JP2936123B2 - 手作り最中 - Google Patents
手作り最中Info
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- JP2936123B2 JP2936123B2 JP2234093A JP23409390A JP2936123B2 JP 2936123 B2 JP2936123 B2 JP 2936123B2 JP 2234093 A JP2234093 A JP 2234093A JP 23409390 A JP23409390 A JP 23409390A JP 2936123 B2 JP2936123 B2 JP 2936123B2
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- Japan
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- skin
- bean
- bean paste
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- sealed
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- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Confectionery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、食べる際に皮の中にあんを詰め込むよう
にした手作り最中に関するものである。
にした手作り最中に関するものである。
従来より最中としては、あんを皮で包み込んだものが
一般的であるが、皮とあんをセットで販売し、食べる際
に皮の中にあんを入れるようにした手作り最中も知られ
ている。
一般的であるが、皮とあんをセットで販売し、食べる際
に皮の中にあんを入れるようにした手作り最中も知られ
ている。
あんを皮で包み込んだ最中の場合、柔らかいあんを詰
め込むと皮が溶けてしまい、固いあんを詰め込んだ場合
でも、製造してから食べるまでの間に、皮にあんの水分
が染み込んで皮の乾燥した状態のパリパリした固さがな
くなる。
め込むと皮が溶けてしまい、固いあんを詰め込んだ場合
でも、製造してから食べるまでの間に、皮にあんの水分
が染み込んで皮の乾燥した状態のパリパリした固さがな
くなる。
そこで食べる時に、皮の中にあんを詰め込む様にした
手作り最中が提供されているが、この場合には缶詰のあ
んを皮とセットで販売するか、又は定型を保つような固
いあんと皮をセットで箱入れして販売されていた。
手作り最中が提供されているが、この場合には缶詰のあ
んを皮とセットで販売するか、又は定型を保つような固
いあんと皮をセットで箱入れして販売されていた。
しかし缶詰のあんの場合には、1個分の単位で包装さ
れておらず皮への詰め込みが容易ではないと共に、一旦
缶を開封して残りがあると日持ちがせず、不経済であっ
た。
れておらず皮への詰め込みが容易ではないと共に、一旦
缶を開封して残りがあると日持ちがせず、不経済であっ
た。
また、固い定型の複数のあんを包装用箱の中に皮とセ
ットで入れて販売した場合には、あんを密封しておらず
衛生的ではなく清潔感に欠け、さらに柔らかくした食べ
やすいあんを用いることができなかった。
ットで入れて販売した場合には、あんを密封しておらず
衛生的ではなく清潔感に欠け、さらに柔らかくした食べ
やすいあんを用いることができなかった。
さらに、従来の手作り最中ではあんを密閉個包装して
いなかったため、腐らないようにするため糖度を60〜70
%の高い状態にしなければならず、糖度を40〜50%程度
の口当りのよい甘味とすることができなかった。
いなかったため、腐らないようにするため糖度を60〜70
%の高い状態にしなければならず、糖度を40〜50%程度
の口当りのよい甘味とすることができなかった。
そこでこの発明では、食べる時に皮の中にあんを詰め
込むことにより、皮のパリパリした湿り気のない風味を
保つことができると共に、食べるまであんを密封して衛
生的で日持ちのよい状態を保つことができ、さらにあん
を食べやすい程度の柔らかさにすることもでき、また、
皮の中へのあんの詰め込み作業もあんをこぼすことなく
容易に行うことができ、且つあんの糖度を低くしても腐
らず日持ちのする、手作り最中を提供しようとするもの
である。
込むことにより、皮のパリパリした湿り気のない風味を
保つことができると共に、食べるまであんを密封して衛
生的で日持ちのよい状態を保つことができ、さらにあん
を食べやすい程度の柔らかさにすることもでき、また、
皮の中へのあんの詰め込み作業もあんをこぼすことなく
容易に行うことができ、且つあんの糖度を低くしても腐
らず日持ちのする、手作り最中を提供しようとするもの
である。
前記の課題を解決するためこの発明の手作り最中で
は、最中1個分のあんを絞り出し可能な粘度として密閉
個包装し、前記包装の一方を開放可能にし、前記のあん
に対して2つ割れの中空形状とした皮を、あんとは別途
密閉包装して組合せた。
は、最中1個分のあんを絞り出し可能な粘度として密閉
個包装し、前記包装の一方を開放可能にし、前記のあん
に対して2つ割れの中空形状とした皮を、あんとは別途
密閉包装して組合せた。
尚、あんを40〜50%の低糖度で高温殺菌して実施する
ことができ、さらにはあん用包装の縁部シール内側に広
幅シール部を連設し、前記広幅シール部に包装破断用の
切れ目を形成して実施することができる。
ことができ、さらにはあん用包装の縁部シール内側に広
幅シール部を連設し、前記広幅シール部に包装破断用の
切れ目を形成して実施することができる。
前記の構成とした手作り最中では、食べる際に先ずあ
んを収容している包装の一方を開放し、この包装に入っ
た状態のあんを2つ割れとした皮の中に包み込み、包装
の開放部と反対側の縁を皮から出しておく。次に2つ割
れの皮が離れないように持ちながら皮から出している包
装の縁を引っ張る。包装の袋が外方に引かれるに従っ
て、中のあんは開口部から出て皮の中に押し出される。
んを収容している包装の一方を開放し、この包装に入っ
た状態のあんを2つ割れとした皮の中に包み込み、包装
の開放部と反対側の縁を皮から出しておく。次に2つ割
れの皮が離れないように持ちながら皮から出している包
装の縁を引っ張る。包装の袋が外方に引かれるに従っ
て、中のあんは開口部から出て皮の中に押し出される。
こうしてあんが皮の中に詰め込まれた状態になると食
べる状態の最中ができたのであり、皮が湿る前に成るべ
く早く食べる。
べる状態の最中ができたのであり、皮が湿る前に成るべ
く早く食べる。
また皮をも密閉包装すると、食べるまでに皮が湿るの
を防止でき、さらに縁部シールの内側に形成した広幅シ
ール部に切れ目を入れると、切れ目から引き裂くことに
より、シールの内側すなわちあんの収容側が破断されて
容易にあんを出すことができる。
を防止でき、さらに縁部シールの内側に形成した広幅シ
ール部に切れ目を入れると、切れ目から引き裂くことに
より、シールの内側すなわちあんの収容側が破断されて
容易にあんを出すことができる。
次にこの発明の構成を、一実施例として示した図面に
従って説明する。
従って説明する。
(1)は包装で、最中1個分のあん(2)が収容され
ている。前記包装(1)は合成樹脂シート等の水分を透
過しない材料を袋状として形成しており、あん(2)を
充填した後密閉している。
ている。前記包装(1)は合成樹脂シート等の水分を透
過しない材料を袋状として形成しており、あん(2)を
充填した後密閉している。
中のあん(2)は、絞り出し可能な粘度として包装さ
れているが、糖度を低くした液状であっても実施するこ
とができる。すなわち、あん(2)の粘度は口当りのよ
い甘味である40〜50%程度としている。従来の手作り最
中では、あん(2)を密閉個包装での高温殺菌をしてい
なかったため、腐らないように糖度を60〜70%と高くし
ていたがこの発明の手作り最中では、あん(2)を密閉
個包装して高温殺菌するため糖度を低く抑えることがで
きる。
れているが、糖度を低くした液状であっても実施するこ
とができる。すなわち、あん(2)の粘度は口当りのよ
い甘味である40〜50%程度としている。従来の手作り最
中では、あん(2)を密閉個包装での高温殺菌をしてい
なかったため、腐らないように糖度を60〜70%と高くし
ていたがこの発明の手作り最中では、あん(2)を密閉
個包装して高温殺菌するため糖度を低く抑えることがで
きる。
前記の包装(1)は、あん(2)を食べるまで密閉保
存するものであり、食べる際にあん(2)を包装(1)
から出さねばならない。そこで、包装(1)の一方を破
断して開放可能にしている。
存するものであり、食べる際にあん(2)を包装(1)
から出さねばならない。そこで、包装(1)の一方を破
断して開放可能にしている。
すなわち図示した実施例では、この包装(1)は筒状
とした袋を用い、前記袋の両開口部をシールして縁シー
ル(3)を形成しており、一方の縁部シール(3)内側
に広幅シール部(4)を連設し、前記広幅シール(4)
に包装破断用の切れ目(5)を形成している。
とした袋を用い、前記袋の両開口部をシールして縁シー
ル(3)を形成しており、一方の縁部シール(3)内側
に広幅シール部(4)を連設し、前記広幅シール(4)
に包装破断用の切れ目(5)を形成している。
前記の一個のあん(2)に対して、2つ割れの中空形
状とした皮(6)が組合せられている。
状とした皮(6)が組合せられている。
この皮(6)は包装箱内に詰め合わせてあん(2)と
の組合せ状態として販売されるが、皮(6)をも包装
(7)によって密閉状態を保つようにしている。
の組合せ状態として販売されるが、皮(6)をも包装
(7)によって密閉状態を保つようにしている。
前記あん(2)と皮(6)は、複数組をセットとして
箱等に詰め合わせて販売される。
箱等に詰め合わせて販売される。
この状態では、あん(2)と皮(6)は別個に存在し
ており最中として食べる形になっていない。そこで食べ
る際には、前記のあん(2)を皮(2)の中に詰め込ま
ねばならない。
ており最中として食べる形になっていない。そこで食べ
る際には、前記のあん(2)を皮(2)の中に詰め込ま
ねばならない。
そのためにこの発明の手作り最中では、第1図に示す
ようにして、あん(2)と皮(6)を組合せて食べる状
態にする。
ようにして、あん(2)と皮(6)を組合せて食べる状
態にする。
すなわち、あん(2)を収容している包装(1)の一
方縁を破断して開口する。このとき、広幅シール部
(4)に切れ目(5)を形成していると非常に容易に開
口操作ができる。
方縁を破断して開口する。このとき、広幅シール部
(4)に切れ目(5)を形成していると非常に容易に開
口操作ができる。
包装(1)を開口すると、次にこれを2つ割れ構造の
皮(6)内空間に入れ、包装(1)の開口と反対側の縁
を皮(6)から出しておく。そこで第1図に示すよう
に、この反対側縁を皮(6)から離す方向に引っ張る
と、皮(6)の縁に包装(1)が押圧されてあん(2)
は皮(6)内の空間に絞り出されることになる。
皮(6)内空間に入れ、包装(1)の開口と反対側の縁
を皮(6)から出しておく。そこで第1図に示すよう
に、この反対側縁を皮(6)から離す方向に引っ張る
と、皮(6)の縁に包装(1)が押圧されてあん(2)
は皮(6)内の空間に絞り出されることになる。
前記のようにして、あん(2)は皮(6)内に詰め込
んだ状態を得ることができ、あん(2)の詰め込みがで
きると最中として食べることができる。
んだ状態を得ることができ、あん(2)の詰め込みがで
きると最中として食べることができる。
〔発明の効果〕 この発明の手作り最中は上述のような構成を有するも
のであり、従って、皮(6)とあん(2)は食べる時に
組合せられて、皮(6)がパリパリした湿り気のない風
味を保つことができ、さらに食べるまであん(2)を密
封状態にするため、衛生的で日持ちのよい状態を保つこ
とができ、且つあん(2)を密閉個包装の後に高温殺菌
が可能で軽い甘さの低糖度とすることができる。
のであり、従って、皮(6)とあん(2)は食べる時に
組合せられて、皮(6)がパリパリした湿り気のない風
味を保つことができ、さらに食べるまであん(2)を密
封状態にするため、衛生的で日持ちのよい状態を保つこ
とができ、且つあん(2)を密閉個包装の後に高温殺菌
が可能で軽い甘さの低糖度とすることができる。
また、複数のあん(2)と皮(6)をセットで販売し
た場合に、必要な分だけ食べて残りがあったとしても残
りのあん(2)は1個分毎に密閉個包装の状態で保管さ
れることになる。さらに包装(1)内で保存するためあ
ん(2)を食べやすい程度の柔らかさにすることもで
き、また、皮(6)の中へのあん(2)の詰め込み作業
も、あん(2)を絞り出すような簡単な操作でこぼすこ
となく行える。
た場合に、必要な分だけ食べて残りがあったとしても残
りのあん(2)は1個分毎に密閉個包装の状態で保管さ
れることになる。さらに包装(1)内で保存するためあ
ん(2)を食べやすい程度の柔らかさにすることもで
き、また、皮(6)の中へのあん(2)の詰め込み作業
も、あん(2)を絞り出すような簡単な操作でこぼすこ
となく行える。
第1図は皮の中にあんを入れる状態を示す断面図。第2
図はあんの包装を示す斜視図。第3図は皮の包装を示す
斜視図。 (1)……包装、(2)……あん、(3)……縁シール (4)……広幅シール、(5)……切れ目 (6)……皮
図はあんの包装を示す斜視図。第3図は皮の包装を示す
斜視図。 (1)……包装、(2)……あん、(3)……縁シール (4)……広幅シール、(5)……切れ目 (6)……皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23G 3/00 - 3/32 B65D 85/50
Claims (3)
- 【請求項1】最中1個分のあんを絞り出し可能な粘度と
して密閉個包装し、前記包装の一方を開放可能にし、前
記のあんに対して2つ割れの中空形状とした皮を、あん
とは別途密閉包装して組合せたことを特徴とする手作り
最中。 - 【請求項2】あんを40〜50%の低糖度で高温殺菌して成
る請求項1記載の手作り最中。 - 【請求項3】あん用包装の縁部シール内側に広幅シール
部を連設し、前記広幅シール部に包装破断用の切れ目を
形成した請求項1又は2記載の手作り最中。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2234093A JP2936123B2 (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | 手作り最中 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2234093A JP2936123B2 (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | 手作り最中 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04112751A JPH04112751A (ja) | 1992-04-14 |
JP2936123B2 true JP2936123B2 (ja) | 1999-08-23 |
Family
ID=16965511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2234093A Expired - Fee Related JP2936123B2 (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | 手作り最中 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2936123B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5567455A (en) * | 1994-09-01 | 1996-10-22 | Alsbrook, Sr.; William N. | Salad sandwich and method of making |
US6228406B1 (en) * | 1999-08-14 | 2001-05-08 | Anna Borzuta | Process for isolating filling from outer edible shell member |
JP5211148B2 (ja) * | 2010-12-28 | 2013-06-12 | 京都リフレ新薬株式会社 | 容器体及び容器並びに袋体の開封方法 |
JP5312488B2 (ja) * | 2011-01-11 | 2013-10-09 | 有限会社道福 | 具材分離フィルム付菓子 |
WO2014030205A1 (ja) * | 2012-08-21 | 2014-02-27 | エヴリ・チューンズ株式会社 | 多層構造食品 |
-
1990
- 1990-09-03 JP JP2234093A patent/JP2936123B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04112751A (ja) | 1992-04-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |