管路1の内面と3心
の撚合せ間隙との間の空間に落ち込まない程度の大きさ
とすることが望ましい。
いま、上記電気ケーブル2とスペーサ付きプラスチツ
クパイプ11が同時に管路1内に引き込まれつつあるとす
ると、電気ケーブル2は走行のために引っ張られること
により、第1図(ロ)の矢印Aで示されるように3心の
撚りが戻されるが、パイプ11のスペーサ13は、管路1の
内面と電気ケーブル2の3心の撚合せ間隙との間に落ち
込まない程度の大きさにしてあるので、ケーブル2の回
転によつても、そこに引きずりこまれることはない。
第2図には、もう1つの発明の通線用プラスチックパ
イプの実施例が示されている。1は管路、2はその中に
引き入れられた3心撚合せケーブル、21は同じく管路1
内に引き入れられた通線用プラスチックパイプで、22は
その中のプラスチツクパイプ、23はその外周に、長さ方
向に間隔を置いて、取り付けられた断面ほぼ三日月形の
スペーサで、その内側の円弧24は上記ケーブル2の外接
円の円弧とほぼ同じものである。このように構成されて
いるので、電気ケーブル2が引っ張られて、その撚り戻
りのために回転しても、スペーサ23の内側の円弧24の中
でケーブル2が回転することになり、その回転にスペー
サ23が巻き込まれることはない。
なお、上記説明では、プラスチックパイプと、これと
同時通線される長尺体としての電気ケーブルとの間の重
量が異なる例を挙げたが、これに限定されず、断面形状
の異なる場合にも適用できる。さらに、管路1内に電気
ケーブル2と同時に通線されるプラスチックパイプは、
2条またはそれ以上の本数であっても良く、第2図に示
された実施例では1個のスペーサ23に1条のプラスチッ
クパイプ22が存在する場合を示したが、1個のスペーサ
に2条またはそれ以上のパイプが取り付けられてもよ
い。
[発明の効果] この発明の管路内への長尺体の同時通線工法によれ
ば、電気ケーブル等の撚合された長尺体と、この長尺体
よりも重量や断面形状が小さいプラスチックパイプと
を、互いに結束しないで同時に管路内に通線するに際し
て、プラスチックパイプは、その長さ方向に間隔を置い
て外周に取り付けたスペーサによって、実質的に外径を
大きくしてあるので、それが上記長尺体外面と管路内面
との間の次第に挟まって接するに至る空間に落ち込むこ
とが妨げられる。したがって、上記長尺体が引っ張りに
よって回転されても、スペーサを取り付けたプラスチッ
クパイプはそれに巻き込まれて潰されたり、一緒に撚合
されたりすることはない。
もう一つの発明である通線用プラスチックパイプによ
れば、この通線用プラスチックパイプに取り付けられた
スペーサは、断面形状がほぼ三日月形とされ、その内側
の円弧は、同時に通線される他の長尺体の外接円の円弧
にほぼ等しくしてあるので、この通線用プラスチックパ
イプと結束しないで同時に通線される例えば3心撚合せ
ケーブルが引っ張りによって回転されても、3心撚合わ
せケーブルは、上記スペーサの内側の円弧内にて回転さ
れるので、通線用プラスチックパイプが3心撚合わせケ
ーブルの回転に巻き込まれることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の管路内への電気ケーブル等長尺体の
同時通線工法によつて長尺体が通線された管路の構造の
実施例を示し、その図(イ)は管路のみを断面にした側
面図、図(ロ)はその正面断面図、第2図はもう1つの
実施例を示す正面断面図、第3図(イ)および(ロ)は
従来の同時通線工法によつて長尺体が通線された管路の
構造の実施例を示す管路のみを断面にした側面図および
正面断面図である。 1;管路、2;電気ケーブル、11,21;通線用プラスチックパ
イプ(スペーサ付きプラスチックパイプ)、12,22;プラ
スチックパイプ、13,23;スペーサ
フロントページの続き (72)発明者 飯沼 順二 宮城県仙台市一番町3丁目7番1号 東 北電力株式会社内 (72)発明者 佐々木 雄一 宮城県仙台市一番町3丁目7番1号 東 北電力株式会社内 (72)発明者 加治 功 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)発明者 小野 幹幸 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)発明者 置鮎 隆一 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)発明者 吉田 昭太郎 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)発明者 大西 晃史 東京都江東区木場1丁目5番1号 藤倉 電線株式会社内 (72)発明者 岩泉 泰 宮城県仙台市一番町2丁目3番22号 藤 倉電線株式会社仙台支店内 (72)発明者 杉山 睦男 神奈川県横浜市鶴見区東寺尾6丁目7番 15号 扇矢工事株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−70184(JP,A) 実公 昭48−40785(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管路内に、将来光ファイバケーブルが通線
    されるプラスチックパイプを、電気ケーブル等の撚合さ
    れた長尺体と同時に通線する工法において、上記プラス
    チックパイプの外周に、その長さ方向に間隔を置いて、
    スペーサを取り付け、このスペーサ付きのプラスチック
    パイプと上記長尺体とを互いに拘束すること無く同時に
    管路内に通線することを特徴とする管路内への長尺体の
    同時通線工法。
  2. 【請求項2】将来光ファイバケーブルが通線される通線
    用プラスチックパイプに係り、特に長さ方向に間隔を置
    いて、外周にスペーサが取り付けられ、他の撚合された
    長尺体と一緒に管路内に通線される通線用プラスチック
    パイプにおいて、上記長さ方向からみたスペーサの断面
    形状はほぼ三日月形をなし、このスペーサの内側の円弧
    は、同時に通線される他の長尺体の外接円の円弧にほぼ
    同じであることを特徴とする通線用プラスチックパイ
    プ。
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JPS5670184A (en) * 1979-11-12 1981-06-11 Nippon Telegraph & Telephone One pipeline multirow laying method

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