JP4467919B2 - 埋込みレールへのフック係止構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、埋込みレールへのフック係止構造に関し、特に建築用水平部材に取り付けられ、ピクチャーレール等として用いられる埋込みレールへのフック係止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば建築物の屋内における壁面、天井面、梁等(以下壁面等という)から、絵画や装飾品、或いは衣類や日用品等を吊り下げるためのフック部材は、壁面等に孔を開けたり、固定ネジ等を打ち込むことによって壁面等に直接取り付けて用いられる他、ピクチャーレール等として壁面等に予め設置したレール部材に対して、フック部材を横方向にスライド移動可能に取り付けて用いられる場合が多く、これらのフック部材から、絵画や装飾品等の被係止物が安定した状態で吊り下げられることになる。
【0003】
また、フック部材をスライド移動させるピクチャーレール等のレール部材は、屋内に露出した状態で壁面等に設置されると、特にレール部材が建築物の居室空間内の壁面等に設置される場合には、周囲の美感を損ないやすくなることから、このようなレール部材を目立たなくするために、レール部材を、壁面の上端部と天井板の側端面との間に形成された目地伏隙間に配置したフック構造や(例えば、特許文献1参照)、レール部材を、室内の壁面に沿って水平に配置される長押や回り縁の下端部に覆い隠すように埋設配置したフック構造が開発されている(例えば、特許文献2、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−178697号公報
【特許文献2】
特開2000−210187号公報
【特許文献3】
特開2003−52504号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載のフック構造によれば、目地伏隙間からはみ出た部分のレール部材はシート状の表面化粧材で覆う必要があるため、レール部材が屋内に露出しないように覆い隠す作業に手間がかかると共に、レール部材に対するフック部材の係合が不安定で、レール部材からフック部材が外れ易い。
【0006】
特許文献2,3のフック構造によれば、長押や回り縁の下端部に埋設されることにより、レール部材は容易且つ効果的に覆い隠されることが可能である一方で、フック部材は、長押や回り縁の壁面等への取り付け前に、レール部材の両端の挿入口からレール部材に挿入して、予め必要数のフック部材を長押や回り縁に取り付けておく必要がある。そして、長押や回り縁の壁面等への組り付け後は、レール部材の両端の挿入口は柱等の他の建築部材によって塞がれることから、フック部材をレール部材に新たに追加したり、不要なフック部材の取り外しや交換等を行うことができなくなるため、被係止部材を係止するのに使われていない余分のフック部材が邪魔になったり、フック部材が不足して、必要な数の絵画や装飾品等をレール部材から吊り下げることができなくなる場合がある。
【0007】
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたものであり、長押、回り縁、付け鴨居、畳寄等の建築用水平部材の内部に形成されたレール部に対して、当該建築用水平部材の組付け後に、必要な数のフック部材を容易且つ安定した状態で取り付けてゆくことができると共に、取り付けたフック部材を必要に応じて容易に取り外したり、交換することのできる埋込みレールへのフック係止構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、長押、回り縁、付け鴨居、畳寄等の建築用水平部材の長手方向に沿って形成され、部材表面に開口する開口部よりも奥部の幅が広くなった、縦溝部と横溝部とからなる断面L字状部分を含む中空断面形状を有する埋込みレール部と、前記開口部を介してレール係止フック部を挿入することにより前記埋込みレール部に係止されるフック部材とからなり、前記埋込みレール部は、前記断面L字状部分の内側角部から前記縦溝部の奥部側に突出する係止部を備えており、前記フック部材は、胴部を挟んだ一端部に前記レール係止フック部が設けられ、他端部に被係止物を係止する主係止フック部が設けられた係止フック本体と、該係止フック本体の前記縦溝部内の胴部に重ねて配置される補助プレートとからなり、前記縦溝部は、前記フック部材の前記レール係止フック部が挿入可能で、且つ前記フック本体の前記胴部と前記補助プレートとを重ね合わせた厚さよりも若干大きい幅を有しており、前記補助プレートは、その先端が、前記レール係止フック部と前記係止部との係止長さよりも短い間隔で前記縦溝部の突当たり面と近接するように配置された状態で、前記係止フック本体と一体固定されており、前記係止フック本体を前記埋込みレール部の縦溝部に挿入して前記レール係止フック部を前記係止部に係止した後、前記補助プレートを前記縦溝部内の前記胴部に重ね合わせて前記係止フック本体と一体固定する埋込みレールへのフック係止構造を提供することにより、上記目的を達成したものである(請求項1記載の発明)。
【0009】
ここで、前記埋込みレール部は、埋込みレール部材を埋設することによって形成することができる(請求項2記載の発明)。
【0010】
また、前記埋込みレール部は、建築用水平部材の長手方向に沿って切り欠いた切欠き溝によって形成することもできる(請求項3記載の発明)。
【0012】
また、本発明の埋込みレールへのフック係止構造によれば、前記係止フック本体の胴部に設けられた固定孔と、前記補助プレートに設けられた固定孔とを合致させて固定ネジで締め付けることにより、前記補助プレートと前記係止フック本体とが一体として締結固定され、且つ少なくとも一方の固定孔が長孔となっていることにより、前記補助プレートと前記係止フック本体との相対位置を調整可能となっていることが好ましい(請求項4記載の発明)。
【0013】
さらに、本発明の埋込みレールへのフック係止構造によれば、前記建築用水平部材は、人の目線よりも上方部分に設けられており、前記フック部材は、前記主係止フック部から前記被係止物を下方に吊り下げて用いることが好ましい(請求項5記載の発明)。
【0014】
なお、本発明によれば、埋込みレール部が形成される建築用水平部材は、建築物の壁面、天井面、梁等における人の目線よりも上方部分に設けられる水平部材の他、人の目線よりも下方に配置される、例えば建築物の床部分に設けられる畳寄等の水平部材であって良い。また本発明の係止構造によって埋込みレール部に取り付けられるフック部材は、被係止物を吊り下げるために用いるものの他、例えば被係止物を係止して下方や側方から当該被係止物を支持するための支持部材等として用いるものであっても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本発明の一実施形態に係る埋込みレールへのフック係止構造は、例えば図1に示すように、木造住宅建築物の和室における壁面33の上部に沿って人の目線より上方に取り付けられると共に、長押30の下方に隣接して配置される付け鴨居31を建築用水平部材として、当該付け鴨居31の下端部分に埋設されたピクチャーレールである埋込みレール部材14(図2参照)に対して、例えば装飾物32を吊り下げるためのフック部材16を、取り付け及び取り外し可能に、且つ交換可能に安定した状態で取り付けてゆくための係止構造として採用されたものである。
【0016】
すなわち、本実施形態の埋込みレールへのフック係止構造10は、図2に示すように、建築用水平部材である付け鴨居31の長手方向X(図1参照)に沿って埋設され、付け鴨居31の下面に開口する開口部11よりも奥部の幅が広くなった、縦溝部12と横溝部13とからなる断面L字状部分による中空断面形状を有する埋込みレール部としての埋込みレール部材14と、開口部11を介してレール係止フック部17を挿入することにより埋込みレール部材14に係止されるフック部材16とからなり、埋込みレール部材14は、断面L字状部分の内側角部から縦溝部12の奥部側に突出する係止部としての係止片15を備えている。また、フック部材16は、図3にも示すように、胴部18を挟んだ一端部にレール係止フック部17が設けられ、他端部に被係止物(絵画)32を係止する主係止フック部19が設けられた係止フック本体20と、この係止フック本体20の胴部18に重ねて配置される補助プレート21とによって構成されている。
【0017】
そして、係止フック本体20を埋込みレール部材14の縦溝部12に挿入してレール係止フック部17を係止片15に係止した後、補助プレート21を縦溝部12内の胴部18に重ね合わせて係止フック本体20と一体固定することにより、フック部材16を埋込みレール部材14に安定した状態で取り付けることができるようになっている。
【0018】
また、本実施形態によれば、補助プレート21は、その先端が、レール係止フック部17と係止片15との係止長さLよりも短い間隔Sで縦溝部12の突当たり面と近接するように配置された状態で、係止フック本体20と一体固定されている。
【0019】
本実施形態のフック係止構造10を構成する埋込みレール部材14は、例えばプラスチック等の合成樹脂により形成されされた直線状の長尺部材であって、付け鴨居31の加工時に、これの全長に亘って形成した挿入溝34にしゃくり込むようにして埋設固定されて、付け鴨居31に予め取り付けられている。
【0020】
また、埋込みレール部材14は、その横断面形状が、縦溝部12と横溝部13とからなるL字状の中空断面形状となっている。本実施形態によれば、縦溝部12は、付け鴨居31の下面から垂直上方に延設される部分であって、フック部材16のレール係止フック部17が挿入可能で、且つ係止フック本体20の胴部18と補助プレート21とを重ね合わせた厚さよりも若干大きい幅を有している。また横溝部13は、縦溝部12の奥部を側方に拡幅するようにして、縦溝部12から直角に延設される部分である。そして、縦溝部12と横溝部13とによる断面L字状部分の内側角部には、当該内側角部から縦溝部12の奥部側に突出して、縦溝部12の一方の側壁部の延長上に、フック部材16のレール係止フック部17が係止される係止片15が設けられている。
【0021】
本実施形態のフック係止構造10を構成するフック部材16の係止フック本体20は、例えばプラスチック等の合成樹脂により形成される縦長矩形形状のプレート状部材であって、胴部18を挟んだ上端部が断面コの字状に折り返されてレール係止フック部17が設けられていると共に、胴部18を挟んだ下端部の略三角形状部分が断面U字状に折り返されて主係止フック部19が設けられている。また係止フック本体20の胴部18の中央部分には、縦長の長円形状の長孔22が、固定ネジ23を締め付けるための固定孔として開口形成されている。
【0022】
フック部材16の補助プレート21は、例えばプラスチック等の合成樹脂により形成される縦長矩形形状の帯板部材であって、これの下方部分には、円形孔24が、固定ネジ23を締め付けるための固定孔として開口形成されている。
【0023】
そして、後述するようにフック部材16を付け鴨居31の埋込みレール部材14に取り付ける際に、長孔22と円形孔24とを合致させて、固定ネジ23を締め付けることにより、係止フック本体20と補助プレート21とを重ね合わせた状態で一体として容易に締結固定することができるようになっている。また係止フック本体20の固定孔が長孔22となっていることにより、円形孔24を長孔22に沿ってスライド移動させて、補助プレート21と係止フック本体20との相対位置を調整しつつこれらを一体化することが可能となっており、これによって、フック部材16の全体の長さを容易に調整することができるようになっている。
【0024】
本実施形態によれば、和室の壁面33に装飾物32を設置するために、付け鴨居31に埋設されたピクチャーレールとしての埋込みレール部材14にフック部材16を取り付けてゆくには、まず係止フック本体20を付け鴨居31の下方から埋込みレール部材14の縦溝部12に挿入してこれのレール係止フック部17を係止片15に係止する。しかる後に、補助プレート21を縦溝部12内の胴部18に重ね合わせるように配置し、固定ネジ23を用いて補助プレート21と係止フック本体20とを締結固定する。これによって、縦溝部12内において重ね合わされた係止フック本体20の胴部18と補助プレート21とが相当の厚さで縦溝部12内に配置されることになり、縦溝部12内の遊びを少なくしてフック部材16の移動やがたつきを抑制することにより、埋込みレール部材14からの外れを効果的に回避しつつ、フック部材16を安定した状態で埋込みレール部材14に取り付けることが可能になる。
【0025】
また、本実施形態によれば、係止フック本体20の固定孔が長孔22となっており、補助プレート21と係止フック本体20との相対位置を調整してフック部材16の全体の長さを容易に調整することができるので、補助プレート21の先端が、レール係止フック部17と係止片15との係止長さLよりも短い間隔Sで縦溝部12の突当たり面と近接するようにフック部材16の長さを調整することにより、係止フック本体20の埋込みレール部材14からの外れを確実に防止することが可能になると共に、フック部材16を埋込みレール部材14にさらに安定した状態で取り付けることが可能になる。
【0026】
一方、埋込みレール部材14に取り付けたフック部材16を取り外す際には、固定ネジ23の締め付けを解除して、係止フック本体20から補助プレート21を取り外せば、係止フック本体20は、埋込みレール部材14の内部で上下左右に相当の遊びをもって動くことができるようになるので、レール係止フック部17の係止片15への係止を解除して、埋込みレール部材14から係止フック本体20を抜き取ることにより、フック部材16を埋込みレール部材14から容易且つスムーズに取り外すことが可能になる。
【0027】
したがって、本実施形態の埋込みレールへのフック係止構造10によれば、付け鴨居31に埋設された埋込みレール部材14に対して、当該付け鴨居31の組付け後に、必要な数のフック部材16を容易且つ安定した状態で取り付けてゆくことができると共に、取り付けたフック部材16を必要に応じて容易に取り外したり、交換することができる。
【0028】
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、埋込みレール部の横断面形状はL字形状である必要は必ずしもなく、T字形状等の断面L字状部分を含む中空断面形状を有していれば良い。またレール係止フック部は、断面コの字状に折り返されたものである必要は必ずしもなく、補助プレートと係止フック本体とを一体化する手段は、固定ネジによるものである必要は必ずしもない。
【0029】
また、本発明のフック係止構造は、付け鴨居に限定されることなく、その他の建築用水平部材に対しても適用することができ、例えば図4に示すように、天井回り縁35に取り付けて使用することができる他、例えば図5に示すように、建築物の床部分等に設けられた畳寄36等の水平部材に取り付けて、被係止物37を下方や側方等から支持するための係止構造として用いることもできる。
【0030】
さらに、縦溝部と横溝部とからなる中空断面形状を有する埋込みレール部は、埋込みレール部材を埋設して形成する必要は必ずしもなく、例えば図6に示すように、建築用水平部材の長手方向に沿って切り欠いた断面L字状の切欠き溝38によって形成することもできる。このような断面L字状の切欠き溝38は、建築用水平部材を集成材によって形成する際に、重ね合わされる一方の部分に切欠き溝38を切り込んでおくことにより、断面L字状に容易に形成することが可能である。
【0031】
【発明の効果】
本発明の埋込みレールへのフック係止構造によれば、長押、回り縁、付け鴨居、畳寄等の建築用水平部材の内部に形成されたレール部に対して、当該建築用水平部材の組付け後に、必要な数のフック部材を容易且つ安定した状態で取り付けてゆくことができると共に、取り付けたフック部材を必要に応じて容易に取り外したり、交換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るフック係止構造により埋込みレール部材に取り付けられたフック部材から被係止物を係止する状況を例示する斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るフック係止構造の構成を説明する図1のA−Aに沿った断面図である。
【図3】フック部材に構成を説明する分解斜視図である。
【図4】本発明のフック係止構造の他の適用例を示す断面図である。
【図5】本発明のフック係止構造のさらに他の適用例を示す断面図である。
【図6】埋込みレール部の他の形態を例示する断面図である。
【符号の説明】
10 埋込みレールへのフック係止構造
11 開口部
12 縦溝部
13 横縦溝
14 埋込みレール部材(埋込みレール部)
15 係止片
16 フック部材
17 レール係止フック部
18 胴部
19 主係止フック部
20 係止フック本体
21 補助プレート
22 長孔(固定孔)
23 固定ネジ
24 円形孔(固定孔)
31 付け鴨居(建築用水平部材)
32 装飾物(被係止物)
33 壁面
34 挿入溝
38 切欠き溝(埋込みレール部)
L 係止長さ
S 間隔
X 長手方向

Claims (5)

  1. 長押、回り縁、付け鴨居、畳寄等の建築用水平部材の長手方向に沿って形成され、部材表面に開口する開口部よりも奥部の幅が広くなった、縦溝部と横溝部とからなる断面L字状部分を含む中空断面形状を有する埋込みレール部と、前記開口部を介してレール係止フック部を挿入することにより前記埋込みレール部に係止されるフック部材とからなり、
    前記埋込みレール部は、前記断面L字状部分の内側角部から前記縦溝部の奥部側に突出する係止部を備えており、
    前記フック部材は、胴部を挟んだ一端部に前記レール係止フック部が設けられ、他端部に被係止物を係止する主係止フック部が設けられた係止フック本体と、該係止フック本体の前記縦溝部内の胴部に重ねて配置される補助プレートとからなり、
    前記縦溝部は、前記フック部材の前記レール係止フック部が挿入可能で、且つ前記フック本体の前記胴部と前記補助プレートとを重ね合わせた厚さよりも若干大きい幅を有しており、
    前記補助プレートは、その先端が、前記レール係止フック部と前記係止部との係止長さよりも短い間隔で前記縦溝部の突当たり面と近接するように配置された状態で、前記係止フック本体と一体固定されており、
    前記係止フック本体を前記埋込みレール部の縦溝部に挿入して前記レール係止フック部を前記係止部に係止した後、前記補助プレートを前記縦溝部内の前記胴部に重ね合わせて前記係止フック本体と一体固定する埋込みレールへのフック係止構造。
  2. 前記埋込みレール部は、埋込みレール部材を埋設することにより形成される請求項1に記載の埋込みレールへのフック係止構造。
  3. 前記埋込みレール部は、建築用水平部材の長手方向に沿って切り欠いた切欠き溝によって形成される請求項1に記載の埋込みレールへのフック係止構造。
  4. 前記係止フック本体の胴部に設けられた固定孔と、前記補助プレートに設けられた固定孔とを合致させて固定ネジで締め付けることにより、前記補助プレートと前記係止フック本体とが一体として締結固定され、且つ少なくとも一方の固定孔が長孔となっていることにより、前記補助プレートと前記係止フック本体との相対位置を調整可能となっている請求項1〜3のいずれか1項に記載の埋込みレールへのフック係止構造。
  5. 前記建築用水平部材は、目線よりも上方部分に設けられており、前記フック部材は、前記主係止フック部から前記被係止物を下方に吊り下げて用いられる請求項1〜4のいずれか1項に記載の埋込みレールへのフック係止構造。
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