JP2927985B2 - レーダにおける方位パルス信号分解能変換装置 - Google Patents

レーダにおける方位パルス信号分解能変換装置

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JP2927985B2 JP3137848A JP13784891A JP2927985B2 JP 2927985 B2 JP2927985 B2 JP 2927985B2 JP 3137848 A JP3137848 A JP 3137848A JP 13784891 A JP13784891 A JP 13784891A JP 2927985 B2 JP2927985 B2 JP 2927985B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーダにおいてアン
テナの回転に伴い発生される方位パルス信号の分解能を
変換する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アンテナを回転させることによって、ア
ンテナの指向方向を順次変化させるとともに、パルス状
電波を発射し、物標からの反射波が帰来するまでの時間
差によって物標までの距離を探知するレーダ装置が船舶
などに用いられている。
【0003】このようなレーダ装置は船外に装備される
空中線部と船室内に設置される指示部から構成され、空
中線部は、アンテナ、送受信部、駆動機構およびアンテ
ナの向きを検出するためのパルス信号発生器などから構
成されている。このパルス信号発生器は、アンテナが船
首などの基準方向を向いた時に基準パルス信号(ヘディ
ング信号)を発生し、またアンテナが一定角度回転する
毎に方位パルス信号(ベアリング信号,アジマス信号)
を発生する。指示部側ではこの基準パルス信号と方位パ
ルス信号に基づいてアンテナの方向を検知するととも
に、レーダエコー信号をメモリ上に順次書き込んでい
く。ただし、空中線部から送られて来る方位パルス信号
のアンテナ1周当たりのパルス信号数は探知・表示時の
方位方向の分解能に比較して少ないため、アンテナ1周
当たりの方位パルス信号のパルス数をてい倍して、必要
な分解能の方位パルス信号を発生させている。
【0004】方位パルス信号をてい倍する従来の回路例
を図5に示す。図5において1はPLL回路であり、周
波数および位相の比較を行う比較器2、ローパスフィル
タ3および電圧制御発振回路4から構成される。また
5,6はそれぞれ分周回路である。PLL回路1の入力
に空中線部から送られてきた方位パルス信号(第1方位
パルス信号)が入力されると、このPLL回路1は、そ
の出力信号の周波数を分周回路5で分周した周波数が第
1方位パルス信号の周波数に等しくなるように制御す
る。分周回路6はその信号を一定分周比で分周して第2
方位パルス信号として発生する。図5の例で、第1方位
パルス信号のアンテナ1周期当たりのパルス数が450
であれば、第2方位パルス信号のアンテナ1周当たりの
パルス数は450×2048/225=4096パルス
信号となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
てい倍回路によって方位パルス信号の分解能を変換する
ようにした従来のレーダにおいては、PLL回路と2つ
の分周回路が必要であり、比較的回路規模が大きく、コ
ストも嵩む要因となっていた。また、空中線部から送ら
れてくる方位パルス信号の分解能と探知・表示の方位方
向の分解能が一定であるため、てい倍比も固定されてい
る。そのため方位パルス信号の分解能の異なる他の空中
線部を用いることはできず、強いて用いようとすれば、
空中線部より出力される方位パルス信号の分解能を探知
・表示の分解能に変換するための回路を付加しなければ
ならない。
【0006】この発明の目的は、縮小した回路規模で方
位パルス信号の分解能を変換できるようにしてコストダ
ウンを図ることにある。
【0007】またこの発明の他の目的は、方位パルス信
号分解能の変換時のてい倍比を可変として、方位パルス
信号分解能の異なる任意の空中線部を使用可能とするこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明のレーダにおけ
る方位パルス信号分解能変換装置は、アンテナが一定角
度回転する毎に発生される第1方位パルス信号の1周期
の時間(Tb)を測定する手段と、アンテナが基準方向
を向く毎に発生される基準パルス信号の1周期間に生じ
る前記第1方位パルスの数(N)をカウントする手段
と、設定時間周期で第2の方位パルス信号を発生するタ
イマ手段と、必要分解能をDとして、Tb*N/Dの時
間を前記タイマに設定する手段とを設けてなる。
【0009】
【作用】この発明のレーダにおける方位パルス信号分解
能変換装置では、まず、アンテナが一定角度回転する毎
に発生される第1方位パルス信号の1周期の時間Tbが
測定され、アンテナが基準方向を向く毎に発生される基
準パルス信号の1周期間に生じる第1方位パルスの数N
がカウントされる。そして、探知・表示などのために必
要な方位パルス信号の分解能をDとして、Tb*N/D
の時間がタイマに設定される。タイマ手段は設定された
時間周期で第2の方位パルス信号を発生する。従って分
解能Nの第1方位パルス信号が、設定分解能Dを有する
第2方位パルス信号に変換される。第1方位パルス信号
の1周期の時間Tbと基準パルス信号の1周期間に生じ
る第1方位パルスの数Nはそれぞれ実際に測定され、必
要分解能Dを与えることによって任意の分解能を有する
第2方位パルス信号が得られる。
【0010】このように、本願発明によればPLL回路
と2つの分周回路が不要となり、各手段を比較的小規模
な回路で構成することができるため、コストダウンを図
ることができる。また、必要分解能Dを変更するだけ
で、任意のてい倍比で方位パルス信号の分解能を変換す
ることができるため、方位パルス信号分解能の異なる任
意の空中線部が使用可能となる。
【0011】
【実施例】この発明の第1の実施例である方位パルス信
号分解能変換装置の構成をブロック図として図1に示
す。図1においてパルス信号周期測定部11は空中線部
から送られてくる第1方位パルス信号の1周期の時間T
bを測定する。例えば第1方位パルス信号の立ち上がり
を待ち、立ち上がりを検出してからクロックのカウント
を開始し、次の立ち上がりでそのカウントを停止するこ
とにより、第1方位パルス信号の1周期の時間をカウン
タによるカウント数として求め、その結果を演算部13
へ与える。パルス数カウント部12は空中線部から送ら
れてくる基準パルス信号の1周期間に発生される第1方
位パルスの数Nをカウントする。例えばカウンタとラッ
チ回路から構成し、基準パルス信号の立ち上がりでカウ
ンタをリセットし、基準パルス信号の立ち下がりから第
1方位パルス信号の立ち上がり回数をカウントし、基準
パルス信号の次の立ち上がりでカウンタの内容をラッチ
回路にラッチさせた後、カウンタをリセットする。そし
てラッチ回路の内容を演算部13へ与える。演算部13
はパルス周期測定部11からTbを読み取り、パルス数
カウント部12から値Nを読み取り、さらに必要分解能
Dを入力部などから読み取って、Tb*N/Dの演算を
行い、その結果をタイマ14に設定する。タイマ14は
設定時間周期で演算部13に対し割り込み信号を与え
る。演算部13はタイマ14から与えられる割り込み信
号に応答して、割り込み処理によってX−Y変換部15
での処理を行う。このタイマ14から演算部13に対し
略一定周期で与えられる割り込み信号が第2方位パルス
信号である。X−Y変換部15はレーダエコー信号をア
ンテナの方向に応じてXY座標系のメモリに書き込む処
理を行う。
【0012】尚、現在の1チップマイクロコンピュータ
では、矩形波信号の周期を測定する機能、パルス信号カ
ウント機能およびタイマ機能(タイマ割込機能)などを
全て備えているため、図1に示したパルス信号周期測定
部11、パルス数カウント部12、演算部13およびタ
イマ14を全て1チップマイクロコンピュータ10とし
て構成することができる。
【0013】図1に示した各部のタイミングを波形図と
して図2に示す。図2において、基準パルス信号はアン
テナが1回転する毎に発生され、第1方位パルス信号
は、アンテナが一定角度回転する毎に発生され、アンテ
ナの1回転の間Thに発生される第1方位パルスの数N
(例えば450)が図1に示したパルス数カウント部1
2によりカウントされ、第1方位パルス信号の1周期の
時間Tbが図1に示したパルス周期測定部11により測
定される。そしてタイマ14に設定された時間tの周期
で第2方位パルス信号が発生される。アンテナの回転速
度は略一定であるが、多少の変動があり、基準パルス信
号の1周期Thはわずかながら変動し、また第1方位パ
ルス信号にはジッタが含まれる。従って、第1方位パル
ス信号の1周期の時間Tbも変動するが、この1周期T
bの測定後、直ちに第2方位パルス信号の周期tが修正
される。図2において第1方位パルス信号の周期Tb1
にから第2方位パルス信号の周期t1が定められ、第1
方位パルス信号の周期Tb2から第2方位パルス信号の
周期t2が定められる。
【0014】また、第1方位パルス信号を発生するパル
ス信号発生器は通常、スリット円板を用い、フォトイン
タラプタによってアンテナの一定角度の回転を検出する
ようにしている。このスリット円板はモータ軸などに取
り付けられるため、塵やグリスなどよりスリットが目詰
まりをおこし、パルス信号発生に抜けが生じる場合があ
った。例えば1つのスリットが目詰まりすれば、図3に
示すように、第1方位パルス信号の発生途中で1つのパ
ルス信号が消失する。その結果、第1方位パルス信号の
1周期の時間Tbが2倍となる。しかし、図1に示した
演算部13はパルス周期測定部11の測定結果が前回の
測定値またはそれまでの平均値と比較して著しく異なる
場合に、その状態を検知して、パルス信号発生器に何ら
かの故障があるものと判定することができ、警報を発し
て注意を促すことができる。あるいは、第1方位パルス
信号の1周期の時間が平均値の約2倍となれば、その区
間はスリットの目詰まりが生じているものと見なして、
その周期のみタイマ14に対する設定値tを更新しなけ
れば、レーダとしては実質上支障なく動作させることが
できる。
【0015】次に、第2の実施例に係るレーダにおける
方位パルス信号分解能変換装置の要部の構成をブロック
図として図4に示す。図1に示した第1の実施例と異な
る点は演算部13がタイマ14に対し時間tを設定する
だけでとして、タイマ14の出力信号によって直接座標
変換を行うようにしたことである。すなわちパルス周期
測定部11、パルス数カウント部12の機能は図1に示
したものと同一であり、演算部13はパルス周期測定部
11の測定結果Tb、パルス数カウント部12のカウン
ト値Nおよび探知・表示分解能設定部21の設定値Dに
基づいて第2方位パルス信号の周期tを求め、これをタ
イマ14に設定する。タイマ14はtの周期でθカウン
タ16をカウントアップさせる。このθカウンタ16は
基準パルス信号によりリセットされ、タイマ14の出力
信号によりカウントアップを行い、ROM18の上位ア
ドレスを指定する。Rカウンタ17は一次メモリ20に
書き込まれた1スイープ分のレーダエコーデータを読み
出す際のクロックによってカウントアップを行い、1ス
イープ分の読出を完了する毎にリセットされ、ROM1
8の下位アドレスを指定する。ROM18はθカウンタ
16とRカウンタ17をアドレスとして二次メモリ19
のアドレス信号を発生する。このROM18にはRカウ
ンタ17,θカウンタ16の値をR,θ座標値として、
それに対応するX,Y座標値に変換するデータが予め書
き込まれている。二次メモリ19はROM18の出力を
アドレスとして一次メモリ20の出力データを書き込
む。一次メモリ20は書き込み時のクロック信号に同期
してレーダエコー信号のディジタルデータを1スイープ
分記憶し、次の送信トリガパルス信号が発生されるまで
の間に、読出クロックに同期してその内容を二次メモリ
19へ出力する。このようにしてθカウンタ16にはア
ンテナの方向に対応した値が求められ、その方向のレー
ダエコーデータが二次メモリ19に書き込まれることに
なる。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、次に挙げる効果を奏
する。
【0017】従来必要であったPLL回路と2つの分
周回路が不要になり、小規模の回路構成で方位パルス信
号の分解能を変換することができ、低コスト化される。
【0018】空中線部から発生される方位パルス信号
に対する、必要な探知・表示のための方位パルス信号の
てい倍比を任意に設定することができ、しかもそのため
の回路およびプログラムの変更も不要である。
【0019】空中線部の方位パルス信号発生器の分解
能を指示部側の要求するパルス数に合わせる必要がな
く、任意の最適な方位パルス信号発生器を設計するがで
きる。
【0020】さらに異なった空中線部と指示部とを組
み合わせる際に、従来用いられていた方位パルス信号変
換回路が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係る方位パルス信号分解能変換
装置の主要部のブロック図である。
【図2】図1中各部の波形図である。
【図3】方位パルス信号発生器の故障による第1方位パ
ルス信号の波形図である。
【図4】第2の実施例に係る方位パルス信号分解能変換
装置の主要部のブロック図である。
【図5】従来の方位パルス信号分解能変換装置のブロッ
ク図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンテナが一定角度回転する毎に発生され
    る第1方位パルス信号の1周期の時間(Tb)を測定す
    る手段と、アンテナが基準方向を向く毎に発生される基
    準パルス信号の1周期間に生じる前記第1方位パルスの
    数(N)をカウントする手段と、設定時間周期で第2の
    方位パルス信号を発生するタイマ手段と、必要分解能を
    Dとして、Tb*N/Dの時間を前記タイマに設定する
    手段とを設けてなる、レーダにおける方位パルス信号分
    解能変換装置。
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