JP2938919B2 - 絶縁電線 - Google Patents
絶縁電線Info
- Publication number
- JP2938919B2 JP2938919B2 JP2019167A JP1916790A JP2938919B2 JP 2938919 B2 JP2938919 B2 JP 2938919B2 JP 2019167 A JP2019167 A JP 2019167A JP 1916790 A JP1916790 A JP 1916790A JP 2938919 B2 JP2938919 B2 JP 2938919B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating layer
- insulated wire
- thickness
- conductor
- polyorganosiloxane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気的特性及び耐外傷性に優れ、可撓性に
富むとともに耐ヒートショック性に優れた絶縁電線に関
するものである。
富むとともに耐ヒートショック性に優れた絶縁電線に関
するものである。
従来、導体上に架橋ポリオレフィンからなる絶縁層を
施してなる絶縁電線が知られている。また、導体上に機
械的強度が高く、耐外傷性に優れるエンジニアリングプ
ラスチック（芳香族ポリマー等）を施してなる絶縁電線
も知られている。さらに、これら２つの従来例を組合せ
てなる二重絶縁電線は、当業界では、容易に類推できる
技術であり、電線の構成そのものが導体上に絶縁体を施
し、この外周に保護層として、ジャケットを施してなる
電線が汎用のものであり、当業界では多くの例を見るこ
とができる。
施してなる絶縁電線が知られている。また、導体上に機
械的強度が高く、耐外傷性に優れるエンジニアリングプ
ラスチック（芳香族ポリマー等）を施してなる絶縁電線
も知られている。さらに、これら２つの従来例を組合せ
てなる二重絶縁電線は、当業界では、容易に類推できる
技術であり、電線の構成そのものが導体上に絶縁体を施
し、この外周に保護層として、ジャケットを施してなる
電線が汎用のものであり、当業界では多くの例を見るこ
とができる。
〔解決しようとする課題〕 従来の二重絶縁電線では、耐ヒートショック性に劣
り、耐外傷性、可撓性の面で未だ満足すべきものではな
かった。
り、耐外傷性、可撓性の面で未だ満足すべきものではな
かった。
そこで、本発明はこれらの点を改善し、電気的特性に
も優れた絶縁電線を提供することを目的とする。
も優れた絶縁電線を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、導体上に直接
ポリオルガノシロキサンから成る第１絶縁層を施し、こ
の第１絶縁層の外周に芳香族ポリマーを主成分とする第
２絶縁層を施した絶縁電線において、第１絶縁層のポリ
オルガノシロキサンは樹脂状、ゴム状またはワニス状の
ものであって、その厚さを0.01〜1mmに形成し、第２絶
縁層の芳香族ポリマーは、ポリフェニレンオキサイド、
ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリエーテルサ
ルホン、ポリエーテルエーテルケトンの群から選ばれた
１種以上のポリマーであって、その厚さを0.05〜1mmに
形成したものである。
ポリオルガノシロキサンから成る第１絶縁層を施し、こ
の第１絶縁層の外周に芳香族ポリマーを主成分とする第
２絶縁層を施した絶縁電線において、第１絶縁層のポリ
オルガノシロキサンは樹脂状、ゴム状またはワニス状の
ものであって、その厚さを0.01〜1mmに形成し、第２絶
縁層の芳香族ポリマーは、ポリフェニレンオキサイド、
ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポリエーテルサ
ルホン、ポリエーテルエーテルケトンの群から選ばれた
１種以上のポリマーであって、その厚さを0.05〜1mmに
形成したものである。
本発明においては、特殊な第１及び第２絶縁層を施す
ことにより、優れた耐ヒートショック性が発現すること
が判明した。
ことにより、優れた耐ヒートショック性が発現すること
が判明した。
〔実施例〕 以下に本発明の好適な実施例を図面を参照にして説明
する。
する。
図面において、すず，ニッケル，銀等のメッキを施し
た銅導体単線又はより線から成る導体１の外周にポリオ
ルガノシロキサンから成る第１絶縁層２を施してある。
第１絶縁層２の厚さは0.01〜1mm程度とした。ここで用
いられるポリオルガノシロキサンは、縮合反応型、付加
反応型、過酸化物硬化反応型等いずれでも良く、樹脂
状、ゴム状、ワニス状のシリコーンのいずれを用いても
良い。また、シラン化合物等によりグラフト化させ、押
出被覆の後、大気中や水中で架橋させても良い。
た銅導体単線又はより線から成る導体１の外周にポリオ
ルガノシロキサンから成る第１絶縁層２を施してある。
第１絶縁層２の厚さは0.01〜1mm程度とした。ここで用
いられるポリオルガノシロキサンは、縮合反応型、付加
反応型、過酸化物硬化反応型等いずれでも良く、樹脂
状、ゴム状、ワニス状のシリコーンのいずれを用いても
良い。また、シラン化合物等によりグラフト化させ、押
出被覆の後、大気中や水中で架橋させても良い。
この第１絶縁層２の外周には芳香族ポリマーを主成分
とする第２絶縁層３を施してある。芳香族ポリマーとし
ては、ポリフェニレンオキサイド、ポリエーテルイミ
ド、ポリアリレート、ポリエーテルサルホン、ポリエー
テルエーテルケトンの群から選ばれた１種以上のポリマ
ーの使用が好適である。この第２絶縁層３の厚さは0.05
〜1mm程度とした。
とする第２絶縁層３を施してある。芳香族ポリマーとし
ては、ポリフェニレンオキサイド、ポリエーテルイミ
ド、ポリアリレート、ポリエーテルサルホン、ポリエー
テルエーテルケトンの群から選ばれた１種以上のポリマ
ーの使用が好適である。この第２絶縁層３の厚さは0.05
〜1mm程度とした。
この図示する実施例では、第１絶縁層２を導体１に直
接施したが、他の絶縁物を介して施しても良い。
接施したが、他の絶縁物を介して施しても良い。
次表に実施例１〜５と比較例１〜６とを示す。
〔効果〕 以上説明したように、本発明によれば、絶縁層が特殊
な二層構造であるため、耐ヒートショック性に優れた絶
縁電線が得られた。また、耐外傷性及び電気特性にも優
れ、可撓性に富んだものとなった。
な二層構造であるため、耐ヒートショック性に優れた絶
縁電線が得られた。また、耐外傷性及び電気特性にも優
れ、可撓性に富んだものとなった。
図面は本発明の好適な実施例を示す断面図である。 １……導体、 ２……第１絶縁層、 ３……第２絶縁層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 正毅 静岡県沼津市双葉町１―９ 藤倉電線株 式会社沼津工場内 (72)発明者 村山 元久 東京都江東区木場１丁目５番１号 藤倉 電線株式会社内 (56)参考文献 特開 平３−159008（ＪＰ，Ａ) 実開 昭56−21314（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H01B 7/02 H01B 7/28
Claims (1)
- 【請求項１】導体（１）上に直接ポリオルガノシロキサ
ンから成る第１絶縁層（２）を施し、この第１絶縁層
（２）の外周に芳香族ポリマーを主成分とする第２絶縁
層（３）を施した絶縁電線において、 第１絶縁層（２）のポリオルガノシロキサンは樹脂状、
ゴム状またはワニス状のものであって、その厚さを0.01
〜1mmに形成し、 第２絶縁層（３）の芳香族ポリマーは、ポリフェニレン
オキサイド、ポリエーテルイミド、ポリアリレート、ポ
リエーテルサルホン、ポリエーテルエーテルケトンの群
から選ばれた１種以上のポリマーであって、その厚さを
0.05〜1mmに形成したことを特徴とする絶縁電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019167A JP2938919B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 絶縁電線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019167A JP2938919B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 絶縁電線 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03226915A JPH03226915A (ja) | 1991-10-07 |
| JP2938919B2 true JP2938919B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=11991813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2019167A Expired - Lifetime JP2938919B2 (ja) | 1990-01-31 | 1990-01-31 | 絶縁電線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2938919B2 (ja) |
-
1990
- 1990-01-31 JP JP2019167A patent/JP2938919B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03226915A (ja) | 1991-10-07 |
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Legal Events
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