JP2928846B2 - 耳付パネル - Google Patents

耳付パネル

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JP2928846B2
JP2928846B2 JP30220789A JP30220789A JP2928846B2 JP 2928846 B2 JP2928846 B2 JP 2928846B2 JP 30220789 A JP30220789 A JP 30220789A JP 30220789 A JP30220789 A JP 30220789A JP 2928846 B2 JP2928846 B2 JP 2928846B2
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panel
synthetic resin
ear
resin foam
cardboard box
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謙治 荒川
郁夫 上原
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Dow Kakoh KK
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Dow Kakoh KK
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばポスターや写真の展示や、案内表示
の掲示等に利用されるパネルに関するもので、更に詳し
くは、ベルトや紐等を用いたパネルの梱包において、こ
のベルトや紐等の締め付けによって生じやすくなるパネ
ル端縁部の損傷防止に関する。
[従来の技術] 一般に、例えばポスターや写真の展示や、案内表示の
掲示等に、合成樹脂発泡板や、これに紙や合成樹脂フィ
ルム等の表面材、又は粘着剤と離型紙等を積層したパネ
ルが広く使用されている。このパネルは、積み重ねてダ
ンボール箱に収納後、ダンボール箱上から結紮されて輸
送されている。しかし、積み重ねたパネルを直にダンボ
ール箱に収納したのでは、ダンボール箱上に巻き付けら
れるベルトや紐等の締め付け力によって端縁部がへこん
だり割れて、パネルの商品価値が失われやすい。
そこで、従来、上記損傷防止のために、積み重ねたパ
ネルの端面にポリウレタン発泡シート等の緩衝材を当て
たり、積み重ねたパネルに緩衝材を巻き付けてダンボー
ル箱に収納した後、その上から結紮することが行われて
いる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、いちいち緩衝材を当てたり巻き付けた
りしてパネルをダンボール箱に収納してから結紮するの
では梱包作業が極めて面倒である。また、別途緩衝材を
用意するのに手間及びコストがかかる問題をある。
ダンボール箱上からベルトや紐を巻き付ける際に、ベ
ルトや紐を巻き付ける位置に沿って、ダンボール箱の周
囲に適当な当て材を巻き付けておくことも考えられる。
しかし、このようにしても別途当て材を用意しなければ
ならないばかりか、いちいち当て材を当てながら結紮を
行わなければならず、梱包作業性の向上は望めない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもの
で、特別な緩衝材や当て材を用いることなく、結紮によ
るパネル端縁部の損傷を防止できるようにすることをそ
の解決すべき課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明において講じられた
手段を、本発明の一実施例に対応する第1図及び第2図
で説明すると、本発明では、少なくとも基材が合成樹脂
発泡板であるパネルにおいて、少なくとも相対向する2
辺の縁部全長に亘って上下両面から切り込み2a,2bが入
れられていて、その切り込み2a,2bの内側がパネル本体
3、外側が耳部4となっており、上下の切り込み2a,2b
の先端部間に間隔あけておくことにより合成樹脂発泡板
1の断面内に形成された連結部5によって、パネル本体
3に耳部4が接続されている耳付パネルとするという手
段を講じているものである。
[作 用] 本発明における耳部4は、第3図に示されるように、
本耳付パネルを積み重ねてダンボール箱8に収納した後
結紮する際に、ベルトや紐等の結紮手段7による締め付
け力を受け、パネル本体3をへこみや割れから守る緩衝
材や当て材としての役割をなす。また、上下の切り込み
2a,2bとその先端部間に残された連結部5は、結紮時に
は耳部4をパネル本体3に接続しておき、結紮解除後に
は、当該連結部5を手で破断することで、耳部4をパネ
ル本体3から容易に分離できるようにするものである。
特に上下の切り込み2a,2bを有しているので、もっと
も汎用されている両面に表面材6を有するパネルであっ
ても、この表面材6によって上記耳部4の分離が妨げら
れることがない。
[実施例] 第1図及び第2図は、本発明の一実施例を示すもの
で、表裏両面に表面材6が積層された長方形の合成樹脂
発泡板1の両長辺側縁部全長に亘って、上下面より切り
込み2a,2bが入れられており、この切り込2a,2bの内側が
パネル本体3、外側が耳部4となっている。上下の切り
込み2a,2bは、上下一直線上に形成されていて、合成樹
脂発泡板1の断面内でその先端部同志がやや間隔をあけ
て相対向しており、この先端部間が連結部5となってい
る。そして、この連結部5を介してパネル本体3と耳部
4が接続されたものとなっている。
本耳付パネルは、合成樹脂発泡板1の両面に表面材6
を積層したものとなっているが、合成樹脂発泡板1のを
片面に表面材6を積層したものでもよい。また、表面材
6を積層していない合成樹脂発泡板1単独のものでも、
合成樹脂発泡板1の両面又は片面に粘着剤と離型紙を積
層したもの等でもよい。
表面材6としては、例えば紙、合成樹脂フィルム等を
挙げることができる。
また、合成樹脂発泡板1としては、例えばポリスチレ
ン押出発泡板、ポリスチレンビーズ発泡板、ポリエチレ
ン発泡板、ポリプロピレン発泡板、ポリメチルメタアク
リレート発泡板、ポリカーボネイト発泡板等を挙げるこ
とができる。特に本発明においては、後述するように、
連結部5を手で破断して、パネル本体3から容易に耳部
4を分離できるよう、比較的硬質の合成樹脂発泡板1が
好ましく、この観点からポリスチレン押出発泡板が最適
である。
連結部5の位置は、第2図に示されるように、合成樹
脂発泡板1の断面内上下方向約中央であることが好まし
いが、上方又は下方に偏った位置であってもよい。
連結部5の厚さは、耳部4がパネル本体3から簡単に
脱落しない範囲で、できるだけ手で容易に破断させられ
る厚さであることが好ましく、合成樹脂発泡板1の材質
やその全体厚にもよるが、通常1〜5mm程度である。
上下の切り込み2a,2bは、パネルを所定の大きさに整
えると共に、各辺間の直角をだすために必ず行われる精
寸カットの切断刃を改良することで容易に行うことがで
きる。即ち、この精寸カット様の切断刃を上下に設け、
両切断刃の先端間にやや間隔をあけておくことで容易に
行うことができる。
第3図は、第1図及び第2図で説明した本耳付パネル
を積み重ねてダンボール箱8に収納した後結紮した状態
を示すもので、図示されるように、本耳付パネルは直接
ダンボール箱8に収納されており、ベルト、紐等の結紮
手段7は、特別な当て材を介することなく直接ダンボー
ル箱8上に巻き付けられている。そして、耳部4が、あ
たかも緩衝材のように、パネル本体3を結紮手段7の締
め付け力から守っている。
上記のようにして結紮される結果、耳部4は、結紮手
段7の締め付け力によって、へこんだり割れやすくなる
が、パネル本体3にこのような損傷が及ぶのは防止され
る。そして、結紮手段7を解除してダンボール箱8から
本耳付パネルを取り出した後、第4図に示されるように
連結部5を破断して耳部4をパネル本体3から分離して
いまえば、パネル本体3は通常のパネルと同様に使用す
ることができる。
第5図及び第6図は、各々上下の切り込み2a,2bを設
ける場合の他の実施例を示すもので、第5図の切り込み
2a,2bは、その先端位置が、上下方向には一致している
が左右方向に間隔をあけたものとなっている。また、第
6図の切り込み2a,2bは、その先端位置が、上下及び左
右方向に間隔をあけたものとなっている。
このような上下の切り込み2a,2bとすると、この切り
込み2a,2b間に連結部5を残すのに、上下の位置や深さ
をさほど正確に調整しなくとも済む利点がある。
[発明の効果] 本発明は、以上説明した通りのものであり、次の効果
を奏するものである。
(1)特別な緩衝材を介在させてダンボール箱に収納し
たり、特別な当て材をダンボール箱に当てることなく梱
包結紮することができるので、梱包の作業性が向上する
と共に、包装コストの低減を図ることができる。
(2)上下の切り込み2a,2bは、パネルの製造において
必ず行われる精寸カット工程で行うことができ、パネル
の製造工程を繁雑にすることもない。また、いわばこの
精寸カット工程で生じる端材を緩衝材として利用するも
のであるため、廃材の有効利用にもなる。
(3)精寸カットに用いる切断刃の改良のみで実施で
き、既存の装置を利用した実施が容易である。
(4)本耳付パネルを梱包単位枚数枚に直接軽く予備結
紮しておくことでダンボール箱8への収納作業をしやす
くすることや、本耳付パネルを積み重ねて紙や合成樹脂
フィルムの袋に入れ、その上から結紮してしまう簡易梱
包も可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る耳付パネルの一実施例を示す斜視
図、第2図はその耳部付近の拡大断面図、第3図は本耳
付パネルを積み重ねてダンボール箱に収納した後結紮し
た状態を示す一部切欠斜視図、第4図は耳部をパネル本
体から分離した状態の断面図、第5図及び第6図は各々
上下の切り込みを設ける場合の他の実施例を示す断面図
である。 1:合成樹脂発泡板、2a,2b:上下の切り込み、3:パネル本
体、4:耳部、5:連結部、6:表面材、7:結紮手段、8:ダン
ボール箱。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09F 7/00 A G09F 15/02 B65B 27/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも基材が合成樹脂発泡板であるパ
    ネルにおいて、少なくとも相対向する2辺の縁部全長に
    亘って上下両面から切り込みが入れられていて、その切
    り込みの内側がパネル本体、外側が耳部となっており、
    上下の切り込みの先端部間に間隔あけておくことにより
    合成樹脂発泡板の断面内に形成された連結部によって、
    パネル本体に耳部が接続されていることを特徴とする耳
    付パネル。
  2. 【請求項2】パネルが、両表面に表面材を有することを
    特徴とする請求項第1項の耳付パネル。
JP30220789A 1989-11-22 1989-11-22 耳付パネル Expired - Lifetime JP2928846B2 (ja)

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JPH03163581A JPH03163581A (ja) 1991-07-15
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