JP2931911B2 - 耐熱性二重容器およびその製造方法 - Google Patents

耐熱性二重容器およびその製造方法

Info

Publication number
JP2931911B2
JP2931911B2 JP2002148A JP214890A JP2931911B2 JP 2931911 B2 JP2931911 B2 JP 2931911B2 JP 2002148 A JP2002148 A JP 2002148A JP 214890 A JP214890 A JP 214890A JP 2931911 B2 JP2931911 B2 JP 2931911B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
crystallinity
plastic
plastic container
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002148A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03212338A (ja
Inventor
洋一郎 井上
晋 吉田
三樹 北原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyodo Printing Co Ltd filed Critical Kyodo Printing Co Ltd
Priority to JP2002148A priority Critical patent/JP2931911B2/ja
Publication of JPH03212338A publication Critical patent/JPH03212338A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2931911B2 publication Critical patent/JP2931911B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は耐熱性二重容器に関し、より詳しくは、粉
体、流体、固体の食品や酒類、ジュース類のような飲料
を熱間充填したり、電子レンジにて内容物を加熱したり
しても開口周囲の巻き締め部の緩みや変形を生じること
のない耐熱性二重容器およびその製造方法に関する。
[従来の技術] 紙製品の内部にプラスチック製容器を内挿した二重容
器については、従来よりいくつかの提案がなされてい
る。例えば、実公昭61-32751号公報には、両面がプラス
チックコートされた紙製容器に、外層はポリプロピレン
樹脂層、中層はポリビニルアルコールとエチレンとの共
重合物の層、内層はポリエステル樹脂層からなる一体化
されたプラスチック製容器を内挿した二重容器が開示さ
れている。
また、実開昭57-3605号公報には、両面がプラスチッ
クコートされた紙製容器に一般グレードのポリエステル
製容器を内挿し、容器の口縁部において一体化した酒精
飲料用容器が開示されている。
しかし、上記実公昭61-32751号公報の提案において、
最内層に形成されている一般的なポリエチレンテレフタ
レート等は、ガラス転移点が65〜70℃付近であり、高温
充填の際に変形しやすいため、外層にポリプロピレン樹
脂層が形成されている。このように複数層とすることは
内挿容器のコスト高を招き、また、各層間に接着剤層を
必要とするため製造工程の複雑化を招く。
一方、上記実開昭57-3605号公報の提案においても、
内挿されるポリエステル製容器の耐熱性に問題がある。
また、実開昭63-134908号公報は、紙製容器(外カッ
プ)に内挿するプラスチック製のフランジ付容器(内カ
ップ)が、結晶核剤を配合したポリエチレンテレフタレ
ートを結晶化度10〜25%とした容器を開示している。こ
の容器は核剤を配合したポリエチレンテレフタレートシ
ートを結晶化する温度以上で加熱し、また、雄型、雌型
で成形された状態でさらに結晶化を促進させて成形する
ことにより、内カップを上記結晶化度とし、耐熱性を付
与し、また、容器の開口部に形成されたフランジ部は、
内カップの他の部分に比べて結晶化しないようにするか
あるいは結晶化度を10%以下にすることにより蓋材との
ヒートシール性を確保しようとするものである。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記実開昭63-134908号公報では、内カッ
プのフランジ部と蓋材とのヒートシール性を確保するた
めに結晶化を抑えるようにするが、フランジ部に連続し
ている巻き締め部の結晶化度も、フランジ部と同程度の
結晶化度となり、しかも、巻き締め部では、巻き締めに
伴う残留応力が残っているため、高温の内容物(充填
物)を入れるには支障はないが、容器を高温雰囲気に置
いた場合や電子レンジ加熱時の突沸などで巻き締め部ま
で内容物が飛び出したりしたときは、巻き締め部は変形
して元の巻き締めが緩んだ状態に戻ってしまうという現
象が起こり、内カップと外カップの一体性がなくなり、
二重容器の体をなさないようになるという問題があっ
た。
本発明は上記の点を解決しようとするもので、その目
的は高温雰囲気に置いた場合や電子レンジ加熱時に突沸
などを起こした場合にも、容器の胴部や底部の変形を生
じることがないばかりか、容器開口周囲の変形による巻
き閉め部の緩みを生じることがない耐熱性二重容器およ
びその製造方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、両面が樹脂コートされた紙製容器に
プラスチック製容器を内挿し、各容器の開口周囲部にお
いてプラスチック製容器のプラスチツク材料を外側から
回り込ませて巻き締め一体化してなる容器であって、前
記プラスチック製容器が結晶核剤を配合したポリエチレ
ンテレフタレートよりなり、フランジ部の結晶化度を10
〜20%、胴部および底部の結晶化度を15〜30%とし、か
つプラスチック製容器の巻き締め部を結晶化度20〜50%
としたことを特徴とする耐熱性二重容器が提供される。
また、本発明によれば、両面が樹脂コートされた紙製
容器にプラスチック製容器を内挿し、各容器の開口周囲
部においてプラスチック製容器のプラスチック材料を外
側から回り込ませて巻き締め一体化してなる耐熱性二重
容器の製造方法であって、結晶核剤を配合したポリエチ
レンテレフタレートからなるシートを適宜温度に加熱し
て結晶化度を10〜20%とし、加圧空気を用いるプラグア
シスト成形法で前記シートをカップ状に成形することに
より、胴部および底部の結晶化度が15〜30%のプラスチ
ック製容器を得た後、両面が樹脂コートされた紙製容器
に前記プラスチック製容器を内挿し、各容器の開口周囲
部においてプラスチック製容器のプラスチック材料を外
側から回り込ませて巻き締め一体化してフランジ部を形
成し、該フランジ部を受け台に接触させて冷却しつつ巻
き締め部を加熱治具で固定加熱することにより、前記巻
き締め部の結晶化度を20〜50%まで高めることを特徴と
する耐熱性二重容器の製造方法が提供される。
[作用] 本発明に係る耐熱性二重容器は、二重容器の内側のプ
ラスチック製容器が結晶核剤を配合したポリエチレンテ
レフタレートよりなり、そのフランジ部の結晶化度が10
〜20%であるため耐熱性に優れているうえ、ヒートシー
ル性に優れているので、このフランジ部を蓋材に強固に
取り付けることができる。また、このプラスチック製容
器の胴部及び底部の結晶化度が15〜30%であるため、こ
れらの部分の耐熱性が更に高くなってその耐熱性が確保
されるとともに、耐衝撃性が高くなるため、内容物を充
填した二重容器が落下した場合にも胴部や底部に割れが
発生することがなくなる。さらに、このプラスチック製
容器の巻き締め部は結晶化度20〜50%に高められている
ために、巻き締め部の固体構造は、球晶部の球晶が成長
して大きくなるとともに、非球晶の微細結晶部は配向の
緊張が弛むことにより残留歪が減少し、耐熱性が向上す
るため巻き締め部が高温にさらされた際の、巻き締め部
が緩むような変形が防止される。
さらに、プラスチック製容器のポリエチレンテレフタ
レートは内容物に不活性であり、機械的性質、耐アルコ
ール性などの耐薬品性に優れ、可塑剤や残存モノマーに
よる人体への影響がないから酒類、pH値の低い果汁飲料
などの容器として優れた性能を示す。
なお、本発明に係る耐熱性二重容器の製造方法では、
結晶核剤を配合したポリエチレンテレフタレートからな
るシートを適宜温度に加熱して結晶化度を10〜20%とす
るが、このシートのうちプラスチック製容器のフランジ
部となる部分は、後段のプラグアシスト成形工程、巻き
締め部の固定加熱工程のいずれにおいても結晶化が実質
的に進行しないため、完成した二重容器では、プラスチ
ック製容器のフランジ部の結晶化度は10〜20%の範囲内
となる。
[実施例] 第1図は本発明による二重容器の一実施例を示す半断
面図である。
第1図において、1は紙製容器であり、紙の内外面に
ポリエチレンの樹脂層3が被覆された筒状の胴部2aと円
形の底部2bからなっている。胴部2aおよび底部2bは、紙
製容器1の下端部5において熱融着(ヒートシール)に
より一体化されている。紙製容器1の上端は、外側に延
出され、鍔部2cを形成する。紙製容器は商品価値、デザ
イン効果を高めることのできる平面印刷方式が採用で
き、多層プラスチックの保護の役目を果たせる剛性を持
っている。4はプラスチック製容器であり、結晶核剤を
配合したポリエチレンテレフタレートにより形成され、
その上端は上記紙製容器と同様、外側に延出され、フラ
ンジ部7と縁部および折返し部からなる巻き締め部6を
形成してある。
すなわち、プラスチック製容器4を紙製容器1に内挿
し、紙製容器1の鍔部6を巻き込むようにフランジ部7
を重ね合わせ、巻き締めして巻き締め部6を形成して両
者を接合一体化することにより、二重容器8が形成され
る。
なお、第1図に示すように、紙製容器1とプラスチッ
ク製容器4の間はフランジ部7および巻き締め部6を除
いてわずかに間隙が設けられている。このような間隙を
設けることにより、電子レンジによる内容物の直接加熱
に対しても、断熱効果により紙製容器1には熱が伝わら
ないため、不意のやけどなどを防止することができる。
本発明において、プラスチック製容器に使用されるポ
リエチレンテレフタレートとしては、固有粘度が(フェ
ノール/テトラクロルエタン=50/50(重量比)溶液中2
5℃で測定した溶液粘度から求めた固有粘度)が0.5〜1.
4のものが、機械的強度が高く、成形加工が容易である
ために好適である。固有粘度が0.5未満では、成形品の
機械的強度が十分ではなく、1.4を超えると成形加工が
困難になる。機械的強度と成形加工性がより高度の次元
で満たされるのは固有粘度0.6〜1.2の範囲である。
本発明において、ポリエチレンテレフタレートに配合
する結晶核剤としては、ZnO,MgO,SiO2等の金属酸化物;
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、CaSiO3,MgSiO2,Ca
(PO4)2,CaSO4,BaSO4等の無機塩;タルク、ハイトロン
(商品名、竹原化学製);グラファイト、カーボンブラ
ック等の単体;蓚酸カルシウム、安息香酸カルシウム、
ステアリン酸マグネシウム、酒石酸カルシウム等を用い
ることができる。結晶核剤の配合量としては、全組成物
中0.03〜5重量%の範囲が好ましい。0.03重量%未満で
は耐熱性が不十分になり、5重量%を超えると成形品が
脆くなる。
本発明のプラスチック製容器(内カップ)を製造する
には、結晶核剤を配合したポリエチレンテレフタレート
の0.6〜0.8mm厚のシートを用いる。
あらかじめ、該シートを加熱ゾーンにて180℃雰囲気
で加熱保持し、結晶化度10〜15%に球晶を成長させる。
該シートを成形ゾーンに移動させ、加圧空気を用いるプ
ラグアシスト成形装置により、上記シートをカップ状に
成形する。すなわち、上記シートを高温加熱上型(約18
0℃)で低温加熱下型(約120℃)内に押し入れてカップ
状に成形する(胴部および底部の成形)。このとき該シ
ートは高温加熱上型を抱き込む形となり、結晶化が更に
進む(結晶化度20〜30%)。ただし、上記シートのうち
フランジ部となる部分の結晶化は殆ど進まない。この成
形工程においては、高温加熱上型が上記シートを低温加
熱下型内に押し入れながら低温加熱下型に挿入された
後、上記シートはその上方から吹き込まれるブローエア
ーによって低温加熱下型側に押圧され、該下型に完全密
着し、低温加熱下型の120℃にシート温度が下がり、結
晶化がほぼ止まる。この状態で保持されることでシート
の残留応力が除かれ、耐熱性が更に向上する。
本発明において、結晶化度は試料の密度を測定し、そ
れを下記の結晶化度と密度の関係式に入れて計算により
求めたものである。
試料の結晶化度:(%) 結晶質の密度 :dc(g/cm3)=1.455 非晶質の密度 :da(g/cm3)=1.335 試料の密度 :d(g/cm3) なお、フランジ部および巻き締め予定の周縁部は、高
温加熱上型に接しないためわずかに結晶化が進むに過ぎ
ない。このような成形工程により、フランジ部および巻
き締め予定の周縁部の結晶化度が抑えられることとな
る。
次に巻き締めを行う。巻き締めを行うには、まず、内
カップ(プラスチック製容器)、外カップ(紙製容器)
の順に下型受け台21に挿入する。そして、内カップの開
口縁をヒーター加熱部22で120〜190℃に加熱する。この
ような巻き締め部の加熱完了後、下型受け台21が上昇
し、ヒーター加熱部22から離れると同時に上型巻き締め
治具23が降下し、巻き締め加工が完了する(第2図参
照)。
巻き締めが完了した後に、第3図に示す熱処理装置を
用いて熱処理を行う。すなわち、巻き締めにより巻き締
め部6を加熱治具13により200℃前後の温度で数十秒加
熱・加圧して巻き締め部6を固定加熱し、前記巻き締め
部6の結晶化度を20〜50%にまで高めた。
このようにして得られた二重容器を構成するプラスチ
ック製容器では、フランジ部7の結晶化度が10〜20%で
あるため耐熱性に優れているうえ、ヒートシール性に優
れているので、このフランジ部を蓋材(図示せず)に強
固に取り付けることができる。また、このプラスチック
製容器の胴部及び底部の結晶化度が15〜30%であるた
め、これらの部分の耐熱性が更に高くなって、その耐熱
性が確保されるとともに、耐衝撃性が高くなるため、内
容物を充填した二重容器が落下した場合にも胴部や底部
に割れが発生することがなくなる。さらに、巻き締め部
6が固定加熱され結晶化度が20〜50%、好ましくは20〜
30%と高いため、容器を高温雰囲気下に置いた場合や、
電子レンジ加熱時の突沸などで巻き締め部まで内容物が
飛び出しても、巻き締め部の緩む方向への変形を生じる
ことを防止できる。
ここで、固定加熱における巻き締め部6の固体構造に
ついて考察すると、球晶化(密度上昇)が進行しつつ、
球晶化できない配向微細結晶部の緊張が緩和してゆくも
のと考えられる。したがって、固定加熱により容器の巻
き締め部の結晶を増大させ、かつ、配向微細結晶部の緊
張が少なくなることにより残留歪が減少し、巻き締め部
が高温にさらされた状態の変形が防止され、巻き締め部
の耐熱性向上が図られるものである。
乾燥状態にある食品を収容するについては、その食品
は内挿されたプラスチック製容器の内層に直接接触して
収容されるが、この内層がポリエチレンテレフタレート
層からなっているため、ポリエチレンテレフタレート層
は低臭で食品に異臭が移ることがなく、また樹脂が内容
物のフレーバーを吸着することがないため、長期に亘り
味や匂に影響することなく賞味できる。更にポリエチレ
ンテレフタレート層は酸素、炭酸ガスの透過性が小さ
く、日持ちが良くなるとともに保香性が良い。
本発明において、紙製容器1の両面に被覆される樹脂
は、ポリエチレン樹脂に限定されるものではない。さら
に容器の形状は円筒形に限定されるものではなく、他の
形状のものであってもよい。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本発明の二重容器は内
側のプラスチック製容器が結晶核剤を配合したポリエチ
レンテレフタレートよりなり、プラスチック製容器の巻
き締め部は固定加熱により結晶化度20〜50%に高められ
ているために、容器の巻き締め部が高温にさらされても
巻き締め部が緩むような変形を生じることはない。
また、フランジ部の結晶化度を10〜20%と低結晶化度
としたため、フランジ部のヒートシール性が良好で、蓋
材のヒートシール強度が大きくなる。
さらに、プラスチック製容器の胴部および底部は15〜
30%と高いため、胴部および底部の耐熱性も確保される
うえ、耐衝撃性が高くなるため、内容物を充填した二重
容器が落下した場合にも胴部や底部に割れが発生するこ
とがなくなる。
また、プラスチック製容器のポリエチレンテレフタレ
ートは内容物に不活性であり、機械的性質、耐アルコー
ル性などの耐薬品性に優れ、可塑剤や残存モノマーによ
る人体への影響がないから、酒類、pH値の低い果汁飲料
などの容器として優れた性能を示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の耐熱性二重容器の一実施例を示す半断
面図、第2図は巻き締めの状態を示す要部断面説明図、
第3図は巻き閉め部の固定加熱の状態を示す要部断面図
である。 1…紙製容器、2a…胴部、2b…底部、2c…鍔部、3…樹
脂層、4…プラスチック製容器、5…下端部、6…巻き
締め部、7…フランジ部、8…二重容器、9…胴部、10
…底部、11…開口縁部、12…受け台、13…加熱治具、14
…上金型、15…下金型、21…下型受け台、22…ヒーター
加熱部、23…上型巻き締め治具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 3/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両面が樹脂コートされた紙製容器にプラス
    チック製容器を内挿し、各容器の開口周囲部においてプ
    ラスチック製容器のプラスチック材料を外側から回り込
    ませて巻き締め一体化してなる容器であって、前記プラ
    スチック製容器が結晶核剤を配合したポリエチレンテレ
    フタレートよりなり、フランジ部の結晶化度を10〜20
    %、胴部および底部の結晶化度を15〜30%とし、かつプ
    ラスチック製容器の巻き締め部を結晶化度20〜50%とし
    たことを特徴とする耐熱性二重容器。
  2. 【請求項2】両面が樹脂コートされた紙製容器にプラス
    チック製容器を内挿し、各容器の開口周囲部においてプ
    ラスチック製容器のプラスチック材料を外側から回り込
    ませて巻き締め一体化してなる耐熱性二重容器の製造方
    法であって、結晶核剤を配合したポリエチレンテレフタ
    レートからなるシートを適宜温度に加熱して結晶化度を
    10〜20%とし、加圧空気を用いるプラグアシスト成形法
    で前記シートをカップ状に成形することにより、胴部お
    よび底部の結晶化度が15〜30%のプラスチック製容器を
    得た後、両面が樹脂コートされた紙製容器に前記プラス
    チック製容器を内挿し、各容器の開口周囲部においてプ
    ラスチック製容器のプラスチック材料を外側から回り込
    ませて巻き締め一体化してフランジ部を形成し、該フラ
    ンジ部を受け台に接触させて冷却しつつ巻き締め部を加
    熱治具で固定加熱することにより、前記巻き締め部の結
    晶化度を20〜50%まで高めることを特徴とする耐熱性二
    重容器の製造方法。
JP2002148A 1990-01-09 1990-01-09 耐熱性二重容器およびその製造方法 Expired - Fee Related JP2931911B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002148A JP2931911B2 (ja) 1990-01-09 1990-01-09 耐熱性二重容器およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002148A JP2931911B2 (ja) 1990-01-09 1990-01-09 耐熱性二重容器およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03212338A JPH03212338A (ja) 1991-09-17
JP2931911B2 true JP2931911B2 (ja) 1999-08-09

Family

ID=11521273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002148A Expired - Fee Related JP2931911B2 (ja) 1990-01-09 1990-01-09 耐熱性二重容器およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2931911B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002074659A1 (fr) * 2001-03-19 2002-09-26 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Gobelet en papier pour four à micro-ondes, gobelet en papier passant au four à micro-ondes et procédé de production du même
JP2016520948A (ja) * 2013-03-14 2016-07-14 グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッドGraphic Packaging International,Inc. 低結晶化度サセプタフィルム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003040242A (ja) * 2001-08-01 2003-02-13 Toppan Printing Co Ltd 生分解性紙容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002074659A1 (fr) * 2001-03-19 2002-09-26 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Gobelet en papier pour four à micro-ondes, gobelet en papier passant au four à micro-ondes et procédé de production du même
JP2016520948A (ja) * 2013-03-14 2016-07-14 グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッドGraphic Packaging International,Inc. 低結晶化度サセプタフィルム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03212338A (ja) 1991-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7150372B2 (en) Container base structure responsive to vacuum related forces
US6942116B2 (en) Container base structure responsive to vacuum related forces
US5713512A (en) Polymeric insulated container
KR910001100B1 (ko) 가열조리용 밀봉용기
US20100108693A1 (en) Insulated double-walled disposable plastic cup
US20100108695A1 (en) Air-pocket insulated disposable plastic cup
US20020074336A1 (en) Container base structure
JPH05330552A (ja) 熱可塑性カップ
JP2931911B2 (ja) 耐熱性二重容器およびその製造方法
JPH0339897B2 (ja)
CN209160418U (zh) 一种食品包装容器的自动泄压密封盖
JP5313947B2 (ja) ゲル化食品用のプラスチック容器
CN214730582U (zh) 一种可热杀菌的evoh水果罐头杯
JP5423173B2 (ja) 包装体の製造方法
JPS6132751Y2 (ja)
JP2004323022A (ja) 結晶性ポリエステル容器
JPH074164Y2 (ja) 多層容器
JP2552457Y2 (ja) 容 器
JP2619293B2 (ja) 液状物の脱気密封方法
JP3324977B2 (ja) 密封成形容器
JP2700780B2 (ja) プラスチック容器の製造法
JPH10297604A (ja) 密封容器のシール方法
JPH0513715Y2 (ja)
JPS5818095Y2 (ja) オ−ブン用半加工食品収納容器
JPH0443472Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees