JP2002164336A - ガスインジェクタ及び成膜装置 - Google Patents

ガスインジェクタ及び成膜装置

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JP2002164336A
JP2002164336A JP2000359896A JP2000359896A JP2002164336A JP 2002164336 A JP2002164336 A JP 2002164336A JP 2000359896 A JP2000359896 A JP 2000359896A JP 2000359896 A JP2000359896 A JP 2000359896A JP 2002164336 A JP2002164336 A JP 2002164336A
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gas
reaction gas
reaction
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Toshiyuki Nozaki
寿之 野崎
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1枚のウェーハあるいは複数枚のウェーハの
全面にわたり均一な膜厚で成膜できるガスインジェクタ
及び成膜装置を提供すること。 【解決手段】 同種類の反応ガスについてその噴出ノズ
ル80、81、105、107は長手方向に沿って複数
に分割されており、各噴出ノズルに対応してガスインジ
ェクタ51内に導入された反応ガスはそれぞれ独立し
て、ガスインジェクタ51内を対応する各噴出ノズルに
向けて流れる。そして、噴出ノズルの数に対応して形成
された反応ガス導入孔58、59、60、61へのガス
導入量をそれぞれ制御することで、各噴出ノズルからの
ガス噴出量を個別に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェーハ上に薄膜
を化学気相成長させるCVD法などにおいて、成膜材料
となるガスをウェーハ上に吹き付けるガスインジェクタ
及びこのガスインジェクタを備えた成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CVD法には、常圧CVD法、減圧CV
D法、プラズマCVD法、光CVD法などがあり、それ
ぞれの特徴に適した応用分野に使用されている。中でも
常圧CVD法は真空装置などを必要としないため、その
装置構造が比較的簡単である。
【0003】図16に常圧CVD装置の一例を示す。例
えば直径6インチのウェーハ1a、1bはベルトコンベ
ア2上に、搬送方向Aに沿って2列に並べられて載せら
れる。ウェーハ1a、1bは、下方からヒータ3によっ
て400℃程度に加熱される。ベルトコンベア2の中央
上方にはガスインジェクタ4が搬送方向Aに沿って3つ
並んで配設され、その下面は、ウェーハ1a、1bの通
過を妨げないように隙間を形成してベルトコンベア2に
対向している。
【0004】ガスインジェクタ4の下面からは、成膜材
料となる、第1の反応ガスとして、SiH4、PH3 など
のハイドライド系の反応ガス、第2の反応ガスとしての
2ガス、第1の反応ガスと第2の反応ガスとの間をセ
パレートして、これら反応ガスの反応位置を調整する不
活性ガス(N2 ガス)が吹き出し、加熱されたウェーハ
1a、1b上で分解・化学反応を起こし、SiO2膜がウ
ェーハ1a、1b上に堆積し形成される。各ガスはガス
インジェクタ4の上面に接続されたガス導入管5、6、
7からガスインジェクタ4内に供給され、下面側に、各
ガスに対応して形成されたガス噴出ノズルより吹き出
す。
【0005】第1の反応ガス導入管5、第2の反応ガス
導入管7、及びN2 ガス導入管6それぞれには、ガス流
量を調整するためのガス流量制御手段(MFC:Mass F
lowController)8が設けられている。
【0006】ガスインジェクタ4は、例えば特開平10
−312997号公報に示される構成であり、次にこの
ガスインジェクタ4の構成について図13〜図15を参
照して説明する。
【0007】図13はガスインジェクタ4の上面図、図
14は図13における[14]−[14]線方向の断面
図、図15は図14における[15]−[15]線方向の断
面図を示す。
【0008】ガスインジェクタ4は、下から順に積み重
ねられたベースプレート9、ボトムプレート10、セン
タープレート11、トッププレート12とを組み合わせ
て構成される。各プレートは互いにボルト締めされてい
る。
【0009】先ず、トッププレート12について説明す
る。
【0010】トッププレート12の上面中央部付近に
は、図13に示すように、第1の反応ガス導入孔13
と、第2の反応ガス導入孔14と、N2 ガス導入孔15
の3つのガス導入孔が形成されている。
【0011】図14に示すように、第1の反応ガス導入
孔13は、第1の反応ガスの供給源と接続する第1の反
応ガス導入管5と接続し、第2の反応ガス導入孔14
は、第2の反応ガスの供給源と接続する第2の反応ガス
導入管7と接続し、N2 ガス導入孔15は、N2 ガス供
給源と接続するN2 ガス導入管6と接続している。
【0012】第1の反応ガス導入孔13は、トッププレ
ート12内に形成された第1の反応ガス用第1ガス通路
16と連通している。第1の反応ガス用第1ガス通路1
6は、第1の反応ガス導入孔13と連通するL字形状の
ガス通路16aと、このガス通路16aと連通し、長手
方向に沿って延在するガス通路16bと、このガス通路
16bの両端とそれぞれ連通し、短手方向に沿って延在
する2つのガス通路16cと、このガス通路16cの両
端とそれぞれ連通して下方に向けて延在し、トッププレ
ート12の下面を貫く4つのガス通路16dとから成
る。
【0013】第2の反応ガス導入孔14は、トッププレ
ート12内に形成された第2の反応ガス用通路17と連
通している。第2の反応ガス用通路17は、第2の反応
ガス導入孔14と連通するL字形状のガス通路17a
と、このガス通路17aと連通し、長手方向に沿って延
在するガス通路17bと、このガス通路17bの両端と
それぞれ連通し、短手方向に沿って延在する2つのガス
通路17cと、このガス通路17cの両端とそれぞれ連
通して下方に向けて延在する4つのガス通路17dとか
ら成る。
【0014】図14に示すように、ガス通路17dは、
それぞれ、トッププレート12の下面側から長手方向に
沿って凹設され、センタープレート11の上面との間で
長手方向に延在する空間を形成する2つの第2の反応ガ
ス用プレナムチャンバ18と、センタープレート11の
上面とトッププレート12の下端との間で形成されるガ
ス通路19を介して連通している。
【0015】図15に示すように、第2の反応ガス用プ
レナムチャンバ18は長手方向に沿って一つながりの空
間として形成されている。
【0016】N2 ガス導入孔15は、トッププレート1
2内に形成されたN2 ガス用第1ガス通路20と連通し
ている。N2 ガス用第1ガス通路20は、N2 ガス導入
孔15と連通するガス通路20aと、このガス通路20
aと連通し、長手方向に沿って延在するガス通路20b
と、このガス通路20bの両端とそれぞれ連通し、短手
方向に沿って延在する2つのガス通路20cと、この2
つのガス通路20cの両端とそれぞれ連通して下方に向
けて延在し、トッププレートの下面を貫く4つのガス通
路20dとから成る。
【0017】次いで、センタープレート11について説
明する。
【0018】図14に示すように、センタープレート1
1には、これを垂直方向に貫通して第1の反応ガス用第
2ガス通路21が形成されている。
【0019】また、センタープレート11の中央部に
は、長手方向に沿って延在する相対向した垂直壁部22
によって第2の反応ガス噴出ノズル23が形成されてい
る。第2の反応ガス噴出ノズル23は、ウェーハ搬送方
向Aと直角方向に沿って開口し、ベースプレート9の下
端まで延び、手前側の列及び奥側の列双方のウェーハ1
a、1bと対向する。
【0020】また、センタープレート11には、これを
垂直方向に貫通してN2 ガス用第2ガス通路24が形成
されている。そして、N2 ガス用第2ガス通路24は、
センタープレート11の下面側から長手方向に沿って凹
設され、ボトムプレート10の上面との間で長手方向に
延在する空間を形成する2つのN2 ガス用プレナムチャ
ンバ25と、ガス通路26を介して連通している。図1
5に示すように、N2ガス用プレナムチャンバ25は、
長手方向に沿った一つながりの空間として形成されてい
る。
【0021】そして、トッププレート12とセンタープ
レート11とは、4つのガス通路16dと、これに対応
する4つのガス通路21とを連通させて、4つのガス通
路20dと、これに対応する4つのガス通路24とを連
通させて、及び第2の反応ガス用プレナムチャンバ18
と第2の反応ガス噴出ノズル23とを連通させて重ね合
わされている。第2の反応ガス用プレナムチャンバ18
と第2の反応ガス噴出ノズル23とは、トッププレート
12の下面とセンタープレート11の上面との間で形成
され長手方向に延在するガス通路27を介して連通して
いる。
【0022】次いで、ボトムプレート10について説明
する。
【0023】図14に示すように、ボトムプレート10
には、これを垂直方向に貫通する第1の反応ガス用第3
ガス通路28が形成されている。第1の反応ガス用第3
ガス通路28は、センタープレート11に形成された4
つの第1の反応ガス用第2ガス通路21に対応して4つ
形成されている。
【0024】第1の反応ガス用第3ガス通路28それぞ
れは、ボトムプレート10の下面側から長手方向に沿っ
て凹設され、ベースプレート9の上面との間で長手方向
に延在する空間を形成する2つの第1の反応ガス用プレ
ナムチャンバ29と、ガス通路30を介して連通してい
る。
【0025】図15に示すように、第1の反応ガス用プ
レナムチャンバ29は長手方向に沿って一つながりの空
間として形成されている。
【0026】また、ボトムプレート10の中央部には、
第2の反応ガス噴出ノズル23を挟むようにして長手方
向に沿って延在する相対向した垂直壁部31が形成さ
れ、センタープレート11に形成された垂直壁部22と
の間でN2 ガス噴出ノズル32を形成している。このN
2 ガス噴出ノズル32は、第2の反応ガス噴出ノズル2
3を囲むようにして角形リング状に形成され、ウェーハ
搬送方向Aと直角方向に沿って開口し、ベースプレート
9の下端まで延び、手前側の列及び奥側の列双方のウェ
ーハ1a、1bと対向する。
【0027】そして、センタープレート11とボトムプ
レート10とは、第1の反応ガス用第2ガス通路21と
第1の反応ガス用第3ガス通路28とを連通させて、及
びN 2 ガス用プレナムチャンバ25とN2 ガス噴出ノズ
ル32とを連通させて重ね合わされている。N2 ガス用
プレナムチャンバ25とN2 ガス噴出ノズル32とは、
センタープレート11の下面とボトムプレート10の上
面との間で形成され長手方向に延在するガス通路33を
介して連通している。
【0028】次いで、ベースプレート9について説明す
る。
【0029】図14に示すように、ベースプレート9の
中央部には、N2 ガス噴出ノズル32を挟むようにして
長手方向に沿って延在する相対向した垂直壁部34が形
成され、ボトムプレート10に形成された垂直壁部31
との間で第1の反応ガス噴出ノズル35を形成してい
る。この第1の反応ガス噴出ノズル35は、N2 ガス噴
出ノズル32を囲むようにして角形リング状に形成さ
れ、ウェーハ搬送方向Aと直角方向に沿って開口し、第
2の反応ガス噴出ノズル23及びN2 ガス噴出ノズル3
2と下端を一致させており、手前側の列及び奥側の列双
方のウェーハ1a、1bと対向する。
【0030】また、ベースプレート9には、冷却水用の
通路36が形成され、この通路36は図示しない冷却水
用配管と接続される。
【0031】そして、ベースプレート9とボトムプレー
ト10とは、第1の反応ガス用プレナムチャンバ29と
第1の反応ガス噴出ノズル35とを連通させて重ね合わ
されている。第1の反応ガス用プレナムチャンバ29と
第1の反応ガス噴出ノズル35とは、ボトムプレート1
0の下面とベースプレート9の上面との間で形成され長
手方向に延在するガス通路37を介して連通している。
【0032】従来のガスインジェクタ4及び成膜装置は
以上のように構成され、次にこの作用について説明す
る。
【0033】先ず、第1の反応ガス(ハイドライド系ガ
ス)の流れについて説明する。
【0034】第1の反応ガス導入管5から、トッププレ
ート12の上面に形成された第1の反応ガス導入孔13
に導入された第1の反応ガスは、トッププレート12内
に形成されたガス通路16a〜16d、センタープレー
ト11内に形成されたガス通路21、ボトムプレート1
0内に形成されたガス通路28、30を流れ、第1の反
応ガス用プレナムチャンバ29に至る。
【0035】そして、第1の反応ガス用プレナムチャン
バ29内で長手方向に分散され、ガス通路37を経て、
第1の反応ガス噴出ノズル35より、図16において手
前側の列及び奥側の列双方のウェーハ1a、1b上に噴
出される。
【0036】次いで、第2の反応ガス(O2 ガス)の流
れについて説明する。
【0037】第2の反応ガス導入管7から、トッププレ
ート12の上面に形成された第2の反応ガス導入孔14
に導入された第2の反応ガスは、トッププレート12内
に形成されたガス通路17a〜17d、19を流れ、第
2の反応ガス用プレナムチャンバ18に至る。
【0038】そして、第2の反応ガス用プレナムチャン
バ18内で長手方向に分散され、ガス通路27を経て、
第2の反応ガス噴出ノズル23より、手前側の列及び奥
側の列双方のウェーハ1a、1b上に噴出される。
【0039】次いで、N2 ガスの流れについて説明す
る。
【0040】N2 ガス導入管6から、トッププレート1
2の上面に形成されたN2 ガス導入孔15に導入された
2 ガスは、トッププレート12内に形成されたガス通
路20a〜20d、センタープレート11内に形成され
たガス通路24、26を流れ、N2 ガス用プレナムチャ
ンバ25に至る。
【0041】そして、N2 ガス用プレナムチャンバ25
内で長手方向に分散され、ガス通路33を経て、N2
ス噴出ノズル32より、手前側の列及び奥側の列双方の
ウェーハ1a、1b上に噴出される。
【0042】
【発明が解決しようとする課題】このようなガスインジ
ェクタ4では、比較的径の小さな配管を介して導入され
たガスを、最終的には長手方向に分散させて吹き出させ
るので、ガスはガスインジェクタ4内で複雑な流れを形
成し、更に、4枚のプレートの組み合わせ方や組立の精
度などにもよって、ガスインジェクタ4内におけるガス
の流れが時間的、空間的に不均一となり、各反応ガスは
各噴出ノズルの長手方向に関して均一には噴出されな
い。よって、手前側の列のウェーハ1aと奥側の列のウ
ェーハ1bとでは、第1の反応ガスと第2の反応ガスと
の反応量が不均一となり、堆積する膜厚に差が出てく
る。従来のガスインジェクタ4では、ガスインジェクタ
内部では各反応ガスに対して1つのガス流路しかないた
め、各ガス噴出ノズルにおける手前側と奥側とを個別に
ガス流量調整することはできなかった。そして、例えば
膜厚差が数nmであっても、従来では問題にされなかっ
たが、近年、半導体の微細化が進み、この数nmの膜厚
の微妙なばらつきが、成膜工程の後で作業されるリソグ
ラフィー工程で形成されるパターン幅に影響を与えてし
まう。
【0043】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、1枚
のウェーハあるいは複数枚のウェーハの全面にわたり均
一な膜厚で成膜できるガスインジェクタ及び成膜装置を
提供することを課題とする。
【0044】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
あたり、本発明のガスインジェクタは、第1の反応ガス
用プレナムチャンバを長手方向に沿って複数に分割し、
この分割された第1の反応ガス用プレナムチャンバそれ
ぞれに対応させて、第1の反応ガスの供給源と接続する
第1の反応ガス導入管、この第1の反応ガス導入管と接
続する第1の反応ガス導入孔、この第1の反応ガス導入
孔と連通する第1の反応ガス用第1ガス通路、この第1
の反応ガス用第1ガス通路と連通する第1の反応ガス用
第2ガス通路、この第1の反応ガス用第2ガス通路と第
1の反応ガス用プレナムチャンバとに連通する第1の反
応ガス用第3ガス通路、及び第1の反応ガス用プレナム
チャンバと連通する第1の反応ガス噴出ノズルを設け、
第2の反応ガス用プレナムチャンバを長手方向に沿って
複数に分割し、この分割された第2の反応ガス用プレナ
ムチャンバそれぞれに対応させて、第2の反応ガスの供
給源と接続する第2の反応ガス導入管、この第2の反応
ガス導入管と接続する第2の反応ガス導入孔、この第2
の反応ガス導入孔と第2の反応ガス用プレナムチャンバ
とに連通する第2の反応ガス用通路、及び第2の反応ガ
ス用プレナムチャンバと連通する第2の反応ガス噴出ノ
ズルを設け、複数ある第1及び第2の反応ガス導入管そ
れぞれにガス流量制御手段を設けており、これら各ガス
流量制御手段によって、複数の第1及び第2の反応ガス
導入孔に導入されるガス流量をそれぞれ制御する。
【0045】また、本発明の成膜装置は、ウェーハを支
持する支持手段と、ウェーハを加熱する加熱手段と、ウ
ェーハ上にガスを吹き付けるガスインジェクタとを備
え、そのガスインジェクタは、第1の反応ガス用プレナ
ムチャンバを長手方向に沿って複数に分割し、この分割
された第1の反応ガス用プレナムチャンバそれぞれに対
応させて、第1の反応ガスの供給源と接続する第1の反
応ガス導入管、この第1の反応ガス導入管と接続する第
1の反応ガス導入孔、この第1の反応ガス導入孔と連通
する第1の反応ガス用第1ガス通路、この第1の反応ガ
ス用第1ガス通路と連通する第1の反応ガス用第2ガス
通路、この第1の反応ガス用第2ガス通路と第1の反応
ガス用プレナムチャンバとに連通する第1の反応ガス用
第3ガス通路、及び第1の反応ガス用プレナムチャンバ
と連通し、ウェーハと対向する第1の反応ガス噴出ノズ
ルを設け、第2の反応ガス用プレナムチャンバを長手方
向に沿って複数に分割し、この分割された第2の反応ガ
ス用プレナムチャンバそれぞれに対応させて、第2の反
応ガスの供給源と接続する第2の反応ガス導入管、この
第2の反応ガス導入管と接続する第2の反応ガス導入
孔、この第2の反応ガス導入孔と第2の反応ガス用プレ
ナムチャンバとに連通する第2の反応ガス用通路、及び
第2の反応ガス用プレナムチャンバと連通し、ウェーハ
と対向する第2の反応ガス噴出ノズルを設け、複数ある
第1及び第2の反応ガス導入管それぞれにガス流量制御
手段を設けており、これら各ガス流量制御手段によっ
て、複数の第1及び第2の反応ガス導入孔に導入される
ガス流量をそれぞれ制御する。
【0046】すなわち、本発明では、同種類の反応ガス
についてその噴出ノズルは長手方向に沿って複数に分割
されており、各噴出ノズルに対応してガスインジェクタ
内に導入された反応ガスはそれぞれ独立して、ガスイン
ジェクタ内を対応する各噴出ノズルに向けて流れる。そ
して、噴出ノズルの数に対応して形成された反応ガス導
入孔へのガス導入量をそれぞれ制御することで、各噴出
ノズルからのガス噴出量を個別に制御する。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0048】図1は、本実施の形態によるガスインジェ
クタ51の一部断面した斜視図、図2は上面図、図3は
底面図、図4は図2における[4]−[4]線方向の断面
図、図5は図4における[5]−[5]線方向の断面図、図
6は図4における[6]−[6]線方向の断面図、図7は図
4における[7]−[7]線方向の断面図、図8は図5にお
ける[8]−[8]線方向の断面図をそれぞれ示す。
【0049】本実施の形態によるガスインジェクタ51
は、下から順に積み重ねられたベースプレート52、ボ
トムプレート53、センタープレート54、トッププレ
ート55とを組み合わせて構成される。各プレートは、
ベースプレート52側から通されたボルト56に、トッ
ププレート55上面でナット57を螺着することにより
相互に緊締されている。
【0050】先ず、トッププレート55について説明す
る。
【0051】トッププレート55の上面中央部付近に
は、図2に示すように、2つの第1の反応ガス導入孔5
8、59と、2つの第2の反応ガス導入孔60、61
と、1つの不活性ガス導入孔62が形成されている。
【0052】第1の反応ガス導入孔59は、図1に示す
ように、トッププレート55内に形成された第1の反応
ガス用第1ガス通路63と連通している。第1の反応ガ
ス用第1ガス通路63は、第1の反応ガス導入孔59と
連通するL字形状のガス通路63aと、このガス通路6
3aと連通し、長手方向に沿って奥側に向けて延在する
ガス通路63bと、このガス通路63bと連通し、短手
方向に沿って延在するガス通路63cと、このガス通路
63cの両端とそれぞれ連通して下方に向けて延在し、
トッププレート55の下面を貫く2つのガス通路63d
とから成る。
【0053】他方の第1の反応ガス導入孔58は、上記
第1の反応ガス用第1ガス通路63とは独立してトップ
プレート55内に形成された第1の反応ガス用第1ガス
通路64と連通している。第1の反応ガス用第1ガス通
路64は、第1の反応ガス導入孔58と連通するL字形
状のガス通路64aと、このガス通路64aと連通し、
長手方向に沿って手前側に向けて延在するガス通路64
bと、このガス通路64bと連通し、短手方向に沿って
延在するガス通路64cと、このガス通路64cの両端
とそれぞれ連通して下方に向けて延在し、トッププレー
ト55の下面を貫く2つのガス通路64dとから成る。
【0054】第1の反応ガス導入孔58は、第1の反応
ガス(SiH4、PH3 などのハイドライド系ガス)の供
給源と接続する第1の反応ガス導入管65(図4に示さ
れる)と接続している。同様に、他方の第1の反応ガス
導入孔59も、上記第1の反応ガス導入管65とは別の
第1の反応ガス導入管を介して第1の反応ガスの供給源
と接続している。
【0055】第2の反応ガス導入孔61は、図1に示す
ように、トッププレート55内に形成された第2の反応
ガス用通路66と連通している。第2の反応ガス用通路
66は、第2の反応ガス導入孔61と連通するL字形状
のガス通路66aと、このガス通路66aと連通し、長
手方向に沿って奥側に向けて延在するガス通路66b
と、このガス通路66bと連通し、短手方向に沿って延
在するガス通路66cと、このガス通路66cの両端と
それぞれ連通して下方に向けて延在する2つのガス通路
66dとから成る。
【0056】他方の第2の反応ガス導入孔60は、上記
第2の反応ガス用通路66とは独立してトッププレート
55内に形成された第2の反応ガス用通路67と連通し
ている。図4も参照して説明すると、第2の反応ガス用
通路67は、第2の反応ガス導入孔60と連通するL字
形状のガス通路67aと、このガス通路67aと連通
し、長手方向に沿って手前側に向けて延在するガス通路
67bと、このガス通路67bと連通し、短手方向に沿
って延在するガス通路67cと、このガス通路67cの
両端とそれぞれ連通して下方に向けて延在する2つのガ
ス通路67dとから成る。
【0057】図4に示すように、2つのガス通路67d
は、それぞれ、トッププレート55の下面側から長手方
向に沿って凹設され、センタープレート54の上面との
間で長手方向に延在する空間を形成する2つの第2の反
応ガス用プレナムチャンバ68と、センタープレート5
4の上面とトッププレート55の下端との間で形成され
るガス通路69を介して連通している。
【0058】ガス通路66dについても、図1に示すよ
うに、それぞれ、トッププレート55の下面側から長手
方向に沿って凹設され、センタープレート54の上面と
の間で長手方向に延在する空間を形成する2つの第2の
反応ガス用プレナムチャンバ70(図1では片方の第2
の反応ガス用プレナムチャンバのみ示される)と、セン
タープレート54の上面とトッププレート55の下端と
の間で形成されるガス通路71を介して連通している。
【0059】図4における[5]−[5]線方向の断面図で
ある図5に示すように、第2の反応ガス用プレナムチャ
ンバ68と第2の反応ガス用プレナムチャンバ70と
は、トッププレート55から下方に延び、センタープレ
ート54の上面に当接する隔壁72によって隔てられて
いる。
【0060】図5に示すように、第2の反応ガス導入孔
60は、第2の反応ガス(例えば、O2 ガス)の供給源
と接続する第2の反応ガス導入管73と接続している。
同様に、他方の第2の反応ガス導入孔61も、上記第2
の反応ガス導入管73とは別の第2の反応ガス導入管7
4を介して第2の反応ガスの供給源と接続している。
【0061】不活性ガス導入孔62は、図1に示すよう
に、トッププレート55内に形成された不活性ガス用第
1ガス通路75と連通している。不活性ガス用第1ガス
通路75は、不活性ガス導入孔62と連通するガス通路
75aと、このガス通路75aと連通し、長手方向に沿
って延在するガス通路75bと、このガス通路75bの
両端とそれぞれ連通し、短手方向に沿って延在する2つ
のガス通路75cと、この2つのガス通路75cの両端
とそれぞれ連通して下方に向けて延在し、トッププレー
ト55の下面を貫く4つのガス通路75dとから成る。
【0062】不活性ガス導入孔62は、不活性ガス(例
えばN2 ガス)の供給源と接続する不活性ガス導入管7
6(図4に示す)と接続している。
【0063】次いで、センタープレート54について説
明する。
【0064】図1、4に示すように、センタープレート
54には、これを垂直方向に貫通して第1の反応ガス用
第2ガス通路77、78が形成されている。第1の反応
ガス用第2ガス通路77は、トッププレート55に形成
された2つのガス通路63dに対応して2つ形成され、
第1の反応ガス用第2ガス通路78は、トッププレート
55に形成された2つのガス通路64dに対応して2つ
形成されている。
【0065】また、図4に示すように、センタープレー
ト54の中央部には、長手方向に沿って延在する相対向
した垂直壁部79によって第2の反応ガス噴出ノズル8
0が形成されている。この第2の反応ガス噴出ノズル8
0は、図1、3、7に示すように、トッププレート55
からベースプレート52の下端まで延びる隔壁83によ
って、同様に形成されたもう一方の第2の反応ガス噴出
ノズル81と隔てられている。
【0066】また、センタープレート54には、これを
垂直方向に貫通してN2 ガス用第2ガス通路84が形成
されている。N2 ガス用第2ガス通路84は、トッププ
レート55に形成された4つのガス通路75dに対応し
て4つ形成されている。
【0067】そして、図1、4に示すように、N2 ガス
用第2ガス通路84は、センタープレート54の下面側
から長手方向に沿って凹設され、ボトムプレート53の
上面との間で長手方向に延在する空間を形成する2つの
2 ガス用プレナムチャンバ85と、ガス通路86を介
して連通している。
【0068】図5に示すように、N2 ガス用プレナムチ
ャンバ85は、長手方向に沿った一つながりの空間とし
て形成されている。
【0069】そして、トッププレート55とセンタープ
レート54とは、第1の反応ガス用第1ガス通路63d
と第1の反応ガス用第2ガス通路77とを連通させて、
第1の反応ガス用第1ガス通路64dと第1の反応ガス
用第2ガス通路78とを連通させて、N2 ガス用第1ガ
ス通路75dとN2 ガス用第2ガス通路84とを連通さ
せて、第2の反応ガス用プレナムチャンバ68と第2の
反応ガス噴出ノズル80とを連通させて、及び第2の反
応ガス用プレナムチャンバ70と第2の反応ガス噴出ノ
ズル81とを連通させて重ね合わされている。第2の反
応ガス用プレナムチャンバ68と第2の反応ガス噴出ノ
ズル80とは、トッププレート55下面とセンタープレ
ート54上面との間で形成され長手方向に延在するガス
通路87を介して連通している。同様に、第2の反応ガ
ス用プレナムチャンバ70と第2の反応ガス噴出ノズル
81とはガス通路88を介して連通している。
【0070】図4における[6]−[6]線方向の断面図で
ある図6に示すように、トッププレート55とセンター
プレート54との間には、4つの第1の反応ガス用シー
ルリング89、4つのN2 ガス用シールリング90、2
つの第2の反応ガス用シールリング91が介在され、ガ
ス漏れ防止を図っている。
【0071】次いで、ボトムプレート53について説明
する。
【0072】図1、4に示すように、ボトムプレート5
3には、これを垂直方向に貫通する第1の反応ガス用第
3ガス通路92、93が形成されている。第1の反応ガ
ス用第3ガス通路92は、センタープレート54に形成
された2つのガス通路78に対応して2つ形成され、第
1の反応ガス用第3ガス通路93は、センタープレート
54に形成された2つのガス通路77に対応して2つ形
成されている。
【0073】このうち、第1の反応ガス用第3ガス通路
92それぞれは、図4に示すように、ボトムプレート5
3の下面側から長手方向に沿って凹設され、ベースプレ
ート52の上面との間で長手方向に延在する空間を形成
する2つの第1の反応ガス用プレナムチャンバ94と、
ガス通路95を介して連通している。
【0074】他方の第1の反応ガス用第3ガス通路93
それぞれは、図1に示すように、ボトムプレート53の
下面側から長手方向に沿って凹設され、ベースプレート
52の上面との間で長手方向に延在する空間を形成する
2つの第1の反応ガス用プレナムチャンバ96(図1で
は片方の第1の反応ガス用プレナムチャンバのみ示され
る)と、ガス通路97を介して連通している。
【0075】図5に示すように、第1の反応ガス用プレ
ナムチャンバ94と第1の反応ガス用プレナムチャンバ
96とは、ボトムプレート53から下方に延び、ベース
プレート52上面に当接する隔壁98によって隔てられ
ている。
【0076】また、図4に示すように、ボトムプレート
53の中央部には、第2の反応ガス噴出ノズル80、8
1を挟むようにして長手方向に沿って延在する相対向し
た垂直壁部99が形成され、センタープレート54に形
成された垂直壁部79との間でN2 ガス噴出ノズル10
0を形成している。このN2 ガス噴出ノズル100は、
図3に示すように、第2の反応ガス噴出ノズル80、8
1を囲むようにして角形リング状に形成されている。
【0077】そして、センタープレート54とボトムプ
レート53とは、第1の反応ガス用第2ガス通路78と
第1の反応ガス用第3ガス通路92とを連通させて、第
1の反応ガス用第2ガス通路77と第1の反応ガス用第
3ガス通路93とを連通させて、及びN2 ガス用プレナ
ムチャンバ85とN2 ガス噴出ノズル100とを連通さ
せて重ね合わされている。N2 ガス用プレナムチャンバ
85とN2 ガス噴出ノズル100とは、センタープレー
ト54下面とボトムプレート53上面との間で形成され
長手方向に延在するガス通路101を介して連通してい
る。
【0078】そして、図4における[7]−[7]線方向の
断面図である図7に示すように、センタープレート54
とボトムプレート53との間には、4つの第1の反応ガ
ス用シールリング102、1つのN2 ガス用シールリン
グ103が介在され、ガス漏れ防止を図っている。
【0079】次いで、ベースプレート52について説明
する。
【0080】図4に示すように、ベースプレート52の
中央部には、N2 ガス噴出ノズル100を挟むようにし
て長手方向に沿って延在する相対向した垂直壁部104
が形成され、ボトムプレート53に形成された垂直壁部
99との間で第1の反応ガス噴出ノズル105を形成し
ている。この第1の反応ガス噴出ノズル105は、図3
に示すように、ボトムプレート53から下方に延びる隔
壁106によって、同様に形成された第1の反応ガス噴
出ノズル107と隔てられている。よって、2つの第1
の反応ガス噴出ノズル105、107は、それぞれコ字
状に形成されている。
【0081】第1の反応ガス噴出ノズル105、107
は、第2の反応ガス噴出ノズル80、81、N2 ガス噴
出ノズル100とそれぞれの下端を一致させている。
【0082】また、ベースプレート52には、冷却水用
の通路36が形成され、この通路36は図示しない冷却
水用配管と接続される。
【0083】そして、ベースプレート52とボトムプレ
ート53とは、第1の反応ガス用プレナムチャンバ94
と第1の反応ガス噴出ノズル105とを連通させて、及
び第1の反応ガス用プレナムチャンバ96と第1の反応
ガス噴出ノズル107とを連通させて重ね合わされてい
る。第1の反応ガス用プレナムチャンバ94と第1の反
応ガス噴出ノズル105とは、ボトムプレート53下面
とベースプレート52上面との間で形成され長手方向に
延在するガス通路108を介して連通している。同様
に、第1の反応ガス用プレナムチャンバ96と第1の反
応ガス噴出ノズル107とはガス通路109を介して連
通している。
【0084】そして、ベースプレート52とボトムプレ
ート53との間には、2つの第1の反応ガス用シールリ
ング110(図3において破線で示される)が介在さ
れ、ガス漏れ防止を図っている。
【0085】図9は、以上のように構成されるガスイン
ジェクタ51の外観を示す。第1の反応ガス導入管6
5、111、第2の反応ガス導入管73、74、N2
ス導入管76それぞれに、ガス流量制御手段(電磁弁)
8が設けられ、これら5つの導入管それぞれを流れるガ
スの流量を個別に制御できる。
【0086】また、図17に示すように、ガスインジェ
クタ51の周囲には、排気管112が設けられ、この排
気管112には排気ファンが接続されており、この排気
管112を介して、ウェーハ1a、1b上に吹き付けら
れたガスのうち、膜として形成されなかった分のガスを
排気する。
【0087】本実施の形態による成膜装置(常圧CVD
装置)は、以上述べたガスインジェクタ51を備えてい
る。すなわち、図16で示すガスインジェクタ4に代え
て、上記構成のガスインジェクタ51を配設している。
【0088】本実施の形態によるガスインジェクタ51
及び成膜装置は以上のように構成され、次にこの作用に
ついて説明する。
【0089】先ず、第1の反応ガス(ハイドライド系ガ
ス)の流れについて説明する。
【0090】第1の反応ガス導入管65から、トッププ
レート55上面に形成された第1の反応ガス導入孔58
に導入された第1の反応ガスは、トッププレート55内
に形成されたガス通路64a〜64d、センタープレー
ト54内に形成されたガス通路78、ボトムプレート5
3内に形成されたガス通路92、95を流れ、第1の反
応ガス用プレナムチャンバ94に至る。
【0091】そして、第1の反応ガス用プレナムチャン
バ94内で長手方向に分散され、ガス通路108を経
て、第1の反応ガス噴出ノズル105より、この第1の
反応ガス噴出ノズル105と対向する手前側の列のウェ
ーハ1a上に噴出される。
【0092】同様に、他方の第1の反応ガス導入管か
ら、トッププレート55上面に形成された第1の反応ガ
ス導入孔59に導入された第1の反応ガスは、トッププ
レート55内に形成されたガス通路63a〜63d、セ
ンタープレート54内に形成されたガス通路77、ボト
ムプレート53内に形成されたガス通路93、97を流
れ、第1の反応ガス用プレナムチャンバ96に至る。
【0093】そして、第1の反応ガス用プレナムチャン
バ96内で長手方向に分散され、ガス通路109を経
て、第1の反応ガス噴出ノズル107より、この第1の
反応ガス噴出ノズル107と対向する奥側の列のウェー
ハ1b上に噴出される。
【0094】次に、第2の反応ガス(O2 ガス)の流れ
について説明する。
【0095】第2の反応ガス導入管73から、トッププ
レート55上面に形成された第2の反応ガス導入孔60
に導入された第2の反応ガスは、トッププレート55内
に形成されたガス通路67a〜67d、69を流れ、第
2の反応ガス用プレナムチャンバ68に至る。
【0096】そして、第2の反応ガス用プレナムチャン
バ68内で長手方向に分散され、ガス通路87を経て、
第2の反応ガス噴出ノズル80より、この第2の反応ガ
ス噴出ノズル80と対向する手前側の列のウェーハ1a
上に噴出される。
【0097】同様に、第2の反応ガス導入管74から、
トッププレート55上面に形成された第2の反応ガス導
入孔61に導入された第2の反応ガスは、トッププレー
ト55内に形成されたガス通路66a〜66d、71を
流れ、第2の反応ガス用プレナムチャンバ70に至る。
【0098】そして、第2の反応ガス用プレナムチャン
バ70内で長手方向に分散され、ガス通路88を経て、
第2の反応ガス噴出ノズル81より、この第2の反応ガ
ス噴出ノズル81と対向する奥側の列のウェーハ1b上
に噴出される。
【0099】次に、N2 ガスの流れについて説明する。
【0100】N2 ガス導入管76から、トッププレート
55上面に形成されたN2 ガス導入孔62に導入された
2 ガスは、トッププレート55内に形成されたガス通
路75a〜75d、センタープレート54内に形成され
たガス通路84、86を流れ、N2 ガス用プレナムチャ
ンバ85に至る。
【0101】そして、N2 ガス用プレナムチャンバ85
内で長手方向に分散され、ガス通路101を経て、N2
ガス噴出ノズル100より、このN2 ガス噴出ノズル1
00と対向する手前側の列及び奥側の列のウェーハ1
a、1b上に噴出される。
【0102】以上のようにして、各ガスは、各噴出ノズ
ルからウェーハ1a、1b上に吹き付けられ、加熱され
たウェーハ1a、1b上で、分解・反応してSiO2膜が
形成される。そして、このとき、第1及び第2の反応ガ
スについては、そのそれぞれのガス噴出ノズルは、手前
側のウェーハ1a用と奥側のウェーハ1b用とに2分割
されており、そして各ガス噴出ノズルへは、第1及び第
2の反応ガスはガスインジェクタ51内を独立して流れ
てくる。よって、第1及び第2の反応ガスの4つの独立
した流れそれぞれ、すなわち4つのガス導入孔58、5
9、60、61それぞれへのガス導入量を、ガス流量制
御手段8で調整することによって、各ガス噴出ノズルか
らの噴出量が手前側と奥側とで不均一にならないように
して、手前側のウェーハ1aと奥側のウェーハ1bとで
形成される膜の膜厚差が生じないようにできる。
【0103】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構成部分には
同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0104】図10に、本実施の形態によるガスインジ
ェクタ120を示す。このガスインジェクタ120は上
記第1の実施の形態のガスインジェクタ51とは、第1
及び第2の反応ガス導入管及びこれに設けられるガス流
量制御手段の構成のみが異なる。
【0105】第1の反応ガス導入管121は、第1の反
応ガスの供給源と接続する共通管121aと、この共通
管121aとガス流量制御手段123を介して接続する
2本の分岐管121b、121cから成る。2本の分岐
管121b、121cそれぞれは、トッププレート55
上面に形成された第1の反応ガス導入孔58、59と接
続している。
【0106】同様に、第2の反応ガス導入管122は、
第2の反応ガスの供給源と接続する共通管122aと、
この共通管122aとガス流量制御手段123を介して
接続する2本の分岐管122b、122cから成る。2
本の分岐管122b、122cそれぞれは、トッププレ
ート55上面に形成された第2の反応ガス導入孔60、
61と接続している。
【0107】ガス流量制御手段123は手動制御弁であ
り、両方とも同じ構成であるので、一方の手動制御弁1
23のみについて、図11、12を参照して説明する。
図11は、手動制御弁123の横断面図を、図12は、
図11における[12]−[12]線方向の断面図を示す。
【0108】共通管121a及び2つの分岐管121
b、121cと連通するケーシング124の内部を垂直
方向に、調整つまみ125の軸部126が2つのOリン
グ127a、127bを介在させて貫通している。軸部
126の上端にはつまみ部128が一体的に取り付けら
れ、このつまみ部128とケーシング124の上面との
間には上方へ弾発力を有する皿ばね129が介在されて
いる。軸部126の先端の雄ネジ部126aにはナット
130が螺着され、このナット130とケーシング12
4の下面との間には下方へ弾発力を有する皿ばね131
が介在されている。よって、調整つまみ125は、上下
2つの皿バネ129、131の弾発力によって、ケーシ
ング124に対してその位置が保持される。
【0109】軸部126には一体的に径外方に突出する
仕切板132が取り付けられている。2つの分岐管12
1b、121cは、仕切板132と、ケーシング124
の内壁から軸部126に向かって延在する隔壁部133
とによって隔てられている。そして、上下2つの皿バネ
129、131の弾発力による位置保持力に抗して、つ
まみ部128を回動させると、軸部126及び仕切板1
32は、図11で示す矢印Bの方向に回動し、共通管1
21aから分岐管121b、121cへと流れる第1の
反応ガスの流量配分を制御する。
【0110】本発明では、従来に比べガス導入管が増加
し、よって各導入管に設けられる流量制御手段もその分
増えるので、このような手動制御弁を用いることによっ
て、第1の実施の形態のような高価な自動制御弁8を用
いる場合に比べ、安価な構成とすることができる。
【0111】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、
本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
【0112】上記実施の形態では、ウェーハは搬送方向
に沿って2列としたが、3列以上であってもよい。そし
て、列の数に応じて反応ガスの独立した流れを形成して
もよい。ただし、あまり多くの独立した流れを形成する
と、その分導入管の数及び流量制御手段が増加するの
で、配管スペースが大となったり、コスト高となる。あ
るいは、ウェーハは口径が大きく1列であってもよく、
この場合にも、本発明によればウェーハの全面にわたっ
て均一に成膜できる。
【0113】また、図12に示す、第2の実施の形態の
手動制御弁123において、上下の皿バネ129、13
1を用いずに、単に、ナット130を締め込むことによ
って調整つまみ125をケーシング124に対して所定
の位置で固定させ、調整つまみ125を回動させるとき
には、ナット130をゆるめて回動させるようにしても
よい。
【0114】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、ガスインジ
ェクタの長手方向に関して、ウェーハに膜厚差を生じさ
せることなく均一に膜を形成することができ、歩留まり
の向上が図れる。
【0115】本発明の請求項2によれば、ガス導入管の
配管数の増加に伴うガス流量制御弁のコストアップを抑
えることができる。
【0116】本発明の請求項3によれば、ガスインジェ
クタの長手方向に関して、ウェーハに膜厚差を生じさせ
ることなく均一に膜を形成することができ、歩留まりの
向上が図れる。
【0117】本発明の請求項4によれば、ガス導入管の
配管数の増加に伴うガス流量制御弁のコストアップを抑
えることができる。
【0118】本発明の請求項5によれば、ウェーハ上に
吹き付けられた後の反応ガスの排気速度を調整すること
によって、更に精密に膜厚を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるガスインジェクタの
一部断面した斜視図である。
【図2】同ガスインジェクタの上面図である。
【図3】同ガスインジェクタの底面図である。
【図4】図2における[4]−[4]線方向の断面図であ
る。
【図5】図4における[5]−[5]線方向の断面図であ
る。
【図6】図4における[6]−[6]線方向の断面図であ
る。
【図7】図4における[7]−[7]線方向の断面図であ
る。
【図8】図5における[8]−[8]線方向の断面図であ
る。
【図9】同ガスインジェクタと、これに接続されるガス
導入管との接続関係を示す概略図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るガス流量制
御手段の外観斜視図である。
【図11】同ガス流量制御手段の横断面図である。
【図12】図11における[12]−[12]線方向の断面
図である。
【図13】従来のガスインジェクタの上面図である。
【図14】図13における[14]−[14]線方向の断面
図である。
【図15】図14における[15]−[15]線方向の断面
図である。
【図16】従来の成膜装置の概略斜視図である。
【図17】ガスインジェクタ周囲に配設された排気管を
示す概略図である。
【符号の説明】 51……ガスインジェクタ、52……ベースプレート、
53……ボトムプレート、54……センタープレート、
55……トッププレート、58……第1の反応ガス導入
孔、59……第1の反応ガス導入孔、60……第2の反
応ガス導入孔、61……第2の反応ガス導入孔、62…
…不活性ガス導入孔、63……第1の反応ガス用第1ガ
ス通路、64……第1の反応ガス用第1ガス通路、66
……第2の反応ガス用通路、67……第2の反応ガス用
通路、68……第2の反応ガス用プレナムチャンバ、7
0……第2の反応ガス用プレナムチャンバ、72……隔
壁、75……不活性ガス用第1ガス通路、77……第1
の反応ガス用第2ガス通路、78……第1の反応ガス用
第2ガス通路、80……第2の反応ガス噴出ノズル、8
1……第2の反応ガス噴出ノズル、83……隔壁、84
……不活性ガス用第2ガス通路、85……不活性ガス用
プレナムチャンバ、92……第1の反応ガス用第3ガス
通路、93……第1の反応ガス用第3ガス通路、94…
…第1の反応ガス用プレナムチャンバ、96……第1の
反応ガス用プレナムチャンバ、98……隔壁、100…
…不活性ガス噴出ノズル、105……第1の反応ガス噴
出ノズル、106……隔壁、107……第1の反応ガス
噴出ノズル。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の反応ガスの供給源と第1の反応ガ
    ス導入管を介して接続される第1の反応ガス導入孔と、
    前記第1の反応ガス導入孔と連通する第1の反応ガス用
    第1ガス通路と、 第2の反応ガスの供給源と第2の反応ガス導入管を介し
    て接続される第2の反応ガス導入孔と、前記第2の反応
    ガス導入孔と連通する第2の反応ガス用通路と、前記第
    2の反応ガス用通路と連通し、長手方向に沿って延在す
    る第2の反応ガス用プレナムチャンバと、 不活性ガスの供給源と不活性ガス導入管を介して接続さ
    れる不活性ガス導入孔と、前記不活性ガス導入孔と連通
    する不活性ガス用第1ガス通路とが形成されたトッププ
    レートと、 前記トッププレートに重ね合わされ、 前記第1の反応ガス用第1ガス通路と連通する第1の反
    応ガス用第2ガス通路と、 前記不活性ガス用第1ガス通路と連通する不活性ガス用
    第2ガス通路と、前記不活性ガス用第2ガス通路と連通
    し、長手方向に沿って延在する不活性ガス用プレナムチ
    ャンバと、 前記第2の反応ガス用プレナムチャンバと連通し、長手
    方向に沿って延在する第2の反応ガス噴出ノズルとが形
    成されたセンタープレートと、 前記センタープレートに重ね合わされ、 前記第1の反応ガス用第2ガス通路と連通する第1の反
    応ガス用第3ガス通路と、前記第1の反応ガス用第3ガ
    ス通路と連通し、長手方向に沿って延在する第1の反応
    ガス用プレナムチャンバと、 前記不活性ガス用プレナムチャンバと連通し、前記第2
    の反応ガス噴出ノズルの外側で長手方向に沿って延在す
    る不活性ガス噴出ノズルとが形成されたボトムプレート
    と、 前記ボトムプレートに重ね合わされ、 前記第1の反応ガス用プレナムチャンバと連通し、前記
    不活性ガス噴出ノズルの外側で長手方向に沿って延在す
    る第1の反応ガス噴出ノズルとが形成されたベースプレ
    ートとを組み合わせて成るガスインジェクタにおいて、 前記第1の反応ガス用プレナムチャンバを長手方向に沿
    って複数に分割し、 この分割された第1の反応ガス用プレナムチャンバそれ
    ぞれに対応させて、前記第1の反応ガス導入管、前記第
    1の反応ガス導入孔、前記第1の反応ガス用第1ガス通
    路、前記第1の反応ガス用第2ガス通路、前記第1の反
    応ガス用第3ガス通路、及び前記第1の反応ガス噴出ノ
    ズルを設け、 前記第2の反応ガス用プレナムチャンバを長手方向に沿
    って複数に分割し、 この分割された第2の反応ガス用プレナムチャンバそれ
    ぞれに対応させて、前記第2の反応ガス導入管、前記第
    2の反応ガス導入孔、前記第2の反応ガス用通路、及び
    前記第2の反応ガス噴出ノズルを設け、 前記複数の第1及び第2の反応ガス導入管それぞれにガ
    ス流量制御手段を設け、 前記各ガス流量制御手段によって、前記複数の第1及び
    第2の反応ガス導入孔に導入されるガス流量をそれぞれ
    制御することを特徴とするガスインジェクタ。
  2. 【請求項2】 前記ガス流量制御手段は、前記複数の第
    1及び第2の反応ガス導入孔へのガス流量分配比を手動
    で調節する手動制御弁であることを特徴とする請求項1
    に記載のガスインジェクタ。
  3. 【請求項3】 ウェーハを支持する支持手段と、 前記ウェーハを加熱する加熱手段と、 第1の反応ガスの供給源と第1の反応ガス導入管を介し
    て接続される第1の反応ガス導入孔と、前記第1の反応
    ガス導入孔と連通する第1の反応ガス用第1ガス通路
    と、 第2の反応ガスの供給源と第2の反応ガス導入管を介し
    て接続される第2の反応ガス導入孔と、前記第2の反応
    ガス導入孔と連通する第2の反応ガス用通路と、前記第
    2の反応ガス用通路と連通し、長手方向に沿って延在す
    る第2の反応ガス用プレナムチャンバと、 不活性ガスの供給源と不活性ガス導入管を介して接続さ
    れる不活性ガス導入孔と、前記不活性ガス導入孔と連通
    する不活性ガス用第1ガス通路とが形成されたトッププ
    レートと、 前記トッププレートに重ね合わされ、 前記第1の反応ガス用第1ガス通路と連通する第1の反
    応ガス用第2ガス通路と、 前記不活性ガス用第1ガス通路と連通する不活性ガス用
    第2ガス通路と、前記不活性ガス用第2ガス通路と連通
    し、長手方向に沿って延在する不活性ガス用プレナムチ
    ャンバと、 前記第2の反応ガス用プレナムチャンバと連通して長手
    方向に沿って延在し、前記ウェーハと対向する第2の反
    応ガス噴出ノズルとが形成されたセンタープレートと、 前記センタープレートに重ね合わされ、 前記第1の反応ガス用第2ガス通路と連通する第1の反
    応ガス用第3ガス通路と、前記第1の反応ガス用第3ガ
    ス通路と連通し、長手方向に沿って延在する第1の反応
    ガス用プレナムチャンバと、 前記不活性ガス用プレナムチャンバと連通して前記第2
    の反応ガス噴出ノズルの外側で長手方向に沿って延在
    し、前記ウェーハと対向する不活性ガス噴出ノズルとが
    形成されたボトムプレートと、 前記ボトムプレートに重ね合わされ、 前記第1の反応ガス用プレナムチャンバと連通して前記
    不活性ガス噴出ノズルの外側で長手方向に沿って延在
    し、前記ウェーハと対向する第1の反応ガス噴出ノズル
    とが形成されたベースプレートとを組み合わせて成るガ
    スインジェクタとを備えた成膜装置において、 前記第1の反応ガス用プレナムチャンバを長手方向に沿
    って複数に分割し、 この分割された第1の反応ガス用プレナムチャンバそれ
    ぞれに対応させて、前記第1の反応ガス導入管、前記第
    1の反応ガス導入孔、前記第1の反応ガス用第1ガス通
    路、前記第1の反応ガス用第2ガス通路、前記第1の反
    応ガス用第3ガス通路、及び前記第1の反応ガス噴出ノ
    ズルを設け、 前記第2の反応ガス用プレナムチャンバを長手方向に沿
    って複数に分割し、 この分割された第2の反応ガス用プレナムチャンバそれ
    ぞれに対応させて、前記第2の反応ガス導入管、前記第
    2の反応ガス導入孔、前記第2の反応ガス用通路、及び
    前記第2の反応ガス噴出ノズルを設け、 前記複数の第1及び第2の反応ガス導入管それぞれにガ
    ス流量制御手段を設け、 前記各ガス流量制御手段によって、前記複数の第1及び
    第2の反応ガス導入孔に導入されるガス流量をそれぞれ
    制御することを特徴とする成膜装置。
  4. 【請求項4】 前記ガス流量制御手段は、前記複数の第
    1及び第2の反応ガス導入孔へのガス流量分配比を手動
    で調節する手動制御弁であることを特徴とする請求項3
    に記載の成膜装置。
  5. 【請求項5】 前記ガスインジェクタの周囲に、前記第
    1の反応ガス噴出ノズル、前記第2の反応ガス噴出ノズ
    ル、及び前記不活性ガス噴出ノズルより前記ウェーハ上
    に吹き付けられたガスを排気する排気管が設けられてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の成膜装置。
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