JP2934880B2 - 経気管カテーテル装置 - Google Patents

経気管カテーテル装置

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、慢性的肺病に罹患した自発的呼吸患者に対
する気管からの酸素供給を実施するための経気管カテー
テル装置を備えた補助的経気管酸素療法用装置に関し、
また、カテーテルの取り付けおよび使用の方法にも関す
る。このような装置は、継続的に酸素を必要する患者に
対して医学的に所望される治療法であって、この場合、
恒久的な使用を目的として、通院方式でカテーテルを取
り付けることが可能となる。
1930年代から開始された研究、特に1960年代および19
70年代初期に遂行された研究の結果、慢性的塞性肺病
(COPD)に罹患した血中酸素減少症患者の治療には、長
期にわたる持続的酸素療法が有効であることが確認され
ている。換言すれば、前記患者の肺に絶えず酸素を補助
的に供給することによって、患者の生活およびその質を
改善することができる。
しかしながら、医療費を抑制せんとする時局的要望の
もとでは、慢性的肺病に対する持続的酸素療法実施に付
加される費用によって、酸素療法の年間経費の過大な増
加がもたらされるのではないかとの懸念が高まりつつあ
る。したがって、酸素療法は、これを実施する場合に可
能な限り費用効果を高めることが、いまや所望されるに
至っている。
補助的酸素を必要とする患者に対する標準的な処置
は、依然として酸素供給源からの鼻カニューレを用いた
酸素供給である。しかしながら、このような処置には大
量の酸素が必要であって、無駄が多く、かつ、鼻腔の掻
痒感および刺激感を生じるばかりか、これを悪化させる
おそれもある。その他の望ましいからざる影響の報告も
ある。したがって、持続的酸素療法の費用削減の一助と
なることを期待して、別な医学的方法があれこれと研究
されている。
放置すれば気道が閉塞してしまうような患者に呼吸を
継続させるために、救急処置として輪状甲状軟骨切開を
実施し、かつ気管切開管を挿入する各種の装置および方
法が案出されている。そのような装置は、自発的呼吸の
ない患者に用いることのみを意図したものであって、慢
性的肺病の長期的な治療には適していないのが普通であ
る。典型的には、そのような装置は、皮膚を穿刺して気
管上方の喉頭の輪状軟骨膜に穴をあけ、そこから比較的
大きく湾曲して気管切開管を挿入する。前述の通り、こ
のような管の使用は、医学的には、気道の閉塞のために
放置すれば患者が窒息してしまうような緊急事態に限ら
れる。このような救急用気管切開管は、気道閉塞が排除
された後の長期的治療法には適していない。救急のた
め、あるいは通気装置としての使用に耐えると判明した
その他の装置は、ロジャーズ(Rogers)の米国特許第95
3,922号明細書、シェルデン(Shelden)の米国特許第2,
873,742号明細書、ブルンメルカンプ(Brummelkamp)の
米国特許第3,384,087号明細書、トイ(Toy)の米国特許
第3,511,243号明細書、カルホーン(Calhoun)の米国特
許明細書第3,556,103号明細書、シェルデンらの米国特
許第2,991,787号明細書、ワイス(Weiss)の米国特許第
3,688,773号明細書、ワイスらの米国特許第3,817,250号
明細書、およびポッツィ(Pozzi)の米国特許第3,916,9
03号明細書に記載されている。
気管切開管は、その意図とする目的には充分である
が、慢性的閉塞性肺病(COPD)に罹患した自発的呼吸患
者に補助的な酸素を供給するための手段として、通院患
者に恒常的に使用されることを意図したものではない。
一般に、前記気管切開管は、比較的短期間に患者に供給
空気の全量を与えるように設計されている。気管切開管
は、剛体または半剛体の構造となっていて、差しわたし
が、幼時用の外径2.5mmから成人用の外径15mmの範囲で
あるのが一般的である。これらは通常、手術室におい
て、外科的手法として、あるいは緊急事態の際に、より
血管が少なく、出血の可能性も低い輪状甲状軟骨膜を貫
いて挿入される。このような装置は、他の手段を用いて
正常な呼吸が回復するまで両方向への空気の通過を可能
にするのが目的である。
ジェーコブによる米国特許第3,682,166号明細書およ
び米国特許第3,788,326号明細書には、別の形態の気管
切開管が開示されている。これらに記載のカテーテル
は、14番または16番ゲージ針を覆うように取り付けら
れ、輪状甲状軟骨膜を貫いて挿入されて、無呼吸の患者
の呼吸を回復させるための救急処置として、空気または
酸素を供給し、かつ真空を実現する。患者の肺を膨張お
よび収縮させるには、空気または酸素は2.16〜7.2kg/cm
2(30〜100psi)の圧力で供給される。従来用いられて
いた他の気管切開管と同じく、ジェーコブのカテーテル
も、長期間の通院方式での使用には適さず、そのような
用途に適合させることも容易に可能であるとはいえな
い。
気管切開管は機能性が限られていることから、長期適
な補助的酸素療法を目的とする、経気管カテーテルが案
出され、かつ使用されるに至った。例えば、ヘンリー・
ジェー・ハイムリッヒ(Henry J.Heimlich)が開発した
小口径の経気管カテーテル(16番ゲージ)[アナルス・
オブ・オトロジー・ライノロジー・アンド・ラリンゴロ
ジー(Ann.Otol.Rhinol.Laryngol.)、1982年11、12月
号に掲載の論文「経気管酸素装置を用いた呼吸のリハビ
リテーション(Respiratory Rehabilitation with Tran
stracheal Oxygen Systems)」に記載]は、輪状甲状軟
骨膜と胸骨切痕との中間点で比較的大型の切断用針(14
番ゲージ)を気管に挿入することによって用いられてい
る。このカテーテルの寸法では、毎分約3リットルまで
の酸素を低圧、例えば0.14kg/cm2(2psi)で供給できる
が、これは、より大きな流量が必要な患者には不充分な
ことがある。しかも、通院による使用、および保守、例
えば定期的な撤去および洗浄には向いていないが、その
理由は主として、カテーテルと酸素供給用ホースとを接
続する器具が気管の腹側の部分に隣接し、かつ対向して
いて、患者が容易にこれを視認かつ操作することができ
ないからである。更に、カテーテルは、通院方式での効
果的な使用を妨げるような捻転、あるいは崩壊に対する
積極的防護手段を備えていない。上記の特徴は、長期的
な通院および住宅での看護における使用には、望ましい
ばかりか必要ですらある。また、その構造上の理由、す
なわち出口開口部が1カ所しかないことから、カテーテ
ルからの酸素は、気管沿いに気管支の分岐点に向けて直
下する。正常な気管支の解剖学的構造によれば、気管に
対する左気管支の角度は右気管支のそれよりも鋭角的で
あるから、このようなカテーテルからは、両気管支によ
るより平等な消費のために仕向けられ、あるいは混合さ
れるよりもかなり多くの酸素が右気管支にい向かう傾向
がある。また、その構造として、酸素が分岐櫛に突き当
たる結果、望ましくない掻痒感や咳が生じる可能性があ
る。このような装置においては更に、相当量の酸素が気
管の後壁に向けられて、この部分の粘膜の侵食を引き起
こす場合には、亀裂や出血を生じることもある。総体的
に、この装置は、出力に限界があるために、患者が運動
中であり、そうでなくとも非常に活動的であり、あるい
は重篤な疾病に罹患している場合は、充分な補助的酸素
を供給するよう作動しない可能性がある。
したがって、長期間にわたって通院方式で用いるのに
充分に適した従来の技術による装置は皆無である。
上記により、本発明の目的は、特に活動的な患者に対
して長期的な酸素療法を効果的に施し得るカテーテル、
カテーテル挿入装置、およびカテーテルの挿入および使
用の方法を提供することにある。
以下の説明で、本発明の装置に関して、“先端”と
は、本発明の装置を使用した場合の患者の頚部に近い方
の端部で、“末端”とは、本発明の装置を患者の気管内
に挿入した場合の気管の最下部に位置する方の端部であ
る。本発明は、患者による携行が可能な携帯式酸素供給
源から補助的酸素を前記患者に供給するための装置を提
供するものであって、気管下方に張り出す位置で気管内
に配置された気管内カテーテル部分を備えた、一種の経
気管管手段ユニットを用いて補助的酸素を頚部気管(輪
状軟骨の下方かつ胸骨切痕の上方)に導くことによっ
て、前記酸素を前記患者の両肺に持続的かつ長期的に毎
日均一に導入することが可能であるが、それは、前記カ
テーテルの末端部分が輪状軟骨から充分離れて気管内に
構築され、かつ位置しているために、導入された酸素と
自発的に呼吸する患者に吸引された空気との適切な混合
が可能だからである。本発明の1形態においては、経気
管管手段ユニットは、1本の連続的な長さの管からな
り、本明細書で好適とされる他の1形態においては、独
立した1本の気管内カテーテル部材と独立した1本の外
部酸素供給管部材とからなる。気管内カテーテル装置
は、ショアA硬度が約70乃至約90であり、かつその末端
部分が患者の気管内で分岐櫛上方に内側向きに位置し、
先端端部は頚部の外側向きに位置して、この先端端部が
患者に携行される携帯式酸素供給源に接続された管に取
り付けられるのに充分な長さの、細長い柔軟な管手段
と、連続的かつ平滑な円筒状外側周縁表面、および連続
的かつ平滑な定直径内側周縁表面が、ほぼ1.8〜3.5mmの
間で一定の外径を有する細長い連続的な円筒状流路を形
成し、内径が1.7〜3.0mmの間にあって柔軟な品質の高分
子材料を用いて作成された内腔を有する気管内酸素供給
管と、前記管状手段の末端部分に位置して、斜角を有す
る末端表面を用いて形成され、前記管手段が気管内の定
位置に置かれた際に前下方に面する、楕円形末端を有す
る酸素流出開口部手段とからなる。前記管手段の末端部
分はまた、前記末端開口部の上方で所定の間隔関係をも
って配置された複数の側壁開口部を追加的に備えること
もできるが、これらは、前記側壁を貫通して突出し、か
つ総体的に気管の腹側部分に前向きに面している結果、
酸素が前向き方向にのみ供給され、これが気管の背側部
分に向かう反対方向の酸素の流れを限定して侵食を防護
する。管手段は更に、前記外側周縁表面と前記内側周縁
表面との間で前記側壁に完全に取り付けられた補強手段
を備えることもできる。本発明の1携帯においては、補
強手段は、少なくとも前記先端端部と前記側壁開口部と
の間まで伸展して、前記中心流路手段の緊縮に抗するこ
とによって前記管手段の内腔の断面を一定に維持し、そ
の結果、酸素療法に用いられる際に前記中心流路手段の
直径が、前記の要領で連続的かつ一定に維持される。本
明細書で好適とされる本発明の形態においては、補強手
段は、外部の酸素供給管部材に設置される。管手段はま
た、気管内部に滞留する部分に親水性被膜手段を備える
こともでき、これが円筒状の外側表面を被覆し、また、
円筒状の内側表面、および、側壁および末端開口部の表
面を被覆して、気管内に存在する放置すれば前記管手段
を通過する酸素の流れを制約するはずの、粘液形態の物
質の粘着、およびそれに続く蓄積を制限する、したがっ
て、前述の通り、この気管内カテーテルは、先端端部お
よび末端を有する、薄く柔軟で、ねじれたり、つぶれた
りしない気管用管手段からなり、前記末端は、患者の頚
部に取り付け可能な鍔を有する支持手段に強固に固定さ
れ、かつ1本の連続的な長さの管の外部、または独立し
て突出する管部材であることが可能な外部の酸素供給管
手段に接続されている。管の体外部分の突出した先端端
部には断続可能な接続器手段が、患者が視認できるのに
充分な間隔で取り付けられているために、患者は管の体
外部分を酸素供給源と接続させ、また通院方式でのカテ
ーテルの洗浄を促進することが容易に可能となってい
る。
本発明は、経気管カテーテルを患者の気管に挿入する
方法をも企図している。この方法は、局所麻酔を施した
状態で、頚部気管の腹側部を覆う軟組織を浸潤させる段
階と、麻酔された組織を貫いて気管内へと皮下注射針を
進行させる段階と、前記針を介して局所麻酔剤を気管内
へと注入する段階と、前記針を通じて案内ワイヤを挿入
する段階と、前記案内ワイヤ越しに前記針を除去する段
階と、前記案内ワイヤ越しに組織拡張器を挿入して導路
を拡大する段階と、前記拡張器を撤去する段階と、前記
案内ワイヤ越しに、拡大された道路を通じてステントを
挿入する段階と、前記案内ワイヤを撤去する段階と、適
切な手段を用いて、拡大された導路の初期の治癒が生じ
る結果、空気が皮下に蓄積して損傷の危険を伴うような
ことなくこれを胸骨部の内腔から自由に流出させること
が可能となる最初の期間の間ステントをその場に確保す
る段階と、ステントを撤去する段階と、一時的または長
期的に用いることができる第1カテーテルを導路に挿入
する段階と、導路が完全に治癒するまで前記第1カテー
テルをその場に確保する段階とからなる。それ以後は、
第1カテーテルを撤去して、第2カテーテルを挿入する
ことができる。このような独自的な方法によって、前記
針よりも大ではあるが、なお活動的な患者に対して酸素
療法のための充分な補助的酸素を供給することが可能で
あり、かつ挿入するために大規模な外科手術を必要とす
る程大型ではないカテーテルを挿入するための小型の針
を用いることが可能となる。第1カテーテルは、その場
で洗浄ロッドを用いて食塩水で洗浄することが可能とな
るように設計されている。第2カテーテルは、患者の手
で撤去することによって洗浄が可能となるように設計さ
れている。
上記の方法を実行して導路を創出するための好適な装
置は、第1用具一式の形でこれを具現することができ
る。第1用具一式には、気管を貫いて小導路すなわち瘻
孔を形成し、気管を貫いて導路が形成された後は、注射
器とともに用いて麻酔剤を気管内に注入するための皮下
注射針が含まれるのが好ましい。更に、第1用具一式に
は、針を通じて挿入し、針を除去した後は導路を維持す
るための案内ワイヤも含まれる。案内ワイヤ越しにこれ
を通すための導管を中央部に有するテーパつきの拡張器
も備えられていて、これを用いて組織を徐々に伸長させ
て、導路すなわち開口部の直径を増大させることができ
る。更にこの用具一式は、中央部に導管を有するステン
トも備えていて、導路すなわち開口部の大きさを維持す
るために、拡張器を除去した後の拡大された導路に挿入
して、導路の初期の治癒を促進する。次いで、案内ワイ
ヤを撤去する。ステントは、縫合による治癒の間、その
位置に保持される。
第2の用具一式、あるいはパッケージには、斜角つき
の末端に単一の開口部を有する第1カテーテルが含まれ
ていて、ステントと置き換えられる。第1カテーテルの
斜角つきの末端は背側部の末端よりも長いため、酸素の
流れは粘膜からは遠ざかり、気管中心部に向かうように
仕向けられる。この第1カテーテルは、治癒が完了する
までその場に留置され、その間、酸素供給源に接続する
ことができる。第2用具一式には洗浄ロッドも含まれる
が、これは、カテーテルの末端に形成され得る粘液を浄
去するために定期的に用いられる。酸素供給源の分離お
よび再接続、およびカテーテルの洗浄を容易にさせるた
めに、カテーテルの先端端部は、患者が自分の顎越しに
接続器を見ることができるのに充分なだけ、組織表面か
ら離れて突出する。最後に、第3の用具一式、あるいは
パッケージには、第1カテーテルとほぼ同じ寸法の取り
外し可能な第2カテーテルが含まれるが、これは、導路
の治癒期間の終了時に第1カテーテルと置き換えられ
る。第2カテーテルの末端は、一時的カテーテルと同様
に斜角がつけられており、かつ、やはりその腹側部分に
間隔を設けた一連の開口部を有していて、管を通じて供
給される酸素と患者が吸引した空気との混合を促進す
る。これらの開口部は、管の腹側部分の中心線から60゜
を越えない角度でほぼ円弧を描くように間隔が置かれて
いる。
他に類を見ない第1および第2カテールとともに上記
に説明の用具一式は、独自の方法でカテーテルを取り付
けるための手段を備えている。カテーテルは、血中酸素
減少症を引き起こす肺病に罹患した患者による相当長期
間にわたる通院方式での使用に適している。カテーテル
は、患者がこれを洗浄することができ、第2カテーテル
は、患者がこれを取り外して洗浄および再挿入すること
ができる。管の先端端部は、ここに開示の結締手段の接
続鍔を越えて体外に突出していることから、患者は接続
器を視認することができ、容易にこれを操作して酸素供
給源を接続および分離し、また薬剤その他の医薬品を含
浸させることができる。
以下、添付の図面と関連させてなされる説明から、本
発明の残余の利点を明らかにする。
第1図は、患者の皮膚を貫いて気管内に取り付けられ
た、本発明の経気管カテーテルを示し、かつ、前記経気
管カテーテルとの接続部と酸素供給源の接続器との間で
患者の身につけた衣類に確保された酸素供給源接続管を
示す透視図である。
第2図は、注射器に取り付けた針を用いた、気管内へ
の局所麻酔剤の浸潤を示す模式図である。
第3図は、注射器の撤去後の、針を通しての案内ワイ
ヤの挿入を示す模式図である。
第4図は、針の撤去後の、案内ワイヤ越しの組織拡張
器の挿入を示す模式図である。
第5図は、拡張器および案内ワイヤが撤去された後
の、ステントの挿入を示す模式図である。
第6図は、ステントの撤去後の、第1経気管カテーテ
ルの挿入を示す模式である。
第7図は、第1カテーテルの撤去後の、第2カテーテ
ルの挿入を示す模式図である。
第8図は、従来の技術による平面的に取り付けられた
カテーテルを挿入した気管の模式的な見取り図であっ
て、カテーテルの方向、およびカテーテルから患者への
酸素の流れの方向を示している。
第9図は、第8図とほぼ同じ気管の模式的な見取り図
であるが、本発明のカテーテルを用いることによる酸素
と空気の完全な混合を示している。
第10図は、本発明の第1用具一式の一部をなす案内ワ
イヤの側面図である。
第11図は、本発明の第1用具一式の一部をなし、本発
明の経気管カテーテルを埋設する方法に用いるための拡
張器の側面図である。
第12図は、第11図の拡張器の末端の端面図である。
第13図は、本発明の第1用具一式の一部をなすステン
トの側面図である。
第14図は、本発明の第2用具一式の一部をなす洗浄ロ
ードの側面図である。
第15図は、本発明の第2用具一式の一部をなす第1カ
テーテルの側面図である。
第16図は、本発明の一部をなす取り外し可能な第2カ
テーテルの側面図である。
第17図は、第16図の17−17なる線で捉えた拡大垂直断
面図であって、角度をもって間隔がおかれた開口部の配
置を示す。
第18図は、第16図の18−18なる線で捉えた拡大垂直断
面図であって、管内の補助手段を示している。
第19図は、第16図の19−19なる線で捉えた拡大垂直断
面図であって、経気管カテーテルに用いられる取り付け
手段を示している。
第20図は、運動時の血中酸素の分析を用いて、本発明
のカテーテルにより酸素療法を他の治療法と比較したグ
ラフである。
第21図は、患者において使用中の経気管ユニットおよ
び酸素供給ホースユニットを含めた、装置の本明細書の
好適実施例の透視図である。
第22図は、気管に挿入する前の第1図に示した経気管
ユニットの縦断面図である。
第23図は、第22図の経気管ユニットの23−23なる線で
捉えた横断面図である。
第24図は、第22図の経気管ユニットの外部補強管部材
の拡大縦断面図である。
第25図は、ステントの、部分的には断面も示す側面図
である。
第26図は、第25図のステントの端面図である。
第27図は、第22図の経気管ユニットの接続器部材の縦
断面図である。
第28図は、第27図の接続器部材の端面図である。
第29図は、第1図に示した酸素供給ホースユニットに
用いる酸素タンク接続器部材の縦方向の側面図である。
第30図は、第29図の接続部材の縦断面図である。
第31図は、第1図の酸素供給ホースユニットに用いる
経気管ユニットの接続器部材の側面図である。
第32図および第33図は、洗浄ロッドを示している。
第1図に最も明らかに示されている通り、患者(P)
は、経気管カテーテル(C)を装着している。本発明の
1形態においては、カテーテルは、斜角つきの末端開口
部を有する柔軟な管(10)を備え、かつ、その末端に、
酸素と患者が呼吸する空気との混合を促進するような特
定の方向性を有する複数の側壁開口部(12)を備えるこ
とができるが、それについては下記において更に詳述す
る。導路を通じて気管(14)内に伸展する末端は、分岐
櫛(15)上方に位置して、左右の気管支(16,17)に酸
素を供給する。カテーテルは、下記に更に詳述するよう
な方法で頚部気管内に挿入される。挿入後は、取り付け
手段(18)が用いられ、患者の頚部の周囲に延伸する鎖
(20)を用いてカテーテルが患者の頚部に確保される。
カテーテル(C)の先端端部は患者の身体から突出
し、かつ、それを通じて酸素が患者に供給される管(1
0)に取り付けられた接続器(24)を備えている。直ち
に明らかな通り、与えられた突出は、患者がその顎越し
に接続器(24)を視認することを可能にし、結果的に、
酸素供給管の接続および分離、更には、通院患者として
自宅でカテーテルを取り外して洗浄し、次いで、再びこ
れを取り付けて酸素供給源に再接続することさえも可能
にする。酸素の供給源は、加圧酸素タンク、液体酸素貯
蔵装置、あるいは酸素濃縮器など、処方された流量に多
少の幅を有するいかなる酸素供給源であることも可能で
ある。
第1図に示した通り、患者(P)が衣類の下に装着で
きる細身のベルト(32)上に示されるクリップ(30)を
通して、接続器(24)の間に接続された強化管(26)が
介在的に取り付けられる。しかしながら、補助ベルトを
使わずに、クリップ(30)を患者の衣類に直接取り付け
ることも可能である。次いで、接続器(34)を酸素供給
源(38)に達する管(36)に接続する。このような構造
とする目的は、患者が動き回る際に、管の長さの限度ま
で動いてしまい、カテーテルを気管外に引き出しかね
ず、また、これに患者を傷つけ、あるいは不快感を与え
るかも知れない圧迫を加えることがないようにすること
である。図示のような介在的な管の配置を用いることに
よって、張力はすべて管(26)にではなく、管(36)に
かかることになる。その上、接続器(24)は、0.45〜1.
36kg(1〜3ポンド)程度の張力がかけられた場合に、
これを離脱させる設計にもなっている。
本発明のカテーテル系には2本のカテーテルを含める
ことができる。第1は、本明細書では一時的カテーテル
として何回か言及されており、気管を貫いて形成された
導路あるいは瘻孔が治癒するまでの限定的期間を通じて
用いられる。第2のカテーテルは、最終的カテーテルと
して何回か言及されていて、患者が長期的に用いること
が可能であるが、定期的な洗浄を目的として、患者が自
宅で取り外すことができる。しかしながら、第2カテー
テルを用いずに、第1カテーテルを長期的に用いること
も可能なことも理解されるはずである。これらのカテー
テルの差異については、更に詳細に後述する。両カテー
テルとも、同一材料で作成され、多少の違いはあって
も、同一の寸法である。ちなみに、成人の患者用には、
カテーテルの長さはほぼ20cmとし、デュロメータによる
ショアA硬度が約70〜約90(80ショアA硬度は本明細書
では好適である)であって、患者の正常な自発的呼吸を
妨げずに気管のわずかな部分のみを占めるように、比較
的小さな外径(例えば約1.8〜約3.5mm)を有するポリウ
レタンでこれを作成することができる。装着手段(18)
は、取り付け後の管のほぼ中点に位置し、管の先端端部
の接続器(24)からは、ほぼ7〜11cm(9cmが好適)、
気管に配置された場合の管の末端からは、ほぼ9〜13cm
(11cmが好適)とする。成人用には、好適な直径は約2.
7〜約3mmである。場合によっては、外径1.8mmという小
さな外径となし得ることも考えられる。また小児患者用
には、外径1.5〜2.0mmまで直径を小さくし得ることも考
えられる。前記に考察の問題点を回避するには、それに
応じて長さが更に小さくされるであろうことは当然であ
る。経気管カテーテル(C)を挿入する方法は、第2図
乃至第7図に最も分明に示されている。便宜上、3種類
の用具一式に含まれる装置を用いて、この方法を実行す
ることができる。第1用具一式には、皮下注射針、案内
ワイヤ、拡張器、およびステントが各1個含まれる。第
2用具一式には、一時的カテーテル、および洗浄用ロッ
ドが各1個含まれる。最終的カテーテル、および洗浄用
ロッド各1個は、第3用具一式に含まれる。第2図によ
り、局所麻酔剤を、その麻酔剤の入った注射器(41)に
取り付けた皮下注射針(40)を用いて、頚部気管を覆う
軟組織に注入する。典型的には、5cc入り注射器に、1
%リドカイン、および1:100,000の力価のエピネフリン
を充填する。針は、約3.2cm(1.25インチ)の27番ゲー
ジのものとすることができる。
皮膚に局所麻酔を施した後、15番円刃刀を用いて皮膚
のみ切開する。第1用具一式中にある肉薄の18番ゲージ
の針を、残余の麻酔液が入っている注射器に取り付け、
気管内に押し進める。注射器で吸引して気泡が返ってく
ることによって、適正な位置を確かめることができる。
次いで、残余の麻酔剤を気管内に投入する。針が小さい
ことから、貫通される組織がたとえ血管であっても、出
血の可能性は非常に少なくされている。次いで、第3図
に示す通り、この肉薄の18番ゲージ針(40)を通じて、
32cmの直線的な案内ワイヤ(42)を気管内に挿入する。
案内ワイヤを気管に沿って下方に向けるには、針の斜
角、および挿入の角度を活用する。便宜的には、斜角の
向きを示すような目印、例えば核印を針の基部に付して
おく。次いで、針(40)を案内ワイヤ越しに撤去する。
第10図に最も分明に示す通り、案内ワイヤ(43)は、
ワイヤの挿入の際に粘膜あるいは気管を擦過し、あるい
は傷つけることのないように設計された安全な末端(4
3)を有する。この安全な末端(43)の長さは、約5cmと
するのが好適である。ワイヤは、中心部の芯を形成する
縦通ワイヤと、この芯となるワイヤに螺旋状に巻き付け
たワイヤとからなり、芯のワイヤは、螺旋状の巻き線の
一端を越えて突出していて、柔軟な安全な末端を形成す
るのである。案内ワイヤは、安全な末端から約11cmの部
位に参照用刻印が付されていて、医師に挿入の深さを知
らせる。
次に、好ましくはフランスカテーテル10番で15cmの長
さの、本体(47)に中心部のボア(46)を有するテフロ
ン製拡張器(D)を第1用具一式から取り出し、案内ワ
イヤ(42)越しに通して気管内に挿入する。皮下注射針
(40)によって作り出された最初の小導路あるいは瘻孔
は、テーパを施した拡張器の末端(45)を気管に挿入す
ることによって、一般的には拡張される。拡張器が第11
図に参照の刻印(48)を越えることなく挿入されると、
導路は、切開されることなく伸展され、ステントを受容
するのに充分なまでに拡大される。テーパを施した末端
(45)の長さは、約12mmであるのが好適である。拡張器
はその場に約1分間留置して、組織の充分な伸展を完了
させる。
次に、その場に留置されているワイヤを用いて拡張器
を撤去し、第5図に最も分明に示した通り、ワイヤ越し
にステント(S)を通し、導路を通過して気管に達させ
る。ステント(S)の構造を第13図に示す。
鍔は、そのはと目を通して取り付けられた縫合線によ
って、ステントを安定させる働きがあり、咳止め用のリ
ドカインを取り付けるための慣用のルーエル(Luer)式
テーパ接続器に適合させてある。ステントは、気管に形
成された導路を開口部させておくのに充分な剛性を有す
る材料で作成された、本体(51)を備えている。このス
テント本体(51)は、好ましくは直径が約3mmであっ
て、テーパつきの末端(52)から先端端部(50)までの
長さが約11cmであるのが好適である。テーパつきの末端
(52)は、ステントを導路を通じて気管に挿入するのを
支援する。ステント内には流路(53)が延長されてい
て、処置の間に、空気が皮膚の下に入り込むことなく脱
出し、かつ患者が皮下気腫に陥る危険性を最小限にでき
るようにしている。
典型的には1週間後、あるいは指示された場合は更に
長い期間後に、医師の手でステント(S)を撤去し、第
6図に示した通り、一時的カテーテル(T)を挿入す
る。このカテーテルの構造の一形態は、第16図を参照す
れば最も分明である。一時的カテーテルはステントより
も長く、約20cmの長さがある。実際には、気管内に滞留
する一時的カテーテル(T)の末端(54)の長さは、約
11cmであって、ステントの末端と同一の長さである。一
時的カテーテルは、これを酸素供給源に取り付けるため
に、その先端端部(58)に接続器(56)を備えている。
先端端部(58)の余分な長さが、患者による接続器(5
6)の視認を可能にする結果、下記に説明の通り、容易
に酸素供給源の接続あるいは分離ができ、カテーテルを
洗浄することができる。カテーテルのこの形態はまた、
その全長にわたって延長する縦方向流路(60)も備えて
おり、更に、いかなる形態をも取り得るが、図には一時
的カテーテル(T)の先端端部(58)および末端(54)
を形成する管状の材料内に埋め込まれた、螺旋状のワイ
ヤの形態であるとして示される補強手段(61)を備える
こともできる。このような装具の目的は、患者によって
なされる何らかの操作によるカテーテルの崩壊、あるい
は捻転の可能性を減少させ、これによって、カテーテル
内腔の断面を一定に保つことによる、患者への定常的な
酸素供給の確保を支援するためである。このことは、こ
のような装置は、恒常的な医師の監督の下に置かれない
ような外来患者に用いられるはずであるから、重要なの
である。下位部分(54)の末端は、背側部分の方が長く
なるようにテーパ(62)が施されていて、挿入を容易に
し、また、カテーテルを通じて導入された酸素が喉の背
側の粘膜に向かわぬようにし、かつ酸素を下方のやや前
方に仕向けている。適正な位置決めの後、一時的カテー
テル(T)を酸素供給源に接続する。次いで、耳におけ
る酸素濃度測定、あるいは動脈血ガス分析によって血中
酸素飽和度が少なくとも90%に達するように、酸素の流
れを調整する。
酸素はいまや一時的カテーテル(T)を通じて患者に
供給されるようになったのであるから、流路、すなわち
内腔(60)を開放させておくことが必要である。これ
は、洗浄ロッド、例えば第15図の洗浄ロッド(R)を用
いることによって達成される。洗浄ロッドのこのような
形態は、柔軟なプラスチックを用いて作成するのが好都
合であり、長い軸(64)を備えていて、その上端は軸
(64)からの直角方向の突出として形成されるハンドル
(66)となって終末する。軸(64)は、一時的カテーテ
ル(T)の全長よりもやや長い。カテーテルを洗浄する
には、酸素を遮断して流路に食塩水を含浸させ、次い
で、洗浄ロッド(R)の軸(64)を接続器(56)を通じ
て、かつ流路(60)沿いに挿入する。寸法の関係で、軸
(64)は、流路内に蓄積したいかなる粘液をも完全に排
除するのに充分な長さとなっている。また、軸(64)の
直径は、流路(58)の内径よりもほんの僅かに小さい。
通常、この洗浄は1日に2回、あるいは必要に応じた頻
度で行う。洗浄後は、洗浄ロッド(R)を撤去し、接続
器(56)を酸素供給源に再接続する。
一時的カテーテルは、6週間乃至それ以上その場に設
置しておくのが好ましく、その結果、気管を貫通する導
路すなわち瘻孔は、完全に治癒することができる。完全
に治癒した後、医師は、一時的カテーテル(T)を撤去
し、最終的カテーテル(C)を患者に取り付ける。これ
は第7図に図示の要領で挿入かつ定置される。このカテ
ーテルは、一時的カテーテル(T)とほぼ同一である
が、一定の差異が存在するので、これを下記に列挙す
る。
最終的カテーテル(C)は第3用具一式の一部であっ
て、第16図乃至第19図にその1実施例の構造を示す。カ
テーテル管(10)の上部、すなわち先端端部(68)は、
下部末端(70)と同じく、管に埋設されているように模
式的にその一部が示されている(第18図)、例えばコイ
ルばね(72)のような手段を用いてやはり補強される。
このような装置の目的もまた、患者に対する酸素の供給
を制約し得る経気管カテーテルの崩壊、あるいは捻転の
可能性を減少させることを意図するものである。コイル
ばね(72)は、先端の接続器(24)から約9cmで末端の
先端から約11cmの位置にある鍔、すなわち結締手段(1
8)を記載された特徴として備えるのに充分な長さで、
管(10)の延長沿いに延伸しているのが好都合である。
結締手段の両側には、鎖(20)あるいは他の保持手段を
取り付けるための間隙(74)がある(第19図)。カテー
テル管(10)は縦方向流路すなわち内腔(76)を備え、
また、末端は、背側の方が長いテーパ(78)となってい
て、酸素を気管の粘膜から逸脱するように仕向ける。カ
テーテルの腹側面の付近には複数の開口部(12)が、ほ
ぼ120゜の円弧をなすような間隔で配置され、気管の背
側の壁から内側に向かう方向に面する側壁の部分にすべ
てが位置し、かつ斜面(78)の短い方の末端の上部に位
置している。換言すれば、開口部は、第18図に図示の通
り、管(10)の腹側面上で中心線(80)の両側に60゜以
内の角度の間隔で配置されている。
このような配置の顕著な利点は、第8図および第9図
をみれば明らかであると思われる。第8図においては、
従来の技術によるカテーテル(K)が、末端(84)が平
坦で側壁に開口部を持たない管状の本体部材(82)を有
するとして示されている。理解し得る通り、酸素の大部
分は、右側主流気管支(16)への流れとなって直下する
ように仕向けられるが、それは右側気管支が、左側気管
支(17)と比して、より直線的な下方への経路となって
延伸しているからである。その結果、矢印(86)を用い
て図示の、正常な呼吸によって患者の両肺に吸引される
空気は、矢印(88)を用いて図示の、カテーテル(K)
の末端(84)からの酸素流とあまり効果的には混合され
ない可能性が生じる。
一方、第9図に図示の1実施例においては、酸素は、
斜角、あるいはテーパを有する末端(78)、および開口
部(12)を通じてカテーテル(C)から放出され、その
結果、矢印(90)を用いて図示の通り、気管の背側管壁
の粘膜から離れ、気管本体内へと向かうように仕向けら
れて、矢印(92)に図示の通り、患者の自然な呼吸によ
る空気とのより充分な混合が促進される。これが生じる
のは、酸素が多方向の流れとなって流出する結果、空気
に富む実質的に等量の酸素が、右側気管支(16)および
左側気管支(17)の双方に基本的に均一に流入し、か
つ、粘液性の膜に対する酸素の乾燥作用を最小限に抑え
るからであると思われる。
従来の技術のカテーテル(K)とカテーテル(C)と
の更に1つの相違は、カテーテル(K)の接続器は、気
管と同一の面にあるのに対して、カテーテル(C)の先
端端部すなわち延長線(68)は、約9cm外側に突出して
いることである。これが、カテーテル(C)を通院によ
る使用に適合させているのに対して、カテーテル(K)
はそうではない。延長線(68)を用いることによって、
患者はそのあご越しに接続器(24)を見ることができ、
その結果、容易に酸素供給器を接続し、また分離するこ
とができ、洗浄のためにカテーテルを定期的に撤去する
ことができる。
酸素は、非常な低圧力、例えば0.14kg/cm2(2ポンド
/平方インチ)、および、カニューレに必要とされるも
のの通常は50%またはそれ以下という低流量で供給され
る。当然、カテーテルは、通院患者の自発的呼吸による
使用のみがその目的となる。安静時または運動時のいず
れかの際に経気管カテーテルから毎分3リットル以上を
必要とする個人は、本発明のカテーテルによれば毎分6
〜8リットルまで吸入することが可能となる。この図表
から、16番ゲージのカテーテル、および本発明のカテー
テルに関して同一の1分間あたりのリットル数による流
量率を用いれば、上記の装置においては血液の酸素化が
改善されることを理解することができる。鼻カニューレ
は、たとえ本発明の経気管カテーテルより高い流量率で
操作されたとしても、これほど効率的でないことは明白
である。したがって、治療に際して、酸素使用両を減少
させることによって大幅な節約を達成し、しかも、より
充分な血中ガス値を活動的な患者にもたらすことが可能
となる。長期的に使用した場合に、効率上のこのような
差は、生活の質、および有益な生活の拡大の双方におい
て、患者にはるかに多大な利益をもたらすことは確実で
ある。
上記により、本発明の利点は既にして明白である。自
発的呼吸の患者にとって安全かつ快適であり、かつ、医
師の業務部所において、入院を必要とすることなく通院
を基本とする患者に取り付けることが可能な経気管カテ
ーテルがここに提供された。局所麻酔をかけた状態で、
患者を終始移動可能としつつ経気管カテーテルを挿入す
る取り付け方法も提供された。その寸法が小なることか
ら、1本の動脈を切断する危険もなく挿入を完全するこ
とができる。この経気管カテーテルは、捻転および圧壊
の可能性を最小限に止めて、患者に対する持続的な酸素
の供給が確保されるように、防具が装備されている。酸
素供給源の分離、および再接続も簡便化されている。気
腫の患者の崩壊した気道内への低圧酸素の定常的な流れ
は、気管支の管の開放を維持するのに役立ち、肺機能を
改善し、かつ呼吸の労力を減少させる。
残余の装置は、必要な場合は生体適合材料をもちい
て、記載の要領で製造される。例えば、一時的および恒
久的カテーテルは、使用に際して気管分泌物と接触する
部位を、記載の通り親水性高分子を用いて被覆すること
ができる、医療用の品位のポリウレタンで記載の通りこ
れを製造するのが好適である。更に、挿入および撤去が
簡単なように、高分子は潤滑性の表面をも有する。この
高分子はまた、カテーテルに対する粘液の付着を最小限
に止めもする。このような高分子は、他の市販によって
入手可能な医療用製品、例えば、長期間にわたって粘膜
表面と接触する栄養管に現在用いられている。防護用鍔
に用いられるポリ塩化ビニル材料は、皮膚と接触する医
療用装置に広く用いられるポリ塩化ビニルまたはポリウ
レタン材料であるのが好適である。これは、柔軟性に富
み、かつ非刺激性である。ポリ塩化ビニルとポリウレタ
ンは、相互に強固に接着させることができる。
一時的および恒久的カテーテルの先端の斜角、および
恒久的カテーテルの側孔は、酸素を気管粘膜から気管内
の空気の流れの中心へと仕向ける。これが患者の快適性
を促進する。結締手段に取り付けられた非対称的鍔を用
いることによって、適正な方向付けが助長される(第9
図参照)。不適正な方向付けは、快適性に影響し得る
が、不効率をもたらすことはない。
鍔から雌型のルーエル式テーパを有する接続器への9c
mの突出によって、接続器の張り出し部分がつばから撤
去される。これがまた、患者にとっての接続器の操作を
容易にさせている。更に、雌型のルーエル式テーパの0.
9kgの荷重のリリース(0.4〜1.4kgの範囲)は、酸素ホ
ースの先端端部が過大に引張された場合にカテーテルが
離脱するではなく、安全に分離される結果をもたらすと
思われる特徴である。
洗浄ロッドは、それが一時的または恒久的カテーテル
の内腔を通過する際に残屑を除去するように設計され
る。その長さは、カテーテルより5mm長いのが好まし
く、過剰な挿入、あるいはカテーテル下方のその不足
は、90゜の角度を有し、その末端に小型のキャップを備
えた2cmの長さのハンドルによって回避される。
本発明の一時的および恒久的カテーテルは双方とも、
医薬用品位の透明なポリウレタで作成された直径約2.7m
m又は約3mmの強化管であって、ナイロン製コイルばねで
補強され、長さが約20cm(7.875インチ)のものである
のが好適である。
捻れたり、圧迫されない酸素ホースは、カテーテルに
対する標準的な酸素供給源に適合する。ズボンのベル
ト、あるいは衣服の上端に取り付けたサスペンダ形式の
安全クリップと、ホースとカテーテルの間のルーエル式
テーパの接続器の0.9kgの荷重の安全リリースとによっ
て、不都合なカニューレ離脱に対する防護がなされる。
要約すると、本発明の一時的および恒久的カテーテル
の最終的な構成に選択されたデュロメータ値、すなわち
約70〜90ショアA硬度は、適正な挿入、および患者の長
期的な快適性に望ましく、かつ実際に必要である。ちな
みに、恒久的カテーテルの末端の孔の位置決めのための
間隔の設定は、適正な挿入、撤去、および洗浄はもとよ
り、適切に取り付けられた場合に、ここに記載の利点が
もたらされるための適正な方向付けの助長を可能とする
に足る柔軟性と剛性が得られるように、記載の方向付け
の範囲内で予め決定されている。一時的および恒久的カ
テーテルのフランスカテーテル8番または9番の寸法
は、予め選択された酸素流量率の範囲に対する適正な背
圧が、カテーテルのこの寸法によって得ることができ
て、本明細書に記載の補助的酸素の効果的な活用が可能
となることが試験によって明らかにされていることか
ら、最も好適な寸法なのである。
第21図乃至第31図に図示の通り、本明細書で好適とさ
れる本発明の1形態においては、経気管カテーテルユニ
ット(100)は、気管内酸素供給管(102)と、気管外酸
素供給管(104)と、リリース可能な酸素ホース接続器
手段(108)を備えた接続器安定器支持手段(106)とか
らなる。酸素供給ホースユニット(110)は、管部材(1
11)と、リリース不能な接続器手段(112)と、クリッ
プ手段(113)と、管部材(114)と、管部材(111)に
固定的に取り付けられた接続器手段(115)と、管部材
(114)に固定的に取り付けられ、酸素供給源手段(11
8)にリリース可能なように接続され得るリリース可能
な結合手段(116)とからなる。結合手段(116)は、例
えば、比較的小型の小容量(例えば液体酸素0.6〜1.1リ
ットル入り)の、患者が携帯可能な軽量の供給タンク
(117)であって、弁による慣用の流量調節手段を用い
て1/2リットルの気体酸素を10〜12時間供給できるも
の、あるいは、比較的大型の大容量(例えば液体酸素30
リットル入り)の、重い独立型の主供給シリンダまたは
類似のもの(図示せず)である。供給タンク(117)
は、肩紐または背負い紐(119)を有する鞄、あるいは
背嚢手段(118)として、患者による携行が可能ないか
なるものであっても良い。
第22図乃至第24図に図示の通り、気管内酸素供給管
(102)は、環状の壁部分(121)によって画定され、内
部周縁の平滑な環状表面(122)および外部周縁の平滑
な環状表面(123)を有する環状流路(120)を備えた連
続的な一体構造の管部材からなる。末端部分(125)は
傾斜した末端表面(126)を有していて、最下端の先端
部分(128)と軸方向に上方に間隔を置く部分(129)と
の間に差しわたされた長円形の排出用開口部(127)を
備えている。先端部分(128)は、鋳型成型されてい
て、挿入、快適性、および粘膜に対する刺激の回避性を
容易にするように研磨されているのが好適である、前述
の通り、側壁部分(121)には、前方に面して複数の側
面排出用開口部(130)を備えることができる。上部側
壁表面には、位置決め用刻印(131)を備えて、完全に
引き出すことなく再定位のために部分的に引き出すこと
を視認するのを促進することができる。先端端部(13
2)は、円筒状の注入用開口部(134)を規定する、平坦
な横断的末端表面(133)を備えている。
気管内酸素供給管(102)は、ある長さの直線的かつ
柔軟な熱可塑性管材料、例えばポリウレタンを用いて作
成された、連続な一体化管部材で構成される。この材料
は、ヒトの解剖学的構造に容易に順応して気管内への挿
入を可能にし、かつ、熱可塑性の特性を有するため、気
管内での継続的使用に際して体温にさらされると、柔軟
で、熱可塑性の湾曲した形状をとることが可能である。
このようにして、気管内酸素供給管の一部は、背側の気
管壁に安定的な位置で静穏に滞留することになり、快適
性を達成するための全体的な柔軟性の釣り合いを依然と
して保ちつつ、正常な呼吸運動に伴う左右および腹側の
気管壁の褶曲を越えて移動することがないものと思われ
る。気管内酸素供給管(102)は、デュロメータによる
ショアA硬度が約70〜90である(本明細書では80ショア
A硬度が好適である)。管部材(102)は、外径がほぼ
1.8mm乃至3.5mmである(本明細書においては3.1mmが好
適である)が、小児患者に対しては、より小口径(例え
ば、1.5〜2.7mm)とすることができる。管部材(102)
の内径は、ほぼ1.7〜3.0mmであって(本明細書において
は1.9mmが好適である)、その結果、ほぼ0.1〜0.9mmと
いう管壁の肉厚の最小値が得られる(本明細書では0.6m
mが好適である)。管部材(102)の長さは成人用でほぼ
8〜14cmであって(本明細書では11cmが好適である)、
成人患者の大多数においては、末端端部(128)が分岐
櫛の約1〜5cm上方に位置する。小児患者については、
3〜8cmの長さが適正であると思われる。
接続器安定器支持手段(106)は、一体性の柔軟な鋳
型成型によるプラスチック材料、例えば、デュロメータ
によるショアA硬度がほぼ51〜61(56ショア硬度Aが好
適)の透明なポリ塩化ビニルを用いて作成され、軟質
の、柔軟かつ比較的薄い[例えば、約1.80cm(0.72イン
チ)]、平行で平坦、かつ平滑な側面表面(141)(14
2)を有する鍔部分(140)からなる。平坦な内側表面
(141)は、接合表面を形成して挿入用導路付近の頚部
皮膚とかみ合う。上部周縁の平坦な表面(143)は、比
較的大きい半径で湾曲した側面周縁表面(144)(145)
によって傾斜した下部周縁表面(146)(147)にそれぞ
れ接続され、これらは、比較的大きい半径で湾曲した最
下端の周縁表面(148)において接続している。外側に
突出するハブ部分(150)は、テーパを有する外側周縁
表面(151)を有し、末端は平坦な横断的側面(152)と
なる。管部材(102)の内径(例えば0.73)とほぼ同一
直径(例えば0.72)の中心部ボア(153)は、逆ボア(1
55)(156)の間の横断的鍔部分(154)の内部に位置す
る。これらの逆ボアは、テーパを有し、直径が、管部材
(102)(104)の外径とほぼ等しいか、やや小さいた
め、管部材の末端がそれらの中に滑動可能なように少な
い摩擦で挿入されて、鍔部分(154)の側面と隣接する
ように結合することができるのが好ましい。管部材(10
2)(104)の末端部分は、何らかの適当な手段、例え
ば、逆ボアへの挿入の前に、適切な溶剤物質を管状部分
のそれぞれの外側周縁に施すことによってもたらされる
溶剤による接着を用いて、部材(106)に固定的かつ密
封可能なように取り付けられる。管部材(102)(104)
は双方とも、部材(106)に恒久的に部材(106)に接続
されることが意図されているが、構成および配置は、異
常に大きな力(例えば3.6〜6.8kg)が働いた場合には、
管(104)と部材(106)の間の結合は、鍔が保全用ネッ
クレスから破損脱落する前に分断されるようになってい
る。管部材(102)は、先端部分(128)の酸素流出開口
部、および側壁の酸素流路(130)が気管内で適正に位
置し、これによって酸素が前方に放出されるように、鍔
部分(140)に関して精密に方向付けがなされている。
鍔部分(140)は、管部材(102)を安定させ、高さが低
く、かつ表面積が小さく、また、使用に際して快適かつ
非刺激性であって、しかも頚部の挿入用導路周辺の皮膚
が呼吸できるように、軟質の材料で作成される。鍔部分
(140)は、前述の通り、頚部の鎖または帯部材(158)
を受容するための環状の開口部(157)(158)を備えて
いる。
外部管手段(104)は、捻転および圧壊に耐性を有す
る鋳型成型プラスチック材料、例えば、割れおよび破損
に耐性を有する編んだナイロンまたはポリプロピレンを
用いて補強したポリウレタンで作成される。化粧品に用
いられる透明なプラスチック材料が好適である。管部材
(104)は長さがほぼ2〜12cmである(本明細書では8cm
が好適である)ため、接続器部材(108)は、接続器安
定器支持部材(106)からかなり離れて位置することに
なり、気管内酸素供給管(102)が移転することのな
い、かつ快適性および洗浄の簡便さのための運動が可能
となる。管部材(104)は、円筒状の周縁表面(162)を
有する環状の壁部分(161)内に中心的な円筒状の、平
滑な壁の直径が不変な流路(160)を備えている。編ん
だナイロン材料(163)は、壁部分(161)に埋設され
る。末端部分(165)(166)は、それぞれ鍔部材(10
6)および接続器手段(108)に恒久的に固定されるよう
に取り付けられる、流路(160)の直径は、管部材(10
2)内の流路(120)、および部材(106)の鍔部分(15
4)内の流路(153)とほぼ同一の直径である。本明細書
で好適とされる実施例においては、管部材(104)は、
デュロメータによるショアA硬度が約80であって、外径
が約3.0mm、かつ内径が約1.7mmである。
第27図および第28図に図示の接続器手段(108)は、
慣用のルーエル式互換性テーパ付き酸素摩擦接続器装置
と総体的に同一の構造であって、鋳型成型によるプラス
チック材料、例えばポリ塩化ビニルで作成された、デュ
ロメータによるショアA硬度がほぼ51〜61の(ショアA
硬度56が本明細書では好適である)総体的に円筒状の一
体構造の部材(170)を用いて作成されている。部材(1
70)は、ハブ部分(175)(176)内の拡大された逆ボア
の流路手段(173)(174)の間に延伸する、僅かにテー
パを有して総体的に円筒状のボア(172)を中心部に備
えた中央部リブ部分(171)で構成される。逆ボア(17
3)は、直径が外部管部材(104)の外径とほぼ等しく、
外側方向に僅かにテーパを有する表面(177)を有する
ために、滑動できるように管末端部分(166)が挿入さ
れて、リブ部分(171)の環状側面(178)と接合し、次
いで、適当な手段、例えば前記の溶剤による接着を用い
て接続器(108)に恒久的に結合されるのが可能とな
る。流路手段(174)は、リブ部分(171)の放射状の肩
部(180)と、周囲の空間に溝およびリブの部分(182)
(183)を有する、外側のテーパ付き円錐形流路部分(1
81)とを両端とする中央部のテーパ付き円錐形流路部分
(179)で構成される。移送末端表面(187)の周囲には
リリース用つまり(185)が形成される。第31図におい
て、接続器手段(115)は、鋳型成型による堅固なプラ
スチック材料、例えばポリカーボネートまたは高密度ポ
リ塩化ビニルで作成された、中心部の円筒状流路(19
0)、ルーエル式テーパ付き末端部分(191)、中央部の
鍔様部分(192)、および、リブ付き末端部分(193)を
有する一体構造の接続器部材(189)からなり、管部材
(111)の末端に固定的に挿入されるようになってい
る。このようにして、管部材(111)末端部分の接続器
手段(115)の細長いテーパつき接続用雄型部分(191)
は、接続器手段(108)の流路(174)に挿入され、かつ
その内部で確実にリリース可能なように保持されること
ができるのであって、約0.5〜2.3kg(約1〜5ポンド)
の保持力を要する安全な分離手段が具現する一方で、標
準的な医療用装置、例えば注射器および液体カプセルを
用いて液体の医薬品またはその類似物を投与することも
また可能となる。
本明細書の好適実施例においては、酸素供給管部材
(111)は、射出成型によるプラスチック材料、例えば
デュロメータによるショアA硬度が45〜60(本明細書で
は50ショアA硬度が好適)のポリ塩化ビニルを用いて作
成され、外径が約0.48cm(約3/16インチ)、内径が約0.
32cm(約1/8インチ)で、長さが約50.8cm(約20イン
チ)である。酸素供給管部材(114)は、射出成型によ
るプラスチック材料、例えばデュロメータによるショア
A硬度が65〜75(本明細書では70ショアA硬度が好適)
のポリ塩化ビニルを用いて作成され、外径が約0.64cm
(約1/4インチ)、内径が約0.32cm(約1/8インチ)で、
長さが約127.0cm(約50インチ)である。管部材(111)
(114)は、溶剤による接着を用い、接続器部材(112)
によって、前記の要領で、心合わせされた逆ボア内に恒
久的に接続される。管部材(111)(114)は、背圧の変
化を防ぐためには内径が同一であり、患者の下着の本体
に沿って最大の快適性が得られ、かつ患者が着用する衣
類の外側での崩壊、あるいは捻転に対する最大の防護が
得られるには外径が異なるのが好適である。
第21図において、クリップ手段(113)は、ばね仕掛
けで開閉が可能な、旋回可能なように接続されたあご部
材(113J)、例えばサスペンダ形式のクリップであっ
て、それに固定的に取り付けられ、かつ接続器(112)
に隣接する管部材(114)に、滑動させて調整が可能な
ように摩擦力で取り付けられたプラスチック製のループ
状部材(113L)を備えたもので構成される。
第29図および第30図において、酸素タンク接続器手段
(116)は、鋳型成型によるプラスチック材料、例えば
デュロメータによるショアA硬度が約65〜75(本明細書
では70ショアA硬度が好適)の透明なポリ塩化ビニル製
の細長い本体部材で構成されるが、これは、拡大された
末端部分(196)で流路(195)に隣接するリブ部分(19
4)に、鍔状に接合する114Tにおいて終端する管部材(1
14)の末端部分(114E)を囲んで統合的固定的に嵌合
し、かつこれに接着される。流路(195)は、外側のテ
ーパつき円錐形末端部分(198)と、中央部の円筒状部
分(199)と、および、リブ部分(194)の環状の開口部
(201)に終端し、かつ直径が管部材(114)の内径にほ
ぼ等しい内側のテーパつき円錐形末端部分(200)とか
らなる。頭部(196)は、円筒状の末端部分(202)、お
よび、円錐形表面(206)によって細長い管部分(205)
に接続された外側の環状リブ部分(204)を有する。中
間部分(207)は、柔軟性を促進するために一連のリブ
および溝部分(208)(209)を備えている。流路(19
5)は、酸素タンク(117)に取り付けられた、第21図に
図示の細長いリブつき雄型結合部分(210)をリリース
可能なように受容するのに適合している。接続器手段
(116)は、酸素供給手段の接続および分離の際に、使
用者が管部材(114)の捻転を生じることなく接続器手
段をしっかりと把握ことを可能にする細長いハンドル手
段を備えた構造および配置となっている。テーパつきの
流路(195)は、酸素供給ホースへの接続を容易にさ
せ、供給ホースの入り口の開口部の直径方向の移動を減
少させて、背圧を最小限に抑止する。拡大された頭部
は、壁部分の破損、および割れを防ぐ。
第25図および第26図は、総体的にはカテーテルユニッ
ト部分(102)(106)に相似しており、先端端部(22
2)が、鍔部分(225)とハブ部分(226)とを備えた一
体構造の支持部材(224)として固定して取り付けられ
ている、一体構造の直径約3mmの管部材(221)で構成さ
れる装置(220)を示す。管部材(221)は、鋳型成型に
よる柔軟なプラスチック材料、例えば、ディロメータに
よるショアA硬度がほぼ70〜90(約80ショアA硬度が好
適)なポリウレタンで作成され、外径が約3.1mm、内径
が約1.6mmであり、末端表面(227)に傾斜角が約35゜の
斜角を有する。支持部材(224)は、1塊の鋳型成型に
よるプラスチック材料、例えば、デュロメータによるシ
ョアA硬度がほぼ70〜90(約80ショアA硬度が好適)の
ポリ塩化ビニルまたはポリウレタンで作成されている。
ハブ部分(226)は、逆ボア部分(230)(231)に接続
する中央部リブ部分(229)内に中央部テーパつき流路
(228)を備えている。管状部材(221)の先端端部(22
2)は、前述の要領で、溶剤による接着を用いて逆ボア
(230)内に固定されて取り付けられている。逆ボア部
分(231)は、標準的寸法の注射器が挿入できるような
寸法、およびテーパつきの形状をなしている。鍔部分
(225)内には比較的寸法の小なる開口部(234)(23
6)が穿たれていて、患者の頚部への縫合を可能にする
が、支持鎖(159)をステント支持部材(224)を用いず
に済むように、鎖の直径よりは小さくしてある。本明細
書において好適とされるカテーテル洗浄ロッド(240)
は、第32図および第33図に図示の通りであって、外径が
管の内径にほぼ等しい、ステンレス鋼製の拡張された患
者の気管等に傷を付けない安全なばね式スタイレット頭
部(244)を備えた、長さが約20.32cm(8.0インチ)で
直径が約0.5mm(0.020インチ)程度のステンレス鋼製の
ワイヤ部材(242)で構成される。ワイヤの他端には、
射出成型によるプラスチック製ハンドル部材(246)が
固定的に取り付けられるが、これは、カテーテルの先端
を越えるワイヤの過剰挿入を防止するための平坦なせり
持ち状表面(248)と、把握用の凹み(252)(253)を
有する1対の平坦な側表面(250)(251)と、丸みを持
たせた側表面(254)とからなる。
上記の通り、本発明の本明細書の好適実施例によっ
て、内径がほぼ1.7〜3.0mmの気管内酸素供給管を通じて
毎分0.1〜8リットルの酸素流通能を有する、経気管カ
テーテルユニット(100)が提供される。気管内酸素供
給管は、デュロメータによるショアA硬度が70〜90の柔
軟な熱可塑性材料を用いて作成され、患者の個別的な解
剖学的構造に対応する湾曲部分で、体温によって硬化す
ることができる。したがって、屈曲の位置および角度
は、個々の患者について変化させ得る一方で、気管内酸
素供給管の酸素の流路内で洗浄ロッドを用いることをも
可能にする。構造と配置は、カテーテルの先端が平滑な
背側気管壁の部分に滞留し、その結果、気管中央に、あ
るいは波状の気管側壁または腹側気管壁に位置すること
に起因し得る発咳を減少させるようなものとなってい
る。その外径は、カテーテルの周囲に制約されることの
ない、自発的呼吸を許すのに充分な程度に小さい。カテ
ーテルの先端は、斜角がつけられ、かつ外部と接続する
ように位置する鍔によって積極的に方向付けがなされる
結果、長円形開口部の長軸が、酸素を気管粘膜からそら
せるように前面向きとなり、乾燥および刺激からこれを
防護する。比較的に高流量率(例えば毎分2〜8リット
ル)の酸素を用いる場合は、先端部位近傍に位置する側
孔は、更に酸素を前方に分散させ、快適性をもたらし、
かつ乾燥を最小限に抑止する。酸素の流路は、洗浄ロッ
ドの使用が可能なように開放されている。酸素供給管、
および接続器部材は、安全性と使用の簡便性とをもたら
す。カテーテルと酸素供給ホースの接続器部材は、0.45
〜2.27kg(1〜5ポンド)の力による安全分離性という
特徴を備えている。管部材には安定器部材が、3.63〜6.
35kg(8〜14ポンド)の力による安全分離性の特徴を備
えるように取り付けられている。供給ホース手段末端の
大型の接続器手段は、抗力に相応するという特徴を備え
つつ、捻転および圧壊に対する耐性をも有する。接続性
部材におけるすべての管部材および流路の内径はほぼ同
一であるため、気管内カテーテルの先端部分と酸素源と
の間に持続的かつ実質的に無制約の、定常的な流路が具
現する。
要約すれば、本発明は、相対的に低圧の酸素を相対的
に低流量率で持続的かつ補助的に供給して、慢性的な血
中酸素減少症の患者の自発的呼吸を促すための装置を構
成する。装置は、細長い気管内酸素供給管からなり、前
記気管内酸素供給管は、その先端端部の酸素の流入開口
部手段と、その末端部分の酸素の流出開口部手段との間
に延伸する細長い連続的定常径の中心流路手段を備えて
いる。気管内酸素供給管は、患者の頚部に取り付け、か
つこれによって支持するために、また、患者の頚部気管
に位置する患者の皮膚に外科的に形成された、恒久的な
挿入用開口部を通じて患者の気管内に挿入するために、
外部の接続器安定器支持手段に恒久的に固定的に取り付
けられる。外部の接続器安定器支持手段は、気管内酸素
供給管に対して、気管内の末端部分および酸素流出開口
部手段を、輪状軟骨の下部であって分岐櫛に対して上方
に間隔をとる関係に位置させるように、方向付けがなさ
れる。外部管状手段は、接続器安定器支持手段に固定的
に接続され、先端端部および酸素流入開口部手段を皮膚
の挿入用開口部から充分遠くに位置させて、気管内管状
手段の転位を生じることなく前記接続器安定器支持手段
に対する弾力的な転位が可能となるような長さを有す
る。気管内管状手段は、連続的な一体構造で、定口径
の、細長い柔軟な気管内酸素供給管を用いて作成されて
いて、これを貫いて延伸する連続的な定口径の流路を有
し、かつ気管内の機能位置に挿入された場合に柔軟であ
るために、患者の頚部外側に位置して制約されない流入
開口部をそこに備えた先端端部側壁部分と、気管内に位
置してその下方に延伸する実質的に直線をなす最下端の
末端側壁部分との間を延伸し、かつ、患者の気管支管と
は上方に間隔をおいた関係で位置する、制約されない末
端流出開口部を有する中間的な湾曲した側壁部分がそこ
に形成される。気管内酸素供給管は、外径がほぼ1.8〜
3.5mmであって比較的小さく、その結果、患者の気管の
断面積を相当に下回り、気管内の持続的な自発的呼吸流
路の正常な寸法を大きく減少させることがないことから
正常な自発的呼吸を可能にし、かつ、酸素の流れに制約
をきたすような崩壊、捻転、あるいはその他の変形を防
ぎ、流入開口部から流出開口部へと、約0.14kg/cm2(2p
si)を越えない酸素圧および毎分8リットル以内の流量
率をもってその中を通過する相対的低圧かつ相対的低流
量率の酸素の連続的かつ自由な流れを可能にするよう
な、ほぼ1.8〜3.0mmを越えることのない内径と、管壁の
構造および肉厚、およびほぼ70〜90というデュロメータ
によるショアA硬度とを有する。接続器安定器支持手段
は、咽頭と胸骨との間の位置で本人の頚部の周囲に取り
付け、かつ接続器安定器支持手段を皮膚における挿入用
開口部の先端に保持するための頚部支持手段に接続させ
ることができる。外部管手段の先端端部には、摩擦力に
よる結合手段が備えられ、患者の上半身に着衣の下で隣
接し、かつ摩擦力によるリリース可能な外部管手段との
結合のための分離可能な結合手段を有する第2部分の取
り付け用の第1部分からなる酸素供給管手段と、リリー
ス可能なように接続される。
気管内酸素供給管の末端の流出開口部は、傾斜した末
端表面を有し、患者の気管の前側面に面する末端側壁部
分の前面部分に、縦方向に延伸する長円形の開口部また
はスロット手段を規定して、流出開口部および側面に面
するスロット手段からの酸素の流れを、気管の後側面に
向かう後方への流れを生じさせずに、下方および前方に
のみ可能であるようにする。
末端側壁部分には、側方に横断的に間隔をおいて配置
された前方向きの複数の酸素流出流路手段を、上方向に
間隔をおいて流出開口部と並列的に取り付け、かつ、患
者の気管の前側面に向けて外側に面する末端側壁部分の
前向きの半分のみの、円周の180゜を越えない範囲の側
壁部域に位置させることができ、空気の流出流路手段を
通過する気管の前面に向かう酸素の流れを、気管の後側
面に向かう後方への流れを生じさせずに、前方および下
方にのみ可能であるようにすることができる。
本明細書に記載の本発明の概念は、これをその他の各
種の方法で具体化することができるものと考えられ、ま
た、添付の請求範囲は、従来の技術によって制約される
限りのもの以外は、本発明の代替的な具体化をも包含す
るとして解釈されなければならないことを意図するもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリストファー,ケント エル アメリカ合衆国 コロラド州 80231 デンバー イーストコロラドサークル 9086 (56)参考文献 特表 昭62−502168(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61M 16/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】患者の自発的な大気呼吸を高めるため、補
    助的な治療用酸素を連続して患者に供給する経気管カテ
    ーテル装置であって、 (イ)患者の正常な自発的な大気呼吸を補助するため
    に、患者に低圧、低容量の酸素を連続して供給する酸素
    供給手段と、 (ロ)前記酸素供給手段から患者へ酸素を供給するため
    の柔軟な酸素供給管手段と、 (ハ)前記柔軟な酸素供給手段に接続されている気管内
    酸素供給管手段と気管外酸素供給管手段との柔軟な細長
    い組合せであって、(a)前記気管内酸素供給管手段と
    気管外酸素供給管手段との柔軟な細長い組合せを貫通し
    て延伸している流路と、(b)屈曲されない状態で通常
    は直線であって、気管内の操作位置に挿入された場合に
    は、先端の直線状の端部側壁部分と、気管内に配置され
    ていて且つ気管の下方に延伸している直線状の末端側壁
    部分との間に延伸する中間の湾曲した側壁部分を形成す
    る側壁と、(c)患者の気管支の管に対して上方に間隔
    をおいて配置されている末端の流出開口部とを有する、
    前記柔軟な酸素供給手段に接続されている気管内酸素供
    給管手段と気管外酸素供給管手段との柔軟な細長い組合
    せとから成り、 ここに、(A)前記気管内酸素供給管手段と気管外酸素
    供給管手段との組合せが、患者の気管内に連続的な環状
    の呼吸流路を形成して正常な呼吸を可能とするように患
    者の気管の断面端部より実質的に小さな外径を有してい
    て、且つ、前記流出開口部へ酸素を自由に流入させるこ
    とができる程度の寸法の内径とを有していて、そして (B)前記気管内酸素供給管手段の前記末端の流出開口
    部が、傾斜した末端表面を有し、更に、前記前面側壁部
    分内に縦方向に延伸し、かつ前記流出開口部の一部を形
    成して患者の気管の前面のみに面していて、気管の後部
    表面に向かう後方向への流れを生じさせることなく酸素
    を前方にのみ流出させることを可能とするスロット手段
    を形成していて、 (ニ)前記気管内酸素供給管手段と前記気管外酸素供給
    管手段との組合せを、前記気管内の操作位置に確実に支
    持し且つ位置決めし、前記気管内酸素供給管手段と前記
    気管外酸素供給管手段との組合せの周囲の患者の皮膚に
    接触させるための、前記気管内酸素供給管手段と前記気
    管外酸素供給管手段との組合せに取り付けられている支
    持および位置決め手段とを具備する、患者の自発的な大
    気呼吸を高めるため、補助的な治療用酸素を連続して患
    者に供給する装置において、 前記柔軟な酸素供給管手段が、前記気管内酸素供給管手
    段と前記気管外酸素供給管手段との組合せに接続器手段
    で接続されていて、前記接続器手段が、中心部のボア
    と、第1及び第2カウンタボア流路手段とを有している
    中央リブ部を備えている部材を具備していて、前記第1
    及び第2カウンタボア流路手段の幅が前記中心部のボア
    の幅より大きく、前記中心部のボアが前記第1カウンタ
    ボア流路手段と第2カウンタボア流路手段との間に延伸
    していて、前記第1カウンタボア流路手段が、前記気管
    内酸素供給管手段と前記気管外酸素供給管手段との組合
    せを、前記リブ部の側面に滑入して契合させることがで
    きる傾斜した面を有していて、前記第2カウンタボア流
    路手段が、半径方向の肩部で連結し、前記酸素供給管手
    段を前記第2カウンタボア流路手段に滑入して契合させ
    ることができる傾斜した流路部を有していて、且つ前記
    部材が、前記酸素供給管手段の端部を受容する端面に近
    接して取り付けられた解除タブを備えていることを特徴
    とする患者の自発的な大気呼吸を高めるため治療用の補
    助的な酸素を連続して患者に供給する装置。
  2. 【請求項2】前記末端の側壁部分に、流出開口部に対し
    て並列的に上方に向けて間隔をおいて配置されるように
    側方に横断的に間隔をおいて配置された複数の空気の流
    出流路手段が備えられ、前記空気流出流路手段が、円周
    の180゜を越えない範囲の側壁部域に患者の気管の前側
    面に向かって外側に面する前記末端の側壁部分の一方の
    側面のみに位置して、前記空気の流出流路手段を通過す
    る気管の前方に向かう酸素の流れを、気管の後側面に向
    かう後方への流れを生じさせずに、前方にのみ可能であ
    るようにしていることを特徴とする請求項1記載の装
    置。
  3. 【請求項3】前記気管内酸素供給管手段の外径が、3.5m
    mを越えることがないこと、および、前記気管内酸素供
    給管手段の内径が少なくとも1.7mmであることを特徴と
    する請求項1または2記載の装置。
  4. 【請求項4】酸素の圧力が0.14kg/cm2(2psi)未満で、
    酸素の流量が毎分8リットル未満であることを特徴とす
    る請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】前記気管内酸素供給管手段と前記気管外酸
    素供給管手段との組合せが独立した管状部材であること
    を特徴とする請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】前記気管内酸素供給管手段と前記気管外酸
    素供給管手段との組合せが連続的な一体構造の管状部材
    から構成されていることを特徴とする請求項5記載の方
    法。
  7. 【請求項7】前記気管内酸素供給管手段と前記気管外酸
    素供給管手段との組合せ内に挿通されて前記気管内酸素
    供給管手段と前記気管外酸素供給管手段との組合せを洗
    浄するための洗浄ロッド手段を備えていて、前記洗浄ロ
    ッド手段が、柔軟なワイヤ部材と、前記ワイヤ部材の一
    端に拡大された頭部部分と、他端に鍔状表面を有するハ
    ンドル手段とを具備していることを特徴とする請求項1
    記載の装置。
  8. 【請求項8】前記接続器手段が注射器を受容する寸法お
    よび形状であることを特徴とする請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】前記支持及び位置決め手段が、前記気管内
    酸素供給管手段と前記気管外酸素供給管手段との組合せ
    を、前記支持及び位置決め手段の一方の側に配置される
    気管内酸素供給管手段に分け、更に、前記気管内酸素供
    給管手段と前記気管外酸素供給管手段との組合せを、前
    記支持及び位置決め手段の反対側に配置される気管外酸
    素供給管手段に分けることを特徴とする請求項1記載の
    装置。
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