JP2928687B2 - エレベーターの制御装置 - Google Patents

エレベーターの制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の階床に対して複
数のエレベーターを就役させ、乗場呼びに対して最適な
エレベーターの群管理制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数台のエレベーターを並設した
場合に、エレベーターの運転効率向上及びエレベーター
利用者へのサービス向上を図るために、各階床の乗場呼
びに対して応答するエレベーターをマイクロコンピュー
タなどの小型コンピュータを用いて合理的且つすみやか
に割当てるようにする群管理制御が行われている。すな
わち、乗場呼びが発生すると、その乗場呼びに対してサ
ービスする最適なエレベーターを選定して割当てるとと
もに、他のエレベーターはその乗場呼びに応答させない
ようにしている。
【0003】このような方式の群管理制御装置におい
て、最近では、学習機能を有したものが現れ、リアルタ
イムで各乗場呼びに応答した場合のかご呼び登録データ
の測定、乗降荷重のデータ測定など学習データによる階
間交通量の把握や各階乗場での平均到着間隔時間の把握
などが行われるようになった。
【0004】そして、前記測定データをもとに各時間帯
ごとに測定データを処理し、各ビル固有の需要を把握し
乗場呼び発生時の最適号機の決定、出勤時、昼食時、退
勤時間帯等の設定、閑散時の分散待機ゾーンの設定、省
エネルギのための休止台数の設定等の群管理制御に直接
的に応用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような状況におい
て、乗場呼びに割当てられたエレベーターが満員に近い
荷重状態で応答する場合、あるいは荷重状態が上記のよ
うでなくても乗場待ち客が多い場合等、積み残しが発生
したり、あるいは積み残しがなくとも乗車によりエレベ
ーターかごが非常に混雑するような場合に、乗場の乗客
にとっては、ホールインジケータ等がないので他の号機
の状況がわからないために、混雑している応答している
号機に無理に乗車するのが良いか、次の応答号機を待っ
たほうが良いのか戸惑い使い勝手上好ましくない状況が
発生してしまう。
【0006】上記のような場合に従来システムにおいて
は、乗場呼び発生時、割当エレベーターの到着時間をホ
ールに報知するシステムもあるが、このシステムの場
合、あくまで現在の応答エレベーターが出発し、再度乗
場呼び登録が可能となった後であり、応答号機が停止し
ている時点では次の応答号機に対する情報はわからない
ため、乗場待客にとっては応答号機に乗るか待つかの判
断には利用できない。しかも、このようなシステムの場
合、エレベーターホールの各エレベータードアの上部に
高価な表示器が必要となりコスト的にも全階床、全号機
に設置することになり、かなりのコスト高になってしま
う。
【0007】また、エレベーターの運行管理の面から考
えた場合にも、一部の号機の乗車荷重に偏りが発生する
ことで、途中階停止確率が高くなり目的階までの乗車時
間が長くなってしまう。しかも対象階での乗車にかかる
時間が延びることで停止時間が長くなり、その階床より
先の既割当階でのかご呼び先着が発生し予約精度が低下
することもある。
【0008】また、対象階より前にかご内に乗車してい
た乗客にとっては、混雑することで不快感が発生した
り、乗車による停止時間に長い時間を費やすことでイラ
イラ度が増すことになり使い勝手上好ましくない状況が
発生してしまう。
【0009】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
のであり、その目的とするところは、乗場待ち客の使い
勝手を向上させることができ、しかも群管理制御上も待
ち時間性能も向上させることができるエレベーターの制
御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、複数の階床に対して複
数号機のエレベーターを就役させ、共通の乗場呼びに対
して割当評価演算を行い、最適号機の割当てを行うエレ
ベーターの群管理制御装置において、応答号機が対象階
の乗場呼びに応答して停止しているときにその応答号機
のかご荷重を検出し、該かご荷重検出値が所定値を超え
たことを検出するかご荷重検出手段と、前記かご荷重検
出手段によりかご荷重が所定値を超えたことを検出した
とき、現在対象階に停止中の応答号機を除き残りの号機
において乗場呼び対象階へ応答できる次の最適号機を選
択する選択手段と、前記選択手段により次の最適号機が
選択されたとき、該最適号機が乗場呼び対象階に到着す
るまでの予測到着時間を演算し、該予測到着時間が所定
値以下のとき該予測到着時間に基づく前記次の最適号機
の待ち状況を報知する手段を備えたものである。
【0011】上記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、複数の階床に対して複数号機のエレベータ
ーを就役させ、共通の乗場呼びに対して割当評価演算を
行い、最適号機の割当てを行うエレベーターの群管理制
御装置において、応答号機が対象階の乗場呼びに応答し
て停止しているときにその応答号機のかご荷重を検出す
るかご荷重検出手段と、前記応答号機が対象階の乗場呼
びに応答した後の戸開放時間が所定時間以上経過したと
きであって依然として乗車状態を検出し続けているとき
に、現在対象階に停止中の応答号機を除き残りの号機に
おいて乗場呼び対象階へ応答できる次の最適号機を選択
する選択手段と、前記選択手段により次の最適号機が選
択されたとき、該次の最適号機が乗場呼び対象階に到着
するまでの予測到着時間を演算し、該予測到着時間が所
定値以下のとき該予測到着時間に基づく前記次の最適号
機の待ち状況、又は前記予測到着時間に応じて前記かご
荷重検出手段の検出値に基づき現在停止中の応答号機に
乗車可能な人数を報知する手段を備えたものである。
【0012】
【作用】請求項1,2に対応する発明は、所定の状態を
トリガーとして応答号機を除く最適号機の予測到着時間
の値に応じて、かごに乗車しようとしている乗客に対し
て報知を行うことで、乗客に対して適当な判断を与える
ための案内を行う。このため、乗場待ち客の使い勝手を
向上させることができ、しかも群管理制御上も待ち時間
性能も向上させることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の第1の実施例に係わるエレベーター
の制御装置を実施するエレベーターの群管理制御装置の
構成を示すブロック図である。
【0014】図1において、1は群管理制御部であり、
この群管理制御部1は、各単位エレベーターの運行制御
を司る単体制御部(1)〜(N) 2−1,〜2−Nと
第1の伝送制御部である高速伝送路6を介して接続され
ている。これらの群管理制御部1及び単体制御部2−
1,〜2−Nは、単数あるいは複数のマイクロコンピュ
ータなどの小型計算機により構成されており、ソフトウ
ェアの管理下に動作している。
【0015】3は各階に設けられた乗場呼び釦であり、
4は乗場呼び信号の入出力を行う乗場呼び入出力制御部
である。群管理制御部1、単体制御部2−1,〜2−N
及び各乗場呼び入出力制御部4は、第2の伝送制御手段
である低速伝送路7を介して接続されている。
【0016】高速伝送路6は、単体制御部2−1,〜2
−Nと群管理制御部1との間、すなわち、主に機械室の
制御計算機間の伝送を行う伝送制御系であり、高速で高
インテリジェントなネットワークで接続されている。そ
して、群管理制御に必要な制御情報を群管理制御部1、
各単体制御部2−1,〜2−Nの間で高速に授受してい
る。
【0017】低速伝送路7は各乗場の乗場呼び釦3、監
視室の監視盤5など、主に昇降路を介して送られる情報
の伝送を行う制御系であり、高速伝送路6に比較して低
速であり、長距離のため光ケーブルなどにより構成され
ており、群管理制御部1、単体制御部2−1,〜2−N
と接続され、データの授受を行っている。
【0018】群管理制御部1が正常な場合、乗場呼び釦
3は低速伝送路7を介して群管理制御部1にて制御さ
れ、乗場呼び釦3が押されると乗場呼びゲートを閉じて
登録ランプをセットするとともに、高速伝送路6を介し
て送られてくる単体制御部2−1,〜2−Nの情報をベ
ースに最適号機を決定し、その単体に対して制御指令を
行う。そして、制御指令を受けた単体制御部2ー1,〜
2ーNは、この制御指令を乗場呼び情報として単体制御
を行う。
【0019】図2は、本発明による群管理制御部1およ
び単体制御部2−1,〜2−Nのソフトウェアシステム
の一実施例を示すソフトウェアシステム構成である。ソ
フトウェアの構成は、オペレーティングシステムである
リアルタイムOS8により単体制御機能タスク9、群管
理制御メイン機能タスク10、群管理制御サブ機能タス
ク11、伝送制御タスク12がそれぞれ管理されてお
り、リアルタイムOS8内のスケジューラにより各タス
ク9〜12が起動されたり、ホールドされたりしてい
る。
【0020】これら各タスク9〜12の内の単体制御機
能タスク9は、単体制御部2−1〜2−Nにおいて核と
なる機能であり、各単体制御部2−1,〜2−Nを動作
するためのタスクであって、優先順位が高く設定されて
いる。
【0021】群管理制御メイン機能タスク10は、群管
理制御部1の中心になる機能であり、各単体制御部2−
1,〜2−Nに分散した群管理制御サブ機能タスク11
より各号機ごとの情報データを収集し、比較演算するこ
とにより、最適号機を決定し、該当号機に対して制御指
令を行うとともに、乗場呼び割当て時点経過後の監視制
御及び乗場呼び釦3の制御を行う。
【0022】群管理制御サブ機能タスク11は、群管理
制御部1の各号機単位の情報の処理を行う機能であり、
群管理制御メイン機能タスク10の制御のもとに情報の
処理を行う。
【0023】すなわち、群管理制御メイン機能を有する
コンピュータにより、高速伝送路6を介してタスクの起
動、終結の管理を行う構成となっており、マスタである
メイン機能局からの指令により号機単位に分散処理を行
い、メイン機能局に対して、処理完了時点でデータを搬
送する構成とする。伝送制御タスク12は、高速伝送路
6のデータの授受および群管理制御サブ機能タスク11
の起動、終結の制御を行う。
【0024】図3は、図1の高速伝送路6のシステム構
成を示すブロック図である。伝送制御はマイクロプロセ
ッサ13を用いて行う構成であるが、例えばISO(国
際標準化機構)が提唱するLANネットワークモデル階
層のデータリンク階層を制御する部分としてハードウェ
アで構成されたデータリンクコントローラ14及びメデ
ィアアクセスコントローラ15を用いており、データ伝
送を高インテリジェントにて行える構成となっている。
そして、高速伝送制御に対してマイクロプロセッサ13
が管理する伝送制御ソフトウェアの比率を軽減させる構
成がとられている。
【0025】例えば、上記の高インテリジェント伝送制
御を実現するコントローラとしてのデータリンクコント
ローラ14には、インテル社のLSIであるi82586
が、またメディアアクセスコントローラ15には同じく
インテル社のi82501 が実用化されており、これらを用
いることによって10Mビット/秒という高速伝送機能
をマイクロプロセッサ13のサポート比率を軽減した形
で比較的容易に行える。尚、16はシステムバス、17
は制御ライン、18はシリアル伝送系である。
【0026】図4は、本発明に基づく群管理制御メイン
機能タスク10における制御機能部を示したものであ
る。このタスク10は図に示すように乗場呼び発生時の
割当号機決定を行う乗場呼び割当制御タスク19と乗場
呼び経過後の各号機のシステム状態の監視を行い、乗場
呼びによるリオープン機能許可の検出及びリオープン機
能の処理を実行する乗場呼び監視制御タスク20により
構成されている。次に、単体制御部2とエレベーターか
ご24の間の接続について図5により説明を行う。
【0027】単体制御部2とエレベーターかご24は、
テールコード25を介して制御信号の入出力が行われ
る。かご内荷重検出器21からの信号はテールコード2
5を介して単体制御部2に入力される。かご内操作装置
22はエレベーター内の行先呼び釦、戸開、戸閉操作ボ
タン、かご位置インジケータ等が設置されており、テー
ルコード25を介して単体制御部2と接続され入出力制
御が実行される。音声合成装置23は、単体制御部2か
らの指令により、あらかじめメモリに記録された音声出
力データをスピーカを介して音声信号としてかご内に報
知を行う装置である。
【0028】次に、以上述べた第1の実施例の動作につ
いて、図6、図8、図9を参照して説明する。図6は、
本発明による乗場呼び監視制御タスク20の動作を示す
フローチャートであり、図8は本発明による単体制御部
2の音声出力インタフェース動作を示すフローチャート
であり、図9は本発明によるかご音声合成装置23に設
定されている音声メッセージデータテーブルの一例であ
る。
【0029】図6のフローチャートに示す如く、乗場呼
び監視制御タスク20は、乗場呼び応答後、戸開状態を
検出し(S1)、かご内荷重検出器2よりテールコード
25を介して入力される荷重データ値が所定値(例えば
70%)を超えるかどうかを判断し(S2)、超えたと
きに依然として乗車状態を検出しつづけている場合に
(S3)、次の最適号機の選択を行う(S4〜S1
0)。ここで、乗車状態が継続していることは例えば、
エレベータードアに設置される光電管により、それを横
切る信号により検出することができる。
【0030】次の最適号機の選択に関しては、現在対象
階に停止中の応答号機を除いて(S5)、他の号機に対
して対象階が乗場呼び発生階と見なし割当評価演算を行
う(S6,S7)。これにより、次の最適号機が選択さ
れたところで(S8)、その号機の対象階までの予測到
着時間を演算し、その予測到着時間が所定値(例えば2
0秒)以下の場合に(S9)、すぐに次の最適号機が応
答できると判断し、その最適号機の単体制御部2に対し
て所定の音声合成メッセージ出力指令を出力する(S
9)。
【0031】上記指令を該当する単体制御部2が受信す
ると、図8の音声合成出力インタフェースの動作に示す
如く、群管理制御部1からの指令入力(S30)をデコ
ードし(S31,S32,S34)、テールコード25
を介してかご内音声合成装置23に対して音声出力指令
を行う(S33)。
【0032】音声合成装置23は、上記単体制御部2か
らの指令に従い、対応するメッセージデータをスピーカ
を介して音声信号としてかご24内に出力する。本実施
例においては、指令データとして、図9の音声合成デー
タ(1)を選択する場合であり、「次の号機がすぐに応
答します」という音声メッセージをかご24内に案内デ
ータとして報知する。これにより乗車動作中の乗場待ち
客は、前記メッセージにより次の号機の応答状況につい
ての情報を得ることができるので次のエレベーターを待
つか、応答中のエレベーターに乗るか自己の状況判断に
より選択が可能となる。
【0033】次に、本発明の第2の実施例について、図
7、図8、図9を参照して説明する。前述の実施例は、
かご24の荷重状態が所定値以上となることを検出する
例であるが、第2の実施例は、エレベーター戸が開くと
ともに、かご24の停止した状態が所定時間以上となる
ことを検出できるように構成されている点が前述の実施
例とは異なる。
【0034】図7は、本発明の第2の実施例による乗場
呼び監視制御タスク20の動作を示すフローチャートで
ある。乗場呼び応答後(S11)、戸開放時間が所定値
(例えば12秒)以上経過したときに(S12)、依然
として乗車状態を検出しつづけている場合に(S1
3)、次の最適号機の選択を行う(S14,S15,S
16,S17)。なお、次の最適号機の選択方法につい
ては、前述の第1の実施例と同様である。選択が完了
し、次の最適号機が定まったところで(S18)、最適
号機の対象階までの予測到着時間に応じて音声出力メッ
セージデータを選択を行う(S19,S20,S21,
S22)。
【0035】本実施例においては、予測到着時間が20
秒以内であれば、図9における音声合成データ(1)の
メッセージデータを選択し、20秒以上30秒以内であ
れば音声合成データ(2)のメッセージデータを選択す
るように出力指令を群管理制御部1より単体制御部2に
対して行う。予測到着時間が30秒を超える場合には、
群管理制御部1からは、できるだけ現在の応答号機に乗
車をする旨で音声出力(3)のデータ出力を単体制御部
2に対して行う。単体制御部2においては、図8に示す
フローチャートに従いかご内荷重検出器21からの信号
により、乗車可能な人数データを演算し、その演算を行
った結果データに応じて図9に示す音声合成データ
(3)−1〜3に示す如く、乗車可能人数案内を行い、
できるだけ現在応答中の号機に乗ってもらうよう誘導を
うながす。
【0036】本発明は、以上説明した第1、第2の実施
例に限定されるものではない。例えば、音声メッセージ
を発する条件として、例えば過荷重検出器が動作した場
合も同様に扱える。また、到着時対象階床にて所定値以
上の乗車を検出した場合も同様である。次の最適号機の
状況を報知する手段に関しても、音声メッセージデータ
として、予測到着時間自体を音声メッセージデータとし
てダイレクトに出力しても良い。また、音声メッセージ
を出力する条件として、最適号機のかご荷重が所定値以
下のときにのみ行っても良い。また、本実施例として、
かご内音声合成装置を用いたが、ホール音声合成装置を
用いても良い。また、音声合成装置の代わりに表示器に
よる報知を行っても良い。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明のエレベータ
ーの制御装置によれば、エレベーターが乗場呼びに応答
して停止しているときにその応答号機のかご荷重状態が
所定値以上の状態を検出した時に、次の最適号機に関す
る対象階までの応答状況を報知することで乗場待ち客に
対して、次の応答まで乗車を保留し待つか現在の応答号
機に混雑しているが乗車するかをタイムリーに報知する
ことができるため、乗場待ち客へのサービス性を向上さ
せることができる。また、応答戸開停止中の号機をでき
るだけ早く次停止階に向いて出発させることができるた
め、乗場待ち時間、かご内乗車時間の観点から見ても性
能向上をはかることができるとともに、各エレベーター
の混雑度を抑制できるため乗車時の不快感の低減をはか
ることができる。本発明は、会議、宴会場が設置された
階床でのイベント終了時や、基準階、昼食時間帯の食堂
階などにおいて、特に有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わるエレベーターの
制御装置を実施するエレベーターの群管理制御装置の構
成を示すブロック図。
【図2】図1の群管理制御装置の群管理制御部および単
体制御部のソフトウェアシステムの構成図。
【図3】図1の群管理制御装置に使用されている高速伝
送路のシステム構成図。
【図4】図2に示す群管理制御メイン機能タスクのソフ
トウェアシステムの構成図。
【図5】図1の単体制御部とエレベーターかごのインタ
フェースを示す構成図。
【図6】本発明の第1の実施例の動作を説明するための
図であり、図4における乗場呼び監視制御タスクの動作
を示すフローチャート。
【図7】本発明の第2の実施例の動作を説明するための
図であり、図4における乗場呼び監視制御タスクの動作
を示すフローチャート。
【図8】図5の単体制御部における音声合成装置インタ
フェースの動作を示すフローチャート。
【図9】図5の音声合成装置の音声メッセージデータテ
ーブルを示す図。
【符号の説明】
1…群管理制御部、2ー1,〜2ーN…単体制御部、3
…乗場呼び釦、4…乗場呼び入出力制御部、5…監視
盤、6…高速伝送路、21…荷重検出器、22…かご内
操作装置、23…音声合成装置、24…かご、25…テ
ールコード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66B 3/00 B66B 1/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の階床に対して複数号機のエレベー
    ターを就役させ、共通の乗場呼びに対して割当評価演算
    を行い、最適号機の割当てを行うエレベーターの群管理
    制御装置において、 応答号機が対象階の乗場呼びに応答して停止していると
    きにその応答号機のかご荷重を検出し、該かご荷重検出
    値が所定値を超えたことを検出するかご荷重検出手段
    と、 前記かご荷重検出手段によりかご荷重が所定値を超えた
    ことを検出したとき、現在対象階に停止中の応答号機を
    除き残りの号機において乗場呼び対象階へ応答できる次
    の最適号機を選択する選択手段と、 前記選択手段により次の最適号機が選択されたとき、該
    最適号機が乗場呼び対象階に到着するまでの予測到着時
    間を演算し、該予測到着時間が所定値以下のとき該予測
    到着時間に基づく前記次の最適号機の待ち状況を報知す
    る手段と、 を備えたことを特徴とするエレベーターの制御装置。
  2. 【請求項2】 複数の階床に対して複数号機のエレベー
    ターを就役させ、共通の乗場呼びに対して割当評価演算
    を行い、最適号機の割当てを行うエレベーターの群管理
    制御装置において、 応答号機が対象階の乗場呼びに応答して停止していると
    きにその応答号機のかご荷重を検出するかご荷重検出手
    段と、 前記応答号機が対象階の乗場呼びに応答した後の戸開放
    時間が所定時間以上経過したときであって依然として乗
    車状態を検出し続けているときに、現在対象階に停止中
    の応答号機を除き残りの号機において乗場呼び対象階へ
    応答できる次の最適号機を選択する選択手段と、 前記選択手段により次の最適号機が選択されたとき、該
    次の最適号機が乗場呼び対象階に到着するまでの予測到
    着時間を演算し、該予測到着時間が所定値以下のとき該
    予測到着時間に基づく前記次の最適号機の待ち状況、又
    は前記予測到着時間に応じて前記かご荷重検出手段の検
    出値に基づき現在停止中の応答号機に乗車可能な人数を
    報知する手段と、 を備えたことを特徴とするエレベーターの制御装置。
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