JP2927729B2 - 演算増幅装置 - Google Patents

演算増幅装置

Info

Publication number
JP2927729B2
JP2927729B2 JP8116707A JP11670796A JP2927729B2 JP 2927729 B2 JP2927729 B2 JP 2927729B2 JP 8116707 A JP8116707 A JP 8116707A JP 11670796 A JP11670796 A JP 11670796A JP 2927729 B2 JP2927729 B2 JP 2927729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operational amplifier
current
transistor
voltage
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8116707A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0927721A (ja
Inventor
博 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8116707A priority Critical patent/JP2927729B2/ja
Publication of JPH0927721A publication Critical patent/JPH0927721A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2927729B2 publication Critical patent/JP2927729B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)
  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、演算増幅装置に関
しており、特に液晶ドライバーのように、低い消費電力
で大きな負荷を駆動する演算増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶パネルが携帯機器に搭載され
ることが増加している。これに伴って、液晶パネルモジ
ュールの消費電力を下げることが課題となっている。図
9は、液晶パネルの駆動システムの概略図である。図9
に示すように、液晶パネルを駆動するためには、一般に
複数の液晶駆動用LSI(大規模集積回路)を用いる。
図9のシステムにおいては、コントローラ97は、ゲー
トドライバ91および92と、ソースドライバ93〜9
6とを制御する。ゲートドライバ91および92は、T
FT(薄膜トランジスタ)のゲートをスイッチングさせ
るだけなので、消費電流はそれほど大きくなくてもよ
い。ソースドライバ93〜96は、液晶表示パネルのそ
れぞれの画素に表示のための信号を供給するので、それ
ぞれの出力ピンごとに演算増幅装置を必要とする。その
結果、ゲートドライバと比べて、消費電流は非常に大き
い。例えば240ピンの出力端子をもつソースドライバ
の場合、240個の演算増幅装置が用いられる。そのた
め、液晶パネルモジュールの消費電力を低減するために
は、演算増幅装置の低消費電力化が不可欠である。
【0003】図6は、液晶ドライバー等に一般的に用い
られる2段増幅の演算増幅装置の回路図である。ここで
は、入力の差動ペアがPMOSトランジスタの場合を示
している。図6に示すように初段は、ソースが結合され
たトランジスタQ1およびQ2と、トランジスタQ3に
よる定電流源とからなる差動入力部と、トランジスタQ
4およびQ5からなるアクティブ負荷とにより構成され
る差動増幅器となっている。一方、2段目の増幅器は、
通常、ソース接地のNMOSトランジスタQ6と定電流
源負荷のPMOSトランジスタQ7で構成されるインバ
ータアンプである。またCcは位相補償用のキャパシ
タ、CLは負荷容量である。演算増幅装置は極めて利得
が高いため、通常、負帰還をかけて使用する。
【0004】ところで、以上のような従来の演算増幅装
置において、大信号入力時のスルーレートは、内部スル
ーレートSRinと外部スルーレートSRexの小さい
方の値で決まる。内部スルーレートSRinは、以下の
式1によって定義される。
【0005】SRin=dV/dt=Io/Cc (式1) ここで、Io:初段の差動段のバイアス電流、Cc:位相補
償キャパシタである。式1に示すように、内部スルーレ
ートは、差動段のバイアス電流IoがCcをチャージす
るレートで定義される。いっぽう外部スルーレートは、
負荷容量をCLとすると以下の式2によって定義され
る。
【0006】SRex=dV/dt=(Is-Io)/CL (式2) ここで、Is:2段目のインバーターアンプのバイアス電
流、CL:負荷容量である。したがって負荷容量CLが小
さい時は、スルーレートは、SRinで決まり、負荷容
量CLが大きい時はSRexで決まる。
【0007】いずれにしてもスルーレートを改善するに
は、バイアス電流IoまたはIsを増大させる必要があ
り、消費電力の大幅な増大をきたすだけでなく、小信号
特性の劣化をも引き起こす。たとえば、差動段の小信号
電圧利得Avは、以下の式3によって表される。
【0008】Av=gm2/(g2+g5) (式3) ここで、gm2:トランジスタQ2の相互コンダクタンス、g
2:トランジスタQ2の出力コンダクタンス、g5:トラン
ジスタQ5の出力コンダクタンスである。g2およびg5は、
電流に比例して大きくなるのに対して、gm2は電流のル
ートに比例して大きくなるので、小信号電圧利得Avは
電流の増加とともに減少する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記問題点の
第一の解決策として、OTA(Operational Transcondu
ctance Amplifier)に対して図7に示すような演算増幅
装置が考慮される (IEEEJournal of Solid-State Circu
its,Vol.SC-17,No.3,June 1982)。以下、この演算増幅
装置の動作について説明する。トランジスタQ11,Q13,Q1
4,Q15は、差電流増幅回路になっており、トランジスタQ
10,Q12に流れる電流をI10,I12で表すと、I10>I12の時
はトランジスタQ15はオフとなり、I10<I12の時はA(I12
-I10)の電流を流す。ここでA は、トランジスタQ14とト
ランジスタQ15で構成されるカレントミラーのミラー比
である。同様に、トランジスタQ17,Q19,Q20,Q21で構成
される差電流増幅回路により、トランジスタQ16,Q18に
流れる電流をI16,I18で表すと、トランジスタQ21にはI1
8>I16の時にA(I18-I16)の電流が流れる。ここで、I10,I
18にはトランジスタQ6に流れる電流が、I12,I16にはト
ランジスタQ7に流れる電流がそれぞれミラーされている
ので、結局、定常状態では一定のバイアス電流を流し、
トランジスタQ6とQ7に流れる電流に差が生じた時に、そ
の差電流に応じた電流をバイアス電流に付加してスルー
レートの改善を図っている。この回路の欠点は、Q6に流
れる電流がQ10,Q18に、Q7に流れる電流がQ12,Q16に流れ
るので、消費電力が大幅に増加することと、回路規模が
かなり大きくなることである。
【0010】また、上記問題点の第2の解決策として、
図8に示すような演算増幅装置が考慮される(IEEE Jou
rnal of Solid-State Circuits,Vol.24,No.3,June 198
9)。トランジスタQ12,Q13,Q14のサイズは、Q10とQ11の
ゲート電圧が等しい時は、A,Bいずれの出力ともLowにな
るように設定されている。従って定常状態では、トラン
ジスタQ15,Q16はいずれもカットオフとなり、差動入力
部はトランジスタQ3による一定電流でバイアスされる。
いま差動入力Vin+,Vin-に大きな差電圧が生じたとする
と(Vin+>Vin-)、ノードBがHIGHとなりトランジスタQ
16をターンオンさせ、このQ16に流れる電流がバイアス
電流に付加される。Vin->Vin+の時は、Q15がオンにな
る。この演算増幅装置は、上記第一の解決策としての演
算増幅装置に比べると、回路規模、消費電力の増大を抑
えることができる。しかしながら、ノードA、ノードB
がハイインピーダンスノードであるため、入力の差電圧
があるしきい値を越えたところでQ15,Q16が一気にター
ンオンし、バイアス電流が急激に増加または減少するた
め、セットリング特性が劣化しノイズが発生するという
問題点がある。
【0011】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、消費電力の大幅な
増大、小信号特性の劣化、セットリング特性の劣化等を
招くことなくスルーレートを向上させることができる演
算増幅装置、すなわち低消費電力で大きな負荷を駆動す
ることのできる演算増幅装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による演算増幅装
置は、第1入力端子に印加された第1電圧と第2入力端
子に印加された第2電圧との差に応じた電圧を出力端子
に出力する演算増幅部と、前記第1電圧と前記第2電圧
とが等しい場合には前記演算増幅部に含まれる位相補償
容量または前記演算増幅部の前記出力端子に接続された
負荷容量に電流を供給せず、前記第1電圧と前記第2電
圧との差が所定の閾値を越えた場合には前記演算増幅部
に含まれる位相補償容量または前記演算増幅部の前記出
力端子に接続された負荷容量に前記第1電圧と前記第2
電圧との差に応じた電流を供給することによってスルー
レートを大きくする電流供給部とを備え、前記電流供給
部は、前記第1入力端子にその制御端子が接続された第
1トランジスタと、前記第2入力端子にその制御端子が
接続された第2トランジスタと、前記第1トランジスタ
および前記第2トランジスタに電流を供給する定電流源
と、前記第2トランジスタを流れる電流を所定の倍数の
電流に増幅し、増幅された電流を前記演算増幅部に含ま
れる位相補償容量または前記演算増幅部の前記出力端子
に接続された負荷容量に出力するカレントミラー回路と
を含んでおり、そのことにより上記目的が達成される。
W1/L1>W2/L2という関係(ただし、前記第1
トランジスタのチャネル幅およびチャネル長をそれぞれ
W1およびL1とし、前記第2トランジスタのチャネル
幅およびチャネル長をそれぞれW2およびL2とする)
が満たされてもよい。 Vt1<Vt2という関係(ただ
し、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタ
の閾値電圧をそれぞれVt1およびVt2とする)が満
たされてもよい。 前記電流供給部は、前記第2トランジ
スタの前記制御端子以外の端子のうちの1つに接続され
た、制御端子と前記制御端子以外の端子のうちの1つと
が接続された第3トランジスタをさらに有していてもよ
い。 前記電流供給部は、前記第2トランジスタの前記制
御端子以外の端子のうちの1つに接続された抵抗をさら
に有していてもよい。 前記カレントミラー回路の入力端
子に定電流源が接続されていてもよい。 前記電流供給部
は、前記演算増幅部に含まれる位相補償容量および前記
演算増幅部の前記出力端子に接続された負荷容量に電流
を供給してもよい。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明による演算増幅装置
の実施例を説明する。同じ参照符号は、同じ構成要素を
示す。以下の実施例においては、演算増幅装置に接続さ
れる2つの電源ラインのうち、電位の高いラインを「電
源Vdd」といい、電位の低いラインを「グラウンドV
ss」という。「ノードの電圧」とは、グラウンドに対
する、そのノードの電位のことをいう。本発明による演
算増幅装置の実施例においては、特にことわりのない限
り、負荷が重い、つまり演算増幅装置の出力端子に接続
された負荷容量がスルーレートを決定するとする。
【0022】本明細書においてスルーレートとは、演算
増幅装置の入力端子にステップ状の入力信号が与えられ
たときにおける、出力端子の電圧を時間によって微分し
た値である。スルーレートは、容量性負荷を駆動すると
きの特性を表すパラメータの1つである。出力端子に接
続された容量Cを一定の電流Iで充電する場合、スルー
レートSRは、SR=dV/dt=I/Cによって定義
され、単位は、(V/s)である。スルーレートを改善
するためには、容量Cを充放電する電流Iを大きくする
必要がある。立ち上がりスルーレートは、容量Cを充電
する電流Iの大きさに依存し、立ち下がりスルーレート
は、容量Cを放電する電流Iの大きさに依存する。
【0023】(実施例1)図1は、本発明による演算増
幅装置の第1の実施例の回路図である。ノードIN1お
よびIN2は、それぞれ入力信号を受け取り、ノードO
UTは、入力信号に応じた出力信号を出力する。演算増
幅部15の反転入力端子(図で「−」によって示され
る)および非反転入力端子(図で「+」によって示され
る)は、それぞれノードIN1およびIN2に接続され
ている。演算増幅部15の出力端子は、ノードOUTに
接続されている。すべての実施例における演算増幅部
は、ノードIN1およびIN2に与えられる電圧をそれ
ぞれVIN1およびVIN2とし、ノードOUTに出力
される電圧をVOUTとすると、定常状態においては、
VOUT=k(VIN2−VIN1)(k:定数)なる
関係をもつとする。演算増幅部15は、集積回路の一部
として実現されてもよく、またディスクリートな回路と
して実現されてもよい。
【0024】ノードOUTには、負荷容量CLが接続さ
れている。この負荷容量CLは、例えば外部の液晶表示
デバイスのもつキャパシタンスである。負荷容量CL
は、ノードOUTおよび外部デバイスを接続する配線の
浮遊キャパシタンスを含んでもよい。
【0025】ノードIN1およびIN2は、それぞれト
ランジスタQ11およびQ12のゲートに接続されてい
る。トランジスタQ11およびQ12のソースは、トラ
ンジスタQ13のドレインに接続されている。トランジ
スタQ13のゲートにはバイアス電圧Vbias1が与えられ
るので、トランジスタQ13は、トランジスタQ11お
よびQ12のバイアス電流を供給する定電流源として機
能する。トランジスタQ13のソースは、グラウンドV
ssに接続されている。
【0026】トランジスタQ14およびQ15はPMO
Sトランジスタであり、ミラー比Aを有するカレントミ
ラー回路14を構成する。言い換えると、トランジスタ
Q14のドレイン電流に対するトランジスタQ15のド
レイン電流の比は、Aに等しい。トランジスタQ14の
ゲートおよびドレインは、トランジスタQ12のドレイ
ンおよびトランジスタQ15のゲートに接続されてい
る。トランジスタQ15のドレインは、演算増幅装置の
ノードOUTに接続されている。トランジスタQ14お
よびQ15のソースは、電源Vddに接続されている。
【0027】まず、VIN1がVIN2に等しい場合を
考える。ここで以下の説明のために、トランジスタQ1
1のチャネル幅、チャネル長および閾値電圧をそれぞれ
W1、L1およびVt1とし、トランジスタQ12のチ
ャネル幅、チャネル長および閾値電圧をそれぞれW2、
L2およびVt2とする。バーチャルショートの状態に
おいて、すなわちVIN1がVIN2に等しい状態にお
いて、定電流源であるトランジスタQ13のドレイン電
流がトランジスタQ11のドレイン電流に等しい(つま
りトランジスタQ12のドレイン電流がゼロである)
と、後述のように本発明の効果が得られる。そのために
は、トランジスタQ11およびQ12の定数についてW
1/L1>W2/L2なる関係を満たすことが好まし
く、さらに好ましくはVt1<Vt2なる関係が満たさ
れる。
【0028】上述の2つの関係を満たす場合において、
バーチャルショートであれば、トランジスタQ12のド
レイン電流が流れないようにできる。その結果、トラン
ジスタQ15のドレイン電流もゼロとなり、カレントミ
ラー回路14によってノードOUTへ電流が流れること
はない。
【0029】次に、VIN1がVIN2に等しくない場
合、例えばVIN2>VIN1の場合を考える。差電圧
(VIN2−VIN1)がある閾値を越えると、VIN
1=VIN2の場合にはそのすべてがトランジスタQ1
1に流れていたトランジスタQ13のドレイン電流の一
部は、Q12にも流れ始める。Q12のドレイン電流
は、カレントミラー回路14によってA倍に増幅され、
ノードOUTに出力される。言い換えれば、Q12のド
レイン電流のA倍の電流がQ15のドレイン電流として
流れ、ノードOUTを介して外部回路へと出力される。
したがって本発明の演算増幅装置によれば、ノードOU
Tに接続された外部回路には、演算増幅部15から出力
される電流とカレントミラー回路14(より具体的には
トランジスタQ15)から出力される電流との和の電流
を供給することができる。その結果、ノードOUTにお
ける電圧は、急速に立ち上がり、演算増幅装置のスルー
レートは大幅に改善される。
【0030】上に説明した演算増幅装置によれば、立ち
上がりスルーレートが改善されることになる。通常の2
段増幅の演算増幅装置の場合、差動入力のトランジスタ
がPMOSトランジスタであり、その結果、立ち上がり
スルーレートが悪い。本実施例によれば、そのようなス
ルーレートが改善される。なお本実施例では、トランジ
スタQ11およびQ12としてNMOSトランジスタを
用いる。
【0031】また立ち下がりスルーレートを改善するた
めには、図1に示す回路のトランジスタおよび電源の極
性を反転させればよい。これは、通常の2段増幅の演算
増幅装置の場合、差動入力のトランジスタがNMOSト
ランジスタの場合に相当する。以下の実施例において
は、立ち上がりスルーレートを改善する効果を有する演
算増幅装置を説明するが、立ち下がりスルーレートを改
善する効果を生じさせるためには、図1に示す各トラン
ジスタおよび電源の極性を反転させればよい。
【0032】第1の実施例においては、トランジスタQ
15のドレインは、ノードOUTに接続されている。そ
の結果、カレントミラー回路14のトランジスタQ15
のドレイン電流は、負荷容量CLが短い時間で充電され
ることに寄与する。ノードOUTにおけるスルーレート
を小さくする要素としては、ノードOUTに接続された
負荷容量CLの他に、演算増幅部15に含まれる位相補
償用のキャパシタ(後述する)もある。第1の実施例
は、特に負荷容量CLが位相補償用キャパシタよりも大
きい場合に効果的である。負荷容量CLが位相補償用キ
ャパシタよりも大きい場合としては、例えば液晶表示デ
バイスが負荷としてノードOUTに接続されるときが挙
げられる。
【0033】なおすべての実施例において、バーチャル
ショートとは、VIN1=VIN2が満たされる状態を
いう。
【0034】(実施例2)図2は、本発明による演算増
幅装置の第2の実施例の回路図である。演算増幅部25
は、演算増幅部15に対応する。演算増幅部15は、ト
ランジスタQ21〜24およびQ28によって構成され
る入力段と、トランジスタQ27およびQ29によって
構成される出力段とからなる。
【0035】カレントミラー回路24は、カレントミラ
ー回路14に対応する。トランジスタQ25は、トラン
ジスタQ15に対応しており、トランジスタQ21〜2
4のバイアス電流を増加させる。これにより演算増幅部
25の位相補償容量Ccを短い時間で充電させることが
できる。トランジスタQ26もトランジスタQ15に対
応しており、負荷容量CLに電流を供給する。これによ
り負荷容量CLを短い時間で充電することができる。
【0036】第2の実施例においては、カレントミラー
回路24から出力される電流は、位相補償容量Ccおよ
び負荷容量CLの両方に供給される。これにより、負荷
容量CLだけに電流を供給するよりも、さらにスルーレ
ートが改善されるという効果を有する。
【0037】トランジスタQ28のドレイン電流は、前
述の式1および式2におけるIoに対応し、トランジス
タQ29のドレイン電流は、前述の式2におけるIsに
対応する。スルーレートSRinおよびSRexのう
ち、SRinがSRexよりも小さければ位相補償容量
Ccが「スルーレートを決定するキャパシタ」である。
いっぽうスルーレートSRinおよびSRexのうち、
SRexがSRinよりも小さければ負荷容量CLが
「スルーレートを決定するキャパシタ」である。
【0038】本発明によれば、カレントミラー回路24
は、スルーレートを決定するキャパシタに電流を供給す
ることが好ましい。したがってSRinおよびSRex
の大きさが同程度であれば、第2の実施例のように、カ
レントミラー回路24は、位相補償容量Ccおよび負荷
容量CLの両方に電流を供給することが好ましい。
【0039】(実施例3)図3は、本発明による演算増
幅装置の第3の実施例の回路図である。第3の実施例の
回路は、トランジスタQ36がトランジスタQ12およ
びQ13の間に設けられていることを除き、第1の実施
例の回路と同じ構成を備えている。トランジスタQ36
のゲートは、トランジスタQ36のドレインと接続され
ている。このような接続は、ダイオード接続ともよばれ
る。トランジスタQ36のゲートおよびドレインは、ト
ランジスタQ12のソースに接続され、トランジスタQ
36のソースは、トランジスタQ13のドレインに接続
されている。
【0040】第3の実施例は、第1の実施例と同様に動
作するので、トランジスタQ36が設けられることによ
る第1の実施例と異なる動作についてだけ以下に説明す
る。
【0041】定常状態(つまりバーチャルショートが成
立する状態)において、ダイオード接続されたトランジ
スタQ36のために、トランジスタQ12のゲート−ソ
ース間電圧は、所定の閾値を越えず、その結果、トラン
ジスタQ12は、カットオフする。トランジスタQ12
のドレイン電流が流れないので、カレントミラー回路1
4は、ノードOUTに電流を供給しない。ここでトラン
ジスタQ36が設けられることによって、バーチャルシ
ョート時において、カレントミラー回路が完全にカット
オフできるという効果がある。
【0042】(実施例4)図4は、本発明による演算増
幅装置の第4の実施例の回路図である。第4の実施例の
回路は、抵抗R40がトランジスタQ12およびQ13
の間に設けられていることを除き、第1の実施例の回路
と同じ構成を備えている。抵抗R40の一端は、トラン
ジスタQ12のソースに接続され、抵抗R40の他端
は、トランジスタQ13のドレインに接続されている。
【0043】第4の実施例は、第1の実施例と同様に動
作するので、抵抗R40が設けられることによる第1の
実施例と異なる動作についてだけ以下に説明する。
【0044】定常状態(つまりバーチャルショートが成
立する状態)において、バイアス電流を供給するための
トランジスタQ13のドレイン電流がすべてトランジス
タQ11を流れるように、抵抗R40の抵抗値は設定さ
れる。そのためトランジスタQ12のゲート−ソース間
電圧は、所定の閾値を越えず、その結果、トランジスタ
Q12は、カットオフする。トランジスタQ12のドレ
イン電流が流れないので、カレントミラー回路14は、
ノードOUTに電流を供給しない。ここで抵抗R40が
設けられることによって、バーチャルショート時におい
て、カレントミラー回路が完全にカットオフできるとい
う効果がある。
【0045】(実施例5)図5は、本発明による演算増
幅装置の第5の実施例の回路図である。第5の実施例の
回路は、トランジスタQ50がトランジスタQ14およ
びQ15のゲートと、電源Vddとの間に設けられてい
ることを除き、第1の実施例の回路と同じ構成を備えて
いる。トランジスタQ50のゲートには、バイアス用の
電圧Vbias2が与えられる。トランジスタQ50の
ソースは、電源Vddに接続され、トランジスタQ50
のドレインは、トランジスタQ14およびQ15のゲー
トに接続されている。
【0046】第5の実施例は、第1の実施例と同様に動
作するので、トランジスタQ50が設けられることによ
る第1の実施例と異なる動作についてだけ以下に説明す
る。
【0047】定常状態(つまりバーチャルショートが成
立する状態)において、トランジスタQ12のドレイン
電流は流れない。そのため、定電流源として機能するト
ランジスタQ50によって、カレントミラー回路14の
トランジスタQ14およびQ15のゲートは、ほぼ電源
Vddにプルアップされる。このためトランジスタQ1
4およびQ15は完全にカットオフされ、その結果、定
常状態におけるカレントミラー回路14からノードOU
Tへとリークする電流を防ぐことができる。
【0048】非定常状態(つまりノードIN1およびI
N2の電圧が変動した結果、例えばVIN2>VIN1
が満たされる状態)では、VIN1およびVIN2の差
電圧(つまりVIN2−VIN1)が所定の閾値を越え
ると、トランジスタQ11に流れていたバイアス電流の
一部は、トランジスタQ12にも流れるようになる。ト
ランジスタQ12のドレイン電流(IQ12とする)
が、トランジスタQ50のドレイン電流(IQ50とす
る)を越えると、カレントミラー回路14は、(IQ1
2−IQ50)の大きさの電流をA倍に増幅して、ノー
ドOUTに出力する。その結果、負荷容量CLは、急速
に充電され、ノードOUTにおけるスルーレートは、大
幅に改善される。
【0049】以下に、本発明による演算増幅装置および
従来技術による演算増幅装置の立ち上がり特性を比較す
る。図10は、従来技術による演算増幅装置の出力信号
の立ち上がりエッジ近傍を示す図である。入力信号の電
圧は、時刻T=100nsにおいて、0.5Vから2.
0Vおよび3.0Vへステップ状に変化する。従来技術
による演算増幅装置として、図6に示す回路を用いて構
成したボルテージフォロワの動作をシミュレートした。
消費電流は100μAであり、負荷容量CLは15pF
である。図10に示すように、負荷容量CLのために立
ち上がりがスロープ状にしか変化しないことがわかる。
言い換えれば、ステップ状に変化する入力信号のエッジ
がなまる(つまり入力信号が歪む)。
【0050】さらに他の従来技術による例を示す。図1
1は、図6および図8の回路を組み合わせた演算増幅装
置の出力信号の立ち上がりエッジ近傍を示す図である。
入力信号は、図10と同様である。定常状態における消
費電流の増加は、10μAである。図11に示すよう
に、スルーレート自体は、いくぶん改善されてはいる
が、こんどは逆にオーバシュートが発生している。これ
は、図8に示す回路においては、2つの入力端子におけ
る電圧の差がある閾値を越えると、付加される電流が急
激に増加するためである。図12は、シミュレートした
従来技術による演算増幅装置において付加される電流を
示す図である。図12の横軸は、入力端子の電圧の差を
示し、縦軸は、付加される電流を示す。カレントミラー
回路に用いられるトランジスタはPMOSトランジスタ
なので、電流値に負号がついている。図12に示される
ように、この回路は、オーバシュートを生じやすいの
で、低いセットリング特性およびノイズの発生が欠点で
ある。
【0051】図13は、図2に示す本発明による演算増
幅装置の出力信号の立ち上がりエッジ近傍を示す図であ
る。入力信号は、図10に示すものと同じである。定常
状態における消費電流の増加は、10μAである。図1
3に示すように、本発明によれば、セットリング特性の
劣化をともなうことなく、大きいスルーレートが実現さ
れているのがわかる。これは、本発明による演算増幅装
置は、2つの入力端子の電圧差の一次関数である電流を
出力端子に供給するからである。図14は、シミュレー
トした本発明による演算増幅装置において付加される電
流を示す図である。図14に示すように、入力端子の電
圧差がある閾値を越えると一次関数的に、付加される電
流が増加する。したがってセットリング特性を劣化させ
ることなく、スルーレートを大幅に改善することが可能
となる。
【0052】いっぽう、図6の従来技術による回路によ
って、図13と同じスルーレートを実現するには、約1
mAの定常電流が必要となってしまう。逆にいえば、本
発明によれば、極めて低い消費電流(つまり消費電力)
でスルーレートおよびセットリング特性がすぐれた演算
増幅装置を実現できる。
【0053】なお、本明細書においては、負荷容量と
は、演算増幅装置の出力端子に接続された容量性負荷の
ことをいう。したがって負荷容量としては、例えば出力
端子に接続されたLCDマトリクスや、出力端子に接続
された配線の浮遊容量などが含まれる。
【0054】
【発明の効果】本発明は、少なくとも以下の効果を有す
る。非反転入力端子および反転入力端子の電圧の差電圧
がある閾値を越えると、カレントミラー回路は、差電圧
の一次関数で表される電流を出力端子に供給する。これ
により消費電力の大幅な増大、小信号特性の劣化などを
引き起こすことなく演算増幅装置のスルーレートを大幅
に改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による演算増幅装置の第1の実施例の回
路図である。
【図2】本発明による演算増幅装置の第2の実施例の回
路図である。
【図3】本発明による演算増幅装置の第3の実施例の回
路図である。
【図4】本発明による演算増幅装置の第4の実施例の回
路図である。
【図5】本発明による演算増幅装置の第5の実施例の回
路図である。
【図6】液晶ドライバー等に一般的に用いられる従来技
術による2段増幅の演算増幅装置の回路図である。
【図7】従来技術による演算増幅装置の他の例の回路図
である。
【図8】従来技術による演算増幅装置のさらに他の例の
回路図である。
【図9】液晶パネルの駆動システムの概略図である。
【図10】従来技術による演算増幅装置の出力信号の立
ち上がりエッジ近傍を示す図である。
【図11】図6および図8の回路を組み合わせた演算増
幅装置の出力信号の立ち上がりエッジ近傍を示す図であ
る。
【図12】シミュレートした従来技術による演算増幅装
置において付加される電流を示す図である。
【図13】図1に示す本発明による演算増幅装置の出力
信号の立ち上がりエッジ近傍を示す図である。
【図14】シミュレートした本発明による演算増幅装置
において付加される電流を示す図である。
【符号の説明】
IN1、IN2、OUT ノード Q11、Q12、Q13 NMOSトランジスタ Q14、Q15 PMOSトランジスタ 14 カレントミラー回路 15 演算増幅部 Vdd 電源 Vss グラウンド

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1入力端子に印加された第1電圧と第
    2入力端子に印加された第2電圧との差に応じた電圧を
    出力端子に出力する演算増幅部と、 前記第1電圧と前記第2電圧とが等しい場合には前記演
    算増幅部に含まれる位相補償容量または前記演算増幅部
    の前記出力端子に接続された負荷容量に電流を供給せ
    ず、前記第1電圧と前記第2電圧との差が所定の閾値を
    越えた場合には前記演算増幅部に含まれる位相補償容量
    または前記演算増幅部の前記出力端子に接続された負荷
    容量に前記第1電圧と前記第2電圧との差に応じた電流
    を供給することによってスルーレートを大きくする電流
    供給部と を備え、 前記電流供給部は、 前記第1入力端子にその制御端子が接続された第1トラ
    ンジスタと、 前記第2入力端子にその制御端子が接続された第2トラ
    ンジスタと、 前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタに電
    流を供給する定電流源と、 前記第2トランジスタを流れる電流を所定の倍数の電流
    に増幅し、増幅された電流を前記演算増幅部に含まれる
    位相補償容量または前記演算増幅部の前記出力端子に接
    続された負荷容量に出力するカレントミラー回路と を含
    む、演算増幅装置。
  2. 【請求項2】 W1/L1>W2/L2という関係(た
    だし、前記第1トランジスタのチャネル幅およびチャネ
    ル長をそれぞれW1およびL1とし、前記第2トランジ
    スタのチャネル幅およびチャネル長をそれぞれW2およ
    びL2とする)が満たされる請求項に記載の演算増幅
    装置。
  3. 【請求項3】 Vt1<Vt2という関係(ただし、前
    記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタの閾値
    電圧をそれぞれVt1およびVt2とする)が満たされ
    る請求項に記載の演算増幅装置。
  4. 【請求項4】 前記電流供給部は、前記第2トランジス
    タの前記制御端子以外の端子のうちの1つに接続され
    た、制御端子と前記制御端子以外の端子のうちの1つと
    が接続された第3トランジスタをさらに有する請求項
    に記載の演算増幅装置。
  5. 【請求項5】 前記電流供給部は、前記第2トランジス
    タの前記制御端子以外の端子のうちの1つに接続された
    抵抗をさらに有する請求項に記載の演算増幅装置。
  6. 【請求項6】 前記カレントミラー回路の入力端子に定
    電流源が接続されている請求項に記載の演算増幅装
    置。
  7. 【請求項7】 前記電流供給部は、前記演算増幅部に含
    まれる位相補償容量および前記演算増幅部の前記出力端
    に接続された負荷容量に電流を供給する請求項1に記
    載の演算増幅装置。
JP8116707A 1995-05-11 1996-05-10 演算増幅装置 Expired - Fee Related JP2927729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8116707A JP2927729B2 (ja) 1995-05-11 1996-05-10 演算増幅装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-112899 1995-05-11
JP11289995 1995-05-11
JP8116707A JP2927729B2 (ja) 1995-05-11 1996-05-10 演算増幅装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0927721A JPH0927721A (ja) 1997-01-28
JP2927729B2 true JP2927729B2 (ja) 1999-07-28

Family

ID=26451954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8116707A Expired - Fee Related JP2927729B2 (ja) 1995-05-11 1996-05-10 演算増幅装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2927729B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100449950B1 (ko) * 2002-07-19 2004-09-30 주식회사 하이닉스반도체 부하구동력 가변형 증폭회로
JP4564285B2 (ja) * 2003-06-20 2010-10-20 株式会社東芝 半導体集積回路
JP4555588B2 (ja) * 2004-03-30 2010-10-06 旭化成エレクトロニクス株式会社 基準電圧発生回路およびミュート回路
JP2007142816A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Nec Electronics Corp Ab級出力回路
JP2007288348A (ja) * 2006-04-13 2007-11-01 Magnachip Semiconductor Ltd 演算増幅回路
JP2008205738A (ja) * 2007-02-19 2008-09-04 New Japan Radio Co Ltd 演算増幅器
JP2008211654A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 New Japan Radio Co Ltd 演算増幅器
JP5402368B2 (ja) * 2009-08-05 2014-01-29 富士通株式会社 差動増幅装置
JP5406634B2 (ja) * 2009-08-27 2014-02-05 新日本無線株式会社 演算増幅器
JP2011119856A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 New Japan Radio Co Ltd 演算増幅器
JP5394968B2 (ja) * 2010-03-29 2014-01-22 セイコーインスツル株式会社 差動増幅回路
JP5503671B2 (ja) * 2012-01-30 2014-05-28 株式会社半導体理工学研究センター 差動増幅回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0927721A (ja) 1997-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5777515A (en) Operational amplifier apparatus
US7652538B2 (en) Circuits and methods for improving slew rate of differential amplifiers
US8963640B2 (en) Amplifier for output buffer and signal processing apparatus using the same
US7173490B2 (en) Apparatus and method for increasing a slew rate of an operational amplifier
US6897726B2 (en) Differential circuit, amplifier circuit, and display device using the amplifier circuit
US7391262B2 (en) Circuit and method for driving bulk capacitance of amplifier input transistors
US8149055B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
US6741129B1 (en) Differential amplifier slew rate boosting scheme
US6727753B2 (en) Operational transconductance amplifier for an output buffer
JP2927729B2 (ja) 演算増幅装置
US7358812B2 (en) Class AB operational buffer
US7733182B2 (en) Hybrid class AB super follower
EP1955437B1 (en) Small signal amplifier with large signal output boost stage
KR100753151B1 (ko) 출력 버퍼용 연산 증폭기 및 이를 이용한 신호 처리 회로
US5315264A (en) Rail-to-rail opamp with large sourcing current and small quiescent current
JPS62241410A (ja) 高速度演算増幅器、回路および差動入力信号に対応して出力信号を生じるための方法
US7157970B2 (en) Rail-to-rail-input buffer
US4713625A (en) Circuit for improving power supply rejection in an operational amplifier with frequency compensation
US5952882A (en) Gain enhancement for operational amplifiers
CN109217831B (zh) 具有分裂长度补偿方案的放大电路
JP2540767B2 (ja) 差動増幅回路
JP2002164748A (ja) 増幅回路
KR19990070496A (ko) 과전압을 감소시키는 전류 버퍼
JPH0461270A (ja) 出力バツフア回路

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990426

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees