JP2942798B2 - アイリス制御装置 - Google Patents

アイリス制御装置

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JP2942798B2 JP62272757A JP27275787A JP2942798B2 JP 2942798 B2 JP2942798 B2 JP 2942798B2 JP 62272757 A JP62272757 A JP 62272757A JP 27275787 A JP27275787 A JP 27275787A JP 2942798 B2 JP2942798 B2 JP 2942798B2
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英夫 松本
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ビデオカメラのアイリス制御装置に関し、
特にアイリスを制御する回路の輝度信号レベル(明る
さ)を検出する回路に係る。 (従来の技術) 従来のアイリス制御装置は、明るさを検出するのに画
像のある領域の輝度信号レベルをアナログ回路により積
分して求めていた。 第2図は従来のビデオカメラの概略ブロック図を示
す。同図において、aはレンズ、bはアイリス、cは撮
像素子のCCDセンサである。SSG(同期信号発生器)eか
らのタイミング信号はCCD駆動回路fに入力され、CCD駆
動回路fからのCCD駆動信号がCCDセンサcに入力され、
レンズaからの光信号がCCDセンサcにより間欠的な電
気信号に変換されてサンプルホールド回路dに入力され
連続した映像信号に変換される。 この映像信号は、AGC回路kによりそのレベルを制御
された後、γ(ガンマ)補正回路lを経てエンコーダ以
降(図示省略)の回路により複合映像信号として出力さ
れる。一方、サンプルホールド回路dからの映像信号は
測光用ゲート回路gにより第3図に示す撮像画面Aの中
の測光領域Bの部分についてゲートされた後、積分回路
hに入力されて積分及び増幅され、アイリスモータ駆動
回路iに入力される。そして、アイリスモータ駆動回路
iの出力信号によってアイリスモータjが回転し、アイ
リスbの絞り量を変化させる。 第4図は第2図に示す測光用ゲート回路g及び積分回
路hの各部の信号波形図である。同図(a)はサンプル
ホールド回路dからの映像信号S1、同図(b)はSSGeか
らの測光用ゲート信号S2を示し、この場合は第3図の測
光領域Bが比較的広い場合のゲート信号を示している。 すなわち、映像信号S1は測光用ゲート回路gにおいて
ゲート信号S2によりゲートされ、同図(c)に示すよう
にゲートされた信号S3となる。この信号S3は、積分回路
hにより積分されて平均レベルd1の積分回路出力S4〔同
図(d)参照〕となり、アイリスモータ駆動回路iに入
力される。 一方、第3図に示す撮像画面A中の測光領域Bが画像
の水平方向に狭い場合には、第4図(e)に示すように
SSGeからのゲートパルスS5の幅は狭くなり、測光用ゲー
ト回路gの出力信号S6〔同図(f)参照〕の幅も狭くな
って、積分回路hの出力S7〔平均レベルd2:同図(g)
参照〕も小さくなる。 (発明が解決しようとする課題) このように、測光領域Bが画面の水平方向において狭
い場合の積分回路hの出力の平均レベルd2は、測光が広
い場合の出力の平均レベルd1より小さくなるため、高増
幅度が必要となり、アイリスのハンチングなどを生じた
り、アイリスの制御精度が劣化するといった問題があっ
た。 (課題を解決するための手段) 本発明のアイリス制御装置は、映像信号中の1垂直走
査期間内に、N箇所(Nは2以上の整数)の所定映像領
域における輝度信号レベルを検出する輝度信号レベル検
出手段と、この輝度信号検出手段によって検出された前
記N箇所の映像領域におけるN個の輝度信号レベルを演
算処理して、1個のアイリス制御信号を得るアイリス制
御信号作成手段とを備えたアイリス制御装置であって、
前記N箇所の所定映像領域における大きさ及び位置を任
意に設定する映像領域設定手段を備えたものである。 (作 用) 輝度信号レベル検出手段によって検出されたN個の輝
度信号レベルを、制御信号作成手段のマイクロプロセッ
サにより演算処理して1個のアイリス制御信号を得る。
すなわち、アイリス制御のための映像信号の輝度信号レ
ベルを測定(測光)する所定映像領域(測光窓)をN個
設けたものであり、このN個の測光窓においてとれぞれ
測光された輝度信号レベルを演算処理して、1個のアイ
リス制御信号を得るものである。 また、映像領域設定手段によって、輝度信号レベルの
検出領域を狭くしたり、検出領域及び検出場所を任意に
設定することができる。 (実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。 第1図は、本発明のアイリス制御装置の概略ブロック
図を示し、同図中において破線枠C内は第2図に示した
従来装置の一部を示し、破線枠Dは本発明の測光部を示
している。すなわち、破線枠C内の1はレンズ、2はア
イリス、3はCCD、4はサンプルホールド回路、5はSS
G、6はCCD駆動回路、7はAGC回路、8はγ補正回路、
9はアイリスモータ駆動回路、10はアイリスモータであ
る。また、破線枠D内の13は増幅器、14はクランプ回
路、15はサンプルホールド回路、16はマイクロプロセッ
サ、17はD/A(デジタル/アナログ)コンバータであ
る。 同図において、サンプルホールド回路4からの映像信
号は増幅器13により増幅され、クランプ回路14によりク
ランプされて直流成分が復元される。ただし、クランプ
パルスはSSG5よりクランプ回路14に入力されている。ク
ランプ回路14の出力はサンプルホールド回路15に入力さ
れる。このサンプルホールド回路15には、クランプ回路
14からの信号の他に、マイクロプロセッサ16から測光用
サンプルホールドパルスが入力されており、映像信号が
サンプルホールドされることになる。 つまり、マイクロプロセッサ16内のプログラムによっ
て、測光用サンプルホールドパルスの発生タイミングを
制御することにより、測光窓の大きさ及び位置を任意に
設定することができる。このような測光用サンプルホー
ルドパルスの発生タイミングの制御によってサンプルホ
ールドされた信号は、マイクロプロセッサ16のA/D(ア
ナログ/デジタル)入力端子から入力され、RAM(図示
省略)に記憶される。このようにして、1垂直走査期間
内にN個の測光窓の映像レベル(輝度信号レベル)D1,D
2,D3,…Dnがサンプルホールドされ、マイクロプロセッ
サ16のRAMに記憶され、当該マイクロプロセッサ16によ
り各映像信号レベルD1,D2,D3,…Dnを計算処理する。 そして、計算処理して得られた測光データEm(m回
目)を、前回〔(m−1)回目〕の測光データEm-1に代
わって出力し、D/Aコンバータ17によってアナログ信号
に変換した後アイリスモータ10に加えられ、当該アイリ
スモータ10を回転させてアイリス2を制御するものであ
る。 なお、N個の測光窓の映像信号レベルD1,D2,D3,…Dn
はデジタル信号の形でRAMに記憶されるため、各測光窓
の測光の時間間隔の大小に関係無くその値を保持され
る。このため、測光窓を任意に選択することが可能であ
る。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明のアイリス制御装置によ
れば、アイリスのハンチング等の発生も無く、アイリス
の制御精度を向上させることができる。また、輝度信号
レベルを測光する測光窓(所定映像領域)の大きさ及び
位置を任意に設定することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係るビデオカメラのアイリス制御装置
の概略ブロック図、第2図は従来のアイリス制御装置の
ブロック図、第3図は測光領域を示し図、第4図は同装
置の各部の信号波形図である。 1……レンズ 2……アイリス 5……SSG 9……アイリスモータ駆動回路 10……アイリスモータ 13……増幅器 14……クランプ回路 15……サンプルホールド回路 16……マイクロプロセッサ 17……D/Aコンバータ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.映像信号中の1垂直走査期間内に、N箇所(Nは2
    以上の整数)の所定映像領域における輝度信号レベルを
    検出する輝度信号レベル検出手段と、 この輝度信号検出手段によって検出された前記N箇所の
    映像領域におけるN個の輝度信号レベルを演算処理し
    て、1個のアイリス制御信号を得るアイリス制御信号作
    成手段とを備えたアイリス制御装置であって、 前記N箇所の所定映像領域における大きさ及び位置を任
    意に設定する映像領域設定手段を備えたことを特徴とす
    るアイリス制御装置。
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JPS6276374A (ja) * 1985-09-27 1987-04-08 Toshiba Corp 絞り制御回路

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