JP2943088B2 - 地中排ガス処理装置を有する地下駐車場 - Google Patents
地中排ガス処理装置を有する地下駐車場Info
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- JP2943088B2 JP2943088B2 JP3262104A JP26210491A JP2943088B2 JP 2943088 B2 JP2943088 B2 JP 2943088B2 JP 3262104 A JP3262104 A JP 3262104A JP 26210491 A JP26210491 A JP 26210491A JP 2943088 B2 JP2943088 B2 JP 2943088B2
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- Japan
- Prior art keywords
- parking lot
- exhaust gas
- underground
- soil layer
- underground parking
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24F—AIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
- F24F8/00—Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying
- F24F8/10—Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying by separation, e.g. by filtering
- F24F8/175—Treatment, e.g. purification, of air supplied to human living or working spaces otherwise than by heating, cooling, humidifying or drying by separation, e.g. by filtering using biological materials, plants or microorganisms
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は駐車場内に発生した自動
車排ガスの処理装置を有する地下駐車場に係るものであ
る。
車排ガスの処理装置を有する地下駐車場に係るものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】最近都心等では駐車場不足のために、公
園や建物の地下等に駐車場を建設するケースが増大して
いる。地下駐車場等の中では、自動車のアイドリング、
走行等に伴って自動車排ガスによって空気が汚染されて
いる。これらの汚染空気は窒素酸化物、炭水化物、ばい
塵等の汚染物質を多量に含んでいて、前記汚染空気の浄
化方法として一般に強制換気によって新鮮空気を導入す
る方法が採用されている。
園や建物の地下等に駐車場を建設するケースが増大して
いる。地下駐車場等の中では、自動車のアイドリング、
走行等に伴って自動車排ガスによって空気が汚染されて
いる。これらの汚染空気は窒素酸化物、炭水化物、ばい
塵等の汚染物質を多量に含んでいて、前記汚染空気の浄
化方法として一般に強制換気によって新鮮空気を導入す
る方法が採用されている。
【０００３】換気によって排出される自動車排ガスによ
って汚染された空気は、未処理のまま外部環境に放出さ
れることが多いが、処理する場合は白金等の触媒を使用
する方法、及びアルカリ液洗浄法等が用いられる。
って汚染された空気は、未処理のまま外部環境に放出さ
れることが多いが、処理する場合は白金等の触媒を使用
する方法、及びアルカリ液洗浄法等が用いられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら地下駐車
場の汚染空気を未処理のまま放出する場合、周辺大気環
境を悪化させる原因となる。また、触媒及びアルカリ液
洗浄法等は大掛りな装置を必要とし、劣化した触媒の交
換、アルカリ液の処理等の維持管理が容易でなく、コス
トが嵩む。
場の汚染空気を未処理のまま放出する場合、周辺大気環
境を悪化させる原因となる。また、触媒及びアルカリ液
洗浄法等は大掛りな装置を必要とし、劣化した触媒の交
換、アルカリ液の処理等の維持管理が容易でなく、コス
トが嵩む。
【０００５】本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑
みて提案されたもので、その目的とする処は、地下駐車
場において発生する自動車の排ガスにより汚染された空
気を、低コストで効果的に浄化しうる地下排ガス処理装
置を有する地下駐車場を提供する点にある。
みて提案されたもので、その目的とする処は、地下駐車
場において発生する自動車の排ガスにより汚染された空
気を、低コストで効果的に浄化しうる地下排ガス処理装
置を有する地下駐車場を提供する点にある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る地中排ガス処理装置を有する地下駐車
場は、地下駐車場の上部に土壌層を重層し、前記駐車場
内に発生した自動車排ガスによる汚染空気を、前記土壌
層を通過せしめるように構成されている。
め、本発明に係る地中排ガス処理装置を有する地下駐車
場は、地下駐車場の上部に土壌層を重層し、前記駐車場
内に発生した自動車排ガスによる汚染空気を、前記土壌
層を通過せしめるように構成されている。
【０００７】
【作用】本発明に係る地下駐車場は前記したように構成
されているので、駐車場内において発生する自動車の排
ガスによって汚染された空気は、地下駐車場の上部に重
層された土壌層を通過する際、土壌によって各種ガスが
吸着され、土壌微生物による分解作用により、有機物等
は二酸化炭素及び水等に分解されることによって前記汚
染空気が浄化される。
されているので、駐車場内において発生する自動車の排
ガスによって汚染された空気は、地下駐車場の上部に重
層された土壌層を通過する際、土壌によって各種ガスが
吸着され、土壌微生物による分解作用により、有機物等
は二酸化炭素及び水等に分解されることによって前記汚
染空気が浄化される。
【０００８】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。１は地下駐車場、２は同駐車場１に対する自動車昇
降機で、前記駐車場１の上部に汚染空気加圧部３を構成
する二重床を介して土壌層４が重層されていて、前記汚
染空気加圧部３には排ガス供給ポンプ５が配設されてい
る。
る。１は地下駐車場、２は同駐車場１に対する自動車昇
降機で、前記駐車場１の上部に汚染空気加圧部３を構成
する二重床を介して土壌層４が重層されていて、前記汚
染空気加圧部３には排ガス供給ポンプ５が配設されてい
る。
【０００９】図中６は前記汚染空気加圧部３の下部に配
設された天井コンクリート部材で、同部材３に排ガス供
給ポンプ５の吸込管が貫通している。また前記汚染空気
加圧部３の上部に配設された多孔質の土壌層保持部材６
上に礫７を介して前記土壌層４が支持され、同土壌層４
には適度に散水されている。図示の実施例は前記したよ
うに構成されているので、地下駐車場１内における、自
動車８のアイドリング、走行等に伴って発生する排ガス
によって汚染された空気は、排ガス供給ポンプ５によっ
て矢印ａに示す如く汚染空気加圧部３に供給され、同部
３において加圧され、土壌層保持部材６、礫７を経て土
壌層４を通過し、この間に土壌層４による各ガスの吸着
作用、及び土壌微生物による分解作用により有機物等は
二酸化炭素及び水等に分解され、浄化空気ｂとして土壌
層４を通過する。
設された天井コンクリート部材で、同部材３に排ガス供
給ポンプ５の吸込管が貫通している。また前記汚染空気
加圧部３の上部に配設された多孔質の土壌層保持部材６
上に礫７を介して前記土壌層４が支持され、同土壌層４
には適度に散水されている。図示の実施例は前記したよ
うに構成されているので、地下駐車場１内における、自
動車８のアイドリング、走行等に伴って発生する排ガス
によって汚染された空気は、排ガス供給ポンプ５によっ
て矢印ａに示す如く汚染空気加圧部３に供給され、同部
３において加圧され、土壌層保持部材６、礫７を経て土
壌層４を通過し、この間に土壌層４による各ガスの吸着
作用、及び土壌微生物による分解作用により有機物等は
二酸化炭素及び水等に分解され、浄化空気ｂとして土壌
層４を通過する。
【００１０】なお前記土壌層４としては通常畑等で使用
される黒土が適用される。また土壌層４の表面は外観
上、芝生または草木による植栽９が施されるもので、芝
生を植えてグランドとして使用したり、植栽を施して公
園として利用できる。次に自動車排ガスにより汚染した
空気を土壌層４を通過させて処理した実験結果及び実験
条件を、下記表−１に示す。
される黒土が適用される。また土壌層４の表面は外観
上、芝生または草木による植栽９が施されるもので、芝
生を植えてグランドとして使用したり、植栽を施して公
園として利用できる。次に自動車排ガスにより汚染した
空気を土壌層４を通過させて処理した実験結果及び実験
条件を、下記表−１に示す。
【００１１】
【表１】
【００１２】実験条件 ．土壌通過に要する圧力；２０〜３０ｍｍ・ａｑ ．排ガス通気量；５リツトル／ｍ2 ・秒 ．排ガスの濃度；炭化水素 ２８０ｐｐｍ 二酸化窒素 １１０ｐｐｍ ばい塵 ９５ｍｇ／Ｎｍ3 なお本発明は都心部における公園、及び建物の地下駐車
場排ガス処理の他、ボイラー排ガス等各種排ガス処理に
適用される。
場排ガス処理の他、ボイラー排ガス等各種排ガス処理に
適用される。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、地下駐
車場の上部に土壌層を重層し、前記地下駐車場内に発生
した自動車排ガスによる汚染空気を、前記土壌層内を通
過せしめることによって、地下駐車場の自動車排ガスに
よる汚染空気を低コストで効果的に浄化することができ
る。
車場の上部に土壌層を重層し、前記地下駐車場内に発生
した自動車排ガスによる汚染空気を、前記土壌層内を通
過せしめることによって、地下駐車場の自動車排ガスに
よる汚染空気を低コストで効果的に浄化することができ
る。
【００１４】また前記土壌層の表面に芝生または草木に
よる植栽を施すことによって、同土壌層をグランド、公
園の一部として利用することができる。
よる植栽を施すことによって、同土壌層をグランド、公
園の一部として利用することができる。
【図１】本発明に係る地中排ガス処理装置を有する地下
駐車場の一実施例を示す縦断面図である。
駐車場の一実施例を示す縦断面図である。
【図２】図１の部分拡大図である。
１ 地下駐車場 ３ 汚染空気加圧部 ４ 土壌層 ５ 排ガス供給ポンプ ６ 土壌層保持部材 ９ 植栽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−205583（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−70539（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−125226（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) E04H 6/00 E04H 6/08 E04H 6/42 B01D 53/34 B01D 53/04
Claims (2)
- 【請求項１】 地下駐車場の上部に土壌層を重層し、前
記駐車場内に発生した自動車排ガスによる汚染空気を、
前記土壌層を通過せしめるように構成されたことを特徴
とする地中排ガス処理装置を有する地下駐車場。 - 【請求項２】 前記地下駐車場と土壌層との間に二重床
を介在せしめ、同二重床には前記駐車場内の自動車排ガ
ス供給ポンプを配設し、前記二重床の上部に透気性土壌
層保持部材を配設してなる請求項１記載の地中排ガス処
理装置を有する地下駐車場。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3262104A JP2943088B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 地中排ガス処理装置を有する地下駐車場 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3262104A JP2943088B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 地中排ガス処理装置を有する地下駐車場 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0598829A JPH0598829A (ja) | 1993-04-20 |
| JP2943088B2 true JP2943088B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=17371097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3262104A Expired - Lifetime JP2943088B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | 地中排ガス処理装置を有する地下駐車場 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2943088B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2941641B2 (ja) * | 1994-03-08 | 1999-08-25 | 株式会社フジタ | 空気浄化方法及び装置 |
| JP3172780B2 (ja) * | 1994-03-11 | 2001-06-04 | 鹿島建設株式会社 | 半地下式駐車場の施工法 |
| US5643795A (en) * | 1995-03-28 | 1997-07-01 | Fujita Corporation | Apparatus for purifying contaminated air |
| FR2945303A1 (fr) * | 2009-05-07 | 2010-11-12 | Canevaflor | Toiture vegetalisee avec dispositif de depollution |
| FR3081731B1 (fr) * | 2018-06-01 | 2020-10-02 | Jcdecaux Sa | Toit vegetalise depolluant |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP3262104A patent/JP2943088B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0598829A (ja) | 1993-04-20 |
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