JP2937600B2 - ストレージ電極の製造方法 - Google Patents
ストレージ電極の製造方法Info
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Description
を有する半導体装置のそのキャパシタ部のストレージ電
極の形成方法に関するもので、特に該電極表面を凹凸状
にする方法を提供するものである。
ク・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)のメモリ
・セル構造の一つに、図7に示すようなスタックト・キ
ャパシタ・セルがある。図中の1はSi基板、2はフィ
ールド酸化膜、3は第1ポリシリコン(ワード線)、4
は層間絶縁膜、5は第2ポリシリコン(キャパシタのス
トレージ電極)、6はキャパシタ誘電膜、7は第3ポリ
シリコン(キャパシタのセルプレート電極)、8はスイ
ッチング・トランジスタである。このメモリ・セルはキ
ャパシタ誘電膜6に蓄積された電荷の有無で“1”と
“0”の情報を記憶し、スイッチング・トランジスタ8
のオン・オフで読み出し・書き込み及び記憶保持などの
動作を行なっている。
種々の要因で起こる電荷の漏洩に対してある一定時間の
記憶状態を保持するため、センスアンプの感度以上の
信号を得るため、アルファ線によるソフトエラー対策
のため、ある一定値以上の電荷蓄積量を確保する必要が
ある。このスタックト・キャパシタ・セルのセル容量C
S は、ストレージ電極(第2ポリシリコン5)とセルプ
レート電極(第3ポリシリコン7)の間に挟まれたキャ
パシタ誘電膜6の面積S、その誘電率εとその膜厚dに
より CS =ε・S/dと表わされる。
・セル寸法の縮小により、キャパシタ誘電膜6の面積S
が減少し、前述のある値以上のCS を確保することが困
難になってきている。
nded Abstracts of the 21st Conference on Solid Dev
ices and Materials. Tokyo.(1989)P.137−
140に開示されるものがある。その方法はストレージ
電極表面に微小な凹凸を多数形成し、その上にキャパシ
タ誘電膜を形成することにより、キャパシタ誘電膜の面
積Sを増加させることでCS を増加させたものである。
その凹凸形成手順を図8に示す。
ジ電極としての第2ポリシリコン5上にスピン・オン・
グラス(SOG)とレジストの混合物9を塗布し、16
0℃でベーク後フッ酸緩衝液中でSOGを選択的にエッ
チングし、図8(b)に示すようにレジスト粒子10を
ポリシリコン5上に残す。このレジスト粒子10をマス
クにしてポリシリコン5をエッチングすることで、図8
(c)に示すようにポリシリコン上に微小な凹凸が形成
される。しかる後、この凹凸ポリシリコンをストレージ
電極へとパターニングし、さらにこの上にキャパシタ誘
電膜を形成することにより、キャパシタ誘電膜の面積S
が増加し、凹凸がない場合に比較して2倍程度のCS が
得られる。
極)上に凹凸を形成する方法は、メモリ・セル寸法の縮
小するなかでCS を確保するという点において、たいへ
ん有効である。
た従来方法においては、ポリシリコン表面に凹凸を形成
した後、ストレージ電極のパターニングを行なうため次
のような問題がある。ひとつは、レジストパターニング
時にポリシリコン表面の凹部に入り込んだレジストが、
ストレージ電極パターン以外のところでレジスト残さ
(スカム)となり、これがエッチングマスクになってポ
リシリコン残さを発生させるという問題である。もうひ
とつは、エッチング後のレジスト除去時にポリシリコン
表面の凹部に入り込んだレジストを完全に除去すること
が困難であるという問題である。
リシリコン表面を凹凸にするため、SOGとレジスト
の混合物をポリシリコン上に塗布する、160℃でベ
ークする、フッ酸溶液に浸漬する、ポリシリコンを
エッチングする、マスクを除去する、というように工
程が複雑であるという問題を有している。
パターニング時にポリシリコン凹部にスカムが発生する
という問題と、レジスト除去時にポリシリコン凹部に入
り込んだレジストを完全に除去することが困難であると
いう問題と、また工程の複雑さを解決し、電荷蓄積量の
大きいキャパシタを能率的に形成するためのストレージ
電極の製造方法を提供することを目的とする。
を有するストレージ電極の製造方法において、ストレー
ジ電極材料としてポリシリコン(第1の実施例)または
リンドープポリシリコン(第2の実施例)あるいは砒素
ドープポリシリコン(第3の実施例)をストレージ電極
として堆積した後、或いはさらにそれをパターニングし
た後(第4の実施例)、このストレージ電極を塩素(C
l2 )と酸素(O2 )の混合ガスプラズマ中に曝して表
面処理することによりストレージ電極表面に無数の微小
な凹凸を形成するようにしたものである。
クを用いていたが、前述のように本発明ではこれを用い
ずプラズマ処理のみで凹凸を形成できるため、従来方法
に比べ大幅に工程を簡略化できる。
にストレージ電極表面に凹凸を形成するようにすれば、
ストレージ電極のパターニング時にポリシリコン凹部に
スカムが発生するという問題と、レジスト除去時にポリ
シリコン凹部に入り込んだレジストを完全に除去するこ
とが困難であるという問題とを一挙に解決できる。
間絶縁膜4まで形成し、その層間絶縁膜4に、セルコン
タクト11を開口後、電荷蓄積ポリシリコン5を堆積さ
せる。次にCl2 +O2 プラズマに電荷蓄積ポリシリコ
ン5表面を曝す処理により、ポリシリコン5の表面を凹
凸形状とする。その手段として、例えば、図5に示す様
なマグネトロン方式リアクティブイオンエッチング装置
を用いる。この装置は、平行平型電極を備え、上下に例
えば13.56MHzの高周波電力を印加する事により、
チャンバー内のガスをプラズマ化する。チャンバー内圧
力は75mTorr程度の低圧力に保たれ、このような
低圧力でも十分なプラズマ密度を確保できる様に、永久
磁石26によって生ずるウェハーに平行な磁界とウェハ
ーに垂直な高周波電界との相互作用を利用して、高密度
プラズマを発生できるシステム構成になっている。
2 ガス混合比が1%以上10%以下になる様に設定して
装置内に導入する。本実施例として、例えば、Cl2 =
100(sccm),O2 =5(sccm)とし、75
mTorrの真空度に保って、125Wの高周波電力を
印加すると、図1(b)に示す様に、表面に凹凸形状を
持った電荷蓄積電極の為のポリシリコン5が形成され
る。その後図1(c)のように、キャパシタ誘電膜6を
堆積後、第3ポリシリコン(セルプレート)電極7を形
成する。このようにして形成されたキャパシタは、誘電
膜の実効表面積が大きくなり、大きなキャパシタ容量を
確保する事が可能となる。ポリシリコン表面が、凹凸に
なるメカニズムは、O2 添加によってポリシリコン表面
が酸化されながらそれがマスクとなってエッチング反応
が進行する為と考えられ、10%より混合比を多くする
と、エッチングが全く進行しなくなってしまう。最適形
状の得られるO2 の添加量は放電圧力、印加電力、等の
プロセス条件によって変化するばかりでなく、エッチン
グ方式(例えば、ECR方式や、RIE方式)によって
も影響を受ける。
クティブイオンエッチング装置を用いたが、他の方式、
例えばECR方式やRIE方式を用いた場合も、O2 ガ
スに、1%以上10%以下のO2 を添加する事により、
同様の効果を奏することができる。
して説明する。
フィールド酸化膜、3は第1ポリシリコン(ワード
線)、4は層間絶縁膜であり、このような下地構造部上
に図2(b)のように、第1の実施例同様キャパシタの
ストレージ電極材料として膜厚1500Åのポリシリコ
ン膜16(第2ポリシリコン)を堆積させる。次にPO
Cl3 を酸化雰囲気中で880℃に加熱し、ポリシリコ
ン中に不純物であるリンを1020cm-3程度拡散させるこ
とにより、図2(c)に示すようにリンドープポリシリ
コン17を生成する。この処理によりポリシリコン表面
に形成されるシリコン酸化膜18は、フッ酸水溶液(H
F濃度5%)への20秒の浸漬によって除去する。
面をマグネトロンエッチャー(図5)あるいは有磁場マ
イクロ波エッチャー(図6)を用いて生成したプラズマ
中に曝し処理する。
でのプラズマによる処理について述べる。このマグネト
ロンエッチャーは第1の実施例で概略述べたが、真空チ
ャンバー28内に平行平板電極21,22を具備し、下
部電極に半導体基板23を載せ、この電極22に高周波
電源24より13.56MHzの高周波を印加し、ガス導
入管25より真空チャンバー内28に導入したガスをプ
ラズマ化するものである。さらに真空チャンバー28外
に置かれた永久磁石26がつくる磁界の作用によりプラ
ズマは高密度化される。なお、ガスは排気管27より真
空チャンバー外に排気される。この時のプラズマ生成条
件は、圧力10Pa、塩素:100sccm、酸素:3
sccm、高周波電力150Wであり、処理時間は20
秒である。この処理により図2(d)に示すように、リ
ンドープポリシリコン表面に段差1300Å程度の無数
の微小な凹凸19が形成される。ここで、塩素と酸素の
ガス流量比(酸素流量/塩素流量×100(%))を3
%にしているが、このガス流量比に必ずしも限定される
ものではない。同様にリンドープポリシリコン表面に凹
凸を形成することはガス流量比1%以上・7%以下で可
能である。また、処理時間は必ずしも20秒に限定され
るものではなく、その処理時間を変化させることにより
種々の段差をもつ凹凸を形成することができる。
ーでのプラズマによる処理について述べる。このエッチ
ャーは2.45GHzのマイクロ波がマグネトロン31か
ら発振され、アイソレータ32導波管33を経て石英チ
ャンバー34に導入される。一方、電磁石35によりE
CR放電に必要な磁場を発生させる。ガス導入管36よ
り石英チャンバー34に導入されたガスは、マイクロ波
による電場と磁場とを直交させて起こる電子のサイクロ
トロン共鳴によりプラズマ化される。半導体基板37を
載せたステージ38には高周波電源39より13.56
MHzの高周波が印加され、半導体基板37へのイオン入
射エネルギーが制御される。本エッチャーでのプラズマ
生成条件は、圧力0.27Pa、塩素:38sccm、
酸素:2sccm、マイクロ波電力600W、高周波電
力100Wであり、プラズマ処理時間は15秒である。
この処理により図2(d)に示すように、リンドープポ
リシリコン表面に段差1300Å程度の無数の微小な凹
凸が形成される。ここで、塩素と酸素のガス流量比(酸
素流量/塩素流量×100(%))を5.3%にしてい
るが、必ずしもこのガス流量比に限定されるものではな
い。同様にリンドープポリシリコン表面に凹凸を形成す
ることは、ガス流量比5%以上・11%以下で可能であ
る。また、処理時間は必ずしも20秒に限定されるもの
ではなく、その処理時間を変化させることにより、種々
の段差をもつ凹凸を形成することができる。
凹凸表面上にキャパシタ誘電膜を形成し、さらにその上
に第3ポリシリコン(セルプレート電極)を形成するこ
とにより、キャパシタを完成させる。
て説明する。この実施例は第2の実施例においてリンド
ープポリシリコンで形成したストレージ電極を砒素ドー
プポリシリコンにしたものである。即ち不純物として砒
素を導入するものである。
同一であるので説明を省略する。
ように、キャパシタのストレージ電極材料として膜厚1
500Åのポリシリコン膜16(第2ポリシリコン)を
SiH4 を原料とするCVD法により堆積させ、次にS
iH4 ・AsH3 ・O2 を原料とするCVD法により2
000Åの砒素ガラス27を形成する。次にこれを10
00℃のN2 雰囲気中で15分間熱処理することによ
り、砒素ガラス27中の砒素をポリシリコン膜16中へ
約1020atoms /cm3 の濃度にドライブインさせる。さ
らに、砒素ガラス27をフッ酸水溶液(HF濃度5%)
への60秒の浸漬によりて除去することにより図3
(c)に示すように、キャパシタのストレージ電極材料
となる砒素ドープポリシリコン膜28が形成される。
のドープ方法として砒素ガラスによる固相拡散を用いて
たが、この場合には砒素ガラスの形成、ポリシリコ
ンへの砒素のドライブイン、砒素ガラスの除去という
処理が必要なため、プロセスが複雑である。そこで、こ
れを簡略化した方法としてイオン注入法を用いた方法も
本発明に適用できる。それは図3(b)のように、キャ
パシタのストレージ電極材料として膜厚1500Åのポ
リシリコン膜16(第2ポリシリコン)をSiH4 を原
料とするCVD法により堆積させ、砒素を50KeVの
加速エネルギーで約1015atomes/cm2 イオン注入する
ものである。これで図3(c)に示すようにキャパシタ
のストレージ電極材料となる砒素ドープポリシリコン膜
28が形成される。
面を第2の実施例同様マグネトロンエッチャーあるいは
有磁場マイクロ波エッチャーを用いてプラズマ処理す
る。条件も第2実施例と同様である。
砒素ドープポリシリコン表面に段差1300Å程度の無
数の微小な凹凸19が形成される。ここで、塩素と酸素
のガス流量比(酸素流量/塩素流量×100(%))を
5.3%にしているが、必ずしもこのガス流量比に限定
されるものではない。同様にリンドープポリシリコン表
面に凹凸を形成することは、ガス流量比1%以上・11
%以下である。また、処理時間は必ずしも20秒に限定
されるものではなく、その処理時間を変化させることに
より、種々の段差をもつ凹凸を形成することができる。
凹凸表面上にキャパシタ誘電膜を形成し、さらにその上
に第3ポリシリコン(セルプレート電極)を形成するこ
とにより、キャパシタを完成させる。
して説明する。
て、1はSi基板、2はフィールド酸化膜、3は第1ポ
リシリコン(ワード線)、4は層間絶縁膜(酸化膜)で
あり、このような下地構造部上に図4(b)のように、
キャパシタのストレージ電極材料として膜厚1500Å
のポリシリコン膜16(第2ポリシリコン)を堆積させ
る。次にPOCl3 を酸化雰囲気中で880℃に加熱
し、ポリシリコン中にリンを1020atom/cm3 程度拡散
させることにより、図4(c)に示すようにリンドープ
ポリシリコン17を生成する。この処理によりポリシリ
コン表面に形成されるシリコン酸化膜18は、フッ酸水
溶液(HF濃度5%)への20秒の浸漬によって除去す
る。
トによりストレージ電極のパターン19を形成し、これ
をマスクにしてリンドープポリシリコン17を第2の実
施例で説明した有磁場マイクロ波エッチャー(図6)を
用いてエッチングする。本エッチャーでのエッチング条
件は、圧力2Pa、塩素:40sccm、マイクロ波電
力600W、高周波電力100Wであり、エッチング時
間は約40秒である。エッチング後ホトレジストを酸素
プラズマで除去することにより、図4(e)に示すよう
にストレージ電極20が形成される。
2の実施例で説明したマグネトロンエッチャー(図5)
あるいは有磁場マイクロ波エッチャー(図6)を用いて
生成した塩素と酸素の混合ガスプラズマ中に曝して処理
する。
00sccm、酸素:3sccm、高周波電力150W
であり、処理時間は20秒である。この処理により図4
(f)に示すようにストレージ電極表面に段差1300
Å程度の無数の微小な凹凸21が形成される。ここで、
塩素と酸素のガス流量比(酸素流量/塩素流量×100
(%))を3%にしているが、このガス流量比に必ずし
も限定されるものではない。同様にストレージ電極表面
に凹凸を形成することはガス流量比1%以上・7%以下
で可能である。
れるものではなく、その処理時間を変化させることによ
り種々の段差をもつ凹凸を形成することができる。
ポリシリコンにも適用できる。
ーでのプラズマ処理でのプラズマ生成条件は、これも第
2の実施例同様圧力0.27Pa、塩素:38scc
m、酸素:2sccm、マイクロ波電力600W、高周
波電力100Wであり、プラズマ処理時間は15秒であ
る。この処理により図4(f)に示すように、ストレー
ジ電極表面に段差1300Å程度の無数の微小な凹凸2
1が形成される。ここで、塩素と酸素のガス流量比(酸
素流量/塩素流量×100(%))を5.3%にしてい
るが、必ずしもこのガス流量比に限定されるものではな
い。同様にストレージ電極表面に凹凸を形成すること
は、ガス流量比5%以上・11%以下で可能である。
れるものではなく、その処理時間を変化させることによ
り、種々の段差をもつ凹凸を形成することができる。
ジ電極表面に微小な凹凸が形成される理由は、第1の実
施例での説明と同様塩素と酸素の混合ガスプラズマによ
りリンドープポリシリコンの結晶粒界部分が他部分に比
較し非常に速くエッチングされるためである。なお、ス
トレージ電極表面の凹凸形成の間ずっとプラズマに曝さ
れる層間絶縁膜(酸化膜)の削れについて言えば、その
削れは絶縁特性上問題になるレベルではない。これは、
本実施例での塩素と酸素の混合ガスプラズマにおいて
は、酸素を添加しない場合に比較し酸化膜のエッチング
速度が非常に低くなることによる。前述のマグネトロン
エッチャーの例では酸化膜とのエッチング速度は60Å
/min であり、本実施例のプラズマ処理により削られる
酸化膜は僅か20Åである。また、有磁場マイクロ波エ
ッチャーの例では酸化膜とのエッチング速度は230Å
/min であり、本実施例のプラズマ処理により削られる
酸化膜は60Å程度である。両者の例とも、層間絶縁膜
(酸化膜)の厚さが通常1000Å以上あることから、
層間絶縁膜の絶縁特性を損なうものではない。
ージ電極21上にキャパシタ誘電膜を形成し、さらにそ
の上にセルプレート電極としてポリシリコンを形成し
て、キャパシタを完成させる。
リシリコン或いは不純物ドープポリシリコンをCl2 +
O2 のプラズマ中に曝す処理によるだけで、ストレージ
ノード電極表面を凹凸にし、大きなキャパシタ容量を確
保する事が可能となったので、従来に比べて、制御性、
再現性が大幅に向上すると同時に、工程が非常に簡単
で、量産性に優れたプロセスにする事が可能となった。
電極のパターニング後にストレージ電極表面に凹凸を形
成するようにすれば、ストレージ電極のパターニング時
にポリシリコン凹部にスカムが発生するという問題と、
レジスト除去時にポリシリコン凹部に入り込んだレジス
トを完全に除去することが困難であるという問題とを一
挙に解決できる。
Claims (7)
- 【請求項1】 キャパシタ部を有する半導体装置におけ
る前記キャパシタ部のストレージ電極の形成方法とし
て、 該ストレージ電極材料としてポリシリコン膜を半導体基
板上に堆積した後、塩素と酸素との混合ガスプラズマ中
に曝し表面処理して、前記ポリシリコン膜表面を凹凸状
にすることを特徴とするストレージ電極の製造方法。 - 【請求項2】 前記ポリシリコン膜を、不純物を注入し
た不純物ドープポリシリコン膜としたことを特徴とする
請求項1記載のストレージ電極の製造方法。 - 【請求項3】 キャパシタ部を有する半導体装置におけ
る前記キャパシタ部のストレージ電極の形成方法とし
て、 該ストレージ電極材料として不純物を注入した不純物ド
ープポリシリコン膜を半導体基板上に堆積し、ストレー
ジ電極と成るようパターニングした後、塩素と酸素との
混合ガスプラズマ中に曝し表面処理して、前記パターニ
ングしたポリシリコン膜表面を凹凸状にすることを特徴
とするストレージ電極の製造方法。 - 【請求項4】 前記不純物をリンにして前記ポリシリコ
ン膜をリンドープポリシリコンとしたことを特徴とする
請求項2又は3記載のストレージ電極の製造方法。 - 【請求項5】 前記不純物を砒素にして前記ポリシリコ
ン膜を砒素ドープポリシリコンとしたことを特徴とする
請求項2又は3記載のストレージ電極の製造方法。 - 【請求項6】 前記塩素と酸素との混合ガスプラズマに
よる処理を、マグネトロンエッチャーで行ない、かつそ
のときの酸素の割合を1%以上7%以下とすることを特
徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のスト
レージ電極の製造方法。 - 【請求項7】 前記塩素と酸素との混合ガスプラズマに
よる処理を、有磁場マイクロ波エッチャーで行ない、か
つそのときの酸素の割合を5%以上11%以下とするこ
とを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載
のストレージ電極の製造方法。
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JP853492A JP2937600B2 (ja) | 1991-09-18 | 1992-01-21 | ストレージ電極の製造方法 |
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JPH05136341A JPH05136341A (ja) | 1993-06-01 |
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