JP2940656B2 - 車両用サスペンション装置 - Google Patents

車両用サスペンション装置

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JP2940656B2
JP2940656B2 JP6041994A JP6041994A JP2940656B2 JP 2940656 B2 JP2940656 B2 JP 2940656B2 JP 6041994 A JP6041994 A JP 6041994A JP 6041994 A JP6041994 A JP 6041994A JP 2940656 B2 JP2940656 B2 JP 2940656B2
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JP
Japan
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lamp switch
steering
shock absorber
steering angle
certain amount
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聡彦 阿部
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NITSUSAN DEIIZERU KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、操舵角センサと車速セ
ンサとブレーキランプスイッチとバックアップランプス
イッチとからの信号によって、空気バネおよびショック
アブソーバをソフト又はハードに切換える制御装置を有
するサスペンション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】空気ばねと可変ショックアブソーバを有
しノーズダイブ制御とロール制御が可能なエアサスペン
ションシステムにおいて、例えばブレーキをかけ、ハン
ドルを切る時のようにノーズダイブ制御からロール制御
に変化する時、従来は各ばね、各ショックアブシーソー
バが瞬時に切り替わり、それにより車体に急激な挙動変
化が生じ、乗り心地や操縦性、安定性を害ねる場合があ
った。
【0003】一方電子制御エアサスペンション車用制御
装置に関し、直進状態で外乱により車体にローリングが
生じた場合、そのローリングを抑制出来るようにし、乗
り心地を改善する従来技術として図6に制御システムブ
ロック図を示す特開平5−193324号公報が知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術によ
ってもノーズダイブ制御からロール制御に変化に対応で
きるものではない。
【0005】したがって本発明では、ノーズダイブ制御
からロール制御に変化する時に論理和をとった中間制御
を行ない、乗り心地や操縦性、安定性の改善を図ること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、操舵角
センサと車速センサとブレーキランプスイッチとバック
アップランプスイッチとからの信号によって空気ばねお
よび可変ショックアブソーバをソフト又はハードに切換
える制御装置を有する車両用サスペンション装置におい
て、該制御装置は車速が零でなくブレーキランプスイッ
チがオフで直進時即ち操舵角が一定量以下の時は全車輪
の空気ばねと可変ショックアブソーバとをソフトに、ま
た車速が零でなくブレーキランプスイッチがオフ、操舵
角が一定量以上で左操舵の時には右側の空気ばね及び右
側の可変ショックアブソーバをハードとし、右操舵の時
にはその逆の制御を行い、かつブレーキランプスイッチ
がオン、バックアップランプスイッチがオンで操舵角が
一定量以下の時は後輪の空気ばねと可変ショックアブソ
ーバとをハードに、ブレーキランプスイッチがオン、バ
ックアップランプスイッチがオンで操舵角が一定量以上
で左操舵の時には後軸左右輪及び前軸右輪の空気ばねと
ショックアブソーバとをハードに、またブレーキランプ
スイッチがオン、バックアップランプスイッチがオンで
操舵角が一定量以上で右操舵の時には後軸左右輪及び前
軸左輪の空気ばねとショックアブソーバをハードに制御
する機能を有する。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】上記のように本発明では、ノーズダイブ制御か
らロール制御に変化する時に論理和をとった中間制御を
行なうため、乗り心地や操縦性、安定性の改善が図られ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面によって説
明する。図1において、前軸左右輪1a、1bと図示し
ない車体の間には空気ばね2a、2b、と可変ショック
アブソーバ7a、7b、が設けられている。また後軸左
右輪1c、1dと車体の間には空気ばね2c、2e;2
d、2fと可変ショックアブソーバ7c、7e;7d、
7fが設けられている。なお片輪に必ずしも二組の空気
ばねとショックアブソーバを必要とはしない。
【0011】そして前記前軸の空気ばね2a、2bはレ
ベリングバルブ4a、4bを介しリザーバタンク3と連
通しエアが給・排気され、前記後軸の空気ばね2c、2
e;2d、2fはレベリングバルブ4c、連通弁8a、
8bを介し前記リザーバタンク3と接続しエアが給・排
気されている。また前記空気ばね2a、2b、2c、2
e;2d、2fは切換弁6a、6b、6c、6e;6
d、6fを介しサブタンク5a、5b、5c、5d、と
接続し、前記切換弁6a、6b、6c、6e;6d、6
fを開とすると前記空気ばね2a、2b、2c、2e;
2d、2fと前記サブタンク5a、5b、5c、5dは
連通し、空気ばねとしての容量が増えるため前記空気ば
ね2a、2b、2c、2e;2d、2fの特性をソフト
にすることが出来る。また閉とすると前記切換弁6a、
6b、6c、6e;6d、6fを開とすると前記空気ば
ね2a、2b、2c、2e;2d、2fと前記サブタン
ク5a、5b、5c、5dは流路を断たれるので空気ば
ねとしての容量が減り、ばね定数をハードに切換えるこ
とが出来る。
【0012】さらに前記切換弁6a、6b、6c、6
e;6d、6f、前記可変ショックアブソーバ7a、7
b、7c、7e;7d、7fは操舵角センサ11、ブレ
ーキランプスイッチ12、パーキングブレーキスイッチ
13、横加速度センサ14、上下加速度センサ15、バ
ックアップランプスイッチ16、車速センサ17からの
入力情報をもとに制御ユニット9からの制御信号により
前記空気ばねのばね定数及び可変ショックアブソーバの
減衰力特性をソフト/ハードの2段階に切換えることが
出来る。
【0013】図2はタイヤ1、空気ばね2、レベリング
バルブ4、サブタンク5、切換弁6、可変ショックアブ
ソーバ7からなる1輪分の構成図であり、図3はモード
切換えスイッチ10、車速センサ17、操舵角センサ1
1、ブレーキランプスイッチ12、バックアップランプ
スイッチ13、制御ユニット9、切換弁6、ショックア
ブソーバ7からなる制御システムブロック図である。
【0014】また図4の本発明と従来技術の制御パター
ンの比較図では、従来技術ではノーズダイブ制御 n−
1からロール制御r−1に(又はこの逆に)急激に変化
してしまうが、本発明ではノーズダイブ制御 n−2か
らロール制御r−2に(又はこの逆に)変化する際は間
に中間制御nrを組み込んであることを示している。な
お同図中、上下の丸は前後輪を、また黒丸はハードに制
御された車輪、白丸はソフトに制御された車輪を示す。
【0015】次に図5を使って制御フローを説明する。
【0016】図1をも参照して、まずスタートして、モ
ード切換えスイッチ10をオートにし(ステップ1)、
ステップ2で操舵角、車速、ブレーキランプスイッチ、
バックアップランプスイッチの情報を読み込み、ステッ
プ3で車速を判断する。車速が零の場合はそのまま終了
となる。
【0017】車速が零でない場合はステップ4に移り、
ブレーキランプスイッチ12がオフか否か判断し、オフ
であればステップ5に移り操舵角θが一定量θ0 以上か
否かを判断し、一定量θ0 以下であればステップ6に移
り全ての車輪1の切換弁6を開とし、空気ばね2とサブ
タンク5を連通させ、ばね定数をソフトにすると同時に
ショックアブソーバ7の減衰力をソフトにする。
【0018】また一定量θ0 以上であればステップ7に
移り操舵方向を判断し、右操舵であればステップ8に移
り前後軸とも左輪をハード、右輪をソフトとし終了す
る。また同条件で左操舵であればステップ8に移り前後
軸とも右輪をハード、左輪をソフトとし終了する。
【0019】またブレーキランプスイッチ12がオン即
ち制動をかけた場合はステップ10に移り、バックアッ
プランプスイッチがオフであるか否かを判断する。バッ
クアップランプスイッチがオフである場合はステップ1
1に移り、操舵角θが一定量θ0 以上か否かを判断し、
一定量θ0 以下であればステップ12に移り前軸両輪の
空気ばねとショックアブソーバをハードとし終了する。
また一定量θ0 以上であればステップ13に移り操舵方
向を判断し、右操舵であればステップ14に移り前軸の
両輪と後軸左輪をハードとし終了する。また同条件で左
操舵であればステップ15に移り前軸の両輪と後軸右輪
をハードとし終了する。
【0020】さらにバックアップランプスイッチがオン
である場合はステップ16に移り、操舵角θが一定量θ
0 以上か否かを判断し、一定量θ0 以下であればステッ
プ17に移り後軸両輪の空気ばねとショックアブソーバ
をハードとし終了する。また一定量θ0 以上であればス
テップ18に移り操舵方向を判断し、右操舵であればス
テップ19に移り、後軸の両輪と前軸左輪をハードとし
終了する。また同条件で左操舵であればステップ20に
移り、後軸の両輪と前軸右輪をハードとし終了する。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、ノーズ
ダイブ制御からロール制御に変化する時に論理和をとっ
た中間制御を行なうため、乗り心地や操縦性、安定性の
改善が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体システム構成図
【図2】実施例の1輪分の構成図
【図3】実施例の制御システムブロック図
【図4】本発明と従来技術の制御パターンの比較図
【図5】本発明の制御フローチャート図
【図6】従来技術の制御システムブロック図
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d・・・車輪 2、2a、2b、2c、2d、2e、2f・・・空気ば
ね 3・・・リザーバタンク 4、4a、4b、4c・・・レベリングバルブ 5、5a、5b、5c、5d・・・サブタンク 6、6a、6b、6c、6d、6e、6f・・・切換弁 7、7a、7b、7c、7d、7e、7f・・・ショッ
クアブソーバ 9・・・制御ユニット 11・・・操舵角センサ 12・・・ブレーキランプスイッチ 16・・・バックアップランプスイッチ 17・・・車速センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵角センサと車速センサとブレーキラ
    ンプスイッチとバックアップランプスイッチとからの信
    号によって空気ばねおよび可変ショックアブソーバをソ
    フト又はハードに切換える制御装置を有する車両用サス
    ペンション装置において、該制御装置は車速が零でなく
    ブレーキランプスイッチがオフで直進時即ち操舵角が一
    定量以下の時は全車輪の空気ばねと可変ショックアブソ
    ーバとをソフトに、また車速が零でなくブレーキランプ
    スイッチがオフ、操舵角が一定量以上で左操舵の時には
    右側の空気ばね及び右側の可変ショックアブソーバをハ
    ードとし、右操舵の時にはその逆の制御を行い、かつブ
    レーキランプスイッチがオン、バックアップランプスイ
    ッチがオンで操舵角が一定量以下の時は後輪の空気ばね
    と可変ショックアブソーバとをハードに、ブレーキラン
    プスイッチがオン、バックアップランプスイッチがオン
    で操舵角が一定量以上で左操舵の時には後軸左右輪及び
    前軸右輪の空気ばねとショックアブソーバとをハード
    に、またブレーキランプスイッチがオン、バックアップ
    ランプスイッチがオンで操舵角が一定量以上で右操舵の
    時には後軸左右輪及び前軸左輪の空気ばねとショックア
    ブソーバをハードに制御する機能を有することを特徴と
    する車両用サスペンション装置。
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