JP2940879B2 - 鉛蓄電池の開路電圧測定法 - Google Patents
鉛蓄電池の開路電圧測定法Info
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- JP2940879B2 JP2940879B2 JP2259504A JP25950490A JP2940879B2 JP 2940879 B2 JP2940879 B2 JP 2940879B2 JP 2259504 A JP2259504 A JP 2259504A JP 25950490 A JP25950490 A JP 25950490A JP 2940879 B2 JP2940879 B2 JP 2940879B2
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/36—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
- G01R31/382—Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC
- G01R31/3835—Arrangements for monitoring battery or accumulator variables, e.g. SoC involving only voltage measurements
-
- G—PHYSICS
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- G01R31/36—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
- G01R31/378—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC] specially adapted for the type of battery or accumulator
- G01R31/379—Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC] specially adapted for the type of battery or accumulator for lead-acid batteries
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は鉛蓄電池の状態を知るための開路電圧測定
法に関するものである。
法に関するものである。
〈従来の技術〉 電池特性の１つとして開路電圧は電池状態を知る上で
役立つものである。
役立つものである。
しかしながら、電池に対する充電中や放電中に一時的
に開路状態にしても通常の開路電圧を示すまでに数時間
を要する。
に開路状態にしても通常の開路電圧を示すまでに数時間
を要する。
〈発明が解決しようとする課題〉 従って、従来は充放電中または充放電直後の電池の開
路電圧を短時間に推定することは難しいという問題があ
る。
路電圧を短時間に推定することは難しいという問題があ
る。
そこで、この発明は上記のような問題点を解決するた
め、鉛蓄電池の開路電圧に近似する値を短時間に求める
ことができる開路電圧測定法を提供することを目的とし
ている。
め、鉛蓄電池の開路電圧に近似する値を短時間に求める
ことができる開路電圧測定法を提供することを目的とし
ている。
〈課題を解決するための手段〉 上記のような課題を解決するため、この発明は一定の
放電状態にある鉛蓄電池を定電流放電すると共に、その
放電開始直後ならびに所定時間経過後の放電電圧を数点
測定し、放電開始から測定までの経過時間の対数値と放
電電圧との回帰式を求め、次に所定時間の休止の後、放
電時と同一または略同一の電流値で定電流充電すると共
に、その充電開始直後ならびに所定時間経過後の充電電
圧を数点測定し、充電開始から測定までの経過時間の対
数値と充電電圧との回帰式を求め、このようにして得ら
れた２つの回帰式の交点から求めた電圧を開路電圧に近
似するものと見なす方法を採用したものである。
放電状態にある鉛蓄電池を定電流放電すると共に、その
放電開始直後ならびに所定時間経過後の放電電圧を数点
測定し、放電開始から測定までの経過時間の対数値と放
電電圧との回帰式を求め、次に所定時間の休止の後、放
電時と同一または略同一の電流値で定電流充電すると共
に、その充電開始直後ならびに所定時間経過後の充電電
圧を数点測定し、充電開始から測定までの経過時間の対
数値と充電電圧との回帰式を求め、このようにして得ら
れた２つの回帰式の交点から求めた電圧を開路電圧に近
似するものと見なす方法を採用したものである。
〈作用〉 ある放電状態の鉛蓄電池を定電流放電した場合、放電
開始後の経過時間の対数値とそれに対応する放電電圧と
は高い相関があり、これに引き続き少しの休止を行なっ
た後、上記放電電流と同一または略同一の電流値で定電
流充電を行うと、充電開始後の経過時間の対数値とそれ
に対応する充電電圧とは高い相関があり、しかも２つの
相関を表す回帰式は互いに傾が逆で必ず１つの点で交わ
り、そしてこの交点に相当する電圧は通常の開路電圧と
近似し、従って短時間で開路電圧を推定することができ
る。
開始後の経過時間の対数値とそれに対応する放電電圧と
は高い相関があり、これに引き続き少しの休止を行なっ
た後、上記放電電流と同一または略同一の電流値で定電
流充電を行うと、充電開始後の経過時間の対数値とそれ
に対応する充電電圧とは高い相関があり、しかも２つの
相関を表す回帰式は互いに傾が逆で必ず１つの点で交わ
り、そしてこの交点に相当する電圧は通常の開路電圧と
近似し、従って短時間で開路電圧を推定することができ
る。
〈実施例〉 以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
この発明は、鉛蓄電池の開路電圧測定法において、一
定放電状態にある鉛蓄電池を定電流放電すると共に、そ
の放電開始直後ならびに数秒〜数十秒経過後の放電電圧
を数点測定し、放電開始から測定までの経過秒数の対数
値と放電電圧との回帰式を求める。
定放電状態にある鉛蓄電池を定電流放電すると共に、そ
の放電開始直後ならびに数秒〜数十秒経過後の放電電圧
を数点測定し、放電開始から測定までの経過秒数の対数
値と放電電圧との回帰式を求める。
この放電開始後の経過時間の対数値とそれに対応する
放電電圧とは高い相関がある。
放電電圧とは高い相関がある。
次に数十秒〜数分の休止の後、放電時と同一または略
同一の電流値で定電流充電すると共に、その充電開始直
後ならびに数秒〜数十秒経過後の充電電圧を数点測定
し、充電開始から測定までの経過秒数の対数値と充電電
圧との回帰式を求める。
同一の電流値で定電流充電すると共に、その充電開始直
後ならびに数秒〜数十秒経過後の充電電圧を数点測定
し、充電開始から測定までの経過秒数の対数値と充電電
圧との回帰式を求める。
この場合も、充電開始後の経過時間の対数値とそれに
対応する充電電圧は高い相関がある。
対応する充電電圧は高い相関がある。
このようにして得られた２つの回帰式は互いに傾きが
逆で必ず１つの点で交わり、しかもこの交点に相当する
電圧は通常の開路電圧と略近似するため、上記交点から
求めた電圧を鉛蓄電池の開路電圧と見なすものである。
逆で必ず１つの点で交わり、しかもこの交点に相当する
電圧は通常の開路電圧と略近似するため、上記交点から
求めた電圧を鉛蓄電池の開路電圧と見なすものである。
上記の開路電圧測定法において、定電流放電と定電流
充電の順序を逆にしてもよい。
充電の順序を逆にしてもよい。
また、定電流放電または定電流充電を行なう前の鉛蓄
電池状態が放電中であれば充電から、充電中であれば放
電から行なえばよく、定電流放電または定電流充電に入
る前に数十秒ないし数分の休止を入れるようにしてもよ
い。
電池状態が放電中であれば充電から、充電中であれば放
電から行なえばよく、定電流放電または定電流充電に入
る前に数十秒ないし数分の休止を入れるようにしてもよ
い。
更に、定電流放電または定電流充電を行なう電流値は
電池定格容量Ｃの0.1CA〜3CAの範囲で行なうのがよい。
電池定格容量Ｃの0.1CA〜3CAの範囲で行なうのがよい。
ところで、上記の開路電圧測定法において、求まる２
つの回帰式の交点に対応する経過時間は、ほぼ千秒前後
であることがわかっており、２つの回帰式を求めて、そ
の交点より電圧を求めるのに代えて、２つの回帰式のど
ちらか１つを求め、時間の項に千秒前後の値を代入して
求めた電圧を開路電圧と近似するものと見なしてもよ
い。
つの回帰式の交点に対応する経過時間は、ほぼ千秒前後
であることがわかっており、２つの回帰式を求めて、そ
の交点より電圧を求めるのに代えて、２つの回帰式のど
ちらか１つを求め、時間の項に千秒前後の値を代入して
求めた電圧を開路電圧と近似するものと見なしてもよ
い。
次に、この発明の具体例を示す。
定格容量35AHの2V鉛蓄電池６個を予め放電し、放電深
度50％の状態にした後、これを10.8Aの定電流で２分間
放電し、放電開始の１秒後、３秒後、15秒後、60秒後の
放電電圧Ｙを放電時時間（秒）の対数値Ｘに対してプロ
ットしてその相関を求めた。
度50％の状態にした後、これを10.8Aの定電流で２分間
放電し、放電開始の１秒後、３秒後、15秒後、60秒後の
放電電圧Ｙを放電時時間（秒）の対数値Ｘに対してプロ
ットしてその相関を求めた。
この場合の回帰式はＹ＝2.034−0.021X 相関係数−0.974で表わせる。（第１図） 次に、１分間の休止後10.8Aの定電流で２分間充電
し、充電開始の１秒後、３秒後、15秒後、60秒後の充電
電圧Ｙを充電時間（秒）の対数値Ｘに対しプロットして
その相関を求めた。
し、充電開始の１秒後、３秒後、15秒後、60秒後の充電
電圧Ｙを充電時間（秒）の対数値Ｘに対しプロットして
その相関を求めた。
この場合の回帰式はＹ＝2.078−0.054X 相関係数0.974で表わせる。（第２図） この２つの回帰式を連立させてＹを求めると、Ｙ＝2.
046（Ｖ）となり、この放電深度における開路電圧の近
似値として用いることができる。
046（Ｖ）となり、この放電深度における開路電圧の近
似値として用いることができる。
なお、上記具体例において、放電および充電する電流
値は、先にも述べたように0.1CA〜3CAの範囲で行なうの
がよく、例えば0.01CAとか10.CAで行なうと回帰式と相
関係数が悪くなるし、開路電圧にあまり近似しなくな
る。
値は、先にも述べたように0.1CA〜3CAの範囲で行なうの
がよく、例えば0.01CAとか10.CAで行なうと回帰式と相
関係数が悪くなるし、開路電圧にあまり近似しなくな
る。
〈効果〉 以上のように、この発明によると、鉛蓄電池の充放電
中または充放電直後の開路電圧を短時間に推定すること
ができるようになり、電池状態を知る上で極めて有用で
ある。
中または充放電直後の開路電圧を短時間に推定すること
ができるようになり、電池状態を知る上で極めて有用で
ある。
第１図は放電開始後の経過時間と放電電圧との関係を示
す相関図、第２図は放電休止後に充電した時の充電開始
後の経過時間と充電電圧との関係を示す相関図である。
す相関図、第２図は放電休止後に充電した時の充電開始
後の経過時間と充電電圧との関係を示す相関図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 征治 大阪府高槻市城西町６番６号 湯浅電池 株式会社内 (72)発明者 樋笠 博正 香川県高松市屋島西町2109番地８ 株式 会社四国総合研究所内 (72)発明者 石川 文彦 香川県高松市屋島西町2109番地８ 株式 会社四国総合研究所内 (72)発明者 松村 茂憲 香川県高松市屋島西町2109番地８ 株式 会社四国総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−129674（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−98278（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−134279（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01R 31/36 H02J 7/00 H01M 10/42 - 10/48
Claims (6)
- 【請求項１】一定の放電状態にある鉛蓄電池を定電流放
電すると共に、その放電開始直後ならびに所定時間経過
後の放電電圧を数点測定し、放電開始から測定までの経
過時間の対数値と放電電圧との回帰式を求め、次に所定
時間の休止後、放電時と同一または略同一の電流値で定
電流充電すると共に、その充電開始直後ならびに所定時
間経過後の充電電圧を数点測定し、充電開始から測定ま
での経過時間の対数値と充電電圧との回帰式を求め、こ
のようにして得られた２つの回帰式の交点から求めた電
圧を開路電圧に近似するものと見なすことを特徴とする
鉛蓄電池の開路電圧測定法。 - 【請求項２】請求項（１）に記載の鉛蓄電池の開路電圧
測定法において、定電流放電と定電流充電の順序を逆に
することを特徴とする鉛蓄電池の開路電圧測定法。 - 【請求項３】請求項（１）乃至（２）に記載の鉛蓄電池
の開路電圧測定法において、定電流放電または定電流充
電を行なう前の電池状態が放電中であれば充電から、充
電中であれば放電から行なうことを特徴とする鉛蓄電池
の開路電圧測定法。 - 【請求項４】請求項（３）に記載の鉛蓄電池の開路電圧
測定法において、定電流放電または定電流充電に入る前
に数十秒ないし数分の休止を入れることを特徴とする鉛
蓄電池の開路電圧測定法。 - 【請求項５】請求項（１）乃至（４）に記載の鉛蓄電池
の開路電圧測定法において、定電流放電または定電流充
電を行なう電流値を電池定格容量Ｃの0.1CA〜3CAの範囲
で行なうことを特徴とする鉛蓄電池の開路電圧測定法。 - 【請求項６】請求項（１）に記載の鉛蓄電池の開路電圧
測定法において、２つの回帰式の交点から電圧を求める
のに代えて２つの回帰式のどちらか１つを求め、時間の
項に千秒前後の値を代入して電圧を求め、この電圧を開
路電圧とすることを特徴とする鉛蓄電池の開路電圧測定
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2259504A JP2940879B2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 鉛蓄電池の開路電圧測定法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2259504A JP2940879B2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 鉛蓄電池の開路電圧測定法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04134280A JPH04134280A (ja) | 1992-05-08 |
| JP2940879B2 true JP2940879B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=17335022
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2259504A Expired - Lifetime JP2940879B2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 鉛蓄電池の開路電圧測定法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2940879B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8586206B2 (en) | 2010-06-30 | 2013-11-19 | Idemitsu Kosan Co., Ltd. | Aromatic amine derivative and organic electroluminescence device using the same |
| KR101482829B1 (ko) | 2010-11-22 | 2015-01-14 | 이데미쓰 고산 가부시키가이샤 | 유기 일렉트로루미네선스 소자 |
-
1990
- 1990-09-27 JP JP2259504A patent/JP2940879B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04134280A (ja) | 1992-05-08 |
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