JP2936499B2 - ドア開口部の保護構造 - Google Patents
ドア開口部の保護構造Info
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- JP2936499B2 JP2936499B2 JP20229891A JP20229891A JP2936499B2 JP 2936499 B2 JP2936499 B2 JP 2936499B2 JP 20229891 A JP20229891 A JP 20229891A JP 20229891 A JP20229891 A JP 20229891A JP 2936499 B2 JP2936499 B2 JP 2936499B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はドア開口部の保護構造
に関するもので、特に病院、老人ホームあるいは結婚式
場等におけるベッド、担架あるいは配膳車の運搬、移動
が伴うドア開口部の保護構造に関するものである。
に関するもので、特に病院、老人ホームあるいは結婚式
場等におけるベッド、担架あるいは配膳車の運搬、移動
が伴うドア開口部の保護構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建物の各室への出入口にはその
開口部枠を例えばステンレス、スチールあるいはアルミ
ニウム等の金属材料からなる三方枠や四方枠が設置され
て、開口部の保形が維持されている。また、この開口枠
におけるドアの戸当り部分には緩衝材が設けられて開口
部の変形によるドアの開閉の不都合や隙間の発生を防止
している。
開口部枠を例えばステンレス、スチールあるいはアルミ
ニウム等の金属材料からなる三方枠や四方枠が設置され
て、開口部の保形が維持されている。また、この開口枠
におけるドアの戸当り部分には緩衝材が設けられて開口
部の変形によるドアの開閉の不都合や隙間の発生を防止
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
病院、老人ホーム、あるいは結婚式場においては単に人
の出入りのみならず、ベッド、担架あるいは配膳車等の
運搬手段の出入りが伴う出入口においては、出入りする
際の衝突や擦過によって開口枠が損傷したり、運搬手段
に衝撃が生じる等の問題があった。この問題を解決する
手段として、開口枠の開口側縁部に緩衝材を被着するこ
とが考えられるが、単に緩衝材を被着したものは外観上
の美観が損なわれるばかりか、緩衝材が剥離することが
あり、剥離した緩衝材の接着面に塵埃やごみ等が付着し
て非衛生となるという問題もある。また、支持材を溶接
等の手段で開口枠に設けた段部に固定した後、クッショ
ン材を嵌合固定することも考えられるが、この構造のも
のにおいても取付け作業に多くの工数がかかり、作業性
が悪いという問題がある。
病院、老人ホーム、あるいは結婚式場においては単に人
の出入りのみならず、ベッド、担架あるいは配膳車等の
運搬手段の出入りが伴う出入口においては、出入りする
際の衝突や擦過によって開口枠が損傷したり、運搬手段
に衝撃が生じる等の問題があった。この問題を解決する
手段として、開口枠の開口側縁部に緩衝材を被着するこ
とが考えられるが、単に緩衝材を被着したものは外観上
の美観が損なわれるばかりか、緩衝材が剥離することが
あり、剥離した緩衝材の接着面に塵埃やごみ等が付着し
て非衛生となるという問題もある。また、支持材を溶接
等の手段で開口枠に設けた段部に固定した後、クッショ
ン材を嵌合固定することも考えられるが、この構造のも
のにおいても取付け作業に多くの工数がかかり、作業性
が悪いという問題がある。
【0004】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、上記運搬手段の出入りが伴うドア開口部周縁の保護
及び運搬手段への衝撃の緩和を図ると共に、取付け作業
を容易にしたドア開口部の保護構造を提供することを目
的とするものである。
で、上記運搬手段の出入りが伴うドア開口部周縁の保護
及び運搬手段への衝撃の緩和を図ると共に、取付け作業
を容易にしたドア開口部の保護構造を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のドア開口部の保護構造は、ドア開口部の
少なくとも対向する両側枠の開口側縁部に凹状の段部を
形成し、上記段部には、その上下方向に適宜間隔をおい
てブラケットを取付けると共に、このブラケットにクッ
ション材を被着した支持材を固定して、上記クッション
材により上記段部の表面及び段部に連なる側枠開口面を
被覆してなるものである。
に、この発明のドア開口部の保護構造は、ドア開口部の
少なくとも対向する両側枠の開口側縁部に凹状の段部を
形成し、上記段部には、その上下方向に適宜間隔をおい
てブラケットを取付けると共に、このブラケットにクッ
ション材を被着した支持材を固定して、上記クッション
材により上記段部の表面及び段部に連なる側枠開口面を
被覆してなるものである。
【0006】この発明において、上記段部は少なくとも
両側枠の開口側縁部に形成されるものであれば、一方の
縁部あるいは両方の縁部のいずれに形成したものであっ
てもよい。
両側枠の開口側縁部に形成されるものであれば、一方の
縁部あるいは両方の縁部のいずれに形成したものであっ
てもよい。
【0007】上記ブラケットは上記段部の上下方向に適
宜間隔をおいて取付けられて支持材を固定する剛性を有
するものであれば任意の材質のものでよく、例えばアル
ミニウム合金、スチールやステンレス等の金属あるいは
金属と同等の剛性を有するエンジニアリングプラスチッ
クにて形成することができる。
宜間隔をおいて取付けられて支持材を固定する剛性を有
するものであれば任意の材質のものでよく、例えばアル
ミニウム合金、スチールやステンレス等の金属あるいは
金属と同等の剛性を有するエンジニアリングプラスチッ
クにて形成することができる。
【0008】上記支持材は上記ブラケットに固定されて
クッション材を被着支持する剛性を有するものであれば
任意の材質のものでよく、例えばアルミニウム合金等の
金属にて形成することができる。
クッション材を被着支持する剛性を有するものであれば
任意の材質のものでよく、例えばアルミニウム合金等の
金属にて形成することができる。
【0009】上記ブラケットと支持材との固定は接着剤
あるいは固定ねじ等の固定手段によって行うことも考え
られるが、好ましくは着脱可能な固定構造とする方がよ
い。着脱可能な固定構造としては、第1に、ブラケット
に係止突部を形成し、支持材のブラケットの対応面には
嵌合凹溝を形成して、上記係止突部に嵌合凹溝を嵌合係
止して固定することができる。第2の固定構造として、
ブラケットに横向きの差込み凹部を形成し、支持材の一
端に形成された横向き突起を上記差込み凹部に差込み係
止すると共に、他端側に形成された取付片を側枠開口面
に止着係止して固定することができる。第3の固定構造
として、ブラケットに回転受部を形成し、支持材の一端
に形成された回転係合部を上記回転受部に引掛け係止す
ると共に、他端側に形成された取付片を側枠開口面に止
着係止して固定することができる。また、第4の固定構
造として、ブラケットのほぼ中央に上向きの引掛け片を
形成すると共に、両側には、支持材の両側面に当接する
案内片を突設し、支持材に設けた孔部を上記引掛け片に
差し込んで引掛け係止すると共に、上記案内片により支
持材の両側面を当接して係止することができる。この第
4の固定構造において、案内片の支持材側面を全て当接
面としても差し支えないが、案内片の支持材固定側開口
部に支持材の挿入を容易にするための案内傾斜面を形成
する方が好ましい。
あるいは固定ねじ等の固定手段によって行うことも考え
られるが、好ましくは着脱可能な固定構造とする方がよ
い。着脱可能な固定構造としては、第1に、ブラケット
に係止突部を形成し、支持材のブラケットの対応面には
嵌合凹溝を形成して、上記係止突部に嵌合凹溝を嵌合係
止して固定することができる。第2の固定構造として、
ブラケットに横向きの差込み凹部を形成し、支持材の一
端に形成された横向き突起を上記差込み凹部に差込み係
止すると共に、他端側に形成された取付片を側枠開口面
に止着係止して固定することができる。第3の固定構造
として、ブラケットに回転受部を形成し、支持材の一端
に形成された回転係合部を上記回転受部に引掛け係止す
ると共に、他端側に形成された取付片を側枠開口面に止
着係止して固定することができる。また、第4の固定構
造として、ブラケットのほぼ中央に上向きの引掛け片を
形成すると共に、両側には、支持材の両側面に当接する
案内片を突設し、支持材に設けた孔部を上記引掛け片に
差し込んで引掛け係止すると共に、上記案内片により支
持材の両側面を当接して係止することができる。この第
4の固定構造において、案内片の支持材側面を全て当接
面としても差し支えないが、案内片の支持材固定側開口
部に支持材の挿入を容易にするための案内傾斜面を形成
する方が好ましい。
【0010】上記クッション材は上記支持材に被着され
て段部の表面及び段部に連なる側枠開口面を被覆するも
のであればその形態は任意でよく、例えば支持材に被着
支持される主体部と、この主体部から開口部内縁側に延
在する舌片とで構成することができる。この場合、主体
部の外形を円弧状面とすれば、衝突や擦過のクッション
作用が高められる点で好ましく、更に好ましくは主体部
を開口部の壁面とほぼ同一の面上あるいは僅かな壁面か
らの突出程度に位置させる方がよい。また、クッション
材は弾性を有する材質のものであれば任意の材質でよ
く、例えばゴム又は合成樹脂材等の単一の弾性材料の
他、主体部の表層部を半硬質の合成樹脂とし、内部芯側
を軟質合成樹脂とし、舌片を内部芯より更に柔軟性を有
する軟質合成樹脂とすることができる。あるいは、表層
部分にメタリック顔料やパール顔料を混入した透明層と
して、内部芯の色彩感を現すようにしてもよい。
て段部の表面及び段部に連なる側枠開口面を被覆するも
のであればその形態は任意でよく、例えば支持材に被着
支持される主体部と、この主体部から開口部内縁側に延
在する舌片とで構成することができる。この場合、主体
部の外形を円弧状面とすれば、衝突や擦過のクッション
作用が高められる点で好ましく、更に好ましくは主体部
を開口部の壁面とほぼ同一の面上あるいは僅かな壁面か
らの突出程度に位置させる方がよい。また、クッション
材は弾性を有する材質のものであれば任意の材質でよ
く、例えばゴム又は合成樹脂材等の単一の弾性材料の
他、主体部の表層部を半硬質の合成樹脂とし、内部芯側
を軟質合成樹脂とし、舌片を内部芯より更に柔軟性を有
する軟質合成樹脂とすることができる。あるいは、表層
部分にメタリック顔料やパール顔料を混入した透明層と
して、内部芯の色彩感を現すようにしてもよい。
【0011】加えて、上記クッション材は支持材に被着
されるものであれば、クッション材を支持材に被冠係止
してクッション材を随時着脱可能にしたものでもよく、
被冠と接着方式によって被着したものであってもよく、
更にはクッション材の裏面に支持材を一体的に成形し、
支持材の上下端部で開口部に支持するようにしたもので
あってもよい。
されるものであれば、クッション材を支持材に被冠係止
してクッション材を随時着脱可能にしたものでもよく、
被冠と接着方式によって被着したものであってもよく、
更にはクッション材の裏面に支持材を一体的に成形し、
支持材の上下端部で開口部に支持するようにしたもので
あってもよい。
【0012】
【作用】上記のように構成されるこの発明のドア開口部
の保護構造によれば、ドア開口部の少なくとも対向する
両側枠の開口側縁部に形成された凹状の段部に適宜間隔
をおいてブラケットを取付けると共に、このブラケット
にクッション材を被着した支持材を固定することによ
り、ドア開口部周縁を保護することができ、また、出入
りする人や運搬手段が衝突あるいは擦過した際の衝撃を
緩和することができる。
の保護構造によれば、ドア開口部の少なくとも対向する
両側枠の開口側縁部に形成された凹状の段部に適宜間隔
をおいてブラケットを取付けると共に、このブラケット
にクッション材を被着した支持材を固定することによ
り、ドア開口部周縁を保護することができ、また、出入
りする人や運搬手段が衝突あるいは擦過した際の衝撃を
緩和することができる。
【0013】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
に説明する。
【0014】◎第一実施例 図1はこの発明の保護構造を有するドア開口部の全体を
示す概略斜視図、図2はこの発明の保護構造の第一実施
例の横断面図、図3は図2の要部拡大断面図が示されて
いる。
示す概略斜視図、図2はこの発明の保護構造の第一実施
例の横断面図、図3は図2の要部拡大断面図が示されて
いる。
【0015】この発明の保護構造は、ドア開口部1を構
成する両側枠2,3の廊下側縁部に形成される段部4,
4と、これら段部4,4にそれぞれ取付けられる保護材
5,5とで構成されている。この場合、段部4は側枠
2,3の縁部を直角に折曲した凹部にて形成されてい
る。
成する両側枠2,3の廊下側縁部に形成される段部4,
4と、これら段部4,4にそれぞれ取付けられる保護材
5,5とで構成されている。この場合、段部4は側枠
2,3の縁部を直角に折曲した凹部にて形成されてい
る。
【0016】保護材5は、段部4の上下方向に適宜間隔
をおいて取付られるブラケット6に取付けられる支持材
7と、支持材7に被着されて段部4の表面及び段部4に
連なる側枠2,3の開口面を被覆するクッション材8と
で構成されており、クッション材8が壁面とほぼ面一又
は僅かに突出する程度となっている。なお、側枠2,3
の一方すなわち図において左側の枠2は壁9の端部に遮
音用のモルタル10を介して被着されており、他方の枠
3には引戸式のドア11を格納するための戸袋12に連
通する開口3aが設けられている。なお、側枠2の戸当
り面とドア11の先端面には緩衝材13,13が装着さ
れて、開口部の変形によるドアの開閉の不都合や隙間の
発生を防止している。
をおいて取付られるブラケット6に取付けられる支持材
7と、支持材7に被着されて段部4の表面及び段部4に
連なる側枠2,3の開口面を被覆するクッション材8と
で構成されており、クッション材8が壁面とほぼ面一又
は僅かに突出する程度となっている。なお、側枠2,3
の一方すなわち図において左側の枠2は壁9の端部に遮
音用のモルタル10を介して被着されており、他方の枠
3には引戸式のドア11を格納するための戸袋12に連
通する開口3aが設けられている。なお、側枠2の戸当
り面とドア11の先端面には緩衝材13,13が装着さ
れて、開口部の変形によるドアの開閉の不都合や隙間の
発生を防止している。
【0017】ブラケット6は、例えばアルミニウム合金
製の形材を適宜長さに切断したピース状のものにて形成
されており、そして、段部4の開口側面4aに取付ねじ
14によって固定される取付部6aと、この取付部6a
の表面に突設される係止突部6bとで構成されている。
この場合、係止突部6bは先端頂部に狭隘開口溝6cを
有する中空状の矩形膨隆部にて形成されている。
製の形材を適宜長さに切断したピース状のものにて形成
されており、そして、段部4の開口側面4aに取付ねじ
14によって固定される取付部6aと、この取付部6a
の表面に突設される係止突部6bとで構成されている。
この場合、係止突部6bは先端頂部に狭隘開口溝6cを
有する中空状の矩形膨隆部にて形成されている。
【0018】支持材7は、断面円弧状に隆起する保形部
7aと、この保形部7aの基端側に形成される係止突部
6bに嵌合係止する嵌合部7bとで構成されており、嵌
合部7bには係止突部6bを嵌合する嵌合凹溝7cと、
この嵌合凹溝7cの底部から突出して狭隘開口溝6cの
係止段部6fに係合する外向き爪7dを有する一対の係
止突起7e,7eが形成されている。また、保形部7a
の基端側の嵌合部7bとの連結面にてクッション材8の
被冠係止部7fが形成され、保形部7aの頂部には凹条
7gが形成され、この凹条7g内にクッション材8内に
食込む一対の脚部15,15を有するチャンネル状の食
込み係止部材16が固定ねじ17によって固定されてい
る。このように形成される支持材7は、例えばアルミニ
ウム合金等の金属にて形成されている。
7aと、この保形部7aの基端側に形成される係止突部
6bに嵌合係止する嵌合部7bとで構成されており、嵌
合部7bには係止突部6bを嵌合する嵌合凹溝7cと、
この嵌合凹溝7cの底部から突出して狭隘開口溝6cの
係止段部6fに係合する外向き爪7dを有する一対の係
止突起7e,7eが形成されている。また、保形部7a
の基端側の嵌合部7bとの連結面にてクッション材8の
被冠係止部7fが形成され、保形部7aの頂部には凹条
7gが形成され、この凹条7g内にクッション材8内に
食込む一対の脚部15,15を有するチャンネル状の食
込み係止部材16が固定ねじ17によって固定されてい
る。このように形成される支持材7は、例えばアルミニ
ウム合金等の金属にて形成されている。
【0019】一方、クッション材8は、保形部7aの被
冠係止部7f,7fに係止される係止凸条8a,8aを
有する断面がほぼ円弧状の外形面8bを有する主体部8
cと、この主体部8cの一端から延在されて側枠2,3
の開口面を被覆する舌片8dとで構成されている。この
場合、主体部8cと舌片8dは、例えば塩化ビニル等の
軟質合成樹脂製の内部芯8eと、内部芯8eの表面を被
覆する半硬質の表層部8fとで形成され、更に、舌片8
dは主体部8cの内部芯8eより柔らかい軟質合成樹脂
にて形成される。なおこの場合、クッション材8の材質
は上記の材質のものに限定されるものではなく、例えば
単一のゴムあるいは合成樹脂にて形成して低廉にするこ
ともできる。また、表層部分にメタリック顔料やパール
顔料を混入した透明層として、着色された内部芯8eの
色彩感を現すようにすれば、美観の向上が図れると共
に、ドア開口部1に室の表示機能等を具備させることが
できる。
冠係止部7f,7fに係止される係止凸条8a,8aを
有する断面がほぼ円弧状の外形面8bを有する主体部8
cと、この主体部8cの一端から延在されて側枠2,3
の開口面を被覆する舌片8dとで構成されている。この
場合、主体部8cと舌片8dは、例えば塩化ビニル等の
軟質合成樹脂製の内部芯8eと、内部芯8eの表面を被
覆する半硬質の表層部8fとで形成され、更に、舌片8
dは主体部8cの内部芯8eより柔らかい軟質合成樹脂
にて形成される。なおこの場合、クッション材8の材質
は上記の材質のものに限定されるものではなく、例えば
単一のゴムあるいは合成樹脂にて形成して低廉にするこ
ともできる。また、表層部分にメタリック顔料やパール
顔料を混入した透明層として、着色された内部芯8eの
色彩感を現すようにすれば、美観の向上が図れると共
に、ドア開口部1に室の表示機能等を具備させることが
できる。
【0020】上記のように構成される保護材5を取付け
るには、図4に示すように、まず、取付ねじ14あるい
は溶接等の固定手段によってブラケット6を段部4の上
下方向に適宜間隔をおいて固定する。そして、クッショ
ン材8の係止凸条8a,8aを支持材7の被冠係止部7
f,7fに係止させてクッション材8を被着した支持材
7の嵌合凹溝7cを係止突部6bの外側に嵌合させると
共に、係止突起7e,7eを狭隘開口溝6cの係止段部
6f,6fに係合させることによって支持材7及びクッ
ション材8をブラケット6に固定することができる。
るには、図4に示すように、まず、取付ねじ14あるい
は溶接等の固定手段によってブラケット6を段部4の上
下方向に適宜間隔をおいて固定する。そして、クッショ
ン材8の係止凸条8a,8aを支持材7の被冠係止部7
f,7fに係止させてクッション材8を被着した支持材
7の嵌合凹溝7cを係止突部6bの外側に嵌合させると
共に、係止突起7e,7eを狭隘開口溝6cの係止段部
6f,6fに係合させることによって支持材7及びクッ
ション材8をブラケット6に固定することができる。
【0021】したがって、簡単な作業によってクッショ
ン材8を段部4に取付けることができ、しかも、支持材
7は取付方向及び左右方向にがたつくことがなく、強固
な固定構造とすることができる。また、クッション材8
は支持材7に強固に被着されて剥離することがなく、ド
ア開口部1の廊下側周縁を保護することができる。この
場合、クッション材8の主体部8cを円弧状外形面8b
とすることによって衝突や擦過の際のクッション作用を
高めることができ、更に、クッション材8の舌片8dに
よって段部4に連なる開口部面の保護ができると共に、
引戸式ドア11の場合に生じ易い戸袋12への手の引込
みを防止することができる。また、使用によりクッショ
ン材8が摩耗した場合には、支持材7をブラケット6か
ら取外して交換することができる。
ン材8を段部4に取付けることができ、しかも、支持材
7は取付方向及び左右方向にがたつくことがなく、強固
な固定構造とすることができる。また、クッション材8
は支持材7に強固に被着されて剥離することがなく、ド
ア開口部1の廊下側周縁を保護することができる。この
場合、クッション材8の主体部8cを円弧状外形面8b
とすることによって衝突や擦過の際のクッション作用を
高めることができ、更に、クッション材8の舌片8dに
よって段部4に連なる開口部面の保護ができると共に、
引戸式ドア11の場合に生じ易い戸袋12への手の引込
みを防止することができる。また、使用によりクッショ
ン材8が摩耗した場合には、支持材7をブラケット6か
ら取外して交換することができる。
【0022】上記説明では、ブラケット6の係止突部6
bを先端頂部に狭隘開口溝6cを有する中空状の矩形膨
隆部にて形成し、支持材の嵌合部7bには係止突部6b
を嵌合する嵌合凹溝7cと、係止突起7e,7eを形成
した場合について説明したが、必ずしもこのような形態
である必要はなく、例えば図5に示すように、ブラケッ
ト6の係止突部6bの両側に係止段部6gを形成すると
共に、先端側頂部に案内溝6dを形成し、支持材7の嵌
合凹溝7cの開口側端部に係止段部6gに係合する係止
爪7hを形成すると共に、案内溝6d内に嵌合される一
対の案内凸条7i,7iを形成してもよい。また、別の
形態として、図6に示すように、ブラケット6の係止突
部6bを段部4の開口側面4aと側枠2の開口面に取付
ねじ14をもって固定されるL形状の取付部6aと、こ
の取付部6aから突出すると共に対向面に係止段部6h
を有する一対の係止突片6e,6eとで形成し、支持材
7の嵌合凹溝7cの内側に係止突片6e,6eの係止段
部6hに係合する外向きの係止爪7jを有する一対の係
止突起7k,7kを形成したものであってもよい。ま
た、図7に示すように、支持材7の保形部7aの頂部の
他に両側の被冠係止部7f,7fにクッション材8内に
食込む一対の脚部15,15を有するチャンネル状の食
込み係止部材16,16,16を取付ければ、更に強固
にクッション材8を支持材7の保形部7aに被着するこ
とができる。なお、図7においては食込み係止部材16
が3つ設けられているので、支持材7へのクッション材
8の保形性を高めることができる。
bを先端頂部に狭隘開口溝6cを有する中空状の矩形膨
隆部にて形成し、支持材の嵌合部7bには係止突部6b
を嵌合する嵌合凹溝7cと、係止突起7e,7eを形成
した場合について説明したが、必ずしもこのような形態
である必要はなく、例えば図5に示すように、ブラケッ
ト6の係止突部6bの両側に係止段部6gを形成すると
共に、先端側頂部に案内溝6dを形成し、支持材7の嵌
合凹溝7cの開口側端部に係止段部6gに係合する係止
爪7hを形成すると共に、案内溝6d内に嵌合される一
対の案内凸条7i,7iを形成してもよい。また、別の
形態として、図6に示すように、ブラケット6の係止突
部6bを段部4の開口側面4aと側枠2の開口面に取付
ねじ14をもって固定されるL形状の取付部6aと、こ
の取付部6aから突出すると共に対向面に係止段部6h
を有する一対の係止突片6e,6eとで形成し、支持材
7の嵌合凹溝7cの内側に係止突片6e,6eの係止段
部6hに係合する外向きの係止爪7jを有する一対の係
止突起7k,7kを形成したものであってもよい。ま
た、図7に示すように、支持材7の保形部7aの頂部の
他に両側の被冠係止部7f,7fにクッション材8内に
食込む一対の脚部15,15を有するチャンネル状の食
込み係止部材16,16,16を取付ければ、更に強固
にクッション材8を支持材7の保形部7aに被着するこ
とができる。なお、図7においては食込み係止部材16
が3つ設けられているので、支持材7へのクッション材
8の保形性を高めることができる。
【0023】なお、図5ないし図7において、その他の
部分は図3と同じであるので、同一部分には同一符号を
付して、その説明は省略する。
部分は図3と同じであるので、同一部分には同一符号を
付して、その説明は省略する。
【0024】◎第二実施例 図8はこの発明の保護構造の第二実施例の要部断面図、
図9はその取付状態の断面図が示されている。
図9はその取付状態の断面図が示されている。
【0025】第二実施例における保護構造は側枠2,3
(以下に側枠3で代表する)の段部4に固定されたブラ
ケット26の横方向から支持材27を差込んで支持材2
7及びクッション材8を固定するようにした場合であ
る。すなわち、段部4の開口側面4aに取付ねじ14を
もって固定されるブラケット26を段部4に固定される
矩形状基部26aの先端側から開口側に向って延在する
突片26bによって差込み凹部26cを形成し、支持材
27の基部側の一端には差込み凹部26c内に差込み係
止する横向き突起27aを形成すると共に、他端側に側
枠2の開口面に当接すると共に固定ねじ18にて止着係
止される取付片27bを形成した場合である。なおこの
場合、支持材27の保形部7aの一端には被冠係止部7
fが設けられ、他端側にはクッション材8に設けられた
係止凸条8aの多段楔部8gと係合する多段係止段部2
7cを有する係止凹所27dが設けられている。
(以下に側枠3で代表する)の段部4に固定されたブラ
ケット26の横方向から支持材27を差込んで支持材2
7及びクッション材8を固定するようにした場合であ
る。すなわち、段部4の開口側面4aに取付ねじ14を
もって固定されるブラケット26を段部4に固定される
矩形状基部26aの先端側から開口側に向って延在する
突片26bによって差込み凹部26cを形成し、支持材
27の基部側の一端には差込み凹部26c内に差込み係
止する横向き突起27aを形成すると共に、他端側に側
枠2の開口面に当接すると共に固定ねじ18にて止着係
止される取付片27bを形成した場合である。なおこの
場合、支持材27の保形部7aの一端には被冠係止部7
fが設けられ、他端側にはクッション材8に設けられた
係止凸条8aの多段楔部8gと係合する多段係止段部2
7cを有する係止凹所27dが設けられている。
【0026】上記のように構成される第二実施例におけ
る保護材5を取付けるには、図9に示すように、まず、
取付ねじ14をもってブラケット26を段部4の上下方
向に適宜間隔をおいて固定する。そして、クッション材
8の係止凸条8aを支持材27の被冠係止部7fに係止
させると共に、多段楔部8gを有する係止凸条8aを係
止凹所27dに係止させてクッション材8を被着した支
持材27の横向き突起27aをブラケット26の差込み
凹部26c内に嵌合した後、側枠3の開口面に当接した
取付片27bを固定ねじ18をもって側枠2に止着係止
することによって支持材27及びクッション材8をブラ
ケット26に固定することができる。なお、固定ねじ1
8を取付ける場合には、取付片27bの外側のクッショ
ン材8の舌片8dを捲し上げて行う。このように取付け
ることによって、ブラケット26の差込み凹部26cと
支持材27の横向き突起27aを見ながら取付作業を行
うことができるので、位置合せが簡単となり、容易に保
護材5の取付を行うことができる。しかも、支持材27
は取付方向及び左右方向にがたつくことがなく、強固な
固定構造とすることができる。
る保護材5を取付けるには、図9に示すように、まず、
取付ねじ14をもってブラケット26を段部4の上下方
向に適宜間隔をおいて固定する。そして、クッション材
8の係止凸条8aを支持材27の被冠係止部7fに係止
させると共に、多段楔部8gを有する係止凸条8aを係
止凹所27dに係止させてクッション材8を被着した支
持材27の横向き突起27aをブラケット26の差込み
凹部26c内に嵌合した後、側枠3の開口面に当接した
取付片27bを固定ねじ18をもって側枠2に止着係止
することによって支持材27及びクッション材8をブラ
ケット26に固定することができる。なお、固定ねじ1
8を取付ける場合には、取付片27bの外側のクッショ
ン材8の舌片8dを捲し上げて行う。このように取付け
ることによって、ブラケット26の差込み凹部26cと
支持材27の横向き突起27aを見ながら取付作業を行
うことができるので、位置合せが簡単となり、容易に保
護材5の取付を行うことができる。しかも、支持材27
は取付方向及び左右方向にがたつくことがなく、強固な
固定構造とすることができる。
【0027】なお、上記説明ではブラケット26の差込
み凹部26c内に支持材27の横向き突起27aを差込
んで係止させた場合について述べたが、図11に示すよ
うに、差込み凹部26cの開口側すなわち突片26bの
先端と横向き突起27aの先端部に互いに係合するテー
パ付係合爪26d,27eを設けることによってより強
固な固定を行うことができる。また、上記説明では横向
き突起27aと取付片27bが支持材27と一体に形成
される場合について説明したが、必ずしも横向き突起2
7aを支持材27と一体に形成する必要はなく、図11
に示すように、横向き突起27aと取付片27bを有す
る取付部材27fを固定ねじ19等の固定手段によって
支持材27に固定したものであってもよい。更に、上記
説明ではクッション材8に設けた係止凸条8aを支持材
27の一端に設けた係止凹所27dに係止させている
が、上記第一実施例と同様に、支持材27の両側に設け
た被冠係止部7fにクッション材8の係止凸条8aを係
止させるようにしてもよい(図11参照)。
み凹部26c内に支持材27の横向き突起27aを差込
んで係止させた場合について述べたが、図11に示すよ
うに、差込み凹部26cの開口側すなわち突片26bの
先端と横向き突起27aの先端部に互いに係合するテー
パ付係合爪26d,27eを設けることによってより強
固な固定を行うことができる。また、上記説明では横向
き突起27aと取付片27bが支持材27と一体に形成
される場合について説明したが、必ずしも横向き突起2
7aを支持材27と一体に形成する必要はなく、図11
に示すように、横向き突起27aと取付片27bを有す
る取付部材27fを固定ねじ19等の固定手段によって
支持材27に固定したものであってもよい。更に、上記
説明ではクッション材8に設けた係止凸条8aを支持材
27の一端に設けた係止凹所27dに係止させている
が、上記第一実施例と同様に、支持材27の両側に設け
た被冠係止部7fにクッション材8の係止凸条8aを係
止させるようにしてもよい(図11参照)。
【0028】なお、第二実施例においてその他の部分は
上記第一実施例と同じであるので、同一部分には同一符
号を付してその説明は省略する。
上記第一実施例と同じであるので、同一部分には同一符
号を付してその説明は省略する。
【0029】◎第三実施例 図12はこの発明の保護構造の第三実施例の要部断面
図、図13はその取付状態の断面図が示されている。
図、図13はその取付状態の断面図が示されている。
【0030】第三実施例における保護構造は、側枠3の
段部4に固定されたブラケット36の一端に支持材37
を引掛けた後、支持材37を回転させて支持材37及び
クッション材8を固定するようにした場合である。すな
わち、ブラケット36の端部に断面円弧状の回転受部3
6aを形成し、支持材37の一端に形成された断面湾曲
凹状の回転係合部37aを回転受部36aに引掛け係止
すると共に、支持材37の他端側に形成された取付片3
7bを側枠3の開口面に固定ねじ18をもって止着係止
した場合である。
段部4に固定されたブラケット36の一端に支持材37
を引掛けた後、支持材37を回転させて支持材37及び
クッション材8を固定するようにした場合である。すな
わち、ブラケット36の端部に断面円弧状の回転受部3
6aを形成し、支持材37の一端に形成された断面湾曲
凹状の回転係合部37aを回転受部36aに引掛け係止
すると共に、支持材37の他端側に形成された取付片3
7bを側枠3の開口面に固定ねじ18をもって止着係止
した場合である。
【0031】上記のように構成される第三実施例におけ
る保護材5を取付けるには、図13に示すように、ま
ず、取付ねじ14をもってブラケット36を段部4の上
下方向に適宜間隔をおいて固定する。次に、クッション
材8の係止凸条8aを支持材37の被冠係止部7fに係
止させてクッション材8を被着した支持材37の回転係
合部37aをブラケット36の回転受部36aに巻込む
ように嵌合した後、この嵌合部を支点として支持材37
を図において時計方向に回転させて側枠3の開口面に取
付片37bを当接する。そして、取付片37bの外側に
被着されるクッション材8の舌片8dを捲し上げて固定
ねじ18をもって取付片37bを側枠3に止着係止する
ことによって支持材37及びクッション材8をブラケッ
ト36に固定することができる。
る保護材5を取付けるには、図13に示すように、ま
ず、取付ねじ14をもってブラケット36を段部4の上
下方向に適宜間隔をおいて固定する。次に、クッション
材8の係止凸条8aを支持材37の被冠係止部7fに係
止させてクッション材8を被着した支持材37の回転係
合部37aをブラケット36の回転受部36aに巻込む
ように嵌合した後、この嵌合部を支点として支持材37
を図において時計方向に回転させて側枠3の開口面に取
付片37bを当接する。そして、取付片37bの外側に
被着されるクッション材8の舌片8dを捲し上げて固定
ねじ18をもって取付片37bを側枠3に止着係止する
ことによって支持材37及びクッション材8をブラケッ
ト36に固定することができる。
【0032】したがって、ブラケット36の回転受部3
6aと支持材37の回転係合部37aを回転可能に嵌合
させた後、回転操作によって取付作業を行うことができ
るので、位置合せが簡単となり、容易に保護材5の取付
を行うことができる。しかも、支持材7は取付方向及び
左右方向にがたつくことがなく、強固な固定構造とする
ことができる。
6aと支持材37の回転係合部37aを回転可能に嵌合
させた後、回転操作によって取付作業を行うことができ
るので、位置合せが簡単となり、容易に保護材5の取付
を行うことができる。しかも、支持材7は取付方向及び
左右方向にがたつくことがなく、強固な固定構造とする
ことができる。
【0033】なお、上記説明では回転受部36aが断面
円弧状に形成され、回転係合部37aが断面湾曲凹状に
形成した場合について説明したが、必ずしもこのような
構造である必要はなく、回転受部36aを断面湾曲凹状
にし、回転係合部37aを断面円弧状に形成してもよ
い。また、第三実施例において、その他の部分は上記第
一実施例及び第二実施例と同じであるので、同一部分に
は同一符号を付してその説明は省略する。
円弧状に形成され、回転係合部37aが断面湾曲凹状に
形成した場合について説明したが、必ずしもこのような
構造である必要はなく、回転受部36aを断面湾曲凹状
にし、回転係合部37aを断面円弧状に形成してもよ
い。また、第三実施例において、その他の部分は上記第
一実施例及び第二実施例と同じであるので、同一部分に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【0034】◎第四実施例 図14はこの発明の保護構造の第四実施例の要部断面
図、図15は図14のA−A線に沿う断面図が示されて
いる。
図、図15は図14のA−A線に沿う断面図が示されて
いる。
【0035】第四実施例における保護構造はブラケット
46に支持材47を引掛けた状態で係止させるようにし
た場合である。すなわち、ブラケット46を図16に示
すように、4本の取付ねじ14によって段部4の開口側
面4aに固定される矩形板状基部46aと、この基部4
6aの一側辺から直角に折曲される折曲片46bとで構
成し、基部46aのほぼ中央にクランク状に切起される
上向きの引掛け片46cを形成すると共に、その両側の
上下端部には支持材47の両側面に当接すべく基部46
aから直角に切起される矩形状の4つの案内片46d,
46d…を突設する。そして、支持材47の取付側面に
設けられた孔部47aを引掛け片46cに差し込んで引
掛け係止すると共に、案内片46d,46d…に支持材
47の両側面を当接して係止固定するようにした場合で
ある。
46に支持材47を引掛けた状態で係止させるようにし
た場合である。すなわち、ブラケット46を図16に示
すように、4本の取付ねじ14によって段部4の開口側
面4aに固定される矩形板状基部46aと、この基部4
6aの一側辺から直角に折曲される折曲片46bとで構
成し、基部46aのほぼ中央にクランク状に切起される
上向きの引掛け片46cを形成すると共に、その両側の
上下端部には支持材47の両側面に当接すべく基部46
aから直角に切起される矩形状の4つの案内片46d,
46d…を突設する。そして、支持材47の取付側面に
設けられた孔部47aを引掛け片46cに差し込んで引
掛け係止すると共に、案内片46d,46d…に支持材
47の両側面を当接して係止固定するようにした場合で
ある。
【0036】上記のように構成される保護構造におい
て、保護材5を取付けるには、図17に示すように、ま
ず、ブラケット46を取付ねじ14をもって段部4の開
口側面4aに固定する。この場合、ブラケット46は段
部4の上下方向に適宜間隔をおいて3個取付られる。次
に、クッション材8の係止凸条8aを支持材47の被冠
係止部7fに係止させてクッション材8を被着した支持
材47を案内片46d,46d…間に挿入すると共に、
孔部47aを引掛け片46cに差込んだ後、支持材47
を下方に移動させて孔部47aを引掛け片46cに引掛
け係止させることによって支持材47及びクッション材
8を固定することができる。この場合、ブラケット46
の折曲片46bにクッション材8の舌片8dが当接する
ので、折曲片46bの長さを短くしたり、あるいは折曲
片46bを側枠2側に変形させることによって舌片8d
を側枠側へ積極的に位置させて舌片8dが不用意に捲り
上げられるのを防止することができる。
て、保護材5を取付けるには、図17に示すように、ま
ず、ブラケット46を取付ねじ14をもって段部4の開
口側面4aに固定する。この場合、ブラケット46は段
部4の上下方向に適宜間隔をおいて3個取付られる。次
に、クッション材8の係止凸条8aを支持材47の被冠
係止部7fに係止させてクッション材8を被着した支持
材47を案内片46d,46d…間に挿入すると共に、
孔部47aを引掛け片46cに差込んだ後、支持材47
を下方に移動させて孔部47aを引掛け片46cに引掛
け係止させることによって支持材47及びクッション材
8を固定することができる。この場合、ブラケット46
の折曲片46bにクッション材8の舌片8dが当接する
ので、折曲片46bの長さを短くしたり、あるいは折曲
片46bを側枠2側に変形させることによって舌片8d
を側枠側へ積極的に位置させて舌片8dが不用意に捲り
上げられるのを防止することができる。
【0037】したがって、第四実施例によれば、ブラケ
ット46の案内片46d,46d…に沿って支持材47
を挿入し、孔部47aを引掛け片46cに差込むので、
取付が簡単であり、しかも、支持材47は取付方向及び
左右方向にがたつくことがなく、強固な固定構造とする
ことができる。また、ブラケット46に折曲片46bを
設けるので、支持材47の構造が簡単となり、材料の削
減を図ることができる。なお、第四実施例においては、
支持材47をブラケツト46の引掛け片46cに差込ん
だ後、下方に落し込むので、特に保護材5の上端部と躯
体の天井部との間に隙間が生ずるが、保護材5を固定し
た後、保護材5と天井部との隙間にシール材等を充填あ
るいは介挿すればよい。
ット46の案内片46d,46d…に沿って支持材47
を挿入し、孔部47aを引掛け片46cに差込むので、
取付が簡単であり、しかも、支持材47は取付方向及び
左右方向にがたつくことがなく、強固な固定構造とする
ことができる。また、ブラケット46に折曲片46bを
設けるので、支持材47の構造が簡単となり、材料の削
減を図ることができる。なお、第四実施例においては、
支持材47をブラケツト46の引掛け片46cに差込ん
だ後、下方に落し込むので、特に保護材5の上端部と躯
体の天井部との間に隙間が生ずるが、保護材5を固定し
た後、保護材5と天井部との隙間にシール材等を充填あ
るいは介挿すればよい。
【0038】第四実施例において、案内片46d,46
d…が基部46aの上下端部から切起された矩形状片に
て形成される場合について説明したが、各案内片46d
の支持材固定側開口部に支持材47の挿入を容易にする
ための案内傾斜面46eを形成することにより(図18
参照)、支持材47の挿入案内を更に容易にすることが
できる点で好ましい。また、案内片46dは少なくとも
左右に1つずつ設けられていれば任意の数でよく、ま
た、案内片46dの形状は必ずしもこの実施例のものに
限定されるものではなく、任意の形状にすることができ
ることは勿論である。
d…が基部46aの上下端部から切起された矩形状片に
て形成される場合について説明したが、各案内片46d
の支持材固定側開口部に支持材47の挿入を容易にする
ための案内傾斜面46eを形成することにより(図18
参照)、支持材47の挿入案内を更に容易にすることが
できる点で好ましい。また、案内片46dは少なくとも
左右に1つずつ設けられていれば任意の数でよく、ま
た、案内片46dの形状は必ずしもこの実施例のものに
限定されるものではなく、任意の形状にすることができ
ることは勿論である。
【0039】なお、第四実施例において、その他の部分
は上記第一実施例ないし第三実施例と同じであるので、
同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
は上記第一実施例ないし第三実施例と同じであるので、
同一部分には同一符号を付してその説明は省略する。
【0040】上記実施例では側枠2,3の廊下側縁部に
段部4を形成し、この段部に保護材5を取付けた保護構
造について説明したが、室側も同様に保護することもで
きる。
段部4を形成し、この段部に保護材5を取付けた保護構
造について説明したが、室側も同様に保護することもで
きる。
【0041】なお、上記実施例ではクッション材8の被
着を支持材7,27,37,47に被冠係止させる場合
と接着させる場合について説明したが、必ずしもこのよ
うな被着方式である必要はなく、例えばクッション材8
の裏面に支持材を一体的に成形し、支持材の上下端部で
ドア開口部1に支持するようにしたものであってもよ
い。また、上記実施例では両側枠2,3に保護材5を取
付けた場合について説明したが、両側枠2,3の他に上
枠にも同様に保護材5を取付けることも可能である。
着を支持材7,27,37,47に被冠係止させる場合
と接着させる場合について説明したが、必ずしもこのよ
うな被着方式である必要はなく、例えばクッション材8
の裏面に支持材を一体的に成形し、支持材の上下端部で
ドア開口部1に支持するようにしたものであってもよ
い。また、上記実施例では両側枠2,3に保護材5を取
付けた場合について説明したが、両側枠2,3の他に上
枠にも同様に保護材5を取付けることも可能である。
【0042】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のドア
開口部の保護構造によれば、上記のように構成されてい
るので、以下のような効果が得られる。
開口部の保護構造によれば、上記のように構成されてい
るので、以下のような効果が得られる。
【0043】1)取付において予め工場や現場において
クッション材を支持材に被着した状態で、支持材を段部
に固定されたブラケットに固定することができるので、
取付作業を容易にすることができると共に、確実にクッ
ション材を被着することができる。
クッション材を支持材に被着した状態で、支持材を段部
に固定されたブラケットに固定することができるので、
取付作業を容易にすることができると共に、確実にクッ
ション材を被着することができる。
【0044】2)ブラケットと支持材とを取付方向及び
左右方向に規制させた状態で固定するので、クッション
材はがたつくことがなく、強固に固定することができ
る。
左右方向に規制させた状態で固定するので、クッション
材はがたつくことがなく、強固に固定することができ
る。
【0045】3)ベッド、担架あるいは配膳車等の移動
手段の運搬、移動が伴うドア開口部周縁の保護及び運搬
手段への衝撃の緩和を図ることができる。
手段の運搬、移動が伴うドア開口部周縁の保護及び運搬
手段への衝撃の緩和を図ることができる。
【図1】この発明の保護構造を有するドア開口部の全体
を示す概略斜視図である。
を示す概略斜視図である。
【図2】この発明の保護構造の第一実施例の横断面図で
ある。
ある。
【図3】図2の要部拡大断面図である。
【図4】第一実施例の取付状態を示す断面図である。
【図5】第一実施例の別の形態を示す断面図である。
【図6】第一実施例の更に別の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図7】第一実施例の更に別の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図8】この発明の保護構造の第二実施例を示す断面図
である。
である。
【図9】第二実施例の取付状態を示す断面図である。
【図10】第二実施例の別の形態を示す断面図である。
【図11】図10に示した取付構造の取付状態を示す断
面図である。
面図である。
【図12】この発明の保護構造の第三実施例を示す断面
図である。
図である。
【図13】第三実施例の取付状態を示す断面図である。
【図14】この発明の保護構造の第四実施例を示す断面
図である。
図である。
【図15】図14のA−A線に沿う断面図である。
【図16】第四実施例におけるブラケットを示す斜視図
である。
である。
【図17】第四実施例の取付状態を示す断面図である。
【図18】第四実施例におけるブラケットの別の形態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
1 ドア開口部 2,3 側枠 4 段部 5 保護材 6 ブラケット 6b 係止突部 7 支持材 7b 嵌合部 7e 係止突起 8 クッション材 8a 係止凸条 8c 主体部 8d 舌片 26 ブラケット 26c 差込み凹部 27 支持材 27a 横向き突起 27b 取付片 36 ブラケット 36a 回転受部 37 支持材 37a 回転係合部 37b 取付片 46 ブラケット 46c 引掛け片 46d 案内片 47 支持材 47a 孔部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/98 E06B 1/00 - 1/70 B66B 13/30
Claims (5)
- 【請求項1】 ドア開口部の少なくとも対向する両側枠
の開口側縁部に凹状の段部を形成し、 上記段部には、その上下方向に適宜間隔をおいてブラケ
ットを取付けると共に、このブラケットにクッション材
を被着した支持材を固定して、上記クッション材により
上記段部の表面及び段部に連なる側枠開口面を被覆して
なることを特徴とするドア開口部の保護構造。 - 【請求項2】 ブラケットに係止突部を形成し、支持材
のブラケットの対応面には嵌合凹溝を形成して、上記係
止突部に嵌合凹溝を嵌合係止して固定することを特徴と
する請求項1記載のドア開口部の保護構造。 - 【請求項3】 ブラケットに横向きの差込み凹部を形成
し、支持材の一端に形成された横向き突起を上記差込み
凹部に差込み係止すると共に、他端側に形成された取付
片を側枠開口面に止着係止してなることを特徴とする請
求項1記載のドア開口部の保護構造。 - 【請求項4】 ブラケットに回転受部を形成し、支持材
の一端に形成された回転係合部を上記回転受部に引掛け
係止すると共に、他端側に形成された取付片を側枠開口
面に止着係止してなることを特徴とする請求項1記載の
ドア開口部の保護構造。 - 【請求項5】 ブラケットのほぼ中央に上向きの引掛け
片を形成すると共に、両側には、支持材の両側面に当接
する案内片を突設し、支持材に設けた孔部を上記引掛け
片に差し込んで引掛け係止すると共に、上記案内片によ
り支持材の両側面を当接して係止することを特徴とする
請求項1記載のドア開口部の保護構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20229891A JP2936499B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | ドア開口部の保護構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20229891A JP2936499B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | ドア開口部の保護構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0525978A JPH0525978A (ja) | 1993-02-02 |
JP2936499B2 true JP2936499B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=16455233
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20229891A Expired - Fee Related JP2936499B2 (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | ドア開口部の保護構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2936499B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5994252B2 (ja) * | 2012-01-11 | 2016-09-21 | 株式会社シブタニ | 引戸の戸先側縦枠における補助枠構造 |
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