JP2941136B2 - 情報処理装置、情報処理方法、電子機器および電子機器制御方法 - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、電子機器および電子機器制御方法

Info

Publication number
JP2941136B2
JP2941136B2 JP5007051A JP705193A JP2941136B2 JP 2941136 B2 JP2941136 B2 JP 2941136B2 JP 5007051 A JP5007051 A JP 5007051A JP 705193 A JP705193 A JP 705193A JP 2941136 B2 JP2941136 B2 JP 2941136B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic device
information processing
ink
recording
recording head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5007051A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06210939A (ja
Inventor
佳郎 打方
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5007051A priority Critical patent/JP2941136B2/ja
Priority to DE69429025T priority patent/DE69429025T2/de
Priority to AT94300354T priority patent/ATE208920T1/de
Priority to ES94300354T priority patent/ES2162838T3/es
Priority to EP94300354A priority patent/EP0608106B1/en
Publication of JPH06210939A publication Critical patent/JPH06210939A/ja
Priority to US08/900,716 priority patent/US6676236B1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP2941136B2 publication Critical patent/JP2941136B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K15/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/12Digital output to print unit, e.g. line printer, chain printer
    • G06F3/1297Printer code translation, conversion, emulation, compression; Configuration of printer parameters
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K2215/00Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data
    • G06K2215/0002Handling the output data
    • G06K2215/0005Accepting output data; Preparing data for the controlling system
    • G06K2215/0017Preparing data for the controlling system, e.g. status, memory data

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置、情報処
理方法、電子機器および電子機器制御方法に関する。
【0002】
【背景技術】この種の情報処理システムの最も一般的な
形態の1つとして、いわゆるパーソナルコンピュータに
インクジェット記録装置(以下、インクジェットプリン
タともいう)を接続したものが知られている。パーソナ
ルコンピュータシステムのユーザーは、表示器上の表示
情報の確認をしながらキー等の操作を行ない、情報処理
の実行を指示する。そして、システムにおける処理結果
は、上記プリンタにより記録されたり、表示器上に表示
されることが可能である。
【0003】従来のこの種のシステムでは、システムを
構成する個々の要素間、例えばホスト装置としてのパー
ソナルコンピュータとプリンタとの間では、記録データ
や記録制御データ等、プリンタにおける記録動作に必要
なデータの授受が行われるのみで、プリンタの他の操作
に関するデータは主にプリンタ側において入力されるこ
とが多い。
【0004】例えば、インクジェットプリンタに特有の
吐出回復処理の指示などはプリンタ側に設けられた専用
のキー操作等によって行われることが多く、また、これ
ら処理がプリンタ側で自動的に行われる場合にもホスト
装置とは独立に行われる。
【0005】一方、インクジェットプリンタは、上述し
た吐出回復処理を代表的なものとして、インクタンクの
インク量管理やその交換のための処理、上記吐出回復処
理で排出された廃インクを保持する廃インクタンクの管
理、さらには記録ヘッドの交換に伴う処理等、その記録
動作に伴なって行われなければならない種々の処理を有
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のような独自の処
理を有するインクジェットプリンタを、コンピュータを
ホスト装置とする情報処理システムの一要素として接続
した場合、上記処理をシステム全体で行うことが、シス
テムのユーザーにとって便利であったりすることがあ
る。
【0007】本発明は、以上の観点からなされたもので
あり、その目的とするところは、電子機器における各種
操作をユーザーが適切に行うことを可能とする情報処理
装置、情報処理方法、電子機器および電子機器制御方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明で
は、電子機器に接続された情報処理装置であって、操作
部より指示入力される指示を判断する判断手段と、前記
判断手段によって判断された前記指示に基づく、動作の
伴う電子機器の制御の状態を認識する認識手段と、該認
識手段の前記制御状態の認識に応じて、オペレータのた
めの前記電子機器に対する操作手順の表示の更新と、前
記オペレータによる前記電子機器に対する操作に基づく
前記電子機器に対する操作手順の表示の更新と、を制御
する制御手段と、を備えることを特徴とする。また、電
子機器に接続された情報処理装置における情報処理方法
であって、操作部より指示入力される指示を判断し、前
記判断によって判断された前記指示に基づく、動作の伴
う電子機器の制御の状態を認識し、該認識した前記制御
の状態に応じてオペレータのための前記電子機器に対す
る操作手順の表示の更新と、前記オペレータによる前記
電子機器に対する操作に基づく前記電子機器に対する操
作手順の表示の更新と、を制御することを特徴とする。
さらに、電子機器に接続された情報処理装置のオペレー
タのための前記電子機器に対する操作手順の表示に基づ
いて、前記情報処理装置の操作部より指示入力される指
示に応じて、動作を伴う電子機器を制御する制御手段
と、前記オペレータの前記電子機器に対する操作を検知
する検知手段と、前記制御手段によって制御される動作
を伴う電子機器の状態及び前記検知手段による検知の結
果を前記情報処理装置に通知する通知手段と、を備える
ことを特徴とする。さらに、電子機器を制御する電子機
器制御方法であって、前記電子機器に接続された情報処
理装置のオペレータのための前記電子機器に対する操作
手順の表示に基づいて、前記情報処理装置の操作部より
指示入力される指示に応じて、動作を伴う電子機器を制
御し、前記オペレータの前記電子機器に対する操作を検
知し、前記制御によって制御される動作を伴う電子機器
の状態及び前記検知による検知の結果を前記情報処理装
置に通知することを特徴とする。
【0009】また、インクを吐出するための記録ヘッド
部を用い、該記録ヘッド部から被記録媒体にインクを吐
出して情報の記録を行うインクジェット記録装置であっ
て、情報を入力する入力手段と、情報を表示する表示手
段と、前記インクジェット記録装置,前記入力手段およ
び前記表示手段と情報の送受信しながら情報処理を実行
するホスト手段と、を備えた情報処理システムと接続可
能なインクジェット記録装置において、前記ホスト手段
によって送信される前記システムのユーザーの前記イン
クジェット記録装置に関する操作の指示情報に基づいて
当該操作を行うとともに該操作に関する情報の前記ホス
ト手段への送信を行うことが可能である、ことを特徴と
する。
【0010】
【作用】以上の構成による情報処理装置および情報処理
方法によれば、オペレータのための電子機器に対する操
作手順の表示の更新と、オペレータによる電子機器に対
する操作に基づくその電子機器に対する操作手順の表示
の更新との2種類の表示更新を行うことができる。すな
わち、例えば、ヘッドの取外しに応答してヘッドの装着
を指示するようなオペレータの操作に基づく電子機器に
対する操作手順の表示のみならず、例えばヘッド等の交
換動作に関して、キャリアの移動という動作によってヘ
ッドの交換位置に到達したという電子機器の状態に応じ
て、ヘッドの取外しという操作手順を表示できる。ま
た、以上の構成による電子機器および電子機器制御方法
によれば、上記動作の制御およびこの動作に伴う状態を
通知することができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。
【0012】図1は、本発明の実施例に関するインクジ
ェット記録装置を示す斜視図である。同図において、キ
ャリア1には、記録手段を構成する記録ヘッド2とイン
クタンク3とが連結したヘッドカートリッジ4が搭載さ
れている。このキャリア1の記録ヘッド2側の一端部
は、本装置のフレームをなすシャーシ5に回動自在に支
持されたリードスクリュー6に、その軸方向に摺動可能
に嵌合され、キャリア1の他端部には、図示しないガイ
ドが配設されており、このガイドがシャーシ5に形成さ
れたガイドレール7にリードスクリュー6の軸方向と平
行に摺動自在に嵌入されている。そしてキャリア1は、
その姿勢が常に一定に保たれながらリードスクリュー6
の回転に伴ってその軸方向に往復移動可能な構成となっ
ている。
【0013】すなわち、リードスクリュー6は、図に示
すようにそのスクリュー左端に固着されたリードスクリ
ューギヤ8と、キャリアモータ9の出力軸に固着された
ピニオンギヤ10とが噛合し、かつリードスクリュー6
に螺旋状に所定のピッチで形成された案内条(図示せ
ず)に、キャリア1に取り付けられたリードピン(図示
せず)が嵌入している。従って、キャリアモータ9の正
転、逆転駆動に伴ってリードスクリュー6が回動する
と、キャリア1が往復移動する。
【0014】11はフレキシブルケーブルで後述の電気
回路から記録ヘッド2に印字信号を伝えるものであり、
フレキシブルケーブルホルダ12によりピンチローラフ
レーム13に位置決めされて保持されている。
【0015】上述のキャリア1の往復移動(スキャン)
に同期して記録ヘッド2からインクを吐出することによ
り、被記録材14に一行分の記録を行うことができる。
すなわち、この記録ヘッド2は微細な液体吐出口(オリ
フィス)、液路およびこの液路の一部に設けられるエネ
ルギー作用部と、この作用部において液体(インクとも
いう)に作用するエネルギーを発生するエネルギー発生
手段を備えている。この手段が発生するエネルギーを利
用してインク滴が上記オリフィスから吐出される。
【0016】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としては、ピエゾ素子などの電気機械変換体
を用いたもの、レーザーなどの電磁波を照射して発熱さ
せ、この発熱による作用で液滴を吐出させるもの、ある
いは発熱抵抗体を有する電気熱変換素子によって液体を
加熱させるものなどがある。
【0017】その中でも熱エネルギーを利用して液体を
吐出させる方式の記録ヘッドは、上記液体吐出口を高密
度に配列することができるために高解像度の記録をする
ことが可能である。その中でも電気熱変換素子をエネル
ギー発生手段として用いた記録ヘッドは、コンパクト化
も容易であり、かつ最近の半導体分野における技術の進
歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技術
の長所を十二分に活用でき、高密度実装化が容易で、製
造コストも安価なことから有利である。
【0018】キャリア1のスキャンによって一行記録を
行うと、記録用紙等の被記録媒体14を搬送手段によっ
て一行分搬送して次行記録を行うものであるが、この被
記録材14の搬送は、搬送ローラ15とこれに圧接する
ピンチローラ16の1対の回転体と、排出ローラ19と
これに当接する拍車18との1対の回転体とによって行
われる。
【0019】これを具体的に説明すると、記録ヘッド2
の吐出口面に記録面が対向する被記録材14を、ピンチ
ローラ16によって搬送ローラ15に圧接し、搬送ロー
ラ15を紙送りモータ17によって適宜回転させること
により、記録位置へ必要なだけ搬送する。そして記録後
は、拍車18によって被記録材14を排出ローラ19に
圧接し、この排出ローラ19の回転によって装置外へと
排出搬送する。
【0020】前記搬送ローラ15および排紙ローラの駆
動は紙送りモータ17によって行われるが、その駆動力
の伝達は減速歯車列20により行われる。
【0021】21はペーパーセンサであり、被記録材1
4の有無を検出する。また22はフォトインタラプタか
らなるホームポジションセンサであり、キャリア1に取
付けられこれとともに移動する遮断板1Aによる遮断/
遮断解除によってキャリア1がホームポジション(図面
左側)にあることを検出する。
【0022】図2は図1に示したインクジェット記録装
置のヘッドカートリッジ部およびキャリア部を示す斜視
図である。同図において、23は記録ヘッド2の保持・
解除を行うためのヘッドレバー、24はインクタンク3
の着脱を行うインクタンクレバー、25はキャリア1に
記録ヘッド2を固定しておくためのヘッドホルダバネ、
26はインクタンク3を保持するためのタンクケース、
27はキャリア1をリードスクリュー6に嵌合する連結
部であり、これらの各部によって記録装置のヘッドカー
トリッジ部およびキャリア部が構成される。
【0023】記録ヘッド2は、インク吐出に利用される
熱エネルギーを発生する複数の電気熱変換素子およびこ
れを駆動するための駆動回路が形成された基板と、この
基板上に上記複数の電気熱変換素子の各々に対応した吐
出口および液路、さらには各液路に連通する共通液室を
形成するための天板とが積層されることによって成り、
さらには前記駆動回路に記録装置本体から信号を与える
為の電気的接点が設けられている。さらに、記録ヘッド
の状態を記録装置本体から検知するためのセンサを記録
ヘッド2内に配することもでき、具体的には、前記電気
熱変換素子近傍の温度を検知する為の温度検知センサ、
インクの供給がなくなり前述の共通液室内からインクが
なくなった場合にこれを検知するインク残量検知セン
サ、あるいは、インクタンク内のインクの種類や記録ヘ
ッドの種類が異なるものを交換しながら使用する場合に
ヘッドカートリッジの種類を特定するためのヘッド種類
判別センサ、等である。これらのセンサからの信号を記
録装置本体で判断し、電気熱変換素子に印加する信号を
制御して印字状態を最適にすることができる。
【0024】そして、このようにして構成された記録ヘ
ッドの吐出口を配列した吐出口面が被記録媒体に対向す
るように記録装置に搭載される。
【0025】次に、記録ヘッドあるいはこれとインクタ
ンクとを接続したヘッドカートリッジの交換等の際に、
記録ヘッド2をキャリア1に機械的、電気的に接続する
方法を説明する。
【0026】図3はキャリア1への記録ヘッド2の接続
部分を示す図2の矢印a方向から見た断面図、図4は取
り付け順序を示すための一部破断で示す斜視図である。
【0027】図3および図4において、28はキャリア
1に固定され記録ヘッド2に設けられた穴に係合して図
4に示す矢印a,b方向の位置決めをするための位置決
めピン、29は同様にキャリア1に固定され、図3に示
す矢印a方向に押し付けられる記録ヘッド2を受け止め
るためのストッパ、11は記録装置本体と記録ヘッド2
とを電気的に接続するためのフレキシブルケーブル、1
1aおよび11bはそれぞれフレキシブルケーブル11
に設けられた位置決め穴、30はフレキシブルケーブル
11とキャリア1の間に挟まれフレキシブルケーブル1
1を弾性的に支持するフレキシブルケーブルパッド、3
0aおよび30bはそれぞれフレキシブルケーブルパッ
ド30に設けられた位置決め穴、30cはコンタクト部
へのインクの侵入を防ぐインクバリア、31は記録ヘッ
ド2に設けられ、記録ヘッド2内のヒーター(電気熱変
換素子)部と電気的に接続されたヘッドコンタクト部、
31aおよび31bはヘッドコンタクト部31に設けら
れた位置決め穴、31cはストッパ29の端面が当たる
ストッパ当接部である。
【0028】記録ヘッド2は、図2に示すヘッドホルダ
バネ25から図示せざるレバーを介して図3に示す矢印
a方向に押し付けられており、その位置は記録ヘッド2
に設けられた穴と位置決めピン28との係合、およびス
トッパ29との干渉により一意的に決まる。このように
して記録ヘッド2とキャリア1は機械的に接続される。
【0029】また、記録ヘッド2に設けられたヘッドコ
ンタクト部31とフレキシブルケーブル11の端面には
相対する位置に複数の電気的な接点が設けられており、
これらを所定の圧力をもって押圧することにより記録装
置本体と記録ヘッド2が電気的に接続される。この際に
複数の電気的接点を一度に圧接する必要があるので、こ
れらを均一に圧接するために弾性材料で出来たフレキシ
ブルケーブルパッド30が押圧部に設けられている。フ
レキシブルケーブルパッド30の材質は例えばシリコン
ゴムなどを用いており、前述の電気的接点に対応した位
置に複数の突起を有して、押圧の応力が接点に集中する
ように構成されている。さらに、フレキシブルケーブル
11に設けられた前述の電気的接点は、押圧された際の
応力をさらに集中させて接続を確実なものにするために
突起状に形成してもよい。
【0030】また、押圧された時に発生する反力は記録
ヘッド2を押さえつけているヘッドホルダバネ25の力
よりはるかに小さくなるように構成されている為、フレ
キシブルケーブルパッド30からの反力により記録ヘッ
ド2の位置がずれてしまうことはない。
【0031】また、キャリア1、フレキシブルケーブル
パッド30、フレキシブルケーブル11、ヘッドコンタ
クト部31およびヘッドカートリッジ4は確実な電気的
接続や良好な記録品位を得るために互いに正確に位置決
めされている必要があるが、その為に以下のように構成
している。
【0032】すなわち、キャリア1の2本の位置決めピ
ン28を基準として、片方の位置決めピン28aが位置
決め穴30a,11a,および31aに共通に嵌合し、
またもう一方の位置決めピン28bが位置決め穴30
b,11b,および31bに共通に嵌合して図4に示す
矢印a方向および矢印b方向の位置を決定している。
【0033】さらにストッパ29の端面がヘッドコンタ
クト部31のストッパ当接部31cに当接するまで図3
に示す矢印a方向に押圧してやることにより、記録ヘッ
ド2の図4に示す矢印c方向の位置も正確に決定するこ
とができる。
【0034】また、図5に示すように、ストッパ29は
キャリア1の搬送方向X1,X2に対して所定の傾きθ
をもって形成されており、記録ヘッド2がキャリア1上
に位置決めされた場合、記録ヘッド2の一定ピッチPで
配列されたノズル(吐出口あるいはオリフィス)#1〜
#mは、ノズル配列の長さHに対して所定量dだけ傾斜
するよう構成されている。また、上記所定量dの精度が
保たれるようストッパ29の間隔Gはノズル配列長さH
に対して大きく取ってある。
【0035】次に以上説明したインクジェット記録装置
を組み込んだ情報処理装置に関して、その構成と電気回
路について説明する。
【0036】図6は本実施例に関する記録装置を組み込
んだ情報処理装置50の外観を表わす模式的斜視図であ
る。本例の情報処理装置は、いわゆるパーソナルコンピ
ュータであり、しかも上記インクジェット記録装置を一
体に備えたハンディタイプのものである。同図におい
て、33は上述のインクジェット記録装置からなるプリ
ンタ部、51は文字や数字およびその他のキャラクタを
入力するためキー511や、各種指令を与えるためのキ
ー512などを備えたキーボード部、35は処理情報を
表示する表示器であり表示画面351を具える。
【0037】プリンタ部33において、窓331は透明
プラスチックよりなり、これにより窓331を介して、
ヘッドカートリッジ4の動き等を視ることができる。窓
331はインクタンクの交換等に際して開閉できるよう
構成されている。また、キー332,333等はプリン
タ部における回復処理,記録紙搬送等、プリンタにおけ
る動作を独自に指示するためのものである。キーボード
51の下側部にはフロッピィディスク着脱口512が設
けられている。
【0038】表示器35は、携帯時等に、キーボード5
1と一体に折り畳むことが可能なように図中矢印b方向
に回動可能に設けられている。また、キーボード51
は、プリンタ部33に対する記録紙14のセット等の際
に図中矢印a方向に回動できるよう設けられている。
【0039】図7は上記情報処理装置50およびプリン
タ部33の制御回路構成を表わすブロック図である。
【0040】まず、プリンタ部33について説明する。
同図において、36は主制御をなすコントローラであ
り、37は後述されるプリンタ側での処理手順を実行す
る例えばマイクロコンピュータ形態のCPU、38は上
記処理における作業用の領域などを設けたRAM、39
は上記処理手順に対応したプログラムを格納したRO
M、40はCPU37の実行サイクルを作り出したプリ
ンタ部33による記録動作の際の必要なタイミングを作
り出したりするタイマ、41はCPU37からの信号と
ホスト装置とを結ぶインターフェイス部である。
【0041】また、42はプリンタ部33の駆動部であ
り、ここで、43は記録ヘッド2のヘッドの有無,種
類,記録ヘッド2の温度を検出するための各センサの出
力値、インクタンク3内のインクの有無を検出するセン
サの出力等、記録ヘッドの情報を検出するヘッド検出
部、44は記録ヘッド2の記録データを蓄えるためのラ
インバッファ、45は記録ヘッド2に駆動信号や電力な
どを送出するヘッドドライバ、46a,46b,46c
はそれぞれキャリアモータ9、拍車18、自動給紙モー
タ48を駆動するのに必要な信号や電力などを送出する
モータドライバ、47はホームポジションセンサ22、
ペーパーセンサ21、給紙イニシャルセンサ49a、給
紙切り替えセンサ49b等のセンサの出力を検出するセ
ンサ検出部である。
【0042】次に、ホスト装置としての情報処理装置に
おいては、ホスト側の処理を実行するCPU501を有
する。ROM503はその処理手順やフォントデータを
格納し、また、RAM502は、作業領域の外にテキス
トデータや画像データを展開する領域を有する。
【0043】CPU501は、プリンタ部33と信号の
授受を行ないながら、表示部35に所定の表示を行う。
【0044】さらに、506は例えばFDD、HDD、
RAMカードなどの外部記憶装置、505は例えば他の
情報処理装置と通信を行なったり、内部のバスに直接接
続して周辺機器を制御したりするための外部インターフ
ェイスである。
【0045】なお、図7のブロック図には含まれていな
いが、他に上記の制御回路に電力を供給するための電源
部があり、これには例えば充電式のバッテリーや、使い
捨ての乾電池、あるいは情報処理装置本体を固定して使
用する場合のAC電源用変換器などがある。
【0046】上述した制御回路構成により、プリンタ
(記録装置)部で被記録材(紙)14に記録を行うわけ
であるが、以下に記録ヘッドの吐出制御の概略を図8の
タイミングチャートを用いて説明する。
【0047】図8はキャリア1をX1(図1,図5参
照)方向に走査させながら、記録ヘッド2からインクを
吐出するときのタイミングチャートである。
【0048】インク吐出は記録ヘッド2のノズル#1〜
#mの順に順次行う。t1はノズル#1と#2の吐出の
時間差を表し、tm-1 はノズル#1と#mの吐出の時間
差を表し、tcycle は同一ノズルの吐出周期を表す。通
常隣接するノズルの吐出の時間差は一定とする方が望ま
しい。即ち、tm-1 =(m−1)×t1 とする。ここ
で、キャリア1をX1方向に速度R/tcycle で搬送し
ながらtm-1 =d×tcycle /Rで吐出を行うことによ
って、ノズルの傾斜d(図5参照)とノズルの吐出の時
間差tm-1 が相殺されて傾きのない記録が可能となる。
【0049】以下、図9〜図12を参照して、インクジ
ェット記録装置における記録ヘッドおよびインクタンク
の交換について説明する。
【0050】図9は上述した記録ヘッドおよびインクタ
ンクを示した模式的斜視図である。
【0051】同図に於いて、結合爪301はインクタン
ク3側に設けられており、結合爪301に対向する記録
ヘッド2側には結合爪ガイド孔201が設けられてい
る。17は記録ヘッド2をキャリアから取り出す際に、
取りだし操作を容易にするためのヘッドタブである。イ
ンクタンク3には、インクタンクガイド溝がない。
【0052】図10は、図9に示す記録ヘッドおよびイ
ンクタンクを用いた場合のヘッドカートリッジ部および
キャリア部を示す模式的上面図である。
【0053】同図において、1は前述したように、記録
ヘッド2およびインクタンク3を保持、走査するための
キャリア、23は記録ヘッド2の保持、着脱をおこなう
ためのヘッドレバー、24はインクタンク3の着脱を行
なうインクタンクレバー、117は記録ヘッド2を付勢
するためのヘッドホルダであり、ヘッドホルダの軸部1
17aとキャリアの軸部102aとのあいだにはヘッド
押圧バネ25が張架されている。ヘッド押圧バネ25の
付勢力はヘッドホルダ117の押圧部117bを介して
記録ヘッドの受圧部2aに伝えられる。118はインク
タンクレバー24の作動によってインクタンクに作用し
てインクタンクの移動を行なうためのインクタンクホル
ダであり、インクタンクの記録ヘッド側端部3aに作用
する前端作用部118aと、インクタンクの記録ヘッド
と反対側端部3bに作用する後端作用部118bとを備
える。
【0054】記録ヘッド交換 図11はキャリア1から図9に示す記録ヘッドおよびイ
ンクタンクを一体としたままで取り出す場合を示す斜視
図である。
【0055】この場合、ヘッドレバー23を図中a方向
に回転させこのような位置まで引き起こすことによっ
て、ヘッドレバー23に設けられたカムが、ヘッドホル
ダ(図示せず)を図中b方向に移動させ、ヘッドホルダ
を介して記録ヘッド2を押圧していたヘッド押圧バネ2
5による記録ヘッド2への押圧力を解除する。またヘッ
ドレバー23は、インクタンクホルダ118も図中b方
向に移動させる。この際にインクタンクホルダ118の
前端作用部118aがインクタンク3の記録ヘッド側端
部3aに係合し移動するため、記録ヘッド2とインクタ
ンク3は一体化したままで図中b方向に移動する。この
状態で記録ヘッド2とインクタンク3は一体のまま図中
c方向に移動させることができ、記録ヘッド2に取付け
られたヘッドタブ17aをつまみ、持ち上げることによ
ってキャリアから取り出しオフキャリア状態とすること
ができる。また上述と逆の操作を行なうことによって、
キャリア1に記録ヘッド2およびインクタンク3を接
続、保持することができる。
【0056】インクタンク交換 図12はキャリア1上で図9に示す記録ヘッドおよびイ
ンクタンクを分離する場合を示す斜視図である。
【0057】この場合、タンクレバー24を図中a方向
に回転させ、所定位置まで引き起こすことによって、タ
ンクレバー24に設けられたカムが、インクタンクホル
ダ118を図中b方向に移動させるが、ヘッドホルダ1
17は移動せず、ヘッド押圧バネ25は記録ヘッド2を
押圧した状態にある。この際にインクタンクホルダ11
8の前端作用部118aがインクタンク3の記録ヘッド
側端部3aに係合し移動するため、インクタンク3は記
録ヘッド2との係合状態を解除され図中b方向に移動す
る。この状態でインクタンク3は、図中c方向に移動さ
せることができ、インクタンクを持ち上げることによっ
てキャリアから取り出しオフキャリア状態とすることが
できる。また、逆にインクタンク3をインクタンクホル
ダ118に装着し、タンクレバー24を図中a方向と逆
方向に回転させることによって、タンクレバー24に設
けられたカムが、インクタンクホルダ118を図中b方
向と逆方向に移動させる。この際にインクタンクホルダ
118の後端作用部118bがインクタンク3の記録ヘ
ッド反対側端部3bに係合し移動するため、インクタン
ク3は図中b方向と逆方向に移動し、記録ヘッド2と係
合状態となる。以上の操作でインクタンク3を接続、保
持することができる。
【0058】上述したプリンタ部33、すなわちインク
ジェット記録装置における処理について、図13〜図2
6に示すフローチャートを参照して、以下に説明する。
【0059】図13はプリンタ部33の電源がオンとさ
れた後の処理の概略を示すフローチャートである。
【0060】電源がオンとされると、ステップS130
1で所定の「パワーオン処理」がなされた後は、ステッ
プS1302,S1303,S1304で順次、「信号
チェック処理」,「エラーチェック処理」および「キー
チェック処理」がなされて行く。プリンタ部33の電源
がオンである間は、これら3つの処理が繰り返される。
【0061】図14は、上記「パワーオン処理」の手順
を示すフローチャートである。
【0062】本処理手順が起動されると、ステップS1
401で、キャリア1を移動させ、ホームポジション2
2の検出信号に基づいてホームポジションの初期化を行
う。次に、ステップS1402で紙送り、または自動給
紙における搬送量データ等の初期化を行ない、ステップ
S1403で記録ヘッドのパワーオン時回復処理を行
う。この処理は、記録ヘッド2をキャップ位置まで移動
させて、予備吐出をした後、記録ヘッド2とブレードと
を相対的に移動させながら記録ヘッド2の吐出口面をワ
イピングし、記録ヘッド2にキャッピングを行なって終
了する。
【0063】次に、ステップS1404でペーパーセン
サが紙有りを検出しているか否かを判断する。肯定判断
の場合は、ステップS1405で、搬送路中に残ってい
る記録紙を排出した後、また、紙有りを検出していない
場合は直ちに本処理手順を終了する。
【0064】図15は、図13のステップS1302に
示した「信号チェック処理」の手順を示すフローチャー
トである。本処理手順は、プリンタ部33に入力する各
信号を監視するための手順であり、何らかの信号の入力
を検出すると、直ちにその信号に対応した処理に移行す
る。
【0065】すなわち、ステップS1501,S150
2,S1503およびS1504でそれぞれ、本装置の
電源オフ信号,記録動作の一時停止信号、この一時停止
信号の解除信号およびホスト装置50から受信データを
それぞれ監視し、それぞれの信号もしくはデータが入力
すると、ステップS1505,S1506,S1507
およびS1508で、それぞれ「パワーオフ処理」,
「一時停止処理」,「一時停止解除処理」および「受信
データ処理」を行なう。
【0066】図16は、図13のステップS1303に
示す「エラーチェック処理」の手順を示すフローチャー
トである。本処理手順は、記録ヘッド,インクタンク,
記録紙および廃インクタンクそれぞれにおける種々のチ
ェックを行うものである。
【0067】まず、ステップS1601で、記録ヘッド
のチェックを行う。ここでは、記録ヘッド2がキャリア
1に装着されているか否かを判断したり、装着されてい
る記録ヘッドの種類や吐出特性等のデータを読込む等の
処理を行う。ステップS1602では、インクタンク内
のインクの残量,タンクの装着の有無,インクの種類等
のチェックを行う。さらに、ステップS1603では、
記録紙の有無等のチェックを行う。次に、ステップS1
604では、後述されるような廃インクタンク内の廃イ
ンク量のチェックを行なう。
【0068】図17は、図13のステップS1304に
示す「キーチェック処理」の手順を示すフローチャート
である。本処理手順は、プリンタ部33の各種キー33
2〜336の操作によるキー入力を監視するための処理
であり、キー入力を検出すると、直ちにそのキーに対応
した処理に移行する。
【0069】すなわち、ステップS1701,S170
2,S1703,S1704,S1705およびS17
06で、それぞれ記録紙搬送にかかる「LF/FFキ
ー」,ホスト装置50との受信接続にかかる「ONLI
NE/OFFLINEキー」,さらには「記録ヘッド交
換キー」,「インクタンク交換キー」,「交換終了キ
ー」および「クリーニングキー」の入力を監視し、それ
ぞれのキー入力があると、ステップS1707,S17
08,S1709,S1710,S1711およびS1
712でそれぞれのキー入力に対応した処理を行う。
【0070】図18は、図15に示した「信号チェック
処理」の中の「受信データ処理」(ステップS150
8)の詳細を示すフローチャートである。本処理手順
は、ホスト装置からの受信データが有ったときに起動さ
れるものであり、プリンタ部33の記録動作はもちろん
のこと、後述されるようなユーザーがホスト装置50の
表示画面351を視ながら行う記録ヘッド交換等の処理
の際にも起動される。
【0071】まず、ステップS1801で、ホスト装置
50との間がオンライン状態か否かを判断し、オンライ
ン状態でなければ本処理手順を終了する。オンラインの
ときは、ステップS1802で現在の受信データが記録
データ作成のコマンドか否かを判断する。作成コマンド
の場合は、ホスト装置50から送信されてくる記録デー
タに基づき、記録ヘッド駆動用データを作成する。
【0072】ステップS1802で否定判断のときは、
ステップS1803で受信データが記録実行コマンドか
否かを判断し、実行コマンドであれば、ステップS18
09で「記録実行処理」を行う。記録実行コマンドでな
い場合には、ステップS1804で記録ヘッド交換コマ
ンドか否かを判断し、交換コマンドであればステップS
1810で後述されるような「記録ヘッド交換処理」を
行う。記録ヘッド交換コマンドでない場合は、ステップ
S1805で現在の受信データがインクタンク交換コマ
ンドか否かを判断し、交換コマンドの場合は、ステップ
S1811で、後述されるような「インクタンク交換処
理」を行う。ステップS1805で否定判断の場合は、
ステップS1806で、交換終了処理のコマンドか否か
を判断する。交換終了処理のコマンドであれば、ステッ
プS1812で後述するような処理を行ない、交換終了
のコマンドでなければ、最後にステップS1807でク
リーニングのコマンドか否かを判断する。クリーニング
コマンドの場合はステップS1813でクリーニング処
理を行ない、そうでなければ本処理手順を終了する。
【0073】図19は、図18に示した「受信データ処
理」の中の「記録実行処理」(ステップS1809)の
詳細を示すフローチャートである。
【0074】「記録実行処理」では、まずステップS1
901で、図16に示した各処理でエラーを検出してい
るか否かを判断し、エラーが有る場合にはステップS1
908で所定のエラー処理を行う。エラーが生じていな
ければ、ステップS1902で記録が1ページの最初か
否かを判断する。最初であれば、ステップS1909
で、後述の「記録前回復処理」を行う。ページの最初で
ない場合には、ステップS1903で、記録中に一定間
隔で行う回復処理Aのタイミングか否かを判断する。次
のステップS1904でも同様に、上記回復処理Aとは
異なる回復処理Bであるか否かの判断を行う。これら判
断で、それぞれの処理のタイミングであると判断する
と、それぞれステップS1910,S1911でそれぞ
れの吐出回復処理を行う。ステップS1905では、1
行分の記録を行なって良い状態か否かを判断し、肯定判
断であれば、ステップS1911で、キャリア1を移動
させながら記録ヘッド2からインクを吐出させて1ライ
ン分の記録を行う。
【0075】ステップS1906では、1ライン分の記
録が終了するなどして1ライン幅分の紙送りをすること
が可能な状態か否かを判断し、可能であればステップS
1912で1ライン幅分の紙送りを行う。また、ステッ
プS1907では、1ページ分の記録が終了するなどし
て排紙可能な状態か否かを判断し、可能であれば、ステ
ップS1913で排紙を実行する。
【0076】図20は、図18に示した「受信データ処
理」中の「交換終了処理」の詳細を示すフローチャート
である。本処理手順は、記録ヘッド2またはインクタン
ク3が交換された場合に行われる記録ヘッド2の吐出回
復処理の1つであり、交換時に接続部からインク供給路
等に混入した気泡を除去することを主な目的とするもの
である。
【0077】ステップS2001では、まず、交換され
たものが記録ヘッドであるか否かを判断し、かつ、フラ
グの状態によって記録ヘッドが装着され、さらに廃イン
クタンクはオーバーフローでないかについて、図16に
示した「エラーチェック」の結果から判断する。
【0078】上記各判断が満たされた場合には、ステッ
プS2002〜S2005で一連の吐出回復処理を行
う。すなわち、ステップS2002,S2003で、記
録ヘッド2にキャッピングを行ない、吸引ポンプによる
吸引を行ない、その後、キャッピングを解除して予備吐
出を行うことを数サイクル繰り返す。その後、ステップ
S2004でワイピングをした後、ステップS2005
でキャッピングを行ない、本処理手順を終了する。
【0079】ステップS2006で交換されたものがイ
ンクタンク3であると判断された場合には、ステップS
2001と同様に、記録ヘッド2の装着等のエラーチェ
ックを行ない、ステップS2007〜S2010で同様
の吐出回復処理を行う。但し、この処理の場合は、ステ
ップS2002〜S2005の処理より軽い回復処理を
行う。すなわち、吸引および予備吐出の繰り返しサイク
ル数を少なくする。
【0080】図21は、図18に示した「受信データ処
理」中の「クリーニング処理」(ステップS1813)
の詳細を示すフローチャートである。
【0081】本処理においても、ステップS2101〜
S2103で一連の「吸引」,「予備吐出」,「ワイピ
ング」を行なう。本処理の吸引および予備吐出は、図2
0に示した前述の交換時のものよりその量ははるかに少
ないものである。
【0082】図22は、図19に示した「記録実行処
理」中の「記録前回復処理」(ステップS1909)の
詳細を示すフローチャートであり、まず、ステップS2
201で、前回の吸引処理(本処理以外の吸引処理を含
む)から3日が経過しているか否かを判断する。3日以
上経過している場合には、ステップS2202で所定量
の吸引処理を行ない、次いでステップS2203でワイ
ピングを行う。これは、長時間記録ヘッドからインクが
吐出されない状態が続く場合には、インクが増粘した
り、インク中に気泡が混入することが生じるため、これ
らの吐出不良要因を除去するために行われる。
【0083】3日以上経過していない場合、あるいはス
テップS2203のタイマー吸引を終了すると、ステッ
プS2204で記録前予備吐出を行なって本処理手順を
終了する。
【0084】図23は、図19に示した「記録実行処
理」の中の「記録中回復A」の処理(ステップS191
0)を示すフローチャートである。本処理は記録開始後
12秒毎に起動される処理であり、比較的軽度の予備吐
出を行う。
【0085】図24は、同様に図19に示す「記録中回
復B処理」(ステップS1911)のフローチャートで
ある。
【0086】本処理は上記「記録中回復A」の予備吐出
が5回行なわれる毎に起動されるものであり、ステップ
S2401でワイピングを行なった後、ステップS24
02で記録時予備吐出を行う。
【0087】図25および図26は、上述した各処理で
行われる吸引処理および予備吐出処理のさらに詳細な手
順を示すフローチャートである。
【0088】吸引または予備吐出が行われるときには、
まず、図16に示すエラーチェックに基づき記録ヘッド
が装着されているかなどの処理を行ない(ステップS2
501またはS2601)、吸引または予備吐出をそれ
ぞれn回またはm回行う(ステップS2502またはS
2602)。次に、後述されるように、廃インクタンク
が現在保持する廃インク量を、吸引または予備吐出で記
録ヘッドから排出されるであろう量、すなわち(吸引ポ
ンプ1回の吸引量Wpump)×nまたは(1回の吐出量W
heat)×mと、前回の計算のときの廃インク量およびそ
のときからの経過時間Twに基づいて計算する(ステッ
プS2503またはS2603)。なお、計算式につい
ては後述する。この計算値は、図16に示す廃インクタ
ンクのエラーチェックに用いられる。最後に、上記経過
時間をリセットして(ステップS2504またはS26
04)、それぞれの処理を終了する。
【0089】なお、吸引または予備吐出による排出量
を、流量計や重量計等によって直接測定してもよい。
【0090】次に、図13〜図26を参照して説明した
プリンタ部33側の処理と、ホスト部50側の処理とが
関連づけて行われる処理であって、本発明の一実施例に
かかる処理について以下に説明する。この処理は、本例
情報処理装置のユーザーがプリンタ部に関するヘッド交
換等の操作を表示画面351上の表示情報を視ながら行
うことを可能とするものである。
【0091】図27は、本例にかかるホスト部50にお
いて実行される処理手順を、図28および図29は、こ
の処理手順に対応するプリンタ部33で実行される処理
手順をそれぞれ示すフローチャートである。なお、図2
8,29で示されるプリンタ部33の処理は、図18の
「受信データ処理」中のそれぞれ「記録ヘッド交換処
理」(ステップS1810)および「インクタンク交換
処理」(ステップS1811)として示すことができ
る。
【0092】本例情報処理装置のユーザーが「プリンタ
操作」というアプリケーションを選択すると、図27に
示すホスト部50の処理が起動され、ステップS270
1で操作メニューの表示を行う。ユーザーはこの表示を
視ながら、キーボード51上の所定キーあるいはマウス
等で所望の操作を選択する。ステップS2702では、
この選択の判断をし、例えば、記録ヘッドの交換が選択
されたと判断すると、ステップS2703の処理へ移行
する。
【0093】ステップS2703では、例えば図30に
示すようなカバー331(窓)を開ける旨を指示する表
示を行ない、ユーザーは、これに従がってカバー331
を開け、次に、その操作が終了した旨をキー等で入力す
る。ホスト部50では、このキー入力等をステップS2
704で判断し、次の処理に進み、ステップS2705
でプリンタ部33へヘッド交換コマンドを送信する。
【0094】プリンタ部33では、このコマンドを受け
て、図28に示すヘッド交換処理(図18のステップS
1810)が起動され、記録ヘッド2を交換位置へシフ
トするため、キャリア1を移動させ(ステップS280
1)、交換位置へ到達するとその旨の信号をホスト部5
0へ送信する(ステップS2802)。
【0095】ホスト部50では、ステップS2706で
上記到達した旨の受信を検知すると、キャリアが交換位
置に到達した旨の表示を行ない(ステップS270
7)、次いでヘッドレバー23を操作し記録ヘッド2の
取外しを指示する旨の表示を行う(ステップS270
8)。ユーザーが、この表示に従がって記録ヘッドを取
外し、その終了を所定のキー等で入力すると、ホスト部
50はこれを判断し(ステップS2709)、記録ヘッ
ド2の装着を指示する旨表示する(ステップS271
0)。
【0096】この間、プリンタ部33では、記録ヘッド
2が取外されたことによってヘッド無しを検出し(ステ
ップS2803)、これにより、ヘッド無しフラグをオ
ンとする(ステップS2804)。このフラグがオフの
ままである場合は、例えば図20に示した「交換終了処
理」のステップS2007において、ヘッド無しと判断
され、回復処理が回避される。次の図29に示す処理で
タンク無しフラグがオンである場合も同様である。
【0097】次いで、ユーザーが記録ヘッド2の装着を
行うと、ステップS2805でヘッド有りを検出し、ヘ
ッド有りフラグをオンとして、記録ヘッドが装着された
旨をホスト部50へ送信する(ステップS2806,S
2807)。
【0098】ホスト部50では、この装着の旨を示す信
号を受信すると(ステップS2711)、記録ヘッド2
に取付けられているヘッドホルダの取外しを指示する表
示、次いで、インクタンクの装着を指示する表示を行な
い、ユーザーが各々の操作を行なってキー入力でその旨
を入力すると、次に、プリンタ部33へ交換終了コマン
ドを送信する(ステップS2712,S2713,S2
714,S2716)。その後、カバーを閉じる旨を指
示する表示を行ない、ホスト部50の本処理手順を終了
する。なお、ステップS2711を省略して表示画面の
次のステップで確認を行っても同様の効果が得られる。
【0099】ホスト部50から交換コマンドが送信され
ると、プリンタ部33では、ヘッド交換処理を終了し
(ステップS2808)、図18のステップS1812
に示した交換終了処理(その詳細は図20に示される)
が起動される。
【0100】図27に示すホスト部50の処理のステッ
プS2702でインクタンク3の交換操作が選択された
と判断した場合は、上記と同様なステップS2718〜
S2728の処理が実行され、また、プリンタ部33で
は、同様にこれに対応して図29に示す処理が実行され
る。これら処理は、図27および図28を参照して説明
した記録ヘッド交換の処理と同様なのでその説明を省略
する。
【0101】ホスト部50は、ステップS2702で、
記録ヘッド2のクリーニング操作が選択されたと判断す
ると、ステップS2729でクリーニングコマンドを送
信して本処理手順を終了する。
【0102】プリンタ部33では、このコマンドに対応
して、図18のステップS1813の「クリーニング処
理(その詳細は図21に示される)」が起動される。
【0103】なお、以上説明した「プリンタ操作処理」
において、記録ヘッドやインクタンクの有/無(装着/
未装着)のほとんどはセンサが検出するものであった
が、これに限られず、ユーザーのキー入力や操作に要す
る通常の時間から判断することも可能である。
【0104】図31は、上述したホスト部50との関連
で行われるのではなく、プリンタ部33で独自に行う交
換,回復処理を示すフローチャートである。すなわち、
ユーザーがプリンタ部33に備えられたキー332〜3
36を操作することによって起動される処理である。
【0105】本処理が起動されると、ステップS310
1でキャリア1を交換位置へ移動させ、ユーザーの記録
ヘッド交換操作に伴なって、ステップS3102〜S3
105の処理が順次実行される。また、ステップS31
06で、本処理が起動されてから所定時間以上経過して
いると判断した場合には、インクタンクの交換も行われ
たと推定して、タンク有りフラグをオンとする(ステッ
プS3107)。
【0106】ユーザーの終了キー入力を判断すると(ス
テップS3108)、ヘッド有りフラグおよびタンク有
りフラグのオン/オフに応じて(ステップS3109,
S3110)、ヘッド交換終了回復処理(ステップS3
111),タンク交換終了回復処理(ステップS311
2),クリーニング処理(ステップS3113)のいず
れかが実行される。ここで、ステップS3111および
S3112の処理は、図17に示す「交換終了処理」
(ステップS1711)に相当し、また、ステップS3
113の処理は、同図に示す「クリーニング処理」(S
1712)に相当する。
【0107】次に、本発明の一実施例にかかる廃インク
タンクについて説明する。本例の廃インクタンクは、そ
の保持する量を従来よりもより厳密に管理することによ
って、より少ない容量でオーバーフロー等を防止するこ
とを可能とするものである。
【0108】従来より知られる廃インクタンクの管理の
1つは、回復処理で記録ヘッドから排出された量を計数
するのみで、廃インクの蒸発を考慮しなかったため、必
要以上に大きな容量の収納部を必要としていた。また、
他の例としては、排出インク量の計数とともに一率の蒸
発を想定する構成があるが、比較的短時間に回復処理が
繰り返された場合には、オーバーフローしてしまうこと
があった。さらに他の例として、廃インクタンクの重量
変化を検出してその保持する量を知る構成があるが、プ
リンタの設置場所等に応じた姿勢変化に対応できず、ま
た、コストアップや小型化の障害といった問題を有する
ものであった。本例の廃インク管理は、これら従来の構
成の問題を解決するものである。
【0109】図32および図33は、図1に示したイン
クジェット記録装置の底部に構成される廃インク収納部
を示す、それぞれ分解斜視図および断面図である。
【0110】これら図に示されるように、装置のシャー
シ5上に、インク吸収紙を積層してなるインク吸収体6
00が載置され、この状態で、カバー60が被覆され
る。カバー60はビス穴60aを介したビス60bによ
ってシャーシ5にビス止めされ、これにより、インク吸
収体600が固定される。インク吸収体600の吸収容
量は、以下で説明する廃インク管理によって最小限のも
のとすることができる。
【0111】図34は、本例で用いられるインクの揮発
成分の蒸発特性を、また、図35は、同インクの不揮発
成分の吸湿特性をそれぞれ実験的に求めた線図である。
いずれの実験においてもその環境温度および湿度を種々
変化させた。
【0112】図34および図35から明らかなように、
いずれの特性においてもインク吸収体600に最も厳し
い条件は、環境温度35℃、環境湿度90%の場合であ
り、本例では、この条件で蒸発係数η(Tw)を定め
た。
【0113】蒸発係数η(Tw)は前回の回復処理から
の経過時間の関数として、図34に示す特性を考慮して
設定したものであり、図36に示すようにテーブルとし
て格納されている。
【0114】本例では、この係数ηに基づいて廃インク
管理を以下のように行う。すなわち、図25および図2
6にて前述したように、吸引または予備吐出を行う毎に
【0115】
【数1】
【0116】の排出があり、
【0117】
【外1】
【0118】以下の(1)式で示すような廃インク量の
更新を行う。すなわち、
【0119】
【数2】
【0120】この(1) 式より得られる揮発成分,
【0121】
【外2】
【0122】現在インク吸収体600が保持している廃
インク量とすることができる。また、回復処理後の廃イ
ンク量は、その経過時間Twに応じたη(Tw)を乗じたも
のとすることができる。これにより、回復処理後の廃イ
ンク量を監視することができ、例えば蒸発等によってそ
のときの廃インク量が後述のような警告値以下となった
場合は、その警告を解除する等の処理が可能となる。な
お、上式で
【0123】
【外3】
【0124】であり、例えば80%,20%とすること
ができる。
【0125】上記廃インク量の計算結果から、以下のよ
うな処理を行うことができる。
【0126】すなわち、上記(1)式中の上式は
【0127】
【数3】
【0128】と置き換えることもでき、排出インク量と
経過時間との関数である。
【0129】このような(1)式より得られる揮発成
分、不揮発成分の更新された量をもとに、図16のステ
ップS1604の廃インクタンクチェックにおいて以下
(2)(2′)式で示すような廃インク量のチェックを
行う。すなわち
【0130】
【数4】
【0131】
【数5】
【0132】ここで、1+Φは図35に示す例では2.
2において、WまたはW′≧リミット1ならば警告を報
知 WまたはW′≧リミット2ならば吸引および予備吐出の
停止、またはプリンタ動作停止する。すなわち、吸引エ
ラー、予備吐出エラー、記録エラーを発生させる。
【0133】以上のような廃インク量管理を行うことに
より、その廃インク保持量をより正確に知ることができ
るため、図37に示すように、従来そのクリーニング回
数の限度を低く設定していたのに対し、本例では、吸収
体600本来の限度近くまでにクリーニング回数を高く
設定することが可能となる。
【0134】また、オーバーフローを防止でき、さら
に、廃インク保持のために不必要な容積を低減できるの
で装置の小型化等に寄与することが可能となる。
【0135】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0136】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0137】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0138】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0139】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0140】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0141】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0142】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0143】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0144】以上の説明から明らかなように、本発明の
実施例によれば、オペレータのための電子機器に対する
操作手順の表示の更新と、オペレータによる電子機器に
対する操作に基づくその電子機器に対する操作手順の表
示の更新との2種類の表示更新を行うことができる。す
なわち、例えば、ヘッドの取外しに応答してヘッドの装
着を指示するようなオペレータの操作に基づく電子機器
に対する操作手順の表示のみならず、例えばヘッド等の
交換動作に関して、キャリアの移動という動作によって
ヘッドの交換位置に到達したという電子機器の状態に応
じて、ヘッドの取外しという操作手順を表示できる。ま
た、本発明の実施例によれば、上記動作の制御およびこ
の動作に伴う状態を通知することができる。この結果、
例えば、電子機器としてインクジェット記録装置におけ
る記録ヘドやインクタンク等の交換の操作を容易かつ適
切に行うことができる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子機器に接続された情報処理装置およびその情報処理
方法であって、電子機器に接続された情報処理装置にお
ける情報処理方法であって、操作部より指示入力される
指示を判断し、前記判断によって判断された前記指示に
基づく、動作の伴う電子機器の制御の状態を認識し、該
認識した前記制御の状態に応じてオペレータのための前
記電子機器に対する操作手順の表示の更新と、前記オペ
レータによる前記電子機器に対する操作に基づく前記電
子機器に対する操作手順の表示の更新と、を制御する情
報処理装置およびその情報処理方法を提供することが可
能となった。また、電子機器およびその電子機器制御方
法であって、電子機器を制御する電子機器制御方法であ
って、前記電子機器に接続された情報処理装置のオペレ
ータのための前記電子機器に対する操作手順の表示に基
づいて、前記情報処理装置の操作部より指示入力される
指示に応じて、動作を伴う電子機器を制御し、前記オペ
レータの前記電子機器に対する操作を検知し、前記制御
によって制御される動作を伴う電子機器の状態及び前記
検知による検知の結果を前記情報処理装置に通知する電
子機器およびその電子機器制御方法を提供することが可
能となった。
【0145】この結果、ユーザーはインクジェット記録
装置におけるインクタンクの操作を容易かつ適切に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるインクジェット記録装置の一実
施例を示す斜視図である。
【図2】上記実施例のキャリア部を示す斜視図である。
【図3】上記実施例のキャリア部の部分的拡大図を示す
断面図である。
【図4】上記実施例のキャリア部とヘッドカートリッジ
部の結合方法を示す斜視図である。
【図5】上記実施例のキャリア部とヘッドカートリッジ
部の位置決め方法を示す模式図である。
【図6】上記実施例のインクジェット記録装置を組込ん
だ情報処理装置を示す斜視図である。
【図7】上記情報処理装置の制御回路構成を表すブロッ
ク図である。
【図8】上記実施例の記録ヘッドのインク吐出のタイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【図9】上記実施例のヘッドカートリッジにおける記録
ヘッドとインクタンクの結合を説明するための斜視図で
ある。
【図10】上記実施例のヘッドカートリッジにおける記
録ヘッドとインクタンクの結合を説明するための上面図
である。
【図11】上記記録ヘッドおよびインクタンクの着脱を
説明するための斜視図である。
【図12】上記記録ヘッドおよびインクタンクの着脱を
説明するための斜視図である。
【図13】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図14】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図15】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図16】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図17】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図18】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図19】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図20】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図21】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図22】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図23】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図24】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図25】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図26】上記実施例におけるプリンタ部における処理
手順を示すフローチャートである。
【図27】上記実施例におけるプリンタ操作処理のホス
ト部における処理手順を示すフローチャートである。
【図28】上記プリンタ操作処理のプリンタ部における
処理手順を示すフローチャートである。
【図29】上記プリンタ操作処理のプリンタ部における
処理手順を示すフローチャートである。
【図30】上記プリンタ操作処理における表示例を示す
図である。
【図31】上記実施例におけるプリンタ部独自の処理の
手順を示すフローチャートである。
【図32】上記実施例における廃インク吸収体の設置を
説明するための分解斜視図である。
【図33】上記実施例における廃インク吸収体の設置を
説明するための断面図である。
【図34】上記実施例で用いられるインクの揮発成分の
蒸発特性を示す線図である。
【図35】上記実施例で用いられるインクの不揮発成分
の吸湿特性を示す線図である。
【図36】上記実施例における廃インク量管理に用いら
れるテーブルの模式図である。
【図37】上記廃インク量管理の効果を説明するための
線図である。
【符号の説明】
1 キャリア 2 記録ヘッド 3 インクタンク 4 ヘッドカートリッジ 5 シャーシ 6 リードスクリュー 7 ガイドレール 8 リードスクリューギヤ 9 キャリアモータ 10 ピニオンギヤ 11 フレキシブルケーブル 11a,30a,31a,11b,30b,31b 位
置決め穴 12 ケーブルホルダ 13 ピンチローラフレーム 14 被記録材 15 搬送ローラ 16 ピンチローラ 17 紙送りモータ 18 拍車 19 排出ローラ 20 減速歯車列 21 ペーパーセンサ 22 ホームポジションセンサ 23 ヘッドレバー 24 インクタンクレバー 25 ヘッドホルダバネ 26 タンクケース 27 連結部 28 位置決めピン 29 ストッパ 30 フレキシブルケーブルパッド 30c インクバリア 31 ヘッドコンタクト部 31c ストッパ当接部 33 プリンタ部 35 表示部 36,42 コントローラ 37,501 CPU 38,502 RAM 39,503 ROM 40 タイマ 41 インターフェイス部 43 ヘッド検出部 44 ラインバッファ 45 ヘッドドライバ 46a,46b,46c モータドライバ 47 センサ検出部 48 自動給紙モータ 49a 給紙イニシャルセンサ 49b 給紙切り替えセンサ 50 情報処理装置(ホスト部) 51 キーボード部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−356070(JP,A) 特開 平2−42568(JP,A) 特開 平4−148754(JP,A) 特開 平6−164812(JP,A) 特開 昭54−67439(JP,A) 特開 昭64−31170(JP,A) 特開 平3−160484(JP,A) 特開 平4−42165(JP,A) 特開 平4−93853(JP,A) 特開 平4−105101(JP,A) 特開 平4−251333(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 29/38 B41J 2/01 G06F 3/12

Claims (97)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器に接続された情報処理装置であ
    って、 操作部より指示入力される指示を判断する判断手段と、 前記判断手段によって判断された前記指示に基づく、動
    作の伴う電子機器の制御の状態を認識する認識手段と、 該認識手段の前記制御状態の認識に応じて、オペレータ
    のための前記電子機器に対する操作手順の表示の更新
    と、前記オペレータによる前記電子機器に対する操作に
    基づく前記電子機器に対する操作手順の表示の更新と、
    を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記電子機器と前記情報処理装置は、外
    部インターフェースを介して、接続されていることを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記電子機器と前記情報処理装置との間
    にコマンドが転送されることを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記外部インターフェースは、他の情報
    処理装置と通信を行うために利用されることを特徴とす
    る請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記外部インターフェースは、装置内部
    のバスに直接接続されていることを特徴とする請求項2
    に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記認識手段は、前記電子機器から送ら
    れる前記電子機器の制御状態を示す情報を認識すること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記電子機器は、リーダと組み合わせた
    複写装置を構成することを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記電子機器は、送受信機能を有するフ
    ァクシミリ装置を構成することを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記情報処理装置は、処理手順、フォン
    トデータ、テキストデータおよび画像データを記憶し、
    また作業領域を構成するメモリを有していることを特徴
    とする請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記電子機器は、レーザによって発生
    する熱エネルギーを利用して液体を吐出することにより
    記録を行う記録装置であることを特徴とする請求項1に
    記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記電子機器は、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録装置であることを特徴とす
    る請求項1に記載の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記操作手順の表示は、記録ヘッドの
    取り外しを指示する旨の表示であることを特徴とする請
    求項1に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記操作手順の表示は、カバーを開け
    る旨の表示であることを特徴とする請求項1に記載の情
    報処理装置。
  14. 【請求項14】 前記操作手順の表示の更新は、前記指
    示に基づいて、オペレーターのための前記電子機器に対
    する操作の手順を順次表示するための更新であることを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  15. 【請求項15】 前記電子機器の動作は、記録ヘッド又
    はインクタンクの交換のための動作であることを特徴と
    する請求項1に記載の情報処理装置。
  16. 【請求項16】 前記電子機器は、熱エネルギーを利用
    して液体を吐出することにより記録を行う記録装置であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  17. 【請求項17】 前記電子機器は、ピエゾ素子を利用し
    て液体を吐出することにより記録を行う記録装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  18. 【請求項18】 前記電子機器は、記録装置であること
    を特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  19. 【請求項19】 インクジェット記録装置としての前記
    電子機器を一体に形成したことを特徴とする請求項11
    に記載の情報処理装置。
  20. 【請求項20】 前記インクジェット記録装置はインク
    を吐出するための記録ヘッドとインクを貯留するインク
    タンクとからなる記録ヘッド部を有したことを特徴とす
    る請求項19に記載の情報処理装置。
  21. 【請求項21】 前記操作は、前記記録ヘッドまたは前
    記インクタンクを交換する操作を含むことを特徴とする
    請求項20に記載の情報処理装置。
  22. 【請求項22】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成に基づい
    てインクを吐出することを特徴とする請求項19ないし
    21のいずれかに記載の情報処理装置。
  23. 【請求項23】 前記インクは、単色のインクであるこ
    とを特徴とする請求項19ないし22のいずれかに記載
    の情報処理装置。
  24. 【請求項24】 前記インクは、複数種類の色のインク
    であることを特徴とする請求項19ないし22のいずれ
    かに記載の情報処理装置。
  25. 【請求項25】 前記インクは、吐出時に液化される固
    形インクであることを特徴とする請求項19ないし24
    のいずれかに記載の情報処理装置。
  26. 【請求項26】 電子機器に接続された情報処理装置に
    おける情報処理方法であって、 操作部より指示入力される指示を判断し、 前記判断によって判断された前記指示に基づく、動作の
    伴う電子機器の制御の状態を認識し、 該認識した前記制御の状態に応じてオペレータのための
    前記電子機器に対する操作手順の表示の更新と、前記オ
    ペレータによる前記電子機器に対する操作に基づく前記
    電子機器に対する操作手順の表示の更新と、を制御する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  27. 【請求項27】 前記電子機器と前記情報処理装置は、
    外部インターフェースを介して、接続されていることを
    特徴とする請求項26に記載の情報処理方法。
  28. 【請求項28】 前記電子機器と前記情報処理装置との
    間にコマンドが転送されることを特徴とする請求項26
    に記載の情報処理方法。
  29. 【請求項29】 前記外部インターフェースは、他の情
    報処理装置と通信を行うために利用されることを特徴と
    する請求項27に記載の情報処理方法。
  30. 【請求項30】 前記外部インターフェースは、装置内
    部のバスに直接接続されていることを特徴とする請求項
    27に記載の情報処理方法。
  31. 【請求項31】 前記認識するステップは、前記電子機
    器から送られる前記電子機器の制御状態を示す情報を認
    識することを特徴とする請求項26に記載の情報処理方
    法。
  32. 【請求項32】 前記電子機器は、リーダと組み合わせ
    た複写装置を構成することを特徴とする請求項26に記
    載の情報処理方法。
  33. 【請求項33】 前記電子機器は、送受信機能を有する
    ファクシミリ装置を構成することを特徴とする請求項2
    6に記載の情報処理方法。
  34. 【請求項34】 前記情報処理装置は、処理手順、フォ
    ントデータ、テキストデータおよび画像データを記憶
    し、また作業領域を構成するメモリを有していることを
    特徴とする請求項26に記載の情報処理方法。
  35. 【請求項35】 前記電子機器は、レーザによって発生
    する熱エネルギーを利用して液体を吐出することにより
    記録を行う記録装置であることを特徴とする請求項26
    に記載の情報処理方法。
  36. 【請求項36】 前記電子機器は、インクジェット記録
    装置であることを特徴とする請求項26に記載の情報処
    理方法。
  37. 【請求項37】 前記操作手順の表示は、記録ヘッドの
    取り外しを指示する旨の表示であることを特徴とする請
    求項26に記載の情報処理方法。
  38. 【請求項38】 前記操作手順の表示は、カバーを開け
    る旨の表示であることを特徴とする請求項26に記載の
    情報処理方法。
  39. 【請求項39】 前記操作手順の表示の更新は、前記指
    示に基づいて、オペレーターのための前記電子機器に対
    する操作の手順を順次表示するための更新であることを
    特徴とする請求項26に記載の情報処理方法。
  40. 【請求項40】 前記電子機器の動作は、記録ヘッド又
    はインクタンクの交換のための動作であることを特徴と
    する請求項26に記載の情報処理方法。
  41. 【請求項41】 前記電子機器は、熱エネルギーを利用
    して液体を吐出することにより記録を行う記録装置であ
    ることを特徴とする請求項26に記載の情報処理方法。
  42. 【請求項42】 前記電子機器は、ピエゾ素子を利用し
    て液体を吐出することにより記録を行う記録装置である
    ことを特徴とする請求項26に記載の情報処理方法。
  43. 【請求項43】 前記電子機器は、記録装置であること
    を特徴とする請求項26に記載の情報処理方法。
  44. 【請求項44】 前記インクジェット記録装置はインク
    を吐出するための記録ヘッドとインクを貯留するインク
    タンクとからなる記録ヘッド部を有したことを特徴とす
    る請求項36に記載の情報処理方法。
  45. 【請求項45】 前記操作は、前記記録ヘッドまたは前
    記インクタンクを交換する操作を含むことを特徴とする
    請求項44に記載の情報処理方法。
  46. 【請求項46】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成に基づい
    てインクを吐出することを特徴とする請求項44または
    45に記載の情報処理方法。
  47. 【請求項47】 前記インクは、単色のインクであるこ
    とを特徴とする請求項44ないし46のいずれかに記載
    の情報処理方法。
  48. 【請求項48】 前記インクは、複数種類の色のインク
    であることを特徴とする請求項44ないし46のいずれ
    かに記載の情報処理方法。
  49. 【請求項49】 前記インクは、吐出時に液化される固
    形インクであることを特徴とする請求項44ないし48
    のいずれかに記載の情報処理方法。
  50. 【請求項50】 電子機器に接続された情報処理装置の
    オペレータのための前記電子機器に対する操作手順の表
    示に基づいて、前記情報処理装置の操作部より指示入力
    される指示に応じて、動作を伴う電子機器を制御する制
    御手段と、 前記オペレータの前記電子機器に対する操作を検知する
    検知手段と、 前記制御手段によって制御される動作を伴う電子機器の
    状態及び前記検知手段による検知の結果を前記情報処理
    装置に通知する通知手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  51. 【請求項51】 前記電子機器と前記情報処理装置は、
    外部インターフェースを介して、接続されていることを
    特徴とする請求項50に記載の電子機器。
  52. 【請求項52】 前記電子機器と前記情報処理装置との
    間にコマンドが転送されることを特徴とする請求項50
    に記載の電子機器。
  53. 【請求項53】 前記外部インターフェースは、他の電
    子機器と通信を行うために利用されることを特徴とする
    請求項51に記載の電子機器。
  54. 【請求項54】 前記外部インターフェースは、装置内
    部のバスに直接接続されていることを特徴とする請求項
    51に記載の電子機器。
  55. 【請求項55】 前記電子機器は、リーダと組み合わせ
    た複写装置を構成することを特徴とする請求項50に記
    載の電子機器。
  56. 【請求項56】 前記電子機器は、送受信機能を有する
    ファクシミリ装置を構成することを特徴とする請求項5
    0に記載の電子機器。
  57. 【請求項57】 前記情報処理装置は、処理手順、フォ
    ントデータ、テキストデータおよび画像データを記憶
    し、また作業領域を構成するメモリを有していることを
    特徴とする請求項50に記載の電子機器。
  58. 【請求項58】 前記電子機器は、レーザによって発生
    する熱エネルギーを利用して液体を吐出することにより
    記録を行う記録装置であることを特徴とする請求項50
    に記載の電子機器。
  59. 【請求項59】 前記電子機器は、インクジェット記録
    装置であることを特徴とする請求項50に記載の電子機
    器。
  60. 【請求項60】 前記操作手順の表示は、記録ヘッドの
    取り外しを指示する旨の表示であることを特徴とする請
    求項50に記載の電子機器。
  61. 【請求項61】 前記操作手順の表示は、カバーを開け
    る旨の表示であることを特徴とする請求項50に記載の
    電子機器。
  62. 【請求項62】 前記操作手順の表示の更新は、前記指
    示に基づいて、オペレーターのための前記電子機器に対
    する操作の手順を順次表示するための更新であることを
    特徴とする請求項50に記載の電子機器。
  63. 【請求項63】 前記電子機器の動作は、記録ヘッド又
    はインクタンクの交換のための動作であることを特徴と
    する請求項50に記載の電子機器。
  64. 【請求項64】 前記電子機器は、熱エネルギーを利用
    して液体を吐出することにより記録を行う記録装置であ
    ることを特徴とする請求項50に記載の電子機器。
  65. 【請求項65】 前記電子機器は、ピエゾ素子を利用し
    て液体を吐出することにより記録を行う記録装置である
    ことを特徴とする請求項50に記載の電子機器。
  66. 【請求項66】 前記電子機器は、記録装置であること
    を特徴とする請求項50に記載の電子機器。
  67. 【請求項67】 前記検知手段は、前記操作を検知する
    センサを有したことを特徴とする請求項50に記載の電
    子機器。
  68. 【請求項68】 前記インクジェット記録装置はインク
    を吐出するための記録ヘッドとインクを貯留するインク
    タンクとからなる記録ヘッド部を有したことを特徴とす
    る請求項59に記載の電子機器。
  69. 【請求項69】 前記操作は、前記記録ヘッドまたは前
    記インクタンクを交換する操作を含むことを特徴とする
    請求項68に記載の電子機器。
  70. 【請求項70】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成に基づい
    てインクを吐出することを特徴とする請求項68ないし
    69のいずれかに記載の電子機器。
  71. 【請求項71】 前記インクは、単色のインクであるこ
    とを特徴とする請求項68ないし70のいずれかに記載
    の電子機器。
  72. 【請求項72】 前記インクは、複数種類の色のインク
    であることを特徴とする請求項68ないし70のいずれ
    かに記載の電子機器。
  73. 【請求項73】 前記インクは、吐出時に液化される固
    形インクであることを特徴とする請求項68ないし72
    のいずれかに記載の電子機器。
  74. 【請求項74】 電子機器を制御する電子機器制御方法
    であって、 前記電子機器に接続された情報処理装置のオペレータの
    ための前記電子機器に対する操作手順の表示に基づい
    て、前記情報処理装置の操作部より指示入力される指示
    に応じて、動作を伴う電子機器を制御し、 前記オペレータの前記電子機器に対する操作を検知し、 前記制御によって制御される動作を伴う電子機器の状態
    及び前記検知による検知の結果を前記情報処理装置に通
    知することを特徴とする電子機器制御方法。
  75. 【請求項75】 前記電子機器と前記情報処理装置は、
    外部インターフェースを介して、接続されていることを
    特徴とする請求項74に記載の電子機器制御方法。
  76. 【請求項76】 前記電子機器と前記情報処理装置との
    間にコマンドが転送されることを特徴とする請求項74
    に記載の電子機器制御方法。
  77. 【請求項77】 前記外部インターフェースは、他の電
    子機器と通信を行うために利用されることを特徴とする
    請求項75に記載の電子機器制御方法。
  78. 【請求項78】 前記外部インターフェースは、装置内
    部のバスに直接接続されていることを特徴とする請求項
    75に記載の電子機器制御方法。
  79. 【請求項79】 前記電子機器は、リーダと組み合わせ
    た複写装置を構成することを特徴とする請求項74に記
    載の電子機器制御方法。
  80. 【請求項80】 前記電子機器は、送受信機能を有する
    ファクシミリ装置を構成することを特徴とする請求項7
    4に記載の電子機器制御方法。
  81. 【請求項81】 前記情報処理装置は、処理手順、フォ
    ントデータ、テキストデータおよび画像データを記憶
    し、また作業領域を構成するメモリを有していることを
    特徴とする請求項74に記載の電子機器制御方法。
  82. 【請求項82】 前記電子機器は、レーザによって発生
    する熱エネルギーを利用して液体を吐出することにより
    記録を行う記録装置であることを特徴とする請求項74
    に記載の電子機器制御方法。
  83. 【請求項83】 前記電子機器は、インクジェット記録
    装置であることを特徴とする請求項74に記載の電子機
    器制御方法。
  84. 【請求項84】 前記操作手順の表示は、記録ヘッドの
    取り外しを指示する旨の表示であることを特徴とする請
    求項74に記載の電子機器制御方法。
  85. 【請求項85】 前記操作手順の表示は、カバーを開け
    る旨の表示であることを特徴とする請求項74に記載の
    電子機器制御方法。
  86. 【請求項86】 前記操作手順の表示の更新は、前記指
    示に基づいて、オペレーターのための前記電子機器に対
    する操作の手順を順次表示するための更新であることを
    特徴とする請求項74に記載の電子機器制御方法。
  87. 【請求項87】 前記電子機器の動作は、記録ヘッドま
    たはインクタンクの交換のための動作であることを特徴
    とする請求項74に記載の電子機器制御方法。
  88. 【請求項88】 前記電子機器は、熱エネルギーを利用
    して液体を吐出することにより記録を行う記録装置であ
    ることを特徴とする請求項74に記載の電子機器制御方
    法。
  89. 【請求項89】 前記電子機器は、ピエゾ素子を利用し
    て液体を吐出することにより記録を行う記録装置である
    ことを特徴とする請求項74に記載の電子機器制御方
    法。
  90. 【請求項90】 前記電子機器は、記録装置であること
    を特徴とする請求項74に記載の電子機器制御方法。
  91. 【請求項91】 前記検知するステップは、前記操作を
    検知するセンサを用いて当該検知を行うことを特徴とす
    る請求項74に記載の電子機器制御方法。
  92. 【請求項92】 前記インクジェット記録装置はインク
    を吐出するための記録ヘッドとインクを貯留するインク
    タンクとからなる記録ヘッド部を有したことを特徴とす
    る請求項83に記載の電子機器制御方法。
  93. 【請求項93】 前記操作は、前記記録ヘッドまたは前
    記インクタンクを交換する操作を含むことを特徴とする
    請求項92に記載の電子機器制御方法。
  94. 【請求項94】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
    用してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成に基づい
    てインクを吐出することを特徴とする請求項92または
    93のいずれかに記載の電子機器制御方法。
  95. 【請求項95】 前記インクは、単色のインクであるこ
    とを特徴とする請求項92ないし94のいずれかに記載
    の電子機器制御方法。
  96. 【請求項96】 前記インクは、複数種類の色のインク
    であることを特徴とする請求項92ないし94のいずれ
    かに記載の電子機器制御方法。
  97. 【請求項97】 前記インクは、吐出時に液化される固
    形インクであることを特徴とする請求項92ないし96
    のいずれかに記載の電子機器制御方法。
JP5007051A 1993-01-19 1993-01-19 情報処理装置、情報処理方法、電子機器および電子機器制御方法 Expired - Lifetime JP2941136B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5007051A JP2941136B2 (ja) 1993-01-19 1993-01-19 情報処理装置、情報処理方法、電子機器および電子機器制御方法
DE69429025T DE69429025T2 (de) 1993-01-19 1994-01-18 Informationsverarbeitungssystem mit einem Drucker
AT94300354T ATE208920T1 (de) 1993-01-19 1994-01-18 Informationsverarbeitungssystem mit einem drucker
ES94300354T ES2162838T3 (es) 1993-01-19 1994-01-18 Sistema de proceso de informacion que incluye aparato de impresion.
EP94300354A EP0608106B1 (en) 1993-01-19 1994-01-18 Information processing system including the printing apparatus
US08/900,716 US6676236B1 (en) 1993-01-19 1997-07-28 Information processing system including the printing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5007051A JP2941136B2 (ja) 1993-01-19 1993-01-19 情報処理装置、情報処理方法、電子機器および電子機器制御方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10377655A Division JPH11265272A (ja) 1998-12-29 1998-12-29 情報処理装置、情報処理方法、電子機器および電子機器制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06210939A JPH06210939A (ja) 1994-08-02
JP2941136B2 true JP2941136B2 (ja) 1999-08-25

Family

ID=11655264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5007051A Expired - Lifetime JP2941136B2 (ja) 1993-01-19 1993-01-19 情報処理装置、情報処理方法、電子機器および電子機器制御方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0608106B1 (ja)
JP (1) JP2941136B2 (ja)
AT (1) ATE208920T1 (ja)
DE (1) DE69429025T2 (ja)
ES (1) ES2162838T3 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6975423B2 (en) 1993-11-08 2005-12-13 Seiko Epson Corporation Printing apparatus and a control method therefor
US6771378B2 (en) 1994-10-20 2004-08-03 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus which obtains information concerning residual ink amount from an attached ink jet printer
EP0770300A2 (en) * 1995-04-12 1997-05-02 Eastman Kodak Company High capacity compressed document image storage for digital color printers
CN1101315C (zh) * 1995-12-18 2003-02-12 精工爱普生株式会社 打印机及其控制方法
US6113208A (en) * 1996-05-22 2000-09-05 Hewlett-Packard Company Replaceable cartridge for a printer including resident memory with stored message triggering data
JP2001113792A (ja) * 1999-10-15 2001-04-24 Seiko Epson Corp プリンタのメンテナンスガイドプログラムを記憶した記憶媒体、プリンタのメンテナンスガイド装置およびプリンタのメンテナンスガイド方法
JP4605731B2 (ja) * 2001-05-10 2011-01-05 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
GB0113095D0 (en) * 2001-05-30 2001-07-18 3M Innovative Properties Co Liquid usage monitoring
JP5120163B2 (ja) * 2008-09-05 2013-01-16 セイコーエプソン株式会社 記録装置及び記録装置における初期化方法
JP6797554B2 (ja) * 2016-05-06 2020-12-09 キヤノン株式会社 通知装置および記録装置
JP7139804B2 (ja) * 2018-09-10 2022-09-21 株式会社リコー システム、画像形成装置、サーバ装置、印刷方法
CN111546795B (zh) * 2019-02-12 2022-05-13 珠海艾派克微电子有限公司 打印控制方法、耗材芯片和图像形成系统

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
LU86152A1 (de) * 1985-11-07 1987-06-26 Int Gulf Venture Sa Elektronische datenverarbeitungsanlage

Also Published As

Publication number Publication date
ES2162838T3 (es) 2002-01-16
EP0608106B1 (en) 2001-11-14
DE69429025T2 (de) 2002-06-20
DE69429025D1 (de) 2001-12-20
EP0608106A1 (en) 1994-07-27
ATE208920T1 (de) 2001-11-15
JPH06210939A (ja) 1994-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0442438B1 (en) Ink jet recording apparatus
CA2035090C (en) Ink jet apparatus and ink jet cartridge therefor
JP2941136B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、電子機器および電子機器制御方法
USRE36279E (en) Ink jet apparatus and ink jet cartridge therefor
EP0608104B1 (en) Waste ink monitoring in an ink-jet recording apparatus
US5673070A (en) Recording apparatus for controlling recording in accordance with battery capacity
JP4241067B2 (ja) インクジェット記録装置及びその制御方法
JP3167475B2 (ja) インクジェット記録装置および廃インク量計算方法
EP0442470B1 (en) Ink jet recording apparatus
US6328422B1 (en) Ink jet head cartridge having a folded wiring member
JPH02165954A (ja) インクジェット記録装置および該装置に装着される記録ヘッド
US6676236B1 (en) Information processing system including the printing apparatus
KR100495294B1 (ko) 화상 기록 장치 및 그 제어 방법
JPH11265272A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、電子機器および電子機器制御方法
JP3124022B2 (ja) インクジェット記録装置および不吐出検知方法
JP2693258B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH0631937A (ja) インクジェット記録装置
JP2804581B2 (ja) インクジェット記録装置の操作方法
JP3466732B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2693257B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3295158B2 (ja) 記録装置
JP3236476B2 (ja) 廃インクタンク
JPH08323993A (ja) 不吐出検出装置
JP2001146022A (ja) インクジェット記録装置、情報処理装置およびインク残量低下の判別方法
JPH0671900A (ja) インクジェットカートリッジおよび記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080618

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110618

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618

Year of fee payment: 14