JP2936761B2 - 日本語文書の校正装置 - Google Patents
日本語文書の校正装置Info
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- JP2936761B2 JP2936761B2 JP3054502A JP5450291A JP2936761B2 JP 2936761 B2 JP2936761 B2 JP 2936761B2 JP 3054502 A JP3054502 A JP 3054502A JP 5450291 A JP5450291 A JP 5450291A JP 2936761 B2 JP2936761 B2 JP 2936761B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文書中の不適切な表現
や誤りを指摘したり修正したりする校正方法およびその
装置に関する。
や誤りを指摘したり修正したりする校正方法およびその
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】日本語文章中に類義語が多用されている
場合、文章全体を通してみると用語が不統一になること
がある。このような文章内の用語の不統一を校正する装
置として従来では、特開昭62−177655号公報に
示されている文書作成装置がある。図7にその構成図を
示す。この装置では、作成された文章に対して類義語検
索を行うために、その対象となる語の指定を入力部1か
ら入力する。すると、解析部2は類義語検索対象の語と
類義語検索指示を制御部4に送る。制御部4では類語検
索部5を起動し、検索対象の語に対して類義語となり得
る語の候補を文章の先頭から検索し、同義語であると判
定されたすべての語の存在箇所を指摘している。また、
特開昭63−316157号公報に示される類語表現変
換装置がある。図8にその構成図を示す。この装置で
は、文章の記憶手段2に記憶されている文章中で、指定
手段3を用いて指定された箇所の語を類義表現変換手段
4により類義語表現に変換し、変換されたすべての候補
を提示している。これらの装置では、操作者が指定した
語に対して、文章中に含まれている類義語の存在箇所を
すべて指摘したり、他のすべての類義語の中から一つの
語を選択して、もとの語と置き換えることによって文章
全体にわたる用語の統一を行っていた。
場合、文章全体を通してみると用語が不統一になること
がある。このような文章内の用語の不統一を校正する装
置として従来では、特開昭62−177655号公報に
示されている文書作成装置がある。図7にその構成図を
示す。この装置では、作成された文章に対して類義語検
索を行うために、その対象となる語の指定を入力部1か
ら入力する。すると、解析部2は類義語検索対象の語と
類義語検索指示を制御部4に送る。制御部4では類語検
索部5を起動し、検索対象の語に対して類義語となり得
る語の候補を文章の先頭から検索し、同義語であると判
定されたすべての語の存在箇所を指摘している。また、
特開昭63−316157号公報に示される類語表現変
換装置がある。図8にその構成図を示す。この装置で
は、文章の記憶手段2に記憶されている文章中で、指定
手段3を用いて指定された箇所の語を類義表現変換手段
4により類義語表現に変換し、変換されたすべての候補
を提示している。これらの装置では、操作者が指定した
語に対して、文章中に含まれている類義語の存在箇所を
すべて指摘したり、他のすべての類義語の中から一つの
語を選択して、もとの語と置き換えることによって文章
全体にわたる用語の統一を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の校正装置におい
ては前述したように、操作者が指定した語に対して、文
章中に含まれるすべての類義語を提示したり、また指定
した語を別の類義語に置き換える際に、候補となるすべ
ての類義語を単に列挙して提示していた。しかし、作成
する文章の用途によっては外来語などの特定の語種の語
をできるだけ使用すべきでないなどの要求がある。その
場合、従来の装置では、特定の語種の語が文章中に含ま
れているかどうかを判断するためには、文章中から抽出
されたすべての語の語種を操作者が判断しなければなら
なかった。さらに、文章中に異なる語種にわたる類義語
が使用されているかどうかを判断するためには、文章中
から抽出された互いに類義関係にある語の語種を、操作
者が判断しなければならなかった。また、文章中に含ま
れている特定の語種の語のみを限定して抽出することが
できなかった。あるいは、特定の語種の語を他の語種の
類義語に置き換える場合にも、提示する必要のない語種
の類義語も提示されるために、大きな表示領域が必要で
あった。また、類義語の候補の語数が多くなり、多数の
候補の中から語を選択するので、操作が煩雑になり操作
者の負担が大きかった。
ては前述したように、操作者が指定した語に対して、文
章中に含まれるすべての類義語を提示したり、また指定
した語を別の類義語に置き換える際に、候補となるすべ
ての類義語を単に列挙して提示していた。しかし、作成
する文章の用途によっては外来語などの特定の語種の語
をできるだけ使用すべきでないなどの要求がある。その
場合、従来の装置では、特定の語種の語が文章中に含ま
れているかどうかを判断するためには、文章中から抽出
されたすべての語の語種を操作者が判断しなければなら
なかった。さらに、文章中に異なる語種にわたる類義語
が使用されているかどうかを判断するためには、文章中
から抽出された互いに類義関係にある語の語種を、操作
者が判断しなければならなかった。また、文章中に含ま
れている特定の語種の語のみを限定して抽出することが
できなかった。あるいは、特定の語種の語を他の語種の
類義語に置き換える場合にも、提示する必要のない語種
の類義語も提示されるために、大きな表示領域が必要で
あった。また、類義語の候補の語数が多くなり、多数の
候補の中から語を選択するので、操作が煩雑になり操作
者の負担が大きかった。
【0004】本発明は、かかる点に鑑み、日本語文章中
に異なる語種にまたがる類義語が含まれている場合に、
文章中の語の語種ごとの分布状況を表示し、また、文章
中の異なる語種にわたる類義語を語種ごとに区別して表
示し、さらに、特定の語種の語とその語に対する別の語
種の類義語を表示し、特定の語種の語を別の語種の類義
語に容易に置換することが可能な日本語文章の校正方法
およびその装置を提供することを目的とする。
に異なる語種にまたがる類義語が含まれている場合に、
文章中の語の語種ごとの分布状況を表示し、また、文章
中の異なる語種にわたる類義語を語種ごとに区別して表
示し、さらに、特定の語種の語とその語に対する別の語
種の類義語を表示し、特定の語種の語を別の語種の類義
語に容易に置換することが可能な日本語文章の校正方法
およびその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、文章中に
含まれる語の語種ごとの分布状況を表示することを達成
するために、文章を記憶するテキスト記憶部と、少なく
とも漢語、和語、外来語という語種を区別する情報を語
と対応づけて多数保持する類義語辞書部と、文章中の少
なくとも漢語、和語、外来語という語種に分類されるす
べての語に対して、その語がどの語種の語であるかを判
別する語種判別部と、語種ごとの分布状況を計算する分
布状況計算部と、計算された分布状況を表示する分布状
況表示部を備えたことを特徴とする日本語文章の校正装
置を構成する。
含まれる語の語種ごとの分布状況を表示することを達成
するために、文章を記憶するテキスト記憶部と、少なく
とも漢語、和語、外来語という語種を区別する情報を語
と対応づけて多数保持する類義語辞書部と、文章中の少
なくとも漢語、和語、外来語という語種に分類されるす
べての語に対して、その語がどの語種の語であるかを判
別する語種判別部と、語種ごとの分布状況を計算する分
布状況計算部と、計算された分布状況を表示する分布状
況表示部を備えたことを特徴とする日本語文章の校正装
置を構成する。
【0006】第2の発明は、文章中に異なる語種の類義
語がある場合にはそれを表示することを達成するため
に、文章を記憶するテキスト記憶部と、少なくとも漢
語、和語、外来語という語種を区別する情報を語と対応
づけて多数保持する類義語辞書部と、文章中から互いに
類語関係にある語をすべて抽出する類義語抽出部と、抽
出された類義語内に異なる語種の語が含まれているかど
うかを判定する不統一判定部と、不統一がある場合には
該当する表現を表示する不統一表示部を備えたことを特
徴とする日本語文章の校正装置を構成する。
語がある場合にはそれを表示することを達成するため
に、文章を記憶するテキスト記憶部と、少なくとも漢
語、和語、外来語という語種を区別する情報を語と対応
づけて多数保持する類義語辞書部と、文章中から互いに
類語関係にある語をすべて抽出する類義語抽出部と、抽
出された類義語内に異なる語種の語が含まれているかど
うかを判定する不統一判定部と、不統一がある場合には
該当する表現を表示する不統一表示部を備えたことを特
徴とする日本語文章の校正装置を構成する。
【0007】第3の発明は、指定された語種の語が文章
中にあり、かつ、その語に別の語種の類義語がある場合
には該当する語とともにその類義語を提示することを達
成するために、文章を記憶するテキスト記憶部と、少な
くとも漢語、和語、外来語という語種を区別する情報を
語と対応づけて多数保持する類義語辞書部と、語種を指
定する語種指定部と、指定された語種の語を文章中から
抽出する語抽出部と、抽出された語の類義語をすべて検
索する類義語検索部と、検索された類義語中に語種指定
部で指定された語種と異なる語種の類義語があるかどう
かを判定する判定部と、文章中の該当する語を表示する
語表示部と、指定された語種以外の語種の類義語を提示
する類義語表示部を備えたことを特徴とする日本語文章
の校正装置を構成する。
中にあり、かつ、その語に別の語種の類義語がある場合
には該当する語とともにその類義語を提示することを達
成するために、文章を記憶するテキスト記憶部と、少な
くとも漢語、和語、外来語という語種を区別する情報を
語と対応づけて多数保持する類義語辞書部と、語種を指
定する語種指定部と、指定された語種の語を文章中から
抽出する語抽出部と、抽出された語の類義語をすべて検
索する類義語検索部と、検索された類義語中に語種指定
部で指定された語種と異なる語種の類義語があるかどう
かを判定する判定部と、文章中の該当する語を表示する
語表示部と、指定された語種以外の語種の類義語を提示
する類義語表示部を備えたことを特徴とする日本語文章
の校正装置を構成する。
【0008】第4の発明は、文章中の表現を選択された
類義語で置き換えることを達成するために、類義語表示
部で表示された類義語の一つを選択する類義語選択部
と、語表示部で表示されている文章中の該当する表現を
選択された類義語で置き換える表現置換部を備えたこと
を特徴とする日本語文章の校正装置を構成する。
類義語で置き換えることを達成するために、類義語表示
部で表示された類義語の一つを選択する類義語選択部
と、語表示部で表示されている文章中の該当する表現を
選択された類義語で置き換える表現置換部を備えたこと
を特徴とする日本語文章の校正装置を構成する。
【0009】
【作用】第1の発明は、前記した構成により、語種判別
部が日本語文章中に含まれている語の語種を判別し、そ
れをもとに分布状況計算部が語種別分布状況を計算し、
その結果を分布状況表示部が表示する。
部が日本語文章中に含まれている語の語種を判別し、そ
れをもとに分布状況計算部が語種別分布状況を計算し、
その結果を分布状況表示部が表示する。
【0010】第2の発明は前記した構成により、類義語
抽出部が抽出した文章中の互いに類義関係にある語の中
に、異なる語種の語が含まれているかどうかを不統一判
定部が判定し、不統一がある場合には不統一表示部が該
当部分を表示する。
抽出部が抽出した文章中の互いに類義関係にある語の中
に、異なる語種の語が含まれているかどうかを不統一判
定部が判定し、不統一がある場合には不統一表示部が該
当部分を表示する。
【0011】第3の発明は前記したの構成により、指定
した語種の語を語抽出部が文章中から抽出し、抽出され
た語の類義語を類義語辞書部を用いて類義語検索部が検
索する。続いて、検索された類義語中に他の語種の類義
語が存在するかどうかを判定部が判定し、存在する場合
には該当部分を表示するとともに、他の語種の類義語を
提示する。
した語種の語を語抽出部が文章中から抽出し、抽出され
た語の類義語を類義語辞書部を用いて類義語検索部が検
索する。続いて、検索された類義語中に他の語種の類義
語が存在するかどうかを判定部が判定し、存在する場合
には該当部分を表示するとともに、他の語種の類義語を
提示する。
【0012】第4の発明は前記したの構成により、提示
された類義語のうちの一つを類義語選択部の要求に従っ
て操作者が選択すると、表現置換部が該当する表現を選
択された類義語で置換し、文章中の語を指定された語種
以外の類義語に置き換える。
された類義語のうちの一つを類義語選択部の要求に従っ
て操作者が選択すると、表現置換部が該当する表現を選
択された類義語で置換し、文章中の語を指定された語種
以外の類義語に置き換える。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の実施例における日本語文章
の校正装置の構成図を示すものである。図1において、
1は文章や装置に対する入力を行う入力部、2は入力部
1からの入力に従って当該機能を起動する制御部、3は
入力された日本語文章を記憶するテキスト記憶部、4は
少なくとも漢語、和語、外来語という語種を区別する情
報を語と対応づけて多数保持する類義語辞書部である。
5は文章中に含まれる語の語種を判別する語種判別部、
6は語種判別部5の結果をもとに文章中の語の語種ごと
の分布状況を計算する分布状況計算部、7は分布状況計
算部により計算された分布状況を表示する分布状況表示
部である。本実施例では、分布状況は語の頻度とする。
語種判別部5は制御部2により起動される。8は文章中
に含まれる互いに類義関係にある語をすべて抽出する類
義語抽出部、9は類義語抽出部8により抽出された類義
語中に異なる語種の語が含まれているかどうかを判定す
る不統一判定部、10は不統一判定部9の結果をもとに
該当する類義語を表示する不統一表示部である。類義語
抽出部8は制御部2により起動される。11は文章中か
ら抽出すべき類義語の語種を指定する語種指定部、12
は語種指定部11により指定された語種の語をすべて文
章中から抽出する語抽出部、13は語抽出部12により
抽出された語の類義語を類義語辞書部4から検索する類
義語検索部、14は類義語検索部13により検索された
類義語中に語種指定部11で指定された語種と異なる語
種の類義語が含まれているかどうかを判定する判定部、
15は語抽出部14により抽出された語を表示する語表
示部、16は類義語検索部13により検索された類義語
中から語種指定部11で指定された語種以外の類義語を
表示する類義語表示部である。17は類義語表示部16
で表示された類義語の一つを操作者の指示に従い選択す
る類義語選択部であり、入力を受け付ける機能を持つも
のとする。18は語表示部15により表示されている文
章中の語を類義語選択部17で選択された類義語で置き
換える表現置換部である。19は入力部1からの入力情
報やテキスト記憶部3に記憶されている日本語文章や各
表示部の処理結果の情報を表示する出力部である。
の校正装置の構成図を示すものである。図1において、
1は文章や装置に対する入力を行う入力部、2は入力部
1からの入力に従って当該機能を起動する制御部、3は
入力された日本語文章を記憶するテキスト記憶部、4は
少なくとも漢語、和語、外来語という語種を区別する情
報を語と対応づけて多数保持する類義語辞書部である。
5は文章中に含まれる語の語種を判別する語種判別部、
6は語種判別部5の結果をもとに文章中の語の語種ごと
の分布状況を計算する分布状況計算部、7は分布状況計
算部により計算された分布状況を表示する分布状況表示
部である。本実施例では、分布状況は語の頻度とする。
語種判別部5は制御部2により起動される。8は文章中
に含まれる互いに類義関係にある語をすべて抽出する類
義語抽出部、9は類義語抽出部8により抽出された類義
語中に異なる語種の語が含まれているかどうかを判定す
る不統一判定部、10は不統一判定部9の結果をもとに
該当する類義語を表示する不統一表示部である。類義語
抽出部8は制御部2により起動される。11は文章中か
ら抽出すべき類義語の語種を指定する語種指定部、12
は語種指定部11により指定された語種の語をすべて文
章中から抽出する語抽出部、13は語抽出部12により
抽出された語の類義語を類義語辞書部4から検索する類
義語検索部、14は類義語検索部13により検索された
類義語中に語種指定部11で指定された語種と異なる語
種の類義語が含まれているかどうかを判定する判定部、
15は語抽出部14により抽出された語を表示する語表
示部、16は類義語検索部13により検索された類義語
中から語種指定部11で指定された語種以外の類義語を
表示する類義語表示部である。17は類義語表示部16
で表示された類義語の一つを操作者の指示に従い選択す
る類義語選択部であり、入力を受け付ける機能を持つも
のとする。18は語表示部15により表示されている文
章中の語を類義語選択部17で選択された類義語で置き
換える表現置換部である。19は入力部1からの入力情
報やテキスト記憶部3に記憶されている日本語文章や各
表示部の処理結果の情報を表示する出力部である。
【0014】以上のように構成された本実施例の校正装
置について、以下にその動作を説明する。
置について、以下にその動作を説明する。
【0015】まず、文章中に含まれる語の語種ごとの分
布状況を表示する動作について説明する。 (1)操作者は作成した文章中に含まれる語の語種ごと
の頻度の情報を得るために、分布状況表示を行う指示を
入力部1より入力する。 (2)前記操作に対し、制御部2は語種判別部5を起動
する。 (3)語種判別部5は類義語辞書部4を用いて、テキス
ト記憶部3に記憶されている文章中のすべての語の語種
を判別し、その結果を一時記憶部X1(図示せず)に格
納する。 (4)次に、語種判別部5は分布状況計算部6を起動す
る。 (5)分布状況計算部6は一時記憶部X1に格納されて
いる結果をもとに文章中の語の語種ごとの頻度を計算
し、その結果を一時記憶装置X2(図示せず)に格納す
る。 (6)次に、分布状況計算部6は分布状況表示部7を起
動する。 (7)分布状況表示部7は一時記憶装置X2に格納され
ている結果をもとに文章中の語の語種ごとの頻度を図3
に示すように出力部19に表示する。 (おわり) 次に、文章中に異なる語種にわたる類義語が含まれてい
る場合に、それらの語を表示する動作について説明す
る。 (1)操作者は、作成した文章中に含まれている異なる
語種にわたる類義語を表示するために、その旨を入力部
1より入力する。 (2)前記操作に対し、制御部2は類義語抽出部8を起
動する。 (3)類義語抽出部8は、類義語辞書部4を用いて、テ
キスト記憶部3に記憶されている文章中の互いに類義関
係にある語をすべて抽出し、その結果を一時記憶部Y1
(図示せず)に格納する。 (4)次に、類義語抽出部8は不統一判定部9を起動す
る。 (5)不統一判定部9は一時記憶部Y1に格納されてい
る結果をもとに、抽出された互いに類義関係にある語の
中に異なる語種にわたる語が含まれているかどうかを判
定し、その結果を一時記憶装置Y2(図示せず)に格納
する。それと同時に、異なる語種の類義語が含まれてい
る場合には不統一表示部10を起動する。 (6)不統一表示部10は一時記憶部Y2に格納されて
いる結果をもとに、該当する不統一表現を図4に示すよ
うに出力部19に表示する。 (おわり) 次に、文章中に操作者が除去しようとしている語種の語
がある場合、当該語種の語を表示し、さらに他の語種の
類義語に置き換える動作について説明する。 (1)操作者は特定の語種の語を他の語種の語に置換す
るために、まず語種の指定を行う指示を入力部1より入
力する。 (2)前記操作に対し、制御部2は語種指定部11を起
動する。 (3)語種指定部11は入力部1より入力される語種を
一時記憶部Z1(図示せず)に格納する。 (4)次に、操作者は前記操作により指定された語種の
語を文章中から抽出するために、語抽出を行う指示を入
力部1より入力する。 (5)前記操作に対し、制御部2は語抽出部12を起動
する。 (6)語抽出部12は一時記憶部Z1を参照し、テキス
ト記憶部3に格納されている文章中から類義語辞書部4
を用いて指定された語種の語を抽出し、一時記憶部Z2
(図示せず)に格納する。 (7)次に、語抽出部12は類義語検索部13を起動す
る。 (8)類義語検索部13は類義語辞書部4を用いて、一
時記憶部Z2に格納されている語の類義語をすべて検索
し、一時記憶部Z3(図示せず)に格納する。 (9)次に、類義語検索部13は判定部14を起動す
る。 (10)判定部14は、一時記憶部Z1およびZ3を参
照し、類義語検索部13により検索された類義語中に、
指定された語種以外の類義語があるかどうかを判定す
る。 (11)前記操作により指定された語種以外の類義語が
あると判定された場合、判定部14は語表示部15およ
び類義語表示部16を起動する。 (12)語表示部15は一時記憶部Z2を参照し、類義
語があると判定された文章中の語について、図5に示す
ようにアンダーラインとともに該当する表現を表示す
る。さらに、類義語表示部16は一時記憶部Z1および
Z3を参照し、語表示部15により表示された語に対し
て、指定された語種以外の語種の類義語を図5に示すよ
うに番号を付して出力部19に表示する。 (13)次に、類義語表示部16は類義語選択部17を
起動する。 (14)類義語選択部17は、操作者が番号を入力する
のを受け付け、その番号に基づき出力部19に表示され
た類義語中から一つの語を選択し、選択された類義語を
一時記憶部Z4(図示せず)に記憶する。 (15)続いて、類義語選択部17は表現置換部18を
起動する。 (16)表現置換部18は一時記憶部Z2およびZ4を
参照し、語表示部15により表示された文章中の語と類
義語選択部17により選択された類義語とを置き換え、
その結果を図6に示すように出力部19に表示する。 (おわり) 以上のように動作する本実施例の日本語文章の校正装置
における具体的な動作を次に説明する。
布状況を表示する動作について説明する。 (1)操作者は作成した文章中に含まれる語の語種ごと
の頻度の情報を得るために、分布状況表示を行う指示を
入力部1より入力する。 (2)前記操作に対し、制御部2は語種判別部5を起動
する。 (3)語種判別部5は類義語辞書部4を用いて、テキス
ト記憶部3に記憶されている文章中のすべての語の語種
を判別し、その結果を一時記憶部X1(図示せず)に格
納する。 (4)次に、語種判別部5は分布状況計算部6を起動す
る。 (5)分布状況計算部6は一時記憶部X1に格納されて
いる結果をもとに文章中の語の語種ごとの頻度を計算
し、その結果を一時記憶装置X2(図示せず)に格納す
る。 (6)次に、分布状況計算部6は分布状況表示部7を起
動する。 (7)分布状況表示部7は一時記憶装置X2に格納され
ている結果をもとに文章中の語の語種ごとの頻度を図3
に示すように出力部19に表示する。 (おわり) 次に、文章中に異なる語種にわたる類義語が含まれてい
る場合に、それらの語を表示する動作について説明す
る。 (1)操作者は、作成した文章中に含まれている異なる
語種にわたる類義語を表示するために、その旨を入力部
1より入力する。 (2)前記操作に対し、制御部2は類義語抽出部8を起
動する。 (3)類義語抽出部8は、類義語辞書部4を用いて、テ
キスト記憶部3に記憶されている文章中の互いに類義関
係にある語をすべて抽出し、その結果を一時記憶部Y1
(図示せず)に格納する。 (4)次に、類義語抽出部8は不統一判定部9を起動す
る。 (5)不統一判定部9は一時記憶部Y1に格納されてい
る結果をもとに、抽出された互いに類義関係にある語の
中に異なる語種にわたる語が含まれているかどうかを判
定し、その結果を一時記憶装置Y2(図示せず)に格納
する。それと同時に、異なる語種の類義語が含まれてい
る場合には不統一表示部10を起動する。 (6)不統一表示部10は一時記憶部Y2に格納されて
いる結果をもとに、該当する不統一表現を図4に示すよ
うに出力部19に表示する。 (おわり) 次に、文章中に操作者が除去しようとしている語種の語
がある場合、当該語種の語を表示し、さらに他の語種の
類義語に置き換える動作について説明する。 (1)操作者は特定の語種の語を他の語種の語に置換す
るために、まず語種の指定を行う指示を入力部1より入
力する。 (2)前記操作に対し、制御部2は語種指定部11を起
動する。 (3)語種指定部11は入力部1より入力される語種を
一時記憶部Z1(図示せず)に格納する。 (4)次に、操作者は前記操作により指定された語種の
語を文章中から抽出するために、語抽出を行う指示を入
力部1より入力する。 (5)前記操作に対し、制御部2は語抽出部12を起動
する。 (6)語抽出部12は一時記憶部Z1を参照し、テキス
ト記憶部3に格納されている文章中から類義語辞書部4
を用いて指定された語種の語を抽出し、一時記憶部Z2
(図示せず)に格納する。 (7)次に、語抽出部12は類義語検索部13を起動す
る。 (8)類義語検索部13は類義語辞書部4を用いて、一
時記憶部Z2に格納されている語の類義語をすべて検索
し、一時記憶部Z3(図示せず)に格納する。 (9)次に、類義語検索部13は判定部14を起動す
る。 (10)判定部14は、一時記憶部Z1およびZ3を参
照し、類義語検索部13により検索された類義語中に、
指定された語種以外の類義語があるかどうかを判定す
る。 (11)前記操作により指定された語種以外の類義語が
あると判定された場合、判定部14は語表示部15およ
び類義語表示部16を起動する。 (12)語表示部15は一時記憶部Z2を参照し、類義
語があると判定された文章中の語について、図5に示す
ようにアンダーラインとともに該当する表現を表示す
る。さらに、類義語表示部16は一時記憶部Z1および
Z3を参照し、語表示部15により表示された語に対し
て、指定された語種以外の語種の類義語を図5に示すよ
うに番号を付して出力部19に表示する。 (13)次に、類義語表示部16は類義語選択部17を
起動する。 (14)類義語選択部17は、操作者が番号を入力する
のを受け付け、その番号に基づき出力部19に表示され
た類義語中から一つの語を選択し、選択された類義語を
一時記憶部Z4(図示せず)に記憶する。 (15)続いて、類義語選択部17は表現置換部18を
起動する。 (16)表現置換部18は一時記憶部Z2およびZ4を
参照し、語表示部15により表示された文章中の語と類
義語選択部17により選択された類義語とを置き換え、
その結果を図6に示すように出力部19に表示する。 (おわり) 以上のように動作する本実施例の日本語文章の校正装置
における具体的な動作を次に説明する。
【0016】文章を作成した後、校正を行う段階で操作
者は文章をテキスト記憶部3に記憶する。ここで、操作
者は文書中の外来語表現を少なくするという目的を持つ
とする。また、記憶された文章中には図2でアンダーラ
インを付して示しているような異なる語種にわたる類義
語が含まれているとする。 (1)操作者は文章中に含まれている外来語の頻度を表
示するために、入力部1から分布状況表示を行う指示を
入力する。すると、制御部2は語種判別部5を起動す
る。 (2)語種判別部5は、漢語、和語、外来語に分類され
る文章中のすべての語に対してその語がどの語種である
かを判別する。その結果をもとに、分布状況計算部6は
語種ごとの語の頻度を計算し、分布状況表示部7が表示
部19に表示する。この場合、図3に示すように文章中
に外来語が含まれていることがわかる。 (3)次に操作者は、文章中に含まれている異なる語種
にわたる類義語を表示するために、入力部1からその旨
を行う指示を入力する。すると、制御部2は類義語抽出
部8を起動する。 (4)類義語抽出部8は文章中の互いに類義関係にある
語をすべて抽出する。その結果をもとに、不統一判定部
9は抽出された語の中に異なる語種の語が含まれている
かどうかを判定する。異なる語種の語が含まれていると
判定されると、不統一表示部10はそれらの類義語を出
力部19に表示する。この場合、図4に示すように文章
中の「複写」「写し」「コピー」が抽出され表示され
る。 (5)続いて、操作者は文章中から外来語を除くため
に、入力部1から除くべき語の語種を指定する指示を入
力する。すると、制御部2は語種指定部11を起動す
る。語種指定部11は、操作者の入力部1からの入力に
従い、特定の語種として外来語を指定する。 (6)次に操作者は、指定した語種の語を文章中から抽
出するために、入力部1から指定した語種の語を抽出す
る旨の指示を入力する。すると、制御部2は語抽出部1
2を起動する。語抽出部12は、文章中から指定された
語種である外来語を抽出する。この場合、文章中の「コ
ピー」が抽出される。 (7)抽出された外来語に対して、語抽出部12は類義
語検索部13を起動し、抽出された語に対する類義語を
検索する。さらに、類義語検索部13は判定部14を起
動する。判定部14は、抽出された語の中に外来語でな
い類義語があるかどうかを判定する。この場合、外来語
でない類義語として「複写」「写し」がある。次に、判
定部14は語表示部15と類義語表示部16を起動す
る。 (8)語表示部15は文章中の外来語「コピー」を、ま
た類義語表示部16は他の語種の類義語「複写」「写
し」をそれぞれ出力部19に表示し、さらに類義語選択
部17を起動する。この場合、図5に示すように文章中
の「コピー」をアンダーラインを付して表示し、同時に
類義語を番号を付して表示する。 (9)類義語選択部17は、操作者が番号を入力するの
を受け付け、その番号に従って類義語表示部16が表示
した類義語の内の一つを選択する。ここでは、1番の
「複写」が選択されたものとする。 (10)類義語が一つ選択されると、類義語選択部17
は表現置換部18を起動する。 (11)表現置換部18は、文章中で表示された「コピ
ー」という表現の該当部分を、選択された「複写」とい
う表現に置き換える。この場合、図6に示すように類義
語を置き換えた結果の状態が出力部19に表示される。 (おわり) 上述のように本実施例においては、文章中に含まれる漢
語、和語、外来語の頻度を表示することで、除去すべき
外来語が文章中に存在するかどうかを容易に判別するこ
とができる。また、文章中に含まれている異なる語種に
わたる類義語を表示することで、除去すべき外来語に対
して、どのような漢語、和語の類義語が文章中で使用さ
れているかを容易に確認することができる。また、外来
語という語種を指定して文章中から語を抽出すること
で、除去を目的としている外来語のみを文章中から容易
に確認できる。さらに、抽出された外来語に対して漢
語、和語の類義語のみが提示され、外来語の類義語が提
示されることがない。よって、小さい表示領域で所望の
類義語を提示することができる。また、置換する語を選
択する際に、操作者は提示された類義語が外来語かどう
かを判断する必要がない。また、文章中の外来語を表示
する際にアンダーラインを用いているため、操作者が文
章中から該当する語の位置を容易に確認することができ
る。これらにより、操作者が行う判断の負担が軽減され
る。さらに、抽出された外来語を他の語種の語に置き換
える際に、該当する外来語を番号指定により選択された
類義語と置換することで、操作者が直接に語を入力する
必要がなく、操作の煩雑さが軽減される。
者は文章をテキスト記憶部3に記憶する。ここで、操作
者は文書中の外来語表現を少なくするという目的を持つ
とする。また、記憶された文章中には図2でアンダーラ
インを付して示しているような異なる語種にわたる類義
語が含まれているとする。 (1)操作者は文章中に含まれている外来語の頻度を表
示するために、入力部1から分布状況表示を行う指示を
入力する。すると、制御部2は語種判別部5を起動す
る。 (2)語種判別部5は、漢語、和語、外来語に分類され
る文章中のすべての語に対してその語がどの語種である
かを判別する。その結果をもとに、分布状況計算部6は
語種ごとの語の頻度を計算し、分布状況表示部7が表示
部19に表示する。この場合、図3に示すように文章中
に外来語が含まれていることがわかる。 (3)次に操作者は、文章中に含まれている異なる語種
にわたる類義語を表示するために、入力部1からその旨
を行う指示を入力する。すると、制御部2は類義語抽出
部8を起動する。 (4)類義語抽出部8は文章中の互いに類義関係にある
語をすべて抽出する。その結果をもとに、不統一判定部
9は抽出された語の中に異なる語種の語が含まれている
かどうかを判定する。異なる語種の語が含まれていると
判定されると、不統一表示部10はそれらの類義語を出
力部19に表示する。この場合、図4に示すように文章
中の「複写」「写し」「コピー」が抽出され表示され
る。 (5)続いて、操作者は文章中から外来語を除くため
に、入力部1から除くべき語の語種を指定する指示を入
力する。すると、制御部2は語種指定部11を起動す
る。語種指定部11は、操作者の入力部1からの入力に
従い、特定の語種として外来語を指定する。 (6)次に操作者は、指定した語種の語を文章中から抽
出するために、入力部1から指定した語種の語を抽出す
る旨の指示を入力する。すると、制御部2は語抽出部1
2を起動する。語抽出部12は、文章中から指定された
語種である外来語を抽出する。この場合、文章中の「コ
ピー」が抽出される。 (7)抽出された外来語に対して、語抽出部12は類義
語検索部13を起動し、抽出された語に対する類義語を
検索する。さらに、類義語検索部13は判定部14を起
動する。判定部14は、抽出された語の中に外来語でな
い類義語があるかどうかを判定する。この場合、外来語
でない類義語として「複写」「写し」がある。次に、判
定部14は語表示部15と類義語表示部16を起動す
る。 (8)語表示部15は文章中の外来語「コピー」を、ま
た類義語表示部16は他の語種の類義語「複写」「写
し」をそれぞれ出力部19に表示し、さらに類義語選択
部17を起動する。この場合、図5に示すように文章中
の「コピー」をアンダーラインを付して表示し、同時に
類義語を番号を付して表示する。 (9)類義語選択部17は、操作者が番号を入力するの
を受け付け、その番号に従って類義語表示部16が表示
した類義語の内の一つを選択する。ここでは、1番の
「複写」が選択されたものとする。 (10)類義語が一つ選択されると、類義語選択部17
は表現置換部18を起動する。 (11)表現置換部18は、文章中で表示された「コピ
ー」という表現の該当部分を、選択された「複写」とい
う表現に置き換える。この場合、図6に示すように類義
語を置き換えた結果の状態が出力部19に表示される。 (おわり) 上述のように本実施例においては、文章中に含まれる漢
語、和語、外来語の頻度を表示することで、除去すべき
外来語が文章中に存在するかどうかを容易に判別するこ
とができる。また、文章中に含まれている異なる語種に
わたる類義語を表示することで、除去すべき外来語に対
して、どのような漢語、和語の類義語が文章中で使用さ
れているかを容易に確認することができる。また、外来
語という語種を指定して文章中から語を抽出すること
で、除去を目的としている外来語のみを文章中から容易
に確認できる。さらに、抽出された外来語に対して漢
語、和語の類義語のみが提示され、外来語の類義語が提
示されることがない。よって、小さい表示領域で所望の
類義語を提示することができる。また、置換する語を選
択する際に、操作者は提示された類義語が外来語かどう
かを判断する必要がない。また、文章中の外来語を表示
する際にアンダーラインを用いているため、操作者が文
章中から該当する語の位置を容易に確認することができ
る。これらにより、操作者が行う判断の負担が軽減され
る。さらに、抽出された外来語を他の語種の語に置き換
える際に、該当する外来語を番号指定により選択された
類義語と置換することで、操作者が直接に語を入力する
必要がなく、操作の煩雑さが軽減される。
【0017】なお、本実施例では、類義語辞書は漢語、
和語、外来語という語種を判別する情報を持つものとし
たが、これら以外にも擬音語、擬態語などの語種を持つ
ものとしてもよい。
和語、外来語という語種を判別する情報を持つものとし
たが、これら以外にも擬音語、擬態語などの語種を持つ
ものとしてもよい。
【0018】なお、本実施例では語の語種ごとの分布状
況を表示する際に語の頻度を表示したが、これ以外にも
語全体に対する語種ごとの比率を表示したり、抽出され
た語をアンダーラインや反転表示などのように語種ごと
に区別できる方法を用いて表示したり、各語種の語の有
無のみを表示するなどとしてもよい。
況を表示する際に語の頻度を表示したが、これ以外にも
語全体に対する語種ごとの比率を表示したり、抽出され
た語をアンダーラインや反転表示などのように語種ごと
に区別できる方法を用いて表示したり、各語種の語の有
無のみを表示するなどとしてもよい。
【0019】なお、本実施例では文章中の異なる語種に
わたる類義語を図4のように語種ごとに表示したが、こ
れ以外にも色分けなどのように語種ごとに区別できる表
示方法で表示してもよい。
わたる類義語を図4のように語種ごとに表示したが、こ
れ以外にも色分けなどのように語種ごとに区別できる表
示方法で表示してもよい。
【0020】なお、本実施例では指定された語種の語を
文章中で表示する際に、図5に示すようにアンダーライ
ンを用いたが、これ以外にも反転表示や輝度の変化など
のように語種ごとに判別できる方法により表示してもよ
い。
文章中で表示する際に、図5に示すようにアンダーライ
ンを用いたが、これ以外にも反転表示や輝度の変化など
のように語種ごとに判別できる方法により表示してもよ
い。
【0021】なお、本実施例では指定された語種以外の
語種の類義語を提示する際に、表示された語の近くに番
号を付して列挙して表示したが、これ以外にも画面の最
下位行など別の位置に表示したり、番号を付与せずに表
示したり、語を列挙せずに候補の語を操作者の指示に従
って逐次一語づつ表示するなどの方法で表示してもよ
い。
語種の類義語を提示する際に、表示された語の近くに番
号を付して列挙して表示したが、これ以外にも画面の最
下位行など別の位置に表示したり、番号を付与せずに表
示したり、語を列挙せずに候補の語を操作者の指示に従
って逐次一語づつ表示するなどの方法で表示してもよ
い。
【0022】なお、本実施例では提示された類義語の候
補から一つの語を選択する際に、番号で指定して選択し
たが、それ以外にもマウスなどの他の指示手段により直
接選択してもよいし、候補の語を逐次一語づつ表示する
場合には選択したい語が表示された時点で、語の選択決
定の入力を行い、その時表示されていた語を選択するな
どしてもよい。
補から一つの語を選択する際に、番号で指定して選択し
たが、それ以外にもマウスなどの他の指示手段により直
接選択してもよいし、候補の語を逐次一語づつ表示する
場合には選択したい語が表示された時点で、語の選択決
定の入力を行い、その時表示されていた語を選択するな
どしてもよい。
【0023】なお、本実施例では文章中で表示された語
を選択された語で置換する際に、一回の置換で該当部分
の語のみを置換したが、それ以外にも一回の置換で文章
中に存在するすべての同じ表現を置換するなどしてもよ
い。
を選択された語で置換する際に、一回の置換で該当部分
の語のみを置換したが、それ以外にも一回の置換で文章
中に存在するすべての同じ表現を置換するなどしてもよ
い。
【0024】
【発明の効果】本発明の日本語文章校正装置において
は、日本語文章中に含まれている類義語に対して校正を
行う際に、文章中に含まれる語の語種ごとの分布状況を
表示することによって、操作者が校正しようとしている
特定の語種の語が文章中に含まれているかどうかを容易
に判別できる。また、文章中に異なる語種にわたる類義
語が含まれている場合に、その部分を表示することによ
って、文章中で使用されている類義語の語種ごとの語を
容易に判別できる。さらに、文章中に含まれている指定
された語種の語を表示し、その語に対して他の語種の類
義語のみを表示することによって、表示する必要のない
類義語を表示せずにすみ、小さい表示領域で表示するこ
とができ、操作者が類義語を選択する際の操作の負担を
軽減できる。そして、表示された文章中の語を選択され
た他の語種の語で置き換えることにより、操作者が新た
に語を入力する必要がなく、文章中の使用すべきでない
語種の語を他の語種の語に置き換えることができる。こ
れらにより、その実用的効果は大きい。
は、日本語文章中に含まれている類義語に対して校正を
行う際に、文章中に含まれる語の語種ごとの分布状況を
表示することによって、操作者が校正しようとしている
特定の語種の語が文章中に含まれているかどうかを容易
に判別できる。また、文章中に異なる語種にわたる類義
語が含まれている場合に、その部分を表示することによ
って、文章中で使用されている類義語の語種ごとの語を
容易に判別できる。さらに、文章中に含まれている指定
された語種の語を表示し、その語に対して他の語種の類
義語のみを表示することによって、表示する必要のない
類義語を表示せずにすみ、小さい表示領域で表示するこ
とができ、操作者が類義語を選択する際の操作の負担を
軽減できる。そして、表示された文章中の語を選択され
た他の語種の語で置き換えることにより、操作者が新た
に語を入力する必要がなく、文章中の使用すべきでない
語種の語を他の語種の語に置き換えることができる。こ
れらにより、その実用的効果は大きい。
【図1】発明の一実施例の日本語文章の校正装置の構成
図
図
【図2】異なる語種にわたる類義語を使用した文の例を
示す模式図
示す模式図
【図3】文章中に含まれている語の語種ごとの頻度の表
示例の模式図
示例の模式図
【図4】文章中に含まれている異なる語種にわたる類義
語の表示例の模式図
語の表示例の模式図
【図5】文章中の指定語種の語と、それに対する別の語
種の類義語の提示例の模式図
種の類義語の提示例の模式図
【図6】語の置き換えにより校正された文の表示例の模
式図
式図
【図7】従来の装置の構成図
【図8】従来の装置の構成図
3 テキスト記憶部 4 類義語辞書部 5 語種判別部 6 分布状況計算部 7 分布状況表示部 8 類義語抽出部 9 不統一判定部 10 不統一表示部 11 語種指定部 12 語抽出部 13 類義語検索部 14 判定部 15 語表示部 16 類義語表示部 17 類義語選択部 18 表現置換部
Claims (4)
- 【請求項1】 文章を記憶するテキスト記憶部と、少な
くとも漢語、和語、外来語という語種を区別する情報を
語と対応づけて多数保持する類義語辞書部と、文章中の
少なくとも漢語、和語、外来語という語種に分類される
すべての語に対して、その語がどの語種であるかを判別
する語種判定部と、語種ごとの分布状況を計算する分布
状況計算部と、計算された分布状況を表示する分布状況
表示部を具備し、文章中に含まれる語の語種別の分布状
況を表示することを特徴とする日本語文書の校正装置。 - 【請求項2】 文章を記憶するテキスト記憶部と、少な
くとも漢語、和語、外来語という語種を区別する情報を
語と対応づけて多数保持する類義語辞書部と、文章中か
ら互いに類義関係にいる語をすべて抽出する類義語抽出
部と、抽出された類義語内に異なる語種の語が含まれて
いるかどうかを判定する不統一判定部と、不統一がある
場合には該当する表現を表示する不統一表示部を具備
し、文章中に異なる語種の類義語がある場合にはそれを
表示することを特徴とする日本語文書の校正装置。 - 【請求項3】 文章を記憶するテキスト記憶部と、語種
を指定する語種指定部と、指定された語種の語を文章中
から抽出する語抽出部と、少なくとも漢語、和語、外来
語という語種を区別する情報を語と対応づけて多数保持
する類義語辞書部と、抽出された語の類義語をすべて検
索する類義語検索部と、検索された類義語中に語種指定
部で指定された語種と異なる語種の類義語があるかどう
かを判定する判定部と、文章中の該当する語を表示する
語表示部と、指定された語種以外の語種の類義語を表示
する類義語表示部を具備し、指定された語種の語が文章
中にあり、かつ、該当する語に別の語種の類義語がある
場合には、該当する語とともにその類義語を提示するこ
とを特徴とする日本語文書の校正装置。 - 【請求項4】 類義語表示部で表示された類義語の一つ
を選択する類義語選択部と、文章中の該当する表現を選
択された類義語で置き換える表現置換部を追加し、文章
中の表現を選択された類義語で置き換えることを特徴と
する請求項3記載の日本語文書の校正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3054502A JP2936761B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 日本語文書の校正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3054502A JP2936761B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 日本語文書の校正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04290159A JPH04290159A (ja) | 1992-10-14 |
JP2936761B2 true JP2936761B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=12972408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3054502A Expired - Fee Related JP2936761B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | 日本語文書の校正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2936761B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111857362A (zh) * | 2019-04-30 | 2020-10-30 | 阿尔派株式会社 | 文字输入方法及文字输入装置 |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP3054502A patent/JP2936761B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04290159A (ja) | 1992-10-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |