JP2928889B2 - キャスターの主軸の戻止め機構 - Google Patents

キャスターの主軸の戻止め機構

Info

Publication number
JP2928889B2
JP2928889B2 JP16798590A JP16798590A JP2928889B2 JP 2928889 B2 JP2928889 B2 JP 2928889B2 JP 16798590 A JP16798590 A JP 16798590A JP 16798590 A JP16798590 A JP 16798590A JP 2928889 B2 JP2928889 B2 JP 2928889B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main shaft
contact
caster
tray
detent mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP16798590A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0456601A (ja
Inventor
清春 浅井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HANMAA KYASUTAA KK
Original Assignee
HANMAA KYASUTAA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HANMAA KYASUTAA KK filed Critical HANMAA KYASUTAA KK
Priority to JP16798590A priority Critical patent/JP2928889B2/ja
Publication of JPH0456601A publication Critical patent/JPH0456601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2928889B2 publication Critical patent/JP2928889B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handcart (AREA)
  • Legs For Furniture In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この出願の発明は、キャスター、特に、キャスターの
主軸の戻止め機構に関するものである。
〔従来の技術〕
キャスターは、通常、外周面に雄螺子が形成された主
軸と、この主軸に取付けられた車輪と、この車輪を前記
主軸を介して機械やテーブル等(以下、単に移動体とい
う)の脚部に取付ける為の固定手段とから構成されてい
る。
そして、移動体の脚部がパイプで構成されているもの
については、例えば、以下に示すような固定手段を採用
している。
即ち、上記主軸の下端近傍にスパナやモンキー等の工
具と対応する六角形状の締付部を形成すると共に前記主
軸の上端部にナットを螺合し、このナットと締付部との
間に、少なくとも上から欠円環、筒体、受皿を外挿して
いる。そして、前記欠円環を弾性部材により構成すると
共に、筒体の端部を欠円環内部に挿入する態様で、これ
ら相互をテーパ嵌合させている。
上記のように構成されたキャスターでは、主軸をパイ
プで形成した脚部に挿入し、この状態で工具により締付
部を締込方向に回動させると、ナットと締付部とが接近
し、ナットの移動によって欠円環内に筒体が圧入されて
欠円環が弾性力に抗して押し広げられることとなる。
そして、欠円環の外面とパイプの内面とが圧接状態と
なり、これによる摩擦係合力によりキャスターは脚部に
固定されることとなる。
ところが、上記固定手段を有したキャスターでは、使
用に伴って、脚部への固定力が減少するする場合があ
る。特に、移動体に振動が発生している場合、前記現象
が発生しやすい。
これは、欠円環の弾性復帰力によりナットと締付部と
の間には相互に離反する方向にような力が作用している
が、移動体に振動が発生するような場合、前記離反力と
振動との相互作用により主軸が受皿に対して緩む方向に
回転してしまうからである。
上記問題を解決する為、主軸が受皿に対して緩む方向
に回転しないように様々な手段を施しているが、従来の
ものでは、構造が複雑になったり、部品点数が増加した
りしてしまう。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、この出願の発明では、構造が複雑にならず且
つ部品点数が増加しないということを確保したうえで、
振動が発生するような場合でも、脚部への固定力が減少
しないキャスターの主軸の戻止め機構を提供することを
課題とする。
〔課題を解決する為の手段〕
そのため、この出願の発明では、主軸(1)に形成し
た締付部(10)をパイプ状の脚部を受ける受皿(2)に
回転阻止状態に係止させる形式のキャスターの主軸の戻
止め機構であって、 前記受皿(2)の下面に突起(3)を形成させ、この
突起(3)が、締付部(10)の締込み方向前方側に向か
って下方に緩やかに傾斜する傾斜面(30)を有し、且
つ、前記傾斜面(30)の内側隣接部に、締込み状態にあ
る締付部(10)の周壁平面部と当接する当たり(31)を
有したものとしている。
〔作用〕
この出願の発明は次のように作用する。
この出願の発明を、従来の技術の欄に記載した固定手
段を有するキャスターに採用した場合、締付部(10)を
締込むべく回転させると、前記締付部(10)は傾斜面
(30)を登り降りしながら締込まれていく。そして、前
記締付部(10)が締込まれた状態では、これの周壁平面
部が傾斜面(30)の内側隣接である当たり(31)に当接
した状態となる。即ち、主軸(1)が受皿(2)に対し
て緩む方向に回転しないものとなる。
尚、上記傾斜面(30)は緩やかなものとしてあるか
ら、締付部(10)を締込むのに要するトルクが極端に増
加するようなことはない。
〔実施例〕
以下、この出願の発明の構成を実施例として示した図
面に従って説明する。
この実施例のキャスターはこの出願の発明を施したも
のであり、基本的には、第1図に示すように、六角形状
の締付部(10)が下端近傍に形成され、且つ、これより
も上方に雄螺子(13)を形成した主軸(1)と、この主
軸(1)における雄螺子(13)を外挿するように取付け
られた固定手段(4)と、前記主軸(1)の下端に旋回
可能に取付けられた車輪部(5)とから形成されてい
る。
前記固定手段(4)は、同図に示すように、雄螺子
(13)の端部に螺合されたナット(40)と、このナット
(40)と締付部(10)間に設けられた欠円環(41)、筒
体(42)、短筒体(43)、受皿(2)とから構成されて
おり、前記欠円環(41)を弾性部材により構成すると共
に、筒体(42)の上端部及びナット(40)の下端部を欠
円環(41)内部に挿入する態様で、これら相互をテーパ
嵌合させている。尚、上記した欠円環(41)、筒体(4
2)、短筒体(43)及び受皿(2)はそれぞれ相対回転
しないようにしてある。
そして、上記受皿(2)の下面に、第2図に示すよう
に、突起(3)を形成させ、この突起(3)が、締付部
(10)の締込み方向前方側に向かって下方に緩やかに傾
斜する傾斜面(30)を有し、且つ、前記傾斜面(30)の
内側隣接部に、締込み状態にある締付部(10)の各周面
と当接する当たり(31)を有したものとしている。
この実施例では、特に、上記した突起(3)は、第2
図〜第4図に示すように、その形状を三角形に設定して
あり、受皿(2)の表面総に切込(a)を形成すると共
に破線部(b)を折曲部として、第5図に示すように、
捲上げるようにして形成し、傾斜面(30)の下方への傾
斜方向を、締付部(10)の締込み方向における前方から
後方に向かって、及び外側から内側に向かったものとし
ている。そして、上記した傾斜面(30)の傾斜始端位置
(c)を、締込まれた締付部(10)における周壁平面部
(19)の中央部(d)よりも少し締込み方向前方側に設
定してある。
したがって、この実施例のものでは、工具による締付
部(10)の回動は円滑なものとなる。
他方、車輪部(5)は、第1図に示すように、断面コ
字状の保持枠(50)に車輪(51)を回転自在に取付けた
もので、前記保持枠(50)を構成する水平板(52)の上
下にベアリング(B1)(B2)を重ね、前記水平板(52)
と上・下ベアリング(B1)(B2)を上記締付部(10)と
これの下部をカシメて形成された拡大径部(14)との間
で挟持されている。
このキャスターは上記のように構成されているから、
締込めれた状態における締付部(10)の周壁平面部は傾
斜面(30)の内側隣接である当たり(31)に当接した状
態となり、たとえ、従来の技術の欄に記載したような欠
円環(41)の弾性復帰力が作用している状態において移
動体の脚部に振動が作用したとしても、主軸(1)が受
皿(2)に対して緩む方向に回転しないものとなる。
尚、上記実施例のものは、締付部(10)の平面形状を
六角形としたが、これに限定することなく、第6図に示
すように、円板の周壁を二箇所,面取り(18)したもの
でもこの出願の発明は採用できる。
又、上記実施例では、受皿(2)に形成する突起
(3)の個数を3個としたが、これに限定することな
く、他の数としてもよい。
〔発明の効果〕
この出願の発明は上記のような構成であるから、次の
効果を有する。
締付部(10)が締込めれた状態では、これの周壁平面
部が傾斜面(30)の内側隣接である当たり(31)に当接
した状態となっているから、たとえキャスターに振動が
伝達されるような場合でも、脚部への固定力は減少する
ようなことはない。
又、このものでは、受皿(2)に突起(3)を設ける
だけの構成であることから、構造が複雑になることなく
且つ部品点数が増加しないものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図はキャスターの全体説明図。第2図は受皿と主軸
の要部説明図。第3図及び第4図は受皿に形成した突起
の説明図。第5図は突起の詳細図。第6図は他の実施例
の説明図であり、図中、 (1)……主軸、(2)……受皿 (3)……突起、(10)……締付部 (30)……傾斜面、(31)……当たり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60B 33/00 F16B 39/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主軸(1)に形成した締付部(10)をパイ
    プ状の脚部を受ける受皿(2)に回転阻止状態に係止さ
    せる形式のキャスターの主軸の戻止め機構であって、 前記受皿(2)の下面に突起(3)を形成させ、この突
    起(3)が、締付部(10)の締込み方向前方側に向かっ
    て下方に緩やかに傾斜する傾斜面(30)を有し、且つ、
    前記傾斜面(30)の内側隣接部に、締込み状態にある締
    付部(10)の周壁平面部と当接する当たり(31)を有し
    たものとしたことを特徴とするキャスターの主軸の戻止
    め機構。
  2. 【請求項2】突起(3)を、受皿(2)の構成壁の一部
    を捲上げて構成したことを特徴とする請求項1記載のキ
    ャスターの主軸の戻止め機構。
  3. 【請求項3】締付部(10)の平面形状を六角形とし、締
    込み状態にある締付部(10)の周壁平面部が当たり(3
    1)と当接するようにした請求項1記載のキャスターの
    主軸の戻止め機構。
  4. 【請求項4】締付部(10)の平面形状をタイコ型とし、
    締込み状態にある締付部(10)の周壁平面部が当たり
    (31)と当接するようにした請求項1記載のキャスター
    の主軸の戻止め機構。
JP16798590A 1990-06-25 1990-06-25 キャスターの主軸の戻止め機構 Expired - Fee Related JP2928889B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16798590A JP2928889B2 (ja) 1990-06-25 1990-06-25 キャスターの主軸の戻止め機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16798590A JP2928889B2 (ja) 1990-06-25 1990-06-25 キャスターの主軸の戻止め機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0456601A JPH0456601A (ja) 1992-02-24
JP2928889B2 true JP2928889B2 (ja) 1999-08-03

Family

ID=15859668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16798590A Expired - Fee Related JP2928889B2 (ja) 1990-06-25 1990-06-25 キャスターの主軸の戻止め機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2928889B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101121350B1 (ko) * 2012-01-05 2012-03-09 남완진 파레트용 착탈식 캐스터

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0456601A (ja) 1992-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0643546Y2 (ja) センタ−プル式キヤリパ−ブレ−キ
AU663720B2 (en) Electrical contact nut
KR950001105B1 (ko) 자전거용 브레이크장치의 복귀스프링력 조정구조
JP4486240B2 (ja) ナット
US4718521A (en) Bicycle caliper brake assembly
JP2928889B2 (ja) キャスターの主軸の戻止め機構
JPS6327134Y2 (ja)
US4834405A (en) Bicycle support stand
JPH0637161Y2 (ja) 建設用仮設材のクランプ
US5515946A (en) Brake unit for a bicycle
JPH0613370Y2 (ja) フレーム連結構造
JP2585690Y2 (ja) 釣竿のリール脚固定装置
JPH0810533Y2 (ja) 車輪の支持構造
JPH0872773A (ja) 自動二輪車のフロントアクスル支持構造
JP2567283Y2 (ja) 車両用物品支持スタンド
JP2540075Y2 (ja) トラクタ用補助車輪の取付装置
JPH0245117Y2 (ja)
JP3899467B2 (ja) 圧入型スペーサおよびその取付構造
JPH081296Y2 (ja) 軸の固定装置
JPH0786368B2 (ja) 締付部緩み防止装置
JPS6326621Y2 (ja)
JPS5839242B2 (ja) シヤツクル
JPH0447839Y2 (ja)
JPS6126153Y2 (ja)
JPH1061646A (ja) 緩み止め装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees