JP2927778B1 - 長尺ボックス用締付バックル装置 - Google Patents
長尺ボックス用締付バックル装置Info
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- operation lever
- box body
- lid
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Abstract
き、密閉作業と開放作業が比較的簡便になされる、長尺
ボックス用締付バックル装置を提供する。 【解決手段】 ボックス本体1と蓋2の合わせ目3に沿
うように長く形成した中央部の操作レバー板4Aと左側
部の操作レバー板4Bと右側部の操作レバー板4Cを有
しており、各操作レバー板4A、4B、4Cに複数の突
出板部7を設け、該突出板部7の可動軸受部13に掛金
リング14の基端軸部15を支持させ、ボックス本体1
側の固定軸受部11に各突出板部10の先端軸部12を
支持させ、各掛金リング14の先端掛け部18を蓋2側
の受金部16の係止溝17に係合させてから、操作レバ
ー板4A、4B、4Cを押し下げ回転させることによっ
て蓋2をボックス本体1に引き付ける。
Description
蓋の合わせ目が長い長尺ボックスにおいて、蓋をボック
ス本体に対し密閉保持させるのに使用される締付バック
ル装置に関するものである。
固定軸受部をボックス本体側に設け、該固定軸受部に操
作レバーの先端軸部を支持させて操作レバーをボックス
本体に対して押し下げ回転または跳ね上げ回転可能に装
着し、操作レバーの中間部に固定軸受部と平行な可動軸
受部を設け、該可動軸受部に掛金リングの基端軸部を支
持させて掛金リングを操作レバーに対して回転可能に装
着し、蓋側に設けた受金部の係止溝に掛金リングの先端
掛け部を係合させ、該係止溝と固定軸受部を通る直線を
可動軸受部がボックス本体側に一定角度越えた姿勢位置
まで操作レバーを押し下げ回転させ、掛金リングの弾性
力によって蓋をボックス本体に対し密閉状態に保持する
ようにした締付バックルは既に知られている。
ら限定されているから、例えば光通信システムの信号変
換器収納用ボックスのように、ボックス本体と蓋間の合
わせ目が長い長尺ボックスでは、合わせ目の全長におい
て同等な密閉状態を確保するには、合わせ目に沿って一
定間隔を置いて複数個の締付バックルを装備する必要が
ある。しかしながら、複数個の締付バックルを装備した
ときには、操作レバーの押し下げ回転または跳ね上げ回
転による掛金リングと受金部の係合と離脱操作を何回も
行わなければならないので、蓋の密閉作業と開放作業が
煩雑であり、手間取ることになる。
な振動衝撃を受けたり異物が操作レバーに接触したとき
には、操作レバーが跳ね上げ回転方向に動き、蓋の密閉
状態が無意図的に解除される危険性がある。この危険性
を完全に除去するには、ボックス本体に対して蓋を密閉
させた姿勢位置において操作レバーをボックス本体に錠
止する錠前ユニットを操作レバーに設ければ良い。しか
しながら、多数個の締付バックルの全部に錠前ユニット
を装備することは全体の製造コストをいたずらに増加さ
せるだけでなく、蓋の密閉作業と開放作業には、錠前ユ
ニットの施錠操作と解錠操作が追加されるため、これら
の作業がさらに煩雑となる。
目的は、ボックス本体と蓋の合わせ目に沿ってほぼ同等
の密閉状態が得られるとともに、密閉状態の無意図的な
解除を的確に防止することができ、密閉作業と開放作業
が比較的簡便になされる、長尺ボックス用締付バックル
装置を提供することである。
照符号を用いて説明すると、本発明の長尺ボックス用締
付バックル装置は、ボックス本体1と蓋2の合わせ目3
に沿うように長く形成した中央部の操作レバー板4Aと
左側部の操作レバー板4Bと右側部の操作レバー板4C
を有し、中央部の操作レバー板4Aの左端部には左側部
の操作レバー板4Bの右端部に正面側から当接する押え
壁部5を設け、中央部の操作レバー板4Aの右端部には
右側部の操作レバー板4Cの左端部に正面側から当接す
る押え壁部6を設け、中央部の操作レバー板4Aのみに
錠前ユニット7を設け、錠前ユニット7の止め金部材8
が係脱する当金部材9をボックス本体1側に設ける。各
操作レバー板4A、4B、4Cの先端縁側に所定間隔を
置いて複数個の突出板部10を設け、前記合わせ目3と
平行な固定軸受部11をボックス本体1側に連続また分
断して設け、該固定軸受部11に前記突出板部10の先
端軸部12を嵌め入れて操作レバー板4A、4B、4C
をボックス本体1に対して押し下げ回転または跳ね上げ
回転可能に装着し、前記各突出板部10の中間部に固定
軸受部11と平行な可動軸受部13を設け、複数個の掛
金リンク14の各基端軸部15を各可動軸受部13に嵌
め入れて各掛金リング14を各突出板部10に対して回
転可能に装着し、蓋2側の受金部16には各掛金リング
14の先端掛け部18が係合する係止溝17を連続また
は分断して設ける。
軸を中心にして蓋2を閉鎖回転させた後、受金部16の
係止溝17に左側部の操作レバー板4Bと右側部の操作
レバー板4Cの各掛金リング14の先端掛け部18を係
合させる。各突出板部10の先端軸部12が支持された
固定軸受部11を中心にして各操作レバー板4B、4C
をボックス本体1に向かって押し下げ、該係止溝17と
固定軸受部11を通る直線Lを可動軸受部13がボック
ス本体1側に越えた姿勢位置まで操作レバー4B、4C
を回転させる。これによって各掛金リング14の弾性力
が働くため、蓋2がボックス本体1に対して引き付けら
れ、蓋2とボックス本体1の合わせ目3に装着されてい
る適当なシール部材が圧縮されて、ボックスの左側部と
右側部において蓋2の密閉が成立する。
部の操作レバー板4Aの各掛金リング14の先端掛け部
18を係合させ、各突出板部10の先端軸部12が支持
された固定軸受部11を中心にして操作レバー板4Aを
ボックス本体1に向かって押し下げる。係止溝17と固
定軸受部11を通る直線Lを可動軸受部13がボックス
本体1側に越えた姿勢位置まで操作レバー4Aを回転さ
せると、各掛金リング14の弾性力が働くため、蓋2が
ボックス本体1に対して引き付けられ、ボックスの中央
部においても蓋2の密閉が成立する。
金部材8を当金部材9に係合させることによって、中央
部の操作レバー板4Aがボックス本体1に対して跳ね上
げ回転不能に錠止される。このように中央部の操作レバ
ー板4Aが密閉姿勢にあるときには、中央部の操作レバ
ー板4Aの左端部の押え壁部5が左側部の操作レバー板
4Bの右端部に正面側から当接しているため、左側部の
操作レバー板4Bもボックス本体1に対して拘束され、
跳ね上げ回転が阻止される。また、中央部の操作レバー
板4Aの右端部の押え壁部6が右側部の操作レバー板4
Cの左端部に正面側から当接しているため、右側部の操
作レバー板4Cもボックス本体1に対して拘束され、跳
ね上げ回転が阻止される。
体1と蓋2と操作レバー板4A、4B、4Cと掛金リン
グ14は所要の機械的強度特性を有する金属材料やプラ
スチック材料などで作製されている。ボックス本体1に
は蓋2との合わせ目3に隣接して帯状張出し部19が一
体形成されており、固定軸受部11は帯状張出し部19
の下面側にフック状に連続して設けられている。蓋2側
の受金部16はボックス本体1との合わせ目に隣接して
蓋2と一体形成されて、分断された複数個の受金部16
は蓋2面より突出している。係止溝17は各受金部16
の上面側にフック状に設けられている。各受金部16の
正面側には左右2本の受溝部20が設けられ、該受溝部
20に掛金リング14の左右部分が嵌り込むことによっ
て、操作レバー板4A、4B、4Cの左右方向のずれが
制止される。
突出板部10は左右端部に2個設けられ、先端軸部12
は斜め前方に傾斜するように設けられている。可動軸受
部13は各突出板部10の背面側に斜め前方に傾斜した
溝状に設けられている。前記張出し部19の下部正面側
には固定軸受部11に連続したスロープ部21が設けら
れている。掛金リング14の先端掛け部18を受金部1
6の係止溝17に係合させた状態で操作レバー板4A、
4B、4Cを押し下げ回転または跳ね上げ回転させたと
き、先端軸部12は該スロープ部21に案内されて固定
軸受部11に係合または固定軸受部11から離脱する。
突出板部10には先端軸部12と可動軸受部13の間に
ストッパー部22が突設されている。操作レバー板4
A、4B、4Cを所定の押し下げ位置まで回転させたと
き、該ストッパー部22が前記スロープ部21に当接す
る。これによって操作レバー板4A、4B、4Cは、基
端縁側に形成した指当て部23とボックス本体1との間
に十分な手差し込み空間が確保された姿勢に維持され
る。
錠機構が使用され、所定の板鍵の挿入によって回転可能
となるロータ24の後端部には、屈曲板状の止め金部材
8がビス25によって固着されている。錠前ユニット7
の内部錠機構はこれに限定されず、公知の種々の錠機構
を適宜選択して使用することができる。このように錠前
ユニット7を中央部の操作レバー板4Aに装備すること
によって、無権限者による蓋2の無断開放とボックス本
体1の収納機器への危険な接近を回避することができ
る。
ものに限定されず、蝶番によってボックス本体と蓋を連
結する方式のボックスだけでなく、蝶番を使用しないで
蓋をボックス本体に突き合わせ又は嵌め合わせ閉鎖する
方式のボックスにも適用できる。本発明の締付バックル
装置はボックスの合わせ目の一辺だけでなく、蝶番取付
け辺を除く三辺の全部に、あるいは蝶番を使用しないと
きには、四辺の全部に適用することもでき、適用形態も
上記実施例には限定されない。
締付バックル装置では、ボックス本体1と蓋2の合わせ
目3に沿うように長く形成した中央部の操作レバー板4
Aと左側部の操作レバー板4Bと右側部の操作レバー板
4Cを有しており、各操作レバー板4A、4B、4Cに
複数の突出板部7を設け、該突出板部7の可動軸受部1
3に掛金リング14の基端軸部15を支持させ、ボック
ス本体1側の固定軸受部11に各突出板部10の先端軸
部12を支持させ、各掛金リング14の先端掛け部18
を蓋2側の受金部16の係止溝17に係合させてから、
操作レバー板4A、4B、4Cを押し下げ回転させるこ
とによって蓋2をボックス本体1に引き付けるものであ
るから、ボックス本体1と蓋2の合わせ目3に沿ってほ
ぼ同等の密閉状態が得られるとともに、独立して設けた
多数個の締付バックルの操作レバーを個別に操作する従
来方式と比較して、蓋2の密閉作業と開放作業が短時間
で簡便になされる。
の操作レバー板4Aの左端部に左側部の操作レバー板4
Bの右端部に正面側から当接する押え壁部5を設け、中
央部の操作レバー板4Aの右端部に右側部の操作レバー
板4Cの左端部に正面側から当接する押え壁部6を設
け、中央部の操作レバー板4Aに錠前ユニット7を設
け、錠前ユニット7の止め金部材8が係脱する当金部材
9をボックス本体1側に設けてあるため、大きな振動衝
撃が負荷されたり異物が接触したとしても、各操作レバ
ー板4A、4B、4Cの跳ね上げ回転は的確に阻止さ
れ、蓋2の密閉状態が無意図的に解除されることがな
い。
付バックル装置を適用した蓋密閉状態の正面図である。
板とこれに付属した掛金リングよりなる中央ユニット部
分の正面図である。
板とこれに付属した掛金リングよりなる左側ユニット部
分の正面図である。
板とこれに付属した掛金リングよりなる右側ユニット部
分の正面図である。
側面図である。
ける要部の拡大縦断面図である。
除するときの作動過程を示す要部の拡大縦断面図であ
る。
部とボックス本体の固定軸受部の正面図である。
の固定軸受部の左側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ボックス本体1と蓋2の合わせ目3に沿
うように長く形成した中央部の操作レバー板4Aと左側
部の操作レバー板4Bと右側部の操作レバー板4Cを有
し、中央部の操作レバー板4Aの左端部に左側部の操作
レバー板4Bの右端部に正面側から当接する押え壁部5
を設け、中央部の操作レバー板4Aの右端部に右側部の
操作レバー板4Cの左端部に正面側から当接する押え壁
部6を設け、中央部の操作レバー板4Aに錠前ユニット
7を設け、錠前ユニット7の止め金部材8が係脱する当
金部材9をボックス本体1側に設け、各操作レバー板4
A、4B、4Cの先端縁側に所定間隔を置いて複数個の
突出板部10を設け、前記合わせ目3と平行な固定軸受
部11をボックス本体1側に連続また分断して設け、該
固定軸受部11に前記突出板部10の先端軸部12を嵌
め入れて操作レバー板4A、4B、4Cをボックス本体
1に対して押し下げ回転または跳ね上げ回転可能に装着
し、前記各突出板部10の中間部に固定軸受部11と平
行な可動軸受部13を設け、複数個の掛金リンク14の
各基端軸部15を各可動軸受部13に嵌め入れて各掛金
リング14を各突出板部10に対して回転可能に装着
し、蓋2側の受金部16に連続または分断して設けた係
止溝17に各掛金リング14の先端掛け部18を係合さ
せ、該係止溝17と固定軸受部11を通る直線Lを可動
軸受部13がボックス本体1側に越えた姿勢位置まで操
作レバー4A、4B、4Cを押し下げ回転させ、この姿
勢位置において前記止め金部材8を当金部材9に係合さ
せて操作レバー板4A、4B、4Cの跳ね上げ回転を阻
止するようにした長尺ボックス用締付バックル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13688198A JP2927778B1 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 長尺ボックス用締付バックル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13688198A JP2927778B1 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 長尺ボックス用締付バックル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2927778B1 true JP2927778B1 (ja) | 1999-07-28 |
JPH11324465A JPH11324465A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15185734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13688198A Expired - Fee Related JP2927778B1 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 長尺ボックス用締付バックル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2927778B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114126304A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-03-01 | 河北环鼎石油设备有限责任公司 | 一种可快速拆装盖板的机箱 |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP13688198A patent/JP2927778B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114126304A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-03-01 | 河北环鼎石油设备有限责任公司 | 一种可快速拆装盖板的机箱 |
CN114126304B (zh) * | 2021-12-28 | 2023-09-29 | 河北环鼎石油设备有限责任公司 | 一种可快速拆装盖板的机箱 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11324465A (ja) | 1999-11-26 |
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