JP2935965B2 - 凝集検査方法 - Google Patents

凝集検査方法

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JP2935965B2 JP28722195A JP28722195A JP2935965B2 JP 2935965 B2 JP2935965 B2 JP 2935965B2 JP 28722195 A JP28722195 A JP 28722195A JP 28722195 A JP28722195 A JP 28722195A JP 2935965 B2 JP2935965 B2 JP 2935965B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、抗原抗体反応のような特異結合
反応による反応結果に基づいて、生物試料中の被検物質
を測定するための凝集検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】免疫学的検査法としては従来ヘテロジニ
アスEIA法が広く使われている。その中でもサンドイ
ッチ法が最も検査適用範囲が広くまた感度の高い方法で
ある。図4にその一例として従来技術1を示す。図示す
る方法ではまずステップ1において、抗体2を内壁面に
固相化した反応容器1内に試料を分注する。次にステッ
プ2において第1反応が行われ、試料中に目的の抗原が
存在する場合には、抗原抗体反応により抗体2と抗原3
とが結合する。次にステップ3において抗体2と結合し
た抗原と結合しなかった抗原を洗浄操作により分離する
B/F分離が行われ、反応容器1の内部には抗体2と結
合した抗原だけが残る。次にステップ4で酵素標識抗体
4を分注する。ステップ5で第2反応が行われ抗体2と
結合した抗原3と上記酵素標識抗体4とが抗原・抗体反
応により結合し、抗原3をはさんで抗体2と酵素標識抗
体4とがサンドイッチ状の結合物を形成し、抗原3に結
合した酵素標識抗体4は反応容器1の内壁に固定され
る。
【0003】ここで試料中に抗原3が無い場合には、抗
体2と酵素標識抗体4とを連結することができないので
酵素標識抗体4は反応管内壁に固定されることはない。
次にステップ6において結合した酵素標識抗体と結合し
なかった酵素標識抗体とを洗浄によって分離する。B/
F分離が行われ、上記抗原3に結合し、反応容器1の内
壁に固定された標識抗体だけが反応容器1内に残る。
【0004】次にステップ7において、上記酵素標識抗
体4に結合している酵素5と反応して発色する発色基質
を分注し、ステップ8において発色反応を行わせた後、
ステップ9において、その発色の度合いを比色法にて測
定する。試料中に抗原3が無い場合には、上記酵素標識
抗体は、ステップ6のB/F分離操作により洗い流され
て、反応容器内に残っていないから、上記発色反応は起
こらない。上記発色反応の発色の度合いは、結合した酵
素の量に応じて異なる。また試料中の抗原の量に応じて
上記固相化抗体2に結合する抗原3の量も異なり、従っ
てその結合した抗原3に結合する酵素標識抗体の量も異
なるので、上記発色反応による発色の度合いを知ること
により試料中の検査目的とする抗原の量を知ることがで
きる。
【0005】次に、図5に他の例として従来技術2(特
開昭63−281053号参照)を示す。図示する例で
は、内部にグラスファイバーなどで形成した微細孔を有
するフィルター6を充填した円筒状の反応容器1に微粒
子の表面に抗体を固相化した固相担体7を多数含む第1
の反応試薬と試料を分注する。上記フィルター6の微細
孔のポアサイズは上記固相担体7が単独でも洗浄などに
よってもフィルター6を通過できずにフィルター上ある
いは内部に引っ掛かって留まる程度の大きさである。
【0006】ステップ1で分注された試料と固相担体7
はステップ2で第1反応を行い試料中に目的の抗原が存
在する場合には、固相担体7上に固相化された抗体2と
試料中の抗原3とが抗原・抗体反応を起こして抗原3
は、固相担体7表面上に結合する。次にステップ3で固
相担体7に結合した抗原と結合しない抗原を洗浄操作に
より分離するB/F分離を行う。すなわち反応容器1の
上方から洗浄液を注入すると固相担体と結合しなかった
抗原あるいは抗体は洗浄液と一緒にフィルター6を通過
して下方に流出する。これにより反応容器1内には固相
担体7表面に結合した抗原だけが残ることになる。
【0007】次にステップ4で酵素標識抗体4を分注す
るとステップ5で第2反応が行われ、反応容器1内の固
相担体7の表面上に結合された抗原3と酵素標識抗体4
とが抗原・抗体反応により結合し、抗原3をはさんで抗
体2と酵素標識抗体4とがサンドイッチの結合物を形成
し、抗原3に結合した酵素標識抗体4は、固相担体の表
面に固定されることになる。ここで試料中に抗原3が無
い場合には、酵素標識抗体4と抗体2とを連結すること
ができないので、酵素標識抗体4は、固相担体表面に固
定されることはない。
【0008】次にステップ6において、固相担体7の表
面に固定された酵素標識抗体と固定されなかった標識抗
体とを上記ステップ3と同様な方法で洗浄して分離する
B/F分離を行う。B/F分離後、ステップ7で酵素標
識抗体4に標識された酵素5と反応して螢光を発する螢
光基質を分注し、発生した螢光を受光素子11で測光
し、その光量から試料中の検査目的とする抗原の量を知
ることができる。
【0009】図6に更に他の例の従来技術3を示す。図
示する例では、まずステップ1において内壁に検査目的
に応じた抗体2を固相化した反応容器1の中で、試料お
よび試料中の目的の抗原3と同じ抗原に酵素5を標識し
た標識抗原8を混合するとステップ2において、試料中
の抗原3と標識抗原8とが抗体2に対して競合的に反応
し、抗原3と標識抗原8の量の比によって、それぞれが
抗体2と結合する量が決まり標識抗原8の分注量を一定
にしておけば、試料中の抗原3の量に応じて、抗体2に
結合する量が決まる。
【0010】ステップ3において、B/F分離を行い、
反応にあずからなかった余分の抗原3やその他の共存物
質を除去した後、ステップ4において標識酵素5と反応
して、発色する発色基質を分注し、ステップ5において
発色反応を行わせた後、ステップ6においてその発色の
程度を光源9からの励起光を当て受光素子11により比
色することにより試料中の目的抗原の量を知ることがで
きる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術1
は、免疫反応を2回行うためB/F分離などの操作が繁
雑でまた結果の出るまでの時間も長かった。また固相化
抗体の固相は反応容器内壁面に限定されるため、検液中
の抗原と固相化抗体との接触の機会を多くし反応を安定
して迅速に行わせようとすると、反応工程の間常に攪拌
操作を行わせていなければならない不便さがあった。
【0012】また従来技術2は、多数の微粒子の表面に
抗体を固相化してあるので、反応工程においてこの微粒
子が検液の中で均一に分散して抗原・抗体反応が行われ
るため特別な攪拌操作をしなくても検液中の抗原と微粒
子表面上の抗体との接触の機会は多く迅速な抗原・抗体
反応は得られるが、免疫反応は2回必要でありB/F分
離などの操作精度が繁雑であり、また検査結果を得るま
でに時間がかかる。
【0013】更に、従来技術3においては、免疫反応は
1回で済むが、従来技術1と同様、反応工程中、常に撹
拌操作を必要とする煩わしさが有る上に、反応容器に予
め抗体等を固定するという余分な工程が有るので、適用
できる被検物質が限られるため、広範囲の検査項目に適
用できないという欠点が有る。本発明は以上のような従
来技術の欠点を解決し、少ない工程で被検物質に関する
特異結合反応から測定までを安定に実施でき、反応した
成分のみを特異的に測定できる方法を提供することを目
的とする。
【0014】上記目的を達成した本発明は、上記微細孔
を用いる技術に凝集反応を巧みに組合せたものであり、
特異結合反応による凝集反応に基づいて生物試料中の被
検物質を測定するための凝集検査方法において、少なく
とも一定時間液相を保持し得るともに1個の微粒子は通
過するが凝集した微粒子は通過しない微細孔部分を下部
に有する反応容器を用い、検査すべき生物試料と検査目
的に応じた特異結合性物質を固相化した複数の前記微粒
子とを前記反応容器に供給する工程と、供給後の試料お
よび微粒子を含む検液を特異結合反応が進行する間前記
反応容器中に保持する工程と、特異結合反応後に液相お
よび未凝集の微粒子が前記微細孔部分を通過するように
圧力で強制移動させて、前記微細孔部分の下方に除去す
る工程と、除去工程の後に前記反応容器に残った微粒子
を光学的に測定する工程とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0015】ここで、微粒子の表面が標識物質でコ−テ
ィングされていることが好ましく、特に、微粒子が発光
性物質でコ−ティングされており、光学測定工程が、発
光をもたらす液状試薬の存在下で行なわれることが好ま
しい。本発明で使用する標識物質には、発色性物質、螢
光性物質、酵素、放射性物質、発光基質および螢光基質
等が含まれる。
【0016】
【実施例】実施例1 本例は血清中のホルモン、ウイルス、腫瘍マーカー、薬
物などの検査に好適な方法であり、以下図1A,Bによ
り説明する。螢光物質を表面にコーティングした直径3
μm程度の微粒子に抗体2を感作したものを固相担体7
として用いた。
【0017】図1Aは試料中に検査目的の抗原が存在す
る場合であり、図1Bは試料中に検査目的の抗原が無い
場合である。まず図1Aにおいてステップ1で固相担体
7の1個は通過させるが、複数個の結合物は通過できな
い程度、本例では5μm程度の微孔質フィルター6を充
てんした円筒状の反応容器1の中に試料と固相担体7を
多数含む反応液を分注しフィルター6上で混和した。図
1Aにおいては、試料中の検査目的の抗原3がステップ
2における抗原・抗体反応で、フィルター6が反応液を
反応容器1中に保持した状態で、抗原3を仲立ちにして
固相担体7同士が結合するいわゆる凝集反応による凝集
が安定に起こり、凝集物を生成した。一方、図1Bにお
いては試料中に目的の抗原がなく、固相担体同士を仲立
ちして結合させるものがないから凝集は起こらない。次
にステップ3において洗浄操作を行った。洗浄のやり方
としては本例では上記反応時間後の反応容器1の上方か
ら洗浄液を注入し、それと同時に反応容器1の下方から
陰圧で強制的に、洗浄液を吸引したが、あるいは、吸収
性の物質を同反応容器1に充てんしたフィルター6の下
部に接触させてフィルター6の上部から注入した洗浄液
を、フィルター6の下部から吸い取る方法等種々の方法
が考えられる。
【0018】ここで、図1Aにおいては凝集反応が起こ
り複数個の固相担体7の結合物が形成され、その結合し
た固相担体はフィルター上に残り、凝集反応にあずから
なかった単体の固相担体と、その他の試料中反応試液が
フィルター6を通過して下方に強制濾過された。図1B
においては、試料中に目的の抗原が存在せず、凝集反応
が起こらず、全ての固相担体が単体なので、洗浄操作に
よりフィルター6上に固相担体が残ることはない。
【0019】次に図1Aの場合はステップ4で、フィル
ター6の表面に光源9により励起光を当てると、フィル
ター6の表面に残った固相担体7の表面にコーティング
された螢光物質が励起され螢光を発するのでこの螢光の
強度を適当な光学フィルター10を通して受光素子11
で測光した。ここで測定される螢光の強度はフィルター
6上に残った、凝集した固相担体7の数に関係し、更に
凝集した固相担体の数は、試料中の抗原の量に関係する
ので、上記螢光の強度を知ることにより、試料中の目的
の抗原の量を知ることができる。 上記、凝集反応は少
量の液中に多量の微粒子の固相担体を含んだ検液が上記
フィルター6の表面に一面に広がった極めて薄い検液層
の中で固相担体が密集した状態で行われるため試料中の
抗原3と固相担体7の表面上の抗体2とが接触する機会
で極めて多く、従って凝集反応は迅速に行われ、検査結
果を早く知ることができるとともに、反応から測光まで
の一連の検査工程を1つの反応容器で容易に実施でき
た。実施例2 本例も血清中のホルモン、ウイルス、腫瘍マーカー、薬
物などの検査に好適な方法であり、発光性物質としてル
ミノールを用い、ルミノールを表面にコーティングした
微粒子に抗体を感作したものを固相担体7として用い
た。
【0020】以下図2A,Bにより説明する。図2Aの
反応工程のステップ1からステップ3までは実施例1と
同様であるが、ステップ4において強制的濾過を行なっ
た反応容器1内にルミノールを発光させる物質、すなわ
ち本例では、ペルオキシダーゼ(POD)とH2 2
液状試薬として分注した状態で光学測定をした。このと
き、凝集してフィルター6上に残った固相担体表面にコ
ーティングされたルミノールが液状試薬の存在下で発光
するので、この発光強度を適当なフィルター10を通し
て受光素子11にて測光することにより試料中の目的の
抗原の濃度を精度良く知ることができた。
【0021】また図2Bに示すように試料中に目的の抗
原がない時には、凝集反応は起こらないのでステップ3
における強制濾過による洗浄操作の後のフィルター6上
には固相担体7は残っていないために、ステップ4にお
いてペルオキシダーゼ(POD)およびH2 2 などを
反応容器1内に分注しても発光は起こらないので試料中
に目的の抗原が存在しなかった事が分かった。このよう
に、本実施例によれば、上記実施例1と同様に、凝集反
応が迅速に行われるとともに、発光(または発色)用の
液状試薬を用いる場合でも、抗原・抗体反応から測光ま
での一連の検査工程を1つの反応容器で容易かつ安定に
実施できることが分かった。
【0022】以上実施例1および実施例2において固相
担体7の表面に、試料中の目的の抗体に対する抗原を固
相化しておけば、試料中の抗体を検出することもでき
る。実施例3 本例は、赤血球凝集反応による血液型判定のABO式血
液型を判定する場合について示す。
【0023】以下図3A,Bより説明する。図3Aに示
すステップ1において赤血球を含む試料(全血あるいは
赤血球浮遊液)と抗血清の抗A血清を反応容器1内に分
注し混和した。次にステップ2で抗原・抗体反応が行わ
れ、試料中の赤血球15の表面に上記分注した抗血清中
の抗体2に対応する血液型抗原16と凝集反応が安定に
起こり、上記赤血球同士が抗体2を仲立ちにして凝集し
フィルター6上に凝集塊を形成した。
【0024】一方図3Bに示す場合には、試料中の赤血
球15の表面に、上記分注した抗血清中の抗体2に対応
する血液型抗原16が存在しない場合には凝集反応は行
われず従ってフィルター6上あるいはフィルター中には
単体の赤血球15のみが存在することになる。次にステ
ップ3で洗浄操作を行った。洗浄の方法は実施例1と同
様である。
【0025】そうすると、図3Aの場合には凝集にあず
からなかった余分の赤血球15やその他の共存物質はフ
ィルター6を通して濾過除去され、フィルター6上には
凝集反応にあずかって凝集した赤血球の凝集塊だけが残
るので、図3A−aに示すように、凝集にあずからなか
った余分な赤血球によるボヤケなどのない凝集塊だけの
クリヤーな凝集像14を得ることができた。これをステ
ップ4においてレンズ12などの光学系を通して撮像素
子13などでパターン認識させ、凝集を判定するかある
いは目視判定した。
【0026】一方図3Bの場合にはステップ3で洗浄操
作を行うとフィルター上の赤血球は全て単体であるから
全ての赤血球および検液中の、その他の共存物質はフィ
ルター6を通して濾過除去されるので図3B−bに示す
ようにフィルター6上には赤血球は全く残らないので、
これをステップ4において撮像素子13でパターン認識
したり目視観察した時、明確に非凝集であることが分か
る。
【0027】以上の反応において、抗血清として抗A血
清および抗B血清を用いればABO式血液型を判定する
ことができ、その他種々の抗血清を用いることにより種
々の血液型を判定することができる。また、血清あるい
は血漿を試料とし、不規則抗体スクリーニング用のO型
赤血球を試薬として上記操作を行えば試料中の不規則抗
体の検出もできる。また、従来の酵素免疫測定法(EI
A)、ラジオイムノアッセイ(RIA)、発光免疫測定
法(FIA)などと同様にホルモン、ウイルスの抗原あ
るいはウイルスの抗体、腫瘍マーカー、および薬物など
の遺伝学的、生理学的被検物質の凝集検査にも適用でき
る。
【0028】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、特異結合反応の工程と未結合成分の除去の工程とが
1回で済むため、反応から測定までの一連の検査工程を
1つの反応容器中で容易かつ安定に実施できる。特に、
凝集反応の間は、全ての微粒子を検液中に保持しながら
充分な反応を行うことができるとともに、反応工程後
は、未結合の微粒子を微細孔部分を通過させることで凝
集した微粒子のみが残った状態での測定ができるので、
被検物質を精度良く検査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは実施例1の方法の工程図である。図1
Bは実施例1の対象方法の工程図である。
【図2】図2Aは実施例2の方法の工程図である。図2
Bは実施例2の対象方法の工程図である。
【図3】図3Aは実施例3の方法の工程図である。図3
A−aは実施例3のステップ3で濾過した後のフィルタ
ー上の赤血球の凝集像を示す説明図である。図3Bは実
施例3の対象方法の工程図である。図3B−bは実施例
3の対象方法のステップ3で濾過した後のフィルター上
の状態を示す説明図である。
【図4】図4は従来技術1の方法の工程図である。
【図5】図5は従来技術2の方法の工程図である。
【図6】図6は従来技術3の方法の工程図である。
【符号の説明】
1 反応容器 2 抗体 3 抗原 4 酵素標識抗体 5 酵素 6 フィルター 7 固相担体 8 標識抗原 9 光源 10 フィルター 11 受光素子 12 レンズ 13 撮像素子 14 凝集像 15 赤血球 16 血液型抗原

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特異結合反応による凝集反応に基づいて生
    物試料中の被検物質を測定するための凝集検査方法にお
    いて、少なくとも一定時間液相を保持し得るともに1個
    の微粒子は通過するが凝集した微粒子は通過しない微細
    孔部分を下部に有する反応容器を用い、検査すべき生物
    試料と検査目的に応じた特異結合性物質を固相化した複
    数の前記微粒子とを前記反応容器に供給する工程と、供
    給後の試料および微粒子を含む検液を特異結合反応が進
    行する間前記反応容器中に保持する工程と、特異結合反
    応後に液相および未凝集の微粒子が前記微細孔部分を通
    過するように圧力で強制移動させて、前記微細孔部分の
    下方に除去する工程と、除去工程の後に前記反応容器に
    残った微粒子を光学的に測定する工程とを備えたことを
    特徴とする凝集検査方法。
  2. 【請求項2】微粒子の表面が標識物質でコーティングさ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の凝集検査方
    法。
  3. 【請求項3】標識物質が発光性または発色性であり、光
    学測定工程が発光または発色をもたらす液状試薬の存在
    下で行われることを特徴とする請求項2に記載の凝集検
    査方法。
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