JP2929552B2 - ピッチ孔用ホーニング加工装置 - Google Patents

ピッチ孔用ホーニング加工装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、被加工品に正確なピッチ孔をホーニング加
工により迅速に構成する装置に関する。
〔従来の技術〕
ホーニング加工は、被加工品に設けられた孔の内表面
等の仕上げ、あるいは精密な加工寸法を確保するために
行なわれるもので、前記孔の軸線を中心に砥石が回転さ
せられるとともに、孔内において砥石が拡張される構成
となっている。したがって、主に個々の孔の内表面の仕
上げ、あるいは内径寸法の加工に使用されており、ピッ
チ孔間の間隔調整は、ホーニング加工前の孔内表面の研
磨工程、さらにはドリルによる孔あけ工程で決められて
いた。
例えば、両端に孔加工を必要とする内燃機関のピスト
ンとクランクシャフト間に介装されるコンロッドにおい
ては、従来は、厚み研削等の後、ドリルにより両端に孔
あけを行い、つぎに熱処理加工を施し、さらに両端の孔
の内表面を研磨し、その後、ホーニング加工を施してい
た。
そして、このホーニング加工は、ホーニングツールに
合せて被加工品をフローティングさせ、成りゆき任せの
状態で行われていた。
すなわち、従来のホーニング加工は、ピッチ孔のピッ
チ規制には関与せず、該ピッチ規制はその前工程の孔内
表面の研磨工程で行われていた。
しかしながら、前記孔の内周面の研磨作業は、被加工
品及びツールを固定状態として行わなければならず、自
動化が困難で、手数と熟練を要し、迅速な作業が困難で
あった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は前記事情に鑑み、ホーニング加工にピッチ規
制機能をもたせ、従来のピッチ規制のための研磨工程を
不要とし、迅速に、しかも正確なピッチ孔を確保できる
装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記目的を達成するため、所定間隔にピッ
チ穴を有する治具板と、その一方のピッチ穴及び被加工
品の一方のピッチ孔に嵌装される位置決めピンと、ホー
ニングツール先端が適合するガイド穴を有し前記治具板
の他方のピッチ穴の下面に設けられたツールガイドから
なる構成としたものである。
〔作用〕
本発明では、まず、被加工品、例えば、コンロッド
(3)の一方のピッチ孔であるピストンピン挿通孔
(4)がホーニングツールによって従来と同様にホーニ
ング加工される。つぎに、前記コンロッド(3)のピス
トンピン挿通孔(4)に平板状の治具板(8)に植設せ
しめた位置決めピン(9)が嵌挿される。図面実施例で
は、該位置決めピン(9)が、予め治具板(8)側に設
けられているごとく示されているが、装置の自動化に際
しては、このピン(9)を予め治具板(8)に設けてお
くと、被加工品、すなわち、コンロッド(3)の供給の
邪魔になるため、当初は機械的に治具板(8)の下方に
下げられていて、コンロッド(3)が供給されたら上昇
して、治具板(8)の一方のピッチ穴(6)及びコンロ
ッド(3)のピストンピン挿通孔(4)に嵌挿されるよ
うに構成するとよい。
つぎに、コンロッド(3)の他方のピッチ孔であるク
ランクピン挿通孔(5)が治具板(8)の他方のピッチ
穴(7)と適合させられ、その上方からホーニングツー
ル(1)が下降させられる。
そして、ホーニングツール(1)の先端が治具板
(8)の下面に固着されたツールガイド(11)のガイド
穴(10)に適合される。
そしてホーニングツール(1)の回転と同時に砥石
(2)が拡張され、コンロッド(3)のクランクピン挿
通孔(5)の内表面がホーニング加工される。
その結果、本発明では、位置決めピン(9)とツール
ガイド(11)の働きで、正確なピッチ孔間のピッチ精度
が得られるものである。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例を図面について詳細に説明す
る。
第1図において、(1)はホーニングツール、すなわ
ち、ホーンヘッド部であり、拡張自在の砥石(2)を有
する。また、(3)はピッチ孔を有する被加工品であ
り、具体的には前記したコンロッドである。
該コンロッド(3)には、ドリル等により両端にピス
トンピン及びクランクピンを挿通するピッチ孔(4)及
び(5)が設けられ、従来は、これ等のピッチ孔
(4),(5)間のピッチ精度を、それぞれのピッチ孔
(4),(5)の内表面を研磨することにより確保して
いた。しかしながら、それぞれのピッチ孔(4),
(5)の内表面を個々に研磨するには手数と熟練を要
し、迅速な作業が困難であった。
本発明では、前記ピッチ孔(4),(5)間のピッチ
精度規制を、従来研磨工程の後で行っていたホーニング
工程で同時に行い、従来の研磨によるピッチ規制工程を
省くものである。
そのため、本発明では、所定間隔のピッチ穴(6),
(7)を有する治具板(8)と、その一方のピッチ穴
(6)及び前記コンロッド(3)のピストンピン挿通孔
(4)に嵌挿される位置決めピン(9)と、前記ホーニ
ングツール(1)の先端が適合するガイド穴(10)を前
記治具板(8)の他方のピッチ穴(7)の下面に固着さ
れたツールガイド(11)に形成することにより構成され
る。
図中(12)は被加工品を軽く位置決めする押え板であ
る。
前記構成の本発明の実施例では、まず、コンロッド
(3)のクランクピン挿通孔(5)がホーニングツール
によって従来どおりホーニング加工される。
このホーニング加工は、従来と同様にコンロッド
(3)をフローティングさせた状態で行われる。
つぎに、前記コンロッド(3)のホーニング加工され
たピストンピン挿通孔(4)と治具板(8)の一方のピ
ッチ穴(6)に位置決めピン(9)が嵌挿される。図面
実施例では、位置決めピン(9)が、予め治具板(8)
側に設けられているごとく示されているが、自動化に際
しては、予め治具板(8)に設けておくと、被加工品、
すなわちコンロッド(3)の供給の邪魔になるため、当
初は機械的に治具板(8)の下方に下げられていて、コ
ンロッド(3)が供給されたら上昇して、治具板(8)
の一方のピッチ穴(6)及びコンロッド(3)のピスト
ンピン挿通孔(4)に嵌挿されるように構成される。
つぎに、コンロッド(3)の他方のピッチ孔であるク
ランクピン挿通孔(5)が治具板(8)の他方のピッチ
穴(7)と適合させられ、その上方からホーニンクツー
ル(1)が下降させられる。
そして、ホーニングツール(1)の先端がツールガイ
ド(11)のガイド穴(10)に適合される。
そしてホーニングツール(1)の回転と同時に砥石
(2)が拡張され、コンロッド(3)のクランクピン挿
通孔(5)の内表面がホーニング加工される。
前記ホーニング加工においては、従来と異り、ホーニ
ングツール(1)の先端部がツールガイド(11)により
ガイドされるとともに。コンロッド(3)が位置決めピ
ン(9)によりピッチ規制されている。
したがって、正確なピッチ精度が得られるとともに、
ホーニングツール(1)を高速回転させても、従来のご
とく、ぶれが生じることがなく、正確かつ迅速な作業が
可能である。
第2図には、従来の加工手順で熱処理し、さらにコン
ロッド(3)のピッチ孔(4),(5)のホーニング加
工をそれぞれほどこした96本のコンロッド(3)のピッ
チ孔(4),(5)間のピッチ寸法差の分布状態が示さ
れている。
すなわち、広い範囲にわたって寸法差が分布し、きわ
めてバラツキが多いものであった。
第3図には本発明の装置を使用して前記と同様に96本
のコンロッドをホーニング加工した後のピッチ寸法差の
分布状態が示されている。同図から明らかなごとく、極
端な寸法差の部分が矯正され、基準寸法付近に集約さ
れ、本発明の有効性が確認される。
なお、以上の説明は、コンロッドの側について行なっ
たが、組立式クランク軸のクランクウエブ部のピッチ孔
加工等にも本発明を適用できることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、被加工品に正確なピッチ孔を迅速に
加工することができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は装置の
要部縦断面図、第2図は従来のホーニング加工法による
被加工品のピッチ寸法差の分布グラフ、第3図は本発明
によるホーニング加工後の被加工品のピッチ寸法差の分
布グラフである。 (1)……ホーニングツール、(3)……被加工品、
(4),(5)……ピッチ孔、(6),(7)……ピッ
チ穴、(8)……治具板、(9)……位置決めピン、
(10)……ガイド穴、(11)……ツールガイド。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定間隔のピッチ穴(6),(7)を有す
    る治具板(8)と、その一方のピッチ穴(6)及び被加
    工品(3)の一方のピッチ孔(4)に嵌挿される位置決
    めピン(9)と、ホーニングツール(1)先端が適合す
    るガイド穴(10)を有し、前記治具板(8)の他方のピ
    ッチ穴(7)の下面に設けられたツールガイド(11)と
    からなることを特徴とするピッチ孔用ホーニング加工装
    置。
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CN108081113A (zh) * 2017-12-18 2018-05-29 上汽通用五菱汽车股份有限公司 发动机缸孔珩磨机同心度校准组件及立式珩磨机

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