JP2936941B2 - エンジン駆動発電機の制御装置 - Google Patents

エンジン駆動発電機の制御装置

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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン駆動発電機の
制御装置、特にエンジンの点火時期の制御に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車は、モータを駆動源とする車
両である。モータに電力を供給する電力源としては、車
載の電池の他、いわゆるエンジン駆動発電機が用いられ
る。エンジン駆動発電機は、エンジン及びこのエンジン
の機械出力により駆動される発電機を備えた装置であ
る。この発電機の発電出力は、走行用モータの駆動電力
として用いることができ、更に、電池の充電等にも用い
ることができる。
【0003】特開昭51−39813号公報には、発電
機の界磁制御によってエンジン駆動発電機の発電出力を
一定に維持する構成が開示されている。すなわち、エン
ジンを定回転で運転するとともに、走行用モータの負荷
が変動した場合には発電機の界磁電流を制御することに
より、出力一定の状態を維持している。
【0004】この公報に開示されているように、エンジ
ンを所定の回転数で運転することにより、エンジンのエ
ミッションを低減し、あるいは燃費率を良好に保つこと
ができる。例えば、燃費率が最良となる回転数でエンジ
ンを定常回転させることにより、その燃費率を向上させ
ることができ、このエンジン駆動発電機を用いる電気自
動車の走行距離を延長することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンの
燃費率を左右する要因としては、その回転数の他に点火
時期がある。図7に示されるように、空燃比(A/F)
やスロットル開度を一定にした条件で点火時期を変化さ
せると、エンジンの燃費率はある点火時期において最良
となる。このような点火時期は、MBT(Minimum Spar
k Advance for Best Torque )と呼ばれる。そこで、通
常は、ディストリビュータに内蔵されたクランク角度セ
ンサから入力されるクランク角度信号を基準として、エ
ンジンの点火時期を、MBTとなるよう制御している。
【0006】しかしながら、エンジンの量産工程におい
ては、クランク角度センサの取付角度のばらつき等を避
けることが困難であるため、点火時期を決定する基準と
なるクランク角度信号に誤差が発生する。このような誤
差が生じると、点火時期は、予め設定したMBTからず
れる。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを課題としてなされたものであり、量産ばらつき等に
左右されることなくエンジンの点火時期をMBTに制御
可能にし、これにより燃費率を常に最良に保つことを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の制御装置は、図1に示されるような
構成を備える。すなわち、エンジンA及びこのエンジン
Aの機械出力により駆動される発電機Bを備えたエンジ
ン駆動発電機を制御する制御装置において、発電機Bの
負荷Cの変動がほぼゼロであることを検出する発電機負
荷変動検出手段D、発電機Bが発電状態であることを検
出する発電状態検出手段Eと、発電機Bの負荷Cの変動
がほぼゼロでありかつ発電機Bが発電状態である場合
に、発電機Bの界磁電流を一定に制御することにより、
エンジンAのトルク変動がほぼ発電機Bの発電電力変動
となる状態を生成するエンジン負荷変動抑制手段Fと、
上記状態において発電機Bの発電電力を検出する発電電
力検出手段Gと、検出した発電電力に基づき所定時間に
おける平均発電電力を求める演算手段Hと、エンジンA
の燃費率が最少となるよう、求められた平均発電電力に
基きエンジンAの点火時期をフィードバック補正する点
火時期補正手段Iと、を備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明においては、まず、発電機Bの負荷Cの
変動がほぼゼロであること及び発電機Bが発電状態であ
ることが検出される。発電機負荷変動検出手段D及び発
電状態検出手段Eにより、発電機Bの負荷Cの変動がほ
ぼゼロであり且つ発電機Bが発電状態であることが検出
された場合、エンジン負荷変動抑制手段Fにより、発電
機Bの界磁電流が一定に制御される。このとき、発電機
Bの負荷Cの変動がほぼゼロであるから、発電機Bの界
磁電流を一定に制御することにより、エンジンAのトル
ク変動がほぼ発電機Bの発電電力変動として現れる状態
となる。この状態において、発電電力検出手段Gは、発
電機Bの発電電力を検出する。更に、検出された発電電
力に基き、演算手段Hにより平均発電電力が求められ
る。点火時期補正手段Iは、求められた平均発電電力に
基き、エンジンの点火時期をフィードバック補正する。
これにより、エンジンAにクランク角度センサの取付誤
差等の量産ばらつきが生じている場合であっても、エン
ジンAの点火時期を、常に、エンジンAの燃費率が最少
となるようにすることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面に
基づき説明する。
【0011】図2には、本発明の一実施例に係るシリー
ズハイブリッド車(SHV)のシステム構成が示されて
いる。この図に示されるシステムは、トランスアクスル
10等を介して駆動輪12に連結されたモータ14を備
えている。モータ14にはインバータ16が前置されて
おり、インバータ16は、整流器18を介してエンジン
駆動発電機20から供給される電力や、電池22から供
給される電力を、ECU24の制御の下に三相交流電力
に変換し、モータ14に供給する。
【0012】エンジン駆動発電機20は、エンジン2
6、増速機28及び発電機30から構成されている。エ
ンジン26の出力軸は、増速機28を介して発電機30
に連結されている。従って、エンジン26が回転し発電
機30に界磁電流が供給されている状態では、発電機3
0から発電出力が得られる。この図に示される発電機3
0は、交流発電機であり、その後段に設けられている整
流器18により整流出力される直流電力が、インバータ
16及び電池22に供給される。なお、増速機28は、
エンジン26の出力回転数を発電機30への入力に適す
る回転数まで高めるための機構である。
【0013】ECU24は、操縦者によるアクセルペダ
ルの踏み込み量やブレーキペダルの踏み込み量等を示す
車両信号に基づき、モータ14から所望の出力トルクが
得られるよう、インバータ16を制御する。すなわち、
ECU24は、車両信号に基づき、モータ14に要求す
べき出力トルクを示すトルク指令値を演算し、演算によ
り得られたトルク指令値に基づきインバータ16を構成
する複数のスイッチング素子のスイッチング動作を制御
する。これにより、モータ14から、トルク指令値に応
じた出力トルクが得られる。
【0014】また、ECU24は、エンジン駆動発電機
20の動作を制御する。すなわち、エンジン26のスロ
ットル開度、空燃比(A/F)、点火時期等を制御する
と共に、発電機30の界磁電流を制御する。ECU24
は、エンジン26の点火時期を制御する際、図示しない
クランク角度センサから供給されるクランク角度信号を
基準として用いる。また、本実施例の特徴に係る点火時
期補正動作を実行する際、ECU24は、車速等の情報
を用いる。車速情報は、例えば、モータ14の出力回転
数として検出され、ECU24に入力される。
【0015】図3には、本実施例の特徴に係る所定角度
ルーチンの動作の流れが示されている。この所定角度ル
ーチンは、例えば30度に制御するためのサブルーチン
である。
【0016】この実施例においては、車両の走行距離、
車速及び発電機30の発電状態の3者が、点火時期補正
処理の開始条件として用いられる。すなわち、ステップ
100においては、ECU24に内蔵されるカウンタに
より計数した車両の走行距離CSPDが所定値K(例
えば3000km)以上であるか否かが判定され、この
判定条件が満たされていない場合には図示しない次のス
テップに移行する。ステップ100における判定条件が
成立している場合には、ステップ102において車速の
検出値SPDが0であるか否かが判定される。この判定
が成立しない場合には、ステップ100における判定が
成立しない場合と同様、次のステップに移行し、判定が
成立した場合にはステップ104に移行する。ステップ
104においては、ECU24は発電状態フラグXGE
Nが1であるか否かを判定する。発電状態フラグXGE
Nは、発電機30が発電中である場合には1となり、発
電中でない場合には0となる。発電状態フラグXGEN
が1でない場合には、図示しない次のステップに移行
し、1である場合にはステップ106に移行する。従っ
て、この実施例においては、CSPD≧K,SPD=
0,XGEN=1の3つの条件が成立した場合のみ、点
火時期補正動作が開始される。なお、発電状態フラグX
GENは、整流器18の出力電流を検出する電流センサ
32、電池22の出力電流を検出する電流センサ34及
び整流器18又は電池22からインバータ16への出力
電圧を検出する電圧センサ36の出力に基づき、ECU
24の内部で設定される。
【0017】ステップ106においては、ECU24
は、発電機30の界磁電流I、具体的にはそのデュー
ティを一定に制御する。この時点では、前述のステップ
102に係る車速SPD=0の条件、すなわち、モータ
14の負荷変動がゼロである旨の条件が成立しているた
め、発電機30の界磁電流Iを一定に制御することに
より、エンジン26のトルク変動が発電機30の発電電
力変動として現れる状態が形成される。この状態で、E
CU24は、前述した各センサ32,34及び36の出
力に基づき、発電機30の発電電力PGを検出し、これ
を変数SPGに積算する(108)。発電電力PGの検
出及び積算は、発電電力PGに係るデータK個得られ
るよう、繰返し実行される(110,112)。なお、
図中nは、ステップ108の繰返し回数を示す変数であ
る。
【0018】ステップ112実行後は、ECU24は、
ステップ114を実行する。ステップ114において
は、平均発電電力PGAが積算値SPGを所定値K
より除することにより得られる。平均発電電力PGAを
求めた後n及びSPGの初期化(116,118)を経
て、ステップ120が実行される。ステップ120にお
いては、ステップ114において求めた平均発電電力P
GAが、前回点火時期補正動作を実行した際に求めた平
均発電電力PGA0に比べて十分大きいか否かが判定さ
れる。具体的には、PGA−PGA0>Cであるか否
かが判断される。この判定条件が成立している場合、前
回点火時期の補正を行った結果発電機30の平均発電電
力が増大したとみなすことができる。燃費率は、平均発
電電力PGAが最大となるとき最良となるため、前回の
点火時期補正により平均発電電力PGAが増加したとみ
なせる場合、前回と同じ方向の補正動作を繰り返すべき
であると考えられる。そこで、ステップ120における
判定条件が成立している場合、前回と同じ方法の点火時
期補正が実行される。
【0019】具体的には、まず、補正操作フラグXRE
Tが1であるか否かが判定される(122)。この補正
操作フラグXRETは、1である場合に遅角補正を、0
である場合には進角補正を、それぞれ示している。すな
わち、ステップ122における判定条件が成立している
場合、前回行った点火時期補正は遅角補正であり、成立
していない場合には進角補正であるとみなすことができ
る。ステップ122における判定条件が成立している場
合、ECU24は、点火時期制御量AOPを所定量ΔA
だけ減少させ(124)、減少後の点火時期制御量AO
Pによりエンジン26の点火時期を制御する。すなわ
ち、エンジン26の点火時期がより遅角側に制御され
る。この後、ECU24は、補正操作フラグXRETに
遅角補正を示す1を設定した上で(126)、次回ステ
ップ120等を実行する際用いる平均発電電力の前回値
PGA0に平均発電電力PGAを代入する(128)。
ステップ122における判定条件が成立していない場
合、ECU24は、点火時期制御量AOPに所定値ΔA
を加算し(130)、加算後の点火時期制御量AOPに
基づきエンジン26の点火時期を制御する。すなわち、
より進角側に、エンジン26の点火時期を制御する。そ
の上で、ECU24は、補正操作フラグXRETに進角
補正を示す0を設定し(132)、ステップ128を実
行する。ステップ128実行後は、図示しない次のステ
ップに移行する。
【0020】ステップ120の判定条件が成立しない場
合、すなわち、PGA−PGA0>Cでないと判定さ
れた場合には、ECU24は、更に、ステップ134に
係る判定を実行する。ステップ134に係る判定は、P
GA0−PGA>Cであるか否かの判定である。この
判定が成立している場合、前回行った点火時期補正動作
の結果、発電機30の平均発電電力PGAがある程度以
上低下したとみなすことができる。従って、ステップ1
34の判定条件が成立している場合、ECU24は、補
正操作フラグXRETに係る判定を実行した上で(13
6)、点火時期制御量AOPの補正操作に移行する。具
体的には、ステップ136において、補正操作フラグX
RETが0であるか否か、すなわち前回行った補正が進
角補正であるか否かが判定され、進角補正である場合に
は遅角補正に係るステップ124に移行し、遅角補正で
ある場合には進角補正に係るステップ138に移行す
る。ステップ138及びこれに続くステップ140の内
容は、前述したステップ130及び132の内容と同様
である。ステップ140実行後は、ECU24は、車両
の走行距離を示すカウンタの内容(CSPD)に0を設
定し、平均発電電力の前回値PGA0にも0を設定する
(142,144)。この後、図示しない次のステップ
に移行する。
【0021】図4には、本実施例における点火時期補正
の一例動作が示されている。この図に示されるように、
エンジン26の点火時期をMBTに制御する動作は、車
両の走行距離CSPD、車速SPD及び発電状態フラグ
XGENに係る条件がいずれも成立した時点で開始され
る。その後、ステップ110及び112によって決定さ
れる周期毎に点火時期制御量AOPの操作が実行され
る。例えば、ステップ124又は130に係る点火時期
制御量AOPの操作を行った結果、発電機30の平均発
電電力PGAが増加した場合、点火時期制御量AOP
は、次回においても、同じ方向に補正される。平均発電
電力PGAがほとんど変化しなくなるとステップ120
からステップ134を経てステップ136が実行され
る。この時、前回の補正が進角補正であると、補正操作
フラグXRETが0である結果、遅角補正に係るステッ
プ124が実行される。この補正を行った後にもなお、
平均発電電力PGAがステップ120及び134により
定められる範囲内に存在する場合には、ステップ138
に係る進角補正を経た上で、MBTに係る点火時期補正
操作が終了する。
【0022】図5及び図6には、この実施例における点
火時期補正の手順が示されている。例えば、図5に示さ
れるように、初期的にクランク角度信号に基づき設定し
た点火時期がMBTからみて過進角側に存在している場
合には、図3に示されるステップ124の動作、すなわ
ち遅角補正に係る動作が繰り返し実行される。この動作
の結果、平均発電電力が増加傾向から減少傾向に変わる
と、ステップ138に係る進角補正が実行された後、M
BTに係る点火時期制御が終了する。逆に、図6に示さ
れるように、初期的に設計した点火時期がMBTからみ
て遅角側に存在している場合には、図3におけるステッ
プ130の動作、すなわち進角補正が繰り返し実行され
る。この進角補正が繰り返し実行された結果、ある時点
で平均発電電力PGAが増加傾向から減少傾向に転ずる
と、まず、ステップ134からステップ124に移行
し、遅角補正が実行される。その次回の点火時期補正動
作においては、ステップ134からステップ136を経
てステップ138に移行するため、進角補正が実行され
る。この結果、図6に示されるような手順となる。言い
換えれば、ステップ125に示される手順同様、点火時
期の制御は必ず進角側への補正にて終了する。これらの
手順は、いずれも、1sec程度で終了する。従って、
車両の信号停止中等、短い停止中でも、点火時期補正を
完了できる。
【0023】このように、本実施例によれば、エンジン
26のトルク変動が発電機30の発電電力変動となって
現れる状態が生成された上で、この状態において発電機
30の平均発電電力が検出され、検出された平均発電電
力に基づきエンジン26の点火時期が補正されるため、
エンジン26においてクランク角度センサの取り付け等
にばらつきが生じている場合であっても、点火時期を常
にMBTに制御することができる。又、エンジン26に
経時変化が生じている場合や、車両の走行環境に起因す
る環境変化が生じている場合であっても、これに応じて
点火時期をMBTに制御することができる。この結果、
燃費を常に最良に保つことが可能となり、電気自動車に
搭載した場合にはその走行距離が延長することとなる。
加えて、このような効果が、例えばエンジン26に燃焼
圧センサ等を加え、その出力を処理する為のA/D変換
処理回路等を加える等の装置肥大化を伴うことがなく実
現されるため、コスト的にも優位となる。なお、以上の
説明では、SPD=0を補正動作開始条件としていた
が、これに代え、モータ14に対するトルク指令値T
=0を用いてもよい。また、CSPD>Kの条件は、
他の条件に代え又は廃止してもかまわない。さらに、平
均発電電力PGAを目標値と比較し、目標値近傍にない
場合にエンジン26のスロットル開度補正を行ってもよ
い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エンジンのトルク変動がほぼ発電機の発電電力変動とな
る状態を生成し、この状態における発電機の平均発電電
力により、エンジンの点火時期をフィードバック補正す
るようにしたため、量産ばらつき等に起因して点火時期
がMBTから著しくずれることを防止することができ、
エンジンの燃費率を常に最良に保つことができる。その
際、装置構成の肥大化も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係るSHV(シリーズハイ
ブリッド車)のシステム構成を示すブロック図である。
【図3】この実施例におけるECUの動作フローを示す
フローチャートである。
【図4】この実施例における点火時期制御の一例を示す
タイミングチャートである。
【図5】初期的に設定した点火時期がMBTからみて過
進角側に存在している場合の点火時期補正手順を示す図
である。
【図6】初期的に設定した点火時期がMBTからみて遅
角側に存在している場合の点火時期補正手順を示す図で
ある。
【図7】点火時期と燃費率の関係を示す図である。
【符号の説明】
A,26 エンジン B,30 発電機 C 負荷 D 発電機負荷変動検出手段 E 発電状態検出手段 F エンジン負荷変動抑制手段 G 発電電力検出手段 H 演算手段 I 点火時期補正手段 14 モータ 20 エンジン駆動発電機 24 ECU 32,34電流センサ 36 電圧センサ CSPD 走行距離の計数値 SPD 車速の検出値 XGEN 発電状態フラグ I 発電機の界磁電流 PG 発電機の発電電力 SPG PGの積算値 PGA 平均発電電力 PGA0 PGAの前回値 XRET 補正操作フラグ AOP 点火時期制御量

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン及びこのエンジンの機械出力に
    より駆動される発電機を備えたエンジン駆動発電機を制
    御する制御装置において、 発電機の負荷変動がほぼゼロであることを検出する発電
    機負荷変動検出手段と、 発電機が発電状態であることを検出する発電状態検出手
    段と、 発電機の負荷変動がほぼゼロでありかつ発電機が発電状
    態である場合に、発電機の界磁電流を一定に制御するこ
    とにより、エンジンのトルク変動がほぼ発電機の発電電
    力変動となる状態を生成するエンジン負荷変動抑制手段
    と、 上記状態において発電機の発電電力を検出する発電電力
    検出手段と、 検出した発電電力に基づき所定時間における平均発電電
    力を求める演算手段と、 エンジンの燃費率が最小となるよう、求められた平均発
    電電力に基きエンジンの点火時期をフィードバック補正
    する点火時期補正手段と、 を備えることを特徴とする制御装置。
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