JP2940698B2

JP2940698B2 - テレビジョン受像機のタイマ設定方法

Info

Publication number: JP2940698B2
Application number: JP2160873A
Authority: JP
Inventors: 明美長谷川; 強志永田
Original assignee: Sanyo Denki Co Ltd
Current assignee: Sanyo Denki Co Ltd
Priority date: 1990-06-19
Filing date: 1990-06-19
Publication date: 1999-08-25
Anticipated expiration: 2014-08-25
Also published as: JPH0451683A

Description

【発明の詳細な説明】（イ）産業上の利用分野本発明は、プログラムタイマ、オフタイマ、オンタイ
マ等のテレビジョン受像機のタイマ設定方法に関する。
特に、オンスクリーン表示機能を備えたテレビジョン受
像機のタイマ設定方法に関する。

（ロ）従来の技術テレビジョン受像機（以下、テレビと称す）には、使
用者の利便性を高めるために、様々な付加機能が設けら
れている。

たとえば、現在時刻をテレビ画面に表示する時刻表示
機能、あらかじめ設定された時刻になるとテレビの電源
を自動的に投入し、かつ希望のチャンネルを選局するオ
ンタイマ機能、希望時刻にテレビの電源を自動的に切る
オフタイマ機能等が有り良く知られている。

ところで、衛星放送受信チューナ内蔵のテレビ（BS内
蔵テレビ）では、上述のタイマ機能の外に、あらかじめ
設定された時刻になると、自動的にテレビ内部のBSチュ
ーナを希望のチャンネルに選局し、その選局した信号を
出力端子に出力するプログラムタイマ機能を備える。こ
の機能は、BSチューナを内蔵しないビデオテープレコー
ダ（VTR）で衛星放送を留守番録画するために設けられ
たものである。依って、プログラムタイマ機能による動
作時は、BSチューナをオンさせるだけであり、テレビの
メイン電源部はオフであり、ブラウン管の画面はオフ状
態のままである。

ところで、上記各種時刻の設定は、リモコン送信器に
設けられたプログラムキーを押圧するごとに、テレビは
通常画面→現時刻設定モード→オフタイマ時刻設定モー
ド→オンタイマ時刻設定モード→プログラムタイマ時刻
設定モード→通常画面→と変化し、この変化に応じて、
ブラウン管画面にはそのモードに応じた文字情報が第４
図の如く、順次オンスクリーン表示される。

（ハ）発明が解決しようとする課題しかし、上記の従来技術では、一画面に一モードの設
定用文字情報しか表示していないので現在時刻と各種タ
イマ時刻との相互の関係を理解しずらい。例えば、今か
ら30分後にテレビをオフさせたい場合に現在時刻を知る
必要があるが、この場合オフタイマ時刻設定画面（第４
図ｃ）では現在時刻を知ることができず現時刻設定画面
（第４図ｂ）に戻らなければならないので操作が煩雑に
なる。そこで、実願昭62−106456号（実開平１−11070
号公報）のような現時刻とタイマ設定時刻とを一画面で
表示できるものが提案されている。

しかしながら、プログラムタイマ、オンタイマの時刻
設定など一旦設定された状態で、現時刻がクリアされた
場合、現在時刻がクリアされたにも関わらず、タイマの
設定時刻が設定された時刻の状態のままでは、正確なタ
イマの動作がなされなくなるという問題点がある。即
ち、現時刻をクリアするということは、新たに現時刻を
設定することであり、タイマもその現時刻に合わせて設
定しないと正確な動作は行うことはできない。

（ニ）課題を解決するための手段本発明は、現時刻、プログラムタイマ時刻、オフタイ
マ時刻およびオンタイマ時刻の設定用の文字画像情報を
同時にオンスクリーン表示し、かつ上記画面で上記の各
時刻を設定するようにしたテレビジョン受像機のタイマ
設定方法において、テレビジョン受像機の現時刻のデータをクリアした時
に、すでに設定されているタイマ時刻のデータもクリア
することを特徴とするテレビジョン受像機のタイマ設定
方法である。

（ホ）作用本発明では、現時刻の時分データのクリア時に、同時
に、オフタイマ、オンタイマ、プログラムタイマ等のタ
イマ設定用データも自動的にクリアされる。

（ヘ）実施例第１図乃至第３図を参照しつつ、本発明の一実施例を
説明する。第１図は回路ブロック図、第２図はフローチ
ャート、第３図は画面の状態を示す図である。

第１図に於いて、（10）はUHF/VHFチューナ、（12）
は映像中間周波数回路、（14）は映像出力回路、16はBS
チューナ、（18）は出力端子、（SW）は切り換えスイッ
チである。

（20）はリモコン送信器であり、通常の音量、ボリュ
ーム、電源オン／オフ、チャンネル等のキー以外に「プ
ログラム」（20a）、「送り」（20b）、「レベル＋」
（20c）「レベルー」（20d）、「取り消し」（20e）の
５つのキーを備えている。（22）はリモコン信号受信回
路、（24）は時計回路、（26）はキャラクタジェネレー
タである。キャラクタジェネレータは映像出力回路から
の水平垂直同期信号に基づいたタイミングで文字信号を
出力する。

（28）はマイコンよりなる制御部であり、テレビの主
電源のオン／オフ、BSチューナの電源オン／オフ、UHF/
VHFチューナの選局、BSチューナの選局、ブラウン管に
映出する出力の選択、キャラクタジェネレータの制御、
タイマ機能の制御等を行う。この制御部（28）は、リモ
コン送信器（20）からのリモコン信号により、現時刻設
定モードとなり、現時刻を設定された後に、計時動作を
行ない、タイマ設定時刻になると、オフタイマ、オンタ
イマ、プログラムタイマ等の項目に合った動作を行う。
また、この各種タイマ時刻及び現時刻設定時には、使用
者による設定を助けるために、キャラクタジェネレータ
（26）を制御して、文字情報をオンスクリーン表示させ
ている。

（30）は信号加算回路、（32）はブラウン管である。
第２図に制御部（28）のフローチャートを示す。

次に動作を説明する。

通常画面（第３図ａ）の状態で、リモコン（20）の
「プログラム」キー（20a）が押されると、制御部（2
8）はこれを検出して、キャラクタジェネレータ（26）
を制御して、ブラウン管（32）に第３図ｂのタイマ時刻
設定画面が表示される。

この時、時刻設定済みでなければジコクが選択され、
選択された項目はマゼンタ色のカソール（第３図ｂの3
4）で示される。時刻設定済みであれば、プログラム１
が選択される。（第３図ｈ）続けて「プログラム」キーが押されると第２図（ｂ）
の※Ａの順で選択項目は順次変更される。

又、「送り」キー（20b）を押すと第２図のフローチ
ャートに従って「プログラム」キーで選択されている項
目の中の小項目が変更される。続けて「送り」キーが押
されると第２図（ｃ）の※Ｂの順で小項目は変更され
る。

このようにして、設定（変更）したい時データ、分デ
ータ、（CHデータ）は、「プログラム」キー（20a）と
「送り」キー（20b）で選択されることになる。次に
「レベル＋」、「レベル−」キーの動作であるが、「レ
ベル＋」、「レベル−」キー（20c）（20d）が押される
と上記選択された時データ、分データ、または、（CHデ
ータ）が±１される。「取り消し」キー（20e）が押さ
れると「プログラム」キーで選択されている項目の時デ
ータ、分データ、（CHデータ）がクリアされる。尚、現
時刻設定状態で取り消した場合（現時刻をクリアした場
合）は、既に設定された他の項目の時刻データもクリア
される。

タイマー設定画面から抜け出す場合は、５つのキー
（20a〜20d）以外のキーを押すとすぐに抜け出せる。

第３図を参照しつつ、「AM11:30」を現時刻のデータ
として設定する操作を説明する。

第３図ａの通常画面表示時に、「プログラム」キーを
押して第３図ｂのタイマー設定画面にする。

次に「送り」キーを押し時刻の時の桁を設定できるよ
うにする。この時、第３図ｃの如く、時の桁もカーソル
（34）が表示されている。次に「レベル＋」または「レ
ベル−」キーで第３図ｄ如く、時データを「AM11」に合
わせる。

次に、「送り」キーを押すと、時刻の分の桁を設定で
きる（第３図ｅ）。時の桁と同様に「レベル＋」、「レ
ベル−」キーで分のデータを「30」にあわし、「送り」
キーを押すと現時刻の設定が完了する。

尚、上記と同様にオフタイマの時刻の設定を行える。

プログラムタイマ１の設定方法を説明すると、時デー
タと分データを設定する第３図ｌまでは時計設定と同様
で時刻の分の桁まで設定する。その後「送り」キーで、
チャンネルデータ設定項目にし、「レベル＋」、「レベ
ル−」キー（20c）（20d）により、第３図ｎの如く受信
希望チャンネル（この場合はBS3チャンネル）を選択す
る。そして、「送り」キーで設定が完了する。

プログラムタイマ２、オンタイマー設定方法も同様で
ある。

（ト）発明の効果本発明のタイマ設定方法によって、現時刻データのク
リア時は、他の時刻データもクリアするので別途クリア
する作業が不要となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
そのフローチャートを示す図、第３図は画面表示の変化
を説明するための図である。第４図は従来の画面表示を説明するための図である。（28）…制御部、（26）…キャラクタジェネレータ、
（20a）…プログラムキー、（20b）…送りキー、（20
c）（20d）…レベル＋／−キー、（20e）…取り消しキ
ー。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】現時刻、プログラムタイマ時刻、オフタイ
マ時刻およびオンタイマ時刻の設定用の文字画像情報を
同時にオンスクリーン表示し、かつ上記画面で上記の各
時刻を設定するようにしたテレビジョン受像機のタイマ
設定方法において、テレビジョン受像機の現時刻のデータをクリアした時
に、すでに設定されているタイマ時刻のデータもクリア
することを特徴とするテレビジョン受像機のタイマ設定
方法。