JP2936885B2 - アライメント方法及びそれを用いた投影露光装置 - Google Patents

アライメント方法及びそれを用いた投影露光装置

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JP2936885B2 JP4108631A JP10863192A JP2936885B2 JP 2936885 B2 JP2936885 B2 JP 2936885B2 JP 4108631 A JP4108631 A JP 4108631A JP 10863192 A JP10863192 A JP 10863192A JP 2936885 B2 JP2936885 B2 JP 2936885B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体素子の製造分野で
用いられるアライメント方法及びそれを用いた投影露光
装置に関し、特にウエハ等の被露光基板をウエハカセッ
トから取り出して所定の位置にプリアライメントを行
い、次いで基板ステージに載置してアライメントを行っ
た後、レチクル等の原板に形成したパターンを投影レン
ズを介して該被露光基板に投影露光して半導体素子を製
造する装置に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より半導体素子の製造装置として投
影露光装置(ステッパー)が多く用いられている。この
投影露光装置では被露光基板であるウエハを投影レンズ
の光軸下でXYステージによりステップ移動させながら
原板であるレチクルに形成したパターンを投影レンズで
1枚のウエハ上の複数箇所の順次、縮小投影し、露光し
ている。このときの投影露光装置では投影解像力と共に
レチクルとウエハとの重ね合わせ(アライメント)精度
が重要な要素となっている。
【0003】レチクルとウエハとの位置合わせを高精度
に行う為にプリアライメントを利用した投影露光装置が
例えば特開平2−309624号公報で提案されてい
る。同公報の投影露光装置ではウエハ搬送部にプリアラ
イメントと呼ばれているウエハの予備計測部分があり、
発塵の問題上ウエハに対して非接触センサーを用い、ウ
エハの外形測定を行うことによりプリアライメントを行
っている。
【0004】上記非接触センサーには一般的には光学セ
ンサーが用いられている。該光学センサーは照明部と受
光部に別れており、照明部のLED等から発光された光
が所定の光路を通り受光部の受光素子に入光する。そし
て上記光路中の一部をウエハが遮った場合の受光素子に
入光する光量の減少を検出することによりウエハの位置
を測定している。このようなプリアライメントの具体的
な構成が、例えば特公平55−39901号公報や特開
昭64−57639号公報や特開平3−54843号公
報等で提案されている。
【0005】従来より、このようなプリアライメントを
利用した投影露光装置において、上記受光素子や上記受
光素子からの信号増幅部や信号処理部等が経時変化を起
こした場合にはサービスマンもしくはメンテナンスマン
がプリアライメント部の計測部の位置調整を行ったり、
又は信号増幅部のゲイン調整等を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に半導体素子の製
造装置は24時間稼動で、しかも一年を通じてもほとん
ど装置を止めるものでない。この為プリアライメントや
アライメント用の受光素子、信号増幅部や信号処理部等
の経時変化を完全に防ぐことは技術的に非常に困難であ
り、従来より人間による調整を余儀なくされていた。更
には半導体素子の生産ラインは非常にゴミを嫌い人間が
装置を調整するということは発塵を余儀なくされ生産ラ
インの歩留低下にもつながるという問題点があった。
【0007】本発明は半導体素子の製造装置内に基準ウ
エハを装備し、上記基準ウエハを利用することにより装
置を構成する各要素の経時変化を測定し装置自身でフィ
ードバックを行うことにより各要素の経時変化に対して
オフセット設定、即ち自動補正を行ない、レチクルとウ
エハの位置合わせ(アライメント)を高精度に行い、レ
チクル面上のパターンを投影レンズを介してウエハに高
精度に投影露光することができるアライメント方法及び
それを用いた投影露光装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアライメント方
法は、被露光基板をプリアライメントステーションで所
定位置にプリアライメントし、次いで該被露光基板を基
板ステージに載置して第2のアライメント手段でアライ
メントをした後、原板に形成されているパターンを投影
レンズにより該被露光基板に投影露光する際、基準基板
を該プリアライメントステーションでプリアライメント
をし、次いで該基板ステージに載置して該第2のアライ
メント手段でアライメントを行い、該アライメントの結
果を該プリアライメントステーションにフィードバック
をして該プリアライメントの際のオフセットを自動的に
設定するようにしていることを特徴としている。
【0009】本発明の投影露光装置は、原板に形成され
ているパターンを投影レンズにより基板ステージに載置
した被露光基板に投影露光する投影露光装置において、
該被露光基板を所定位置にプリアライメントするプリア
ライメントステーションと該被露光基板を該基板ステー
ジに載置してアライメントする第2のアライメント手段
と基準基板を該プリアライメントステーションでプリア
ライメントをし、次いで該基板ステージに載置して該第
2のアライメント手段でアライメントを行い、このとき
のアライメント結果を該プリアライメントステーション
にフィードバックして該プリアライメントを行うときの
オフセットを自動的に設定する補正手段とを設けたこと
を特徴としている。
【0010】特に、前記プリアライメントステーション
は前記被露光基板又は基準基板側に投光する光源部と該
光源部からの光束を該被露光基板又は基準基板を介して
受光する光電変換手段と該光電変換手段からの信号を処
理する処理部とを有し、前記補正手段は該処理部からの
信号に基づいてプリアライメントを行うときのオフセッ
トを自動的に設定していることを特徴としている。
【0011】
【実施例】図1は本発明の投影露光装置の要部側面図、
図2は図1のウエハの搬送経路を示す要部概略図であ
る。
【0012】図中、1は照明部であり、原板となるレチ
クル2の電子回路等のパターンを照明している。3は投
影レンズであり、レチクル2のパターンを被露光基板と
してのウエハ14上に投影している。4はウエハ14を
載置するトップステージ(基板ステージ)、5はトップ
ステージ4を載置するXYステージ、6はベース定盤で
あり、XYステージ5をはじめとする装置全体を載置し
ている。7はエアマウントであり、ベース定盤6を支持
し、装置全体の姿勢を良好に保つと共に、振動を抑制し
ている。
【0013】8はロボットハンドであり、ウエハ14を
移動させてトップステージ4に載置している。9はプリ
アライメントステージであり、トップステージ4にウエ
ハ14を載置する前に、ウエハ14の外形測定により、
ウエハのオリフラや中心位置等を所定位置に合わせてい
る。プリアライメントステージ9はプリアライメントス
テーションの一部を構成している。
【0014】10はロボットハンドであり、露光処理を
終了したウエハ14をトップステージ4から回収する為
のものである。11は処理前のウエハをいれておくウエ
ハカセット、12は処理後のウエハをいれておくウエハ
カセット、13は支持部であり、ロボットハンド8,1
0やプリアライメントステージ9等をはじめとするウエ
ハ搬送部を支持している。この支持部13はベース定盤
6に取り付けてある。
【0015】次にウエハ搬送の流れを述べる。ウエハカ
セット11に収納されているウエハは、不図示のロボッ
トハンドによりプリアライメントステージ9に載置され
る。プリアライメントステージ9では、ウエハのオリフ
ラ及び外周を検知して、ウエハがトップステージ4に載
置されたときに、オリフラ及び外周の位置が精度良く所
定の位置にくるようにプリアライメントを行う。このア
ライメントは後で述べるトップステージ4上でのアライ
メントとは異なり、およそ20μm〜60μm程度のア
ライメント精度でウエハをトップステージ4に載置する
ためのものである。特にファーストマスク(初めてパタ
ーンを焼付ける工程)においては、ウエハにアライメン
トマークがないため、このアライメントのみで露光を行
う。
【0016】この為、本実施例では載置上の精度を良好
に保ち、これにより次工程以降のレチクルとウエハの重
ね合わせのためのアライメント時間の短縮化を図り、ス
ループットの低下を防止している。
【0017】次にプリアライメントが終了したウエハ
は、予め所定の位置に来ているトップステージ4にロボ
ットハンド8によって載置される。ここでトップステー
ジ4に載置されたウエハは最終的なアライメントを行
う。このときのアライメントでは1/100μm程度の
アライメント精度で行われる。その為、XYステージ5
及びトップステージ4には、高精度の位置合わせが要求
されている。
【0018】次にウエハはXYステージ5により移動さ
れ、所定の露光処理を行った後、ロボットハンド10に
よりトップステージ4より回収され、不図示のロボット
ハンドによりウエハカセット12内に収納される。
【0019】ここで上記露光処理中には次のウエハがウ
エハカセット11より取り出されプリアライメントを行
い、いつでも供給可能な状態まで進められ待機してい
る。そしてトップステージ4上にあるウエハは露光処理
終了後、直ちに回収され、上記次のウエハが直ちにトッ
プステージ4に供給されるという動作が繰り返される。
本実施例では以上の工程により半導体素子を製造してい
る。
【0020】次に装置内の一部に設けた基準基板として
の基準ウエハを用い、該基準ウエハをプリアライメント
後、トップステージ4上でアライメントを行い、トップ
ステージ4上でのアライメント結果をプリアライメント
部(プリアライメントステーション)にフィードバック
し、オフセットを自動補正する補正手段を用いることに
より、プリアライメント部のセンサーやアンプの経時的
変化を効果的に補正することができるようにした本発明
の特徴について説明する。
【0021】図3は本発明のアライメント方法の実施例
1のフローチャート、図4は本発明に係る補正手段の一
要素を構成する制御システムのブロック図、図5は本発
明に係る基準基板としての基準ウエハの要部平面図であ
る。図6は本発明に係るプリアライメントの説明図であ
る。
【0022】まず図6において14はウエハ、15は光
源でウエハ14のエッジ部を照明している。16は光電
変換素子であり、光源15からの光束による光量を測定
している。光電変換素子16はウエハ14により遮光さ
れている量、即ちウエハ14の位置を測定するために設
けられている。17はアンプであり、光電変換素子16
からの信号を増幅している。
【0023】次に図4において21は露光装置全体の制
御を行う中央制御部、22は中央制御部21と通信によ
る情報交換が可能でウエハ搬送部を制御するウエハ搬送
制御部、23は中央制御21と通信による情報交換が可
能でトップステージ4やXYステージ5を制御するステ
ージ制御部、24は中央制御部21と通信による情報交
換が可能でトップステージ4上のウエハを画像処理によ
りアライメントするアライメント制御部である。これら
の各要素21,22,23,24は補正手段の一要素を
構成している。
【0024】次に図5において31は基準ウエハ、32
はオリフラであり、基準ウエハ31に設けられていてウ
エハの回転方向を決めている。33a,33bは各々ア
ライメントマークであり、基準ウエハ31の所定の位置
にそれぞれ設けられている。
【0025】次に本実施例においてプリアライメントの
オフセットを自動補正する方法について図3を参照して
説明する。
【0026】まず本発明において構成上の各要素が経時
的変化をし、予め設定した限界値を越えて中央制御部3
1がプリアライメントの補正を行う必要があると判断し
たときにはステップ101の補正指令が発令され、ウエ
ハ搬送制御部32に指令を与えることにより、ステップ
102の基準ウエハ31の取り出しを行う。
【0027】ここで基準ウエハ31は例えば特開平3−
54843号公報に記載されているようにカセット台の
ウエハカセット載置面の下部に設けられたウエハ収納可
能なスロットに収納されており、ウエハ搬送部によって
取り出しを行う。
【0028】次にウエハ搬送制御部22は中央制御部2
1からの指令によりステップ103の基準ウエハ31の
送り込みを行う。これは基準ウエハ31をプリアライメ
ントステージ9へウエハを送り込むことである。送り込
まれた基準ウエハ31はステップ104のウエハ搬送部
のプリアライメントを行う。
【0029】次に上記プリアライメントの終了を待って
ステップ105のトップステージ4への搬送、即ちウエ
ハ搬送制御部22はプリアライメントステージ9からト
ップステージ4への搬送を行う。このときトップステー
ジ4、XYステージ5は中央制御部21よりステージ制
御部23に対しての指示により基準ウエハ31の受け取
りの準備が完了しているのは当然である。
【0030】次に基準ウエハを受け取ったトップステー
ジ4は中央制御部21からステージ制御部23、アライ
メント制御部24に対してステップ106の最終のアラ
イメントを行う支持を与える。ステップ106のアライ
メントによりトップステージ4の位置に対する基準ウエ
ハ31のアライメントマーク33a,33bのそれぞれ
の位置を求める。そしてステップ106によるアライメ
ント計測の後、ステップ107によりアライメントマー
ク33a,33bの基準位置に対するズレ量を求める。
このときのズレ量の値からステップ108により位置決
め目標値を決定し、装置内の所定のメモリーに保存し、
次回のプリアライメント時に反映する。
【0031】次にステップ109の基準ウエハ31の回
収を行う。これはロボットハンド10により回収され、
基準ウエハ31が保管されていたスロットに戻される。
【0032】ここでステップ108でのプリアライメン
トにおける位置決め目標値の決定について説明する。
【0033】図6において光源15により照射された光
束を光電変換素子16で受光するから、光電変換素子1
6からの出力はウエハ14がない状態で最大出力であ
り、又完全に遮光された状態が最低出力(出力0)であ
る。ここでは光源15等へはウエハ14との間に不図示
の光学系が組み込まれており、照明による照度ムラはな
く、又光電変換素子16側にも光学系と均一の幅を持つ
スリット(ウエハ14の中心と光電変換素子16を結ぶ
方向に垂直方向の幅が一定のスリット)を持ち、ウエハ
14による遮光量と光電変換素子16の出力が直線的に
変化する構成とする。
【0034】図7はこのときの遮光量と光電変換素子1
6からの出力の関係をグラフにしたものである。
【0035】図7において51は装置初期設定時の関係
を示す線であり、横軸の右側ほど遮光量が増加し、光電
変換素子16からの出力信号が減少することを示してい
る。C点は出力信号が0となるポイントである。A点は
初期設定時のウエハ位置を決定するためのポイントであ
り、出力信号がa2 になるとき、即ちウエハエッジが点
1 にある場合がプリアライメントの基準位置である。
この状態にウエハの位置決めを行うことによりトップス
テージ4にウエハが搬送された場合、トップステージ4
とウエハとの位置決めが最適な位置となる。
【0036】ここでステップ101の補正指令によって
出力信号がa2 となるように合わせ、即ちステップ10
4のプリアライメントを行ってステップ107で算出し
た位置をb1 (基準ウエハ31のズレ量a1 −b1 )と
すると、b1 とa2 によるB点にプリアライメントした
時には基準ウエハ31のエッジがあったと考えられ、更
には出力信号と遮光量の関係はB点とC点をつないた直
線、即ち線52がステップ104のプリアライメント時
の特性であるといえる。
【0037】このことにより線52上で遮光量a1 のポ
イントであるD点にウエハエッジを合わせるようにし、
これより出力信号がb2 の時が新しい基準位置(位置決
め目標位置)としている。
【0038】図8は本発明のアライメント方法の実施例
2のフローチャートである。本実施例では実施例1と同
様にステップ101の補正指令によりステップ107の
ズレ量の算出を行う(図8のステップ107までは図3
の実施例1と同様であり、説明は省く)。
【0039】次にステップ208の受け渡し地点への移
動、即ちプリアライメント終了後の基準ウエハ31をロ
ボットハンド8によりトップステージ4が載置された時
点付近までXYステージ5により移動される。このとき
上記の基準ウエハ31を受け渡された位置と同様の位置
でなく、上記位置に対してステップ107で算出された
ズレ量を補正した位置に移動する。例えばステップ10
7で算出されたズレ量が基準位置に対してXY座標で
(a,b)、回転方向でθズレているとしたら上記移動
では受け渡された位置に対してXY座標で(−a,−
b)、回転方向で−θだけズレた位置に移動し停止す
る。
【0040】即ち、このときのトップステージ4に載置
されている基準ウエハ31の位置が、ロボットハンド8
によりトップステージ4に載置されるときの基準位置で
ある。
【0041】次にステップ209のプリアライメントス
テージ9への搬送、即ちロボットハンド8によりトップ
ステージ4上の基準ウエハ31をプリアライメントステ
ージ9に搬送し載置する。上記の載置された基準ウエハ
31の位置がプリアライメントでの理想位置(基準位
置)である。
【0042】次にステップ210のプリアライメント計
測、即ち図6に示した光電変換素子16により基準ウエ
ハ31の位置を計測する。上記計測結果、即ち光電変換
素子16の出力信号が正確なウエハのエッジ位置であ
る。
【0043】次にステップ211の位置決め目標値設定
により装置内の所定のメモリーに次回のウエハをプリア
ライメントするときに反映する値を保存する。
【0044】次にステップ212の基準ウエハ31の回
収を行う。これは不図示のロボットハンドにより回収さ
れ、基準ウエハが保管されていたスロットに戻される。
【0045】以上、実施例2を述べたが、実施例1と同
様に、基準ウエハによる補正の流れを述べたものである
が、上記2例ともに定期点検のみならず、中央制御部2
1で装置のウエハ処理枚数あるいは一定時間毎に自動的
に補正処理を行うことも可能である。
【0046】又、ここではアライメントの為のアライメ
ントマーク33a,33bを持った基準ウエハ31を使
用して補正について述べたが、トップステージ4上での
アライメント機能として、画像処理によりウエハエッジ
を直接測定する方法によっても可能である。この場合、
補正に使用するウエハは基準マスク31である必要はな
く、外形寸法が正確に分かっているウエハであれば何ん
でも良い。
【0047】更にはウエハの外形が不正確であっても真
円度さえ保たれていればウエハ中心のズレは測定可能で
あるし、オリフラの向きもオリフラ部の直線性さえ保た
れていれば回転方向を合わせることも可能である。
【0048】又、上記では光源側による照度ムラがな
く、更には光電変換素子及び光電変換素子の信号を増幅
するアンプ17の直線性は高いものとして考えたが、照
度ムラが完全に取りきれている照明系は困難であるし、
光電変換素子やアンプの直線性についても完璧なものは
困難である。その場合、新しい基準位置を使用して再度
基準ウエハ31のプリアライメントを行い確認、又は更
なる追い込みをすることにより高精度で合わせることが
可能になる。
【0049】又、上記では初期設定が行われた後の変化
に対する補正として述べたが、装置組立調整時の自動化
に適応することも可能である。即ち、光電変換素子の特
性バラツキ等を考えずに、標準値で補正プログラムをス
タートさせアンプのゲインや信号のオフセットを自動的
に補正することにより装置組立調整時の調整が不要とな
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば基準
基板(基準ウエハ)をプリアライメント後、基板ステー
ジ上でアライメントを行い、基板ステージ上でのアライ
メント結果をプリアライメント部にフィードバックし、
オフセットを自動補正する補正手段を設けることによ
り、プリアライメント部のセンサーやアンプの経時的変
化に対し、自動補正が可能となり、装置のメンテナンス
の手間が減少し装置の稼動率アップと定期的に自動補正
を行うことにより、装置の信頼性向上を図ったアライメ
ント方法及びそれを用いた投影露光装置を達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の投影露光装置の要部側面図
【図2】 図1のウエハの搬送経路を示す要部概略図
【図3】 本発明のアライメント方法の実施例1のフロ
ーチャート
【図4】 本発明に係る制御システムのブロック図
【図5】 本発明に係る基準ウエハの説明図
【図6】 本発明に係るプリアライメントの説明図
【図7】 本発明に係る光電変換素子からの出力信号の
説明図
【図8】 本発明のアライメント方法の実施例2のフロ
ーチャート
【符号の説明】
1 照明部 2 レチクル 3 投影レンズ 4 トップステージ(基板ステージ) 5 XYステージ 9 プリアライメントステージ 14 ウエハ 15 光源部 16 光電変換素子 31 基準ウエハ(基準基板) 32 オリフラ 33a,33b アライメントマーク
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/027 G03F 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被露光基板をプリアライメントステーシ
    ョンで所定位置にプリアライメントし、次いで該被露光
    基板を基板ステージに載置して第2のアライメント手段
    でアライメントをした後、原板に形成されているパター
    ンを投影レンズにより該被露光基板に投影露光する際、
    基準基板を該プリアライメントステーションでプリアラ
    イメントをし、次いで該基板ステージに載置して該第2
    のアライメント手段でアライメントを行い、該アライメ
    ントの結果を該プリアライメントステーションにフィー
    ドバックをして該プリアライメントの際のオフセットを
    自動的に設定するようにしていることを特徴とするアラ
    イメント方法。
  2. 【請求項2】 原板に形成されているパターンを投影レ
    ンズにより基板ステージに載置した被露光基板に投影露
    光する投影露光装置において、該被露光基板を所定位置
    にプリアライメントするプリアライメントステーション
    と該被露光基板を該基板ステージに載置してアライメン
    トする第2のアライメント手段と基準基板を該プリアラ
    イメントステーションでプリアライメントをし、次いで
    該基板ステージに載置して該第2のアライメント手段で
    アライメントを行い、このときのアライメント結果を該
    プリアライメントステーションにフィードバックして該
    プリアライメントを行うときのオフセットを自動的に設
    定する補正手段とを設けたことを特徴とする投影露光装
    置。
  3. 【請求項3】 前記プリアライメントステーションは前
    記被露光基板又は基準基板側に投光する光源部と該光源
    部からの光束を該被露光基板又は基準基板を介して受光
    する光電変換手段と該光電変換手段からの信号を処理す
    る処理部とを有し、前記補正手段は該処理部からの信号
    に基づいてプリアライメントを行うときのオフセットを
    自動的に設定していることを特徴とする請求項2の投影
    露光装置。
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