JP2938082B2 - 平面変成器 - Google Patents
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P5/00—Coupling devices of the waveguide type
- H01P5/08—Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
- H01P5/10—Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced lines or devices with unbalanced lines or devices
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F21/00—Variable inductances or transformers of the signal type
- H01F21/12—Variable inductances or transformers of the signal type discontinuously variable, e.g. tapped
- H01F2021/125—Printed variable inductor with taps, e.g. for VCO
Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、平面変成器に関し、そして特に限定される
わけではないが、例えばマイクロ波無線受信器の二重平
衡型ミキサーにおいて、マイクロ波周波数で使用される
平衡型モノリシック変成器に関する。
わけではないが、例えばマイクロ波無線受信器の二重平
衡型ミキサーにおいて、マイクロ波周波数で使用される
平衡型モノリシック変成器に関する。
従来の技術及び発明が解決しようとする問題点 特に、2つの交互に間隙をあけて重ねられた(interl
eave)螺旋状インダクタを含む、ギガヘルツ周波数にお
ける動作のためのモノリシック形式の平面変成器は公知
である。例えば、L.Wiemer他による「MMIC応用のための
方形螺旋変成器のコンピュータ・シミュレーションと実
験調査」と題する論文、マイクロ波回路のコンピュータ
援用設計におけるIEE会議、要約版#99、1985年11月11
日、ページ2/1〜2/5には、4端子回路網又は方向性結合
器としての変成器の概念に基づいて、そのような変成器
の特性が記載されている。
eave)螺旋状インダクタを含む、ギガヘルツ周波数にお
ける動作のためのモノリシック形式の平面変成器は公知
である。例えば、L.Wiemer他による「MMIC応用のための
方形螺旋変成器のコンピュータ・シミュレーションと実
験調査」と題する論文、マイクロ波回路のコンピュータ
援用設計におけるIEE会議、要約版#99、1985年11月11
日、ページ2/1〜2/5には、4端子回路網又は方向性結合
器としての変成器の概念に基づいて、そのような変成器
の特性が記載されている。
そのような変成器の実際的な使用において問題が生ず
る。具体的には、平衡回路において又は平衡回路への結
合のために、そのような変成器を使用することが一般に
必要とされるが、そのような平衡回路のためには変成器
巻き線の少なくとも1つが、センタータップされなけれ
ばならない。しかし、平面螺旋状巻き線における最適な
センタータップ点の決定は困難であり、そしてセンター
タップ点は、タップ付き巻き線の半分ずつの2つに対す
る容量性及び誘導性効果の間の妥協によつて、唯一の周
波数又は非常に狭い周波数帯域に対してのみ正確であろ
う。
る。具体的には、平衡回路において又は平衡回路への結
合のために、そのような変成器を使用することが一般に
必要とされるが、そのような平衡回路のためには変成器
巻き線の少なくとも1つが、センタータップされなけれ
ばならない。しかし、平面螺旋状巻き線における最適な
センタータップ点の決定は困難であり、そしてセンター
タップ点は、タップ付き巻き線の半分ずつの2つに対す
る容量性及び誘導性効果の間の妥協によつて、唯一の周
波数又は非常に狭い周波数帯域に対してのみ正確であろ
う。
また、1975年9月9日発行、「湾曲した結合腕を有す
るストリップ線路方向性結合器」と題するイシイ他の米
国特許第3,904,991号から、カスケードに接続された2
つの四分の一波長方向性結合器ユニットからなる結合さ
れたストリップ線路方向性結合器が提供されることが公
知である。ここで、各ユニットは、2つのユニットが、
近似的に菱形配置を形成するように、直角で中心を曲げ
られる。
るストリップ線路方向性結合器」と題するイシイ他の米
国特許第3,904,991号から、カスケードに接続された2
つの四分の一波長方向性結合器ユニットからなる結合さ
れたストリップ線路方向性結合器が提供されることが公
知である。ここで、各ユニットは、2つのユニットが、
近似的に菱形配置を形成するように、直角で中心を曲げ
られる。
問題点を解決するための手段 本発明の目的は、改良された平面変成器を提供するこ
とである。
とである。
本発明の1つの見地により、各々が少なくとも1巻き
を有する2つの巻き線と、巻き線の少なくとも1つのセ
ンタータツプ接続部とからなる平面変成器が提供され、
2つの巻き線は実質的にい単一の平面に配置され、各巻
き線が両方の巻き線の中点を通る線のまわりに対称とな
るように、巻き線の導体は互いに交互に間隙をあけられ
て重ねられそして交差(cross)する。
を有する2つの巻き線と、巻き線の少なくとも1つのセ
ンタータツプ接続部とからなる平面変成器が提供され、
2つの巻き線は実質的にい単一の平面に配置され、各巻
き線が両方の巻き線の中点を通る線のまわりに対称とな
るように、巻き線の導体は互いに交互に間隙をあけられ
て重ねられそして交差(cross)する。
こうして、本発明により、変成器の2つの巻き線の交
互に間隙をあけられて重ねられた導体は、センタータッ
プ接続部を作ることのできる巻き線の中点に関して、各
巻き線の対称性を達成するように、互いに交差するよう
に配置される。巻き線の対称性のために、このセンター
タップは最適に位置付けられ、そして巻き線の半分ずつ
の2つは、非常に広い周波数範囲内の総ての周波数に対
して、誘導及び容量的に平衡される。
互に間隙をあけられて重ねられた導体は、センタータッ
プ接続部を作ることのできる巻き線の中点に関して、各
巻き線の対称性を達成するように、互いに交差するよう
に配置される。巻き線の対称性のために、このセンター
タップは最適に位置付けられ、そして巻き線の半分ずつ
の2つは、非常に広い周波数範囲内の総ての周波数に対
して、誘導及び容量的に平衡される。
巻き線の一方又は両方は1回巻きを越える巻き数を有
することができ、典型的には、2つの巻き線の巻き数は
実質的に同じである。この場合、2つの巻き線は、好ま
しくは、前記平面において実質的に同一の物理的配置を
有する。こうして、2つの巻き線は、互いに実質的に同
一であり、一方の巻き線は、他方の巻き線に関して前記
平面内で回転させられそして並進させられ、これにより
2つの巻き線の導体は交互に間隙をあけられて重ねら
れ、そして結合(coupling)を都合良く作ることができ
る。各巻き数が巻き数nを有するならば、そのような変
成器にいおいて、巻き線の導体は、典型的には、4n−2
の数の位置において互いに交差する。
することができ、典型的には、2つの巻き線の巻き数は
実質的に同じである。この場合、2つの巻き線は、好ま
しくは、前記平面において実質的に同一の物理的配置を
有する。こうして、2つの巻き線は、互いに実質的に同
一であり、一方の巻き線は、他方の巻き線に関して前記
平面内で回転させられそして並進させられ、これにより
2つの巻き線の導体は交互に間隙をあけられて重ねら
れ、そして結合(coupling)を都合良く作ることができ
る。各巻き数が巻き数nを有するならば、そのような変
成器にいおいて、巻き線の導体は、典型的には、4n−2
の数の位置において互いに交差する。
各巻き線は整数の巻き数を有することができるが、こ
れは必ずしも必要ではなく、巻き数は代替的に整数では
ない巻き数を有することもできる。各巻き数が(2p+
1)/2の巻き数を有し、この場合pは正の整数である。
幾つかの状況において都合の良い配置を提供する、本発
明の実施態様を特に後に述べる。
れは必ずしも必要ではなく、巻き数は代替的に整数では
ない巻き数を有することもできる。各巻き数が(2p+
1)/2の巻き数を有し、この場合pは正の整数である。
幾つかの状況において都合の良い配置を提供する、本発
明の実施態様を特に後に述べる。
巻き線の間に密な結合を抵抗するために、好ましく
は、巻き線の導体およびそれらの間の交差は、任意の2
つの隣接する導体が、各巻き線の1つの導体ずつからな
るような方法により配置される。言い換えれば、2つの
巻き線の導体は、巻き線の回転の内側から外側へと考察
した時、互いに交互になる。この目的のために、巻き線
の導体の間の交差は、同じ巻き線の異なる巻きにおける
導体の間のクロスオーバー(cross−over)からなるこ
ともできる。
は、巻き線の導体およびそれらの間の交差は、任意の2
つの隣接する導体が、各巻き線の1つの導体ずつからな
るような方法により配置される。言い換えれば、2つの
巻き線の導体は、巻き線の回転の内側から外側へと考察
した時、互いに交互になる。この目的のために、巻き線
の導体の間の交差は、同じ巻き線の異なる巻きにおける
導体の間のクロスオーバー(cross−over)からなるこ
ともできる。
都合の良いことに、両方の巻き線をセンタータップす
ることができる。この場合、変成器は、一方の端部と、
巻き線の1つのセンタータップ接続部との間に不平衡回
路を接続し、そしてこの1つの巻き線の他方の端部を電
気的に浮動(float)にさせておく手段を含むことがで
きる。この配置は、改良動作のために、使用時変成器に
接続された回路による不平衡を補償する。
ることができる。この場合、変成器は、一方の端部と、
巻き線の1つのセンタータップ接続部との間に不平衡回
路を接続し、そしてこの1つの巻き線の他方の端部を電
気的に浮動(float)にさせておく手段を含むことがで
きる。この配置は、改良動作のために、使用時変成器に
接続された回路による不平衡を補償する。
巻き線の導体の下に空気の空間を与えることによって
容量性効果を減少させる目的のために、好ましくは、巻
き線の導体は、基板の表面によって支持されそして基板
表面から間隔をあけられた導体からなる。これによつて
前記平面は、基板の表面から間隔をあけられる。この場
合、巻き線の導体の間の各交差は、都合の良いことに、
基板の表面によって支持されそして基板の表面から間隔
をあけられた導体と、基板の表面上の導体とからなる。
容量性効果を減少させる目的のために、好ましくは、巻
き線の導体は、基板の表面によって支持されそして基板
表面から間隔をあけられた導体からなる。これによつて
前記平面は、基板の表面から間隔をあけられる。この場
合、巻き線の導体の間の各交差は、都合の良いことに、
基板の表面によって支持されそして基板の表面から間隔
をあけられた導体と、基板の表面上の導体とからなる。
本発明の異なる実施態様において、巻き線の導体の間
の交差は、2つの巻き線の総巻き数よりも2つ少ない交
差からなることができ、そして各交差は、同じ巻き線の
異なる巻きにおいて導体の間のクロスオーバーからなる
ことができる。
の交差は、2つの巻き線の総巻き数よりも2つ少ない交
差からなることができ、そして各交差は、同じ巻き線の
異なる巻きにおいて導体の間のクロスオーバーからなる
ことができる。
2つの巻き線は、必ずしも同数の巻き数を有する必要
はないが、都合の良いことに、2つの巻き線の回転数の
間の差は、1よりも多くはない。
はないが、都合の良いことに、2つの巻き線の回転数の
間の差は、1よりも多くはない。
別の見地によれば、本発明は、少なくとも1巻きを有
する第1の巻き線と、1巻きを越える巻き数を有する第
2の巻き線とからなる平面変成器を与え、2つの巻き線
は実質的に単一の平面に配置され、巻き線の導体は、各
巻き線が両方の巻き線の中点を通過する線の回りで対称
的となるように、互いに交互に間隔をあけられて重ねら
れそして交差する。
する第1の巻き線と、1巻きを越える巻き数を有する第
2の巻き線とからなる平面変成器を与え、2つの巻き線
は実質的に単一の平面に配置され、巻き線の導体は、各
巻き線が両方の巻き線の中点を通過する線の回りで対称
的となるように、互いに交互に間隔をあけられて重ねら
れそして交差する。
本発明はまた、各々が少なくとも1巻きを有する2つ
の巻き線からなる平面変成器を提供し、2つの巻き線は
実質的に単一の平面に配置され、巻き線の導体は基板の
表面によって支持されかつ基板の表面から間隔をあけら
れて支持され、該導体は、各巻き線が両方の巻き線の中
点を通過する線の回りで対称的となるように、互いに交
互に間隔をあけられて重ねられかつ互いに交差する。
の巻き線からなる平面変成器を提供し、2つの巻き線は
実質的に単一の平面に配置され、巻き線の導体は基板の
表面によって支持されかつ基板の表面から間隔をあけら
れて支持され、該導体は、各巻き線が両方の巻き線の中
点を通過する線の回りで対称的となるように、互いに交
互に間隔をあけられて重ねられかつ互いに交差する。
本発明は、添付の図面を参照して以下の説明からさら
に理解されるであろう。
に理解されるであろう。
同一の参照番号は、類似の構成要素を表記するため
に、図面を通じて異なる図にて使用される。
に、図面を通じて異なる図にて使用される。
第1図を参照すると、公知の形式のモノリシック変成
器は、それぞれ一次及び二次巻き線の2つの螺旋開き線
10と12を含み、各々は、2巻きを有するものとして示さ
れる。2つの螺旋巻き線は、互いに実質的に同一である
が、図示された形状を生成するために、一方は、他方に
関して回転かつ並進されている。
器は、それぞれ一次及び二次巻き線の2つの螺旋開き線
10と12を含み、各々は、2巻きを有するものとして示さ
れる。2つの螺旋巻き線は、互いに実質的に同一である
が、図示された形状を生成するために、一方は、他方に
関して回転かつ並進されている。
このようなモノリシック変成器の重要な応用は、数ギ
ガヘルツにおけるマイクロ波無線受信器においてであ
り、そして特に、そのような変成器が無線周波数と局部
発信器信号との結合のために使用することのできる二重
平衡ミキサーのような、平衡回路においてである。その
ような応用においては、変成器の二次巻き線がセンター
タップされ、そして二次巻き線の半分ずつの2つを密接
に整合する必要がある。
ガヘルツにおけるマイクロ波無線受信器においてであ
り、そして特に、そのような変成器が無線周波数と局部
発信器信号との結合のために使用することのできる二重
平衡ミキサーのような、平衡回路においてである。その
ような応用においては、変成器の二次巻き線がセンター
タップされ、そして二次巻き線の半分ずつの2つを密接
に整合する必要がある。
第1図における二次巻き線12のためのセンタータップ
は、Cとマークされた点の区域のどこかにある。しか
し、この巻き線に対するセンタータップの位置の決定は
困難であり、そしてセンタータップ位置は総ての周波数
に対しては最適ではなく、そして二次巻き線の半分ずつ
の2つの平衡を生じさせない。これらの欠点は、巻きの
半径が巻き線全体で変化するという事実から生じ、その
結果、巻き当たりのインダクタンスは螺旋の内側から外
側に大きく増大し、そして単位長さ当たりのインダクタ
ンスは僅かに増大し、そして巻線間の容量は、計算する
ことが困難なように変化する。こうして、典型的には、
センタータップの位置は周波数依存性であり、そして誘
導及び容量的平衡のために必要とされる異なる位置の間
で妥協されるであろう。
は、Cとマークされた点の区域のどこかにある。しか
し、この巻き線に対するセンタータップの位置の決定は
困難であり、そしてセンタータップ位置は総ての周波数
に対しては最適ではなく、そして二次巻き線の半分ずつ
の2つの平衡を生じさせない。これらの欠点は、巻きの
半径が巻き線全体で変化するという事実から生じ、その
結果、巻き当たりのインダクタンスは螺旋の内側から外
側に大きく増大し、そして単位長さ当たりのインダクタ
ンスは僅かに増大し、そして巻線間の容量は、計算する
ことが困難なように変化する。こうして、典型的には、
センタータップの位置は周波数依存性であり、そして誘
導及び容量的平衡のために必要とされる異なる位置の間
で妥協されるであろう。
第2図は、各々1回の巻きを有する一次巻き線14とセ
ンタータップ付き二次巻き線16とからなり、上記の欠点
が回避されるような本発明のモノリシツク変成器を示
す。第1図のモノリシックな螺旋巻き線10と12の代わり
に、第2図の変成器においては、各巻き線は、中点に対
して内側にそれから再び外側へと向かう螺旋からなり、
巻き線は、この中点の各側において対称的である。この
中点、例えば巻き線16に対する第2図の点CTは、巻き線
に対して、センタータップ点を明確に規定し、このセン
タータツプ点は、周波数に独立であり、そして中点の各
側における巻き線の半分が誘導的および容量的に等しい
ことを保証する。この等価性は、変成器が、点CTを通過
する水平な線A−Aの回りで対称であるという事実から
明らかである。巻き自身はまた、中心を通過する垂直な
線B−Bの回りで実質的に対称である。さらに具体的に
は、第2図において、線A−Aは変成器の両方の巻き線
の中点を通過し、そして各巻き線はこの線の回りで対称
である。同じことは、本発明の他の実施態様の各々にも
当てはまる。
ンタータップ付き二次巻き線16とからなり、上記の欠点
が回避されるような本発明のモノリシツク変成器を示
す。第1図のモノリシックな螺旋巻き線10と12の代わり
に、第2図の変成器においては、各巻き線は、中点に対
して内側にそれから再び外側へと向かう螺旋からなり、
巻き線は、この中点の各側において対称的である。この
中点、例えば巻き線16に対する第2図の点CTは、巻き線
に対して、センタータップ点を明確に規定し、このセン
タータツプ点は、周波数に独立であり、そして中点の各
側における巻き線の半分が誘導的および容量的に等しい
ことを保証する。この等価性は、変成器が、点CTを通過
する水平な線A−Aの回りで対称であるという事実から
明らかである。巻き自身はまた、中心を通過する垂直な
線B−Bの回りで実質的に対称である。さらに具体的に
は、第2図において、線A−Aは変成器の両方の巻き線
の中点を通過し、そして各巻き線はこの線の回りで対称
である。同じことは、本発明の他の実施態様の各々にも
当てはまる。
変成器と巻き線の対称性は、巻き線の導体の相互の変
換された位置又はクロスオーバーを与えることにより生
成される。第2図に示されるように、1回巻きの巻き線
14、16に対して、線B−B上にそして線A−Aの各側に
対称的に中心を置かれた、2つのそのようなクロスオー
バー18がある。巻き線の導体が互いに交差するがしかし
ながら互いに連結又は接触しないクロスオーバー18は、
後に記載されるような都合の良い方法により形成するこ
とができる。
換された位置又はクロスオーバーを与えることにより生
成される。第2図に示されるように、1回巻きの巻き線
14、16に対して、線B−B上にそして線A−Aの各側に
対称的に中心を置かれた、2つのそのようなクロスオー
バー18がある。巻き線の導体が互いに交差するがしかし
ながら互いに連結又は接触しないクロスオーバー18は、
後に記載されるような都合の良い方法により形成するこ
とができる。
第3(a)図は、各々が2回巻きを有する一次巻き線
14及び二次巻き線16を有する別のモノリシック変成器を
示す。各巻き線に対する余分の巻きの結果として、そし
て水平な線A−Aの回りで対称性を維持するために、第
3(a)図の変成器は、2つのクロスオーバー18だけで
なく、さらに4つの同様のクロスオーバー20を含む。さ
らに、偶数の巻き数によつて図示されたように、二次巻
き線の点CTが、変成器の右側、即ち、変成器の二次巻き
線接続部22と同じ側になる。第3(a)図において、こ
れらの接続部22は、センタータップ点CTへの接続を形成
する対称な配置の導体24を含む。導体24は、クロスオー
バー18と20と同じ方法によつて、巻き線14と16の導体に
交差する。
14及び二次巻き線16を有する別のモノリシック変成器を
示す。各巻き線に対する余分の巻きの結果として、そし
て水平な線A−Aの回りで対称性を維持するために、第
3(a)図の変成器は、2つのクロスオーバー18だけで
なく、さらに4つの同様のクロスオーバー20を含む。さ
らに、偶数の巻き数によつて図示されたように、二次巻
き線の点CTが、変成器の右側、即ち、変成器の二次巻き
線接続部22と同じ側になる。第3(a)図において、こ
れらの接続部22は、センタータップ点CTへの接続を形成
する対称な配置の導体24を含む。導体24は、クロスオー
バー18と20と同じ方法によつて、巻き線14と16の導体に
交差する。
こうして、第3(a)図の配置は、密接に整合されそ
して平衡にされた変成器に、シングルエンド入力(接続
部30)およびダブルエンド又はプッシュプル出力(接続
部22)を与える。そのような変成器は、マイクロ波無線
受信器の二重平衡ミキサーでの使用のために好適であ
る。しかし、他の応用のために、一次巻き線14は、代わ
りに又は同様に、類似の方法でセンタータップされる
か、又はいずれかの巻き線もセンタータップを有するこ
とができる。
して平衡にされた変成器に、シングルエンド入力(接続
部30)およびダブルエンド又はプッシュプル出力(接続
部22)を与える。そのような変成器は、マイクロ波無線
受信器の二重平衡ミキサーでの使用のために好適であ
る。しかし、他の応用のために、一次巻き線14は、代わ
りに又は同様に、類似の方法でセンタータップされる
か、又はいずれかの巻き線もセンタータップを有するこ
とができる。
第3(a)図の配置は、2つの異なる巻き線の導体が
常に互いに隣接するのではなく、各巻き線14又は16の異
なる巻きがそれらの長さの部分で互いに隣接して走行し
ているという欠点を有する。その結果、巻き線の間に結
合の低減が生ずる。この欠点は、第3(b)図に示され
た代替的配置によって避けられる。説明の都合のため
に、特に第3(a)図と第3(b)図を区別するため
に、第3(a)図と第3(b)図の各々においてR1乃至
R4と指定された、最内部リング(リング1)から最外部
リング(リング4)の番号をつけられた巻き線リングを
以下で参照する。しかし、各リングは両方の巻き線14と
16の異なる部分から構成されるために、これらの名称
は、巻き線自身の巻き又は導体とは異なることを認識す
べきである。
常に互いに隣接するのではなく、各巻き線14又は16の異
なる巻きがそれらの長さの部分で互いに隣接して走行し
ているという欠点を有する。その結果、巻き線の間に結
合の低減が生ずる。この欠点は、第3(b)図に示され
た代替的配置によって避けられる。説明の都合のため
に、特に第3(a)図と第3(b)図を区別するため
に、第3(a)図と第3(b)図の各々においてR1乃至
R4と指定された、最内部リング(リング1)から最外部
リング(リング4)の番号をつけられた巻き線リングを
以下で参照する。しかし、各リングは両方の巻き線14と
16の異なる部分から構成されるために、これらの名称
は、巻き線自身の巻き又は導体とは異なることを認識す
べきである。
第3(a)図の変成器において、クロスオーバー18
は、リングR1とR2における水平の導体の間にあり、そし
て2つのクロスオーバー20は、リングR3とR4における水
平の導体の間にある。
は、リングR1とR2における水平の導体の間にあり、そし
て2つのクロスオーバー20は、リングR3とR4における水
平の導体の間にある。
第3(a)図の変成器において、他の2つのクロスオ
ーバーは、リングR2とR3における垂直な導体の間にあ
り、リングR4の垂直な導体において一次巻き線接続部30
と二次巻き線接続部22を有する。しかし、第3(b)図
の変成器において、クロスオーバー26は、隣接しないリ
ングR2とR4の垂直な導体の間に与えられ、そして一次巻
き線接続部30と二次巻き線接続部22は、オプションのク
ロスオーバー28によつて示されたように、リングR3にお
ける導体に対して作られる。
ーバーは、リングR2とR3における垂直な導体の間にあ
り、リングR4の垂直な導体において一次巻き線接続部30
と二次巻き線接続部22を有する。しかし、第3(b)図
の変成器において、クロスオーバー26は、隣接しないリ
ングR2とR4の垂直な導体の間に与えられ、そして一次巻
き線接続部30と二次巻き線接続部22は、オプションのク
ロスオーバー28によつて示されたように、リングR3にお
ける導体に対して作られる。
クロスオーバーと巻き線接続部のこの再配置の結果と
して、2つの巻き線14と16の導体は、第3(b)図の変
成器のリングR1乃至R4で一貫して交互に間隙をあけられ
て重ねられ、これによつて巻き線の間の結合は、同一の
利点を提供しながら、第3(a)図の変成器の結合に関
して強化される。言い換えれば、第3(b)図の変成器
における2つの隣接する導体は、各巻き線の1つの導体
を含む。
して、2つの巻き線14と16の導体は、第3(b)図の変
成器のリングR1乃至R4で一貫して交互に間隙をあけられ
て重ねられ、これによつて巻き線の間の結合は、同一の
利点を提供しながら、第3(a)図の変成器の結合に関
して強化される。言い換えれば、第3(b)図の変成器
における2つの隣接する導体は、各巻き線の1つの導体
を含む。
第3(c)図は、第3(b)図の変成器の修正された
形式を示す。クロスオーバー18、20、26と28は同一であ
り、そしてクロスオーバーの間の巻き線14と16の導体の
経路のみが変更される。明らかに、矩形、円形、及び八
角形配置を含む導体の他の配置が、同様の方法により提
供される。
形式を示す。クロスオーバー18、20、26と28は同一であ
り、そしてクロスオーバーの間の巻き線14と16の導体の
経路のみが変更される。明らかに、矩形、円形、及び八
角形配置を含む導体の他の配置が、同様の方法により提
供される。
第2図と第3(a)図〜第3(c)図の変成器の配置
は、任意の巻き数とクロスオーバーと結合の異なる再配
置を提供するために、修正かつ拡張することができる。
例えば、センタータップを、外側リングに備えることが
でき、そして巻き線の端部へ接続部は、図示されたよう
な他の巻き経路であるよりも、内側リングにおいて作る
ことができる。これらの変成器において、一次及び二次
巻き線14と16は互いに同一である。一般に、そのような
識別を保持する再配置は、最初の巻きに対して2つのク
ロスオーバーを与え、そして巻き線の続く各巻きに対し
て4つのクロスオーバーを与え、その結果各々1、2、
3、4・・・巻きの一次及び二次巻き線を有する変成器
は、それぞれ、2、6、10、14・・・のクロスオーバー
を有し、又はより一般的には、n回巻きの巻き線は、4n
−2のクロスオーバーを有する。
は、任意の巻き数とクロスオーバーと結合の異なる再配
置を提供するために、修正かつ拡張することができる。
例えば、センタータップを、外側リングに備えることが
でき、そして巻き線の端部へ接続部は、図示されたよう
な他の巻き経路であるよりも、内側リングにおいて作る
ことができる。これらの変成器において、一次及び二次
巻き線14と16は互いに同一である。一般に、そのような
識別を保持する再配置は、最初の巻きに対して2つのク
ロスオーバーを与え、そして巻き線の続く各巻きに対し
て4つのクロスオーバーを与え、その結果各々1、2、
3、4・・・巻きの一次及び二次巻き線を有する変成器
は、それぞれ、2、6、10、14・・・のクロスオーバー
を有し、又はより一般的には、n回巻きの巻き線は、4n
−2のクロスオーバーを有する。
第4(a)図〜第4(c)図は、本発明の実施態様に
よる代替的な変成器配置を示し、この場合中心線A−A
に関する上記の対称性が維持され、結果として得られる
利点の維持がそのような対称性によって与えられるが、
一次巻き線14と二次巻き線16は同一ではない。これらの
図に示された配置は、一般に、総てにおいてより少ない
クロスオーバーを有し、クロスオーバーは、隣接するリ
ングの間ではなく、隣接しないリングの間にあり、そし
て一次及び二次巻き線の巻き数の間の異なる巻き比を与
えることを容易にする。
よる代替的な変成器配置を示し、この場合中心線A−A
に関する上記の対称性が維持され、結果として得られる
利点の維持がそのような対称性によって与えられるが、
一次巻き線14と二次巻き線16は同一ではない。これらの
図に示された配置は、一般に、総てにおいてより少ない
クロスオーバーを有し、クロスオーバーは、隣接するリ
ングの間ではなく、隣接しないリングの間にあり、そし
て一次及び二次巻き線の巻き数の間の異なる巻き比を与
えることを容易にする。
第4(a)図の変成器において、一次巻き線14は1巻
きを有し、そして二次巻き線16は2巻きを有し、クロス
オーバー26が二次巻き線リングR1とR3の間にある。二次
巻き線端接続部22は外側リングR3から取られ、そして一
次巻き線接続部30はオプションのクロスオーバー28を経
てリングR2から取られる。
きを有し、そして二次巻き線16は2巻きを有し、クロス
オーバー26が二次巻き線リングR1とR3の間にある。二次
巻き線端接続部22は外側リングR3から取られ、そして一
次巻き線接続部30はオプションのクロスオーバー28を経
てリングR2から取られる。
第4(b)図の変成器において、一次巻き線14は、リ
ングR1とR3において2巻きを有し、その間にクロスオー
バー26と、リングR1への接続部30を有する。この点にお
いて、図示されていない他の回路を、リングR1内に公知
の方法により与えることが可能であることが観察されよ
う。二次巻き線16はまた、リングR2とR4において2巻き
を有し、その間にクロスオーバー26と、リングR4におけ
る巻き線16の端部への接続部22とを有する。
ングR1とR3において2巻きを有し、その間にクロスオー
バー26と、リングR1への接続部30を有する。この点にお
いて、図示されていない他の回路を、リングR1内に公知
の方法により与えることが可能であることが観察されよ
う。二次巻き線16はまた、リングR2とR4において2巻き
を有し、その間にクロスオーバー26と、リングR4におけ
る巻き線16の端部への接続部22とを有する。
第4(c)図の変成器において、一次巻き線14はリン
グR1、R3とR5において3巻きを有し、リングR1とR3の間
のクロスオーバー26と、リングR3とR5の間のクロスオー
バー26と、リングR5における接続部30を有する。二次巻
き線16はリングR2とR4において2巻きを有し、クロスオ
ーバー26と、リングR4における巻き線の端部への接続部
22と、対称な導体24を経てリングR2における点CTへのセ
ンタータップ結合とを有する。
グR1、R3とR5において3巻きを有し、リングR1とR3の間
のクロスオーバー26と、リングR3とR5の間のクロスオー
バー26と、リングR5における接続部30を有する。二次巻
き線16はリングR2とR4において2巻きを有し、クロスオ
ーバー26と、リングR4における巻き線の端部への接続部
22と、対称な導体24を経てリングR2における点CTへのセ
ンタータップ結合とを有する。
第4(a)図〜第4(c)図の変成器は同様の方法に
より拡張することができ、巻き線におけるさらに多くの
巻きとクロスオーバー26を有することができる。一般
に、一次及び二次巻き線において、総巻き数よりも2つ
少ないクロスオーバー26が存在する。言い換えれば、一
次巻き線14がnp巻きを有し、そして二次巻き線16がns巻
きを有し、|np−ns|≦1であるならば、クロスオーバー
26の数ncは、式nc=np+ns−2によって与えられる。
より拡張することができ、巻き線におけるさらに多くの
巻きとクロスオーバー26を有することができる。一般
に、一次及び二次巻き線において、総巻き数よりも2つ
少ないクロスオーバー26が存在する。言い換えれば、一
次巻き線14がnp巻きを有し、そして二次巻き線16がns巻
きを有し、|np−ns|≦1であるならば、クロスオーバー
26の数ncは、式nc=np+ns−2によって与えられる。
第2図〜第4図の変成器は総て、整数の巻き数の一次
及び二次巻き線を有するが、本発明は、この点には制限
されない。実施例において、第5(a)図〜第5(d)
図は、整数でない巻き数の一次及び二次巻き線を有する
変成器の代替的な形式を示す。さらに具体的には、これ
らの図において、各巻き線は(2p+1)/2の巻き数を有
し、この場合pは正の整数である。これらの図の各々に
は、センタータップ点CPと端子30aと30bを有する一次巻
き線14と、センタータップ点CTと端子22aと22bを有する
二次巻き線16と、明確にするために参照番号を付してい
ないクロスオーバーと、対称線A−Aとを示す。
及び二次巻き線を有するが、本発明は、この点には制限
されない。実施例において、第5(a)図〜第5(d)
図は、整数でない巻き数の一次及び二次巻き線を有する
変成器の代替的な形式を示す。さらに具体的には、これ
らの図において、各巻き線は(2p+1)/2の巻き数を有
し、この場合pは正の整数である。これらの図の各々に
は、センタータップ点CPと端子30aと30bを有する一次巻
き線14と、センタータップ点CTと端子22aと22bを有する
二次巻き線16と、明確にするために参照番号を付してい
ないクロスオーバーと、対称線A−Aとを示す。
第5(a)図の変成器において、巻き線14と16の各々
は1と1/2巻きを有するが、それらの間の結合は最適で
はない。というのは、第3(a)図の変成器のように、
巻き線14又は16の各々の異なる巻きが、それらの長さの
部分で互いに隣接して走行するからである。第5(b)
図の変成器において、巻き線14と16は、互いに隣接して
走行する2つの導体が異なる巻き線に属するように再配
置され、これによつて巻き線の間の結合は、第3(b)
図の変成器の結合が第3(a)図の結合から改良された
のと同一の方法により、第5(a)図の結合から改良さ
れる。第5(c)図は、第5(b)図の変成器の修正さ
れた形式を示し、その修正は、第3(b)図に関した第
3(c)図の修正に類似する。第5(d)図は、一次巻
き線14が2と1/2巻きを有し、二次巻き線16が1と1/2巻
きを有する変成器を示す。
は1と1/2巻きを有するが、それらの間の結合は最適で
はない。というのは、第3(a)図の変成器のように、
巻き線14又は16の各々の異なる巻きが、それらの長さの
部分で互いに隣接して走行するからである。第5(b)
図の変成器において、巻き線14と16は、互いに隣接して
走行する2つの導体が異なる巻き線に属するように再配
置され、これによつて巻き線の間の結合は、第3(b)
図の変成器の結合が第3(a)図の結合から改良された
のと同一の方法により、第5(a)図の結合から改良さ
れる。第5(c)図は、第5(b)図の変成器の修正さ
れた形式を示し、その修正は、第3(b)図に関した第
3(c)図の修正に類似する。第5(d)図は、一次巻
き線14が2と1/2巻きを有し、二次巻き線16が1と1/2巻
きを有する変成器を示す。
第5(a)図〜第5(d)図の変成器において、各巻
き線14又は16は整数でない巻き数であるために、端子30
a、30b又は22a、22bは、変成器の反対側に位置する。こ
れは、各巻き線の2つの端子がそれぞれの増幅器ユニッ
トに結合され、そして増幅器ユニットが平衡なレイアウ
トを有する集積回路において変成器の各側に配置される
ような平衡な増幅器のような回路において都合が良いで
あろう。
き線14又は16は整数でない巻き数であるために、端子30
a、30b又は22a、22bは、変成器の反対側に位置する。こ
れは、各巻き線の2つの端子がそれぞれの増幅器ユニッ
トに結合され、そして増幅器ユニットが平衡なレイアウ
トを有する集積回路において変成器の各側に配置される
ような平衡な増幅器のような回路において都合が良いで
あろう。
第2図〜第5図の変成器は、完全に対称的に作製する
ことができるが、それらが、例えば、不平衡信号からの
平衡逆相信号を生成するために、バランとして使用され
るとき、結合された回路の対称性により平衡に関する問
題が生ずる。これを第6図を参照して以下に説明する。
ことができるが、それらが、例えば、不平衡信号からの
平衡逆相信号を生成するために、バランとして使用され
るとき、結合された回路の対称性により平衡に関する問
題が生ずる。これを第6図を参照して以下に説明する。
第6図は、一次巻き線14への不平衡入力と、センター
タップ付き二次巻き線16からの平衡出力を有する変成器
を示す。二次巻き線センタータップCTは、一次巻き線14
の一方の端部と同様に接地され、そして入力信号32一次
巻き線の他方の端部に供給される。同相出力信号34と逆
相出力信号36は、二次巻き線16の端部から導出される。
第6図はまた、破線の結合により、巻き線14と16の端部
の間の静電容量38と40を示す。これらの静電容量は、巻
き線14と16の間の変成器の巻線間の静電容量を表し、平
衡に関する問題を引き起こす。
タップ付き二次巻き線16からの平衡出力を有する変成器
を示す。二次巻き線センタータップCTは、一次巻き線14
の一方の端部と同様に接地され、そして入力信号32一次
巻き線の他方の端部に供給される。同相出力信号34と逆
相出力信号36は、二次巻き線16の端部から導出される。
第6図はまた、破線の結合により、巻き線14と16の端部
の間の静電容量38と40を示す。これらの静電容量は、巻
き線14と16の間の変成器の巻線間の静電容量を表し、平
衡に関する問題を引き起こす。
今、第6図から、静電容量38は、信号電圧が同相であ
る点の間にて結合されるが、他方、静電容量40は一方の
側において接地にそして他方の側において信号電圧に結
合される。その結果、静電容量40は、静電容量38とは異
なるより大きな信号電圧を受け、そしてこれは、2つの
出力信号34と36に対する変成器周波数応答におけるかな
りの非対称性につながる。
る点の間にて結合されるが、他方、静電容量40は一方の
側において接地にそして他方の側において信号電圧に結
合される。その結果、静電容量40は、静電容量38とは異
なるより大きな信号電圧を受け、そしてこれは、2つの
出力信号34と36に対する変成器周波数応答におけるかな
りの非対称性につながる。
この問題に対する解決を、第7図に示す。この図に示
されたように、一次巻き線14もまたセンタータップさ
れ、そしてセンタータップは接地される。信号32は、一
次巻き線の一方の端部に供給され、そして他方の端部は
浮動(floating)におかれる。その結果、逆相信号42が
この浮動端部において誘導され、こうして浮動端部は逆
相出力信号36と同相である。これは、静電容量38と40の
両方が同一信号電圧条件にさらされるために、非対称性
を実質的に除去し、そして変成器の応答がかなり改良さ
れる。こうして、一次巻き線14の半分のダミー又は浮動
は、巻線間の静電容量の効果を補償するために役立つ。
されたように、一次巻き線14もまたセンタータップさ
れ、そしてセンタータップは接地される。信号32は、一
次巻き線の一方の端部に供給され、そして他方の端部は
浮動(floating)におかれる。その結果、逆相信号42が
この浮動端部において誘導され、こうして浮動端部は逆
相出力信号36と同相である。これは、静電容量38と40の
両方が同一信号電圧条件にさらされるために、非対称性
を実質的に除去し、そして変成器の応答がかなり改良さ
れる。こうして、一次巻き線14の半分のダミー又は浮動
は、巻線間の静電容量の効果を補償するために役立つ。
第8図は、第7図の原理により修正された第3(b)
図の変成器を示す。一次巻き線14の中点CPは、対称な導
体44を経て一次巻き線接続部30の一方に接続され、その
他方は、一次巻き線14の一方の端部に接続部される。一
次巻き線の他方の端部46は浮動におかれる。そうでなけ
れば、第8図の変成器は、第3(b)図を参照して上述
したようになる。
図の変成器を示す。一次巻き線14の中点CPは、対称な導
体44を経て一次巻き線接続部30の一方に接続され、その
他方は、一次巻き線14の一方の端部に接続部される。一
次巻き線の他方の端部46は浮動におかれる。そうでなけ
れば、第8図の変成器は、第3(b)図を参照して上述
したようになる。
第9図は、非常に拡大された平面図にて、第8図にお
ける実施例に基づいてモノリシック変成器の実際の形式
を示すが、巻き線の各々は4巻きの総数を有する。上記
で使用されたものに類似の参照番号が、変成器の対応す
る部分を表記するために使用される。4×4−2=14の
クロスオーバーがある。即ち、2つのクロスオーバー18
と、6つのクロスオーバー20と、6つの隣接しないクロ
スオーバー26と、巻き線14と16の端部における2つのオ
プションのクロスオーバー28がある。各クロスオーバー
は、第10図の断面図を付加的に参照して以下に記載され
るように形成される。
ける実施例に基づいてモノリシック変成器の実際の形式
を示すが、巻き線の各々は4巻きの総数を有する。上記
で使用されたものに類似の参照番号が、変成器の対応す
る部分を表記するために使用される。4×4−2=14の
クロスオーバーがある。即ち、2つのクロスオーバー18
と、6つのクロスオーバー20と、6つの隣接しないクロ
スオーバー26と、巻き線14と16の端部における2つのオ
プションのクロスオーバー28がある。各クロスオーバー
は、第10図の断面図を付加的に参照して以下に記載され
るように形成される。
変成器は、適切な基板上に所謂エアブリッジ技術を使
用して形成される。基板は、ガラス、セラミック、又は
他の絶縁材料からなる。本発明の実施態様において、変
成器はガリウムひ素基板上に形成され、基板上に、最大
約8GHzの周波数で動作する二重ゲート電界効果トランジ
スタの二重平衡ミキサーがまた形成され、変成器自身14
と16は、約300μmの側長を有する方形領域を占める。
第9図の方形接続部22と30は、第10図の参照番号48であ
る基板上の接続部パッドの終端を表す。
用して形成される。基板は、ガラス、セラミック、又は
他の絶縁材料からなる。本発明の実施態様において、変
成器はガリウムひ素基板上に形成され、基板上に、最大
約8GHzの周波数で動作する二重ゲート電界効果トランジ
スタの二重平衡ミキサーがまた形成され、変成器自身14
と16は、約300μmの側長を有する方形領域を占める。
第9図の方形接続部22と30は、第10図の参照番号48であ
る基板上の接続部パッドの終端を表す。
エアブリッジ技術により、導体50は、静電容量低減の
ために基板48の表面の上方に高められ、そして第9図に
おいて小さな正方形として表現される導電性の柱52上に
長さに沿って周期的に支持される。明確および簡単にす
るために、第9図では、導体50の長さに沿って存在する
柱52の総てを表わしていない。各クロスオーバーに対し
て、導体54は、相互に連結された2つの柱52の間に延び
る基板48の表面に直接に与えられる。そのようなクロス
オーバー導体54を除いて、接続部22と30、導体24と44、
柱52、導体56、及び変成器導体の総ては、高架導体50に
よって構成される。
ために基板48の表面の上方に高められ、そして第9図に
おいて小さな正方形として表現される導電性の柱52上に
長さに沿って周期的に支持される。明確および簡単にす
るために、第9図では、導体50の長さに沿って存在する
柱52の総てを表わしていない。各クロスオーバーに対し
て、導体54は、相互に連結された2つの柱52の間に延び
る基板48の表面に直接に与えられる。そのようなクロス
オーバー導体54を除いて、接続部22と30、導体24と44、
柱52、導体56、及び変成器導体の総ては、高架導体50に
よって構成される。
基板47上の導体54、柱52、及び高架導体50を形成する
ために、基板導体54がまず最初に所望のパターンにて基
板上に配置され、それからフォトレジスト層がかけら
れ、そして柱52と導体50が所望のパターンに配置され、
それからフォトレジストが除去され、第10図に示された
構造の形式が残る。導電部分は、都合の良いことに、金
製であり、基板導体54は約0.4μmの厚さを有し、導体5
0は約1乃至2μmの厚さを有し、そして導体50と54の
間の空気ギャップは約1乃至2μmの厚さを有する。
ために、基板導体54がまず最初に所望のパターンにて基
板上に配置され、それからフォトレジスト層がかけら
れ、そして柱52と導体50が所望のパターンに配置され、
それからフォトレジストが除去され、第10図に示された
構造の形式が残る。導電部分は、都合の良いことに、金
製であり、基板導体54は約0.4μmの厚さを有し、導体5
0は約1乃至2μmの厚さを有し、そして導体50と54の
間の空気ギャップは約1乃至2μmの厚さを有する。
第9図において、基板導体56は、センタータップCPと
CTにおける柱52の基部を相互連結し、そして(高架導体
50の下にあるのでその接続は第9図には見られないが)
導体44と24とに接続され、導体44と24は、更にそれぞれ
の接続部30と22を経て接地される。2つの導体44は、第
9図において相互に接続されて示される。それらは、代
わりに別々の接地のために個々の接続パッドに接続する
ことができる。
CTにおける柱52の基部を相互連結し、そして(高架導体
50の下にあるのでその接続は第9図には見られないが)
導体44と24とに接続され、導体44と24は、更にそれぞれ
の接続部30と22を経て接地される。2つの導体44は、第
9図において相互に接続されて示される。それらは、代
わりに別々の接地のために個々の接続パッドに接続する
ことができる。
本発明の特定の実施態様を詳細に記載したが、多数の
修正、変形、及び適合が、特許請求の範囲に規定された
本発明の範囲を逸脱することなしに行われることが認識
されよう。例えば、本発明は、モノリシック変成器に制
限されず、また、印刷回路板における印刷インダクタに
よって形成された変成器のような、他の平面変成器に適
用可能であり、印刷回路板に対して特に、メッキされた
スルーホールと両面又は異なる層における導体が、必要
なクロスオーバーを提供するために使用される。さら
に、本発明による変成器はまた、基板上に直接に、かつ
上記のようにエアブリッジ技術を使用するよりも、誘電
クロスオーバーを使用して構成することができること
も、理解されよう。
修正、変形、及び適合が、特許請求の範囲に規定された
本発明の範囲を逸脱することなしに行われることが認識
されよう。例えば、本発明は、モノリシック変成器に制
限されず、また、印刷回路板における印刷インダクタに
よって形成された変成器のような、他の平面変成器に適
用可能であり、印刷回路板に対して特に、メッキされた
スルーホールと両面又は異なる層における導体が、必要
なクロスオーバーを提供するために使用される。さら
に、本発明による変成器はまた、基板上に直接に、かつ
上記のようにエアブリッジ技術を使用するよりも、誘電
クロスオーバーを使用して構成することができること
も、理解されよう。
本発明の主なる特徴及び態様は以下のとおりである。
1.各々が少なくとも1巻きを有する2つの巻き線と、巻
き線の少なくとも1つの中点へのセンタータツプ接続部
とからなる平面変成器であつて、2つの巻き線は実質的
に単一の平面に配置され、巻き線の導体は、各巻き線が
両方の巻き線の中点を通過する線の回りに対称となるよ
うに、互いに交互に間隙をあけられて重ねられそして交
差する平面変成器。
き線の少なくとも1つの中点へのセンタータツプ接続部
とからなる平面変成器であつて、2つの巻き線は実質的
に単一の平面に配置され、巻き線の導体は、各巻き線が
両方の巻き線の中点を通過する線の回りに対称となるよ
うに、互いに交互に間隙をあけられて重ねられそして交
差する平面変成器。
2.巻き線の少なくとも一方は1巻きを越える巻き数を有
する上記1に記載の平面変成器。
する上記1に記載の平面変成器。
3.一方の巻き線は、他方の巻き線よりも実質的に1巻き
多い上記2に記載の平面変成器。
多い上記2に記載の平面変成器。
4.巻き線の各々は、1巻きを越える巻き数を有する上記
1に記載の平面変成器。
1に記載の平面変成器。
5.2つの巻き線は、実質的に同数の巻き数を有する上記
4に記載の平面変成器。
4に記載の平面変成器。
6.2つの巻き線は、上記平面において実質的に同一の物
理的配置を有する上記5に記載の平面変成器。
理的配置を有する上記5に記載の平面変成器。
7.各巻き線は、n回の巻き数を有し、そして巻き線の導
体は、4n−2の数の位置において互いに交差する上記6
に記載の平面変成器。
体は、4n−2の数の位置において互いに交差する上記6
に記載の平面変成器。
8.巻き線の導体およびそれらの交差は、任意の2つの隣
接導体が各巻き線の1つの導体ずつからなるような方法
で配置される上記6に記載の平面変成器。
接導体が各巻き線の1つの導体ずつからなるような方法
で配置される上記6に記載の平面変成器。
9.2つの巻き線は上記平面において実質的に同一の物理
的配置を有する上記1に記載の平面変成器。
的配置を有する上記1に記載の平面変成器。
10.巻き線の導体およびそれらの交差は、任意の2つの
隣接導体が各巻き線の1つの導体ずつからなるような方
法により配置される上記9に記載の平面変成器。
隣接導体が各巻き線の1つの導体ずつからなるような方
法により配置される上記9に記載の平面変成器。
11.巻き線の導体およびそれらの交差は、任意の2つの
隣接導体が各巻き線の1つの導体ずつからなるような方
法により配置される上記1に記載の平面変成器。
隣接導体が各巻き線の1つの導体ずつからなるような方
法により配置される上記1に記載の平面変成器。
12.両方の巻き線の中点へのセンタータップ接続部を含
む上記11に記載の平面変成器。
む上記11に記載の平面変成器。
13.一方の巻き線の一端部と、該一方の巻き線のセンタ
ータップ接続部との間に不平衡回路を接続し、そしてこ
の一方の巻き線の他端部を電気的に浮動にしておく手段
を含む上記12に記載の平面変成器。
ータップ接続部との間に不平衡回路を接続し、そしてこ
の一方の巻き線の他端部を電気的に浮動にしておく手段
を含む上記12に記載の平面変成器。
14.巻き線の導体は、基板の表面によって支持されそし
て基板の表面か間隔をあけられた導体からなり、これに
よつて上記平面は基板の該表面から間隔をあけられる上
記13に記載の平面変成器。
て基板の表面か間隔をあけられた導体からなり、これに
よつて上記平面は基板の該表面から間隔をあけられる上
記13に記載の平面変成器。
15.両方の巻き線の中点へのセンタータップ接続部を含
む上記1に記載の平面変成器。
む上記1に記載の平面変成器。
16.一方の巻き線の一端部と、該一方の巻き線のセンタ
ータップ接続部との間に不平衡回路を接続し、そしてこ
の一方の巻き線の他端部を電気的に浮動にしておく手段
を含む上記15に記載の平面変成器。
ータップ接続部との間に不平衡回路を接続し、そしてこ
の一方の巻き線の他端部を電気的に浮動にしておく手段
を含む上記15に記載の平面変成器。
17.巻き線の導体は、基板の表面によって支持され、そ
して基板の表面から間隔をあけられた導体からなり、こ
れによつて上記平面は基板の該表面から間隔をあけられ
る上記16に記載の平面変成器。
して基板の表面から間隔をあけられた導体からなり、こ
れによつて上記平面は基板の該表面から間隔をあけられ
る上記16に記載の平面変成器。
18.巻き線の導体は、基板の表面によって支持され、そ
して基板の表面から間隔をあけられた導体からなり、こ
れによつて上記平面は基板の該表面から間隔をあけられ
る上記1に記載の平面変成器。
して基板の表面から間隔をあけられた導体からなり、こ
れによつて上記平面は基板の該表面から間隔をあけられ
る上記1に記載の平面変成器。
19.巻き線の導体の間の各交差は、基板の表面によって
支持されそして基板の表面から間隔をあけられた導体
と、基板の表面上の導体とからなる上記18に記載の平面
変成器。
支持されそして基板の表面から間隔をあけられた導体
と、基板の表面上の導体とからなる上記18に記載の平面
変成器。
20.巻き線の導体の間の上記交差は、2つの巻き線の総
巻き数よりも2つ少ない交差からなる上記2に記載の平
面変成器。
巻き数よりも2つ少ない交差からなる上記2に記載の平
面変成器。
21.各交差が、同じ巻き線の異なる巻きにおける導体の
間のクロスオーバーからなる上記20に記載の平面変成
器。
間のクロスオーバーからなる上記20に記載の平面変成
器。
22.少なくとも1巻きを有する第1の巻き線と、1巻き
を越える巻数を有する第2の巻き線とからなる平面変成
器であつて、2つの巻き線は実質的に単一の平面に配置
され、巻き線の導体は、各巻き線が両方の巻き線の中点
を通過する線の回りに対称となるように、互いに交互に
間隔をあけられて重ねられそして互いに交差する平面変
成器。
を越える巻数を有する第2の巻き線とからなる平面変成
器であつて、2つの巻き線は実質的に単一の平面に配置
され、巻き線の導体は、各巻き線が両方の巻き線の中点
を通過する線の回りに対称となるように、互いに交互に
間隔をあけられて重ねられそして互いに交差する平面変
成器。
23.2つの巻き線の巻き数の間の差は、1よりも大きくな
い上記22に記載の平面変成器。
い上記22に記載の平面変成器。
24.第1の巻き線は、1巻きを越える巻き数を有する上
記22に記載の平面変成器。
記22に記載の平面変成器。
25.第1及び第2の巻き線は、上記平面において実質的
に同一の物理的配置を有する上記24に記載の平面変成
器。
に同一の物理的配置を有する上記24に記載の平面変成
器。
26.巻き線の導体およびそれらの間の交差は、任意の2
つの隣接導体が各巻き線の1つの導体ずつからなるよう
な方法により配置される上記25に記載の平面変成器。
つの隣接導体が各巻き線の1つの導体ずつからなるよう
な方法により配置される上記25に記載の平面変成器。
27.巻き線の導体は、基板の表面によって支持されそし
て基板の表面から間隔をあけられた導体からなりこれに
よつて上記平面は基板の該表面から間隔をあけられる上
記22に記載の平面変成器。
て基板の表面から間隔をあけられた導体からなりこれに
よつて上記平面は基板の該表面から間隔をあけられる上
記22に記載の平面変成器。
28.巻き線の導体の間の各交差は、基板の表面によって
支持されそして基板の表面から間隔をあけられた導体
と、基板の表面上の導体とからなる上記27に記載の平面
変成器。
支持されそして基板の表面から間隔をあけられた導体
と、基板の表面上の導体とからなる上記27に記載の平面
変成器。
29.各々が少なくとも1巻きを有する2つの巻き線から
なる平面変成器であつて、2つの巻き線は実質的に単一
の平面に配置され、巻き線の導体は基板の表面によって
支持されそして表面から間隔をあけられ、該導体は、各
巻き線が両方の巻き線の中点を通過する線の回りに対称
となるように、互いに交互に間隔をあけられて重ねられ
そして互いに交差する平面変成器。
なる平面変成器であつて、2つの巻き線は実質的に単一
の平面に配置され、巻き線の導体は基板の表面によって
支持されそして表面から間隔をあけられ、該導体は、各
巻き線が両方の巻き線の中点を通過する線の回りに対称
となるように、互いに交互に間隔をあけられて重ねられ
そして互いに交差する平面変成器。
30.巻き線の導体の間の各交差は、基板の表面によって
支持されそして基板の表面から間隔をあけられた導体
と、基板の表面上の導体とからなる上記29に記載の平面
変成器。
支持されそして基板の表面から間隔をあけられた導体
と、基板の表面上の導体とからなる上記29に記載の平面
変成器。
第1図は、公知の形式のモノリシック変成器を概略的に
示す図。 第2図は、本発明の実施態様による1巻きの巻き線を有
するモノリシック変成器を概略的に示す図。 第3(a)図は、本発明の別の実施態様による2巻きで
センタータップ付き二次巻き線を有するモノリシック変
成器を概略的に示す図。 第3(b)図は、第3(a)図の変成器の改良形式を概
略的に示す図。 第3(c)図は、第3(b)図の変成器の修正形式を示
す図。 第4(a)図、第4(b)図及び第4(c)図は、本発
明の実施態様による変成器の別の形式を概略的に示す
図。 第5(a)図、第5(b)図、第5(c)図及び第5
(d)図は、本発明の実施態様による整数ではない巻き
数を有する変成器の別の形式を概略的に示す図。 第6図は、第3(b)図の変成器の等価回路を示す図。 第7図は、修正された等価回路を示す図。 第8図は、第7図の等価回路に対応する本発明の別の実
施態様によるモノリシック変成器を概略的に示す図。 第9図は、第8図に対応するが、より多くの巻き数を有
するモノリシック変成器の実際の形式を示す図。 第10図は、第9図の変成器の部分の構成を示す断面図。 10、12……巻き線、14……一次巻き線、18、20、26、28
……クロスオーバー、22、30……接続部、24、44……導
体、CP、CT……センタータツプ点、32……入力信号、3
4、36……出力信号、38、40……静電容量、48……基
板、50、54……導体、52……柱、56……基板導体。
示す図。 第2図は、本発明の実施態様による1巻きの巻き線を有
するモノリシック変成器を概略的に示す図。 第3(a)図は、本発明の別の実施態様による2巻きで
センタータップ付き二次巻き線を有するモノリシック変
成器を概略的に示す図。 第3(b)図は、第3(a)図の変成器の改良形式を概
略的に示す図。 第3(c)図は、第3(b)図の変成器の修正形式を示
す図。 第4(a)図、第4(b)図及び第4(c)図は、本発
明の実施態様による変成器の別の形式を概略的に示す
図。 第5(a)図、第5(b)図、第5(c)図及び第5
(d)図は、本発明の実施態様による整数ではない巻き
数を有する変成器の別の形式を概略的に示す図。 第6図は、第3(b)図の変成器の等価回路を示す図。 第7図は、修正された等価回路を示す図。 第8図は、第7図の等価回路に対応する本発明の別の実
施態様によるモノリシック変成器を概略的に示す図。 第9図は、第8図に対応するが、より多くの巻き数を有
するモノリシック変成器の実際の形式を示す図。 第10図は、第9図の変成器の部分の構成を示す断面図。 10、12……巻き線、14……一次巻き線、18、20、26、28
……クロスオーバー、22、30……接続部、24、44……導
体、CP、CT……センタータツプ点、32……入力信号、3
4、36……出力信号、38、40……静電容量、48……基
板、50、54……導体、52……柱、56……基板導体。
Claims (3)
- 【請求項1】各々が複数の巻きを有する2つの巻き線を
具備し、 該2つの巻き線が、実質的に単一平面に配置された中間
螺旋導体を有し、 該巻き線の各々の導体が、同じ巻き線の導体及び他の巻
き線の導体と交差していて、該巻き線の各々が、該巻き
線の両方の中点を介して延びる線に対して対称であり、
且つ導体の交差の間において、任意の隣接する2つの導
体が巻き線の各々の導体の1つを具備し、 センタータップ接続が、該巻き線の少なくとも一方の該
中点に設けられている ことを特徴とする平面変成器。 - 【請求項2】2つの巻き線は、上記平面において実質的
に同一の物理的配置を有する請求項1の平面変成器。 - 【請求項3】両方の巻き線の中点へのセンタータップ接
続部を含み、一方の巻き線の一端部と、該一方の巻き線
のセンタータップ接続部との間に不平衡回路を接続し、
そしてこの一方の巻き線の他端部を電気的に浮動にして
おく手段を含む請求項1又は2の平面変成器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CA556685 | 1988-01-15 | ||
CA000556685A CA1278051C (en) | 1988-01-15 | 1988-01-15 | Balanced planar transformers |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH027406A JPH027406A (ja) | 1990-01-11 |
JP2938082B2 true JP2938082B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=4137273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1003899A Expired - Lifetime JP2938082B2 (ja) | 1988-01-15 | 1989-01-12 | 平面変成器 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0324240B1 (ja) |
JP (1) | JP2938082B2 (ja) |
CA (1) | CA1278051C (ja) |
DE (1) | DE3851831T2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
FR2652210B1 (fr) * | 1989-09-20 | 1995-06-16 | Alcatel Radiotelephone | Circuit de modulation en phase et en amplitude. |
FI91930C (fi) * | 1991-03-19 | 1994-08-25 | Nokia Mobile Phones Ltd | Piirilevymuuntaja ja sen käyttö |
FR2819938B1 (fr) | 2001-01-22 | 2003-05-30 | St Microelectronics Sa | Dispositif semi-conducteur comprenant des enroulements constituant des inductances |
DE10261385B4 (de) * | 2002-12-30 | 2007-05-16 | Newlogic Technologies Ag | Monolithisch integrierter Transformator |
JP4507508B2 (ja) * | 2003-05-08 | 2010-07-21 | パナソニック株式会社 | インダクタ装置およびその製造方法 |
JP4664619B2 (ja) * | 2003-05-16 | 2011-04-06 | パナソニック株式会社 | 相互誘導回路 |
US6927664B2 (en) | 2003-05-16 | 2005-08-09 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Mutual induction circuit |
US8217747B2 (en) * | 2004-06-23 | 2012-07-10 | Nxp B.V. | Planar inductor |
KR100777394B1 (ko) * | 2006-05-17 | 2007-11-19 | 삼성전자주식회사 | 진폭 불균형을 개선하기 위한 온칩 트랜스포머 밸룬 |
JP2009064963A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Nec Electronics Corp | 電子デバイス |
JP4893616B2 (ja) * | 2007-12-25 | 2012-03-07 | セイコーエプソン株式会社 | インダクタ |
US7714679B2 (en) * | 2008-01-29 | 2010-05-11 | Hittite Microwave Corporation | Spiral coupler |
US8860180B2 (en) * | 2012-10-26 | 2014-10-14 | Xilinx, Inc. | Inductor structure with a current return encompassing a coil |
DE102013101768A1 (de) | 2013-02-22 | 2014-08-28 | Intel Mobile Communications GmbH | Transformator und elektrische Schaltung |
US20160284461A1 (en) * | 2015-03-28 | 2016-09-29 | Intel IP Corporation | Tuning inductance ratio of a passive device |
FR3049758B1 (fr) | 2016-03-30 | 2018-04-27 | Stmicroelectronics Sa | Transformateur de puissance du type symetrique-dissymetrique a topologie completement equilibree |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1271230B (de) * | 1966-01-13 | 1968-06-27 | Telefunken Patent | Hochfrequenz-Symmetriertransformator |
US4080585A (en) * | 1977-04-11 | 1978-03-21 | Cubic Corporation | Flat coil transformer for electronic circuit boards |
JPS5464192A (en) * | 1978-08-03 | 1979-05-23 | Daido Maruta Finishing | Printing method |
JPS5837972B2 (ja) * | 1979-08-31 | 1983-08-19 | 株式会社明電舎 | スコット結線変圧器 |
GB2084809B (en) * | 1980-10-01 | 1984-01-18 | Communications Patents Ltd | Printed circuit transformers |
JPS58215392A (ja) * | 1982-06-08 | 1983-12-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 透明フイルムへの画像記録方法 |
-
1988
- 1988-01-15 CA CA000556685A patent/CA1278051C/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-12-09 DE DE19883851831 patent/DE3851831T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1988-12-09 EP EP19880311657 patent/EP0324240B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-01-12 JP JP1003899A patent/JP2938082B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3851831D1 (de) | 1994-11-17 |
JPH027406A (ja) | 1990-01-11 |
EP0324240A2 (en) | 1989-07-19 |
DE3851831T2 (de) | 1995-02-09 |
EP0324240A3 (en) | 1990-07-25 |
EP0324240B1 (en) | 1994-10-12 |
CA1278051C (en) | 1990-12-18 |
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