JP2942247B1 - 入浴装置 - Google Patents

入浴装置

Info

Publication number
JP2942247B1
JP2942247B1 JP15963798A JP15963798A JP2942247B1 JP 2942247 B1 JP2942247 B1 JP 2942247B1 JP 15963798 A JP15963798 A JP 15963798A JP 15963798 A JP15963798 A JP 15963798A JP 2942247 B1 JP2942247 B1 JP 2942247B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bathing
bather
hot water
main body
stretcher
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15963798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11347093A (ja
Inventor
肇 鈴木
康彦 中川
雅明 小橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakai Medical Co Ltd
Original Assignee
Sakai Medical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sakai Medical Co Ltd filed Critical Sakai Medical Co Ltd
Priority to JP15963798A priority Critical patent/JP2942247B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2942247B1 publication Critical patent/JP2942247B1/ja
Publication of JPH11347093A publication Critical patent/JPH11347093A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 入浴者や入浴用担架に付着した湯滴が床面を
汚すのを阻止すると共に、入浴装置本体の下方の床面の
清掃が容易で衛生的に保てることを課題とする。また、
入浴装置本体の設置に際し、狭い室内においても、自由
に配置レイアウトがとれるようにすることも課題とす
る。また、入浴装置本体への入浴用担架の取付が容易に
行えるようにすることも課題とする。 【解決手段】 入浴装置本体33は、下方が開口し、少
なくとも入浴者Aの上方を覆うカバー36を備えてな
り、入浴用担架35は、床面63上を走行自在とされた
車体60と、入浴者Aを乗せる車体60に固定された架
台57と、該架台57の下方に位置して車体60に固定
され、入浴者Aを入浴させたときに上方から滴下する湯
滴を受ける水受盤37とを具備する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体障害者あるい
は老人等の非健常者の入浴に用いて好適な入浴装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】入浴装置は、一般浴槽を用いた入浴が困
難な非健常者用に開発されたものである。このような入
浴装置の例として、図9に示されるものがある。この入
浴装置は、側壁の一部を開放自在な扉とすることによ
り、非健常者の入浴装置内への出入りを簡易ならしめた
ものである。
【0003】図9について説明すると、入浴装置は、定
位置に設置された入浴装置本体1と、該入浴装置本体1
内に装備された給湯装置2と、非健常者(以下、入浴者
Aと称する)を乗せて入浴装置本体1内に運搬する入浴
用担架3とからなっている。入浴装置本体1は、空間4
を形成する上部本体5と下部本体6とから構成されてお
り、上部本体5には、その側壁7の一部をなして開放自
在とされた扉8が備えられており、また、上部本体5の
端部には、開口部5aが形成されている。そしてこの開
口部5aは、シャワーカーテン5bで覆われている。一
方、下部本体6には、床面10に形成されたピット11
に通じる排水管12が備えられている。
【0004】扉8は、板体13と、該板体13の長手方
向の下端縁14を軸線として回動自在に連結された板体
15とからなっている。板体13の長手方向の上端縁1
6は、観察窓13aを有する上壁17に上端縁16を軸
線として回動自在に連結されており、板体15の下端縁
15aは、扉8が閉じた状態で下部本体6の上端縁18
に当接するようになっている。
【0005】給湯装置2は、図示されない給湯器と給水
器とからの湯と水を、図示されない配管を介して受け入
れ、これらを適切な配分比で混合させて適温に調節する
ものである。この給湯装置2は、図示されない配管を介
在して、上部本体5と下部本体6の内部に装備された上
湯噴射配管19、下湯噴射配管20のそれぞれに接続さ
れている。これら上湯噴射配管19、下湯噴射配管20
には、湯を入浴者Aに向かって噴射する噴射孔19a、
20aが複数設けられている。入浴用担架3は、符号2
1の本体フレームと、該本体フレーム21の下部に転動
自在に装着された複数のキャスター22と、本体フレー
ム21に取り付けられた把持部23とから構成されてい
る。
【0006】上記の構成からなる入浴装置を用いて入浴
者Aを入浴させる場合には、まず図示されない作業者が
入浴者Aを入浴用担架3に乗せ、把持部23を保持しな
がら入浴装置の近傍まで運搬する。そして入浴者Aを入
浴用担架3に乗せたまま、シャワーカーテン5bを開い
て開口部5aより空間4内へと導く。
【0007】このとき、入浴装置が配置された部屋の広
さが十分でないなどの理由により、開口部5aから入浴
用担架3を入れることが困難である場合には、扉8の板
体13を上端縁16を軸線として上方に回動させる。す
ると板体15は下端縁14を軸線として自重により回動
し、板体13と重なって図示されない新たな開口部を形
成する。そしてこの開口部より、入浴者Aを入浴用担架
3に乗せたまま、空間4内へと導く。入浴用担架3を固
定した後、板体13を下ろして再び板体15の下端縁1
5aを下部本体6の上端縁18に当接させることで、前
記開口部が閉じられる。
【0008】入浴者Aの顔のみを空間4の外部に出した
状態で、シャワーカーテン5bを閉じて開口部5aを覆
う。前記作業者が給湯装置2を調節して適温とされた湯
を前記のシャワー配管を介して上湯噴射配管19、下湯
噴射配管20に供給する。すると湯は、噴射孔19a、
20aより入浴者Aの身体に向かって噴射され、入浴者
Aの身体を洗う。入浴者Aの身体を洗った汚水は、排水
管12よりピット11へと排水される。入浴が済んだ
後、前記作業者が入浴用担架3に乗せられた入浴者Aを
入浴装置本体1より出し、身体に付いた湯滴をふき取
る。そして、入浴者Aを乗せた入浴用担架3を所定の場
所に運搬して入浴作業が完了する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の入浴
装置は、以下のような問題を有している。すなわち、入
浴後の入浴者Aを入浴装置本体1より出して運搬する際
に、入浴者Aおよび入浴用担架3に付いた湯滴が床面1
0に垂れて床面10を汚すという問題である。また、下
部本体6と床面10との間の間隙は狭く清掃が困難であ
るので、不衛生になりやすいという問題も有している。
また、給湯装置2を内蔵している関係上、入浴装置本体
1は寸法が大きく、設置する部屋が狭い場合には、配置
上の制限が生じる恐れがあるという問題も有している。
【0010】本発明は、上記事情を鑑みてなされたもの
であって、下記をその目的としている。すなわち、入浴
後の入浴者の運搬において、入浴者や入浴用担架に付着
した湯滴が床面に垂れて床面を汚すのを阻止することを
目的とする。また、本発明の別の目的は、入浴装置本体
の下方の床面の清掃が容易で衛生的に保つことを可能と
することも目的とする。また、入浴装置本体の設置に際
し、狭い室内でも自由な配置レイアウトがとれるように
することも目的とする。また、入浴装置本体と入浴用担
架との合体が容易に行えるようにすることも目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の担架は、上記課
題を解決するために以下の手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の入浴装置は、定位置に設置される入浴装
置本体と、入浴者を乗せて該入浴者を前記入浴装置本体
内に搬入する入浴用担架と、前記入浴装置本体内に位置
する入浴者に対して湯を噴射する給湯装置とを備えてな
る入浴装置において、前記入浴装置本体が、下方が開口
し、少なくとも入浴者の上方を覆うカバーを備えてな
り、前記入浴用担架が、床面上を走行自在とされた車体
と、入浴者を乗せる前記車体に固定された架台と、該架
台の下方に位置して前記車体に固定され、入浴者を入浴
させたときに上方から滴下する湯滴を受ける水受盤とを
具備し、前記給湯装置が、前記カバー内に取付けられた
上湯噴射管と、前記入浴用担架の水受盤に取付けられた
下湯噴射管と、前記入浴装置本体から分離独立して設け
られ、前記上湯噴射管、下湯噴射管へ湯を供給する給湯
装置本体とを備えてなることを特徴とする。上記請求項
1記載の入浴装置によれば、入浴者と架台とから床面に
向かって垂れる湯滴は、水受盤で受けとめられ、また、
入浴装置本体と給湯装置本体とは、別々の位置に配置さ
れる。
【0012】
【0013】請求項記載の入浴装置は、請求項記載
の入浴装置において、前記カバーが、開閉自在な扉を備
えていることを特徴とする。上記請求項記載の入浴装
置によれば、扉を開放してここより入浴者を招き入れる
ことで、入浴者は入浴装置内に導かれる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について以下に説明する。図1から3に示すように、入
浴装置は、定位置に設置される入浴装置本体33と、入
浴者Aを乗せて該入浴者Aを入浴装置本体33内に搬入
する入浴用担架35と、入浴装置本体33内に位置する
入浴者Aに対して湯を噴射する給湯装置34とからなっ
ている。
【0015】入浴装置本体33は、下方が開口し、入浴
者Aの上方および側方を覆うカバー36と、該カバー3
6の側方に位置してこれを支持するスタンド38とから
なっている。カバー36は、水平方向に延在してスタン
ド38に支持固定された上板39と、該上板39の下方
に取り付けられた扉30、31と側板40とシャワーカ
ーテン41とからなっている。スタンド38には、後述
される水受盤37を固定装着する固定装置70が備えら
れている。
【0016】扉30、31は、観察窓42を有する板体
43と、該板体43の長手方向の下端縁44を軸線とし
て回動自在に連結された板体45とからなっており、該
板体45にはスリット46が形成された複数の介護窓4
7が取付けられている。板体43の長手方向の上端縁4
8は、上板39に上端縁48を軸線として回動自在に連
結されている。扉30、31と側板40との間には、カ
バー36内から外部への水漏れを防止するための図示さ
れないパッキンが装着されている。また、扉30、31
の下端部30a、31aと側板40の下端部40aに
は、水受盤37の上端面50に当接してカバー36と水
受盤37との間からの水漏れを防止する防水羽51が装
着されている。
【0017】図4に示すように、入浴用担架35は、床
面63上を走行自在とされた車体60と、該車体60に
支持固定された水受盤37と、該水受盤37に固定され
て入浴者Aを乗せる架台57とからなっている。
【0018】水受盤37は、凹部52と把持部53とが
形成された水受盤本体54と、該水受盤本体54の長手
方向上端面50に回動自在に取り付けられたサイドフェ
ンス55、56とからなっている。そして凹部52の底
面58には、凹部52内の排水のための排水管59が装
着されており、該排水管59には、図1に示すバルブ5
9aが備えられている。そして配水管59の他端は、床
面63に設けられたピット71内に挿入されている。図
4に示す車体60は、フレーム61と、該フレーム61
の下面に固定された複数の脚部62と、該脚部62に装
着され、かつ床面63上を転動自在とされたキャスター
62aとから構成されている。
【0019】図1に示すように、給湯装置34は、カバ
ー36内に取付けられた上湯噴射管67と、入浴用担架
35の水受盤37に取付けられた下湯噴射管68と、入
浴装置本体33から分離独立して設けられ、上湯噴射管
67、下湯噴射管68へ湯を供給する給湯装置本体64
とを備えている。給湯装置本体64と上湯噴射管67と
の間はホース65で接続されており、また、給湯装置本
体64と下湯噴射管68との間は後述されるクイック継
手66aを介在してホース66で接続されている。図1
に示すように、上湯噴射管67には、入浴者Aの上方よ
り入浴者Aに向かって湯を噴射する噴射孔67aが複数
形成され、また、下湯噴射配管68には、入浴者Aの下
方より入浴者Aに向かって湯を噴射する噴射孔68aが
複数形成されている。
【0020】図1に示すクイック継手66aは、二分割
構造を有し、一方が下湯噴射管68側に、そして他方が
ホース66の先端側に装着され、両者はワンタッチで接
続、分離されるようになっている。さらに、これら両者
は、接続状態においてホース66側から下湯噴射管68
側に通水されるようになっていると共に、逆に切り離さ
れた状態では、この通水が禁止されるような構造を有し
ている。給湯装置34に形成されたホース収納部69に
は、ホース65とホース66の他にシャワーホース75
が収納されており、該シャワーホース75の先端にはシ
ャワーノズル75aが装着されている。シャワーホース
75は、シャワーノズル75aが介護窓47を通してカ
バー36内に挿入されるのに十分な長さを有している。
【0021】上記の構成からなる入浴装置により、入浴
者Aを入浴させる方法について説明する。まず、作業者
Bが入浴者Aを入浴用担架35に乗せ、入浴装置本体3
3の近傍まで運搬する。そして入浴者Aを入浴用担架3
5に乗せたまま、シャワーカーテン41側よりカバー3
6の下方へと導いた後、固定装置70に水受盤37を取
り付けて入浴用担架35をカバー36の下方に固定す
る。
【0022】このとき、入浴装置本体33が配置された
部屋の広さが十分でないなどの理由により、シャワーカ
ーテン41側から入浴用担架35を入れることが困難で
ある場合には、扉30または31のいずれか都合の良い
方の板体43を上端縁48を軸線として上方に向かって
回動させる。すると板体45は、板体43の下端縁44
を軸線として自重により回動し、板体43と重なってカ
バー36に図示されない開口部を形成する。そしてこの
開口部より、入浴者Aを入浴用担架35に乗せたまま、
カバー36の下方へと導き、水受盤37を固定装置70
に取り付けて入浴用担架35をカバー36の下方に固定
する。その後、板体43を下ろして防水羽51を水受盤
37の上端面50に当接させる。
【0023】次に、ホース66と下湯噴射管68とをク
イック継手66aにおいて接続する。また、排水管59
の先端を排水ピット71内に挿入した後、バルブ59a
を開とする。この状態で、給湯装置本体64を操作して
適温とされた湯をホース65、ホース66を介して上湯
噴射管67、下湯噴射管68に供給する。すると、この
湯は噴射孔67a、68aより入浴者Aの身体に向かっ
て噴射され、入浴者Aの身体を洗う。入浴者Aの身体を
洗った汚水は、排水管59を通って排水ピット71へと
排水される。必要に応じて作業者Bは、シャワーノズル
75aを介護窓47からカバー36内に挿入し、観察窓
42を通して入浴者Aを確認しながら、入浴者Aの身体
を洗う。
【0024】入浴が済んだ後、給湯装置本体64を操作
して給湯を止め、水受盤37の底面58に溜まった汚水
が排水管59から排水されたのを確認した後、作業者B
がバルブ59aを閉とし、続いてクイック継手66aを
切り離してホース66と下湯噴射管68とを分離させ
る。そして、水受盤37を固定装置70から切り離し、
入浴者Aを乗せたまま入浴用担架35をカバー36の下
方から引き出し、入浴者Aの身体に付着した湯滴を拭き
取る。そして入浴者Aを入浴用担架35に乗せたまま所
定の場所に戻し、入浴作業が完了する。入浴用担架35
を移動させる際に、入浴者Aおよび架台57に付着した
湯滴は下方に向かって垂れるが、この湯滴は水受盤37
で受けとめられる。
【0025】したがって、入浴後の入浴者Aおよび架台
57に付着した湯滴は水受盤37で受けとめられるの
で、入浴用担架35を運搬する際に床面63を汚すこと
がない。また、給湯装置本体64は、入浴装置本体33
から分離独立して設置される構成であるので、カバー3
6の下方は床面63となり、床面63を容易に清掃でき
て衛生的に保つことができる。また、同上の理由によ
り、給湯装置本体64と入浴装置本体33の配置の組み
合わせにより、自由な配置レイアウトをとることができ
る。また、入浴用担架35をカバー36の下方に固定す
る際に、カバー36の下方には障害物がない構成である
ので、容易に固定できる。
【0026】次に、図5を参照して第2の実施の形態に
ついて説明する。図5において、図3と同一構成要素に
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。以下、図
3と異なる点についてのみ説明する。なお、本図では給
湯装置34を省略している。この実施の形態では、カバ
ー36が、水受盤37と略同幅を有すると共に、スタン
ド38に固定された上板80と、該上板80の両端縁8
1、82に装着された布製のカーテン83、84とを備
えた構成となっている。これらカーテン83、84に
は、上半分に透明ビニールからなる観察窓85が備わっ
ていると共に、該観測窓85の下方に形成された切り込
みからなる介護窓86が備えられている。さらにこれら
カーテン83、84の下端は、水受盤37の凹部52内
に挿入されている。この入浴装置では、カバー36の外
方へと向かう湯は、カーテン83、84に当たって水受
盤37内に導かれる。この実施の形態においても、上述
した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0027】次に、図6を参照して第3の実施の形態に
ついて説明する。図6において、図3と同一構成要素に
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。以下、図
3と異なる点についてのみ説明する。なお、本図では給
湯装置34と入浴用担架35を省略している。この実施
の形態では、カバー36を支持すると共に、これを垂直
方向に上下動させる、図示されない駆動機構がスタンド
38内に装備されている。この装置では、前記駆動機構
によりカバー36の床面63よりの高さが調整される。
この実施の形態においても、上述した第1の実施の形態
と同様の効果を得ることができると共に、高さの異なる
入浴用担架35に対しても対応可能となる。
【0028】次に、図7を参照して第4の実施の形態に
ついて説明する。図7において、図3と同一構成要素に
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。以下、図
3と異なる点についてのみ説明する。なお、本図では給
湯装置34を省略している。この実施の形態では、カバ
ー36が、観察窓88を備えて水受盤37と略同幅を有
する上板87と、水受盤37の長手方向の側端縁90、
91に、該側端縁90、91を軸線として回動自在に取
付けられた扉92、93とからなっている。これら扉9
2、93の側端縁94、95には、被固定部材96が装
備されていると共に、上板87の側端縁97、98には
固定部材97aが装着されている。この装置では、カバ
ー36の外方へ向かう湯は、扉92、93に当たって水
受盤37内に導かれる。この実施の形態においても、上
述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0029】次に、図8を参照して第5の実施の形態に
ついて説明する。図8において、図3と同一構成要素に
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。以下、図
3と異なる点についてのみ説明する。なお、本図では給
湯装置34を省略している。この実施の形態では、カバ
ー36が、分割カバー105と106とから構成されて
いる。これら分割カバー105と106との間には、図
示されないガイド帯が備えられており、該ガイド帯によ
り、分割カバー105は分割カバー106の長手方向上
面に沿って移動自在とされている。また、分割カバー1
06は、スタンド38の内部に設けられた図示されない
駆動機構により、垂直方向に上下動自在とされている。
また、分割カバー105、106には、複数の観察窓1
07と複数の介護窓42とが装備されている。この装置
においては、分割カバー106上を分割カバー105が
平行移動して、カバー36の全長が調整される。この実
施の形態においても、上述した第1の実施の形態と同様
の効果を得ることができる上に、長さおよび高さの異な
る入浴用担架35に対しても対応可能となる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、入浴者および架台に付
着した湯滴は水受盤で受けとめられる構成であるので、
入浴用担架で入浴者を運搬する際に床面を汚すことがな
い。また、給湯装置本体は入浴装置本体から分離独立し
て設置される構成であるので、カバーの下方は床面とな
り、床面を容易に清掃できて衛生的に保つことができ
る。また、同上の理由により、給湯装置本体と入浴装置
本体の配置の組み合わせにより、自由な配置レイアウト
をとることができる。また、入浴用担架をカバーの下方
に固定する際に、カバーの下方には障害物がない構成で
あるので、容易に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態を示す図であっ
て、入浴装置の正面図である。
【図2】 同入浴装置の側面図である。
【図3】 同入浴装置の斜視図である。
【図4】 同入浴装置の部品構成を示す図であって斜視
図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態を示す図であっ
て、入浴装置の斜視図である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態を示す図であっ
て、入浴装置の斜視図である。
【図7】 本発明の第4の実施の形態を示す図であっ
て、入浴装置の斜視図である。
【図8】 本発明の第5の実施の形態を示す図であっ
て、入浴装置の斜視図である。
【図9】 従来の入浴装置を示す図であって、正面図で
ある。
【符号の説明】
30、31・・・扉 33・・・入浴装置本体 34・・・給湯装置 35・・・入浴用担架 36・・・カバー 37・・・水受盤 57・・・架台 60・・・車体 63・・・床面 64・・・給湯装置本体 67・・・上湯噴射管 68・・・下湯噴射管 A・・・入浴者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61H 33/00 310

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定位置に設置される入浴装置本体と、入
    浴者を乗せて該入浴者を前記入浴装置本体内に搬入する
    入浴用担架と、前記入浴装置本体内に位置する入浴者に
    対して湯を噴射する給湯装置とを備えてなる入浴装置に
    おいて、 前記入浴装置本体は、下方が開口し、少なくとも入浴者
    の上方を覆うカバーを備えてなり、前記入浴用担架は、
    床面上を走行自在とされた車体と、入浴者を乗せる前記
    車体に固定された架台と、該架台の下方に位置して前記
    車体に固定され、入浴者を入浴させたときに上方から滴
    下する湯滴を受ける水受盤とを具備し 前記給湯装置は、前記カバー内に取付けられた上湯噴射
    管と、前記入浴用担架の水受盤に取付けられた下湯噴射
    管と、前記入浴装置本体から分離独立して設けられ、前
    記上湯噴射管、下湯噴射管へ湯を供給する給湯装置本体
    とを備えてなることを特徴とする入浴装置。
  2. 【請求項2】 請求項記載の入浴装置において、 前記カバーは、開閉自在な扉を備えていることを特徴と
    する入浴装置。
JP15963798A 1998-06-08 1998-06-08 入浴装置 Expired - Lifetime JP2942247B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15963798A JP2942247B1 (ja) 1998-06-08 1998-06-08 入浴装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15963798A JP2942247B1 (ja) 1998-06-08 1998-06-08 入浴装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2942247B1 true JP2942247B1 (ja) 1999-08-30
JPH11347093A JPH11347093A (ja) 1999-12-21

Family

ID=15698074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15963798A Expired - Lifetime JP2942247B1 (ja) 1998-06-08 1998-06-08 入浴装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2942247B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2412312A (en) * 2004-03-24 2005-09-28 Sharon Elizabeth Wood A shower screen
JP7105467B2 (ja) * 2017-08-25 2022-07-25 オージー技研株式会社 入浴装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11347093A (ja) 1999-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080083063A1 (en) Bathtub insert
US4207629A (en) Tub-bathing equipment for bedridden old people and physically-handicapped people
JP2942247B1 (ja) 入浴装置
US3447166A (en) Combined bathing apparatus,commode,etc.,for convalescent patients and the like
EP0162103A1 (en) Bath tub having water reservoir and entry door
JP3499549B1 (ja) 灌注浴装置
JP3101253B2 (ja) 入浴装置
CA2446621A1 (en) Portable bath apparatus and method
JP3118539B2 (ja) 身体洗浄装置
JP3056886B2 (ja) シャワーバス装置
JPH0751050Y2 (ja) 入浴装置
JP2963621B2 (ja) 入浴装置
JP2590914Y2 (ja) シャワーストレッチャー
JP2531163Y2 (ja) 浴 室
JP3981213B2 (ja) 着脱カバー付シャワー入浴装置
JP3017361B2 (ja) シャワーバス装置
JP3069197B2 (ja) シャワーバス装置
JP2019037535A (ja) 搬送車及び入浴装置
CA1054752A (en) Auxiliary bathtub for invalids
JP3044022B1 (ja) 入浴装置
JP2528279Y2 (ja) シャワーバス装置
JPH10121755A (ja) 浴 室
JPH0630192Y2 (ja) 車椅子入浴装置
JPH08294524A (ja) 入浴装置
JP2004181023A (ja) シャワー入浴装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990518

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110618

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110618

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 14

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term