JP2931303B1 - 回転式有核錠剤機 - Google Patents

回転式有核錠剤機

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JP2931303B1
JP2931303B1 JP23929898A JP23929898A JP2931303B1 JP 2931303 B1 JP2931303 B1 JP 2931303B1 JP 23929898 A JP23929898 A JP 23929898A JP 23929898 A JP23929898 A JP 23929898A JP 2931303 B1 JP2931303 B1 JP 2931303B1
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    • B30PRESSES
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    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/34Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses for coating articles, e.g. tablets
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    • B30B11/005Control arrangements

Abstract

【要約】 【課題】回転盤に複数配設された臼に、第1の粉末を入
れ、該粉末の上に核錠供給機構によって核錠を供給し、
該核錠を覆うように第2の粉末を充填した後、上杵と下
杵とにより圧縮して有核錠剤を製造する回転式有核錠剤
機において、各臼への核錠を供給するための核錠搬送体
内に保持される核錠の有無の検出誤りを大幅に減少し、
該検出の確実性を向上させる。 【解決手段】これら核錠搬送体3の移動軌跡K上に設け
られた測定点を通過する各核錠Pの通過時間幅を少なく
とも測定可能な測定手段4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬等の有核錠剤
を製造する場合に用いられる回転式有核錠剤機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、回転式有核錠剤機により医薬等
に用いる有核錠剤を製造するには、高速で回転する回転
盤の外縁部に所定間隔で多数配設された臼の中に第1の
粉末を入れ、次にその粉末の上に核錠供給装置により供
給される核錠を載置し、その核錠の上からさらに第2の
粉末を充填した後、粉末と核錠とを上杵と下杵とにより
圧縮して成形するようにしている。この核錠供給装置は
回転盤と連動して回転する移送円盤を有するもので、移
送円盤の外縁部に沿って等間隔に多数設けられた穴状の
核錠搬送体に、核錠をそれぞれ保持させて移動させ各臼
に核錠を供給する。具体的には、回転盤と移送円盤の一
部分を上下に重合させ、この重合部分において回転する
臼と核錠搬送体とを一対一に対応させて核錠を各臼に供
給する構造となっている。
【0003】これら核錠は、通常それぞれの臼に対して
1個供給されるものであるが、何らかの理由で核錠搬送
体に核錠が挿入されず空となり無核錠剤が形成される場
合がある。このような不良品を排除すべく、従来、各核
錠搬送体内の核錠の有無を検出しておき、核錠が入って
いない核錠搬送体に対応する臼で成形された錠剤を排除
するようにしている。
【0004】具体的に、核錠搬送体内の核錠の有無を次
のようにして検出している。すなわち、図7〜図9に示
すように、移送円盤A1に設けられた穴状の核錠搬送体
A4の底板A11を、光を透過可能な透光部材で形成す
るとともに、各核錠搬送体A4と移送円盤A1の中心と
を結ぶ仮想線M上に小径の透孔A6を形成しておく。そ
して、核錠搬送体A4の移動軌跡上において核錠搬送体
A4を挟んで対向するように核錠Pの有無を検出するた
めの発光素子A7及び受光素子A8を設ける一方、透孔
A6の移動軌跡上に同じく該透孔A6を挟んで対向する
ようにタイミングパルス発生用の発光素子A9と受光素
子A10とを設けておく。そして、タイミングパルス発
生用の受発光素子A9、A10間に透孔A6が到来し、
タイミングパルスp2が発せられると、受光素子A8の
受光状態を調べ、受光していない状態であれば、図9中
AA部に示すように、発光素子A7からの光が核錠Pに
よって遮られているから核錠Pは存在すると判断し、受
光している状態であれば、図9中BB部に示すように、
発光素子A7からの光は遮られていないので核錠Pは存
在しないと判断するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、核錠Pは、
通常、図9のAA部に示すように核錠搬送体A4の反移
動方向側の側壁A41に当接した状態で搬送されてい
る。したがって、この位置に合わせてタイミングパルス
p2が出力されるように調整している。しかしながら、
何らかの理由で核錠Pが核錠搬送体A4内で移動方向側
へ偏位していたり、あるいは図9中CC部に示すよう
に、起立していたりする場合には、タイミングパルスp
2の出力タイミングで、受光素子A8が受光状態とな
り、核錠Pが無いと誤判断してしまう場合がある。ま
た、本装置は錠剤の原料たる粉末が飛散している雰囲気
下にさらされているので、使用中にこの粉末が透孔A6
に詰まったり、あるいは核錠搬送体A4の底板A11を
覆ってしまったりして、核錠Pの有無の誤検出を招く恐
れもある。このように、一点タイミングで核錠Pの有無
のみを判断しているため、核錠Pの不測の移動に対応す
ることができない上、誤検出した場合に、それが誤検出
であるかどうかを検出結果から判断することが極めて難
しいという問題点があった。さらに言えば、この問題点
に起因して、他の検出装置、例えばCCDカメラや、上
下杵の圧縮圧力モニタ等を設けなければならない場合も
生じていた。また、前記タイミングパルスp2の出力タ
イミングを調整する作業は極めて煩雑で難しく、製品組
立時等に作業者に大きな負担をかけていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】係る問題点を考慮して、
本発明は、所定の測定点を通過する核錠の通過時間幅を
測定することにより、従来の1点タイミングによる測定
の不具合を一挙に解決すべく図ったものである。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明に係る回転式有
核錠剤機は、回転盤に複数配設された臼の臼孔に、第1
の粉末を入れ、該粉末の上に核錠供給機構によって核錠
を供給し、該核錠を覆うように第2の粉末を充填した
後、上杵と下杵とにより圧縮して有核錠剤を製造するも
のにおいて、核錠供給機構が、核錠を内部に保持しつつ
所定速度で移動し該核錠を臼毎に挿入する複数の核錠搬
送体と、これら核錠搬送体の移動軌跡上に設けられた測
定点を通過する核錠の通過時間幅を少なくとも測定可能
な測定手段とを具備していることを特徴とする。
【0008】このようなものであれば、回転盤の回転速
度等から、核錠が正規の位置及び姿勢にある場合の測定
点を通過する時間幅は予めわかるため、測定手段による
測定結果との比較により、核錠の有無はもちろんのこ
と、核錠搬送体内における核錠の姿勢を検出することも
可能になる。その結果、核錠の有無の検出誤りを大幅に
減少でき、該検出の確実性を向上させることが可能にな
る。加えて、例えば飛散する粉末等の影響で測定手段が
誤測定しても、測定結果からある程度その原因を特定す
ることが可能となり、その後の打錠に係る対処が容易に
なる。しかも、従来必要であったタイミング信号を発生
するための機構、すなわち透孔やタイミング用の受発光
素子を不要とすることが可能になり、機構の簡単化と煩
雑であったタイミング調整作業の省略を図ることができ
るようになる。
【0009】核錠供給機構としては、移送円盤上に複数
の核錠搬送体を設け、移送円盤を回転盤と連動回転させ
てなるものが一般に用いられている。この場合に、回転
盤の回転速度に拘わらず測定手段の機能を発揮させるに
は、測定手段が、核錠の通過時間幅を、回転盤の回転角
度を単位として測定し得る構成のものが望ましい。測定
手段の具体的な実施態様としては、前記測定点に配設さ
れ少なくとも核錠の通過している間は核錠通過信号を出
力する核錠検出体と、回転盤の回転速度に比例した周波
数のパルス信号を出力するパルス信号出力体を具備し、
前記核錠通過信号が出力されている間または前記核錠通
過信号が出力されていない間に出力されたパルス信号の
カウント値を利用して、核錠の通過時間幅を回転盤の回
転角度を単位として測定するものが挙げられる。この場
合のパルス信号出力体としては、検出軸を前記回転盤に
同期回転させるように設けられたロータリエンコーダ
が、組み付けや動作の確実性等からみて好適である。
【0010】核錠検出体を簡単に構成するには、核錠検
出体が、検出信号を発信する信号発信部材と、この発信
された検出信号を受信可能な受信部材とを具備し、この
受信部材により受信された検出信号の値が核錠の通過に
より変化することを利用して、核錠通過信号を出力する
ように構成してあるものが望ましい。簡単で動作の確実
な実施態様としては、核錠搬送体を、光を透過可能な透
光部材上に核錠を載置して移動させるものとし、核錠検
出体を、この透光部材を挟んでそれぞれ配置された信号
発信手段たる発光素子と信号受信手段たる受光素子とを
具備し検出媒体として光を用いるものとしておくことが
挙げられる。
【0011】核錠の核錠搬送体内における位置をも検出
可能とするには、測定手段が、核錠搬送体の測定点を通
過する通過時間幅及びこの核錠搬送体の通過時間内にお
ける核錠の相対的な通過時間を測定可能なものであるこ
とが望ましい。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。本実施例に係る回転式有核錠剤機は、図1、
2に示すように、中央に立設される立シャフト10、そ
の立シャフト10に固定される回転盤11、回転盤11
に昇降可能に保持される上杵13及び下杵14、上杵1
3と下杵14とに所定の圧力を加えるための上ロール1
5及び下ロール16、立シャフト10の下端に取り付け
られるウォームホイール17とそのウォームホイール1
7に噛合するウォーム18、ウォーム18を回転駆動す
るモータ19、後述する核錠供給装置2等を具備してい
る。回転盤11の外周に近い位置には円周方向に沿って
等間隔で複数の臼12が着脱可能に取り付けてある。臼
12の中央に設けられた臼孔には、下側から下杵14が
挿入されている。また、回転盤11の回転方向に沿っ
て、粉末投入口20、粉末擦切ダンパ21、核錠供給装
置2、流量調節ダンパ22及び上、下ロール15,16
等が配置してある。
【0013】そして、図3に示すように、回転盤11に
複数配設された臼12の臼孔12aに、第1の粉末Qを
入れ、該粉末Qの上に核錠供給機構2によって核錠Pを
供給し、該核錠Pを覆うように第2の粉末Qを充填した
後、上杵13と下杵14とにより圧縮して有核錠剤Jを
製造する。なお、この実施例では、投入される第1粉末
Qと第2粉末Qとは同一であり、粉末投入口20から供
給されるものである。投入された粉末Qの内、核錠供給
装置2より手前には、第1粉末としての粉末Qを臼12
内に案内するために第1フィードシュ23が設けてあ
り、核錠Pが臼12内に供給された後に第2粉末として
の粉末Qを臼12内に案内するために核錠供給装置2の
後方に図示しない第2フィードシュが設けてある。
【0014】核錠供給装置2は、核錠Pを臼12に落と
し込んで供給するための移送円盤5と、その移送円盤5
を回転盤11に同期させて回転させる図示しないギア装
置とを備えている。移送円盤5は、回転盤11の上面を
わずかに浮いた状態で回転盤11と同期回転するように
配置されており、その外縁部には核錠Pを保持するため
の凹状の核錠搬送体3が円周方向に沿って等間隔に複数
設けられている。この核錠搬送体3はその底板が図5に
示すようにガラス等の透光部材63で形成されたもので
あり、上下に光を透過可能に構成されている。各核錠搬
送体3には、核錠Pのフィーダ24から送られてきた核
錠Pが1個ずつ挿入され、この透光部材63上に載置さ
れた状態で搬送されるようになっている。
【0015】しかして本実施例では、図4に模式的に示
すように、少なくとも核錠Pの通過時間およびその時間
幅を測定可能な測定手段4を設けている。この測定手段
4は、核錠搬送体3の移動軌跡K上に設けられた核錠検
出体6と、回転盤11に設けられたロータリエンコーダ
7と、コントローラ8とを主体として構成されている。
なお、本実施例では、無核錠剤排除に万全を期すため
に、臼12の状態を画像認識しうるCCDカメラEや、
上下杵の圧縮圧力モニタF等を設けている。
【0016】核錠検出体6は、図5に示すように、検出
媒体として光LTを利用するものであり、回転盤11の
測定点Xにおいて前記透光部材63を挟んで対向するよ
うに上下に配置された媒体発信手段たる発光素子61と
媒体受信手段たる受光素子62とを具備する。そして、
受光素子62が、発光素子61から射出された光LTを
照射されている状態と照射されていない状態とで異なる
値をとる2値信号である核錠通過信号sg1を出力す
る。この核錠通過信号sg1の値は、本実施例では、受
光素子62に発光素子61からの光が照射された場合に
はHIGHとなり、そうでない場合はLOWとなるように設定
してある。もちろんHIGH、LOWは逆でも構わない。
【0017】ロータリエンコーダ7は、インクリメンタ
ル型と称される既知のもので、その検出軸71が予め定
められた単位位相分回転するたびにパルス信号p1を出
力するとともに、所定の位相となった際に図示しない基
準信号を出力する。その検出軸71は、回転盤11の立
シャフト10にギヤを介して連結され、回転盤11と同
期回転するように構成してある。
【0018】コントローラ8は、例えば、CPU、メモ
リ、入出力インタフェース、カウンタ等を備えたマイコ
ンとして既知のもので、本実施例では、入力インタフェ
ースに少なくとも前記パルス信号p1、基準信号、及び
核錠検出体6からの核錠通過信号sg1が入力されるよ
うにしている。しかしてそのメモリに記憶させたプログ
ラムにより、入力されたパルス信号p1のカウント値等
から核錠Pの有無等を判断するとともに、その後の種々
の処理を行わせている。
【0019】このプログラムにおける核錠Pの有無等の
判断方法について、図6を参照して、その基本的な考え
方を説明する。核錠検出体6から出力される核錠通過信
号sg1の値は、核錠Pが入っていないと仮定すれば、
各核錠搬送体3が核錠検出体6を通過している間は透光
部材63を介して受光素子62が発光素子61からの光
を受光するのでHIGHとなり、そうでない間はLOWとな
る。そしてHIGHとなっている間(又はLOWとなっている
間)に入力されるパルス信号数は、回転盤11と移送円
盤とを同期して回転させているため、回転盤11の回転
速度に拘わらず常に一定となる。このようにして本実施
例では、核錠搬送体6の測定点Xを通過する通過時間幅
が測定可能であり、例えばHIGHとなっている間のパルス
信号数は9に設定してある。
【0020】しかして、同図中A部に示すように、核錠
搬送体3に核錠Pが挿入されて移送される場合、通常、
核錠Pは反移動方向側の内壁31に水平状態で密接した
正常姿勢となっている。この状態で、核錠Pが5パルス
分を遮るものであるとすれば、HIGHとなっている間に連
続してコントローラ8に入力されカウントされるパルス
信号数は4で常に一定となる。また、このことから逆
に、核錠Pが通過している間のパルスカウント値は5と
判断できることになる。このパルスカウント値が、各核
錠Pの通過時間幅を間接的に示すものである。なお、前
記基準信号が発せられてからのパルス数を積算しておけ
ば、各核錠Pの測定点Xを通過する通過時間を測定する
こともできる。
【0021】したがって、パルスカウント値が4よりも
増加して、例えば、9となった場合には、同図中B部に
示すように、核錠Pが入っていないと判断できることに
なる。また、同図中C部に示すように、HIGHとなってい
る状態が分割されて、例えばパルスが最初3カウントさ
れしばらくして1カウントされた場合には、核錠Pが核
錠搬送体3の内壁に接しておらず中間位置にあると判断
できることになる。さらに、同図中D部に示すように、
例えばパルスカウント値が若干増えた場合(例えば5〜
7)には、核錠Pのが水平姿勢以外の例えば起立状態で
あると判断できることになる。これは、核錠Pが起立す
ることにより、遮られるパルス数が減少するからであ
る。
【0022】一方、カウント値が減少した場合には、粉
末等で透光部材63や、受発光素子61、62の表面の
全部又は一部汚れていると判断できることになる。この
ように、本実施例によれば、核錠Pの有無のみならず、
核錠Pの核錠搬送体3内での搬送状態、すなわち核錠P
の位置や姿勢もある程度類推することができ、さらに、
粉末等で透光部材63や、受発光素子61、62の表面
が汚れていること等もある程度推測できるようになる。
【0023】なお、本発明は上述した実施例に限られる
ものではない。例えば、核錠検出体は、前記実施例のよ
うに光の透過を用いず、光の反射を利用したものでもか
まわないし、また検出媒体として光以外の、例えば音波
等を用いたものでもかまわない。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、回転盤
の回転速度等から、核錠が正規の位置及び姿勢にある場
合の測定点を通過する時間幅は予めわかるため、測定手
段による測定結果との比較により、核錠の有無はもちろ
んのこと、核錠搬送体内における核錠の姿勢を検出する
ことも可能になる。その結果、核錠の有無の検出誤りを
大幅に減少でき検出の確実性を向上させることが可能に
なる。加えて、例えば飛散する粉末等の影響で測定手段
が誤測定しても、測定結果からある程度その原因を特定
することが可能となり、その後の打錠に係る対処が容易
になる。しかも、従来必要であったタイミング信号を発
生するための機構、すなわち透孔やタイミング用の受発
光素子を不要とすることが可能になり、機構の簡単化を
図れるとともに、煩雑であったタイミング調整作業を省
略することができるようになる。
【0025】核錠供給機構としては、移送円盤上に複数
の核錠搬送体を設け、移送円盤を回転盤と連動回転させ
てなるものが一般に用いられている。この場合に、測定
手段が、核錠の通過時間幅を、回転盤の回転角度を単位
として測定し得る構成のものであれば、回転盤の回転速
度に拘わらず測定手段の機能を発揮させることができ
る。具体的には、測定手段が、前記測定点に配設され少
なくとも核錠の通過している間は核錠通過信号を出力す
る核錠検出体と、回転盤の回転速度に比例した周波数の
パルス信号を出力するパルス信号出力体を具備し、前記
核錠通過信号が出力されている間または前記核錠通過信
号が出力されていない間に出力されたパルス信号のカウ
ント値を利用して核錠の通過時間幅を回転盤の回転角度
を単位として測定するものが挙げられる。また、このパ
ルス信号出力体に、検出軸を前記回転盤に同期回転させ
るように設けたロータリエンコーダを採用すれば、組み
付けや動作の確実性を向上させることができる。
【0026】核錠検出体が、検出信号を発信する信号発
信部材と、この発信された検出信号を受信可能な受信部
材とを具備し、この受信部材により受信された検出信号
の値が核錠の通過により変化することを利用して、核錠
通過信号を出力するように構成してあるものであれば、
この核錠検出体を簡単に構成することができる。特に核
錠搬送体を、光を透過可能な透光部材上に核錠を載置し
て移動させるものとし、核錠検出体を、この透光部材を
挟んでそれぞれ配置された信号発信手段たる発光素子と
信号受信手段たる受光素子とを具備し検出媒体として光
を用いるものとしておけば、動作の確実性をより向上さ
せることができる。
【0027】測定手段が、核錠搬送体の測定点を通過す
る通過時間幅及び、この核錠搬送体の通過時間内におけ
る核錠の相対的な通過時間を測定可能なものであれば、
核錠の核錠搬送体内における位置をも検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における回転式有核錠剤機を
示す正面断面図。
【図2】同実施例の核錠供給機構を主として示す部分平
面図。
【図3】同実施例の有核錠剤の成形工程を示す模式図。
【図4】同実施例の核錠の供給を説明するための模式的
平面図。
【図5】同実施例の核錠検出体を主に示す部分断面図。
【図6】同実施例の作動を示す作動説明図。
【図7】従来例の核錠供給機構を主として示す模式的部
分平面図。
【図8】図7におけるY―Y線概略断面図。
【図9】従来例の作動を示す作動説明図。
【符号の説明】
11…回転盤 12…臼 13…上杵 14…下杵 2…核錠供給機構 3…核錠搬送体 4…測定手段 5…移送円盤 6…核錠検出体 61…媒体発信部材(発光素子) 62…媒体受信部材(受光素子) 63…透光部材 7…パルス信号出力体(ロータリエンコーダ) 71…検出軸 P…核錠 Q…粉末 K…移動軌跡 J…有核錠剤 X…測定点 LT…検出媒体(光) sg1…核錠通過信号 p1…パルス信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B30B 11/34 A61J 3/10 B23P 19/00 301 B30B 15/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転盤に複数配設された臼に、第1の粉末
    を入れ、該粉末の上に核錠供給機構によって核錠を供給
    し、該核錠を覆うように第2の粉末を充填した後、上杵
    と下杵とにより圧縮して有核錠剤を製造するものにおい
    て、 核錠供給機構が、核錠を内部に保持しつつ所定速度で移
    動し該核錠を臼毎に挿入する複数の核錠搬送体と、これ
    ら核錠搬送体の移動軌跡上に設けられた測定点を通過す
    る各核錠の通過時間幅を少なくとも測定可能な測定手段
    とを具備していることを特徴とする回転式有核錠剤機。
  2. 【請求項2】核錠供給機構が、回転盤と連動回転する移
    送円盤上に複数の核錠搬送体を設けてなるものであり、
    測定手段が、核錠の通過時間幅を、回転盤の回転角度を
    単位として測定し得るものである請求項1記載の回転式
    有核錠剤機。
  3. 【請求項3】測定手段が、前記測定点に配設され核錠が
    通過しているか否かの2値をとる核錠通過信号を出力す
    る核錠検出体と、回転盤の回転速度に比例した周波数の
    パルス信号を出力するパルス信号出力体を具備し、前記
    核錠が通過している間または核錠が通過していない間に
    出力されたパルス信号のカウント値を利用して、核錠の
    通過時間幅を回転盤の回転角度を単位として測定するも
    のである請求項2記載の回転式有核錠剤機。
  4. 【請求項4】パルス信号出力体が、検出軸を前記回転盤
    に同期回転させるように設けられたロータリエンコーダ
    である請求項3記載の回転式有核錠剤機。
  5. 【請求項5】核錠検出体が、検出媒体を発信する媒体発
    信部材と、この発信された検出媒体を受信可能な媒体受
    信部材とを具備し、この媒体受信部材により受信される
    検出媒体の量が核錠の通過により変化することを利用し
    て、核錠通過信号を出力するように構成してある請求項
    3または4記載の回転式有核錠剤機。
  6. 【請求項6】核錠搬送体が、光を透過可能な透光部材上
    に核錠を載置して移動させるものであり、核錠検出体
    が、この透光部材を挟んでそれぞれ配置された媒体発信
    手段たる発光素子及び媒体受信手段たる受光素子とを具
    備し、検出媒体として光を用いるものである請求項5記
    載の回転式有核錠剤機。
  7. 【請求項7】測定手段が、核錠搬送体の測定点を通過す
    る通過時間幅及びこの核錠搬送体の通過時間内における
    核錠の相対的な通過時間を測定可能なものである請求項
    1、2、3、4、5または6記載の回転式有核錠剤機。
JP23929898A 1998-08-25 1998-08-25 回転式有核錠剤機 Expired - Fee Related JP2931303B1 (ja)

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