JP2938699B2 - 冷蔵庫の庫内部品取付構造 - Google Patents

冷蔵庫の庫内部品取付構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外箱と、内箱と、これ
ら外箱及び内箱との間に断熱材が配される空間部とを有
する冷蔵庫において、庫内部品を内箱に取り付けるため
の冷蔵庫の庫内部品取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】冷蔵庫は、外箱と、内箱とを有してお
り、これら外箱及び内箱との間の空間部には断熱材が充
填されている。
【0003】特に、最近の冷蔵庫は、外箱の大きさを一
定にしたまま、できるだけ内容量を増大させる傾向にあ
るため、外箱と内箱との間をできるだけ小さくする、す
なわち、薄型化の要請が高まってきている。
【0004】そして、この種の薄型化した冷蔵庫には、
薄くても断熱効果が低下しないように、空間部には断熱
効果の高い、例えば真空断熱材が充填されるようになっ
ている。
【0005】一方、冷蔵庫には、庫内に食料品等の冷蔵
品を載置するために、数個の棚が設けられる。これらの
棚が内箱の壁に引き出し可能となるように、内箱は、一
般に、凹凸形状に形成されるが、棚を引き出し過ぎても
落下しないように、通常、棚ストッパー等の庫内部品が
設けられる。
【0006】上記の棚ストッパー50を、内箱52に取
り付けるための従来の構造は、図5(a)(b)に示す
ように、外箱51及び内箱52との間の空間部53に設
けた庫内部品取付部材54に庫内側から取付けビス55
にて螺合することにより、内箱52に取り付けるように
なっている。
【0007】この庫内部品取付部材54は、内箱52の
貫通孔56に接着や嵌め込みの方法にて内箱52に取り
付けられており、庫内側には、ネジ受部57の螺合部5
8が確認できる程度に露出している一方、ネジ受部57
における螺合部58の殆どの部分が空間部53に位置し
た状態となっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の冷蔵庫の庫内部品取付構造では、庫内部品取付部材
54におけるネジ受部57の螺合部58の殆どの部分が
空間部53に位置した状態となっているので、空間部5
3に大きなスペースを要し、冷蔵庫の薄型化を図ること
が困難であるという問題点を有している。また、この問
題を解決するために、庫内部品取付部材54におけるネ
ジ受部57の長さを短くしたのでは、螺合部58の寸法
が短くなり、ビス締めの信頼性が低下する。
【0009】さらに、断熱材として真空断熱材59を使
用した場合に、製造工程等において庫内部品取付部材5
4と真空断熱材59とが接触しがちとなるが、この際
に、庫内部品取付部材54が突起形状になっていると、
あるいは、取付けビス55を過剰に締めて取付けビス5
5の先端が真空断熱材59に触れると、真空断熱材59
が破損しがちになるという問題点を有している。そし
て、真空断熱材59が破損すると、真空断熱材59の真
空度が低下して、断熱性能が低下するという問題点を有
している。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、冷蔵庫の薄型化に対応し
得ると共に、例えば、真空断熱材の破損を防止し得る冷
蔵庫の庫内部品取付構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の冷
蔵庫の庫内部品取付構造は、上記課題を解決するため
に、外箱と、内箱と、これら外箱及び内箱との間に断熱
材が配される空間部とを有する冷蔵庫に設けられる庫内
部品を、内箱の空間部側に設けた庫内部品取付部材に庫
内側から取付けビスにて螺合することにより、内箱に取
り付ける冷蔵庫の庫内部品取付構造において、上記の庫
内部品取付部材は、ネジ受部における螺合部のほぼ全て
が、内箱に形成された貫通孔を通して庫内側に突出して
形成されている一方、上記の庫内部品取付部材における
空間部への張出部は、ネジ受部張出部が円弧状に形成さ
れていることを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明の冷蔵庫の庫内部品取
付構造は、上記課題を解決するために、外箱と、内箱
と、これら外箱及び内箱との間に断熱材が配される空間
部とを有する冷蔵庫に設けられる庫内部品を、内箱の空
間部側に設けた庫内部品取付部材に庫内側から取付けビ
スにて螺合することにより、内箱に取り付ける冷蔵庫の
庫内部品取付構造において、上記の庫内部品取付部材に
おける空間部への張出部は、ネジ受部張出部が円弧状に
形成されていることを特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明の冷蔵庫の庫内部品取
付構造は、上記課題を解決するために、請求項1又は請
求項2記載の冷蔵庫の庫内部品取付構造において、上記
の庫内部品取付部材における空間部への張出部のネジ受
部張出部は、他の張出部よりも厚肉に形成されているこ
とを特徴としている。
【0014】請求項4記載の発明の冷蔵庫の庫内部品取
付構造は、上記課題を解決するために、請求項1又は請
求項2記載の冷蔵庫の庫内部品取付構造において、上記
の庫内部品取付部材における空間部への張出部のネジ受
部張出部には、例えば金属板等のビス貫通防止部材が内
設されていることを特徴としている。
【0015】
【作用】請求項1の構成によれば、庫内部品取付部材
は、ネジ受部における螺合部のほぼ全てが、内箱に形成
された貫通孔を通して庫内側に突出して形成されている
ので、例えば、棚ストッパー等の庫内部品を、内箱の空
間部側に設けた庫内部品取付部材に庫内側から取付けビ
スにて螺合して内箱に取り付ける際に、ネジ受部の螺合
部が庫内側に位置するようになる。したがって、従来と
同一長さの取付けビスを使用することができると共に、
従来と同等のビス締めの信頼性を確保できる。また、こ
れによって、庫内部品取付部材の空間部への張出部を小
さくすることができ、庫内部品取付部材の空間部に占め
るスペースを小さくすることができる。この結果、冷蔵
庫の薄型化に対応することができる。さらに、庫内部品
取付部材における空間部への張出部のネジ受部張出部が
円弧状に形成されているので、例えば、製造工程におい
て、庫内部品取付部材が押圧されて、発泡断熱材の配設
スペースを隔てて配された真空断熱材のような断熱材に
接触した場合においても、衝撃が緩和され、該断熱材が
破損するのを防止することができる。
【0016】また、請求項2の構成によれば、庫内部品
取付部材における空間部への張出部ネジ受部張出部が
円弧状に形成されているので、例えば、製造工程におい
て、庫内部品取付部材が押圧されて、発泡断熱材の配設
スペースを隔てて配された真空断熱材のような断熱材
接触した場合においても、衝撃が緩和され、該断熱材
破損するのを防止することができる。
【0017】また、請求項3の構成によれば、庫内部品
取付部材における空間部への張出部のネジ受部張出部
は、他の張出部よりも厚肉に形成されているので、例え
ば、取付けビスを過剰に締めても、極端に過剰に締めな
い限り、あるいは、長い足を有する取付けビスを誤使用
しても足の長さが極端に長くない限り、取付けビスが
例えば真空断熱材のように、発泡断熱材の配設スペース
を隔てて配された断熱材に直ぐに接触するのを防止する
ことができる。この結果、前記断熱材が破損するのを防
止することができる。
【0018】また、請求項4の構成によれば、庫内部品
取付部材における空間部への張出部のネジ受部張出部に
は、金属板等のビス貫通防止部材が内設されているの
で、例えば、取付けビスを過剰に締めても、あるいは長
い足を有する取付けビスを誤使用しても取付けビスの貫
通が金属板に抑制されて、取付けビスが、例えば真空断
熱材のように、発泡断熱材の配設スペースを隔てて配さ
れた断熱材に直接接触するのを回避することができる。
この結果、前記断熱材が破損するのを防止することがで
きる。
【0019】
【実施例】〔実施例1〕 本発明の一実施例について図1ないし図3に基づいて説
明すれば、以下の通りである。
【0020】本実施例の冷蔵庫1は、図2に示すよう
に、外部に面する外箱2と内部に面する内箱3とで構成
されている。また、冷蔵庫1は、例えば、上段の冷凍室
4と、中段の冷蔵室5と、下段の引き出しタイプ冷蔵室
6とに分けることができる。
【0021】上記の中段の冷蔵室5には、食料品等の冷
蔵品を載置する棚板7…が例えば3段に設けられてい
る。これら棚板7…は、図3に示すように、内箱3の庫
内側に突出して設けられた棚受け部20に載置されるよ
うになっており、棚板7…が引き出し可能になってい
る。
【0022】上記の棚受け部20の前側には、棚板7…
を引き出したときに、引き出し過ぎて落下しないよう
に、庫内部品としての棚ストッパー8が設けられてい
る。
【0023】上記の棚ストッパー8は、上部及び下部が
断面L字型形状をしており、棚板7を引き出したとき
に、この棚ストッパー8が棚板7の図示しない後縁部に
当たって、棚板7を落下させないようになっている。ま
た、棚ストッパー8における上部L字部8aと下部L字
部8bとの間には、図1(a)(b)に示すように、ネ
ジ座板部8cが掛け渡されており、このネジ座板部8c
に形成された貫通孔8dにビス9のネジ部分を通せるよ
うになっている。従って、棚ストッパー8の内箱3側
は、凹部となっており、これによって、後述する棚スト
ッパー取付部材10の角柱状のネジ受部12を遊嵌する
ようになっている。
【0024】一方、内箱3と外箱2との間には空間部1
6が形成されており、この空間部16には、外箱2の内
面に当接して真空断熱材(断熱材)17が設けられると
共に、真空断熱材17の内箱3側には発泡断熱材18が
設けられている。上記の真空断熱材17は、例えば、シ
リカ等の充填材を袋に入れ、脱気することによって、真
空パックしたものからなっている。したがって、この袋
に突起物が接触すると、袋が破損して真空度が低下し、
ひいては、断熱性能が低下することになる。
【0025】また、上記の発泡断熱材18と内箱3との
間には、上記の棚ストッパー8を固定するものとして、
庫内部品取付部材としての棚ストッパー取付部材10が
設けられている。
【0026】棚ストッパー取付部材10は、平板状の内
箱当接部11と角柱状のネジ受部12との一体物で形成
されている。棚ストッパー取付部材10のネジ受部12
は、内箱3に形成された貫通孔13に、内箱3の裏面側
から嵌挿される一方、このネジ受部12の内箱3への嵌
挿によって、平板状の内箱当接部11が内箱3の裏面に
当接するようになっている。なお、内箱3と内箱当接部
11との当接面には、接着剤を施すことによって、棚ス
トッパー取付部材10の内箱3への固定をより一層確実
なものとすることができる。
【0027】上記の角柱状のネジ受部12には、柱の軸
心にネジ穴である螺合部14が形成されており、この螺
合部14は、所定の長さを確保した取付けビスとしての
ビス9に対応した深さとなっている。
【0028】また、棚ストッパー取付部材10における
ネジ受部12の底部であるネジ受部張出部としての先端
部15は、平板状の内箱当接部11よりも空間部16側
に突出すると共に、その先端面が円弧状に形成されてい
る。さらに、先端部15は、平板状の内箱当接部11よ
りも厚肉に形成されている。なお、内箱当接部11及び
先端部15は、棚ストッパー取付部材10の空間部16
に位置しており、空間部16への張出部となっている。
【0029】上記の構成を有する冷蔵庫1において、棚
ストッパー取付部材10及び棚ストッパー8の取付け方
法について、以下に説明する。
【0030】まず、図1(b)に示すように、外箱2の
内側に真空断熱材17を接着して取り付け、次いで、こ
の内側に、棚ストッパー取付部材10を取り付けた内箱
3を挿入する。次いで、内箱3と真空断熱材17との間
にできた空間に、例えば、2液タイプのウレタン樹脂を
注入し、発泡させて発泡断熱材18として形成する。
【0031】その後、図3に示すように、棚受け部20
に棚板7を載置し、ビス9を棚板7に通して、棚ストッ
パー8を介して棚ストッパー取付部材10のネジ受部1
2に螺合させる。これによって、棚板7を引き出したと
きに、棚板7の図示しない後縁部が棚ストッパー8に当
たるので、棚板7がそれ以上引き出せなくなり、棚板7
が落下するのを回避することができる。
【0032】このように、本実施例の冷蔵庫1の庫内部
品取付構造は、棚ストッパー取付部材10について、ネ
ジ受部12における螺合部14のほぼ全てが、内箱3に
形成された貫通孔13を通して庫内側に突出して形成さ
れているので、例えば、棚ストッパー8を、内箱3の空
間部16側に設けた棚ストッパー取付部材10に庫内側
からビス9にて螺合して内箱3に取り付ける際に、ネジ
受部12の螺合部14が庫内側に位置するようになる。
したがって、従来と同一長さのビス9を使用することが
できると共に、従来と同等のビス締めの信頼性を確保で
きる。一方、これによって、棚ストッパー取付部材10
の空間部16への張出部を小さくすることができ、棚ス
トッパー取付部材10の空間部16に占めるスペースを
小さくすることができる。したがって、真空断熱材17
の存在によって、真空断熱材17と内箱3との間隙が小
さくても、ビス9の締め付けの信頼性を確保しつつ、棚
ストッパー取付部材10を設けることが可能である。こ
の結果、冷蔵庫1の薄型化に対応することができる。
【0033】また、棚ストッパー取付部材10における
空間部16への張出部である先端部15は、円弧状に形
成されているので、尖った部分がなくなり、これによっ
て、例えば、製造工程において、まだ発泡断熱材が形成
されていないときに、棚ストッパー取付部材10が押圧
されて、棚ストッパー取付部材10が真空断熱材17に
接触した場合においても、衝撃が緩和されるので、真空
断熱材17が傷付く等の破損を防止することができる。
この結果、真空断熱材59の真空度が低下して、断熱性
能が低下するということが防止できる。
【0034】さらに、棚ストッパー取付部材10におけ
る空間部16への張出部の先端部15は、内箱当接部1
1よりも厚肉に形成されているので、例えば、ビス9を
過剰に締めても極端に過剰に締めない限り、あるいは、
長い足を有するビス9を誤使用しても足の長さが極端に
長くない限り、ビス9が先端部15を貫通して真空断熱
材17に直ぐに接触するのを防止することができる。こ
の結果、真空断熱材17が破損するのを防止することが
できる。
【0035】〔実施例2〕 本発明の他の実施例を図4に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施例1の
図面に示した部材と同一の機能を有する部材について
は、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0036】本実施例の冷蔵庫1の庫内部品取付構造
は、図4(a)(b)に示すように、棚ストッパー取付
部材30における角柱状のネジ受部31のネジ受部張出
部としての先端部32が厚肉に形成されていると共に、
この先端部32に、ビス貫通防止部材としての金属板3
3が内設されている。
【0037】したがって、ビス9を過剰に締めても、あ
るいは、長い足を有するビス9を誤使用しても、ビス9
の貫通が金属板33に抑制されて、ビス9が、真空断熱
材17に直接接触するのを回避することができる。この
結果、真空断熱材17が破損するのを防止することがで
きる。
【0038】なお、本実施例では、ビス貫通防止部材と
して金属板33を使用しているが、必ずしもこれに限ら
ず、例えば、硬質のプラスチックやセラミック等の硬質
部材を使用することが可能である。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明の冷蔵庫の庫内部品取付
構造は、以上のように、庫内部品取付部材は、ネジ受部
における螺合部のほぼ全てが、内箱に形成された貫通孔
を通して庫内側に突出して形成されている一方、上記の
庫内部品取付部材における空間部への張出部は、ネジ受
部張出部が円弧状に形成されている構成である。
【0040】これにより、庫内部品取付部材におけるネ
ジ受部の螺合部が庫内側に位置するようになるので、従
来と同一長さの取付けビスを使用することができると共
に、従来と同等のビス締めの信頼性を確保できる。した
がって、庫内部品取付部材の空間部への張出部を小さく
することができ、庫内部品取付部材の空間部に占めるス
ペースを小さくすることができる。この結果、冷蔵庫の
薄型化に対応することができる。さらに、ネジ受部張出
部が円弧状に形成されているので、例えば、製造工程に
おいて、庫内部品取付部材が押圧されて、発泡断熱材の
配設スペースを隔てて配された真空断熱材のような断熱
材に接触した場合においても、衝撃が緩和されるので、
該断熱材が破損するのを防止することができる。
【0041】請求項2の発明の冷蔵庫の庫内部品取付構
造は、以上のように、庫内部品取付部材における空間部
への張出部は、ネジ受部張出部が円弧状に形成されてい
る構成である。
【0042】これにより、例えば、製造工程において、
庫内部品取付部材が押圧されて、発泡断熱材の配設スペ
ースを隔てて配された真空断熱材のような断熱材に接触
した場合においても、衝撃が緩和されるので、該断熱材
が破損するのを防止することができる。
【0043】請求項3の発明の冷蔵庫の庫内部品取付構
造は、以上のように、請求項1又は請求項2記載の冷蔵
庫の庫内部品取付構造において、庫内部品取付部材にお
ける空間部への張出部のネジ受部張出部は、他の張出部
よりも厚肉に形成されている構成である。
【0044】これにより、請求項1又は請求項2の発明
の効果に加えて、取付けビスを過剰に締めても、極端に
過剰に締めない限り、あるいは、長い足を有する取付け
ビスを誤使用しても足の長さが極端に長くない限り、取
付けビスが、例えば、真空断熱材のように、発泡断熱材
の配設スペースを隔てて配された断熱材に直ぐに接触す
るのを防止することができる。この結果、前記断熱材
破損するのを防止することができる。
【0045】請求項4の発明の冷蔵庫の庫内部品取付構
造は、以上のように、請求項1又は請求項2記載の冷蔵
庫の庫内部品取付構造において、庫内部品取付部材にお
ける空間部への張出部のネジ受部張出部には、ビス貫通
防止部材が内設されている構成である。
【0046】これにより、請求項1又は請求項2の発明
の効果に加えて、取付けビスを過剰に締めても、あるい
は長い足を有する取付けビスを誤使用しても取付けビス
の貫通がビス貫通防止部材に抑制されるので、取付けビ
スが、例えば、真空断熱材のように、発泡断熱材の配設
スペースを隔てて配された断熱材に直接接触するのを回
避することができる。
【0047】この結果、前記断熱材が破損するのを防止
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の冷蔵庫の庫内部品取付構造
を示すものであり、(a)は棚ストッパーを棚ストッパ
ー取付部材に取り付けた後の状態を示す断面図、(b)
は棚ストッパーを棚ストッパー取付部材に取り付ける前
の状態を示す断面図である。
【図2】上記の冷蔵庫の全体構造を示す斜視図である。
【図3】上記の棚ストッパーを棚ストッパー取付部材に
取り付ける方法を示す説明図である。
【図4】本発明の他の実施例の冷蔵庫の庫内部品取付構
造を示すものであり、(a)は棚ストッパーを棚ストッ
パー取付部材に取り付けた後の状態を示す断面図、
(b)は棚ストッパーを棚ストッパー取付部材に取り付
ける前の状態を示す断面図である。
【図5】従来の冷蔵庫の庫内部品取付構造を示すもので
あり、(a)は棚ストッパーを棚ストッパー取付部材に
取り付けた後の状態を示す断面図、(b)は棚ストッパ
ーを棚ストッパー取付部材に取り付ける前の状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2 外箱 3 内箱 7 棚板 8 棚ストッパー(庫内部品) 9 ビス(取付けビス) 10 棚ストッパー取付部材(庫内部品取付部材) 11 内箱当接部(張出部) 12 ネジ受部 13 貫通孔 14 螺合部 15 先端部(ネジ受部張出部) 16 空間部 17 真空断熱材(断熱材) 18 発泡断熱材 33 金属板(ビス貫通防止部材)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外箱と、内箱と、これら外箱及び内箱との
    に断熱材が配される空間部とを有する冷蔵庫に設けら
    れる庫内部品を、内箱の空間部側に設けた庫内部品取付
    部材に庫内側から取付けビスにて螺合することにより、
    内箱に取り付ける冷蔵庫の庫内部品取付構造において、 上記の庫内部品取付部材は、ネジ受部における螺合部の
    ほぼ全てが、内箱に形成された貫通孔を通して庫内側に
    突出して形成されている一方、 上記の庫内部品取付部材における空間部への張出部は、
    ネジ受部張出部が円弧状に形成されていることを特徴と
    する冷蔵庫の庫内部品取付構造。
  2. 【請求項2】 外箱と、内箱と、これら外箱及び内箱との
    間に断熱材が配される空間部とを有する冷蔵庫に設けら
    れる庫内部品を、内箱の空間部側に設けた庫内部品取付
    部材に庫内側から取付けビスにて螺合することにより、
    内箱に取り付ける冷蔵庫の庫内部品取付構造において、 上記の庫内部品取付部材における空間部への張出部は、
    ネジ受部張出部が円弧状に形成されていることを特徴と
    する冷蔵庫の庫内部品取付構造。
  3. 【請求項3】上記の庫内部品取付部材における空間部へ
    の張出部のネジ受部張出部は、他の張出部よりも厚肉に
    形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の冷蔵庫の庫内部品取付構造。
  4. 【請求項4】上記の庫内部品取付部材における空間部へ
    の張出部のネジ受部張出部には、ビス貫通防止部材が内
    設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の冷蔵庫の庫内部品取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100861350B1 (ko) * 2002-11-21 2008-10-02 엘지전자 주식회사 냉장고 이너케이스의 스크류 체결어셈블리
KR100861351B1 (ko) * 2002-11-21 2008-10-02 엘지전자 주식회사 냉장고 이너케이스의 스크류 체결 어셈블리

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