JP2934512B2 - セルロース質繊維材料のパルプの漂白方法 - Google Patents
セルロース質繊維材料のパルプの漂白方法Info
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- D21C9/144—Bleaching ; Apparatus therefor with halogens or halogen-containing compounds with ClO2 or chlorites with ClO2/Cl2 and other bleaching agents in a multistage process
Description
る際のセルロース質繊維材料のパルプの漂白方法であっ
て、導入されたパルプを漂白ラインに連続的に供給しそ
して二酸化塩素とオゾンからなる複数の漂白剤を用いて
漂白する、セルロース質繊維材料のパルプの漂白方法に
関する。
特に、ケミカルパルプの漂白に最も頻繁に使用される漂
白剤の一つである。しかしながら、塩素−この塩素は塩
素化有機化合物を形成する−は環境に対して有害である
と考えられており、その結果、塩素の使用に対する反対
が増大しつつある。このため、塩素化有機物質の放出に
ついて、パルプ1トン当りの吸収可能な有機ハロゲン
(AOX)のkgとして表わされる最低限界値が定めら
れている。今世紀の終りまでは、恐らく、乾燥パルプ1
トン当り、AOX 1.0〜2.0kgと云う水準が環
境保全監督官庁によって許容されるであろう。それ以
後、そして恐らく、より早い時期に、技術的に可能な限
り、パルプ1トン当り、AOX 0.1kg以下と云う
水準が考慮されるであろう。
つある基準を満足させるために、多数の異る方法、例え
ば蒸解を長時間行うことにより及び酸素ガスを用いて、
最初の脱リグニンを行うことにより、塩素漂白を行う前
のリグニン含有量を減少させる方法が提案されている。
他の方法としては、塩素の添加量を減少させる方法及び
塩素を二酸化塩素で置換する方法が挙げられる。
スパルプの漂白に商業的に使用されている漂白剤である
塩素及び二酸化塩素より著しくすぐれていることも知ら
れている。しかしながら、パルプに対して高い品質、特
に、白色度、純度及び強度が要求されるため、二酸化塩
素の使用を完全に省略することは、現在では不可能であ
る。しかるに、オゾンの製造に大きな費用を要すること
及び慣用の漂白方法を使用した場合には、オゾンは選択
性がかなり低いことのために、現在まで、オゾンを商業
的に使用することは不可能であった。“低い選択性”
(“low selectivity”)という用語
は、リグニンを除去することの他に、オゾンがセルロー
スを著しく破壊するということを意味する。パルプのカ
ッパー価はリグニン含有量の尺度であり、一方、パルプ
の粘度はセルロースの平均鎖長の尺度及びパルプの強度
の指標である。90ISOの白色度と良好な強度的性質
を有する針葉樹の漂白パルプについては、その粘度は約
800SCAN単位(dm3 /kg)であるベきであ
る。
素及び/又は塩素で漂白する場合、漂白されたパルプが
市場の要求を満足させる白色度、すなわち、約90IS
Oを有するためには、4つ又は5つの分離されている工
程が必要である。“分離されている工程”(“sepa
rate stage”)という用語は、各々の工程の
前及び後に、パルプの洗浄が行われる工程を意味する。
パルプを洗浄するための装置は、漂白装置の中で最大の
資本投下を必要とする装置である。
は、吸収可能な有機ハロゲンを著しく減少させるかつ従
来使用されている漂白法と比較してより効率的な、セル
ロース質繊維材料のパルプの、改善された漂白方法を提
供することにある。
の使用を減少させる、セルロース質繊維材料のパルプ
の、改善された漂白方法を提供することにある。
漂白工程を使用して、市場において一般的な白色度と強
度を有する漂白パルプを得る、セルロース質繊維のパル
プの改善された漂白方法を提供することにある。
ける選択性を増大させ、その結果、オゾン処理の後に、
市場において一般的な白色度を得るために、パルプを追
加の、分離されている漂白工程にかけることを可能にす
るのに十分な高さの粘度を得ることにある。
目的は、1つのかつ同一の工程において、最初、二酸化
塩素を添加しついでオゾンを添加することにより、二酸
化塩素とオゾンとにより漂白すること及び二酸化塩素と
オゾンとを漂白ライン中の相互に分離されている地点に
おいて、かつ、各々を少なくとも1つの地点において添
加すること;そして、前記1つのかつ同一の工程におい
ては、二酸化塩素とオゾンを添加するための前記地点の
間で中間の洗浄を行わないことを実質的に特徴とするセ
ルロース質繊維材料のパルプの漂白方法により達成され
る。
は前記初期工程と称し得る、前記工程の1つ又はそれ以
上の地点で添加される。かかる地点の各々において混合
器が使用される。
き、オゾンを添加することが適当である。
する担体ガスにより添加される。
pressure)を越える圧力下でオゾンにより処理
することが好ましい。二酸化塩素の次にオゾンを使用す
るパルプの連続的漂白は25〜70℃、好ましくは、4
5〜65℃の温度で行われる。
1回又は2回、アルカリ抽出が行われる;アルカリ抽出
の少なくとも1回は酸素ガス及び/又は過酸化水素によ
り強化し得る。最初のアルカリ抽出は、中間の洗浄を行
うことなしに、二酸化塩素処理とオゾン処理に続いて行
われるか、あるいは、洗浄を行った後に、別個の工程で
行われる。
程、通常、二工程において二酸化塩素で処理する。
は約6〜15%の中間濃度(medium consi
stency)を有することが好ましく、そして、MC
Cと称されている変法又は標準法に従って連続的に蒸解
された酸素−脱リグニン(oxygen−delign
ified)パルプからなることが好ましい。パルプは
オゾンによっても処理し得る。
明を更に説明する。
ッシュタンク2、頂部に拡散機型洗浄装置を備えた第1
上流側漂白塔3、立下り管(down tube)4及
び頂部に拡散機型洗浄装置を備えた第2下流側漂白塔5
からなる。
タンク1からパイプ6を経てフラッシュタンク2に供給
しついでフラッシュタンク2からパルプ7を経て漂白塔
3へ供給する。漂白塔3はパイプ8によって立下り管4
に連結されており、この立下り管4は、これに近接して
設けられた適当なポンプ10を有するパイプ9によっ
て、漂白塔5の底部に連結されている。
塔5の頂部から取出される。洗浄液をパイプ12及び1
3を経て、それぞれ、漂白塔3及び5の頂部に供給す
る。酸素ガス、窒素ガス又はこれらの混合物のごとき担
体ガスはパイプ14を経てフラッシュタンク2の頂部か
ら取出しそして回収を行うのに適当な装置へ通送する。
部に設けられた排出器15を経て排出しそしてフラッシ
ュタンク2から、該タンクの底部に設けられた同様の排
出器16を経て排出させる。排出器15及び16は中間
濃度のパルプを排出するために特別に設計されている。
更に、パイプ6には、一方が他方の後方に設けられてい
る2つの混合器17及び18、すなわち、該装置内を通
過するパルプ中に処理剤を均一に混合するための装置が
設けられている。
aにより、下流側に設けられた混合器18に連結されて
いる。同様の混合器19がフラッシュタンク2から第1
漂白塔3に連絡しているパイプ7中に設けられている。
混合器17,18及び19の各々には種々の処理剤を激
しくかつ均一に混合してパルプに供給するための流動化
装置が設けられている。かかる強力混合器は“カミール
MCミキサー”(“Kamyr MC mixe
r”)、すなわち、処理剤を中間濃度のパルプ中に高い
効率で混合するために特に設計された混合器からなるこ
とが有利である。
pH2〜4に酸性化するために、硫酸のごとき酸性化剤
を供給タンク1の出口の近くでパイプ20から添加し得
る。
を有する第1混合器17に供給し、一方、オゾンを含有
する担体ガスをパイプ22から、高い混合効果を有する
第2混合器18に供給する。水酸化ナトリウムのごとき
アルカリ性薬剤をパイプ23から、フラッシュタンク2
からの出口に供給しそして、所望ならば、酸素ガスをパ
イプ24から上記と同一の場所に供給し得る。更に過酸
化水素を供給するためのパイプ25及び高圧スチームを
パルプに供給するための別のパイプ26が、高い混合効
果を有する第3混合機19に連結されている。
塩素を供給するためのパイプ27がポンプ10に設けら
れている。第2混合器22とフラッシュタンク2の間の
パイプ部分6b中に反応容器28を設けることが適当で
ある;この反応容器とパイプ部分6bは、これらを通過
するパルプの滞留時間が約0.1〜10分、好ましくは
0.5〜5分になるような寸法を有する。パイプ部分6
bが、パルプを所望の滞留時間の間滞留させるのに十分
な長さを有するものである場合には、反応容器28は省
略し得る。
1混合器17内で二酸化塩素と均一に混合しついで、比
較的短時間後に、オゾンを含有する担体ガスと混合す
る。この短い時間は10秒から数分、例えば10分まで
であり得る。二酸化塩素の10%から99%が反応して
からガス状のオゾンを添加することが適当である。
た場合には、担体ガスは約2〜13重量%のオゾンを含
有し得るが、将来、より好ましい方法を用いることによ
り、オゾンの割合を例えば約20重量%まで増大させる
ことが可能になるであろう。オゾンをパルプ中に混合す
る場合のガス圧が高ければ高い程、より多量のオゾンを
パルプ中に混入させることができるので、適当なガス圧
を選択することによりオゾンの供給量を調節し得る。担
体ガスは消費されないので、このガスはパイプ14から
取出して回収し得る。
酸化ナトリウムを添加することによりパルプを中和しそ
してpH値を約11〜12まで上昇させ得る。場合によ
り少量の酸素ガスを添加することによりパルプ中の容易
に酸化される化合物を酸化し、それによって、過酸化水
素をより効率的に利用し得る。少量の過酸化水素を第3
混合器19で添加する。第3混合器にパルプの温度を約
60〜90℃に上昇させるのに十分な量の高圧スチーム
も添加し得る。高圧スチームを添加するこの地点まで、
特に、フラッシュタンク2の前の地点までは、パルプの
温度は約25〜70℃、好ましくは45〜65℃の比較
的低い温度に設定されている。
リ抽出はフラッシュタンク2の後方であってかつ漂白塔
3内の洗浄装置までの地点での種々の薬剤の添加の直後
に生起し、従って、このアルカリ抽出はパルプを洗浄液
で洗浄することにより漂白塔3の頂部で中断される。つ
いで洗浄したパルプを漂白塔5内で二酸化塩素により漂
白する;この二酸化塩素は、所定の量を、上流側に設け
られたポンプ10で添加する。従って上述した漂白法
は、2つだけの漂白工程と、これらの工程の中間でかつ
漂白塔3の頂部で行われる洗浄工程とを有する連続漂白
工程からなる。この連続工程を以下においては下記のご
とく表わす:(DZEOP)D。
洗浄工程を行うことが追加されている、図1の装置の改
変漂白装置を示す。2つの図面において実質的に均等な
部分及び要素は同じ番号で示されており、従ってこれら
についての説明は省略する。
ク2の排出器16にパイプ29が設けられており、この
パイプ29は拡散機型の洗浄装置30に連結されてい
る。パイプ29には中間濃度のパルプを洗浄装置30に
供給するためのポンプ31が設けられており、この洗浄
装置30にパイプ32から洗浄液が供給される。
ら、パイプ7により漂白塔3の底部に連結されている立
下り管34に移送される。パイプ7には立下り管34に
近接して設けられた適当なポンプ35が設けられてい
る。所望に応じ、ポンプ35に連結された2本のパイプ
23及び24により、それぞれ、水酸化ナトリウムのご
ときアルカリ性薬剤及び酸素ガスがポンプ35に供給さ
れる。パイプ7には高い混合効率を有する混合器19も
設けられている。この混合器19は、所望に応じ、過酸
化水素を供給するためのパイプ25及びパルプにスチー
ムを供給するためのパイプ26が設けられている。
本発明の漂白方法の別の態様においては、洗浄工程がア
ルカリ添加の前に行われる。従って連続漂白工程は3つ
の漂白工程、すなわち(DZ)(EOP)Dからなる。
この態様においては設備に要する費用は大きくなるが最
初に述べた態様と比較して水酸化ナトリウムの消費量は
減少する。
かつ同等の条件で行った2つの比較試験の結果と比較し
た場合の本発明の予測外の効果を示すものである。
的な規模の漂白装置を使用して、3つの漂白方法の試験
を行った。但し、最終漂白工程においては二酸化塩素に
よる処理を更に追加した。しかしながら試験2において
は第2混合器においては二酸化塩素を添加しなかった
(この混合器はバイパスにした)。試験3においては、
第1二酸化塩素処理を慣用の予備漂白工程として行っ
た。
使用した;このパルプは慣用の方法で酸素ガスにより漂
白しついで洗浄したものである。供給タンク1に供給さ
れたパルプは18のカッパー価、1020dm3 /kg
の粘度及び10%の濃度を有していた。3つの試験の全
てにおいて、漂白工程を通じてこの濃度を保持した。
1漂白工程(D)は、前記したごとく、慣用の方法に従
って、pH3〜4、温度60℃で60分間行いついで洗
浄工程と、酸素ガス及び過酸化物で強化されたアルカリ
抽出(EOP)を行う漂白工程とを行った。硫酸塩法パ
ルプは他の2つの試験におけるものと同一の濃度(10
%)を有していた。
いては、供給タンクから供給される硫酸塩法パルプの温
度は、いずれの場合も28℃であった。試験1において
は、本発明の方法に従って第1工程(DZEOP)にお
いてパルプを二酸化塩素と共に激しく混合した。オゾン
を含有する担体ガスは4.8バールで供給した。硫酸塩
法パルプのpH値は3.5〜4であり、供給タンク1か
らの出口で硫酸を添加することにより調節した。オゾン
処理は5分間行いそして実質的に全てのオゾンが反応し
たとき、アルカリを添加することにより中断した。試験
1においては、二酸化塩素の95%が消費されたとき、
オゾンを添加した;これはこれらの2種の薬品の添加を
行う間の20秒の時間に相当する。
カリ抽出は3つの試験の全てにおいて70℃の温度で6
0分間行い、その間に圧力を3バールから大気圧に降下
させた。漂白塔3の頂部に洗浄液を供給することにより
アルカリ抽出を中断しそして二酸化塩素を使用する2つ
の漂白工程の各々を、3つの試験の全てにおいて、予め
設定された温度70℃で180分間行った。
る最終pH値及び3つの試験の最終結果は下記の表に示
されている。表中及び以下の説明においてADMTは
“Ain Dry Metric Ton”すなわち、
風乾パルプのトン数を表わし、AOXは“Absorb
able Organic Halogens”(吸収
可能な有機ハロゲン)を表わす。
漂白操作D(EOP)DDにおいては、約90ISOの
白色度を得るのに、活性塩素として計算して85kg/
ADMTの量の二酸化塩素の添加を必要とすることが明
らかである。漂白工程からの出口におけるAOXの量は
1.5kg/ADMTであった。
して二酸化塩素を活性塩素として計算して、全体で55
kg/ADMT添加する、試験2の3工程法連続漂白操
作(ZEOP)DDにおいては、より低い白色度(8
8.9ISO)しか得られず、特に、粘度は許容され得
ない程、低いものであり、その結果、強度的性質も低い
ものであった。これらの値が低いため、AOXの測定は
無意味であった。最後に、前記の表から、第1工程にお
いて二酸化塩素の連続的な添加の直後に、後続のオゾン
処理を行う、試験1(本発明)の3工程法連続漂白操作
においては、驚くべきことに、十分に高い白色度と許容
され得る範囲の粘度(800dm3 /kg以上)が得ら
れることが判る。従って、脱リグニンの選択性が改善さ
れている。更に、試験1においてはAOXが約0.1k
g/ADMTという驚くべき程、低い量であることが認
められる。このような環境汚染防止の点から非常に好ま
しい結果が得られる理由は明らかではないが、当初、二
酸化塩素処理により形成されるAOXの大部分がオゾン
によって分解されるためと考えられる。
二酸化塩素漂白工程を必要とする標準的方法に従って連
続的に蒸解された、酸素−脱リグニン硫酸塩法パルプを
使用した。MCC(Medified Continu
ous Cooking)と呼ばれる方法で連続的に蒸
解されたかつ12〜14のカッパー価と1000〜11
00dm3 /kgの粘度を有する針葉樹の酸素−脱リグ
ニン硫酸塩法パルプについては、市場の製品が一般的に
有する白色度を得るのに、通常、二酸化塩素を用いる最
終漂白工程を一回だけを行えば十分である。広葉樹から
製造したパルプも使用し得る。本発明は酸素−脱リグニ
ンを行っていない硫酸塩法又は亜硫酸塩法パルプにも勿
論適用し得る。
る。
る。
Claims (12)
- 【請求項1】 ケミカルパルプを製造する際にセルロー
ス質繊維材料のパルプを漂白する方法において、導入さ
れたパルプを漂白ラインに連続的に供給しそして二酸化
塩素とオゾンからなる複数の漂白剤を用いて漂白するに
あたり、上記パルプを1つのかつ同一の工程において、
二酸化塩素を添加しついでオゾンを添加することによ
り、二酸化塩素とオゾンとにより漂白すること及び二酸
化塩素とオゾンを上記漂白ライン中の相互に分離されて
いる地点(21,22)においてかつ、各々を、少なくとも
1つの地点(それぞれ、21及び22)において添加するこ
と;そして上記1つのかつ同一の工程においては、二酸
化塩素とオゾンを添加するための前記地点の間で中間の
洗浄を行わないこと;を特徴とするセルロース質繊維材
料のパルプの漂白方法。 - 【請求項2】 オゾンを漂白ライン中の前記1つのかつ
同一の工程における2つ又はそれ以上の地点で添加する
請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 オゾンを二酸化塩素を添加するための、
2つ又はそれ以上の分離されている地点の最後の地点の
後の地点で添加する請求項1又は2に記載の方法。 - 【請求項4】 オゾンは二酸化塩素の10〜99%が反応し
た後に添加する請求項1〜3のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】 パルプを1バールの表面圧力を越える圧
力のオゾンで処理する請求項1〜4のいずれかに記載の
方法。 - 【請求項6】 二酸化塩素及びオゾンを用いる連続的漂
白は25〜70℃の温度で行う請求項1〜5のいずれかに記
載の方法。 - 【請求項7】 二酸化塩素及びオゾンによる処理の後
に、1回又は2回のアルカリ抽出を行い、そして、アル
カリ抽出の少なくとも1つは酸素ガス及び/又は過酸化
水素で強化させ得る1〜6のいずれかに記載の方法。 - 【請求項8】 アルカリ抽出は、二酸化塩素及びオゾン
による処理の後に中間の洗浄を行うことなしに行う請求
項7に記載の方法。 - 【請求項9】 アルカリ抽出を、洗浄を行った後に、別
個の工程で行う請求項7に記載の方法。 - 【請求項10】 パルプを、1つ又はそれ以上の工程で
二酸化塩素で最終的に漂白する請求項1〜9のいずれか
に記載の方法。 - 【請求項11】 導入されるパルプ及び処理されたパル
プは約6〜15%の中間濃度を有する請求項1〜10のい
ずれかに記載の方法。 - 【請求項12】 二酸化塩素は前記1つのかつ同一の工
程において、活性塩素として計算して、5〜60kg/ADMTの
量で添加する請求項1〜11のいずれかに記載の方法。
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