JP2939356B2 - コイル材のつかみ装置 - Google Patents

コイル材のつかみ装置

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JP2939356B2 JP9318191A JP9318191A JP2939356B2 JP 2939356 B2 JP2939356 B2 JP 2939356B2 JP 9318191 A JP9318191 A JP 9318191A JP 9318191 A JP9318191 A JP 9318191A JP 2939356 B2 JP2939356 B2 JP 2939356B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、略円筒形状に巻かれた
コイル材の中空部分に、このコイル材の軸方向から略円
柱形状のコイル・ホルダを所定距離挿入させた後、この
コイル・ホルダの外径を広げることによって、このコイ
ル材をつかむ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9、図10に、従来のコイル材2(縦
断面で示されている)のつかみ装置が示されている。こ
れらの図面において、対向して設けられた二台のコイル
・ホルダ4は、コイル材2に対して同軸に配置されてお
り、軸方向の移動が可能になっている。さらに、各コイ
ル・ホルダ4は図示されていない別個のベースに連結さ
れており、これらのベースには各々にエアーバネ式タッ
チ板6と近接スイッチ8とが取付けられている。このた
め、ベースが動かされてコイル・ホルダ4が軸方向の移
動を開始すると、エアーバネ式タッチ板6と近接スイッ
チ8とはコイル・ホルダ4に連動して移動を開始する。
【0003】エアーバネ式タッチ板6は、ベースに固定
されている固定部分(図示されていない)を有してお
り、この固定部分に対して可動部分がエアーバネを介し
て連結されている。以下、この可動部分をエアーバネ式
タッチ板6という。エアーバネ式タッチ板6は、一端に
コイル材2の側面と当接するタッチ板6aを有してお
り、他端に近接スイッチ8のストライカー6bを備えて
いる。図9に示すように、コイル・ホルダ4が、コイル
材2に挿入される前の段階では、コイル・ホルダ4の先
端とタッチ板6a間の距離はAに保たれており、ストラ
イカー6bと近接スイッチ8間の距離はBに保たれてい
る。したがって、コイル・ホルダ4が軸方向の移動を開
始して、コイル材2の内部に距離Aだけ挿入されると、
先ず、エアーバネ式タッチ板6のタッチ板6aがコイル
材2の側面に当接する。この後、コイル・ホルダ4はさ
らに奥に挿入されるが、エアーバネ式タッチ板6は、そ
の端部(タッチ板6a)がコイル材2の側面に当接して
いるためにこの位置に保持される。
【0004】図10に示すように、コイル・ホルダ4が
コイル材2の内部に距離(A+B)だけ挿入されると、
エアーバネ式タッチ板6のストライカー6bとコイル・
ホルダ4に連動する近接スイッチ8とは軸方向の位置が
一致して、近接スイッチ8はONする。これによって、
コイル・ホルダ4の挿入が停止し、この位置でコイル・
ホルダ4の外径が広がってコイル材2はホールドされ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のコイル材2のつかみ装置によると、コイル材2
の挿入距離(A+B)、即ち、つかみ代はコイルの幅に
よらず一定である。このために、コイル材2の幅が広い
場合には、コイル材2のホールドされる部位に加えられ
る単位面積当たりの荷重が大きくなる。そして、この荷
重値が許容値を超えるとコイル材2にはコイル・ホルダ
4によるつかみ疵が発生する。この疵を防止するために
は、コイル材2のつかみ代(A+B)を大きな値に設定
することが望ましいが、幅の狭いコイル材2もつかむ必
要があることから、その値にはおのずと制限がある。即
ち、コイル・ホルダ4は図中左右方向から対向して接近
する構造であるために、つかみ代(A+B)は最狭コイ
ル材2の幅の1/2以下に設定しなければならない。ま
た、左右のコイル・ホルダ4の万一の干渉を防止するた
めに、各コイル・ホルダ4が機械中心を超えて移動でき
ない機構を設ける必要がある。しかしながら、機械中心
とコイル材2の中心とがズレた状態では、コイル・ホル
ダ4の先端が機械中心を超えて挿入することが必要とさ
れることもある。この時は、このコイル・ホルダ4の干
渉防止機構があることによってコイル材2をつかむこと
ができなくなる。本発明の技術的課題は、コイル材2の
幅に応じてコイル・ホルダ4の挿入距離を変えられるよ
うにすることにより、コイル材2を良好な状態でつかむ
ことができる装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は、次の工程を
有するコイル材のつかみ装置によって解決される。即
ち、略円筒形状に巻かれたコイル材の中空部分に、この
コイル材の軸方向から略円柱形状のコイル・ホルダを挿
入させた後、このコイル・ホルダの外径を広げることに
よってコイル材をつかむ装置において、本発明に係るコ
イル材のつかみ装置は、前記コイル材の幅寸法に基づい
て、コイル材の内部に挿入される前記コイル・ホルダの
挿入距離を演算する挿入距離演算手段と、前記コイル材
に対するコイル・ホルダの実際の挿入距離を測定する挿
入距離測定手段と、前記挿入距離測定手段によって測定
されたコイル・ホルダの実際の挿入距離と前記挿入距離
演算手段で演算された挿入距離とがほぼ等しくなったと
きに、コイル・ホルダの挿入を停止させる挿入停止手段
とを有している。
【0007】
【作用】本発明によると、コイル・ホルダは、コイル材
の幅寸法に基づいて演算された距離(つかみ代)だけ挿
入される。このため、幅の広いコイル材をホールドする
場合は、コイル材の幅に応じてコイル・ホルダの挿入距
離が大きくなり、コイル材のホールドされる部位に加え
られる単位面積当たりの荷重は許容値以下に抑えられ
る。即ち、疵が発生しない値以下に抑えることが可能に
なる。また、幅の狭いコイル材をつかむ場合は、コイル
材の幅に応じてコイル・ホルダの挿入距離が小さくな
り、両コイル・ホルダが互いに干渉することがない。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、本実施例に係るコイル材のつかみ装置
を説明するための全体概略図を示している。コイル材2
(縦断面図が示されている)は帯状の鋼板がコイル状に
巻かれたものであり、その外形は略円筒形状をしてい
る。このコイル材2は、対向して同軸に設けられた二台
のコイル・ホルダ14の中央に軸心が一致するように配
置される。コイル・ホルダ14は略円柱形状をして、先
端に設けられたホルダ部14aの外径が広がる構造とな
っており、さらに、各コイル・ホルダ14は図示されて
いない別個のベースに連結されている。そして、このベ
ースが動くことによって、両ホルダ14が軸方向に互い
に接近あるいは離隔が可能となっている。また、これら
のベースには各々にエアーバネ式タッチ板16とエンコ
ーダ18とが取付けられている。このため、ベースが動
かされてコイル・ホルダ14が軸方向の移動を開始する
と、エアーバネ式タッチ板16とエンコーダ18とはコ
イル・ホルダ14に連動して移動する。
【0009】図7、図8に、エアーバネ式タッチ板16
およびエンコーダ18の関係詳細図が示されている。な
お、図8は、図7のVIII−VIII矢視図である。
エアーバネ式タッチ板16はエアーシリンダ16bを有
している。このエアーシリンダ16bはエアーバネとし
て使用されるものであり、常に、軸部16cを延出する
ように付勢された状態で、ベースに堅固に固定されてい
る。エアーシリンダ16bの軸部16cの一端は、コイ
ル材2の側壁に当接する面を有するタッチ板16aに連
結されている。タッチ板16aは、コイル材2に当接す
る面と反対側の面に垂直な2本の軸16dを備えてい
る。そして、この軸16dがエアーシリンダ16bの軸
部16cと平行になるように、軸受け16e内に摺動可
能に収納されている。このタッチ板16aには、2本の
軸16dと平行に棒状の歯車であるラック16fが連結
されている。このラック16fも軸受け16hによって
摺動可能に支持されている。
【0010】ラック16fには、第1シャフト18cに
設けられたピニオン18aが係合されている。これによ
って、ラック16fの往復動はピニオン18aの回転動
に変換され、このピニオン18aと同軸に設けられた第
1歯車18bに伝達される。第1歯車18bの回転動は
第2シャフト18fに設けられた第2歯車18d、第3
歯車18eに伝達され、さらに、第3歯車18eからエ
ンコーダ18の駆動軸18hに設けられた第4歯車18
jに伝達される。なお、エンコーダ18は前記ベースに
固定されている。したがって、エンコーダ18からの出
力パルス数を積算することによって、ラック16fの摺
動距離を求めることができる。即ち、ベースに対してタ
ッチ板16aが相対移動した距離を求めることができ
る。
【0011】図1に示すように、コイル・ホルダ14
が、コイル材2の中空部分に挿入される前の段階では、
コイル・ホルダ14の先端とタッチ板16a間の距離は
A(通常、A=100mm)に保たれている。ベースが
移動されてコイル・ホルダ14のホルダ部14aがコイ
ル材2の中空部分に100mm挿入されると、エアーバ
ネ式タッチ板16のタッチ板16aがコイル材2の側壁
に当接する。この状態からさらにコイル・ホルダ14が
コイル材2の内部に深く挿入されると、タッチ板16a
の移動は停止し、エアーバネ式タッチ板16のエアーシ
リンダ16bの軸部16cはコイル・ホルダ14の移動
に相当する距離だけ内部に収納される。即ち、コイル・
ホルダ14に連動して移動するエンコーダ18に対して
前記タッチ板16aは相対移動することになり、この相
対移動した距離が前述のようにエンコーダ18によって
検出される。なお、タッチ板16aがコイル材2から離
れれば、エアーシリンダ16bは元の状態に戻る。この
エアーバネ式タッチ板16とエンコーダ18とが挿入距
離測定手段として機能する。
【0012】次に、図2〜図6を参照して、本実施例に
係るコイル材のつかみ装置の作用を説明する。図2、図
3、図4はコイル材のつかみ装置の動作順序を示す制御
フローチャートであり、図示されていない制御装置のR
AMにプログラムされて、所定時間毎に繰り返し実行さ
れる。図2のステップ100では、事前にコイル・ホル
ダ14の原点データABEおよびコイル・ホルダ14の
挿入目標値と実際の挿入値との許容誤差W、即ち、一致
幅データWをセットしておく。図3では、進入目標値演
算完了を示すフラグFの初期条件は0であるために、処
理はステップ101からステップ102に進み、ここで
コイル幅のデータCを読み込む。この段階で、運転の段
取スタートSWがONされると、ステップ104でタッ
チ板進入目標値(X)の演算をおこなう。ここで、タッ
チ板進入目標値(X)とは、タッチ板16aがコイル材
2に当接しなければ、コイル材2の内部に進入したであ
ろう距離であり、つまり、タッチ16aがコイル材2に
当接した後のコイル・ホルダ14の挿入距離である。こ
のタッチ板進入目標値(X)の演算のフローチャートが
図5に示されている。
【0013】ステップ201では、コイル幅のデータC
が400mm以上かどうかを判定する。コイル幅のデー
タCが400mmより小さければインプットミスと判定
して、以後の処理を中止する。コイル幅のデータCが4
00mm以上であれば、処理はステップ202に進みコ
イル幅のデータCが1830mm以下かどうかを判定す
る。コイル幅のデータCが1830mmより大きければ
インプットミスと判定して、以後の処理を中止する。コ
イル幅のデータCが1830mm以下であれば、処理は
ステップ203に進み、コイル幅のデータCが900m
m以上か否かを判定する。コイル幅のデータCが900
mmより小さければ、処理はステップ204に進み X=(1÷2)×C−150 の式にコイル幅のデータ
を入力して、タッチ板進入目標値(X)の演算を行ない
処理を終わらせる。例えば、コイル幅のデータCが80
0mmであれば、タッチ板進入目標値(X)は (1÷2)×800−150=250mm となる。コ
イル幅のデータCが900mm以上であれば、処理はス
テップ205に進み、ここでタッチ板進入目標値(X)
を300mmに設定して処理を終わらせる。
【0014】即ち、コイル幅のデータCに対するタッチ
板進入目標値(X)は図6(a)に示すグラフに表され
る。なお、コイル・ホルダ14の進入量(コイル材2の
内部に挿入される量)は、タッチ板進入目標値(X)に
コイル・ホルダ14の先端とタッチ板16a間の距離
(A=100mm)を加えた値である。したがって、コ
イル幅のデータCに対するコイル・ホルダ14の進入量
は、図6(b)に示すグラフに表される。このように、
図5に示すタッチ板進入目標値(X)の演算フローチャ
ートの処理が挿入距離演算手段として機能する。
【0015】タッチ板進入目標値(X)の値が設定され
ると、処理は図3のステップ105に進み、ここで進入
目標値演算完了を示すフラグFをONして(F=1)、
ステップ106でコイル・ホルダ14を前進させる。即
ち、コイル材2を両側から挟み込むようにコイル・ホル
ダ14が移動される。そして、図4のステップ107
で、エンコーダ18からの出力値(ABE)を読み込
む。なお、前述のように、エンコーダ18からの出力値
(ABE)は、タッチ板16aがコイル材2に当接した
後にコイル・ホルダ14がコイル材2の内部に進入した
距離、即ち、タッチ板16aとエンコーダ18との相対
移動距離に等しい。次に、ステップ108でタッチ板進
入目標値(X)とエンコーダ18からの出力値(AB
E)との差を一致幅データWと比較する。即ち、進入目
標値(X)に対して実際に進入した距離(ABE)がほ
ぼ一致したかどうかを判定する。初回の処理においては
コイル・ホルダ14は動き始めであり、タッチ板16a
はコイル材2に当接していないと考えられ、ABE=0
で|X|>>W となり、処理はステップ109に進む。
ここで タッチ板進入目標値(X)とエンコーダ18か
らの出力値(ABE)とを比較する。前述のようにAB
E=0であるために、処理はステップ110に進み、コ
イル・ホルダ14を後退させるフラグGをクリアして処
理をスタート位置に戻す。
【0016】次回の処理においては、ステップ101に
おける進入目標値演算完了を示すフラグFは1であり
(YES)、さらにステップ112におけるコイル・ホ
ルダ14を後退させるフラグGが0であるために(N
O)、処理はステップ106に進み、ここでコイル・ホ
ルダ14をさらに前進させる処理を行う。そして、前回
の処理と同様にステップ107、ステップ108、ステ
ップ109およびステップ110の処理を実行してスタ
ート位置に戻る。このように、コイル・ホルダ14を前
進させつつ、エンコーダ18からの出力値(ABE)を
読み込む処理が繰り返して実行されて、ステップ108
で、タッチ板進入目標値(X)とエンコーダ18からの
出力値(ABE)との差が一致幅データWより小さくな
った状態でコイル・ホルダ14の移動を停止させる。即
ち、タッチ板進入目標値(X)に対してコイル・ホルダ
14が実際に進入した距離(ABE)がほぼ一致した状
態で、処理はステップ114aに進み、ここで一致信号
Hを1にし、ステップ114bでコイル・ホルダ14の
移動を停止させる。このステップ114bの処理が挿入
停止手段に相当する。
【0017】また、コイル・ホルダ14が前進しすぎて
エンコーダ18からの出力値(ABE)がタッチ板進入
目標値(X)をオーバした場合(ABE>X)であっ
て、ステップ108で|ABE−X|>Wとなった場合
は、処理はステップ109からステップ111に進み、
ここでコイル・ホルダ14を後退させるフラグGをON
(G=1)して、処理をスタート位置に戻す。次回の処
理では、G=1であるために、ステップ101からステ
ップ112を経由してステップ113に進み、ここでコ
イル・ホルダ14を後退させる処理を行う。そして、前
回の処理と同様にステップ107で、エンコーダ18か
らの出力値(ABE)を読み込み、ステップ108でタ
ッチ板進入目標値(X)とエンコーダ18からの出力値
(ABE)との差を一致幅データWと比較する。このよ
うな処理を繰り返して実行し、ステップ108の|AB
E−X|の値が一致幅データWより小さくなると、ステ
ップ114aで一致信号Hを1にし、ステップ114b
でコイル・ホルダ14の移動を停止させる。コイル・ホ
ルダ14の移動が停止されると、ステップ115でコイ
ル・ホルダ14のホルダ部14aの外径を拡大させて、
コイル材2をホールドする。そして、ステップ116で
進入目標値演算完了を示すフラグFをクリアして処理を
スタート位置に戻す。これで、コイル材2のつかみ作業
が完了する。
【0018】このように、本実施例によると、図6
(b)のグラフに示すように、コイル材2の幅データに
基づいてコイル材2の内部に挿入されるコイル・ホルダ
14の挿入距離が演算される。そして、この演算値に等
しくなるようにコイル・ホルダ14の挿入距離が制御さ
れる。このために、幅の広いコイル材2をホールドする
場合でも、コイル材2の幅に応じてコイル・ホルダ14
の挿入距離が必要な値にまで大きくなり、コイル材2の
ホールドされる部位に加えられる単位面積当たりの荷重
は許容値以下に抑えられる。即ち、疵が発生しない値以
下に抑えることが可能になる。また、幅の狭いコイル材
2をつかむ場合でも、コイル材2の幅に応じてコイル・
ホルダの挿入距離が小さくなるために、左右のコイル・
ホルダ14が互いに干渉することがない。このため、コ
イル・ホルダ14の先端が機械中心を超えて挿入された
としても停止させる必要がなく、コイル材2の中心が機
械中心からズレた状態でセットされたとしても確実につ
かむことができる。
【発明の効果】本発明によると、その幅に応じてコイル
材のつかみ代が変えられるために、幅の広いコイル材を
つかむ場合でも、コイル材のホールドされる部位に加え
られる単位面積当たりの荷重は許容値以下に抑えられ
る。即ち、コイル材はつかみ疵が発生しないように良好
にホールドされる。また、幅の狭いコイル材をつかむ場
合でも、左右のコイル・ホルダが互いに干渉することが
ない。即ち、特別な干渉防止装置を設ける必要がなく設
備コストの低下が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイル材のつかみ装置を説明する
ための全体概略図である。
【図2】コイル材のつかみ装置の制御フローチャート
(I)である。
【図3】コイル材のつかみ装置の制御フローチャート
(II)である。
【図4】コイル材のつかみ装置の制御フローチャート
(III)である。
【図5】タッチ板進入目標値(X)の演算フローチャー
トである。
【図6】コイル幅データCに対するタッチ板進入目標値
(X)およびコイル・ホルダ進入量を示すグラフであ
る。
【図7】エアーバネ式タッチ板16およびエンコーダ1
8の関係詳細図である。
【図8】図6のVIII−VIII矢視図である。
【図9】従来のコイル材のつかみ装置を示す図(I)で
ある。
【図10】従来のコイル材のつかみ装置を示す図(I
I)である。
【符号の説明】
2 コイル材 14 コイル・ホルダ 14a ホルダ部 16 エアーバネ式タッチ板 18 エンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 誠暉 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 桐田 周之 兵庫県川西市東久代町2−6−7 (72)発明者 山本 典幸 愛知県豊田市柿本町7−16−1 審査官 中澤 登 (56)参考文献 実開 昭52−55934(JP,U) 実開 昭59−30317(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21C 45/00 - 49/00 B66C 1/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒形状に巻かれたコイル材の中空部
    分に、このコイル材の軸方向から略円柱形状のコイル・
    ホルダを挿入させた後、このコイル・ホルダの外径を広
    げることによってコイル材をつかむ装置において、 前記コイル材の幅寸法に基づいて、コイル材の内部に挿
    入される前記コイル・ホルダの挿入距離を演算する挿入
    距離演算手段と、 前記コイル材に対するコイル・ホルダの実際の挿入距離
    を測定する挿入距離測定手段と、 前記挿入距離測定手段によって測定されたコイル・ホル
    ダの実際の挿入距離と前記挿入距離演算手段で演算され
    た挿入距離とがほぼ等しくなったときに、コイル・ホル
    ダの挿入を停止させる挿入停止手段と、を有することを
    特徴とするコイル材のつかみ装置。
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