JP2938070B1 - 常圧cvd装置 - Google Patents

常圧cvd装置

Info

Publication number
JP2938070B1
JP2938070B1 JP26790298A JP26790298A JP2938070B1 JP 2938070 B1 JP2938070 B1 JP 2938070B1 JP 26790298 A JP26790298 A JP 26790298A JP 26790298 A JP26790298 A JP 26790298A JP 2938070 B1 JP2938070 B1 JP 2938070B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas supply
gas
inert gas
pressure cvd
atmospheric pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP26790298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000096238A (ja
Inventor
光志 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Kyushu Ltd
Original Assignee
NEC Kyushu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Kyushu Ltd filed Critical NEC Kyushu Ltd
Priority to JP26790298A priority Critical patent/JP2938070B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2938070B1 publication Critical patent/JP2938070B1/ja
Publication of JP2000096238A publication Critical patent/JP2000096238A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 不活性ガスの吹き出し量のバラツキを減少さ
せる。 【解決手段】 排気ダクト103aの内面と前記内面を
不活性ガスの流路になる空間110を残して覆う金属網
104aと、前記空間110に不活性ガス108を導入
するために挿入するU字管1と、前記U字管1の底部側
の直線面部分に設けた複数のガス供給口SH1 〜SH4
と、前記U字管1の底部側の湾曲面部分に設けた複数の
ガス供給口LH,RHとを含んで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は常圧CVD装置、特
に、ウエハに薄膜を常圧気相成長させる化学気相成長
(CVD)装置の排気ダクトに設けられるものであっ
て、未反応ガスによる反応生成物の付着を低減する常圧
CVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の常圧CVD装置について図面を参
照して詳細に説明する。
【0003】図4は第1の従来例を示す斜視図である。
図4に示す常圧CVD装置は、反応ガスの排気部103
の全面にわたり不活性ガスを供給する不活性ガス供給部
104を有している(例えば、特開平03−24841
5号公報参照)。
【0004】インジェクターヘッド101にモノシラ
ン、酸素等の反応ガスがパイプを通って送り込まれ、イ
ンジェクターヘッド101の下部より反応ガスがマッフ
ル102の中に供給される。ウエハはマッフル102中
を通ってインジェクターヘッド101の下に移送され、
薄膜が形成される。その後、排気部103に反応ガスは
排気される。
【0005】この際、インジェクターヘッド101の周
辺および排気部103の内面に反応生成物を付着させな
いように、不活性ガス供給部104から不活性ガスを供
給している。不活性ガス供給部104は排気部103の
全面にわたり不活性ガスを供給しており、排気部103
の内壁はステンレス、アルミニウム等の金属の網で形成
され、この網の目を不活性ガス供給部104としてい
る。
【0006】図5は図4に示す排気部103の詳細を示
す模式断面図である。ウエハをベルト106に載せてイ
ンジェクターヘッド101の下を移送する装置において
は、不活性ガス108は排気ダクト103aの上方から
供給されるのが普通であり、このための導入口105を
上方に設ける。排気ダクト103aの内壁は金属網10
4aで形成されている。排気ダクト103aに注入され
た不活性ガス108は、矢印A方向に進み、金属網10
4aの網目から矢印B方向に噴出する。インジェクタヘ
ッド101より供給される反応ガス107aのうち未反
応ガス107bは排気部103a,103bの間を通過
して上方に排気される際に、不活性ガス108と混合,
希釈される。
【0007】もし、排気ガス(反応ガス)と希釈用ガス
(不活性ガス)との混合が十分に行なわれない場合は、
排気が大気に出た際、発火や人体に害をおよぼし、CV
D反応によって生じた反応生成物が排気管内壁に付着
し、排気管が閉塞するため必要な排気量の確保が困難と
なり排気系内圧が上昇し安全性を損なう。
【0008】図6(a),(b)は第2の従来例を示す
断面図であり、前述の網の目の代りに内管に複数の希釈
ガス噴出口を設けてある(例えば、特開平03−010
077号公報参照)。
【0009】図6(a)に示すCVD装置は、複数の希
釈ガス噴出口204を設けた内管203と、希釈ガスを
導入するためのガス導入口205を有する外管202と
を含んで構成される。なお、201は反応室,210は
排気管である。
【0010】図6(b)に示すCVD装置は、複数の希
釈ガス噴出口304を設けた内管303と、希釈ガスを
分割導入するための複数のガス導入口305を有する外
管302とを含んで構成される。なお、301は反応
室,306は希釈ガスの流れを示す。
【0011】ここでは、希釈ガスの噴出口を分割し、そ
れぞれ個々に希釈ガスを導入しているため、希釈ガスが
排気管内に均一に噴出できるので、より効率よく排気ガ
スの希釈が行なわれる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の常圧C
VD装置は、不活性ガスの導入口の位置,形状が単純で
あるため、不活性ガスの噴出圧力が排気ダクトの全面に
わたり均一にならない。すわわち、ウエハを搬送するベ
ルト106の方から排気ダクト103を見上げた所で、
2 ガスの吹き出し量(cfm)を測定した場合、図7
のグラフに示すようにベルト面側の反応ガス吹き出し部
103cの中央付近のN2 ガスの吹き出し量が最も多く
(100cfm)、端部にゆくにしたがいその量が減少
してゆく(50〜−50fcm)ので不均一な分布にな
ってしまうという欠点があった。本発明の目的は、反応
ガス吹き出し部近傍で不活性ガスの吹き出し量が均一に
なる常圧CVD装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明の常圧CVD
装置は、排気ダクトの内面と前記内面を不活性ガスの流
路になる空間を残して覆う金属網と、前記空間に不活性
ガスを導入するために挿入するU字管と、前記U字管の
底部側の直線面部分に設けた複数の第1のガス供給口
と、前記U字管の底部側の湾曲面部分に設けた第2のガ
ス供給口とを含んで構成される。
【0014】第2の発明の常圧CVD装置は、第1の発
明において、前記第1と第2のガス供給口の口径を同一
としたものである。
【0015】第3の発明の常圧CVD装置は、第1の発
明において、前記第1と第2のガス供給口の口径を異な
るようにしたものである。
【0016】第4の発明の常圧CVD装置は、第1の発
明において、前記第2のガス供給口を複数備える。
【0017】第5の発明の常圧CVD装置は、第1の発
明において、前記U字管の左側と右側の前記第2のガス
供給口を各3〜5個としたものである。
【0018】第6の発明の常圧CVD装置は、第1の発
明において、前記U字管の両端を前記排気ダクトの上部
を貫通させて不活性ガスの導入口としたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。図1(a),(b)は本発明の一
実施の形態を示す断面図である。
【0020】図1(a),(b)に示す常圧CVD装置
は、排気ダクト103aの内面と前記内面を不活性ガス
の流路になる空間110を残して覆う金属網104a
と、前記空間110に不活性ガス108を導入するため
に挿入するU字管1と、前記U字管1の底部側の直線面
部分に設けた複数のガス供給口SH1 〜SH4 と、前記
U字管1の底部側の湾曲面部分に設けた複数のガス供給
口LH,RHとを含んで構成される。
【0021】例えば、ガス供給口SH1 〜SH4 の口径
とガス供給口LH,RHの口径は同一に選ばれるが、前
記両口径に差を設けてもよい。
【0022】あるいは、図2に示すように前記両口径に
差を設ける代りにガス供給口LH,RHの分布数を変化
させてもよい。この例では、排気ダクト103aの左端
Lと右端Rにおける不活性ガス108の吹き出し量が低
下する傾向を補償するためU字管1の左側に3個のガス
供給口LH1 ,LH2 ,LH3 を配置している。なお、
U字管1の右側にも3個のガス供給口を配置するが図示
省略してある。
【0023】図3は図2のガス供給口の個数を1〜6個
まで変化させたとき、排気ダクトの左端Lから右端Rに
わたるN2 ガスの吹き出し量を示すグラフである。折れ
線イ〜ヘはガス供給口の個数が1〜6個の場合に対応す
るものであり、ガス供給口の個数が3〜5個にするとN
2 ガスの吹き出し量50cfmを中心値としてバラツキ
が少ないことがわかる。
【0024】なお、U字管1の両端を排気ダクト103
aの上部を貫通させて不活性ガス108の導入口とし、
前記U字管1の両端に同一の圧力の不活性ガス108を
印加すると更に前述のバラツキを減少できる。
【0025】
【発明の効果】本発明の常圧CVD装置は、U字管の湾
曲部における不活性ガスの排出等価面積を増加させたの
で、排気ダクトの内壁側から金属網を通して噴出させる
不活性ガスの吹き出し量のバラツキを減少できるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は本発明の第1の実施形態を示
す模式断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す模式部分断面図
である。
【図3】本発明の作用を説明するための実験値を示すグ
ラフである。
【図4】第1の従来例を示す斜視図である。
【図5】図4に示す排気部の詳細を示す模式断面図であ
る。
【図6】(a),(b)は第2の従来例を示す断面図で
ある。
【図7】従来の不活性ガスの吹き出し量のバラツキを示
すクラフである。
【符号の説明】
1 U字管 103a 排気ダクト 104a 金属網 107b 未反応ガス 108 不活性ガス 110 不活性ガスの流路になる空間 LH,RH,SH1 〜SH4 不活性ガスの供給口

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気ダクトの内面と前記内面を不活性ガ
    スの流路になる空間を残して覆う金属網と、前記空間に
    不活性ガスを導入するために挿入するU字管と、前記U
    字管の底部側の直線面部分に設けた複数の第1のガス供
    給口と、前記U字管の底部側の湾曲面部分に設けた第2
    のガス供給口とを含むことを特徴とする常圧CVD装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1と第2のガス供給口の口径が同
    一である請求項1記載の常圧CVD装置。
  3. 【請求項3】 前記第1と第2のガス供給口の口径が異
    なる請求項1記載の常圧CVD装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のガス供給口を複数備えた請求
    項1記載の常圧CVD装置。
  5. 【請求項5】 前記U字管の左側と右側の前記第2のガ
    ス供給口が各3〜5個である請求項1記載の常圧CVD
    装置。
  6. 【請求項6】 前記U字管の両端を前記排気ダクトの上
    部を貫通させて不活性ガスの導入口とした請求項1記載
    の常圧CVD装置。
JP26790298A 1998-09-22 1998-09-22 常圧cvd装置 Expired - Lifetime JP2938070B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26790298A JP2938070B1 (ja) 1998-09-22 1998-09-22 常圧cvd装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26790298A JP2938070B1 (ja) 1998-09-22 1998-09-22 常圧cvd装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2938070B1 true JP2938070B1 (ja) 1999-08-23
JP2000096238A JP2000096238A (ja) 2000-04-04

Family

ID=17451217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26790298A Expired - Lifetime JP2938070B1 (ja) 1998-09-22 1998-09-22 常圧cvd装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2938070B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3492596B2 (ja) 1999-05-17 2004-02-03 エイエスエムエル ユーエス インコーポレイテッド ガス供給装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3492596B2 (ja) 1999-05-17 2004-02-03 エイエスエムエル ユーエス インコーポレイテッド ガス供給装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000096238A (ja) 2000-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9951422B2 (en) Semiconductor device manufacturing apparatus having plurality of gas exhausting pipes and gas sensors
US4834020A (en) Atmospheric pressure chemical vapor deposition apparatus
US20030037729A1 (en) Modular injector and exhaust assembly
JPH07283149A (ja) 薄膜気相成長装置
JP2760717B2 (ja) 半導体デバイスの製造方法
JP2008041915A (ja) 熱処理装置及び熱処理方法
TWI601575B (zh) 噴嘴頭與裝置及其操作方法
JPS615515A (ja) 化学気相成長装置
JP2938070B1 (ja) 常圧cvd装置
JP2004006551A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2000277509A5 (ja)
TWI542412B (zh) 噴嘴頭及用於處理基板之表面的裝置
JP2002164336A (ja) ガスインジェクタ及び成膜装置
JP3037287B1 (ja) 半導体製造装置および半導体の製造方法
JP3047344B2 (ja) 常圧cvd装置
JPH11219918A (ja) 化学蒸着装置
KR0174996B1 (ko) 마주보기 가스흐름 방식의 저압화학기상증착장치
JPH02283696A (ja) 化学気相成長装置
JP2004292872A (ja) ガス吹出し型ラダー電極およびこれを備えた真空処理装置
JP7195778B2 (ja) 成膜装置、クリーニングガスノズル、クリーニング方法
JPH0917736A (ja) 半導体製造方法および装置
JP2752824B2 (ja) 縦型減圧気相成長装置
JPS63199412A (ja) 気相成長装置
JP2005501429A (ja) ガス配送用の防護シールド及びシステム
JPS62193129A (ja) 処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990518