JP2941531B2 - 巻取紙の保護紙除去装置 - Google Patents

巻取紙の保護紙除去装置

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JP2941531B2
JP2941531B2 JP3327042A JP32704291A JP2941531B2 JP 2941531 B2 JP2941531 B2 JP 2941531B2 JP 3327042 A JP3327042 A JP 3327042A JP 32704291 A JP32704291 A JP 32704291A JP 2941531 B2 JP2941531 B2 JP 2941531B2
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武美 渡辺
文紀 村上
喜八 岡本
浩一 仁部
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YACHO DENSHI KK
Kaneda Kikai Seisakusho KK
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NIPPON DENKI ENJINIARINGU KK
YACHO DENSHI KK
Kaneda Kikai Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として新聞や雑誌等
の印刷工場に於いて利用されるものであり、巻取紙の外
表面を覆っているワンプ(保護紙)を自動的に切断剥離
する保護紙除去装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷工場へ搬入されてくる巻取紙は、通
常その外表面がワンプと呼ばれる保護紙で覆われてお
り、輪転印刷機へ巻取紙を供給するための準備段階で、
前記ワンプは除去される。ところで、出願人は先に図1
0に示すような構造の巻取紙の保護紙除去装置を開発
し、特開昭63−277161号としてこれを公開して
いる。即ち、当該保護紙除去装置は巻取紙Dを回転自在
に且つ上・下方向へ移動自在に支持する支持装置Aと、
巻取紙DのワンプEを切断する切断剥離装置Bと、切断
剥離したワンプEを回収するワンプ処理装置Cとから構
成されており、ワンプEを自動的に除去すると共に、そ
の嵩を小さくして外部へ排出する。
【0003】また、前記切断剥離装置Bは、ワンプEの
端部を一定の間隔を置いて掴み、上方へめくり上げると
共にめくり上げた端部の中間部に裂け目を形成する掴み
装置40と、ワンプEを横幅方向へ切断する切断装置4
1と、切断されたワンプEの一側端部をテーブル43上
へ押え付ける押え装置42等とから構成されている。
【0004】更に、前記切断剥離装置Bの掴み装置40
は、図10及び図11に示す如く二個の揺動アーム44
a・44bと、各アームの先端に取り付けた固定爪45
a及び可動爪45bと、アーム44aの先端に取り付け
た突起体46等から構成されており、固定爪45aを巻
取紙の端面に沿って半径方向へ移動させることによりワ
ンプEの端部E0を引き起こしたあと、可動爪45bを
固定爪45a側へ押し付けて前記引き起こした端部E0
を挾持し、突起体46によって裂け目を入れた巻取紙端
部E0を上方へ引っ張り上げる。
【0005】ワンプEの除去に際しては、先ず支持装置
A上へ巻取紙Dを載せ、支持アーム47の押出し量を調
整することにより巻取紙Dを回動自在に支持する。次
に、切断剥離装置Bの掴み装置40を作動させ、ワンプ
Eの端部E0を前述の如く一定の間隔を置いて2組の可
動爪45bと固定爪45aによって挾持し、上方へ引っ
張り上げる。その後、引っ張り上げたワンプ端部E0
巻取本紙D0間へ切断装置41の刃を挿入し、これを横
幅方向へ移動させることによりワンプEを切断する。ま
た、横幅方向に配列した複数の押え装置42を順次下方
へ揺動させ、切断したワンプEの一側端部をテーブル4
3上へ押し付け保持することにより、これを円滑にワン
プ処理装置Cへ送り込む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従前の保護紙除去
装置は、巻取紙のワンプEを自動的にしかも円滑に除去
することができ、優れた実用的効用を奏するものであ
る。しかし、当該装置にも解決すべき多くの問題が残さ
れている。先ず第1の問題は、巻取紙Dの支持装置Aに
関する点である。図10の装置では、支持アーム47の
押上げ量を調整することにより、巻取紙Dの軸芯D1
切断剥離装置Bの切断装置41とをほぼ同じ高さ位置に
揃えるようにしている。そのため、床面下に支持装置A
の駆動装置を設けるような場合には、据付構造が極めて
複雑になると云う問題がある。
【0007】第2の問題は、ワンプ端部E0の挾持に関
する点である。図10の装置では、掴み装置40を形成
する揺動アーム44a・44bの先端に、固定爪45a
と可動爪45bを設け、固定爪45aを巻取紙Dの端面
に沿って外側方向(半径方向)へ移動させることによ
り、端面側へ折り込まれているワンプ端部E0を引き起
こすと共に、可動爪45bを固定爪45a側へ押し付け
て引き起こしたワンプ端部E0を挾持し、更にこれを上
方へ引き上げることにより、ワンプEと巻取本紙D0
にカッター刃の入る隙間を形成するようにしている。そ
のため、ワンプ端部E0の長さ寸法(即ち、巻取紙Dの
端面からの突出長さ)が20〜30mm以上ある場合に
はトラブルが少ないが、巻取紙Dの端面保護用の鏡板
(図示省略)を取り外す際に、ワンプEの切断が巻取紙
Dの端面近傍で行われ、前記端部E0の長さが20mm
位い以下になっていると、爪45a,45bによる端部
0の挾持が不確実になり、(実際には端部E0の挾持が
困難になる)、カッター刃の挿入用隙間が確実に形成出
来ないと云う難点がある。
【0008】第3の問題は、前記カッター刃の挿入用隙
間の検出に関する点である。図10の装置では、カツタ
ー刃の挿入用隙間が十分に形成されたか否かを検出する
ことなしに切断装置41を作動させているため、掴み装
置40がワンプ端部E0の挾持に失敗すると、ワンプE
が円滑に切断されないだけでなく、逆に巻取本紙D0
損傷を生ずると云う問題がある。
【0009】本件発明では、従前の巻取紙の保護紙除去
装置に於ける上述の如き問題の解決を課題とするもので
あり、端面保護用の鏡板の取り外し時にワンプEの切断
が巻取紙Dの端面近傍で行われ、ワンプ端部E0の長さ
寸法が極く短くなっている場合でも、確実にカッター刃
の挿入用隙間を形成することが出来ると共に、巻取紙支
持装置の構造を簡素化することにより、装置の大幅な小
型化を可能とした巻取紙の保護紙除去装置を提供するも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本件発明は、竪向のガイ
ド体1bを備えたフレーム1と;巻取紙Dを回動自在に
支持する巻取紙支持装置2と;前記フレーム1のガイド
体1bへ昇降動自在に配設したワンプ剥離部支持装置3
と;隙間形成ユニット5とカッターユニット6と隙間検
出ユニット7とから形成され、前記ワンプ剥離部支持装
置3へ走行自在に配設したワンプ剥離装置4とを発明の
基本構成とするものであり、ワンプ剥離装置4を昇降動
せしめて巻取紙D側へ近接せしめると共に、ワンプ端部
0を下面側より突上げて巻取本紙D0とワンプEとの間
に隙間Gを形成し、当該隙間Gの形成を画像処理方式の
隙間検出ユニット7により検知したあとカッターユニッ
ト6の位置調整をし、その後カッターユニット6を作動
せしめてワンプEを横幅方向に切断するものである。
【0011】
【作用】運搬車台車9により搬入されてきた巻取紙Dを
巻取紙支持装置2上へ載置したあと、ワンプ剥離部支持
装置3を下降させ、そのフット部材20が巻取紙Dへ接
当した位置で支持装置3を停止させる。次に、ワンプ剥
離装置4の隙間形成ユニット5を作動させ、巻取本紙D
0の端面より外方へ突出したワンプ端部E0を下方より上
方へ突き上げ、巻取本紙D0とワンプEとの間に隙間G
を形成する。その後、画像処理方式の隙間検出ユニット
7により前記隙間Gの大きさや位置を検出すると共に、
検出した画像信号によりカッターユニット6のスライド
カッター27の高さ位置を調整し、且つこれを隙間G内
へ挿入する。前記カッター27の挿入が終わると、ワン
プ剥離装置4の走行用モータ21を駆動し、これを支持
ガイド枠15に沿って巻取紙Gの横幅方向へ走行させる
ことによりワンプEを切断剥離する。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る保護紙除去装置の側面図、図
2はその正面図、図3は図1のイーイ視平面図、図4は
図1のローロ視平面図である。図に於いてDは巻取紙、
1はフレーム、2は巻取紙支持装置、3はワンプ剥離部
支持装置、4はワンプ剥離装置、5はワンプ剥離装置4
を形成する隙間形成ユニット、6はワンプ剥離装置を形
成するカッターユニット、7はワンプ剥離装置を形成す
る隙間検出ユニット、8はワンプ排出台、9は巻取紙運
搬用台車、10は制御装置、10aは画像処理装置であ
り、本発明の保護紙除去装置はフレーム1、巻取紙支持
装置2、ワンプ剥離部支持装置3及びワンプ剥離装置4
等から形成されている。
【0013】前記フレーム1は型鋼材により脚門型に形
成されており、両側の脚部1a,1aには、後述するワ
ンプ剥離部支持装置3を支持するためのガイド体1b,
1bが夫々設けられている。
【0014】前記巻取紙支持装置2は所定の間隔で並設
された2本の支持ローラ11,11と、一方のローラ1
1を回動させるローラ駆動用モータ12等から形成され
ており、台車9により運搬されてきた巻取紙Dは両ロー
ラ11,11上に回転自在に支持される。尚、巻取紙支
持装置2としては、巻取紙Dを回動自在に支持できるも
のであれば、如何なる構造のものであってもよいことは
勿論である。
【0015】前記ワンプ剥離部支持装置3は、フレー1
の両ガイド体1b,1bへ約20°の傾斜角でもって上
・下方向へ移動自在に取付けた支持架台13と、支持架
台13を上・下動させる昇降用モータ14と、支持架台
13上にスプリングバランス方式により揺動自在に軸支
したワンプ剥離装置4の支持ガイド枠15等から形成さ
れている。即ち、支持ガイド枠15は支軸16により支
持架台13に対して矢印方向へ揺動自在に支持されてお
り、両側のスプリング17,17により平衡が保持され
ている。尚、図1に於いて、18は支持架台13の昇降
動用バランサ、19はローラチェーン、20は支持ガイ
ド枠15に取付けたフット部材である。
【0016】前記支持ガイド枠15は、図5乃至図7に
示す如く長方形状の枠体15aと、ガイドシャフト15
bと、ねじシャフト15cと、2本のフット部材20,
20を夫々備えている。尚、前記ガイドシャフト15b
とねじシャフト15cには、後述する如くワンプ剥離装
置4のユニットベース22が左右方向へ移動自在に螺着
されており、走行用モータ21によりねじシャフト15
cを回転させることにより、ワンプ剥離装置4が所謂ね
じ機構によって左・右方向へ走行移動される。また、前
記フット部材20は図5及び図7に示す如く、支持ガイ
ド枠15の中央部の前後に夫々下方向へ向けて配設され
ており、シリンダ20aにより下方向へ突出自在に支持
されている。尚、図5及び図6に於いて、20bはフッ
ト部材のガイドピン、20cはワンプEの外表面E1
接当するローラである。
【0017】前記ワンプ剥離装置4は、図5及び図7に
示す如く隙間形成ユニット5と、カッターユニット6
と、隙間検出ユニット7等から形成されており、ユニッ
トベース22を介して前記ワンプ剥離部支持装置3の要
部を為す支持ガイド枠体15のガイドシャフト15b及
びねじシャフト15cへ、左右方向へ走行自在に支持さ
れている。
【0018】前記隙間形成ユニット5はワンプ突上げ部
材23とワンプ上部押え部材24、ワンプ下部押え部材
25、突上げ部材用のシリンダー23a、下部押え部材
用シリンダー25a等から形成されており、後述する如
く(図8参照)ワンプ突上げ部材23によりワンプEの
端部E0を下面側から上方へ押し上げることにより、巻
取本紙D0とワンプEとの間に隙間Gを形成する。ま
た、前記カッターユニット6はスライドカッター27と
カッター位置調整用パルスモータ28とスライドカッタ
ー挿入用シリンダー29等とより形成されており、前記
隙間Gへスライドカッター27を挿入し、これを巻取本
紙D0の外表面に沿って横幅方向へ走行させることによ
り、ワンプEを切断する。更に、前記隙間検出ユニット
7は光源等を含む隙間検出用カメラ30とカメラ位置調
整用パルスモータ31と画像処理装置10a等より形成
されており、検出用カメラ30で撮影した画像信号から
隙間Gの形成とその大きさを検出し、これによってカッ
ターユニット6の作動可否の判断やスライドカッター2
7の位置調整が行われる。
【0019】尚、図5に示す如く、前記ワンプ突上げ部
材23と突上げ部材用シリンダー23a及び隙間検出ユ
ニット7等は、ユニットベース22へ軸支した支持アー
ム32を介してアーム引上げ用シリンダー33により矢
印方向へ持ち上げ自在に支持されており、隙間Gの検出
並びにスライドカッター27の挿入が完了すれば、矢印
方向へ持ち上げられ、ねじシャフト15cの回動により
ユニットベース22が移動することにより、前記カッタ
ーユニット6やワンプ下部押え部材25と一緒に左・右
方向へ走行する。
【0020】次に、巻取紙ワンプEの除去について説明
する。図1を参照して、運搬用台車9に積載された巻取
紙Dは、台車に備えたリフト9aを下降させることによ
り、巻取紙支持装置2の支持ローラ11,11上へ載置
される。尚、運搬用台車9は所謂無人走行車であり、巻
取紙Dが自動的に支持装置2上の所定位置へ正確に載置
される。
【0021】巻取紙Dが所定位置へ載置されると、ワン
プ剥離部支持装置3の昇降用モータ14が駆動され、支
持架台13が下降される。即ち、支持架台13の下降に
より、当該支持架台13に支持された支持ガイド枠1
5、支持ガイド枠15に支持されたワンプ剥離装置4及
び支持ガイド枠15に取付けられたフット部材20等が
下降し、フット部材20のローラ20cが巻取紙Dの外
表面(即ちワンプの外表面E1)へ接当すると、ワンプ
剥離部支持装置3の下降が停止する。この時、前記支持
ガイド枠15は支軸16及びスプリング17により所謂
スプリングバランス方式によって支持架台13へ支持さ
れているため、巻取紙Dへ衝撃を与えることなく極めて
円滑にフット部材20を、ワンプ外表面E1上へ接当さ
せることができる。尚、前記ワンプ外表面E1へ接当す
るフット部材20は、シリンダー20aを作動すること
により、その突出量を予め巻取紙Dの種類(即ち巻取紙
の外径)に応じて調整できるようになっている。また、
支持装置3上に支持されたワンプ剥離装置4は、予かじ
め初期位置(即ち図2の左端位置)へ戻されており、且
つその隙間検出ユニット7等はアーム引上げ用シリンダ
ー33により上方へ引上げられている。
【0022】前記ワンプ剥離部支持装置3が所定位置ま
で下降すると、支持アーム32のロックが解除され、ア
ーム引上げ用シリンダー33を突出作動させることによ
り、隙間検出ユニット7や隙間形成ユニット5の下方部
材(ワンプ突上げ部材23、ワンプ下部押え部材25、
突上げ部材用シリンダー23等)が下方へ回動され、所
定位置に保持される。また、走行用モータ21を駆動し
て支持ガイド枠15に支持したユニットベース22を移
動させることにより、ワンプ剥離装置4が巻取紙Dの端
面から所定の寸法だけ離れた作動開始位置へ移動され
る。
【0023】前記ワンプ剥離装置4の位置調整が終れ
ば、図8及び図9に示す如く、先ずレーザーセンサー3
4によってユニットベース22とワンプ外表面E1間の
距離を測定する。また、前記レーザーセンサー34から
の信号をカッター位置調整用パルスモータ28及びカメ
ラ位置調整用パルスモータ31へ入力して、スライドカ
ッター27の一次高さ位置調整及び隙間検出カメラ30
の高さ位置調整を行う。
【0024】前記隙間検出カメラ30の高さ位置調整が
終われば、隙間形成ユニット5を作動させ、ワンプ端部
0と巻取本紙D0との間に隙間Gを形成する。即ち、ワ
ンプ上部押え部材24を下降すると共にワンプ下部押え
部材25を上昇させ、ワンプ端部E0を挟んだ状態でロ
ーラ駆動用モータ12を駆動して、巻取紙Dを所定の方
向へ回動する。これにより、ワンプ端部E0を水平に保
持すると共に、その間にワンプ端部E0の長さ寸法を計
測する。そして、ワンプ端部E0の長さが、所定の円周
方向距離に亘って一定寸法以上であれば、その箇所で巻
取紙Dの回動を停止する。次に、ワンプ上部押え部材2
4を上昇させると共に突上げ部材用シリンダ23aを作
動してワンプ突上げ部材23を上昇させ、ワンプ端部E
0を上方へ押し上げることにより、巻取本紙D0との間に
約1〜2mm程度の隙間Gを形成する。尚、前記ワンプ
端部E0の長さ寸法が設定値以上の場合には、突上げカ
ッター用シリンダー35aにより突上げカッター35を
引き続き押し上げて、ワンプ端部E0に切れ目を形成す
る。
【0025】隙間形成ユニット5により巻取本紙D0
ワンプE間に隙間Gが形成されると、隙間検出ユニット
7の隙間検出カメラ30が作動し、前記隙間Gを撮影す
る。カメラ30から発信された映像信号は画像処理装置
10aへ送られ、ここで画像を所謂2値化表示すると共
に、その濃度階調から、前記隙間Gの大きさや位置が数
値的に解析される。
【0026】設定値以上の隙間Gの形成が隙間検出ユニ
ット7により確認されると、画像処理装置10aから出
力信号がスライドカッター27の上・下位置調整用パル
スモータ28へ入力され、スライドカッター27の上・
下方向位置が再調整される。また、その後に、スライド
カッター27を前進せしめてその先端を前記間隙G内へ
挿入する。更に、スライドカッター27が間隙G内へ挿
入されると、ワンプ突き上げ部材23等を下降させ、ア
ーム引上げ用シリンダー33を駆動して隙間検出ユニッ
ト7等を水平状態に引上げる。そして、走行用モータ2
1を駆動して支持ガイド枠15のねじシャフト15cを
回転させ、ユニットベース22を前進(即ち、ワンプ剥
離装置4全体を前進)させることにより、スライドカッ
ター27によりワンプEを横幅方向に高速で切断する。
【0027】ワンプEの切断が完了すると、スライドカ
ッター27を若干上方へ上昇させ、その後ワンプ剥離装
置4を初期位置へ移動させる。また、切断されたワンプ
Eは、支持ローラ11を回動して巻取紙Dを回転させる
ことにより、ワンプ排出台8上へ繰り出され、機外へ排
出されて行く。更に、スライドカッター27によるワン
プEの切断開始初期には、色彩検出センサー(図示省
略)によってワンプEと巻取本紙D0との色彩差が検出
されており、色彩パターンの異状(即ち、スライドカッ
ター27による切断ミス)が識別されると、スライドカ
ッター27は走行を停止する。そして、ワンプ剥離装置
4は最初の状態に復帰され、再度最初から剥離処理を繰
り返す。尚、本実施例では図示されていないが、スライ
ドカッター27により切断された後のワンプEを巻取本
紙D0から強制的に引き離すため、カッター27の後方
にエアーノズルを設けてワンプEの切れ目へエアーを吹
き込むようにしても良い。
【0028】
【発明の効果】本発明では、巻取紙Dを支持装置2上へ
回動自在に支持すると共に、フレーム1にワンプ剥離部
支持装置3を昇降自在に配設し、当該支持装置3の昇降
量を調整することにより、ワンプ剥離装置4を巻取紙D
側へ位置せしめる構成としている。その結果、従前の巻
取紙Dを上・下動させる構造の装置に比較して、巻取紙
支持装置2の構造が著しく簡素化され、装置自体の小形
化が可能になると共に、巻取紙Dに比較してワンプ剥離
部4の方がはるかに軽量であるため、巻取紙Dとワンプ
剥離部4間の位置調整がより容易になる。また、本発明
では、ワンプ剥離装置4の隙間形成ユニット5をワンプ
上部押え部材24やワンプ下部押え部材25、ワンプ突
上げ部材23等から形成し、ワンプ端部E0をワンプ突
上げ部材23でもって下方より突上げることにより、巻
取本紙D0とワンプEとの間に隙間Gを形成し、この隙
間G内へスライドカッター27を挿入する構成としてい
る。その結果、従前のワンプ端部を爪体で挾持してこれ
を上方へ引上げる構造の装置に比較して、隙間Gをより
確実に形成することができ、ワンプ端部E0の長さ寸法
が短い場合でも、隙間の形成ミスが皆無になる。更に、
本発明では、画像処理方式の隙間検出ユニット7を設
け、隙間形成ユニット5により形成した隙間Gを検出す
ると共に、当該隙間Gの検出信号により、隙間Gに対す
るスライドカッター27の相対位置を微調整する構成と
している。その結果、従前の装置のようにワンプEの剥
離ミスやスライドカッター27による巻取本紙D0の損
傷が皆無となり、より確実なワンプ剥離が行なえる。本
発明は上述の通り、優れた実用的効用を奏するものであ
る。
【0029】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る保護紙除去装置の側面図。
【図2】保護紙除去装置の正面図。
【図3】図1のイーイ視平面図。
【図4】図1のローロ視平面図。
【図5】ワンプ剥離装置を取付けた支持装置の正面図。
【図6】ワンプ剥離装置を取付けた支持装置の側面図。
【図7】ワンプ剥離装置を取付けた支持装置の平面図。
【図8】ワンプ剥離装置の作動説明図。
【図9】隙間形成ユニットの巻取紙側面側から見た作動
説明図。
【図10】従前の巻取紙除去装置の説明図。
【図11】従前の巻取紙除去装置に於ける隙間形成ユニ
ットの説明図。
【符号の説明】
D 巻取紙 3 ワンプ剥離部支持
装置 D0 巻取本紙 4 ワンプ剥離装置 D1 軸芯 5 隙間形成ユニット E ワンプ(保護紙) 6 カッターユニット E0 ワンプの端部 7 隙間検出ユニット E1 ワンプの外表面 8 ワンプ排出台 G 隙間 9 巻取紙運搬用台車 1 脚門型フレーム 9a リフト 1a 脚部 10 制御装置 1b ガイド体 10a 画像処理装置 2 巻取紙支持装置 11 支持ローラ 12 ローラ駆動用モータ 22 ユニットベース 13 支持架台 23 ワンプ突上げ部
材 14 昇降用モータ 23a 突上げ部材用シ
リンダー 15 支持ガイド枠 24 ワンプ上部押え
部材 15a 枠体 25 ワンプ下部押え
部材 15b ガイドシャフト 25b 下部押え部材用
シリンダー 15c ねじシャフト 27 スライドカッタ
ー 16 支軸 28 カッター位置調
整用パルスモータ 17 スプリング 29 スライドカッタ
ー挿入用シリンダー 18 バランサー 30 隙間検出カメラ 19 ローラチェーン 31 カメラ位置調整
用パルスモータ 20 フット部材 32 支持アーム 20a シリンダー 33 アーム引上げ用
シリンダー 20b ガイドピン 34 レーザーセンサ
ー 20c ローラ 35 突上げカッター 21 走行用モータ 35a 突上げカッター
用シリンダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 文紀 東京都港区西新橋三丁目20番4号 日本 電気エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 岡本 喜八 東京都町田市鶴間541番地の2 八千代 電子株式会社内 (72)発明者 仁部 浩一 東京都町田市鶴間541番地の2 八千代 電子株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−277161(JP,A) 特開 平1−139324(JP,A) 特開 平1−139325(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 19/00 - 19/30 B41F 13/06 B65B 69/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪向のガイド体(1b)を備えたフレー
    ム(1)と;巻取紙(D)を回動自在に支持する巻取紙
    支持装置(2)と;前記フレーム(1)のガイド体(1
    b)へ昇降動自在に配設したワンプ剥離部支持装置
    (3)と;隙間形成ユニット(5)とカッターユニット
    (6)と隙間検出ユニット(7)とから形成され、前記
    ワンプ剥離部支持装置(3)へ走行自在に配設したワン
    プ剥離装置(4)と;から構成した巻取紙の保護紙除去
    装置。
  2. 【請求項2】 巻取紙支持装置(2)を、回転自在に並
    設した複数本の支持ローラ(11)と、ローラ駆動用モ
    ータ(12)とから形成した請求項1に記載の巻取紙の
    保護紙除去装置。
  3. 【請求項3】 ワンプ剥離部支持装置(3)を、支持架
    台(13)と、支持架台(13)へスプリングバランス
    方式により軸支した支持ガイド枠(15)と、支持ガイ
    ド枠(15)へ取付けたフット部材(20)とから形成
    した請求項1に記載の巻取紙の保護紙除去装置。
  4. 【請求項4】 ワンプ剥離装置(4)の隙間形成ユニッ
    ト(5)を、ワンプ端部(E0)の上面側を押さえるワ
    ンプ上部押え部材(24)と、ワンプ端部(E0)の下
    面側を押さえるワンプ下部押え部材(25)と、ワンプ
    端部(E0)の下面側を押し上げるワンプ突上げ部材
    (23)とより形成した請求項1に記載の巻取紙の保護
    紙除去装置。
  5. 【請求項5】 ワンプ剥離装置(4)のカッターユニッ
    ト(6)を、スライドカッター(27)と、スライドカ
    ッター(27)の上・下位置をねじ機構を介して調整す
    るカッター位置調整用パルスモータ(28)とより形成
    した請求項1に記載の巻取紙の保護紙除去装置。
  6. 【請求項6】 ワンプ剥離装置(4)の隙間検出ユニッ
    ト(7)を、隙間検出カメラ(30)と、カメラ(3
    0)の上・下位置をねじ機構を介して調整するカメラ位
    置調整用パルスモータ(31)と、カメラ(30)から
    の映像信号を処理して隙間(G)を検知する画像処理装
    置(10a)とから形成した請求項1に記載の巻取紙の
    保護紙除去装置。
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