JP2932168B2 - 「空調機等に使用するロック機構付きボールバルブ」 - Google Patents

「空調機等に使用するロック機構付きボールバルブ」

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JP2932168B2
JP2932168B2 JP25729396A JP25729396A JP2932168B2 JP 2932168 B2 JP2932168 B2 JP 2932168B2 JP 25729396 A JP25729396 A JP 25729396A JP 25729396 A JP25729396 A JP 25729396A JP 2932168 B2 JP2932168 B2 JP 2932168B2
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洋 三田村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[産業上の利用分野]本発明は、空調機や
その他の機器に使用するボールバルブ、及びボールバル
ブに利用するロック機構において、連通路をステムの操
作により開閉するボールバルブと、バルブコアを内蔵す
るサービス継手を一体構成にし、ステムに設けたハンド
ルの移動によりステムの回動を防止するロック機構に関
する。
【0002】[従来の技術]図18及び図19、図20
により従来のこの種のボールバルブを説明する。従来の
ボールバルブは図18に例示するように、本体1の内部
に、中央に連通穴A33を設けた球弁体2を配置し、球
弁体2の両側にパッキング3a、パッキング3bを配置
した状態で、締付ディスク5をねじこみ締め付けること
により、本体1、パッキング3a、パッキング3b、締
付ディスク5のそれぞれの接触面を機密状態にシールす
る。このときに本体1の端部と締付ディスク5の当接部
も圧接により密封シールされる。ステム7の下端は球弁
体2に設けられた切り欠き溝4に係合し、ステム7を回
すことにより、球弁体2を回転させ通路を開閉する。こ
のステム7にはOリング8が組み付けられて気密を保
ち、ステム7の上部にはピン9が設けられ、更にドライ
バー溝10が設けられ、また、本体1の上部には突起1
1が設けられる。
【0003】ステム7を反時計方向に回転させると、ピ
ン9が突起11に当接して開弁状態となり、前記状態か
らステム7を時計方向に90度回転させると、図19に
示すようにピン9が突起11に当接して閉弁状態とな
る。このように、ステム7を時計方向、反時計方向にそ
れぞれ90度回すことにより、球弁体2は回動して通路
を開閉する。12は金属パッキング、13はステムキャ
ップであり、外部への流体の漏れを更に確実にするため
に設けられる。接続パイプ6は配管パイプをロー付け接
続するための接続口であり、ユニオン継手24、フレア
ナット15は、同様に配管パイプをフレア接続するため
の接続部であり、盲キャップ14は配管接続する以前の
保管時の防塵、密封用のキャップである。更に、この実
施例に例示する従来のものは、球弁体2からユニオン継
手24に至る通路の途中の連通する位置に、サービス継
手16が設けられる。このサービス継手16は図21に
示すように、コアステム22、バルブコア20、コアキ
ャップ21等で構成され、配管内の空気を排出するため
に、真空ポンプを接続したり、冷媒を封入したりするた
めの接続口であり、使用されているバルブコア20はJ
ISD4211−B形等が使用される。
【0004】[発明が解決しようとする課題]従来の問
題点としては次のことが挙げられる。従来のボールバル
ブは、空調機に使用した場合、運転時には図18に示す
如く開弁状態で運転されるが、機器の運転時には圧縮
機、モーター等の運転による振動、及び冷媒の脈動によ
る振動などが装置全体に伝播し、配管に取り付られてい
るボールバルブも運転中は常時振動しているものであ
る。この振動によって、図18に示す如く開弁状態に位
置決めされていた球弁体2が徐々に閉弁方向に動き、半
開状態で運転されたり、ひどい時は全閉状態で運転させ
るなどの重大事故が発生する。また、従来例のものは、
図21に例示する如く、サービス継手16のコアステム
22は本体1とは別体で製作し、本体1にネジ込み固定
したり、本体1に溶接固定しているが、ネジ込み式のも
のは、ネジ部からの洩れが出やすいことが欠点であり、
溶接式のものは、溶接時の酸化スケールを除去するため
の洗浄が必要であり、また、両者共に各部品製作の加工
工程が多くコスト高になる欠点がある。
【0005】本来ならば、本体1とコアステム22を一
体成形したいところであるが、この方法には別の障害が
ある。その障害内容とは、図21に示す如くバルブコア
20の最奥部を囲むコアステム22の通口23は、通路
面積を確保するため他の部分よりも一段大きい径にする
必要があり(通口23の寸法はJIS.D.4211の
付属書標準バルブステムの弁口寸法に定められてい
る)、また、本体1とコアステム22を一体成形した場
合、前記コアステム22の奥部の通口23を加工するこ
とが極めて困難である等の障害があるため、止むを得ず
コアステム22を別体にしているのが現状である。従っ
て、従来例のものは、図20に示す如くステムキャップ
13とフレアナット15の間に位置する部分にサービス
継手16を設けている。このことは、本体1の長さが長
くなるため材料費が嵩みコスト高になり、また、本体1
は黄銅材を使用し熱間鍛造で製作するため、凹凸の激し
い部品では縦横寸法に対し長さが極端に長いと、型成形
する場合に材料の流れが不均一になり、材料欠陥を招く
問題がある。
【0006】前記サービス継手16は、図18及び図1
9、図20に例示する如くステム7の軸芯に対してある
角度だけ傾けた位置に設けてある。このことは、操作す
る上では、ステム7と平行方向であることが好ましい
が、平行方向にするとステムキャップ13とコアキャッ
プ21は、いずれもスパナを使用して取り外し、締め付
けをする必要があるため、両者の距離を十分にとる必要
があるので、本体1の長さが更に長くなる。ところが、
サーピス継手16をステム7の軸芯に対してある角度だ
け傾けると、次のような問題点が発生する。空調機の室
外機は図22及び図23に示す如く、筐体25の内部
に、圧縮機26、室外機フアン27、室外機熱交換器2
8等を室外機配管29で接続し、筐体25の外壁にボー
ルバルブ30を取り付けた構成になっている。この場合
のボールバルブ30のサービス継手16は、斜め下方向
に向くことになる。通常、サービス継手16にはチャー
ジホース31を接続するものであるが、サービス継手1
6が下向き方向の場合は、チャージホース31が床面3
2にぶつかることになる。このようにサービス継手16
を斜め方向にすることは、ボールバルブの設置位置及び
方向性等を限定しなければならない等の問題点がある。
【0007】[課題を解決するための手段]本発明は、
本体内に、中心部に連通穴Aを有する球弁体を配置し、
この球弁体の両側にそれぞれパッキングを配設した状態
で、本体の1端側から締付ディスクにより前記球弁体、
パッキングを締め付けると共に、球弁体に設けた切り欠
き溝に1端が係合したステムの操作により、球弁体を回
し前記連通穴Aの方向を変化させることにより、通路の
開閉を行うように構成されたボールバルブにおいて、前
記ステムの他端にバルブコアを内蔵したサービス継手を
一体構成にし、球弁体又はパッキングに、バルブコア部
からフレアナット側連通穴Cに連通させる連通路A又は
連通路Bを設けたことを特徴とする空調機等に使用する
ボールバルブであり、また、前記ステムの外周には、ハ
ンドルの内方に設けた一対の平行な直線部を係合させ
る、溝又は平面部で構成した一対の平行部を有し、この
平行部にステムの軸方向に対し直角方向に移動するハン
ドルを設け、このハンドルは、平面部の両側に一対の立
ち上がり部を有し、内方の対向縁が一対の平行な直線部
に形成され、ステムの軸方向に対し直角方向から挿入す
るようにほぼコの字状に構成し、あるいは、内方の対向
縁が一対の平行な直線部に形成され、ステムの上方向か
ら挿入するように、変形環状に構成したことを特徴とす
るボールバルブのロック機構である。
【0008】[作用]本発明の第1の特徴は、ボールバ
ルブのステム7とサービス継手16を一体構成とし、球
弁体2を回して開閉操作するステム7の機能と、バルブ
コア20を内蔵したサービス継手16の機能を、一構成
部で兼用したことにある。このサービス継手16を上側
に向けたことにより、サービス継手付きボールバルブの
寸法を短くすることを可能にすると共に、空調機の室内
機の空気排出や冷媒の補給を容易にするものである。
【0009】また、本発明の特徴の一つである球弁体の
ロック機構は、実施例に示す如くハンドル19がほぼコ
の字状又は変形環状に形成されるが、両者共に、ステム
7の軸方向に対し直角方向に移動する。従って、図1に
示す如く組み付けられたほぼコの字状のハンドル19を
例示して、図9により作用を説明する。図9(a)〜
(e)は、本体1にかしめ固定されたストッパー17に
対するハンドル19の一連の位置関係を示す図であり、
球弁体2とステム7は常に位置関係を保っている。ま
た、ステム7に対するハンドル19の位置関係は、回転
方向に関しては常に位置関係を保っているが、ハンドル
19が図9に示す×1、×2の矢印方向には一定距離移
動可能な関係になっている。従って、ハンドル19を回
すことにより、ステム7と球弁体2は同期回転する。
【0010】図9−(a)は、球弁体2が開弁の状態、
即ち、ハンドル19を反時計方向に回し、アーム65が
ストッパー17の壁A48に突き当たった状態で、ハン
ドル19を×1矢印方向に移動させた状態である。この
状態では、ハンドル19のアーム65の両側にストッパ
ー17の壁A48、壁B49があるため、ハンドル19
は時計方向、反時計方向共に回転できない状態にある。
また、この状態ではハンドル19の抜け止め63がステ
ム7の円柱部D57に当接するため、ハンドル19はこ
れ以上×1矢印方向に移動することはない。
【0011】図9−(b)は、図9−(a)の状態から
ハンドル19を×2矢印方向に移動させた状態であり、
ステム7の円柱部D57とハンドル19のアーム65と
が当接するため、これ以上×2矢印方向に移動すること
はない。また、ハンドル19の回転方向の移動について
は、反時計方向に回そうとした場合、ハンドル19のア
ーム65がストッパー17の壁A48に当接するため回
転させることができない。時計方向への回転は、ハンド
ル19のアーム65がストッパー17の壁B49から外
れた状態にあるため回転可能状態になる。図9−(c)
は、図9−(b)の状態から時計方向に適宜角度回転さ
せた状態である。この状態ではハンドル19はz矢印方
向に移動できない。図9−(d)は、図9−(c)の状
態から更に時計方向に回転させ、図9−(b)の状態か
ら時計方向に90度回転させ、球弁体2が閉弁の状態に
なる。この位置ではハンドル19のアーム65がストッ
パー17の壁C50に当接し、それ以上時計方向には回
転しない。図9−(e)は、図9−(d)の状態からハ
ンドル19をY1矢印方向に移動させた状態であり、ハ
ンドル19のアーム65の両側にはストッパー17の壁
C50、壁D51がそれぞれあるため、時計方向、反時
計方向共に回転不可の状態になる。以上により、ハンド
ル19とストッパー17の関係位置により、球弁体2を
開弁の状態でロックしたり、閉弁の状態でロックしたり
することが可能である。この作用の説明は、ハンドル1
9がほぼコの字状の場合について説明したが、ハンドル
19を変形環状に形成した場合も同様である。
【0012】更にもう一つの重要な機能は、ハンドル1
9とステムキャップ13の関係にある。ステム7の軸中
心と本体1のキャップねじ38の軸中心は同芯である。
また、図7に示すハンドル19のa、b,c,dの4コ
ーナーは、円eにそれぞれ接する関係位置にあり、か
つ、この円eはステムキャップ13のガイド径39より
も若干小径に形成される。このことは、ステムキャップ
13を取り付ける時にハンドル19のa、b、c,dの
4コーナーは、ステムキャップ13のガイド径39の位
置決めガイドとして嵌合させるためである。また、図9
−(a)及び図9−(e)の状態、即ち、回転がロック
状態の時には、ハンドル19の円eの中心と、本体1の
キャップねじ38の軸中心が同芯になるように構成され
る。従って、図9−(b)、(c)、(d)の状態、即
ち、回転がロックされていない状態の時には、ハンドル
19の円eの中心と、本体1のキャップねじ38の軸中
心は偏芯した状態になっている。このことによって、ハ
ンドル19がロック状態でない時には、ステムキャップ
13を取り付けることが不可となり、ハンドル19がロ
ック状態の時にのみ、ステムキャップ13を取り付ける
ことができ、かつ、ステムキャップ13を取り付けた状
態ではハンドル19はいずれの方向にも移動できないた
め、ロックが解除されることはない。従って、運転中
に、振動などによって球弁体2が回転する等の事故を確
実に防止することが可能になる。
【0013】球弁体2は中心部に連通穴A33が設けら
れ、図1に示す如くハンドル19を反時計方向に回動し
て球弁体2が開弁状態になった時、接続パイプ6、連通
穴B34、連通穴A33、連通穴C35が連通して一直
線状態の通路となる。ハンドル19を回動させることに
より球弁体2を回動して球弁体2を開弁状態から時計方
向に90度回転させると、図2に示す如く球弁体2の連
通穴A33は連通穴B34、連通穴C35に対して直交
する位置になり、閉弁状態になる。この状態では、連通
穴C35とバルブコア20部は、連通路A37、連通穴
D36を介して連通する状態となり、チャージホース3
1によりサービス継手16から真空引きにより連通穴C
35側の配管内の空気を排出させることができる。
【0014】[実施例]図1に示す1実施例について説
明する。本体1、球弁体2、パッキング3a、パッキン
グ3b、締付ディスク5、接続パイプ6、盲キャップ1
4、フレアナット15の関係は従来例と本質的には同じ
構造である。本発明の第1の特徴は、ステム7とサービ
ス継手16を一体構成とし、球弁体2を回すステム7の
機能と、サービス継手16の機能を兼用したことにあ
る。第2の特徴は、振動により球弁体2が回転すること
を防止するための安全機構としてロック機構を設けた点
にある。図1に示す如くステム7の下端は、球弁体2に
設けられた切り欠き溝4に嵌合し、本体1に嵌合されて
いる図6に示す円柱部B54にはOリング8が設けら
れ、上方部はサービス継手16を構成している。本体1
の上部開口部にはストッパー17が取り付けられ、カシ
メ18により固定されてステム7の抜け止めとなってい
る。前記ストッパー17の上方には、図6に示す如くス
テム7の外周に設けられた一対の平行なC溝58に嵌合
され、ステム7の軸芯に対し直角方向に移動可能な状態
にハンドル19が取り付けられる。このハンドル19の
操作により球弁体2が回動して通路を開閉する。また、
前記サービス継手16、ハンドル19を包む状態にステ
ムキャップ13がねじ込みにより取り付けられてステム
7の上部を被蓋している。
【0015】サービス継手16は、ボールバルブを空調
機に取り付けた場合、通常は接続パイプ6側は空調機の
室外機の筐体内に配管接続され、他方のフレアナット1
5側は空調機の据付け時に室内機へ配管接続される。室
外機の配管内には冷媒が充填され、出入口の一対のボー
ルバルブが閉弁状態になっていて、室内機の配管内には
空気が存在している。この状態で、空調機を据付けする
場合、室外機と室内機を一対の配管で接続し密封サイク
ルを構成するが、この際、室内機側のサイクル内にある
空気を完全に排出する必要がある。そこで、サービス継
手16部にチャージホース31を接続し、そこから真空
引きにより空気を排出した後、ボールバルブを開弁状態
にすれば運転可能状態になる。この操作を機能させるた
めには、ボールバルブが閉弁状態の時に、サービス継手
16のバルブコア20部とフレアナット15側の連通穴
C35が連通している必要があるので、本発明では図2
に示す如く球弁体2に連通穴D36、連通路A37を設
ける。このサービス継手16は場合によっては、冷媒を
追加封入する時などにも使用する。このように、ステム
7とサービス継手16を一体構成コンパクトにすること
により、従来例のものと全く同じ機能を持たせることが
できる。
【0016】球弁体2の回転をロックする安全装置は、
主としてステム7、ストッパー17、ハンドル19、ス
テムキャップ13によって構成される。図3は本発明に
おけるストッパー17の1実施例であり、ストッパー1
7は本体1にかしめ固定するための鍔部43を下部に有
し、その上方に一段小径の円柱部A44を有する。ま
た、中央部にはステム7に嵌合するための穴45を有
し、前記円柱部A44の一部に壁A48、壁B49を形
成するためのA溝46を設け、同様に壁C50、壁D5
1を形成するB溝47を有し、前記A溝46、B溝47
は穴45の中心に対して90度の間隔に配置される。ま
た、前記A溝46、B溝47の間には、穴45と円柱部
A44の間に位置する壁E52を設ける。図4及び図5
はストッパーの他の実施例を示し、板材を使用して絞り
成形した例であり、構成は図3に示す実施例と同様であ
る。
【0017】図6は本発明のステム7の構造を示し、ス
テム7の下端部には球弁体2の切り欠き溝4に嵌合する
ための互いに平行な平面A53を設け、その上部の円柱
部B54にはOリング溝55が設けられる。その上部に
は一段大径の円柱部C56を設ける。更にその上部には
小径の円柱部D57を設け、最上部はサービス継手16
を構成し、内部にバルブコア20が組み付けられ、前記
円柱部D57には互いに平行な一対のC溝58が設けら
れる。
【0018】図7はハンドル19の実施例を示し、ハン
ドル19は平面C60を両側に有し、両平面部は連結部
64で連結されてほぼコの字状に形成される。平面部の
両側には一対の立ち上がり部62が設けられ、平面C6
0の内方は互いに平行な直線部61を有し、端部にはそ
れぞれ抜け止め63が設けられ、更に連結部64にはア
ーム65が設けられる。また、立ち上がり部62の4箇
所のコーナーa、b、c、dは円eに内接する位置関係
になっている。図8はハンドル19の他の実施例を示
し、図7に示す実施例のアーム65は連結部64の内側
から伸びているのに対し、本実施例は連結部64の外側
から伸ばしたものである。
【0019】図10はロック機構の他の実施例を示し、
ストッパー17’には図11に示す如く90度間隔に3
箇所の立上がりアーム66を設け、ハンドル19’は図
12に示す如く内方の対向縁に一対の平行な直線部61
を有する変形環状に構成する。この場合、ステム7には
図13に示す如く変形環状のハンドル19’が嵌合され
て移動できるように、前例のC溝58に代えて平行な平
面部B59を両側に設ける。
【0020】本実施例における変形環状のハンドル1
9’を実施したロック機構は、前例のほぼコの字状のハ
ンドル19と同様に、ステム7の軸方向に対し直角方向
に移動し、球弁体2の開閉ロック作用を行う。図14−
(a)〜(e)は本ロツク機構における実施例の作用説
明図であり、図14−(a)は開弁、ロック状態、図1
4−(b)は開弁、アンロック状態、図14−(c)は
半開弁、アンロック状態、図14−(d)は閉弁、アン
ロック状態、図14−(e)は閉弁、ロック状態、をそ
れぞれ示す。
【0021】図15はサービス継手16がない場合の実
施例を示し、ステム7の上部のサービス継手16部分を
廃止し、ロック機構はそのままとした構造である。
【0022】図16は球弁体2に設けられる連通路A3
7の代わりに、球弁体2の一方側に嵌設するパッキング
3aに連通路B40を設けた実施例である。
【0023】図17はパッキング3bのシールと締付デ
ィスク5のメタルシールを同時に行うため、パッキング
3bが変形できるように、締付ディスク5にニゲ41を
設けた実施例であり、42は球弁体2の球面とパッキン
グ3bの接点位置を示す。ニゲ41の直径ΦAは接点4
2の直径ΦBよりも若干大きくすることが好ましい。
【0024】[発明の効果]本発明は、球弁体を開閉操
作するステムの1端側に、バルブコアを内蔵するサービ
ス継手を設け、このステムを球弁体を内蔵するボールバ
ルブ本体に組み込んで一体構成にしたものであるから、
弁の開閉操作、配管内の空気の排出作業、冷媒の封入
等、を効率よく行うことができるボールバルブである。
【0025】また、運転中に振動によって球弁体が徐々
に回動して半開や全開状態になることを防止する安全手
段として、球弁体を開閉操作するステムにロック機構を
設け、このロック機構は、内方の対向縁を平行な直線部
に形成した抜け止め付きのほぼコの字状、または変形環
状のハンドルを、前記ステムの軸方向に対し直角方向に
移動させることにより、球弁体をロック又はアンロック
させるものであるから、ロック作用が完璧であり、か
つ、操作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の開弁状態を示す縦断面図であ
る。
【図2】本発明の実施例の閉弁状態を示す縦断面図であ
る。
【図3】本発明のストッパーの1実施例の斜視図であ
る。
【図4】本発明に係るストッパーを板材で構成した実施
例の斜視図である。
【図5】ストッパーを板材で構成した他の実施例の斜視
図である。
【図6】本発明に係るステムの構造を示す縦断面図であ
る。
【図7】本発明のハンドルの1実施例の平面図である。
【図8】本発明のハンドルの他の実施例における斜視図
である。
【図9】1実施例におけるストッパーとハンドルの関連
による、ロック機構の作用を示す説明図である。
【図10】ロック機構の他の実施例における要部の縦断
面図である。
【図11】ロック機構の他の実施例におけるストッパー
の1実施例の斜視図である。
【図12】ロック機構の他の実施例におけるハンドルの
他の実施例斜視図である。
【図13】ロック機構の他の実施例におけるステムの斜
視図である。
【図14】ロック機構の他の実施例におけるストッパー
とハンドルの関連によるロック機構の作用を示す説明図
である。
【図15】本発明において、サービス継手が無い場合の
実施例の縦断面図である。
【図16】本発明において、パッキングに連通路を設け
た実施例の斜視図である。
【図17】パッキングのシールと締付ディスクのメタル
シールを同時に行う場合の説明図である。
【図18】従来のボールバルブの開弁状態の要部の縦断
面図である。
【図19】従来のボールバルブの閉弁状態の要部の縦断
面図である。
【図20】図18及び図19に示す従来のボールバルブ
の外観平面図である。
【図21】従来のサービス継手の取付け実施例を示す縦
断面図である。
【図22】空調機の室外機の概略構成を示す平面図であ
る。
【図23】空調機の室外機に設けた従来のサービス継手
の接続状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1. 本体 2. 球弁体 3a.3b.パッキング 4. 切り欠き溝 5 締付ディスク 6. 接続パイプ 7.7’.7”.ステム 8. Oリング 9. ピン 10. ドライバー溝 11. 突起 12. 金属パッキング 13. ステムキャツプ 14. 盲キャップ 15. フレアナット 16. サービス継手 17.17’.17”.ストッパー 18. カシメ 19.19’.ハンドル 20. バルブコア 21. コアキャップ 22. コアステム 23. 通口 24. ユニオン継手 25. 筐体 26. 圧縮機 27. 室外機フアン 28. 室外機熱交換機 29. 室外機配管 30. ボールバルブ 31. チャージホース 32. 床面 33. 連通穴A 34. 連通穴B 35. 連通穴C 36. 連通穴D 37. 連通路A 38. キャップねじ 39. ガイド径 40. 連通路B 41. ニゲ 42. 接点位置 43. 鍔部 44. 円柱部A 45. 穴 46. A溝 47. B溝 48. 壁A 49. 壁B 50. 壁C 51. 壁D 52. 壁E 53. 平面A 54. 円柱部B 55. Oリング溝 56. 円柱部C 57. 円柱部D 58. C溝 59. 平面B 60. 平面C 61. 直線部 62. 立ち上がり部 63. 抜け止め 64. 連結部 65. アーム 66. 立ち上がりアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 5/06 F16K 31/60 F16K 35/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に、中心部に連通穴Aを有した球
    弁体を配置し、この球弁体の両側にそれぞれパッキング
    を配設した状態で、本体の1端側から締付けデッスクに
    より前記球弁体、パッキングを締め付けると共に、球弁
    体に設けた切り欠き溝に1端が係合したステムの操作に
    より、球弁体を回し前記連通穴の方向を変化させること
    により、通路の開閉を行うように構成されたボールバル
    ブにおいて、前記ステムの外周には、ハンドルの内方に
    設けた一対の平行な直線部を係合させる溝又は平面部で
    構成した一対の平行部を有し、この平行部に、平行な直
    線部に形成された内方の対向縁が嵌着され、ステムの軸
    方向に対し直角方向に移動することにより、ステムの回
    転をロック状態及びアンロック状態にするハンドルを設
    けると共に、ハンドルがロック状態の時にのみ嵌着可能
    で、ハンドルが移動してアンロック状態になることを防
    止するステムキャップを設けたことを特徴とする空調機
    等に使用するロック機構付きボールバルブ。
  2. 【請求項2】 請求項1のハンドルは、平面部の両側に
    一対の立ち上がり部を有し、内方の対向縁が一対の平行
    な直線部に形成され、ステムの軸方向に対し直角方向か
    ら挿入するように、ほぼコ状に構成したことを特徴とす
    る請求項1の空調機等に使用するロック機構付きボール
    バルブ。
  3. 【請求項3】 請求項1のハンドルは、内方の対向縁が
    一対の平行な直線部に形成され、ステムの上方向から挿
    入するように、変形環状に構成したことを特徴とする請
    求項1の空調機等に使用するロック機構付きボールバル
    ブ。
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