JP2940440B2 - 電子楽器の波形データ圧縮記録方法および波形データ再生方法 - Google Patents
電子楽器の波形データ圧縮記録方法および波形データ再生方法Info
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Description
音源を備える電子楽器に関するものである。
形メモリには、複数の楽音波形が記録されていることか
ら、高品質の楽音を発音させようとした場合は、記録す
べき楽音波形数が多くなり、そのため、大量の波形メモ
リ容量を必要としていた。そこで、波形メモリの容量を
削減する方法が従来から提案されている。その一例を説
明すると、楽音波形に含まれる周波数成分は楽音波形が
異なれば、周波数成分も通常異なる場合が多い。この性
質を利用して楽音波形に含まれる周波数成分が低い時
は、記録時に楽音波形を低いサンプリング周波数により
サンプリングしてサンプリングデータ数を少なくするこ
とにより、波形メモリの容量を削減する方法がある。
ンプリング周波数が異なる場合があり、一定の読み出し
タイミングごとに発音すべきノート・ナンバのみに対応
して決まるFナンバ(読み出し速度)で波形メモリから
楽音波形を読み出すと、サンプリング周波数と読み出し
タイミングとの関係が楽音波形ごとに一定とならないた
め、所望のピッチの楽音が得られなくなる。すなわち、
波形メモリから読み出される楽音波形のピッチを調整す
るための工夫を行なう必要がある。一方、波形メモリ音
源方式においては、Fナンバとして細かく再生周波数を
制御することができるので、記録時のサンプリング周波
数に応じてFナンバを制御すれば、記録時のサンプリン
グ周波数の違いを補正して所望のピッチで楽音波形を読
み出すことができる。このようにして、従来は波形メモ
リの容量の低減を実現するようにしていた。
音系の楽音波形の1発音の楽音波形のアタック部におい
ては基本波の高調波成分等の高い周波数成分が含まれて
いるが、持続部においては高調波の減衰が速く進んでお
り、残った成分はほとんど基本波成分となるため、アタ
ック部に比較して含まれる周波数成分は低いものとな
る。また、発音開始から次第に輝きを増すような音色の
場合には、発音開始時には周波数成分は余り高いものと
ならないが、次第に楽音波形に含まれる周波数成分は高
いものとなる。従来はこのような楽音であっても、1発
音の楽音波形を録音する場合のサンプリング周波数は、
楽音波形中の最も高い周波数成分を折り返しノイズを発
生することなくサンプリングできるサンプリング周波数
に固定されている(異なる楽音波形では変更してもよ
い)ため、不要な周波数帯域まで波形メモリに記録され
ることになり、波形メモリの使用効率が低下するという
問題点があった。
子楽器において、波形メモリへ記録する波形データの波
形データ圧縮記録方法および波形データ再生方法を提供
することを目的としている。
に、本発明の電子楽器の波形データ圧縮記録方法は、所
定期間の間継続する波形を入力する入力ステップ、入力
した前記波形を固定サンプリング周波数でサンプリング
し、アナログ/デジタル変換して得られた第1波形デー
タを第1メモリに書き込む第1書込ステップ、前記所定
期間の途中において録音サンプリング周波数を変化させ
る制御ステップ、前記第1メモリから読み出した前記第
1波形データを、折り返しノイズが生じないようにフィ
ルタ処理すると共に、前記制御ステップにより変化され
た前記録音サンプリング周波数に応じてリサンプリング
して、第2波形データを得るリサンプリングステップ、
該リサンプリングステップで得られた第2波形データ
を、順次第2メモリに書き込む第2書込ステップとから
なるものである。
方法において、前記固定サンプリング周波数が、もっと
も高いサンプリング周波数とされているものであり、 さ
らに、前記録音サンプリング周波数は、前記所定期間の
途中の所定タイミングにおいて、階段状に変化するよう
にしたものであり、あるいは、前記録音サンプリング周
波数は、前記所定期間中の所定タイミングにおいて、徐
々に変化するようにしたものである。
生方法は、波形の継続する所定期間において変化する録
音サンプリング周波数でサンプリングされて、波形メモ
リに記録された波形データを再生する波形データ再生方
法であって、演奏情報に応じて対数領域の再生速度を指
示する速度指示ステップ、前記録音サンプリング周波数
の変化により、前記波形メモリに記憶された波形データ
に生じるピッチ変動分に対応する対数領域の変化データ
を発生する発生ステップ、前記速度指示ステップで指示
された再生速度と前記変化データを加減算することによ
り、前記再生速度を補正する補正ステップ、該補正ステ
ップで補正された再生速度に応じて、周波数に比例する
リニア領域の周波数ナンバを発生する発生ステップ、前
記周波数ナンバに応じた速度で増加する読出アドレスを
生成し、該読出アドレスに応じて前記波形メモリから波
形データを読み出し、波形を再生するステップとからな
るものである。
中において、波形データに含まれる周波数成分が高いア
タック部等においてはサンプリング周波数を高くし、波
形データに含まれる周波数成分が余り高くない持続部等
においてはサンプリング周波数を低くしたので、波形メ
モリに記録する波形サンプルデータ数を低減して圧縮す
ることができる。したがって、波形メモリの記録容量を
削減することができると共に、その使用効率を向上する
ことができる。
1ないし図3を参照しながら説明するが、図1は1発音
中の波形データの例を示しており、図2はその波形デー
タの周波数スペクトル分布、すなわち波形データの周波
数帯域幅を示しており、図3は1発音中での波形データ
録音時のサンプリング周波数Fsを変化させる態様の例
を示している。図1に例として示す楽音波形の波形デー
タは、減衰音系の1発音中の波形データの例を示してお
り、aの時点は発音初期のアタック部であり、その波形
はその上部に示すように基本波の高調波等を多く含んだ
複雑な波形となっている。bの時点はその後の若干減衰
した時点であり、さらにcの時点は持続部(サスティ
ン)であり、その波形はその上部に示すように、高調波
成分の減衰が大きく基本波に近い単純な波形となってい
る。さらに、dの時点は発音の後期の減衰のより進んだ
時点とされている。
ータの周波数スペクトル分布の例を図2(a)〜(d)
に示すが、アタック部における周波数スペクトル分布
(a)は、高調波成分が多く高域の周波数f1までスペ
クトルが存在し、その周波数帯域は広帯域とされてい
る。この(a)で示されるアタック部の波形データをサ
ンプリングする場合のサンプリング周波数Fsは、少な
くとも2f1以上とする必要がある。また、波形データ
がいくぶんか減衰した時点bの周波数スペクトルは図2
(b)に示すように、周波数f2までスペクトルが存在
するようになる。すなわち、次数の高い高調波成分が速
く減衰し、その周波数帯域はアタック部より帯域が狭く
なる。この図2(b)で示される波形データをサンプリ
ングする場合のサンプリング周波数Fsは、少なくとも
2f2以上とする必要がある。
続部においては、高調波の減衰がさらに進み同図(c)
に示す周波数スペクトル分布となる。すなわち、基本波
に近い周波数f3までしかスペクトルが存在せず、その
周波数帯域はかなり狭くなる。この持続部の波形データ
をサンプリングする場合のサンプリング周波数Fsは、
少なくとも2f3以上とする必要があるが、2f1に比
較するとかなり低い周波数でよいことになる。また、波
形データがさらに減衰した時点dの周波数スペクトルは
図2(d)に示すように、含まれる高調波の次数が最も
低くなり、さらに基本波に近い周波数f4までしかスペ
クトルが存在しなくなる。すなわち、その周波数帯域は
アタック部に比較して非常に狭くなり、図2(d)で示
すスペクトルの波形データをサンプリングする場合のサ
ンプリング周波数Fsは、少なくとも2f4以上とする
必要があるが、アタック部に比べて数分の1の非常に低
いサンプリング周波数でよいものとなる。
とするサンプリング周波数は、波形データの減衰に伴
い、次第に低いサンプリング周波数Fsとすることがで
きるので、本発明においてはこれを利用して記録する波
形データを圧縮するために、図3に示すように波形デー
タを録音するときのサンプリング周波数Fsを変化させ
ている。すなわち、図3においては、少なくともアタッ
ク部が終了するまでの期間を含む時点t1までは、サン
プリング周波数Fsを最も高い例えば48kHzとし、
この時点からサンプリング周波数を、48kHzより低
い例えば32kHzに切り替え、時点t2において、さ
らにアタック部におけるサンプリング周波数Fsの1/
2の24kHzのサンプリング周波数Fsに切り替え
る。
調波成分の減衰している持続部の期間とされており、時
点t3以降では、高調波成分はさらに減衰するので、サ
ンプリング周波数Fsがさらに低くなるよう切り替えら
れ、アタック部におけるサンプリング周波数の1/4の
12kHzのサンプリング周波数Fsに切り替えられ
る。これにより、時点t1からt2までの単位時間当り
の波形サンプルデータ量は、時点t1までの単位時間当
りの波形サンプルデータ量の2/3となり、時点t2か
らt3までの単位時間当りの波形サンプルデータ量は、
時点t1までの単位時間当りの波形サンプルデータ量の
1/2となり、時点t3からの単位時間当りの波形サン
プルデータ量は、時点t1までの単位時間当りの波形サ
ンプルデータ量の1/4となる。したがって、全体とし
て1発音の波形サンプルデータ量を低減することがで
き、多数の波形データをサンプリングして記録する場合
には、さらに波形サンプルデータ量の低減効果が顕著に
現れるようになる。
減された1発音中の波形サンプルデータは、そのまま波
形メモリに書き込まれるようになる。そして、この波形
メモリから読み出された波形サンプルデータは定再生レ
ートで再生されるようになる。なお、この一定の再生レ
ートはディジタル−アナログ変換器の変換動作のタイミ
ングレートである。しかし、1発音中の波形データの録
音時にサンプリング周波数Fsを図3に示すように切り
替えて記録した波形サンプルデータを、定再生レートで
再生すると、当然のことながら再生された波形サンプル
データのピッチは1発音中で変化することになる。
s)で波形サンプルメモリから読み出された1発音中の
波形サンプルデータを再生した場合のピッチと、波形メ
モリの読み出しアドレスとの関係を1発音中でのOPの
変化として図4に示す。この図において、NN0 は録音
時に発音された波形データの音名のピッチである。ま
た、アドレスAd1までのアドレス範囲は、図3に示す
時点t1までに生成された波形サンプルデータを読み出
せるアドレス範囲であり、アドレスAd1〜Ad2のア
ドレス範囲は、図3に示す時点t1〜t2までに生成さ
れた波形サンプルデータを読み出せるアドレス範囲であ
り、アドレスAd2〜Ad3のアドレス範囲は、図3に
示す時点t2〜t3までに生成された波形サンプルデー
タを読み出せるアドレス範囲であり、アドレスAd3を
越えるアドレス範囲は、図3に示す時点t3以降に生成
された波形サンプルデータを読み出せるアドレス範囲で
ある。
データ録音時の最も高いサンプリング周波数Fsと同じ
48kHzとした場合であり、このような定再生レート
により、アドレスAd1までのアドレス範囲で読み出さ
れた波形サンプルデータのピッチは、録音時と同じ音名
NN0 のピッチとなる。この時、図1に示すように波形
データの1周期が100サンプル数で表される場合、そ
のピッチは48(kHz)÷100=480(Hz)と
なる。また、アドレスAd1〜Ad2のアドレス範囲で
読み出された波形サンプルデータのピッチは、録音時の
3/2倍の定再生レートで再生されるため、音名NN0
のピッチの3/2倍のピッチとなる。この場合のピッチ
は、480×(3/2)=720(Hz)となる。
ス範囲で読み出された波形サンプルデータのピッチは、
録音時の2倍の定再生レートで再生されるため960H
zとなり、音名NN0 のピッチの2倍のピッチとなる。
すなわち、音名NN0 の1オクターブ高いピッチ(NN
0 +1Oct)となる。さらにまた、アドレスAd3以
降のアドレスで読み出された波形サンプルデータのピッ
チは、録音時の22 倍の定再生レートで再生されるた
め、音名NN0 のピッチの22 倍のピッチ、つまり19
20Hzとなる。すなわち、音名NN0 の2オクターブ
高いピッチ(NN0 +2Oct)となる。
タをサンプリングするサンプリング周波数Fsを切り替
えると、波形メモリから読み出した波形サンプルデータ
を定再生レートで再生する場合は、図4に示すように1
発音中において波形サンプルデータのピッチが変化して
しまうため、波形メモリからの読み出しを工夫して発音
中の波形データのピッチが変化しないようにする必要が
ある。
を、後述する波形サンプルデータを読み出す基礎となる
Fナンバを作成する場合のOPの変化制御データとし
て、波形データの録音時に出力するようにする。そし
て、OPの変化制御データを後述する電子楽器の制御部
に記憶しておくようにする。この場合、OPの変化制御
データをセント単位のデータとすると、ピッチを制御す
る制御処理の構成を簡単化することができる。なお、O
Pの変化制御データは、図4に示すようなピッチOPの
変化カーブを合成するための制御データであり、この場
合、変化するタイミングAd1,Ad2・・・と、その
時点での値NNo,NN(720Hz ),NNo+1oct
・・・を指定するデータである。
えば効果音として知られているが、このような場合にお
ける1発音中での録音時のサンプリング周波数Fsの変
化例を図5に示す。この図においては、期間t2〜t3
において最も高調波成分が含まれた波形データとされて
いるものとして、この期間内においてサンプリング周波
数Fsを、最も高い48kHzとしている。そして、発
音開始から時点t1まではサンプリング周波数Fsが1
2kHzとされ、時点t1から時点t2まではサンプリ
ング周波数Fsが24kHzとされ、時点t3以降はサ
ンプリング周波数Fsが再び24kHzとされる。
音中で変化させて波形データを波形メモリに記録するよ
うにした場合、波形メモリから読み出した波形サンプル
データを定再生レートで再生するようにすると、前記と
同様に記録時とは異なるピッチとされる。この場合も、
先程とは異なる態様となる1発音中でのピッチの変化割
合を、録音時にOPの変化制御データとして出力して、
電子楽器中の制御部に記憶しておく。
てサンプリングされた波形データを波形メモリに記録す
る波形準備を行う構成の一例を図6に示す。この図にお
いて、例えばマイク等の波形入力部20から入力された
波形データは、アナログ/デジタル(A/D)変換器2
1においてデジタル信号に変換される。この場合、A/
D変換器21においては固定の最も高いサンプリング周
波数Fs(例えば、48kHz)により、アナログの波
形データがサンプリングされてデジタルの波形サンプル
データに変換される。このA/D変換器21において固
定のサンプリング周波数Fsによりデジタル信号に変換
された原波形サンプルデータは、メモリ書込回路22に
より、原波形メモリ23に書き込まれる。
プルデータが読み出されてFs変換部24においてサン
プリング周波数が変換される。このFs変換部24にお
いては、リサンプリングされることによりサンプリング
周波数Fsが低くなるように変換されることになるが、
この場合にサンプリング周波数Fsを低くしても折り返
しノイズが発生しないように、ローパスフィルタ(LP
F)により帯域を制限した後にリサンプリングしてサン
プリング周波数Fsを変換するようにする。このFs変
換部24において、1発音中のサンプリング周波数Fs
の変換態様は前記した図3あるいは図5に示すように行
われるが、この変換態様の指定は変換対応指定部26よ
りの指令により行われる。すなわち、波形データのどの
タイミングでどのようにサンプリング周波数を変化させ
るかを、変換態様指定部26で指定している。
ング周波数に、Fs変換部24において変換された波形
サンプルデータは、波形メモリ25に書き込まれる。こ
の波形メモリ25はそのまま本実施例の電子楽器におい
て使用できる波形メモリとなる。また、前述したように
波形メモリ25に書き込まれた波形サンプルデータを、
定再生レートで再生すると1発音中のピッチが変化す
る。このピッチの変化は、図3と図4を対応すればわか
るように、変換態様指定部26の指令に応じて変化する
ので、変換態様指定部26から該変化に応じた前記OP
の変化制御データを生成出力する。このOPの変化制御
データは変化タイミングとセント単位の変化値で構成さ
れ、波形メモリ25から波形サンプルデータを読出し再
生する電子楽器あるいは波形再生器に予め設定される。
波形データが圧縮されて記録されている波形メモリを備
える電子楽器の全体図を図7に示す。但し、この電子楽
器は説明の簡略化のため単音発音とされている。この図
において、1は演奏を行うキーボード(KB)、2は押
鍵されたキーボード1のノート・オン(NON)および
ノート・ナンバ(NN)を検出して出力する検出回路、
3は音色番号TCに応じて1発音中でピッチを変動させ
るピッチ・エンベロープ波形ΔPを、検出回路2で検出
されたノート・オンNONのからの時間経過に応じて発
生するピッチ・エンベロープジェネレータ(ピッチE
G)、4は検出回路2で検出されたセント単位のノート
ナンバNNに、ピッチEG3により発生されたセント単
位のピッチ・エンベロープ波形ΔPを加算する加算器で
ある。
ータに応じてピッチOP(以下、データOPと記す。)
を発生するOP発生器、5は発生したデータOPを、加
算器4から出力されるピッチ・エンベロープ波形ΔPの
加算されたノート・ナンバ(NN+ΔP)から減算する
減算器、6は減算器5よりの補正されたノート・ナンバ
(NN+ΔP−OP)に応じて音高周波数に比例したF
ナンバ(FN)を、例えばFナンバ・テーブルを参照し
て発生するFN発生器である。なお、OP発生器7は、
波形メモリ9の記憶する複数の波形データに対応する複
数のOP変化制御データを記憶しており、音色番号T
C、およびノートナンバNNに応じて波形メモリ9から
読み出される波形に対応したOP制御データを用いて前
記データOPを発生する。
よびノート・ナンバNNの鍵域に応じて波形メモリに記
憶されている波形を選択し、そのスタートアドレスを、
ノート・オンNONのタイミングで最初の読み出しアド
レスとして発生する。その後、与えられたFナンバに応
じた速さで該読出しアドレスを増加させる。9は本発明
の波形データ圧縮方法を用いて圧縮された波形データが
記録された波形メモリであり、アドレス発生器8から発
生された読出しアドレスの整数部ADIにより、波形サ
ンプルデータMSDが波形メモリ9から読み出される。
10は波形メモリ9から読み出された連続する波形サン
プルデータを用いて、アドレス発生器8より発生された
読出しアドレスの小数部ADFにより補間した補間サン
プルデータISDを生成する補間回路、11は補間回路
10から出力される補間サンプルデータISDに音量エ
ンベロープ波形AEGを乗算する乗算器、12は音色番
号TCに応じた1発音中での音量変化を示す音量エンベ
ロープ波形AEGを、ノート・オンNONのタイミング
に応じて発生する音量エンベロープ・ジェネレータであ
る。
補間サンプルデータISDに音量エンベロープ波形AE
Gが乗算されたデジタル楽音データを、定再生レートで
アナログ楽音データに変換するデジタル/アナログ(D
/A)変換器、14はD/A変換器13でアナログとさ
れた楽音信号を放音するサウンドシステムである。な
お、D/A変換器13は定再生レート(一定のサンプリ
ング周波数)でアナログ楽音信号に変換しているが、D
/A変換器13の変換タイミングごとに、乗算器11は
デジタル楽音データを出力している。15はユーザが発
音させる楽音の音色を設定するための音色スイッチ(S
W)、16は音色SWの操作を検出して操作されたスイ
ッチに応じた音色番号TCを出力する検出回路である。
奏者がキーボードKB1を押鍵すると、どの鍵を押鍵し
たかが検出回路2で検出されて、検出回路2から押鍵さ
れた鍵に応じて発生されたノートナンバNN、およびノ
ート・オン信号NONがピッチEG3、音量EG12、
OP発生手段7、およびアドレス発生器8に供給され
る。これに応じて、ピッチEG3、音量EG12は、そ
れぞれピッチ・エンベロープ波形ΔPあるいは音量エン
ベロープ波形AEGをスタートし、OP発生手段7はデ
ータOPを、アドレス発生器8は整数部ADIおよび小
数部ADFからなる読出しアドレスを発生する。
TCおよびノートナンバNNに応じて読出しが選択され
た波形データが、録音時に図3に示すようにサンプリン
グ周波数Fsが切り替えられて波形メモリ9に記録され
ていたとする。さらに、記録されている録音時の該波形
データの音高(ノートナンバNN)と同じ音高の鍵をキ
ーボードKB1で押鍵したものとする。この場合は、ア
ドレス発生器8からの制御データを受けて、検出回路2
から出力されているセント単位のノート・ナンバNNと
同じ値のセント単位の変化制御データOPをOP発生器
7は出力する。ここで、ノート・ナンバNNより非常に
小さいピッチ・エンベロープ波形ΔPを無視すると、減
算器5より出力されるデータ値(NN−OP)は、ほぼ
0セントとなる。すると、この0セントのデータが入力
されたFN発生器6はFナンバとして1を出力するよう
になる。
1を累算して読出アドレスを生成するアドレス発生器8
は、スタートアドレスをSDとするとノート・オンNO
NのタイミングからDACの各サンプリング周期毎に、
SD,SD+1,SD+2,SD+3・・・と1づつイ
ンクリメントされる整数部アドレスADIと、常に0と
される小数部アドレスADFからなる読出アドレスを発
生する。この整数部アドレスADIは、波形メモリ9に
供給されて、記録されている波形サンプルデータが読出
タイミング毎に順次1サンプルづつ読み出されるように
なる。読出された波形サンプルデータMSDは、小数部
アドレスが0とされているため補間回路10を通過して
乗算器11に入力され、乗算器11において音量エンベ
ロープ波形AEGが乗算されてD/A変換器13に供給
される。そして、D/A変換器13において定再生レー
トでアナログ信号に変換されて、サウンドシステム14
から放音される。
するアドレスとして発生されるため、波形メモリ9から
は記録されたすべての波形サンプルデータが読み出され
て、定再生レートで再生された波形データのピッチは記
録時のピッチと同じになる。なお、記録時の音名と異な
る音名の鍵が押鍵された場合は、その音名とオクターブ
コードに応じたノート・ナンバNN(例えば、全音上の
鍵が押鍵された場合、200セント増分されたノート・
ナンバNN)が検出回路2から出力されるため、FN発
生器6には押鍵された音名とオクターブ・コードに応じ
たセント単位のデータ(例えば、200セント)が入力
され、FN発生器6からは押鍵された音名とオクターブ
・コードに応じた(例えば、全音上の)Fナンバが発生
されてアドレス発生器8に与えられるようになる。この
時に生成される読出アドレスにより、波形メモリ9から
読み出された波形サンプルデータMSDは、補間回路1
0において補間処理が行なわれる。この補間処理では、
連続する波形サンプルデータMSD間を小数部アドレス
ADFに応じて直線補間等の補間処理が行なわれる。
サンプルデータISDに、乗算器11において音量エン
ベロープ波形が乗算されて、D/A変換器において定再
生レートで元のアナログ波形データに再生される。この
場合の再生された波形データのピッチは、Fナンバに応
じた(例えば、全音上の)ピッチとなる。また、アドレ
ス発生器8は発生した読出しアドレスをOP発生器7に
供給しており、OP発生器7は音色番号TCおよびノー
トナンバNNに応じて選択されたOP制御データに基づ
いて、該読出しアドレスが図4に示すアドレスAd1,
Ad2,Ad3のアドレス位置に到達するタイミングを
検出し、そのタイミングでデータOPの出力値をNNo
→NN(720Hz )→NNo+1oct・・・と順次変更
する。
て、図4に示されるデータOPの変化カーブが再現され
る。OP発生手段7は例えばAD1,Ad2のアドレス
位置において、それぞれそれまでの変化制御データOP
より約700セント,約500セント増加した変化制御
データOPを発生して減算器4に供給するようになる。
これにより、例えばAd2を越えたアドレス位置におい
ては、加算器4より出力されたピッチ・エンベロープΔ
Pが加算されたノート・ナンバ(NN+ΔP)から、さ
らに1200セント減算されることになる。1200セ
ントは1オクターブに相当するため、Ad2のアドレス
位置からはAd1のタイミングより前のFナンバと比
べ、1オクターブ低いノート・ナンバ(NN+ΔP−O
P)が出力されてFN発生器6に供給されることにな
る。従って、FN発生器6からはAd1のタイミングよ
り前のFナンバと比べ、1オクターブ低いピッチに対応
するFナンバが発生されることになり、このFナンバを
累算して読出アドレスを発生するアドレス発生器8から
もそれに応じた速さで増加する読出アドレスが発生され
る。
は、波形メモリ9に供給されて、記録されている波形サ
ンプルデータを読み出しタイミング毎に順次1サンプル
づつ読み出すようになる。例えば、アドレスAd1まで
のFナンバが1の場合は、アドレスAd2の位置から
は、Fナンバが0.5とされて、アドレス発生器8から
発生される読出アドレスは、例えば整数部アドレスAD
Iが0,1,1,2,2・・・となり、小数部アドレス
ADFが0.5,0,0.5,0,・・・となる。(た
だし、スタートアドレスは無視して示している。)この
整数部アドレスADIは波形メモリ9に供給されて、波
形サンプルデータMSDが読み出され、小数部アドレス
ADFに応じて補間回路10で前記した波形サンプルデ
ータの補間が行われる。
モリ9からDACのサンプリング周期毎に読み出される
波形サンプルデータは、2回に1アドレスづつ進む速さ
でサンプルデータが読み出されるようになり、補間回路
10において小数部アドレスADFに応じて補間が行な
われる。しかしながら、元々アドレスAd2からは波形
メモリ9に記録されている波形サンプルデータ量はアド
レスAd1までに比べて時間方向(アドレス方向)で1
/2とされているため、結局の所、記録されている波形
サンプルデータは波形メモリ9の読出タイミングの2回
毎に1サンプルづつ読み出されることになり、録音時の
サンプリング周波数Fsが1/2とされていることが補
償されて、録音時と同じピッチで波形メモリ9から波形
サンプリングデータを読み出すことができるようにな
る。
われた補間サンプルデータISDは、乗算器11におい
て音量EG12により発生された音量エンベロープ波形
AEGが乗算されて、D/A変換器13において定再生
レートでアナログ波形データに変換される。
音中での録音時のサンプリング周波数Fsは図3に示す
ように切り替えられるだけでなく、図8に示すように変
化させることもできる。この例においては、サンプリン
グ周波数Fsが時点t4における48kHzから時点t
5における24kHzまで連続して低下するように変化
されている。このようにしても、波形データを圧縮して
波形メモリに記録することができる。この場合には、1
発音中でのセント軸上のデータOPはリニアに変化する
ようにしてある。すなわち、波形メモリから読み出され
た波形サンプルデータを定再生レートで再生した場合、
図9に示すように再生された波形データのピッチは、ア
ドレスAd4の位置からアドレスAd5の位置にかけて
セント軸上のピッチがリニアに変化するようになる。
グ周波数を変化させて波形メモリ9に波形データを記録
した場合は、図7に示す電子楽器におけるOP発生器7
は発音の時間経過に従って、折れ線的に変化する変化制
御データOPを出力すればよいので、OP発生器7を簡
単な構成にすることができる。以上、本発明の電子楽器
の波形データ圧縮方法について説明したが、本発明の波
形データ圧縮方法により波形メモリに波形サンプルデー
タを記録する図6に示す構成、およびこのようにして記
録した波形メモリを備える図7に示す電子楽器は、図示
するブロックの機能をハードウェアでそれぞれ構成する
ことは当然実現することができるが、ハードウェアに替
えてMPU(マイクロ・プロセッサ・ユニット)やDS
P(ディジタル・シグナル・プロセッサ)により実現す
ることもできる。
で、録音する1発音中の波形データにおいて、波形デー
タに含まれる周波数成分が高いアタック部等においては
サンプリング周波数が高くされ、波形データに含まれる
周波数成分が余り高くない持続部等においてはサンプリ
ング周波数が低くされて、波形メモリに記録する波形サ
ンプルデータ数を低減して圧縮することができる。した
がって、波形メモリの記録容量を削減することができる
と共に、その使用効率を向上することができる。
明するための波形データの例を示す図である。
明するための波形データの周波数スペクトルを示す図で
ある。
ける1発音中での録音時のサンプリング周波数Fsの変
化態様の例を示す図である。
けるOPの変化の例を示す図である。
ける1発音中での録音時のサンプリング周波数Fsの変
化態様の他の例を示す図である。
り波形メモリに波形サンプルデータを記録する波形準備
を行なう構成を示すブロック図である。
り波形サンプルデータの記録された波形メモリを備える
電子楽器の全体図である。
ける1発音中での録音時のサンプリング周波数Fsの変
化態様のさらに他の例を示す図である。
縮方法におけるOPの変化を示す図である。
加算器、5 減算器、6FN発生器、7 OP発生手
段、8 アドレス発生器、9 波形メモリ、10補間回
路、11 乗算器、12 音量EG、13 D/A変換
器、14 サウンドシステム、15 音色SW、16
検出回路
Claims (5)
- 【請求項1】 所定期間の間継続する波形を入力する入
力ステップ、入力した前記波形を固定サンプリング周波数でサンプリ
ングし、アナログ/デジタル変換して得られた第1波形
データを第1メモリに書き込む第1書込ステップ、 前記所定期間の途中において録音サンプリング周波数を
変化させる制御ステップ、前記第1メモリから読み出した前記第1波形データを、
折り返しノイズが生じないようにフィルタ処理すると共
に、前記制御ステップにより変化された 前記録音サンプ
リング周波数に応じてリサンプリングして、第2波形デ
ータを得るリサンプリングステップ、 該リサンプリングステップで得られた第2波形データ
を、順次第2メモリに書き込む第2書込ステップ、 とからなることを特徴とする電子楽器の波形データ圧縮
記録方法。 - 【請求項2】 前記固定サンプリング周波数が、もっと
も高いサンプリング周波数とされていることを特徴とす
る請求項1記載の電子楽器の波形データ圧縮記録方法。 - 【請求項3】 前記録音サンプリング周波数は、前記所
定期間の途中の所定タイミングにおいて、階段状に変化
することを特徴とする請求項1記載の電子楽器の波形デ
ータ圧縮記録方法。 - 【請求項4】 前記録音サンプリング周波数は、前記所
定期間中の所定タイミングにおいて、徐々に変化するこ
とを特徴とする請求項1記載の電子楽器の波形データ圧
縮記録方法。 - 【請求項5】 波形の継続する所定期間において変化す
る録音サンプリング周波数でサンプリングされて、波形
メモリに記録された波形データを再生する波形データ再
生方法であって、 演奏情報に応じて対数領域の 再生速度を指示する速度指
示ステップ、前記 録音サンプリング周波数の変化により、前記波形メ
モリに記憶された波形データに生じるピッチ変動分に対
応する対数領域の変化データを発生する発生ステップ、 前記速度指示ステップで指示された再生速度と前記変化
データを加減算することにより、前記再生速度を補正す
る補正ステップ、 該補正ステップで補正された再生速度に応じて、周波数
に比例するリニア領域の周波数ナンバを発生する発生ス
テップ、前記周波数ナンバに 応じた速度で増加する読出アドレス
を生成し、該読出アドレスに応じて前記波形メモリから
波形データを読み出し、波形を再生するステップ、 とからなることを特徴とする電子楽器の波形データ再生
方法。
Priority Applications (9)
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---|---|---|---|
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CNB961023139A CN1174370C (zh) | 1995-06-19 | 1996-06-18 | 形成音色波形的方法和装置 |
DE69623866T DE69623866T2 (de) | 1995-06-19 | 1996-06-18 | Verfahren und Vorrichtung zur Bildung einer Tonwellenform durch kombinierte Verwendung von verschiedenen Auflösungen der Abtastwerte der Wellenformen |
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1995
- 1995-06-19 JP JP7173940A patent/JP2940440B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-06-18 CN CN200910163309A patent/CN101656067A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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