JP6242290B2 - 冷蔵庫およびこの冷蔵庫の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、冷蔵室に使用される庫内部品を支持する庫内部品支持手段を備えた冷蔵庫およびこの冷蔵庫の製造方法に関するものである。
従来より周知の冷蔵庫は、外箱と内箱の組合せにより形成される外箱と内箱との間の空間に発泡断熱材を充填して構成される断熱箱体を備えている。近年では、省エネ性の向上、容量の増加などの市場要望に応えるため、従来の発泡断熱材よりも熱伝導率の低い真空断熱材を導入して、省エネ性の向上や断熱箱体の厚さ削減を実現している。真空断熱材は外箱に接する形で設置され、発泡断熱材を充填発泡することで、断熱箱体を形成している。
これらの断熱箱体では、冷蔵庫として食品を収納するために、冷蔵室、冷凍室、野菜室、製氷室などの用途ごとに温度帯の異なるいくつかの貯蔵室に分かれている。主に冷蔵室内に食品棚を設置しているが、これらの食品棚を保持するために内箱に庫内部品支持手段が設けられている。庫内部品支持手段としては以下のようなものがある。内箱の壁面に凹みと穴を設け、穴にピン支え板を挿入する形で設置する。この際、凹み形状にピン支え板が収まり、内箱の表面に露出しないようになっている。このピン支え板と内箱の穴の隙間とを発泡断熱材の漏れ防止のために断熱材側よりシール材にて封止し、発泡断熱材を充填することで、ピン支え板は内箱および発泡断熱材に固着される。このピン支え板に、内箱の庫内側から食品棚を保持するための面を設けたピンを差し込み、ピン上に食品棚を載せる形で食品棚を保持している冷蔵庫がある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の冷蔵庫には、内箱の壁面に凹みと穴を設け、庫内部品支持手段として、断熱材側から凹みの穴を貫通するブッシュ凸部を備えたブッシュと、庫内側から凹みに嵌め込んだ際にブッシュ凸部が挿入されて、ブッシュとで内箱を狭持するブッシュ固定具とを備えたものがある。このブッシュのブッシュ凸部には、食品棚を保持するホルダーが挿入される保持用凹部が設けられている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−180557号公報(第8頁、図13) 特開2014−31986号公報(第11頁、図3)
特許文献1に記載の冷蔵庫においては、庫内部品支持手段を断熱箱体に設ける際、シール材を内箱の外箱側側面に貼り付ける作業が必要となる。このため、断熱箱体への庫内部品支持手段の取付け作業が煩雑になるという課題があった。特に、ベルトコンベアなどで断熱箱体を搬送しながら作業を行うライン作業において、断熱箱体にシール材を貼り付ける場合、シール材の貼り付け作業性が悪化し、さらに取付け作業が煩雑になってしまう。また、ライン作業において、断熱箱体にシール材を貼り付ける場合、作業者の熟練度に応じてシール材の位置決め精度にばらつきが生じてしまう。シール材の位置決め精度が悪い場合には、外箱と内箱との間の空間に発泡断熱材を充填発泡する工程において、発泡断熱材の発泡圧力によってシール材が押し出され、発泡断熱材が漏れ出してしまい、庫内部品支持手段の位置がばらついてしまう。また、発泡断熱材で庫内部品支持手段を支えているため、充分な強度が得られないなどの課題があった。
特許文献2に記載の冷蔵庫においては、庫内部品支持手段が断熱材発泡により固定されているため、断熱材発泡後に部材を交換することができない。そのため、断熱材発泡後に食品棚をホルダーに差し込むブッシュの保持用凹部の形状を変更することができず、棚位置を変更するためには内箱に庫内部品支持手段を多数取り付ける必要があり、使用者には棚位置を変更するのが困難であるなどの課題があった。
本発明は、前記のような問題を解決するためになされたもので、第1の目的は、断熱材発泡後でも強度を低減することなく、用途に応じて庫内部品支持手段の支持具を交換することができる冷蔵庫およびこの冷蔵庫の製造方法を得るものである。
また、第2の目的は、庫内部品支持手段の取付け位置のばらつきを抑制できる冷蔵庫およびこの冷蔵庫の製造方法を得るものである。
本発明に係る冷蔵庫は、外箱と、内箱と、外箱と内箱との間の空間に断熱材を有し、内箱の内周側に貯蔵室が形成された断熱箱体と、内箱の壁面に設けられ、内箱貫通穴を有する内箱凸部と、内箱凸部に外箱側からと貯蔵室側から取り付けて内箱に設けられ、貯蔵室に使用される庫内部品を支持する庫内部品支持手段とを有する冷蔵庫において、庫内部品支持手段は、内箱凸部と嵌合されるブッシュ凹部、内箱貫通穴を貫通して貯蔵室側に突出し、先端面に開口を有するブッシュ凸部、およびブッシュ凹部の外周部に設けられ、内箱の外箱側の面に接触するフランジを有するブッシュと、ブッシュ凸部が挿入される貫通穴を有する挿入部が設けられ、ブッシュ凸部が内箱貫通穴を貫通した内箱凸部に貯蔵室側から嵌め込んだ際に、挿入部の貫通穴にブッシュ凸部が挿入されて、ブッシュとで内箱を挟持するブッシュ固定具と、ブッシュ固定具の挿入部の貫通穴に挿入されたブッシュ凸部の開口に取り外し自在に挿入され、貯蔵室に使用される庫内部品を支持する支持具とを備え、内箱凸部は、内箱の壁面に外箱側へ突出して設けられ、支持具は、庫内部品を上下方向に取り外し自在に保持するホルダーと、ブッシュ固定具の挿入部の貫通穴に挿入されたブッシュ凸部の開口に挿入される差込部と、差込部のブッシュ凸部の開口から露出する端面に設けられ、ホルダーが取り出し自在に挿入されたホルダー挿入穴とを備えたものである。
本発明によれば、内箱凸部と嵌合されるブッシュ凹部、内箱貫通穴を貫通して貯蔵室側に突出し、先端面に開口を有するブッシュ凸部、およびブッシュ凹部の外周部に設けられ、内箱の外箱側の面に接触するフランジを有するブッシュと、ブッシュ凸部が挿入される貫通穴を有する挿入部が設けられ、ブッシュ凸部が内箱貫通穴を貫通した内箱凸部に貯蔵室側から嵌め込んだ際に、挿入部の貫通穴にブッシュ凸部が挿入されて、ブッシュとで内箱を挟持するブッシュ固定具と、ブッシュ固定具の挿入部の貫通穴に挿入されたブッシュ凸部の開口に取り外し自在に挿入され、貯蔵室に使用される庫内部品を支持する支持具とを備えたものである。この構成により、断熱材の充填後においても支持具を交換することができ、このため、庫内部品の形状・種類の異なる庫内部品であっても支持することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の断熱箱体を示す正面図。 図1の断熱箱体に設けられた庫内部品支持手段の斜視図。 図2の庫内部品支持手段の分解斜視図。 図2の庫内部品支持手段を矢視A−A方向から見て示す縦断面図。 図2の庫内部品支持手段を矢視B−B方向から見て示す横断面図。 本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の庫内部品の一例である食品棚を左端から見て示す側面図。 図6の食品棚の庫内部品支持手段への取り付け例を示す斜視図。 本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の庫内部品支持手段を示す斜視図。 図8の庫内部品支持手段を矢視C−C方向から見て示す縦断面図。 図8の庫内部品支持手段への食品棚の取り付け例を示す斜視図。 本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫の庫内部品支持手段を示す斜視図。 図11の庫内部品支持手段により保持されたアタッチの正面図。 図12の庫内部品支持手段およびアタッチを矢視D−D方向から見て示す縦断面図。
実施の形態1.
先ず、本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の概略構成について、図1を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の断熱箱体を示す正面図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫1は、前面が開口された断熱箱体1aを備えている。この断熱箱体1aは、断熱箱体1aの外周面を形成する外箱2と断熱箱体1aの内周面を形成する内箱3とを組み合わせて構成され、冷蔵庫1の外郭をなしている。外箱2と内箱3との間に形成された断熱充填用の空間4には発泡断熱材5が充填されている(図4参照)。外箱2と内箱3は、発泡断熱材5によって結合されている。
このように構成された断熱箱体1aは、内部空間が複数の仕切壁1bによって区画され、冷蔵室6、冷凍室7、野菜室8、製氷室9など使用者の利用形態にあわせて温度帯の異なるいくつかの貯蔵室が設けられている。冷蔵室6の互いに対向する壁面には、庫内部品である食品棚を支持する庫内部品支持手段S1が設けられている(図2参照)。その食品棚によって冷蔵室6内の空間がさらに区画される。断熱箱体1aの各貯蔵室の開口は、貯蔵室毎に観音開き式、引出式などの扉によって開閉自在に閉塞されている。引出式の扉には、扉と共に前後方向に移動するかご状の収納ケースが設けられている。
次に、庫内部品支持手段S1の構成について、図2〜図4を用いて説明する。
図2は図1の断熱箱体に設けられた庫内部品支持手段の斜視図、図3は図2の庫内部品支持手段の分解斜視図、図4は図2の庫内部品支持手段を矢視A−A方向から見て示す縦断面図、図5は図2の庫内部品支持手段を矢視B−B方向から見て示す横断面図である。
庫内部品支持手段S1は、図3に示すように、内箱3を挟む形で、ブッシュ10、ブッシュ固定具11、支持具であるホルダーアタッチ12およびホルダー13の4部品で構成され、その部品の大部分が内箱3の側壁に埋め込まれた状態となっている。
内箱3には、外箱2側に突出する例えば略四角形状の内箱凸部3aが形成されている。この内箱凸部3aの形状は、換言すると、冷蔵室6から見た場合には凹形状に形成され、外箱2側から見た場合には凸形状になっている。また、内箱凸部3aの略中央部には、内箱貫通穴3bが形成されている。
ブッシュ10は、内箱3の外箱2側の面に接触して設けられる。このブッシュ10の内箱3と対向する面には、内箱凸部3aが挿入されるブッシュ凹部10aが形成されている。このブッシュ凹部10aに内箱凸部3aを挿入することで、ブッシュ10を位置決めすることができる。また、ブッシュ10に形成されたブッシュ凹部10aの奥の面には、ブッシュ凹部10a内から突出するブッシュ凸部10bが設けられている。このブッシュ凸部10bは、ブッシュ凹部10a側から見て、端面から奥に開口を有する略四角形状に形成されている。ブッシュ凸部10bは、ブッシュ凹部10aに内箱凸部3aが挿入された際に、内箱凸部3aの内箱貫通穴3bを貫通して、内箱3の壁面より僅かに突出した状態となる。
また、ブッシュ10は、ブッシュ凸部10bの先端部の上下に、後述するブッシュ固定具11の切欠部11bに係り止めする引っ掛け爪10cが設けられている。このブッシュ10の外周部には、内箱凸部3aの外周側となる内箱3に接触するフランジ10dが形成されている。フランジ10dを形成することにより、ブッシュ10と内箱3の密着性がより向上するため、外箱2と内箱3との間の空間4に発泡断熱材5を充填した際、ブッシュ10と内箱3との間から冷蔵室6側への発泡断熱材5の漏れを防止することができる。
ブッシュ固定具11は、冷蔵室6側から内箱凸部3a内に挿入される。ブッシュ固定具11の外周部の形状は、内箱凸部3aの内周部の形状と略同様である。このため、ブッシュ固定具11を内箱凸部3aに挿入することで、ブッシュ固定具11を位置決めすることができる。また、ブッシュ固定具11の例えば略中央部には、ブッシュ10のブッシュ凸部10bが挿入される貫通穴が設けられた略四角形状の挿入部11aが形成されている。
さらに、ブッシュ固定具11の下部には、挿入部11a側に延びる突起片11cが設けられている。この突起片11cには、後述するホルダーアタッチ12の引っ掛け爪12cを引っ掛けるための引っ掛け穴11dが設けられている。前述の挿入部11aの長さは、例えば10mm〜17mmであり、また、挿入部11aは、貫通穴を有する四角形状であるため、応力が緩和される構造になっている。挿入部11aの冷蔵室6側の端部の上下には、ブッシュ10の引っ掛け爪10cが係り止めする切欠部11bが形成されている。
つまり、挿入部11aの貫通穴にブッシュ10のブッシュ凸部10bを挿入すると、ブッシュ10の引っ掛け爪10cがブッシュ固定具11の切欠部11bに引っ掛かる。これにより、ブッシュ10とブッシュ固定具11とが内箱3の一部である内箱凸部3aの先端面を挟持し、ブッシュ10のフランジ10dが内箱凸部3aの外周側となる内箱3に接触して、ブッシュ10を内箱3に固定することができる。ブッシュ10とブッシュ固定具11とで内箱3を挟持した状態においては、ブッシュ10のブッシュ凸部10bの先端部とブッシュ固定具11の挿入部11aの先端部とが略同位置となっている。
ホルダーアタッチ12は、ブッシュ凸部10bの開口と略同じ四角形状に形成された差込部12aである。このホルダーアタッチ12は、ブッシュ固定具11の挿入部11aの貫通穴に挿入されたブッシュ凸部10bの開口に挿入される。ホルダーアタッチ12のブッシュ凸部10bの開口から露出する端面には、後述するホルダー13が挿入される横長のホルダー挿入穴12bが設けられている。
また、ホルダーアタッチ12の下部には、下方に延びてホルダーアタッチ12側に直角に折り曲げられて形成された引っ掛け爪12cが設けられている。この引っ掛け爪12cは、ホルダーアタッチ12がブッシュ凸部10bの開口に挿入された際に、ブッシュ固定具11の引っ掛け穴11dに引っ掛かって、ホルダーアタッチ12そのもの、つまり差込部12aを内箱3に固定する。ホルダーアタッチ12を取り外し可能な構造にすることで、断熱材発泡後でもホルダーアタッチ12を交換でき、ホルダー13の位置・大きさの変更に対応することができる。
ホルダー13は、前述のように、庫内部品支持手段S1のホルダー挿入穴12bに挿入される。このホルダー13の幅及び厚さは、ホルダー挿入穴12bの幅及び高さよりも小さく形成されている。このため、ホルダー挿入穴12bにホルダー13を挿入した後もホルダー13は自由度をもっており、力を加えればホルダー13はホルダー挿入穴12b内で摺動可能となっている。つまり、ホルダー13は、ホルダー挿入穴12bに摺動自在に保持されるものである。ホルダー13がホルダー挿入穴12bに保持された状態では、ホルダー13は、その冷蔵室6側の先端部が庫内部品支持手段S1よりも冷蔵室6側に突出した状態となる。ホルダー13は、例えば金属製の板材で形成されており、冷蔵室6側の先端部に、後述のピン22bが挿入される例えば2個のピン穴13aが上下方向に貫通して形成されている。
次に、食品棚20の構成について、図6および図7を用いて説明する。
図6は本発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の庫内部品の一例である食品棚を左端から見て示す側面図、図7は図6の食品棚の庫内部品支持手段への取り付け例を示す斜視図である。
食品棚20は、棚板21を備えている。この棚板21は、略直方体の平板形状に形成されている。棚板42の下方には、ホルダー13に取り付けられる脚部22が設けられている。内箱3の両側面に2つずつ設けられた庫内部品支持手段S1によって、食品棚20が保持される。つまり、これら4つの庫内部品支持手段S1のホルダー挿入穴12bに挿入されたホルダー13によって、棚板21は保持される。このため、4つの庫内部品支持手段S1と対応する位置(4箇所)に、脚部22が形成されている。
これら脚部22のそれぞれは、脚部カバー22aとピン22bとを備えている。脚部カバー22aは、棚板21の例えば下面から下方に延設されており、内箱3の壁面に対向する面が冷蔵室6側に凹んだ形状となっている。ピン22bは、ホルダー13のピン穴13aに挿入される。このピン22bは、ピン穴13aの数に対応して2つ設けられている。
図7に示すように、棚板21を上部から下方に移動させ、ホルダー13のピン穴13aに上方からピン22bを挿入することにより、棚板21は、ホルダー13を介して庫内部品支持手段S1に保持される。このとき、庫内部品支持手段S1、ホルダー13及びピン22bは、脚部カバー22aで覆われることとなる。このため、庫内部品支持手段S1、ホルダー13及びピン22bが冷蔵庫1の使用者から見えなくなるので、意匠性に優れた食品棚20を有する冷蔵庫1を得ることができる。
前述した断熱箱体1aは、外箱2及び内箱3の部品精度や、発泡断熱材5の発泡工程において外箱2及び内箱3にかかる圧力等により、各断熱箱体1a毎に寸法がばらつく場合がある。このため、食品棚20のように内箱3の両側の壁面に設けられた庫内部品支持手段S1によって保持される庫内部品は、断熱箱体1aの寸法のばらつきによっては、冷蔵室6に取り付けることが困難になる場合がある。
しかしながら、本実施の形態1のようにホルダー13を介して棚板21を取り付けることにより、各断熱箱体1a毎に寸法がばらつく場合でも、ホルダー13が庫内部品支持手段S1のホルダー挿入穴12b内で摺動して断熱箱体1aの寸法ばらつきを吸収できるので、冷蔵室6に確実に食品棚20を取り付けることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、庫内部品支持手段S1のホルダー挿入穴12bに差し込んだホルダー13を用いて食品棚20を保持するようにしたが、実施の形態2は、ホルダーアタッチ12とホルダー13を使用することなく食品棚20を保持するようにしたものである。
図8は本発明の実施の形態2に係る冷蔵庫の庫内部品支持手段を示す斜視図、図9は図8の庫内部品支持手段を矢視C−C方向から見て示す縦断面図、図10は図8の庫内部品支持手段への食品棚の取り付け例を示す斜視図である。なお、実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付し、実施の形態1と異なる部分だけを説明する。
実施の形態2における庫内部品支持手段S2は、ブッシュ10、ブッシュ固定具11およびアタッチ14(支持具)の3部品で構成されている。アタッチ14は、正面から見て、外形が略四角形状に形成され、縦方向に上下2段の棚載置部14a、14bが設けられている。この棚載置部14a、14bは、アタッチ14の横方向の長さと同じ長さで、内箱3に接触する面の反対側に突出している。
棚載置部14a、14bのうち、下側の棚載置部14bには、ブッシュ固定具11の挿入部11a内に挿入されたブッシュ凸部10bの開口に挿入される差込部14cが設けられている。この差込部14cは、ブッシュ凸部10bの開口と略同じ四角形状に形成されている。また、棚載置部14bの下部には、差込部14cと同じ方向に延びる引っ掛け爪10cが設けられている。この引っ掛け爪14dは、アタッチ14の差込部14cがブッシュ凸部10bの開口に挿入された際に、ブッシュ固定具11の引っ掛け穴11dに引っ掛かって、アタッチ14そのものを内箱3に固定する。この棚載置部14bに載置される食品棚30は、脚部カバー22aとピン22bを備えていない略直方体の平板形状に形成されている。
実施の形態2においては、冷蔵室6に収納する食品の大きさに応じて、アタッチ14の棚載置部14a、14bの何れか一方の上面に食品棚30を載せることができる。また、アタッチ14とブッシュ固定具11は、アタッチ14に設けられた引っ掛け爪14dとブッシュ固定具11の引っ掛け穴11dとで結合しているので、アタッチ14が外れることがない。
実施の形態3.
実施の形態2では、上下に2段の棚載置部14a、14bを有するアタッチ14を用いて食品棚30を支えるようにしたが、ポケットを有するアタッチを庫内部品支持手段S3の一部品としたものである。
図11は本発明の実施の形態3に係る冷蔵庫の庫内部品支持手段を示す斜視図、図12は図11の庫内部品支持手段により保持されたアタッチの正面図、図13は図12の庫内部品支持手段およびアタッチを矢視D−D方向から見て示す縦断面図である。なお、実施の形態1と同様の部分には同じ符号を付し、実施の形態1と異なる部分だけを説明する。
実施の形態3における庫内部品支持手段S3は、ブッシュ10、ブッシュ固定具11およびポケット16を有するアタッチ15(支持具)の3部品で構成されている。アタッチ15は、例えば横長の四角形状に形成され、内箱3に接触する面の反対側に突出するポケット連結部15aが設けられている。このポケット連結部15aは、アタッチ15の横方向の長さと同じ長さである。
ポケット連結部15aには、ブッシュ固定具11の挿入部11a内に挿入されたブッシュ凸部10bの開口に挿入される差込部15bと一体になっている。この差込部15bは、ブッシュ凸部10bの開口と略同じ四角形状に形成されている。また、ポケット連結部15aの下部には、差込部14cと同じ方向に延びる引っ掛け爪15cが設けられている。この引っ掛け爪10cは、アタッチ15の差込部115bがブッシュ凸部10bの開口に挿入された際に、ブッシュ固定具11の引っ掛け穴11dに引っ掛かって、アタッチ15そのものを内箱3に固定する。ポケット連結部15aに連結されたポケット16は、上面開口の箱体で、食品が収納される。
実施の形態3においては、ポケット16を有するアタッチ15を庫内部品支持手段S3の一部品とすることで、冷蔵室6内のポケットとして使用することができる。また、アタッチ15とブッシュ固定具11は、アタッチ14に設けられた引っ掛け爪10cとブッシュ固定具11の引っ掛け穴11dとで結合しているので、アタッチ14が外れることがなく、ポケット16の配置位置の変更も容易に行える。
以上のように、ブッシュ10に設けられたブッシュ固定具11に交換可能なアタッチホルダー12およびアタッチ14、15の何れかを取り付けることができる。このため、断熱材を発泡した後でも食品棚20、30や、ポケット16を冷蔵室6の用途に応じて用いることができる。
実施の形態4.
次に、断熱箱体1aの製造方法について説明する。
断熱箱体1aを製造する際、まず、内箱3に庫内部品支持手段S1、S2、S3のブッシュ10とブッシュ固定具11を取り付ける(第1工程)。具体的には、外箱2側から、ブッシュ10のブッシュ凸部10bを内箱凸部3aの内箱貫通穴3bに挿入して、ブッシュ10のブッシュ凹部10aに内箱3の内箱凸部3aを挿入する。一方、冷蔵室6側からは、内箱凸部3a内にブッシュ固定具11を挿入し、ブッシュ固定具11の挿入部11aの貫通穴にブッシュ10のブッシュ凸部10bを挿入する。これにより、ブッシュ10の引っ掛け爪10cがブッシュ固定具11の切欠部11bに引っ掛かって、ブッシュ10をブッシュ固定具11で保持することができる。換言すると、ブッシュ10とブッシュ固定具11とで、内箱3を挟持することができる。
このとき、ブッシュ10と内箱凸部3aとの間においてブッシュ10を位置決めでき、ブッシュ固定具11と内箱凸部3aとの間においてブッシュ固定具11を位置決めできる。また、ブッシュ10とブッシュ固定具11とで内箱3を挟持することにより、ブッシュ10のフランジ10dが内箱凸部3aの外周側となる内箱3に接触する。つまり、ブッシュ10とブッシュ固定具11を係合させるだけでブッシュ10と内箱3との間の密着性を確保できる。このため、シール材の貼り付けや接着剤の塗布が不要となっている。したがって、実施の形態1、2、3においては、作業者の作業ばらつきに影響されずにブッシュ10と内箱3との間の密着性を確保できるので、後述の発泡断熱材5の充填工程において、安定して発泡断熱材5の漏れを防止できる。
なお、前記の庫内部品支持手段S1、S2、S3の取付作業は、停止した作業台上で行ってもよいし、ベルトコンベア等で内箱3を搬送しながら行うライン作業中であってもよい。
内箱3にブッシュ10とブッシュ固定具11を取り付けた後、内箱3と外箱2とを組み合わせる。そして、外箱2の内周側と内箱3の外周側との間の断熱材充填用の空間4に発泡断熱材5の原料を注入して発泡させ、空間4に発泡断熱材5を充填する(第2工程)。前記のように、実施の形態1、2、3においては、作業者の作業ばらつきに影響されずにブッシュ10と内箱3との間の密着性を確保できるので、発泡断熱材5の充填工程において、安定して発泡断熱材5の漏れを防止できる。
1 冷蔵庫、1a 断熱箱体、2 外箱、3 内箱、3a 内箱凸部、3b 内箱貫通穴、4 断熱材充填用の空間、5 発泡断熱材、6 冷蔵室、7 冷凍室、8 野菜室、9 製氷室、10 ブッシュ、10a ブッシュ凹部、10b ブッシュ凸部、10c 引っ掛け爪、10d フランジ、11 ブッシュ固定具、11a 挿入部、11b 切欠部、11c 係止片、11d 引っ掛け穴、12 ホルダーアタッチ、12a 差込部、12b ホルダー挿入部、12c 引っ掛け爪、13 ホルダー、13a ピン穴、14 アタッチ、14a、14b 棚載置部、14c 差込部、14d 引っ掛け爪、15 アタッチ、15a ポケット連結部、15b 差込部、15c 引っ掛け爪、16 ポケット、20 食品棚、21 棚板、22 脚部、22a 脚部カバー、22b ピン、30 食品棚。

Claims (4)

  1. 外箱と、内箱と、前記外箱と前記内箱との間の空間に断熱材を有し、前記内箱の内周側に貯蔵室が形成された断熱箱体と、前記内箱の壁面に設けられ、内箱貫通穴を有する内箱凸部と、前記内箱凸部に前記外箱側からと前記貯蔵室側から取り付けて前記内箱に設けられ、前記貯蔵室に使用される庫内部品を支持する庫内部品支持手段とを有する冷蔵庫において、
    前記庫内部品支持手段は、
    前記内箱凸部と嵌合されるブッシュ凹部、前記内箱貫通穴を貫通して前記貯蔵室側に突出し、先端面に開口を有するブッシュ凸部、および前記ブッシュ凹部の外周部に設けられ、前記内箱の前記外箱側の面に接触するフランジを有するブッシュと、
    前記ブッシュ凸部が挿入される貫通穴を有する挿入部が設けられ、前記ブッシュ凸部が前記内箱貫通穴を貫通した前記内箱凸部に前記貯蔵室側から嵌め込んだ際に、前記挿入部の貫通穴に前記ブッシュ凸部が挿入されて、前記ブッシュとで前記内箱を挟持するブッシュ固定具と、
    前記ブッシュ固定具の挿入部の貫通穴に挿入されたブッシュ凸部の開口に取り外し自在に挿入され、前記貯蔵室に使用される庫内部品を支持する支持具と
    を備え
    前記内箱凸部は、前記内箱の壁面に前記外箱側へ突出して設けられ、
    前記支持具は、
    前記庫内部品を上下方向に取り外し自在に保持するホルダーと、
    前記ブッシュ固定具の挿入部の貫通穴に挿入されたブッシュ凸部の開口に挿入される差込部と、
    前記差込部の前記ブッシュ凸部の開口から露出する端面に設けられ、前記ホルダーが取り出し自在に挿入されたホルダー挿入穴と
    を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 外箱と、内箱と、前記外箱と前記内箱との間の空間に断熱材を有し、前記内箱の内周側に貯蔵室が形成された断熱箱体と、前記内箱の壁面に設けられ、内箱貫通穴を有する内箱凸部と、前記内箱凸部に前記外箱側からと前記貯蔵室側から取り付けて前記内箱に設けられ、前記貯蔵室に使用される庫内部品を支持する庫内部品支持手段とを有する冷蔵庫において、
    前記庫内部品支持手段は、
    前記内箱凸部と嵌合されるブッシュ凹部、前記内箱貫通穴を貫通して前記貯蔵室側に突出し、先端面に開口を有するブッシュ凸部、および前記ブッシュ凹部の外周部に設けられ、前記内箱の前記外箱側の面に接触するフランジを有するブッシュと、
    前記ブッシュ凸部が挿入される貫通穴を有する挿入部が設けられ、前記ブッシュ凸部が前記内箱貫通穴を貫通した前記内箱凸部に前記貯蔵室側から嵌め込んだ際に、前記挿入部の貫通穴に前記ブッシュ凸部が挿入されて、前記ブッシュとで前記内箱を挟持するブッシュ固定具と、
    前記ブッシュ固定具の挿入部の貫通穴に挿入されたブッシュ凸部の開口に取り外し自在に挿入され、前記貯蔵室に使用される庫内部品を支持する支持具と
    を備え、
    前記内箱凸部は、前記内箱の壁面に前記外箱側へ突出して設けられ、
    前記支持具は、
    前記内箱に接触する面の反対側に突出して設けられた連結部と、
    前記連結部の先端部に前記庫内部品として設けられたポケットと、
    前記内箱に接触する面に設けられ、前記ブッシュ固定具の挿入部の貫通穴に挿入されたブッシュ凸部の開口に挿入された差込部と
    を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 前記内箱凸部は、前記内箱の壁面に前記外箱側へ突出した中央部に内箱貫通穴を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
  4. 請求項1〜請求項の何れか1項に記載の冷蔵庫の製造方法であって、
    前記ブッシュと前記ブッシュ固定具とによって前記内箱を挟持する第1工程と、
    該第1工程の後、前記内箱と前記外箱とを組み合わせ、前記内箱と前記外箱との間の空間に前記断熱材を充填する第2工程と
    を備えたことを特徴とする冷蔵庫の製造方法。
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