JP3319575B2 - 排ガス処理装置 - Google Patents

排ガス処理装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用道路のトン
ネルの排ガス処理、とくに既設の道路のトンネル中の排
ガスの処理を行なう装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用道路のトンネル内には、自動車
の走行に伴って発生する煤煙を含む排ガスやタイヤ、路
面のアスファルトなどの摩耗粉塵などによって空気が汚
染され、自動車内の乗員や道路、トンネルの保守作業者
の健康に悪影響を与えると共に、トンネル内の視界を悪
化させて運転操作にも支障が生じるなどの弊害が発生す
るので、トンネル内の汚染した空気を換気しなければな
らない。この換気には自然換気と機械換気とがあって、
自然換気による空気の浄化の限界は、トンネルの幾何条
件、交通条件、気象条件などによって変動するが、経験
的には対面交通ではL×N=600が一つの目安として
考えられている。ただしここでLはトンネルの総延長距
離(km)、Nは時間交通量(台/h)を示す。一方向
交通の場合はL×N=2000まで自然換気が可能とさ
れ、それぞれこの限界値以上の条件では機械換気が必要
となり、土木構造的にバイパスを設定して吸引ポンプを
取り付け、気流を増勢してトンネル内の排ガスなどを速
やかにトンネル外へ排出する設定を原則としている。
【0003】従来の換気は排ガス中の固形分、たとえば
煤塵の除去が主な対象であり、電気集塵機を使用して排
ガス中の粉塵を取り除き大気中へ放出すれば目的を達し
たものと解釈されていたが、近年排ガス中に微量とはい
え含まれるNOxやSOxなどの拡散が人体に有害であ
ることが重視されるようにり、単に従来のような粉塵の
除去だけでは済まされない新たな環境汚染として注目を
集めるようになった。とくに排ガスの換気口やトンネル
の抗口など換気と入れ替えに放出されるガス濃度の高い
地点ではNOxなどの影響が憂慮される。
【0004】これに対してNOXの分解処理として幾つ
かの研究が実施され、たとえば活性化したゼオライトを
使用してNOxを吸着するアンモニア脱硝法、ゼオライ
ト系ペレット吸着剤でNOxを吸着し、次いで脱着され
たNOxをゼオライト系ペレット触媒で熱分解する接触
分解法、NOxを活性炭により酸化吸着し周期的に脱
着、濃縮して触媒接触還元反応によって分解する活性炭
法など、これらの技術が実用化されているが、処理装置
に必要なスペースが非常に大きく、かつエネルギーコス
トも嵩むので、大量の排ガスを処理する手段としては、
多くの問題点が提起されている。
【0005】近年、最も注目を集めるNOxの分解処理
装置として酸化チタンによる光触媒作用を利用した技術
がある。特開平3−233100号公報に示す従来技術
では、図5のように自動車用道路のトンネル101にお
いて、バイパストンネル102を設け、トンネル内の排
ガスを送風機103で電気集塵機104へ送気した後、
有毒ガス除去装置105を通して浄化し、清浄な空気を
送風機106で本線トンネル内に放出している。この有
毒ガス除去装置としては、二酸化チタンと活性炭の混合
物と、これに波長が300nm以上の光を照射する光源
からなることを特徴とする。電気集塵機と有毒ガスの分
解装置とを連結することによって、電気集塵機による粉
塵の除去と共にNOxなどの有害ガスの双方を取り除く
機能を具えた換気設備を実現することができると謳って
いる。その他、酸化チタン系の光触媒による独自の作用
を利用した従来技術として特開平6−315614号公
報や特開平8−10576号公報なども見出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】たとえば図5の従来技
術のようなバイパストンネルによる換気装置では、トン
ネル工事の最初から設計的に取り決め、本線トンネルの
付帯工事として必ず並行して施工しなければならない。
しかし既設のトンネルについては、改めてバイパストン
ネルを新たに掘削することは膨大な工事費が必要であ
り、土木構築的に換気処理設備を改善することはほとん
ど不可能に近い。したっがって従来の自然換気による
か、あるいはジェットファンをトンネル内の天井面に取
り付けて換気を増進していた程度の対応策では、全国無
数のトンネルに対して、NOxを含む有害ガスの除去を
可能とする抜本的な改善に繋がらないと言う課題があ
る。
【0007】また図5のように機械換気を設計段階から
設定し、バイパストンネルを併設した場合でも、酸化チ
タンの光触媒作用によるNOxの分解には、かなりの照
射時間が必要であり、その時間を確保するための大スペ
ースの処理装置をバイパス内に設置できるか容積的な制
約から見れば疑問も残る。本発明は以上の課題を解決す
るために既設、新設を問わず安価な工事費でNOxの除
去と粉塵などの固形物の除去に貢献する排ガス処理装置
の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の排ガス処理装置
は、自動車用道路のトンネル内で発生する排ガスを換気
処理する装置であって、基本的な要件は図1に示すよう
に、トンネル1の抗口11に連接したトンネル外で透明
の上面板21および距離を隔てた類似形の下面板22に
よってトンネル1の断面とほぼ同形の二重シェルタ2を
延設し、該二重シェルタ2内に上下の端部を交互に連通
する間隙を設けた多数の垂直板23を立設して、二重シ
ェルタ外端に設けた換気搭3へ連通する反応風路24を
形成し、前記垂直板23の側面にNOxを分解する光触
媒酸化チタン膜25を塗着すると共に、トンネル1内の
上部および下部からそれぞれ排ガスGを吸引する上部排
ガス回収装置4、および下部排ガス回収装置5で、吸引
した前記排ガスGを反応風路24へ給気している装置を
具えていることを構成上の特徴とする。
【0009】この構成は通常の排ガス処理装置とは異な
りトンネルの抗口に連接したトンネル外の通常の道路
を、たとえばアーチ形に跨ぐような二重シェルタを形成
する点が特徴であり、かつ、該二重シェルタ内では透明
な上面板を透過する太陽光線、とくに有効な紫外線によ
って通過する排ガスが照射を受け、垂直板に塗着した光
触媒酸化チタン膜の作用によって含まれるNOxの大部
分をNHO3に変換析出し、無害化した気体を大気中に
放出するから、従来、トンネルの抗口付近や排気口など
に集中していた排ガス中のNOxによる大気汚染の集中
が低減され、身体に悪影響を与える公害源を消滅する作
用がある。
【0010】光触媒酸化チタンによるNOxの分解作用
については、近来、急速に研究が進んでいるが、理想的
な配合条件であってもNOxの有効な分解には一定の照
射時間を確保することが最大の要件であり、この要件を
適用すべきNOxの発生現地の条件と如何にマッチング
させるかという点が分解効率を左右する最大の要素とな
る。たとえば図2はハイアルミナセメントによって酸化
チタンを固定した薄膜の場合、縦軸に窒素酸化物の濃度
(ppm)、横軸に照射時間をプロットして種々の二酸
化チタンの濃度による分解効率を反応時間との関係を表
わしたグラフであるが(村澤:2nd Int.Symp.on New
Trend in Photoelectrochemistry. Tokyo 1994)、二
酸化チタンの配合率が25重量%の場合で窒素酸化物の
濃度を10.00ppmから0.01ppmにまで落と
すのに必要な反応時間は、約20分間を要するという実
験報告が示されている。しかし、単なる排ガスの素通り
程度では酸化チタンの分解反応機能は決して満足できる
結果が得られないことも多くの実験であきらかとなって
いるが、本発明は前記構成によってNOxの分解に必要
な反応時間を確保できる具体的で実施可能な構成を、既
設のトンネルに構築し、課題を解決することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図3(A)、(B)は本発明の2
つの異なる実施形態を示す縦断正面図であり、図4
(A)は図3(A)におけるa−a矢視断面図、図4
(B)は同b−b矢視断面図、図4(C)は同c−c矢
視断面図をそれぞれ示す。これらの図において、二重シ
ェルタ2は透明な上面板21と不透明な下面板22とを
距離を隔てて二重に路面を被覆してアーチ形に形成し、
その中空部へ上下交互に連通する間隙を残して垂直板2
3を交互に立設して反応風路24とする。上面板21は
強化ガラス、アクリルあるいはプラスチックを材料と
し、下面板22は亜鉛鍍金を施した鋼板、またはステン
レス鋼板で製作する。垂直板23は透明な強化ガラス、
アクリル、プラスチックの中から適宜選べるが、好まし
くは透明アクリル板が推奨に価する。また、この実施形
態ではトンネルとほぼ同形のアーチ形(馬啼形)の二重
シェルタをトンネル外に延長した形で被冠した形態とし
たが、当然、その断面形状は矩形の門形でもよく、また
図1で示しているようにトンネルの抗口に横並びに隣接
しているときには、箱形を選ぶと経済的にも有利である
というように適宜トンネルや前後に繋がるトンネル外の
道路の地形に応じて最適の形状とすることが求められ
る。
【0012】光触媒酸化チタン膜25としては二酸化チ
タンと活性炭および鉄系酸化物を混合した塗膜を垂直板
23の両側面に塗着するが、その塗膜の膜厚は数ミクロ
ンの単位であり、NOxを含む排ガスと接触して二酸化
チタンの酸化活性を促す反応時間を確保するように流動
速度を調整しなければ有効な処理は期待できない。二酸
化チタンと活性炭およびその他の添加物の配合割合は、
種々の学会の報告や内外の論文から最適と思われる成分
を選ぶが、工事費の多寡に応じて考慮すれば少なくとも
20〜30分の反応時間によってNOxが分解するよう
反応風路内の滞留時間を設定する。
【0013】排ガス回収の具体的な構成を図に基づいて
例示すると、上部排ガス回収装置4は抗口11近くの天
井面12の下方に誘導天井板41を水平に架設して換気
ダクト42を形成し、該誘導天井板41の抗口11側に
吸引ポンプ43を介して電気集塵機6へ連接する実施形
態が望ましい。既設のトンネル1の内部に浮遊する排ガ
スGは、トンネルの天井面12近くに多数の細かい塵埃
を含み、ジェットファン44の作用によって抗口11の
方向に噴出し、トンネルの抗口11の上部に横架した誘
導天井板41によってトンネル内壁と誘導天井板41と
の間に換気ダクト42を形成しこの換気ダクト内へ上部
の排ガスを誘導し、吸引ポンプ43によって吸引して電
気集塵機6内へ給気する。該電気集塵機6内で細かい塵
埃を除去した後、排ガスGは反応風路24内へ誘導され
る。
【0014】図3(B)は本発明の別の実施形態を示す
縦断正面図であり、トンネルの天井面12に吊支したジ
ェットファン44の位置を除いて誘導天井板41Aをト
ンネルの全長に亘って取り付け、トンネルの天井面12
との管に吸引ポンプ43と繋がる通風ダクト45を形成
した構成で、特に長い距離のトンネルの上部排ガス処理
装置として適した形態である。
【0015】一方トンネル内の下部、すなわち路面近く
に浮遊する粗塵埃を含む下部排ガス回収装置5について
は、アーチ形に路面を被冠する二重シェルタ2の下半分
を区切って利用した形態が合理的であり経済的でもあ
る。すなわち、路面近くの両側面下方に開口する吸引室
51と吸引ポンプ52と除塵フィルタ53、およびその
上方の回帰ダクト54とを一体的に組合わせた回収ユニ
ット50を着脱自在に直列に配設し、前記の二重シェル
タの下半分として構成する方式が好ましい実施形態であ
る。排ガス作用は自動車の流れによる交通換気力やジェ
ットファン44の強制的な気流促進作用によって、トン
ネル外のアーチ状の延長部内にまで流動してきた後、二
重シェルタの側壁下部に設けた吸引室51から吸引ポン
プ52によって吸引され、該吸引室51の上部に設けた
除塵フィルタ53へ給気する。
【0016】排ガスは除塵フィルタ53を通過して粗塵
埃を取り除いた後、回帰ダクトへ入ってトンネルの抗口
11の方向へ逆進し、合流ダクト55から電気集塵機6
へ送気して微粉の塵埃を取り除き、同様に合流ダクト5
5から電気集塵機6へ誘導された上部排ガス回収装置4
から回収された排ガスと共に二重シェルタ2へ導入さ
れ、光触媒酸化チタン膜25の酸化、還元作用を受けて
含有するNOxなどを分解し、無害化して換気搭3から
大気中へ放散する。
【0017】望ましい実施形態としては吸引室51、吸
引ポンプ52、除塵フィルタ53、回帰ダクト54をそ
れぞれ組合わせて1セットの回収ユニット50を形成し
二重シェルタ2の両側の側面を形成するように二重シェ
ルタの全長に亘って並べる構成が挙げられる。これらの
回収ユニットは適宜交換して保全や修理を行ないメンテ
ナンスを容易に、かつ、計画的に実施できる利点があ
る。図3の例では5セットの回収ユニット50を並べた
形態を示しているが、トンネルの長さ、交通量などによ
って増減する排ガス量の多寡や、含有するNOx濃度な
どを勘案してこの回収ユニットのセット数を最適に選択
することはいうまでもない。
【0018】排ガスの処理を酸化チタンと太陽光の紫外
線による酸化、還元作用によってNOxの無害化を行な
っているが、夜間においては図示しない蛍光燈などの人
工的光源を設けて点灯し、光触媒作用を反応させて処理
を継続するように設定しておけば、24時間の排ガス処
理が途切れることなく常に進行する。
【0019】二重シェルタ内で進行する光触媒酸化チタ
ン膜25の表面に生じる強力な酸化活性化によってNO
xはNHO3に化学変化して、二重シェルタの垂直板2
3の表面に付着するが、水道水を図示しないノズルから
定期的に噴霧することによって洗い流し、常に光触媒酸
化チタンの有効な機能が確保されるように図ることが有
効な作用を保証する上で必要な条件である。またこの場
合、洗浄水と共に排出されるNHO3の濃度は微量であ
り、許容され得る範囲内に制御することは容易である。
【0020】
【発明の効果】この構成は通常の排ガス処理装置とは異
なり、トンネルの抗口に連接したトンネル外の通常の道
路を、たとえばアーチ形に跨ぐような二重シェルタを形
成する工事が主体であるから、従来技術の多くがトンネ
ル自体の側方や上面に別のバイパスを構築するなど新設
のトンネルを構築する場合の要件と比べても、施工コス
トの点で比較にもならないほどの有利性がある。まして
や既に使用に供されている全国数千に達するトンネルの
うち、従来の自然換気だけでは不十分となるケースの場
合、経済的な負担を軽減したNOx処理装置が可能とな
る。さらに除塵フィルタ等をユニットとして簡単に取り
替える構成にすることによるメンテの負担減と、常に高
効率の排ガス処理が維持できることの効果も見逃すこと
はできない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成と機能を示したブロック
図である。
【図2】残留窒素酸化物の濃度と二酸化チタンの配合割
合別に示した照射時間との関係図である。
【図3】(A)(B)によって本発明の2つの実施形態
を示す縦断正面図である。
【図4】(A)は図3(A)におけるa−a矢視断面
図、(B)は図3(A)におけるb−b矢視断面図、
(C)は図3(A)におけるc−c矢視断面図を示す。
【図5】従来技術の一つを示す概略図である。
【符号の説明】
1 トンネル 2 二重シェルタ 3 換気塔 4 上部排ガス回収装置 5 下部排ガス回収装置 6 電気集塵機 11 抗口 12 天井面 21 上面板 22 下面板 23 垂直板 24 反応風路 25 光触媒酸化チタン膜 41 誘導天井板 42 換気ダクト 43 吸引ポンプ 44 ジェットファン 45 通風ダクト 50 回収ユニット 51 吸引室 52 吸引ポンプ 53 除塵フィルタ 54 回帰ダクト 55 合流ダクト G 排ガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−233100(JP,A) 特開 平7−108138(JP,A) 特開 平8−10576(JP,A) 特開 平8−151899(JP,A) 特開 平9−271635(JP,A) 特開 平10−225622(JP,A) 特開 平10−15351(JP,A) 特開 平10−151322(JP,A) 特開 平9−136017(JP,A) 特開 昭52−8643(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21F 5/00 E21F 1/00 E21D 9/14 B01D 53/86 B01D 53/94 B01J 21/06 B01J 35/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用道路のトンネル内で発生する排
    ガスGを換気処理する排ガス処理装置において、該トン
    ネル1の抗口11に連接したトンネル外で透明の上面板
    21および距離を隔てた類似形の下面板22によってト
    ンネル1の断面とほぼ同形の二重シェルタ2を延設し、
    該二重シェルタ2内に上下の端部を交互に連通する間隙
    を設けた多数の垂直板23を立設して、二重シェルタ外
    端に設けた換気塔3へ連通する反応風路24を形成し、
    前記垂直板23の側面にNOxを分解する光触媒酸化チ
    タン膜25を塗着すると共に、トンネル1内の上部およ
    び下部からそれぞれ排ガスGを吸引する上部排ガス回収
    装置4および下部排ガス回収装置5を具えたことを特徴
    とする排ガス処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上部排ガス回収装置
    4は抗口11近くの天井面12の下方に誘導天井板41
    を水平に架設して換気ダクト42を形成し、該誘導天井
    板41の抗口11側に吸引ポンプ43を介して電気集塵
    機6へ連接することを特徴とする排ガス処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、トンネルの天井面1
    2に吊支したジェットファン44の位置を除いて誘導天
    井板41Aを全長に亘って取り付け、トンネルの天井面
    12との間に吸引ポンプ43と繋がる通風ダクト45を
    形成したことを特徴とする排ガス処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかにおいて、下部
    排ガス回収装置5は二重シェルタ2の路面近くの両側面
    下方に開口する吸引室51と吸引ポンプ52と除塵フィ
    ルタ53、およびその上方の回帰ダクト54とを一体的
    に組合わせた回収ユニット50を着脱自在に直列に配設
    して電気集塵機6へ連接することを特徴とする排ガス処
    理装置。
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