JP2927336B2 - ケーブルダクト - Google Patents

ケーブルダクト

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JP2927336B2
JP2927336B2 JP7328247A JP32824795A JP2927336B2 JP 2927336 B2 JP2927336 B2 JP 2927336B2 JP 7328247 A JP7328247 A JP 7328247A JP 32824795 A JP32824795 A JP 32824795A JP 2927336 B2 JP2927336 B2 JP 2927336B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、船舶の船員居室の配
電システムに使用するケーブルダクトに関する。
【0002】
【従来の技術】船舶の居室における電気、通信設備の使
用、設置に便宜な船舶居室における配電システムは、船
舶に設ける居室における電力や通信用の配電システムに
おいて、居室をユニット化してなり、かつ、当該居室の
所定の位置に、壁灯、室内コンセント、通信モジュラー
等必要な電気機器が設けてあるが、これら電気機器およ
び幹線接続箱の間であって、当該居室を構成する側壁の
所定の位置に予め室内ケーブルダクトを設け、かつ、前
記室内ケーブルダクト内に電力、通信用の必要な配線を
予め配置して、前記電気機器に必要な電力の供給、通信
信号の授受を行うことを特徴とする船舶の居室における
配電システムである。
【0003】本願発明は、この種の船舶居室の配電シス
テムに使用するケーブルダクトに関するものであり、詳
しくは、スイッチ、コンセント等を表面に備え、設置お
よび配置変更を容易にしたケーブルダクトに関するもの
である。
【0004】
【問題点を解決すべき課題】このような本願出願人の提
案に係るケーブルダクトは、全体をアルミニウム又は樹
脂で製造されたケーブルダクトであり、このケーブルダ
クトから、それぞれの居室内の電気設備に配線する場合
には、それぞれの電気設備の配置位置で、このケーブル
ダクトに、相当する穴を開け、それぞれ電話、テレビ等
への配線を行こなわなければならなかった。
【0005】ところが、このような居室内の配線現場で
の穴開け作業や、スイッチ、コンセントの取り付け作業
は、著しく配線作業能率が悪く、居室建設作業の遅れと
なっていた。
【0006】そこで、本願発明は、予め、該ケーブルダ
クト(以下、時として、「配線ダクト」ともいう。)の
一面(表面部)にスイッチやコンセント等を設ける孔を
開けておき、該箇所にスイッチボックスやコンセントボ
ックスを容易に設置できるようにし、また、このスイッ
チボックスやコンセントボックスを設置する孔を予め所
定の位置に設けた数組のダクト表面部を用意しておき、
これを適宜組合わせることにより、適切な場所に、スイ
ッチやコンセントを設け、これを繋ぎ合わせて、居室内
の配電ダクトとすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本願発明
のケーブルダクトは、船舶の船員居室配電に使用するケ
ーブルダクトにおいて、該居室側壁腰回り位置に設置固
定される切り欠き矩形断面を有するダクトベースであっ
て、その上端部には、内側に突出する半凹形係合部9
と、底面に形成されるダクト内に突出して設けられる凹
形係合部11とを有するダクトベースと、前記ダクトベ
ースに対向して係合される切り欠き矩形断面を有するダ
クトカバーであって、その上端部には、前記ダクトベー
スの半凹形係合部9に係合する半突形係合部10と、そ
の下端部には、前記ダクトベースの底部の凹形係合部1
に外側から滑りこませて係合する凸形係合部12とを
有するダクトカバーからなり、該ダクトカバー上面のみ
に、少なくとも、電源コンセント、スイッチ、電線貫通
チップ、テレビアンテナコンセントが設けられたことを
特徴とする。
【0008】すなわち、本願請求項1に係る発明のケー
ブルダクトは、船舶の船員居室配電に使用するケーブル
ダクトであって、船舶の船員居室側壁の腰位置に設置固
定され、ダクトの上面のみに、少なくとも、電源コンセ
ント、スイッチ、電線貫通チップ、テレビアンテナコン
セントが設けられたことを特徴とするものである。
【0009】また、本願請求項1に係る発明のケーブル
ダクトは、該居室側壁腰回り位置に設置固定される切り
欠き矩形断面を有するダクトベースであって、その上端
部には、内側に突出する凹状係合溝と、前面に形成され
る所定高さの前壁と、この前壁に通じる底部端が斜めに
形成され、この斜めに形成された底部端に続いて底面に
形成されるダクト内に突出して設けられる山型状凹溝と
を有するダクトベースと、前記ダクトベースに対向して
係合される切り欠き矩形断面を有するダクトカバーであ
って、その上端部には、前記ダクトベースの凹状係合溝
に係合する雁首状返り突起構造と、その下端部は、前記
ダクトベースの斜めに形成された底部端に接する角度で
斜めに設けられた傾斜端と、この傾斜端に続いて、前記
ダクトベースの底部の山型状凹溝に外側から滑りこませ
て係合する山型状凹溝とを有するダクトカバーからな
り、前記ダクトベースを居室側壁に取り付け、しかる
後、前記ダクトベースの上端部に内側に突出する凹状係
合溝に、前記ダクトカバーの雁首状返り突起構造を係合
させ、前記ダクトカバーの前記の傾斜端を、前記ダクト
ベースの前記斜めに形成された底部端接しせしめた後、
さらに、この凹状係合溝と雁首状返り突起構造を支点に
して押圧回動させ、前記ダクトカバーの底部の山型状凹
溝を前記ダクトベースの底部の山型状凹溝に外側から滑
りこませて係合する。
【0010】
【作用】本願発明によれば、予め、該ケーブルダクトの
一面(表面部)にスイッチやコンセント等を設ける孔を
開けておき、居室内の必要な箇所に、適宜、スイッチボ
ックスやコンセントボックスを容易に設置できるように
し、また、このスイッチボックスやコンセントボックス
を設置する孔を予め所定の位置に設けた数組のダクト表
面部を用意しておき、これを適宜組合わせることによ
り、適切な場所に、スイッチやコンセントを設け、これ
を繋ぎ合わせて、居室内の配電ダクトとして、居室内の
必要な箇所にスイッチ、コンセントを設置することがで
きるようにした。
【0011】
【実施例】本願発明に係るケーブルダクトの一実施例に
ついて説明する。図5は、本願発明に係るケーブルダク
トを船舶居室に設置した一実施例概略を示すもので、図
5(1)は、居室内の平面配置構成図、同図5(2)
は、同立面図である。同図5(1)において、1は、本
願発明に係るケーブルダクト、100は、居室を、10
1は、幹線接続箱、102は、居室100の廊下側壁、
103、104は、居室側壁、105は、側舷側壁、1
06は、入口ドア、107は、ベーシン、108は、ウ
ォールランプ、109は、机、110は、ベッドラン
プ、111は、ベッド、112は、ソファー、113
は、ワードローブ、114は、トイレキャビネット、1
18は、側舷である。
【0012】また、同図(2)中、115は、時計、1
16は、天井壁、117は、床板であり、120は、前
記ウォールランプ108用の電源ケーブル、121は、
前記時計用の通信信号ケーブル、122は、前記ベッド
ランプ110用電源ケーブルである。その他、図(1)
と同じ構成物は、同じ符号で示し、その説明は省略す
る。
【0013】図5(1)、(2)から、明らかなよう
に、この発明に係るケーブルダクト1は、居室100の
廊下側壁102の廊下側上部に設けられた幹線接続箱1
01の背後から、同位置において、該廊下側壁102を
貫通して該廊下側壁102の居室内に端部を有し、これ
に続いて、縦方向に配置され、続いて、高さ約770m
mの位置で横方向に居室側壁104に沿って、奥方向ま
で配置されたものである。
【0014】したがって、電源ケーブル、通信ケーブ
ル、アンテナケーブル等(図示外)は、前記廊下側壁1
02の廊下側上部に設けられた幹線接続箱101の背後
から、該廊下側壁102を貫通して居室100内に導入
され、縦方向に敷設されたケーブルダクト1から、横方
向に敷設されたケーブルダクト1内を居室端まで敷設さ
れ、居室100内に配置された電機機器は、この電源ケ
ーブル、通信ケーブル等に接続され、それぞれ、電源、
通信信号を受け取るようにされる。次に、上記のように
居室100内の所定高さに配置される本願発明に係るケ
ーブルダクト1の概略構成について説明する。
【0015】図1は、本願発明に係るケーブルダクト1
の一実施例概略図であり、本願発明に係るケーブルダク
ト1は、基本的には、前記居室側壁104に設置固定さ
れる断面L字形のダクトベース3と、同断面L字形のダ
クトカバー2からなる。このケーブルダクト1の一実施
例の構成を図面に基づいて、詳述する。図1中、2は、
断面略L字形のダクトカバー、3は、同断面略L字形の
ダクトベースであり、該ダクトカバー2には、電源コン
セント4、スイッチ5、電線貫通チップ6が配置され、
居室内に備え付けられた各電機機器へ接続される。
【0016】なお、これらの電源用および電話通信用配
線(図示外)は、これらのダクトカバー2およびダクト
ベース3が係合されて構成されるケーブルダクト1(配
線ダクト)の中を引き回される。次に、前記ダクトカバ
ー2を前記ダクトベース3に係合する手順について説明
する。
【0017】これらのダクトカバー2およびダクトベー
ス3は、それぞれ係合するよう2ヵ所の係止部7、8を
有し(説明の便宜のため、これらの係止部7、8とし
て、説明し、図1において、該当する部分を円で囲んで
示した。)、これらの係止部7は、前記ダクトベース3
に設けられた半凹形係合部9と、前記ダクトカバー2に
該半凹形係合部9に相対して係合するように設けられる
半突形係合部10からなる。
【0018】また、前記係止部8は、前記ダクトベース
3の底部(ベース)端に設けられる凹形係合部11と、
該前記凹形係合部11と相対して、前記ダクトカバー2
に設けられる凸形係合部12からなる。したがって、こ
れらのダクトカバー2とダクトベース3を係合させる際
には、図2(1)、(2)に示すように、前記ダクトベ
ース3の前記凹形係合部11に前記ダクトカバー2の凸
形係合部12を当接させ、しかる後、ダクトカバー2の
半突形係合部10がダクトベース3の係止部8に上から
被さって係合されようにして、ダクトカバー2の側頭部
(図2上ハッチングで示した部分)を端部から、作業者
の手またはプラスチックハンマーで軽くたたきながら係
合を行う。
【0019】一方、取り付けられたダクトベース3から
ダクトカバー2を取り外すときは、図2(3)、(4)
に示すように、ダクトカバー2の頭端部(図中、符号
「A」で示す部分)に指を掛け、上方向に引っ張るよう
にして、前記ダクトカバー2の半突形係合部10が、ダ
クトベース3の係止部8から、ダクトカバー2全体渡っ
て外れるようにして、しかる後、前記取り付けたサイト
同じ要領で該ダクトカバー2を前記ダクトベース3から
取り外す。
【0020】なお、本実施例に係るケーブルダクトにお
いては、ダクトカバー2に、電源コンセント4、スイッ
チ5、電線貫通チップ6を配置するようにしたが、この
外にもラジオのアンテナ端子、テレビの同軸アンテナ端
子、デジタル時計信号出力端子等を配置してもよい。さ
らに、前記電源コンセント4、スイッチ5、電線貫通チ
ップ6の居室100内の任意の位置に配置することがで
きるように本実施例においては、所定の間隔でこれらの
電源コンセント4、スイッチ5、電線貫通チップ6等を
設ける穴を開けたダクトカバー2を予め準備し、適宜、
ダクトカバー2を配置することにより、居室100内の
適切な場所に、前記電源コンセント4、スイッチ5、電
線貫通チップ6等の電機機器を配置することができるよ
うにした。
【0021】このため、前記ダクトカバー2につき、
A、B、C、D、E、F、G、H、Iの9種類のダクト
カバー2と、K、L、Mの3種類のダクトベース3をそ
れぞれ作成した。長さが異なり、かつ、その表面に開け
られたスイッチ用、コンセント用等の穴の配置位置が異
なる各ダクトカバー2および長さの違うダクトベース3
の詳細を図面において示す。
【0022】図3(1)〜(6)および図4(1)〜
(6)は、所定の位置にスイッチまたはコンセント取り
付け穴を配置した各9種類のダクトカバー21〜29およ
び居室側壁に設置する長さの異なる3種類のダクトベー
ス31〜33の実施例を示す図である。
【0023】図3において、(1)は、Aのタイプのダ
クトカバー21を、(2)は、Bのタイプのダクトカバ
ー22を、(3)は、Cのタイプのダクトカバー23を、
(4)は、Dのタイプのダクトカバー24を、(5)
は、Eのタイプのダクトカバー25を、(6)は、Fの
タイプのダクトカバー26を、また、図4(1)は、G
のタイプのダクトカバー27を、(2)は、Hのタイプ
のダクトカバー28を、(3)は、Iのタイプのダクト
カバー29のスイッチまたはコンセント取り付け穴の配
置関係を示したものであり、同図4(4)は、Kのタイ
プのダクトベース31を、(5)は、Lのタイプのダク
トベース32を、(6)は、Mのタイプのダクトベース
3を示すものである。
【0024】すなわち、これらのダクトカバー21〜29
は、いずれも表面幅50.5mmであるが、図3(1)
に示すAタイプのダクトカバー21は、長さ1500m
mであり、その表面には、スイッチ用の穴や、コンセン
ト用の穴は設けてないものである。また、図3(2)に
示すBタイプのダクトカバー22は、同じく長さ150
0mmであるが、その左端から100mmの箇所にスイ
ッチまたはコンセント用穴が開けられ、さらに、その箇
所から150mmの位置に同じくスイッチまたはコンセ
ント用穴が、さらのその箇所から750mmの位置に同
じくスイッチまたはコンセント用穴が開けられたもので
ある。
【0025】該スイッチまたはコンセント用穴の開口状
態は、長辺が、95mm、短辺が、24mmのものであ
り、その長辺方向中央には、該穴を越えて117mmの
間隔で、スイッチまたはコンセントの取り付けビス用の
6φ以内の穴が開けられている。
【0026】図3(3)は、Cタイプのダクトカバー2
3を示すもので、長さは同じく1500mmのものであ
るが、その左端から100mmの箇所にスイッチまたは
コンセント用穴が開けられている。スイッチまたはコン
セント用穴およびその取り付けビス用の穴が開けられて
いる点では、前者と同じである。
【0027】さらに、図3(4)は、Dタイプのダクト
カバー24を示すもので、スイッチまたはコンセント用
穴が、右端から100mmの箇所に開けられている点を
除いては、長さ、開口状態等については、前2者と同じ
である。また、図3(5)は、Eタイプのダクトカバー
5を示すもので、長さ1500mmであるが、その右
端から100mmの箇所にスイッチまたはコンセント用
穴が開けられ、さらに、その箇所から150mmの位置
に同じくスイッチまたはコンセント用穴が、さらのその
箇所から750mmの位置に同じくスイッチまたはコン
セント用穴が開けられているもので、前記Bタイプのダ
クトカバー22と対称位置にスイッチまたはコンセント
穴が開けられているものである。
【0028】図3(6)は、Fタイプのダクトカバー2
6を示すものであり、長さが1400mm、その表面に
は、スイッチ用の穴や、コンセント用の穴は設けてない
点で、前記Aタイプのダクトカバー21と類似のもので
ある。
【0029】図4(1)は、Gタイプのダクトカバー2
7を示すものであり、長さ1000mm、右端から10
0mmの箇所にスイッチまたはコンセント用穴を開口し
てあり、その箇所から100mmの箇所、および、その
箇所から46mmの箇所にテレビまたは電話用のコンセ
ント穴が開口されている。このテレビまたは電線貫通チ
ップ穴は、該ダクトカバー27の長手方向に23mm、
幅方向に28mmを開口し、さらに、テレビまたは電線
貫通チップの2つの穴の中心から50.5mmの位置
に、その取り付けビス穴を設けている。さらに、図4
(2)は、Hタイプのダクトカバー28を示すもので、
前記ダクトカバー27と対称位置に、スイッチまたはコ
ンセント用開口およびテレビまたは電線貫通チップ開口
が開けられている。
【0030】また、図4(3)は、ダクトカバー29
示すもので、長さ500mmであり、その表面には、何
らの開口がないものである。次に、ダクトベース31
3の態様について説明する。これらのダクトベース31
〜33は、長さが異なるのみで、そのため居室側壁10
4への取り付けビス穴の配置が異なるだけで、基本的構
成は同じである。すなわち、高さ77.2mm、長さ
は、それぞれ1500mm(Kタイプ)31、1400
mm(Lタイプ)32、500mm(Mタイプ)33のも
のである。
【0031】次に、上記各サイズのダクトカバー21
9およびダクトベース31〜33を用いて、実際の船員
居室におけるケーブルダクトの配置状況を説明する。図
6(a)は、一般船員の居室概要を示す平面図であり、
同図(b)は、??クラスの船員客室の配置概要を示す
平面図であり、同図(c)は、士官クラスの船員客室の
配置概要を示す平面図である。これら居室平面図の上側
に船内通路が位置し、それぞれ、ケーブルダクトの引き
込み位置に入口ドアが、配置されているが、説明の便宜
上、ドアは省略されて描かれている。なお、平面図下側
には、舷側が位置し、それぞれ、船窓等が配置されてい
る。
【0032】図6(a)、(b)、(c)において、1
30は、シャワーユニット、131は、洗面ベーシン、
132は、引き出し家具である。図6において、図5に
示した同一のものは、同じ符号を用いて表示した。この
ような船員居室において、例えば、前記一般船員居室
(図6(a)参照)で使用されるケーブルダクトを例に
して、この船員居室で使用されるダクトカバーおよびダ
クトベースの組合わせについて説明する。
【0033】前記一般船員居室においては、居室上部外
側に配置された幹線接続箱101から、電源ケーブル1
20、122および通信信号ケーブル121を引き回す
ため、居室壁を貫通して居室内に引き込み口が配置さ
れ、この位置から縦方向に前記Fタイプのダクトカバー
6およびLタイプのダクトベース32が配置され、これ
に続いて、Aタイプのダクトカバー21およびKタイプ
のダクトベース31が配置され、さらにこれに続いて、
Gタイプのダクトカバー27およびLタイプのダクトベ
ース32が、そして、舷側側壁まで、Eタイプのダクト
カバー25およびKタイプのダクトベース31が配置され
る。
【0034】なお、予め準備された前記ダクトカバーお
よびダクトベースのサイズが異なり、また、各居室にお
いて、必要とされる長さが異なるため、これらのケーブ
ルダクトの設置に際しては、次のように、各ダクトカバ
ーおよびダクトベースが、設置される。
【0035】最初に、前記幹線接続箱101位置から縦
方向に前記Fタイプのダクトカバー26およびLタイプ
のダクトベース32が配置され、次に、これに続いて、
Aタイプのダクトカバー21およびKタイプのダクトベ
ース31を、あるいは、居室内ケーブル終端に位置す
る、前記Eタイプのダクトカバー25およびKタイプの
ダクトベース31を設置し、しかる後、その中間に位置
すべき、前記Gタイプのダクトカバー27およびLタイ
プのダクトベース32を設置するようにする。この場
合、居室サイズによっては、使用するダクトカバーおよ
びダクトベースの長さが、予め準備したサイズに収らな
い場合には、最終の、前記Gタイプのダクトカバー27
およびLタイプのダクトベース32を設置するに際し
て、このGタイプのダクトカバー27およびLタイプの
ダクトベース32の長さを調節して(切断等をして)、
居室内サイズに合せて設置するようにする。
【0036】このようにして、各船員居室内に引き回す
ケーブルダクト長が、予め準備したダクトカバー21〜
29およびダクトベース31〜33の組合わせによっても
得られない場合には、居室壁から、各電気機器に必要な
開口を有するダクトカバー21〜29およびダクトベース
1〜33を選択し、しかる後、中央部において使用する
ダクトカバー21〜29およびダクトベース31〜33を、
居室幅に応じたケーブルダクト長を得るようにして、長
さ調節をして、居室内のサイズに合せて設置するもので
ある。
【0037】なお、本実施例においては、上記のような
数種類のダクトカバー21〜29およびダクトベース31
〜33を用意して設置するようにしたが、これは、この
形状のものに限られない。設置する居室の大きさに応じ
て適宜の形状、長さのダクトカバー21〜29およびダク
トベース31〜33を使用しても良く、また、本実施例に
おいて使用したように、会場、長さは異なるが、数種類
のダクトカバー21〜29およびダクトベース31〜33
用意しておき、適宜、これらを組合わせて使用しても良
いものである。なお、本実施例にはないが、他の変形実
施例として、該ケーブルダクト1の側面部にデジタル表
示の時計機構を設けてもよい。
【0038】
【発明の効果】このように、本実施例に係るケーブルダ
クトは、船舶居室に容易に取り付けることができ、ま
た、ケーブルダクト自体にスイッチまたはコンセント、
あるいは、テレビまたは電線貫通チップを設けたので、
居室壁の工作をすることなく、容易に居室に必要な配線
の引き回しが可能となり、配線工事の作業効率が向上す
る。また、数種類の長さのものを予め用意しておいて、
設置するようにしたので、設置現場で、ケーブルダクト
を切断したり、開口したりする作業が軽減され、この面
からも、居室の配線工事の作業効率が向上するものであ
る。
【0039】また、本願請求項1に係る発明のケーブル
ダクトは、特に、そのダクトベースは、上述するよう
に、切り欠き矩形断面としたので、前面側に切り欠き壁
が構成され、配線工事に際して、一時的に配置した配線
が、このような前面切り欠き壁のない構造のものに比
し、配線が飛び出ることがなく、作業効率上優れた効果
がある。これは、特に、船舶等、常時の揺れが避けられ
ない船舶居室の配線作業には、極めて有効である。さら
に、本願請求項1に係る発明のケーブルダクトは、居室
側壁の中位置(腰回り位置)に固定設置するようにした
ので、配線作業が極めて容易となり、また、この腰回り
位置に配置すると共に、電源コンセント、テレビアンテ
ナコンセント等を、該ケーブルダクトの上面に位置する
ように配置したので、それらのコンセントプラグおよび
それに接続されるコード類が突出することがなく、腰回
りの領域が広くとれ、居住性が高まるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本願発明に係るケーブルダクト1の
一実施例概略図、
【図2】 図2(1)、(2)は、前記ダクトベース
と、前記ダクトカバーを係合する状態を示す図、同
(3)、(4)は、同ダクトカバーを同ダクトベースか
ら取り外す状態を示す図、
【図3】 図3(1)〜(6)は、所定の位置にスイッ
チまたはコンセント取り付け穴を配置した各6種類のダ
クトカバー21〜26の実施例を示す図、
【図4】 図4(1)〜(3)は、所定の位置にスイッ
チまたはコンセント取り付け穴を配置した各3種類のダ
クトカバー2〜2の実施例を示す図、同(4)
(6)は、居室側壁に設置する長さの異なる3種類のダ
クトベース3〜3の実施例を示す図、
【図5】 図5は、本願発明に係るケーブルダクトを船
舶居室に設置した一実施例概略を示す図、
【図6】 図6(a)は、一般船員の居室概要を示す平
面図であり、図(b)は、 クラスの船員客室の配置
概要を示す平面図であり、図(c)は、士官クラスの船
員客室の配置概要を示す平面図である。
【符号の説明】
1・・・ケーブルダクト、 2・・・ダクトカバー、 3・・・ダクトベース、 4・・・電源コンセント、 5・・・スイッチ、 6・・・電線貫通チップ、 7・・・係止部、 8・・・係止部、 9・・・半凹形係合部、 10・・・半突形係合部、 11・・・凹形係合部、 12・・・凸形係合部、 100・・・居室、 101・・・幹線接続箱、 102・・・廊下側壁、 103、104・・・居室側壁、 105・・・側舷側壁、 106・・・入口ドア、 107・・・ベーシン、 108・・・ウォールランプ、 109・・・机、 110・・・ベッドランプ、 111・・・ベッド、 112・・・ソファー、 113・・・ワードローブ、 114・・・トイレキャビネット、 115・・・時計、 116・・・天井壁、 117・・・床板、 118・・・側舷、 120、122・・・電源ケーブル、 121・・・通信信号ケーブル、 130・・・シャワーユニット 131・・・洗面ベーシン 132・・・引き出し家具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/04 311 B63B 11/00 B63B 29/00 B63J 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶の船員居室配電に使用するケーブル
    ダクトにおいて、該居室側壁腰回り位置に設置固定され
    る切り欠き矩形断面を有するダクトベースであって、そ
    の上端部には、内側に突出する半凹形係合部9と、底面
    に形成されるダクト内に突出して設けられる凹形係合部
    11とを有するダクトベースと、 前記ダクトベースに対向して係合される切り欠き矩形断
    面を有するダクトカバーであって、その上端部には、前
    記ダクトベースの半凹形係合部9に係合する半突形係合
    部10と、その下端部には、前記ダクトベースの底部の
    凹形係合部11に外側から滑りこませて係合する凸形係
    合部12とを有するダクトカバーからなり、該ダクトカ
    バーのみに、少なくとも、電源コンセント、スイッ
    チ、電線貫通チップ、テレビアンテナコンセントが設け
    られたことを特徴とするケーブルダクト。
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