JP2929022B2

JP2929022B2 - 流体床の造粒機／乾燥機のフィルター装置

Info

Publication number: JP2929022B2
Application number: JP2022310A
Authority: JP
Inventors: ケイバステンアーロン; ダブリユクラースンロバート
Original assignee: BEKUTAA CORP
Current assignee: BEKUTAA CORP
Priority date: 1989-02-06
Filing date: 1990-02-02
Publication date: 1999-08-03
Anticipated expiration: 2014-08-03
Also published as: CA2007287A1; CA2007287C; JPH02241535A; US4953308A

Description

【発明の詳細な説明】［概要］流体床の造粒機／乾燥機のための新しいフィルター・
システムで、排出される空気から微粒子を取り除くため
の、その端部を重ねあわせて装着することが出来るひだ
付きフィルター部品を使用し、そこでは、いくつかのフ
ィルター部品をお互いに平行に、あるいは端部を重ねあ
わせて取り付けることが出来、必要な容量が確保出来
る。最初の実施例では、フィルターは機械に対して水平
方向に伸び、第二の実施例では、機械の対して斜め面に
伸びている。これらのフィルターは、フィルターを通し
て交互に逆流する空気の流れを送ることにより、清掃す
ることが出来る。

［産業上の利用分野］本発明は、一般的に、流体床の造粒機、塗り機および
乾燥機に関する、特に、そのような機械のひだつきフィ
ルターのカートリッジ・システムに関する。本発明は、
また、フィルターを自動的に清掃するために、フィルタ
ーに反対方向に交互に圧力がかけられる清掃システムを
提供する。

［従来の技術］従来の流体床の造粒機および乾燥機は、排出空気に含
まれる物質を除去するために、袋フィルターを使用して
きた。そして、フィルターに物質がくっつかないように
するのは従来困難であった。

［課題を解決するための手段］本発明の特徴は、流体床の造粒機あるいは乾燥の排気
システムに装着することが出来る、ひだのある円筒形状
のフィルター部品を提供することにあり、前記フィルタ
ー部品は端と端がつながれて複合フィルターに形成され
る。このように形成された一個あるいは複数個の複合フ
ィルター部品は、排気出口のダクトに連結して装着され
る。ひだつきフィルターのカートリッジは、通常のフィ
ルター袋に比べると、はるかに大きな繊維面積を持つ。

本発明の目的は流体向の造粒機、塗り機および乾燥機
のための改善されたフィルター装置を提供することにあ
る。

本発明のもうひとつの目的は、フィルター清掃システ
ムを提供することにあり、このシステムは、フィルター
の外部表面から粒子を除去するために、フィルター部品
を通して逆流を与えることによりフィルターを交互に清
掃するシステムで、このシステムでは特定の部品に対し
て交互に逆流がかけられる。

また、本発明のもう一つの目的は、流体床の造粒機あ
るいは乾燥機のフィルター部品のための自動清掃システ
ムを提供することにある。

本発明のその他の目的、特徴および利点は、以下の図
面と共に示されたその一つの望ましい実施例の記述から
容易に理解されよう。もちろん、示された実施例の変形
や修正を、本発明の新しい概念の精神やその範囲からは
み出さないで、加えることが可能である。

［実施例］第１図−第６図は、流体床の造粒機／乾燥機10を示
す。それには下部11があり、下部をまたいで、造粒した
り乾燥したりするタブレットやその他の品を乗せるスク
リーン12が装着されている。スクリーン12の上には傾斜
のついた容器部分13があり、その上には円筒容器部分14
がある。破裂型蓋18と21が円筒容器部分14の上部終端を
閉じ、さらに本発明のフィルター装着22が円筒容器部分
14の上部17に装着されている。第１図に示されるよう
に、空気取り入れダクト31が下部11に連結され、またそ
のダクトは空気取り込み空間32に連結され、さらに空気
取り込み空間は、図示されるようにその上端部に空気取
り込みダクト37が連結されている。空気取り込み空間32
には、熱交換器33が装着され、熱交換器には蒸気入力パ
イプ34と蒸気出力パイプ36があり、したがって、熱交換
器33は空気が造粒機／乾燥機を通過する前に空気を加熱
する。いくつかのスプレイ・ガン16がスプレイ／膨張室
14の周辺部に装着されており、溶剤のスプレイ速度、霧
吹きの空気量、スプレイの模様、そしてスプレイの角度
を調節することにより、容器の外側からスプレイを変化
させるように調節することが出来る。

フィルター装置22は、一対の外部変換部品28と29によ
って、機械10に装着され、この外部変換部品は第１、
２、３、４図に示されるように、円筒容器部分14の外部
表面に取り付けられている。一対の開口部101と102が変
換部品29の背面レート53に形成されている。第一のフィ
ルター支持部品90が溶接によって開口部102の周辺の背
面プレート53に連結され、そのフィルター支持部品90は
機械の内部で長手方向に伸びる三本の棒81、82、83から
構成され、それには第３図に86と87で示されるような筋
かいがついている。第二のフィルター支持部品100は、
長手方向に伸びる棒210、211および213から構成され、
それらは背面プレート53の開口部101のまわりに溶接さ
れ、また、それらの反対端は第３図に示されるように棒
93によって連結されている。棒81、82および83は第３図
および第５図に示されるように終端筋かい棒92によって
連結されている。棒66は終端筋かい棒92に溶接され、そ
れにはネジ部分98があり、その上にネジのついた取っ手
あるいはハンドル46が取り付けられている。変換部品28
の終端部52には開口部160および170が形成され、外側縁
部ガスケット52を持つカバー・プレート43は、ネジきり
をした棒66が貫通する開口部を持ち、カバー・プレート
43は取っ手46によって固定される。カバー・プレート42
は開口部170にはまりあい、外側ガスケット51がある。
ネジきりをした取っ手44は、ネジきりをしたシャヒュト
94にネジとめされ、シャフト94はフィルター支持部100
の端部横方向の筋かい93に連結されている。シャフト94
はプレート42に作られた開口部を貫通する。

第３図および第５図に図示されるように、一般的に円
筒形状をしたフィルター部品61と62が、フィルター支持
部100に装着される。フィルター62は、フィルター61の
終端部67に対して納まる終端ガスケット68を持つ。フィ
ルター61は終端プレータ53の開口部101の回りに納まる
終端ガスケット91を持つ。ガスケット70はカバー・プレ
ート42とフィルター62の終端部69の間にはさまれる。

一対のフィルター63と64は、フィルター支持構造90の
上で端部を合わせるように装着される。フィルター64
は、終端プレート53の開口部102の回りに納まるガスケ
ット71を持つ。フィルター63は、その終端部74で、フィ
ルター64の端部72に対して納まるガスケット73を持つ。
ガスケット77は、カバー・プレート43と、フィルター63
の端部76の間に納められる。第１図および第２図に示さ
れるように、出口ダクト105は、端壁53の開口部101およ
び102をおおうように連結され、さらに、フランジ25に
よって排気管24に接続され、その排気管には出口ダクト
27を持つ排気扇26が接続されている。

作動時には、空気が、入り口ダクト37から空気取り込
み空間32に引き込まれ、熱交換器33を通過して、導管31
に、さらに造粒機／乾燥機10の下部11に送り込まれる。
その後、空気はスクリーン12を通して、さらに処理され
る製品を通して、上方に送られ、スプレイヤー16および
チェンバ14を通して送られる。さらに、空気は、フィル
ター61、62、63および64を、第６図に示されるようフィ
ルターの外側表面からフィルターに作られた中心部空間
の方向に送られ、そして、空気は開口部101および102を
通して出口管23に導かれ、排気ダクト24を通り、通気扇
26に送られ、排気管27から排気される。

フィルター61、62、63および64には、第６図に示され
るような自動清掃システムが取り付けられている。圧力
空気タンク201には、出口パイプ200と202があり、パイ
プ200にはバルブ204が連結され、バルブには開口部101
に伸びる出口パイプ206がついている。バルブ203は、パ
イプ202に連結され、さらに開口部102に伸びる出口パイ
プ205に接続されている。コントロール装置207がコント
ロール線208によりバルブ204に接続され、また、コント
ロール線209によりバルブ203に接続されている。バルブ
204および203は、ソレノイドにより駆動されるバルブ或
いは管路により駆動される電気駆動あるいは圧縮空気駆
動のバルブで、それらはコントロール線208および209を
通してコントロール装置207により供給される電気信号
あるいは圧縮空気信号によって駆動される。コントロー
ル装置207は、バルブ204とバルブ203を交互に開閉す
る。バルブ204が開いている時にはバルブ203が閉じてお
り、空気が、空気タンク201から開口部101に入り、第６
図に示されるように、フィルター61と62を逆方向に通過
し、機械の内部からフィルター63と64に入り、開口部10
2を経て排気扇26から送り出される。第６図に示される
ように、空気がフィルター61と62を逆方向に通過する
時、フィルター61と62の外部表面に付着した微粒子物質
は逆流する空気の流れにより取り除かれ、フィルター61
と62が清掃される。ある一定の決められた時間の後に、
コントロール装置207はバルブ204を閉じ、バルブ203を
開いて、タンク201からの空気はパイプ205を通して開口
部102に送られ、フィルター63と64を清掃するためにフ
ィルターに逆流空気を送る。この時にはバルブ204を閉
じられているので、空気はフィルター61と62を通過し、
排気扇26を通して送り出される。

この発明は流体床の造粒機あるいは乾燥機のフィルタ
ーに対して、新しいフィルターおよびその清掃システム
を提供するものであることが理解されよう。破裂タイプ
の蓋18と21が、たとえば第１図に図示されるように機械
10の上部あるいは後部に装着されうる。

第７図は本発明の修正例を示し、そこではフィルター
は水平面に対して斜めの角度をもって伸びる軸上で端が
連結された形で装着されている。一対の変換部品310と3
11が機械10の外壁に装着されている。変換部品311には
開口部330があり、そこを通じて排気管23と連結され、
さらに開口部330とそこを通して連結される肩部331があ
り、この肩部331に溶接によって連結された棒333、33
4、および336によって形成されるフィルター支持部332
がある。ネジきりをしたシャフト337がフィルター支持
部の端部338から伸び、カバー部品339の開口部を貫通
し、ネジきりをした取っ手341がシャフト337に取り付け
られている。カバー339にはガスケット412があり、この
ガスケットはシールをするために、変換部品310の開口
部442にある壁に対して納まるようになっている。第二
番目の一対のフィルターが、変換部品310および311の間
に、第一番目のフィルター417および418と平行に、しか
し段違いになって装着されるのを理解されたい。

本発明が流体床の造粒機／乾燥機のための新しい改善
されたフィルター・システムを提供するものであること
が理解出来たであろう。ここでは望ましい特定の実施例
について記述されているけれども、その範囲だけに制限
されるものではなく、添付の特許請求により指定される
すべての範囲内で、変形や修正を行なえることを理解さ
れたい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の流体床の造粒機／乾燥機の断面図、第２図はフィルターの終端部を示す平面図、第３図は本発明のフィルターを図示する上部平面図、第４図は第３図の右側からの平面図、第５図は第３図の線Ｖ−Ｖに沿った断面図、第６図は本発明の清掃システムを図示する上部断面図、第７図は本発明の修正例。 10……流体床の造粒機／乾燥機、11……下部、 12……スクリーン、 13……傾斜のついた容器部分、14……円筒容器部分、16
……スプレイ・ガン、17……上部、 18、21……破裂型蓋、22……フィルター装置、23……出
口管、24……排気管、25……フランジ、 26……排気扇、27……出口ダクト、 28、29……外部交換部品、 31……空気取り入れダクト、 32、空気取り込み空間、33……熱交換器、 34……蒸気入力パイプ、36……蒸気出力パイプ、 37……空気取り込みダクト、 42、43……カバー・プレート、 44、46……取っ手あるいはハンドル、 51……外側ガスケット、52……終端部、 53……背面プレート、 61、62……フィルター部品、 63、64……ガスケット、66……棒、 67……終端部、68……終端ガスケット、 70、71……ガスケット、72……端部、 73……ガスケット、76……端部、 81、82、83……棒、86、87……筋かい、 90……第一のプレート支持部品、 91……終端ガスケット、92……終端筋かい棒、 93……棒、94……シャフト、98……ネジ部分、 100……第二のフィルター支持部品、 101、102……開口部、105……出口ダクト、 160、170……開口部、200……パイプ、 201……圧力空気タンク、202……出口パイプ、 203、204……バルブ、205……出口パイプ、 207……コントロール装置、 208、209……コントロール線、 210、211、213……棒、 310、311……変換部品、330……開口部、 331……肩部、332……フィルター支持部、 333、334、336……棒、 337……シャフト、338……端部、 339……カバー、412……ガスケット、 417、418……第一番目のフィルター、 442……開口部。

フロントページの続き (56)参考文献特開昭61−35819（ＪＰ，Ａ) 特公昭60−2085（ＪＰ，Ｂ２) 特表昭55−500437（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) B01J 2/00 - 2/16 B01D 46/00 - 46/52

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】流体床の造粒機／乾燥機で、ハウジング
（14）と、前記ハウジングの底部に装着された空気取り
入れ部（32）と、前記ハウジングの上部に連結された空
気排出口（24）と、空気を前記空気取り入れ口から前記
ハウジグを通って前記空気排出口まで送るファン装置
（26）と、前記ハウジングに取り付けられた第一の支持
装置（90）と、前記ハウジングの上部で前記第一の支持
装置に装着された第一の円筒形状をしたひだ付きのフィ
ルター対（63、64）とから構成され、それぞれのフィル
ター対には軸方向に伸びる中央空洞部があり、前記第一
のフィルター対の第一のフィルター（64）の前記中央空
洞部の一方の端が前記空気排出口（24）と連結してお
り、前記第一のフィルター対の第一のフィルター（64）
の前記中央空洞部のもう一方の端（72）が前記フィルタ
ー対の第二のフィルター（63）の前記中央空洞部の一方
の端（74）と連結されており、第一のシール手段が、前
記第一のフィルター対の前記第二のフィルター（63）の
前記流央空洞部のもう一方の端部に納められており、前
記支持装置（90）には中央空洞部が形成され、その上に
第一の円筒形状をしたひだ付きフィルター対（63、64）
がその端部を連結した状態で取り付けられ、前記シール
手段が前記支持装置に装着され、更に、前記ハウジング
に装着された第二の支持装置（100）と、前記第一の円
筒形状をしたフィルター対（63、64）に隣接して、前記
ハウジングの上部で、前記第二の支持装置（100）に、
端部と端部が接続されるように取り付けられた、第二の
円筒形状のひだ付きフィルター対（61、62）とがあり、
前記第二のフィルター対のそれぞれのフィルターには軸
方向に伸びる中央空洞部があり、前記第二のフィルター
対の第一のフィルター61の前記中央空洞部の一方の端が
前記空気排出口（24）と連結されており、前記第二のフ
ィルター対の第一のフィルター61の前記中央空洞部のも
う一方の端が前記第二のフィルター対の第二のフィルタ
ー62の前記中央空洞部の一方の端と連結されており、さ
らに、第二のシール手段が前記第二のフィルター対の第
二のフィルター62の前記中央空洞部のもう一方の端に取
り付けられており、更に、高圧圧縮空気源（201）と、
前記高圧圧縮空気源に取付けられそして前記第一のフィ
ルター対（63、64）の中央空洞部に高圧空気を送り込む
ために延びた第一の導管（205）と、前記高圧圧縮空気
源に取付けられそして前記第二のフィルター対（61、6
2）の中央空洞部に高圧空気を送り込むために延びた第
二の導管（206）と、前記第一の導管（205）に設けられ
た第一のバルブ装置（203）と、前記第二の導管（206）
に設けられた第二のバルブ装置（204）とを包み、そし
て更に、前記第一および第二のバルブ装置（203、204）
に接続されたコントロール装置（207）を含み、該コン
トロール装置は前記第一および第二のバルブ装置を交互
に開閉して、前記第一および第二のフィルター対を交互
に清掃する、流体床の造流機／乾燥機。
【請求項２】前記ハウジングには第一および第二の開口
部が形成されており、該開口部上には第一および第二の
シール装置が着脱可能に取り付けられている、請求項１
記載の流体床の造流機／乾燥機。
【請求項３】前記第一および第二のフィルター対が前記
ハウジングの中に設けられて、その軸方向に伸びる中央
空洞部が水平に配置されている、請求項１記載の流体床
の造流機／乾燥機。
【請求項４】前記第一および第二のフィルター対が前記
ハウジングの中に設けられて、その軸方向に伸びる中央
空洞部が水平に配置されてない、請求項１記載の流体床
の造流機／乾燥機。