JP2936010B2 - 自動車のエアバック展開開口部の構造およびその製法 - Google Patents
自動車のエアバック展開開口部の構造およびその製法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、自動車のエアバック展開開口部の構造お
よびその製法に関する。
よびその製法に関する。
（従来の技術） 一般にエアバックとして知られる空気膨張式安全クッ
ションは、自動車の衝突時に生じる衝撃から乗員を保護
するための安全装置として使われており、衝突時にガス
によって急速に膨張し座席区画内に展開するようになっ
ている。
ションは、自動車の衝突時に生じる衝撃から乗員を保護
するための安全装置として使われており、衝突時にガス
によって急速に膨張し座席区画内に展開するようになっ
ている。
エアバックは、一般に、インストルメントパネルまた
はステアリングホイールパネルの裏側に内装されてい
て、衝撃を受けた時にエアバックが膨張しその圧力によ
って前記パネルが引き裂かれエアバックの展開のための
開口部が形成される。このパネル部に形成される展開開
口部は、エアバックが素早く正しい位置に展開できるよ
う、瞬時に確実に開口する構造でなければならない。
はステアリングホイールパネルの裏側に内装されてい
て、衝撃を受けた時にエアバックが膨張しその圧力によ
って前記パネルが引き裂かれエアバックの展開のための
開口部が形成される。このパネル部に形成される展開開
口部は、エアバックが素早く正しい位置に展開できるよ
う、瞬時に確実に開口する構造でなければならない。
この要請を満たすため、エアバック展開開口を形成す
るパネルの開口線に沿って所定パターン形状の薄肉破断
部を形成することが行われている。しかし、このような
薄肉部を有するパネルを精度良く製造するためには、高
精度な金型構造が必要であるため金型の製作コストが高
くなるとともに、そのメンテナンスも煩雑となり、ひい
ては製品全体の製造コストの上昇を招きかねない。ま
た、成形に際しては、かかる薄肉部では溶融樹脂材料の
流動性が一般部と異なるために、成形品にショートショ
ットやウェルドを発生させる原因となり品質管理上の問
題を生ずるおそれがある。
るパネルの開口線に沿って所定パターン形状の薄肉破断
部を形成することが行われている。しかし、このような
薄肉部を有するパネルを精度良く製造するためには、高
精度な金型構造が必要であるため金型の製作コストが高
くなるとともに、そのメンテナンスも煩雑となり、ひい
ては製品全体の製造コストの上昇を招きかねない。ま
た、成形に際しては、かかる薄肉部では溶融樹脂材料の
流動性が一般部と異なるために、成形品にショートショ
ットやウェルドを発生させる原因となり品質管理上の問
題を生ずるおそれがある。
（発明が解決しようとする課題） この発明は上記した問題点を解決するために提案され
たものであって、破断部を有するエアバック展開開口部
を簡便に精度良くかつ安価に製造するための構造および
その製法を提供するものである。
たものであって、破断部を有するエアバック展開開口部
を簡便に精度良くかつ安価に製造するための構造および
その製法を提供するものである。
（課題を解決しようとする手段） すなわち、請求項１の発明は、ウレタンフォーム層及
び表皮で覆われた樹脂製射出成形品よりなる扉パネル部
材を有する自動車のエアバック展開開口部において、前
記扉パネル部材はその開口線に沿って分離形成されてい
るとともに、該開口線に沿って溝付け又は部分カットに
よる破断線が形成された薄肉シート部材が該扉パネル部
材と一体に埋設されていることを特徴とする自動車のエ
アバック展開開口部の構造に係る。
び表皮で覆われた樹脂製射出成形品よりなる扉パネル部
材を有する自動車のエアバック展開開口部において、前
記扉パネル部材はその開口線に沿って分離形成されてい
るとともに、該開口線に沿って溝付け又は部分カットに
よる破断線が形成された薄肉シート部材が該扉パネル部
材と一体に埋設されていることを特徴とする自動車のエ
アバック展開開口部の構造に係る。
また、請求項２の発明は、樹脂製射出成形品の単体よ
りなる扉パネル部材を有する自動車のエアバック展開開
口部において、前記扉パネル部材はその開口線に沿って
分離形成されているとともに、該開口線に沿って溝付け
又は部分カットによる破断線が形成された薄肉シート部
材が該扉パネル部材と一体に埋設されていることを特徴
とする自動車のエアバック展開開口部の構造に係る。
りなる扉パネル部材を有する自動車のエアバック展開開
口部において、前記扉パネル部材はその開口線に沿って
分離形成されているとともに、該開口線に沿って溝付け
又は部分カットによる破断線が形成された薄肉シート部
材が該扉パネル部材と一体に埋設されていることを特徴
とする自動車のエアバック展開開口部の構造に係る。
さらに、請求項３の発明は、自動車のエアバック展開
開口部を形成する扉パネル部材を成形するに際し、前記
扉パネル部材をその開口線に沿って分離形成するととも
に該開口線に沿って薄肉シート部材をインサートして前
記扉パネル部材と一体に成形することを特徴とする自動
車のエアバック展開開口部の製法に係る。
開口部を形成する扉パネル部材を成形するに際し、前記
扉パネル部材をその開口線に沿って分離形成するととも
に該開口線に沿って薄肉シート部材をインサートして前
記扉パネル部材と一体に成形することを特徴とする自動
車のエアバック展開開口部の製法に係る。
（実施例） 以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
第１図はこの発明の一実施例に係るエアバック展開開
口部の構造を断面とともに表した一部斜視図、第２図は
この発明に用いられる薄肉シート部材の一例を表す部分
斜視図、第３図は同じく薄肉シート部材の他の例を表す
部分斜視図、第４図はこの発明構造の他の例を表す断面
図、第５図はその要部拡大断面図、第６図はさらにこの
発明構造の別の例を示す断面図、第７図はその要部拡大
断面図である。
口部の構造を断面とともに表した一部斜視図、第２図は
この発明に用いられる薄肉シート部材の一例を表す部分
斜視図、第３図は同じく薄肉シート部材の他の例を表す
部分斜視図、第４図はこの発明構造の他の例を表す断面
図、第５図はその要部拡大断面図、第６図はさらにこの
発明構造の別の例を示す断面図、第７図はその要部拡大
断面図である。
第１図は請求項１の発明の一実施例に係るエアバック
展開開口部12の構造を断面とともに表した一部斜視図で
ある。このエアバックの展開開口部12は、扉パネル部材
13、ウレタンフォーム層14及び表皮15の各部から構成さ
れている。符号11は図示しないエアバッグが折り畳まれ
て収納されるエアバック収納部である。
展開開口部12の構造を断面とともに表した一部斜視図で
ある。このエアバックの展開開口部12は、扉パネル部材
13、ウレタンフォーム層14及び表皮15の各部から構成さ
れている。符号11は図示しないエアバッグが折り畳まれ
て収納されるエアバック収納部である。
この発明構造において、扉パネル部材13はウレタンフ
ォーム層14及び表皮15で覆われた樹脂製射出成形品より
なり、図示のように、その開口線17に沿って分離形成さ
れている。ここでは両開き扉タイプが図示され、開口線
に沿って２つの扉パネル部材13,13が両開き扉形状に形
成されていて、その外側端部が前記収納部11に固定され
ている。
ォーム層14及び表皮15で覆われた樹脂製射出成形品より
なり、図示のように、その開口線17に沿って分離形成さ
れている。ここでは両開き扉タイプが図示され、開口線
に沿って２つの扉パネル部材13,13が両開き扉形状に形
成されていて、その外側端部が前記収納部11に固定され
ている。
この扉パネル部材13の材質としては、エアバックの膨
張する圧力やその材質によっても異なるが、曲げ弾性率
2000〜3000kg・f/m2のオレフィン系エラストマーあるい
はポリエステル系エラストマーなどが好適である。
張する圧力やその材質によっても異なるが、曲げ弾性率
2000〜3000kg・f/m2のオレフィン系エラストマーあるい
はポリエステル系エラストマーなどが好適である。
この扉パネル部材13にはその開口線17に沿って、溝付
け又は部分カットによる破断線26が形成された薄肉シー
ト部材20が該扉パネル部材13と一体に埋設されている。
け又は部分カットによる破断線26が形成された薄肉シー
ト部材20が該扉パネル部材13と一体に埋設されている。
この薄肉シート部材20は、車体の衝撃時におけるエア
バックの膨張に伴う圧力によって前記扉パネル部材13,1
3を開口せしめ、もってエアバックを座席内に展開させ
るための開口部を形成するものである。従って、薄肉シ
ート部材20には、エアバックの膨張圧力によってたやす
く破断されるように、ノッチなどによる溝付けあるいは
ミシン目などの部分カットによる破断線26が形成され
る。
バックの膨張に伴う圧力によって前記扉パネル部材13,1
3を開口せしめ、もってエアバックを座席内に展開させ
るための開口部を形成するものである。従って、薄肉シ
ート部材20には、エアバックの膨張圧力によってたやす
く破断されるように、ノッチなどによる溝付けあるいは
ミシン目などの部分カットによる破断線26が形成され
る。
この薄肉シート部材20は、例えば、公知の押出成形に
よって容易に得られ、後述するように、薄肉シート部材
20は、前記扉パネル部材13,13を射出成形する際に型内
にインサートされ該扉パネル部材と一体に成形すること
が有利である。薄肉シート部材20の材質としては、前記
扉パネル部材13の種類や大きさによっても異なるが、成
形時に相互の融着効果を高める点において前記扉パネル
部材と同質樹脂であることが好ましい。また、エアバッ
クの大きさやその膨張力によっては前記扉パネル部材と
機械的強度の異なる樹脂を用いることも可能である。そ
の場合は溶融温度が前記扉パネル部材の成形温度より高
い樹脂、あるいは物性の温度依存性の小さい樹脂を用い
ることが好ましい。好ましくは、オレフィン系エラスト
マー、ポリエステル系エラストマーである。
よって容易に得られ、後述するように、薄肉シート部材
20は、前記扉パネル部材13,13を射出成形する際に型内
にインサートされ該扉パネル部材と一体に成形すること
が有利である。薄肉シート部材20の材質としては、前記
扉パネル部材13の種類や大きさによっても異なるが、成
形時に相互の融着効果を高める点において前記扉パネル
部材と同質樹脂であることが好ましい。また、エアバッ
クの大きさやその膨張力によっては前記扉パネル部材と
機械的強度の異なる樹脂を用いることも可能である。そ
の場合は溶融温度が前記扉パネル部材の成形温度より高
い樹脂、あるいは物性の温度依存性の小さい樹脂を用い
ることが好ましい。好ましくは、オレフィン系エラスト
マー、ポリエステル系エラストマーである。
なお、表皮15の裏面には、展開開口部12の開口を容易
にするために前記扉パネル部材13の開口線17に対応して
ノッチ19が設けられている。
にするために前記扉パネル部材13の開口線17に対応して
ノッチ19が設けられている。
第１図の番号16は扉パネル部材13の湾曲したヒンジ部
である。
である。
第１図に図示したエアバック展開開口部を得るには、
請求３の発明として規定したように、エアバック展開開
口部を形成する扉パネル部材13を成形するに際し、前記
扉パネル部材13をその開口線17に沿って分離形成すると
ともに該開口線17に沿って薄肉シート部材20をインサー
トして前記パネル部材と一体に成形すればよい。これに
より、扉バネル部材13の成形と同時に薄肉シート部材20
を一体に埋設することができる。
請求３の発明として規定したように、エアバック展開開
口部を形成する扉パネル部材13を成形するに際し、前記
扉パネル部材13をその開口線17に沿って分離形成すると
ともに該開口線17に沿って薄肉シート部材20をインサー
トして前記パネル部材と一体に成形すればよい。これに
より、扉バネル部材13の成形と同時に薄肉シート部材20
を一体に埋設することができる。
その後、必要に応じて、発泡層および表皮層を公知の
発泡成形および真空成形によって形成する。
発泡成形および真空成形によって形成する。
第２図に薄肉シート部材の一例を示す。
第２図に示された薄肉シート部材33は、破断点抗張
力:150kg/m2、破断点伸び:600％、脆化温度：−60℃、
軟化温度:150℃のオレフィン系エラストマーを厚み:2mm
に押出成形したもので、溝深さ:1mm、溝の切欠角度:60
°のノッチによる破断線36が設けられている。
力:150kg/m2、破断点伸び:600％、脆化温度：−60℃、
軟化温度:150℃のオレフィン系エラストマーを厚み:2mm
に押出成形したもので、溝深さ:1mm、溝の切欠角度:60
°のノッチによる破断線36が設けられている。
また、薄肉シート部材と扉パネル部材の結合強度を高
めるために、第３図に示したように、薄肉シート部材34
の破断線37に沿って穴部35,35,35,…が設けられる。扉
パネル部材を射出成形する際、溶融樹脂が薄肉シート部
材の前記穴部35と流入して係着して一体的な機械的結合
がなされる。
めるために、第３図に示したように、薄肉シート部材34
の破断線37に沿って穴部35,35,35,…が設けられる。扉
パネル部材を射出成形する際、溶融樹脂が薄肉シート部
材の前記穴部35と流入して係着して一体的な機械的結合
がなされる。
第４図ないし第７図にこの発明構造の他の例が示され
る。この例では、請求項２の発明として規定したよう
に、扉パネル部材が単体の合成樹脂成形品よりなるもの
である。
る。この例では、請求項２の発明として規定したよう
に、扉パネル部材が単体の合成樹脂成形品よりなるもの
である。
第４図および第５図は、請求項２の発明に関し、展開
開口部42が両開き扉タイプの樹脂製射出成形品の単体か
らなる扉パネル部材43,43によって構成されている例で
ある。この例において、第５図にその要部拡大断面図を
示すように、薄肉シート部材45は扉パネル部材43,43の
開口線41に沿って埋設され、穴部47,47によって前記扉
パネル部材43,43と一体に結合されている。図の符号44
はエアバック収納部、46は破断線、48はヒンジ部、49は
扉パネル部材の強度を増すためのリブである。
開口部42が両開き扉タイプの樹脂製射出成形品の単体か
らなる扉パネル部材43,43によって構成されている例で
ある。この例において、第５図にその要部拡大断面図を
示すように、薄肉シート部材45は扉パネル部材43,43の
開口線41に沿って埋設され、穴部47,47によって前記扉
パネル部材43,43と一体に結合されている。図の符号44
はエアバック収納部、46は破断線、48はヒンジ部、49は
扉パネル部材の強度を増すためのリブである。
第６図および第７図は、同じく請求項２の発明に関
し、展開開口部52が片開きタイプの樹脂製射出成形品の
単体からなる扉パネル部材53によって構成されている例
である。開口線51に沿って薄肉シート部材55が一体に埋
設されている。符号54はエアバック収納部、56は破断
線、58はヒンジ部である。
し、展開開口部52が片開きタイプの樹脂製射出成形品の
単体からなる扉パネル部材53によって構成されている例
である。開口線51に沿って薄肉シート部材55が一体に埋
設されている。符号54はエアバック収納部、56は破断
線、58はヒンジ部である。
（作用・効果） 以上図示し説明したように、この発明によるエアバッ
ク展開開口部の構造によれば、分離形成された扉パネル
部材の開口線に沿って、溝付け又は部分カットによる破
断線が形成された薄肉シート部材を該扉パネル部材と一
体に埋設したものであるから、エアバック装置の最も重
要なポイントである破断部を簡便に精度良く確実にかつ
安価に得ることができる。
ク展開開口部の構造によれば、分離形成された扉パネル
部材の開口線に沿って、溝付け又は部分カットによる破
断線が形成された薄肉シート部材を該扉パネル部材と一
体に埋設したものであるから、エアバック装置の最も重
要なポイントである破断部を簡便に精度良く確実にかつ
安価に得ることができる。
また、この発明製法によれば、薄肉シート部材を扉パ
ネル部材の開口線に沿ってインサートし一体に成形する
ので、扉パネル部材の金型に薄肉部を設ける必要がな
い。そのため、金型の製作コストを抑えることができる
とともに、金型のメンテナンスも手間がかからない。従
って、製品の製造コストを低減させることができるとと
もにウェルドやショートショットなどの成形不良の発生
を抑えることができ、この発明のもたらす効果は大き
い。
ネル部材の開口線に沿ってインサートし一体に成形する
ので、扉パネル部材の金型に薄肉部を設ける必要がな
い。そのため、金型の製作コストを抑えることができる
とともに、金型のメンテナンスも手間がかからない。従
って、製品の製造コストを低減させることができるとと
もにウェルドやショートショットなどの成形不良の発生
を抑えることができ、この発明のもたらす効果は大き
い。
第１図はこの発明の一実施例に係るエアバック展開開口
部の構造を断面とともに表した一部斜視図、第２図はこ
の発明に用いられる薄肉シート部材の一例を表す部分斜
視図、第３図は同じく薄肉シート部材の他の例を表す部
分斜視図、第４図はこの発明構造の他の例を表す断面
図、第５図はその要部拡大断面図、第６図はさらにこの
発明構造の別の例を示す断面図、第７図はその要部拡大
断面図である。 11,44,54…エアバック収納部、12,42,52…エアバック展
開開口部、13,43,53…扉パネル部材、17,41,51…開口
線、20,33,34,45,55…薄肉シート部材、26,36,37,46,56
…破断線。
部の構造を断面とともに表した一部斜視図、第２図はこ
の発明に用いられる薄肉シート部材の一例を表す部分斜
視図、第３図は同じく薄肉シート部材の他の例を表す部
分斜視図、第４図はこの発明構造の他の例を表す断面
図、第５図はその要部拡大断面図、第６図はさらにこの
発明構造の別の例を示す断面図、第７図はその要部拡大
断面図である。 11,44,54…エアバック収納部、12,42,52…エアバック展
開開口部、13,43,53…扉パネル部材、17,41,51…開口
線、20,33,34,45,55…薄肉シート部材、26,36,37,46,56
…破断線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B60R 21/20
Claims (3)
- 【請求項１】ウレタンフォーム層及び表皮で覆われた樹
脂製射出成形品よりなる扉パネル部材を有する自動車の
エアバック展開開口部において、前記扉パネル部材はそ
の開口線に沿って分離形成されているとともに、該開口
線に沿って溝付け又は部分カットによる破断線が形成さ
れた薄肉シート部材が該扉パネル部材と一体に埋設され
ていることを特徴とする自動車のエアバック展開開口部
の構造。 - 【請求項２】樹脂製射出成形品の単体よりなる扉パネル
部材を有する自動車のエアバック展開開口部において、
前記扉パネル部材はその開口線に沿って分離形成されて
いるとともに、該開口線に沿って溝付け又は部分カット
による破断線が形成された薄肉シート部材が該扉パネル
部材と一体に埋設されていることを特徴とする自動車の
エアバック展開開口部の構造。 - 【請求項３】自動車のエアバック展開開口部を形成する
扉パネル部材を成形するに際し、前記扉パネル部材をそ
の開口線に沿って分離形成するとともに該開口線に沿っ
て薄肉シート部材をインサートして前記扉パネル部材と
一体に成形することを特徴とする自動車のエアバック展
開開口部の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2333352A JP2936010B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 自動車のエアバック展開開口部の構造およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2333352A JP2936010B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 自動車のエアバック展開開口部の構造およびその製法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04197849A JPH04197849A (ja) | 1992-07-17 |
| JP2936010B2 true JP2936010B2 (ja) | 1999-08-23 |
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ID=18265154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2333352A Expired - Fee Related JP2936010B2 (ja) | 1990-11-29 | 1990-11-29 | 自動車のエアバック展開開口部の構造およびその製法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2936010B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05319197A (ja) * | 1992-05-21 | 1993-12-03 | Takata Kk | 助手席用エアバッグ装置 |
| US5288103A (en) * | 1992-09-28 | 1994-02-22 | Davidson Textron Inc. | Airbag cover and apparatus for producing an invisible tear seam therein |
| JPH06239192A (ja) * | 1993-02-12 | 1994-08-30 | Bridgestone Corp | エアバッグシステム用パッドカバー |
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-
1990
- 1990-11-29 JP JP2333352A patent/JP2936010B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| JPH04197849A (ja) | 1992-07-17 |
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