JP2927206B2 - X線診断装置 - Google Patents

X線診断装置

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JP2927206B2
JP2927206B2 JP7129741A JP12974195A JP2927206B2 JP 2927206 B2 JP2927206 B2 JP 2927206B2 JP 7129741 A JP7129741 A JP 7129741A JP 12974195 A JP12974195 A JP 12974195A JP 2927206 B2 JP2927206 B2 JP 2927206B2
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浩孝 磯野
三紀彦 加藤
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Shimazu Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線透過像の撮像
(X線透視)と、X線透過像をフィルムなどに撮影(X
線撮影)との両方またはそのいずれか一方のみを行うこ
とができるX線透視撮影台やX線透視装置、X線撮影装
置などのX線診断装置に係り、特には、このX線診断装
置を構成する各機器に対する動作制御を行うための通信
ケーブルの設置スペースを小さくし、各機器のメンテナ
ンスを行い易くするとともに、この動作制御に用いる通
信ケーブルの異常状態を監視するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、この種のX線診断装置の一つで
あるX線透視撮影台は、従来、X線透視撮影台本体、X
線高電圧発生装置、複数の操作装置、制御装置などを備
えて構成されている。X線透視撮影台本体は、被検体搭
載用の天板や、この天板に載置された被検体にX線を照
射するためのX線管、天板を挟んでX線管と対向配置さ
れた、イメージインテンシファイア(以下、I.Iと略
す)やX線速写撮影装置などを備えるとともに、天板な
どを傾動させて被検体の姿勢を変位させたり、X線管や
I.Iなどと被検体の位置関係を変位させるための機構
なども備えられている。I.Iにはテレビカメラやカメ
ラコントロールユニット(CCU)などが接続され、さ
らに、I.Iを経てテレビカメラで撮像され、CCUで
信号処理されたX線透過像は画像処理ユニットを経てモ
ニタなどに表示される。X線高電圧発生装置は、X線管
に所定の電力を供給してX線管からのX線照射を行わせ
るものである。また、操作装置は、通常、X線透視撮影
台本体が設置される検査室とは別の操作室と、X線透視
撮影台本体の近傍(検査室)とにそれぞれ設置されてい
る。各操作装置には、透視/撮影条件の設定や、X線透
視の開始/停止やX線撮影の開始などの各種の動作指示
などを行うためのスイッチ群や、指示などに対する各機
器の動作状態などを表示するランプやモニタなどを備え
ている。
【0003】制御装置は、X線透視撮影台本体を構成す
る各機器やX線高電圧発生装置、各操作装置などと各々
別個のケーブルで接続され、これら機器などに対する動
作制御などを集中して行う。
【0004】すなわち、操作者が、操作装置のスイッチ
群から所望の透視/撮影条件を設定したり各種の動作指
示を与えることにより、その条件や指示に基づき、制御
装置は、X線透視撮影台本体の天板傾動などを制御した
り、X線高電圧発生装置からX線管への電力供給やその
停止、I.I、テレビカメラなどによるX線透過像の撮
像の開始や停止、X線速写撮影装置のフィルム搬送など
を制御し、また、指示などに対する各機器の動作状態な
どを操作装置のランプやモニタなどに表示させて操作者
に知らせている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。図8に示すように、X線透視撮影台本体1に備え
られた天板傾動などを行うための機構101、…などに
は、それぞれ天板傾動などを駆動するモータMや、傾動
状態などを検出する各種のセンサS群を複数個備えてい
る。また、X線管2には、X線照射野を絞るX線コリメ
ータ2aが付設され、このX線コリメータ2aによる照
射野の調節はモータMなどで駆動される。さらに、I.
I3aやテレビカメラ3b、CCU3cには撮像の開始
/停止などを切り替える図示しないスイッチなどが、X
線速写撮影装置4にはフィルムを搬送するモータMやフ
ィルムが撮影位置(X線透過像を撮影する位置)に到達
したことを検出するセンサS、フィルムに撮影情報を記
録するためのプリンタPTの作動などを切り替える図示
しないスイッチなどが、さらに、X線高電圧発生装置5
にはX線管電圧などの供給や停止を切り替える図示しな
いスイッチなどがそれぞれ内蔵されている。また、検査
室KRと操作室CRとにそれぞれ設置されている各操作
装置6、7には、複数個のスイッチSW群やランプR
群、モニタMTなどが備えられている。さらに、複数の
機器からなる画像処理ユニット201や、モニタ202
などにも図示しないスイッチ群などを備えている。
【0006】上記従来装置の構成では、図8に示すよう
に、制御装置CUと上記各モータMやセンサS、スイッ
チSWなどとがそれぞれ別個のケーブルCで接続されて
いるので、ケーブルCの本数が多数(数十〜数百本)に
なり、これらケーブルCの設置スペースが大きくなる。
また、特に検査室KRと操作室CRとにわたって配設さ
れるケーブルCはケーブル長が数十mにもなり、X線管
2に供給される高電圧や各モータMの駆動による機器の
振動などによるノイズが乗り易く動作制御の信頼性が低
下し易い。さらに、機器の点検や交換などのメンテナン
スが行い難いなどの問題がある。
【0007】また、図8の各ケーブルCの矢印で示すよ
うに、制御装置CUと各機器との信号の伝送は1方向通
信で行われ、制御装置CUは、モータMなどの駆動信号
を送出したり、センサSなどの検出信号を受信するのみ
であるので、例えば、モータMを制御したにもかかわら
ず、そのモータMによってなされる機器の動作が実行さ
れないとき、それがモータMなどの機器の故障によるも
のか、モータMなどと制御装置CUとを接続するケーブ
ルCの断線などのケーブルCの異常によるものかなどが
判別できず、異常箇所が特定できない。さらに、制御装
置CUが、天板の傾動などやX線の照射、撮像の開始/
停止、撮影開始などの一連の動作制御を連続的に行う場
合、所望の動作が実行されないとき、異常箇所の特定は
一層困難になる。このように異常箇所が特定できない
と、異常発生時の対応を迅速に行うことができない。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、動作制御用のケーブルの設置スペー
スを小さくし、動作制御の信頼性を向上し、機器のメン
テナンスを行い易くするとともに、この動作制御用のケ
ーブルの異常を監視するX線診断装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、被検体搭載用の天板、前
記天板上の被検体にX線を照射するX線管、前記天板を
挟んで前記X線管と対向配置されたX線透視機構または
/およびX線撮影機構、前記X線管に所定の電力を供給
するX線高電圧発生装置、条件設定や動作指示などを行
うための操作装置などを含む複数個の機器を備えたX線
診断装置において、(a)このX線診断装置を構成する
各機器を複数の機器グループに分け、これら各機器グル
ープに接続され、前記各機器グループを構成する機器に
対する動作制御を個別に行うとともに通信制御を行うた
めの、少なくともタイマ機能を持つ制御処理手段を備え
た複数個の制御ユニットと、(b)前記各制御ユニット
または/およびそれとは別個の制御ユニットの1個また
は複数個の制御ユニットに接続された異常警告を発する
異常警告手段と、(c)前記各機器グループおよび前記
異常警告手段のみが接続されている各制御ユニット間を
リング状に接続する通信ケーブルとを備え、かつ、任意
の制御ユニットが前記各機器グループを識別するための
識別アドレスを付加した動作制御情報を任意のタイミン
グで前記通信ケーブルを介して伝送し、前記各制御ユニ
ットはそれぞれ、この動作制御情報の識別アドレスを識
別して、自己に接続される機器グループの識別アドレス
が付加された動作制御情報に基づき、自己に接続される
機器グループを構成する機器の動作を制御することで前
記機器グループごとに前記各機器に対する動作制御を個
別に行い、また、所定の制御ユニットによって所定時間
ごとに前記通信ケーブルに伝送される異常検知情報を前
記各制御ユニットによって自己の上流側から下流側へと
一定方向に順次伝送していき、各制御ユニットは所定時
間ごとに前記異常検知情報が伝送されてこないとき、自
己と自己の上流側の制御ユニットとの間の通信ケーブル
部分を識別する識別情報を付加した異常発生情報を前記
異常警告手段が接続された制御ユニットが受信するよう
に伝送し、前記異常警告手段が接続された制御ユニット
が前記異常発生情報を受信すると、その情報に基づき異
常発生と異常発生箇所を前記異常警告手段から発するこ
とで各制御ユニット間の通信ケーブルの異常状態を監視
することを特徴とするものである。
【0010】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載のX線診断装置において、複数個の制御ユニットに
前記異常警告手段を接続し、前記異常検知情報は、前記
異常警告手段が接続された各制御ユニットと、各自己の
下流側の前記異常警告手段が接続された制御ユニットと
の間ごとに個別に伝送し、各異常検知情報をそれぞれ最
終的に受信する前記異常警告手段が接続された各制御ユ
ニットは、前記異常発生情報を受信すると、その情報に
基づき異常発生と異常発生箇所を前記異常警告手段から
発することを特徴とするものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載のX線診断装置において、各制御ユニット間をリン
グ状に接続する第2の通信ケーブルをさらに備え、前記
異常検知情報と前記異常発生情報は、前記通信ケーブル
と前記第2の通信ケーブルとを介して伝送するように
し、各制御ユニットは、自己の上流側の制御ユニットか
らの前記異常検知情報または前記異常発生情報を前記第
2の通信ケーブルからのみ受信すると、自己と自己の上
流側の制御ユニットとの間の通信ケーブル部分を識別す
る識別情報を付加した異常発生情報を自己の下流側の制
御ユニットに伝送することを特徴とするものである。
【0012】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載のX線診断装置において、各制御ユニット間をリン
グ状に接続する第2の通信ケーブルをさらに備え、前記
異常警告手段が接続された制御ユニットが前記異常発生
情報を受信すると、前記通信ケーブルを介して故障の可
能性のある制御ユニットに向けて確認情報を送信し、前
記故障の可能性のある制御ユニットは、前記確認情報を
受信すると、前記第2の通信ケーブルを介して前記通信
ケーブルの伝送方向と逆の伝送方向で前記異常警告手段
が接続された制御ユニットに向けて応答情報を送信し、
前記異常警告手段が接続された制御ユニットは、前記確
認情報を送信してから所定時間が経過するまでに前記応
答情報を受信したか否かに基づき、前記通信ケーブルの
異常か前記制御ユニットの故障かを判別することを特徴
とするものである。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。すなわち、X線診断装置を構成する各機器を複数個
の機器グループに分け、これら機器グループを構成する
機器に対する動作制御を各々に接続される制御ユニット
が個別に行うことで分散して動作制御する。各制御ユニ
ット間は1本の通信ケーブルでリング状に接続されてお
り、各機器グループを構成する機器に対する動作制御
は、この通信ケーブルを介して伝送される動作制御情報
に基づき行われる。この動作制御情報には、機器グルー
プ(機器グループに1対1で接続される制御ユニット)
を識別するための識別アドレスが付加されており、各制
御ユニットはこの識別アドレスを識別して、自己の機器
グループの識別アドレスが付加された動作制御情報のみ
に基づきその機器グループの機器の動作制御を行う。
【0014】例えば、X線診断装置を、機器グループG
1(例えば、操作室の操作装置)、G2(例えば、X線
管、X線透視機構、X線撮影機構などの透視撮影機
構)、G3(例えば、X線高電圧発生装置)、G4(例
えば、検査室の操作装置)に分け、通信ケーブルに(G
1−G2−G3−G4−G1)で通信されるようにリン
グ状に接続した場合、G1からG3に対する動作制御情
報(G3を識別する識別アドレスが付加される)を伝送
するとき(例えば、操作装置から条件設定や指示がなさ
れたとき)には、この動作制御情報は、まず、機器グル
ープG2またはG4に接続される制御ユニットに伝送さ
れ、識別アドレスが識別されるが、この動作制御情報
は、これら制御ユニットに接続される機器グループG2
やG4の識別アドレスではないので、その動作制御情報
はその制御ユニットの下流側の機器グループG3に接続
される制御ユニットに伝送され、識別アドレスの識別が
行われる。この結果、識別アドレスが一致するので、こ
の制御ユニットはその動作制御情報に基づき機器グルー
プG3を構成する機器(例えば、X線高電圧発生装置)
に対する動作制御を行う。このようにして、各機器グル
ープを構成する機器に対する動作制御が各制御ユニット
によって分散して行われる。
【0015】なお、動作制御情報は、条件や指示が与え
られることに基づき通信ケーブルに伝送され、これら条
件や指示は任意のタイミングで行われるので、動作制御
情報は、任意のタイミングで通信ケーブルに伝送される
が、請求項1に記載の発明では、この動作制御情報とは
別に、動作制御情報が伝送される通信ケーブルに異常検
知用の情報が所定時間ごとに伝送される。所定時間ごと
の伝送などの制御は制御ユニット内の制御処理手段のタ
イマ機能で行われる。例えば、上記(G1−G2−G3
−G4−G1)で接続され、例えば、機器グループG1
に接続される制御ユニットに異常警告手段が接続されて
いるのであれば、異常検知用の情報が、G1の制御ユニ
ットU1からG2の制御ユニットU2、G3の制御ユニ
ットU3、G4の制御ユニットU4、G1の制御ユニッ
トU1の順で所定時間ごとに伝送される。このとき、例
えばU2、U3間の通信ケーブルが断線などでケーブル
異常が発生している場合、U3は上記異常検知情報を所
定時間ごとに受信しないので、U2、U3間を識別する
識別情報を付加した異常発生情報をU4に伝送する。こ
の異常発生情報はU4を経てU1に伝送される。U1は
異常発生情報を受信すると異常発生情報に付加された識
別情報に基づき、U2−U3間の通信ケーブルにケーブ
ル異常が発生したことを異常警告手段より発し、操作者
に知らせる。なお、異常警告手段は、複数個の制御ユニ
ットに接続されていてもよく、さらに、機器グループが
接続されている制御ユニットと別の制御ユニットに接続
されていてもよい。異常警告手段のみが接続された制御
ユニットを備える場合には、この制御ユニットと、上記
各機器グループに接続される各制御ユニットとを通信ケ
ーブルを介してリング状に接続する。
【0016】請求項2に記載の発明の作用は次のとおり
である。例えば、上記のように通信ケーブルに(G1−
G2−G3−G4−G1)で通信されるようにリング状
に接続し、G1の制御ユニットU1とG3の制御ユニッ
トU3とに異常警告手段を接続した場合、G1の制御ユ
ニットU1は、自己の下流側の異常警告手段が接続され
た制御ユニットU3との間において、U1、U2、U3
の順に異常検知情報を伝送し、一方、G3の制御ユニッ
トU3は、自己の下流側の異常警告手段が接続された制
御ユニットU1との間において、U3、U4、U1の順
に異常検知情報を伝送する。そして、G3の制御ユニッ
トU3は、G1の制御ユニットU1から送信された異常
検知情報によりU1、U2、U3間のケーブル異常があ
ればそれをG3の制御ユニットU3に接続された異常警
告手段から発し、G1の制御ユニットU1は、G3の制
御ユニットU3から送信された異常検知情報によりU
3、U4、U1間のケーブル異常があればそれをG1の
制御ユニットU1に接続された異常警告手段から発す
る。このようにして、通信ケーブルの異常検知を分割し
て行う。
【0017】請求項3に記載の発明の作用は次のとおり
である。異常の検知において、異常検知情報と異常発生
情報を、通信ケーブルと第2の通信ケーブルとを介して
伝送する。各制御ユニットでは、自己と自己の上流側の
制御ユニットとの間の通信ケーブル部分が正常であれ
ば、自己の上流側の制御ユニットからの異常検知情報ま
たは異常発生情報は通信ケーブルと第2の通信ケーブル
の双方から伝送されてくるが、自己と自己の上流側の制
御ユニットとの間の通信ケーブル部分が異常であれば、
自己の上流側の制御ユニットからの異常検知情報または
異常発生情報は第2の通信ケーブルからのみ伝送されて
くる。従って、各制御ユニットは、自己の上流側の制御
ユニットからの異常検知情報または異常発生情報を第2
の通信ケーブルからのみ受信すると、自己と自己の上流
側の制御ユニットとの間の通信ケーブル部分を識別する
識別情報を付加した異常発生情報を自己の下流側の制御
ユニットに伝送する。また、各制御ユニットは、自己の
上流側の制御ユニットから異常検知情報を受信したとき
は、その制御ユニットとその制御ユニットの上流側の制
御ユニットとの間の通信ケーブル部分が最初に検知され
たケーブル異常部分であるが、自己の上流側の制御ユニ
ットから異常発生情報を受信したときは、その制御ユニ
ットよりも上流側の制御ユニットによってケーブル異常
が既に検知されていることになる。従って、その場合に
は、異常発生情報には、新たに検知した異常発生箇所を
既に検知されている異常発生箇所に加えるように付加す
る。このようにして、新たにケーブル異常が検知される
ごとに、異常発生情報に異常発生箇所を次々に付加して
いく。そして、異常警告手段が接続された制御ユニット
は、検知された異常発生箇所を全て異常警告手段から発
する。
【0018】請求項4に記載の発明の作用は次のとおり
である。異常警告手段が接続された制御ユニットが異常
発生情報を受信すると、通信ケーブルを介して故障の可
能性のある制御ユニットに向けて確認情報を送信する。
故障の可能性のある制御ユニットは、異常発生箇所のケ
ーブル部分の上流側の制御ユニットである。そして、そ
の故障の可能性のある制御ユニットは、確認情報を受信
すると、第2の通信ケーブルを介して通信ケーブルの伝
送方向と逆の伝送方向で異常警告手段が接続された制御
ユニットに向けて応答情報を送信する。故障の可能性の
ある制御ユニットが正常であれば、異常警告手段が接続
された制御ユニットに応答情報が戻ってくるが、故障の
可能性のある制御ユニットが故障していれば、異常警告
手段が接続された制御ユニットに応答情報が戻ってこな
い。そこで、異常警告手段が接続された制御ユニット
は、上記確認情報を送信してから所定時間が経過するま
でに上記応答情報を受信していれば、通信ケーブルの異
常であると判断し、上記応答情報を受信していなけれ
ば、制御ユニットの故障であると判断する。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1は、この発明の一実施例に係るX線透視
撮影台の概略構成を示す図であり、図2は、各機器グル
ープの構成とその間のケーブルの接続状態などの構成を
示すブロック図である。
【0020】なお、この実施例や後述する各変形例で
は、X線診断装置の一つである、X線透視とX線撮影と
を行うX線透視撮影台を例に採り説明するが、例えば、
被検体搭載用の天板を挟んでX線管とイメージインテン
シファイア(I.I)などを対向させてC型アームの両
端部に取り付けたX線透視のみを行うX線透視装置や、
被検体搭載用の天板を挟んでX線管とX線撮影装置とを
対向して取り付けたX線撮影のみを行うX線撮影装置な
どにおいても、複数個の機器で構成されこれら機器の動
作制御を行う装置にこの発明は同様に適用することがで
きる。
【0021】このX線透視撮影台は、X線透視撮影台本
体1とX線高電圧発生装置5と検査室KRに設置された
操作器6と操作室CRに設置された操作盤7などを備え
ている。また、X線透視撮影台本体1には、被検体Ma
を搭載する天板8と、天板8上の被検体MaにX線を照
射するX線管2と、天板8を挟んでX線管2に対向配置
されたI.I3a、テレビカメラ3b、CCU3cなど
からなるX線透視機構およびX線速写撮影装置(X線撮
影機構)4が備えられているとともに、天板8やX線管
2、X線透視機構、X線速写撮影装置4などが支持され
るフレーム1aに取り付けられた扇形ラック1bに噛合
するピニオン1cをモータMで回動させることでこれら
機器を一体的に図1の矢印方向に傾動させ、被検体Ma
の姿勢を変位させるモータMやセンサS群を備えた傾動
機構101や、天板8上の被検体MaとX線管2やI.
I3aなどとの位置関係を変位させる機構(図示せず)
なども備えられている。
【0022】X線管2には被検体Maに照射されるX線
の照射野を絞るためのX線コリメータ2aが付設されて
おり、このX線照射野の調節はX線コリメータ2aに内
蔵されたモータMによって行われる。
【0023】X線透視機構で撮像されたX線透過像(ビ
デオ信号)は、ビデオ信号伝送ケーブルBCを経てA/
D(アナログtoディジタル)変換器10でA/D変換さ
れた後、画像メモリ11に記憶され、画像処理装置12
により所定の画像処理が施され、D/A(ディジタルto
アナログ)変換器13でD/A変換され、モニタ202
に表示される。また、画像メモリ11に記憶されたX線
透過像は、必要に応じて、記憶制御器14に制御されて
外部記憶装置15にも記憶される。
【0024】X線速写撮影装置4は、未撮影のフィルム
を複数枚収納する供給マガジン4aや撮影済のフィルム
を収納する収納マガジン4bを備え、供給マガジン4a
(供給位置)と撮影位置(X線透過像をフィルムに撮影
する位置)の間や撮影位置と収納マガジン4b(回収位
置)との間などで未撮影のフィルムや撮影済のフィルム
を搬送するためのモータMやセンサSなどからなるフィ
ルム搬送機構、撮影済のフィルムに撮影情報を記録する
プリンタPTなども内蔵している。
【0025】X線高電圧発生装置5は、電源供給ケーブ
ルVCを介して所定の電力(X線管電圧およびX線管電
流)をX線管2に供給するための装置で、電力供給や停
止などは図示しないスイッチなどで行われる。
【0026】操作器6や操作盤7は、透視/撮影条件を
設定したり、透視/撮影の開始などの各種の指示を行う
ためのスイッチSW群と、指示などに対する各機器の動
作状態などを表示するランプR群やモニタMTなどを備
えている。なお、後述するように通信異常が検知された
とき、この実施例では操作盤7のモニタMTにその異常
と異常発生箇所とを表示するようにしており、従って、
この実施例ではこの操作盤7のモニタMTがこの発明に
おける異常警告手段に相当する。
【0027】上記したX線透視撮影台を構成する各機器
は、複数の機器グループに分けられる。図2に示すよう
に、この実施例では、操作盤7を第1の機器グループG
1、A/D変換器10、画像メモリ11、画像処理装置
12、D/A変換器13、モニタ202、記憶制御器1
4、外部記憶装置15を第2の機器グループG2、傾動
機構101、X線管2(X線コリメータ2aを含む)、
I.I3a、テレビカメラ3b、CCU3cを第3の機
器グループG3、X線速写撮影装置4を第4の機器グル
ープG4、操作器6を第5の機器グループG5、X線高
電圧発生装置5を第6の機器グループG6として分けて
いる。
【0028】各機器グループG1〜G6にはそれぞれ図
3に示すような構成の制御ユニット20(20a〜20
f)が接続されている。各制御ユニット20a〜20f
と各機器グループG1〜G6を構成する機器(モータM
やセンサS、スイッチSWなど)とは、I/Oインター
フェース21、ケーブルCを介して各々接続されてい
る。
【0029】CPU(中央処理装置)22は、ROM
(リード・オンリー・メモリ)23に記憶されたプログ
ラムに従って、接続されている機器グループを構成する
各機器に対する動作制御(各機器グループG1〜G6で
異なる)を行うとともに、共通した通信制御などを行
う。メモリ24は、後述する通信ケーブルRCから伝送
されてくる情報などを記憶するためのもので、メモリ2
4への情報の記憶はDMA(ダイナミック・メモリ・ア
クセス)コントローラ25によって直接的(CPU22
を介さずに)行われる。タイマ26は後述する異常検知
の際の時間管理などに用いられる。通信インターフェー
ス27は通信ケーブルRCと制御ユニット20との間の
データ変換などを行うもので、通信ケーブルRCから伝
送されてくる情報をメモリ24に記憶できるデータ形式
(ディジタル信号)に変換したり、通信ケーブルRCに
伝送する情報を通信ケーブルRCに伝送できる信号(電
気信号や光など)に変換する。なお、上記I/Oインタ
ーフェース21、CPU22、ROM23、メモリ2
4、DMAコントローラ25、タイマ26、通信インタ
ーフェース27はバスBuを介して接続されている。
【0030】これら各制御ユニット20a〜20fとの
間は、1本の通信ケーブルRCを介してリング状に接続
されている(図2参照)。この通信ケーブルRCは、同
軸ケーブルなど電気信号を伝送媒体とするものであって
もよいし、光ファイバケーブルなどの光を伝送媒体とす
るものであってもよい。なお、電気信号を伝送媒体とし
た通信ケーブルRCの場合、例えば、傾動機構101な
どの動作時の振動やX線管2の故障などの際の放電など
によってノイズの影響を受け易く、通信ケーブルRCを
介した通信に支障が起き易い。従って、通信ケーブルR
Cとしては、光を伝送媒体とする光ファイバケーブルな
どで構成するのが好ましい。
【0031】なお、図2に示すように、制御ユニット2
0cと20fには、それぞれに接続されている機器グル
ープG3、G6を構成する機器に対する非常停止(傾動
動作の停止やX線照射の停止)などをマニュアルで指示
するためのスイッチMSWがケーブルCを介して接続さ
れている。このスイッチMSWからの指示はそれぞれ制
御ユニット20c、20fにより実行される。
【0032】このような構成の実施例装置では、通信ケ
ーブルRCを図2の矢印方向に伝送される動作制御情報
に基づき、各々の制御ユニット20a〜20fが自己に
接続されている機器グループG1〜G6を構成する機器
(モータMなど)を個別に制御(分散制御)し、また、
通信ケーブルRCの異常検知なども行う。これらの動作
を以下に説明する。
【0033】まず、各機器グループの動作制御の際の動
作を説明する。この動作制御の際に通信ケーブルRCに
伝送される動作制御情報は、例えば、図4のように構成
される。「SF」は情報の開始を示すスタートフラグ、
「EF」は情報の終了を示すエンドフラグである。ま
た、「送信先識別アドレス」はこの情報の送り先の制御
ユニット20(20a〜20fのいずれか)に接続され
ている機器グループを識別するための識別アドレス(機
器グループと制御ユニットとは1対1で接続されるの
で、この識別アドレスは各制御ユニットの識別アドレス
でもある)であり、「送信元識別アドレス」はこの情報
を送信した20a〜20fのいずれかの制御ユニット2
0(に接続されている機器グループ)の識別アドレスで
ある。なお、この識別アドレスは、例えば、2桁の数字
で、各機器グループG1〜G6ごとに異なる数字、例え
ば、機器グループG1が「01」、機器グループG2が
「02」、………、機器グループG6が「06」という
ように予め決められている。「コード」は送信先の制御
ユニット20に行わせる動作指示や、動作状態、後述す
る異常検知の際の指示や状態などを示すコードであり、
例えば、3桁の数字で構成され、天板8などを傾動させ
る指示が「001」、X線透過像の撮像を開始する指示
が「301」などのように予め決められている。また、
「データ」は、上記コードに付加する情報(例えば、天
板8などを傾動させるときの方向や傾斜角度(「R,3
0」であれば右に30°傾動させるなど))である。上
記「送信先識別アドレス」、「送信元識別アドレス」、
「コード」、「データ」は送信元の制御ユニット20に
よってセットされる。
【0034】例えば、天板8などを右に30°傾動させ
る場合の動作は以下にような手順で行われる。
【0035】上記条件や指示は操作盤7や操作器6など
から行われる。ここでは、操作盤7から行われたものと
する。このとき、操作盤7を含む機器グループG1(識
別アドレス「01」)に接続される制御ユニット20a
は、操作盤7のスイッチSW群から与えられる上記条件
や指示を取込みメモリ24などに記憶する。そして、送
信先識別アドレスに傾動機構101が含まれる機器グル
ープG3の識別アドレス(「03」)をセットした「S
F」,「03」,「01」,「001」,「R,3
0」,「EF」で構成される動作制御情報を通信ケーブ
ルRCを介して下流側(ここでは、図2の矢印で示すよ
うに、識別アドレス「02」の機器グループG2に接続
されている制御ユニット20b側)に伝送する。制御ユ
ニット20bは上記動作制御情報を受信すると、その情
報の送信先識別アドレスを識別する。この場合は、情報
に付加された送信先識別アドレスは「03」であり、自
己に接続されている機器グループG2の識別アドレス
(「02」)と相違するので、受信した情報をそのまま
下流側(制御ユニット20c)に伝送する。そして、上
記情報が制御ユニット20cで受信される。このとき、
識別アドレスが一致するので、制御ユニット20cはこ
の情報に基づき、機器グループG3の構成機器を駆動制
御する。ここでは、天板8などが右方向に30°傾動さ
れるように傾動機構101のセンサSなどの検出状態を
監視しつつ、モータMを所定の駆動量で駆動する。セン
サSなどからの検知信号により傾動が完了したことを検
知すると、これを知らせる動作制御情報を機器グループ
G1(制御ユニット20a)を送信先識別アドレスとし
て下流側(制御ユニット20d側)に伝送する。この情
報の伝送の流れも上記と同様に、制御ユニット20d、
20e、20fを介して行われる。
【0036】制御ユニット20aが上記傾動完了を知ら
せる情報を受信すると、制御ユニット20aは次の指示
に応じた動作を行わせるように動作制御情報を各制御ユ
ニット20b〜20fに個別に伝送する。このようにし
てX線透視やX線撮影の一連の動作が通信ケーブルRC
に伝送される動作制御情報に基づき各制御ユニット20
a〜20fで行われる。また、上記天板8などの傾動指
示を操作器6から行った場合、制御ユニット20eから
動作制御情報が送信され、この情報が制御ユニット20
f、20a、20b、20cの順で伝送されて上述と同
様の動作がなされる。
【0037】なお、上記動作制御のための通信は、操作
盤7や操作器6からの設定指示に基づき一連の情報の伝
送のやりとりが開始されるが、この操作盤7や操作器6
からの設定指示はX線透視やX線撮影に際して行われる
ので任意のタイミングで行われる。従って、上記動作制
御のための通信は、任意のタイミングで行われる。
【0038】また、各制御ユニット20a〜20fのC
PU22が実行するプログラムは、機器の構成が個別で
あるのでこれに応じてROM23に記憶する機器制御部
分のプログラムは相違するが、通信制御については共通
のプログラムを用いることができる。従って、機器(機
器グループ)の増設などに対応し易い。
【0039】この実施例によれば、X線透視撮影台を構
成する各機器を複数の機器グループに分け、これら機器
グループを構成する機器に対する動作制御を分散して行
わせ、各機器グループに接続されている制御ユニット間
の情報の伝送をリング状の1経路を形成する通信ケーブ
ルで行うように構成したので、検査室と操作室とに渡っ
て設置されるケーブル長の長いケーブルの数を大幅に減
少させることができ、制御の信頼性を向上させることが
できる。また、機器グループと制御ユニットとをそれぞ
れ近接して配置(場合によっては内蔵)することがで
き、各々の機器グループと制御ユニットとの間に接続さ
れるケーブルCは短くできるとともにケーブル処理し易
くなるので、これらケーブルCは大きな設置スペースを
必要とせず、しかもこのケーブルC部分での制御の信頼
性も従来装置に比べて向上する。さらに、機器を任意の
機器グループごとに分けて管理するので、メンテナンス
も行い易くなる。なお、機器の分け方は上記実施例のも
のに限定されない。
【0040】次に、上記通信ケーブルRCの異常検知の
動作を説明する。この異常検知は、所定の制御ユニット
(ここでは、制御ユニット20aとする)によって所定
時間ごとに通信ケーブルRCに伝送される異常検知情報
を各制御ユニット20a〜20fによって自己の上流側
から下流側へと一定方向(図2の矢印方向)に順次伝送
していき、各制御ユニット20a〜20fは所定時間ご
とに異常検知情報が伝送されてこないとき、自己と自己
の上流側の制御ユニット20(20a〜20fのいずれ
か)との間の通信ケーブル部分を識別する識別情報を付
加した異常発生情報を自己の下流側の制御ユニット20
に伝送し、制御ユニット20a(この実施例における異
常警告手段が接続された制御ユニットに相当する)が異
常発生情報を受信すると、その情報に基づき異常発生と
異常発生個所をモニタMTに表示することで各制御ユニ
ット20a〜20fの間の通信ケーブルRCの異常状態
を監視するものである。
【0041】まず、制御ユニット20aは、内蔵するタ
イマ26によるタイマ割り込みなどを用いて、例えば、
次のような異常検知情報を制御ユニット20bに伝送す
る。
【0042】「SF」,「02」,「01」,「90
0」,「NULL」,「EF」 なお、通信制御を簡単にするために、情報のフォーマッ
トは上記動作制御情報と同様のものを用い、コード「9
00」は異常検知情報であることを指示するコードであ
り、「NULL」はヌルコード(データなし)を示す。
【0043】制御ユニット2bは、上記異常検知情報を
受信すると、送信先識別アドレスを「02」から「0
3」に、送信元識別アドレスを「01」から「02」に
それぞれ変更した異常検知情報を制御ユニット20cに
伝送する。以後、同様にして異常検知情報は制御ユニッ
ト20c、20d、20e、20f、20aの順で伝送
される。制御ユニット20aは異常検知情報の送信元で
あり、所定時間ごとに新たな異常検知情報を自己の下流
側に伝送するので、異常検知情報を受け取ってもその情
報を再度下流側に伝送することは行わない。
【0044】各制御ユニット20a〜20fの各々の間
の通信ケーブルRCが全て正常(通信可能)であれば、
上記したように、制御ユニット20aから送信された異
常検知情報は再び制御ユニット20aに戻ってくるが、
各制御ユニット20a〜20fの各々の間の通信ケーブ
ルRCのいずれかに断線などの異常があれば、異常検知
情報は再び制御ユニット20aに戻ってこない。
【0045】各制御ユニット20a〜20fはそれぞれ
前に異常検知情報を受信してから所定時間経過するまで
に次の異常検知情報を受信しているか否かを監視してい
る。これにより、例えば、制御ユニット20bと20c
との間の通信ケーブルRC部分に異常があれば、制御ユ
ニット20cは、前に異常検知情報を受信してから所定
時間経過するまでに次の異常検知情報を受信しないこと
になる。このとき、制御ユニット20cは、タイマをO
FFにして、例えば、次にような異常発生情報を自己の
下流側の制御ユニット20dに伝送する。
【0046】「SF」,「04」,「03」,「90
1」,「02−03」,「EF」 なお、コード「901」はケーブル異常が発生したこと
を示すコードであり、「02−03」は制御ユニット2
0b(識別アドレス「02」)と20c(同「03」)
との間の通信ケーブルRC部分を識別する識別情報を示
す。
【0047】制御ユニット20dは、上記異常発生情報
を受信すると、タイマをOFFにし、受信した異常発生
情報の送信先識別アドレスを「04」から「05」に、
送信元識別アドレスを「03」から「04」にそれぞれ
変更した異常発生情報を制御ユニット20eに伝送す
る。以後、同様にして、異常があった箇所以後の制御ユ
ニット20c〜20aはタイマをOFFにし、異常発生
情報は制御ユニット20e、20f、20aの順で伝送
される。なお、タイマをOFFにするのは、異常箇所が
修理されるまで、これら制御ユニット20c〜20aで
は異常検知信号が受信されないので、タイマをONにし
たままにしておくとタイムアップで異常発生していない
にもかかわらず、異常発生情報を送信するからである。
【0048】制御ユニット20aが異常発生情報を受信
すると、異常が発生したことと、異常発生した箇所(上
記では制御ユニット20bと20cとの間の通信ケーブ
ルRC部分)をモニタMTに表示してこれを操作者に知
らせる。なお、異常警告はモニタなどへの表示に限ら
ず、ブザーを鳴動させたり、プリンタに印字させるなど
を併用してもよい。これにより、操作者は、修理箇所が
特定でき、その事故に迅速に対応することができる。な
お、X線透視撮影中にケーブル異常が発生し、検査が継
続できない場合には、被検体Maを危険にさらすことに
なる。このような場合には、例えば、制御ユニット20
c、20fに接続されている非常停止用のスイッチMS
W(図2参照)で、X線の照射を停止させたり、傾動動
作を停止させるなどの操作を行えばよい。
【0049】なお、上記異常検知情報(異常発生情報)
は所定時間ごとに伝送され、上記動作制御情報は任意の
タイミングで伝送されるが、いずれの情報も同じ通信ケ
ーブルRCを介して伝送するので、情報伝送のタイミン
グがぶつかることもある。このときには、異常検知情報
(異常発生情報)の伝送を優先させればよい。異常検知
情報(異常発生情報)が通信ケーブルRCを1周するの
に要する時間はμ秒〜m秒のオーダーであるので、伝送
待ちが発生しても特に問題はない。また、異常検知情報
(異常発生情報)を伝送する時間間隔を例えば、数分ご
とにするなどその時間間隔を伝送時間に対して長く設定
(異常を検知するタイミングが数分ごとであっても大き
な問題はない)すれば、各情報の伝送タイミングがぶつ
かる確率を小さくできる。
【0050】異常検知手段が接続される制御ユニット2
0は1個に限らない。また、図5に示すように、機器グ
ループの機器が接続されていない新たな制御ユニット2
0x(異常警告手段専用の制御ユニット)に、例えば、
異常箇所を分けて点灯するランプ群とブザーなどを備え
た異常警告器(異常警告手段)30をケーブルCを介し
て接続してもよい。すなわち、異常警告手段は、機器グ
ループの機器が接続されている各制御ユニット20また
は/およびそれとは別個の制御ユニット20(複数であ
ってもよい)の1個または複数個の制御ユニット20に
接続させることができる。このように構成すれば、例え
ば、異常発生を操作室CRと検査室KRとで個別に知る
ことができ、また、異常警告手段専用の制御ユニット2
0xを設ければ、異常警告手段の設置場所の自由度が増
すことになる。
【0051】なお、図5の場合、異常検知情報を最初に
送信する親機としての制御ユニット20は、制御ユニッ
ト20xとなる。
【0052】ところで、上述の動作でケーブル異常を監
視する場合、稀なケースであるが例えば、2箇所以上で
ケーブル異常が発生すると最後の異常箇所しか検出され
ない。例えば、制御ユニット20bと20cの間の通信
ケーブルRC部分と、制御ユニット20eと20fの間
の通信ケーブルRC部分とにケーブル異常が発生した場
合、制御ユニット20cから送信された異常発生信号
は、制御ユニット20eと20fの間の通信ケーブルR
C部分のケーブル異常によって以後に伝送されず、その
異常検知情報は制御ユニット20aに達しない。そし
て、結局、制御ユニット20aには、制御ユニット20
fから送信された、制御ユニット20eと20fの間の
通信ケーブルRC部分にケーブル異常が発生したことを
知らせる異常発生情報しか伝送されないので、異常警告
手段には、制御ユニット20eと20fの間の通信ケー
ブルRC部分のケーブル異常のみが表示され、制御ユニ
ット20bと20cの間の通信ケーブルRC部分のケー
ブル異常は表示されない。
【0053】このような不都合に対処するために、例え
ば、異常警告手段を制御ユニット20aと20dとに接
続し、制御ユニット20aを親機として制御ユニット2
0a、20b、20c、20dの間でのみ異常検知情報
を伝送し、この間に検知されたケーブル異常を制御ユニ
ット20dに接続された異常警告手段から発し、それと
は別に、制御ユニット20dを親機として制御ユニット
20d、20e、20f、20aの間でのみ異常検知情
報を伝送し、この間に検知されたケーブル異常を制御ユ
ニット20aに接続された異常警告手段から発すること
で、通信ケーブルRCの異常検知を分割して行えば、上
記場合でも双方のケーブル異常を操作者に知らせること
ができる。
【0054】このような分割をさらに細分化すれば、複
数箇所の異常発生にも対応することができる。例えば、
各制御ユニット20a〜20fの全てに異常警告手段を
接続し、上記通信ケーブルRCの異常検知の分割を各制
御ユニット20a〜20fの各々の間ごとにすれば、ど
の箇所にどれだけの異常が発生しても全ての異常箇所を
操作者に知らせることができる。
【0055】また、図6に示すように、第2の通信ケー
ブルRC2で各制御ユニット20a〜20f間をリング
状に接続し、異常発生情報をこれら2本の通信ケーブル
RC、RC2を介して下流側の制御ユニット20に順次
伝送し、下流側の制御ユニット20では、双方の通信ケ
ーブルRC、RC2または通信ケーブルRC2のみから
伝送されてくる異常発生情報または異常検知情報を受信
すると、それを下流側の制御ユニット20に順次伝送す
るようにすれば、複数箇所で通信ケーブルRCの異常が
発生してもその全てを操作者に知らせることができる。
【0056】例えば、上記制御ユニット20bと20c
の間の通信ケーブルRC部分と、制御ユニット20eと
20fの間の通信ケーブルRC部分とにケーブル異常が
発生した場合には、制御情報ユニット20cは異常発生
情報を通信ケーブルRCとRC2とを介して下流側の制
御ユニット20dに伝送する。制御ユニット20dは通
信ケーブルRCとRC2とから伝送されてくる情報を受
信し、いずれかの通信ケーブルRCおよびRC2、また
は、RC2から異常発生情報を受信すると、タイマをO
FFにする。そして、通信ケーブルRCから異常発生情
報を受信していれば、異常発生情報の送信先と送信元の
識別アドレス部分の書替えを行って、その情報を下流側
の制御ユニット20eに通信ケーブルRCとRC2とを
介して伝送する。制御ユニット20eでも同様に処理し
てその情報を下流側の制御ユニット20fに通信ケーブ
ルRCとRC2とを介して伝送する。このとき、制御ユ
ニット20eと20fの間の通信ケーブルRC部分は異
常であるので、制御ユニット20fは、通信ケーブルR
C2からのみ情報を受信する。このように通信ケーブル
RC2からのみ情報を受信した場合には、その間の通信
ケーブルRC部分も異常が発生していると判断できるの
で、受信した情報の「データ」部分の異常発生箇所の識
別情報(この場合、「02−03」)に制御ユニット2
0eと20fの間の識別情報を付加(この場合、例え
ば、「02−03,05−06」)してその情報を下流
側の制御ユニット20aに通信ケーブルRCとRC2と
を介して伝送する。制御ユニット20aでは、この情報
から制御ユニット20bと20cの間の通信ケーブルR
C部分と、制御ユニット20eと20fの間の通信ケー
ブルRC部分とにケーブル異常が発生したことを異常警
告手段から発する。
【0057】また、上記異常検知の動作による異常の監
視では、上流側から異常検知情報が伝送されないことに
基づき異常発生を検知しているので、異常発生が通信ケ
ーブルRCの異常によるのか制御ユニット20の故障
(情報の伝送が行えない)によるのか判別ができない。
そこで、さらに、通信ケーブルRCの異常と制御ユニッ
ト20の異常とを判別するために図7のように構成して
もよい。この変形例でも、図6と同様の第2の通信ケー
ブルRC2で各制御ユニット20a〜20f間をリング
状に接続しているが、第2の通信ケーブルRC2の伝送
の方向を通信ケーブルRCの伝送の方向と逆にしてい
る。
【0058】例えば、制御ユニット20bと20cの間
の通信ケーブルRC部分にケーブル異常が発生したこと
を知らせる異常発生情報が制御ユニット20aに伝送さ
れた場合、この異常発生は、制御ユニット20bと20
cの間の通信ケーブルRC部分のケーブル異常によって
発生したのか、制御ユニット20bの故障によって発生
したのかが判別できない。そこで、制御ユニット20a
は異常発生情報を受信すると、次のような確認情報を通
信ケーブルRCを介して、図7の時計回りに故障の可能
性のある制御ユニット20bに向けて送信する。
【0059】「SF」,「02」,「01」,「90
2」,「NULL」,「EF」 なお、コード「902」は制御ユニットの故障を確認す
る情報を示すコードである。
【0060】制御ユニット20bが正常であれば、上記
確認情報を受信した制御ユニット20bは、次のような
返答情報を第2の通信ケーブルRC2を介して、図7の
反時計回りに制御ユニット20aに向けて送信する。
【0061】「SF」,「01」,「02」,「90
3」,「NULL」,「EF」 なお、コード「903」はこの制御ユニット(20b、
送信元識別アドレスで識別される)は故障でないとの返
答情報であることを示すコードである。
【0062】制御ユニット20aは、上記確認情報を送
信してから所定時間(例えば、情報が通信ケーブルRC
(RC2)を2周する時間、すなわち、確認情報の伝送
時間と返答情報の伝送時間とに要する最大時間)経過す
るまでに上記返答情報を受信すると、制御ユニット20
bは正常(ケーブル異常)と判断し、上記所定時間経過
しても上記返答情報を受信しないと制御ユニット20b
が異常と判断する。これにより、通信ケーブルRCの異
常と制御ユニット20の故障との判別が可能となる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、X線診断装置を構成する各機
器を複数の機器グループに分け、これら機器グループを
構成する機器に対する動作制御を分散して行わせ、各機
器グループに接続されている制御ユニット間の情報の伝
送をリング状の1経路を形成する通信ケーブルで行うよ
うに構成したので、例えば、検査室と操作室とにわたっ
て設置されるケーブル長の長いケーブルの数を大幅に減
少させることができ、制御の信頼性を向上させることが
できる。
【0064】また、機器グループと制御ユニットとをそ
れぞれ近接して配置(場合によっては内蔵)することが
でき、各々の機器グループと制御ユニットとの間に接続
されるケーブル類を短くできるとともにケーブル処理し
易くなるので、これらケーブルは大きな設置スペースを
必要とせず、しかもこのケーブル部分での制御の信頼性
も従来装置に比べて向上する。
【0065】さらに、機器を任意の機器グループごとに
分けて管理するので、メンテナンスも行い易くなる。
【0066】また、上記のように動作制御情報を1経路
の通信ケーブルを介して伝送する場合、このケーブルの
異常状態を監視することは大きな意味があるが、この発
明によれば、この通信ケーブルの異常発生に加えて、異
常発生箇所をも検知し、これら情報を操作者に知らせる
ことができるので、異常発生時に迅速に対応することが
できる。
【0067】さらに、例えば、所定の動作を指示したに
もかかわらず、指示通りに機器が動作しないとき、操作
者は、それが機器などの故障によるものであるか、通信
ケーブルの異常によるものであるかを判別することがで
きるので、異常発生時の対応が行い易くなった。
【0068】請求項2、3に記載の発明によれば、複数
箇所でケーブル異常が発生した場合でも、全ての異常発
生箇所を異常警告手段から操作者に知らせることができ
る。
【0069】請求項4に記載の発明によれば、異常が発
生したとき、通信ケーブルの異常であるか制御ユニット
の異常であるかの判別も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るX線透視撮影台の概
略構成を示す図である。
【図2】各機器グループの構成とその間のケーブルの接
続状態などの構成を示すブロック図である。
【図3】制御ユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】通信ケーブルに伝送する情報のフォーマットを
示す図である。
【図5】実施例装置における異常警報手段の接続に関す
る変形例の概略構成を示す図である。
【図6】実施例装置において複数箇所に異常が発生した
時にその異常箇所を検出するための変形例の概略構成を
示す図である。
【図7】実施例装置において通信ケーブルの異常と制御
ユニットの故障とを判別するための変形例の概略構成を
示す図である。
【図8】従来例に係るX線透視撮影台の問題点を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 … X線透視撮影台本体 2 … X線管 3a … イメージインテンシファイア 3b … テレビカメラ 3c … カメラコントロールユニット 4 … X線速写撮影装置 5 … X線高電圧発生装置 6 … 検査室の操作器 7 … 操作室の操作盤 8 … 天板 G1〜G6 … 機器グループ 20(20a〜20f、20x) … 制御ユニット 30 … 異常警告器 RC … 通信ケーブル MT … 操作室の操作盤のモニタ M … 被検体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−152442(JP,A) 特開 平2−189134(JP,A) 特開 平1−238832(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 6/00 - 6/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体搭載用の天板、前記天板上の被検
    体にX線を照射するX線管、前記天板を挟んで前記X線
    管と対向配置されたX線透視機構または/およびX線撮
    影機構、前記X線管に所定の電力を供給するX線高電圧
    発生装置、条件設定や動作指示などを行うための操作装
    置などを含む複数個の機器を備えたX線診断装置におい
    て、(a)このX線診断装置を構成する各機器を複数の
    機器グループに分け、これら各機器グループに接続さ
    れ、前記各機器グループを構成する機器に対する動作制
    御を個別に行うとともに通信制御を行うための、少なく
    ともタイマ機能を持つ制御処理手段を備えた複数個の制
    御ユニットと、(b)前記各制御ユニットまたは/およ
    びそれとは別個の制御ユニットの1個または複数個の制
    御ユニットに接続された異常警告を発する異常警告手段
    と、(c)前記各機器グループおよび前記異常警告手段
    のみが接続されている各制御ユニット間をリング状に接
    続する通信ケーブルとを備え、かつ、任意の制御ユニッ
    トが前記各機器グループを識別するための識別アドレス
    を付加した動作制御情報を任意のタイミングで前記通信
    ケーブルを介して伝送し、前記各制御ユニットはそれぞ
    れ、この動作制御情報の識別アドレスを識別して、自己
    に接続される機器グループの識別アドレスが付加された
    動作制御情報に基づき、自己に接続される機器グループ
    を構成する機器の動作を制御することで前記機器グルー
    プごとに前記各機器に対する動作制御を個別に行い、ま
    た、所定の制御ユニットによって所定時間ごとに前記通
    信ケーブルに伝送される異常検知情報を前記各制御ユニ
    ットによって自己の上流側から下流側へと一定方向に順
    次伝送していき、各制御ユニットは所定時間ごとに前記
    異常検知情報が伝送されてこないとき、自己と自己の上
    流側の制御ユニットとの間の通信ケーブル部分を識別す
    る識別情報を付加した異常発生情報を前記異常警告手段
    が接続された制御ユニットが受信するように伝送し、前
    記異常警告手段が接続された制御ユニットが前記異常発
    生情報を受信すると、その情報に基づき異常発生と異常
    発生箇所を前記異常警告手段から発することで各制御ユ
    ニット間の通信ケーブルの異常状態を監視することを特
    徴とするX線診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のX線診断装置におい
    て、複数個の制御ユニットに前記異常警告手段を接続
    し、前記異常検知情報は、前記異常警告手段が接続され
    た各制御ユニットと、各自己の下流側の前記異常警告手
    段が接続された制御ユニットとの間ごとに個別に伝送
    し、各異常検知情報をそれぞれ最終的に受信する前記異
    常警告手段が接続された各制御ユニットは、前記異常発
    生情報を受信すると、その情報に基づき異常発生と異常
    発生箇所を前記異常警告手段から発することを特徴とす
    るX線診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のX線診断装置におい
    て、各制御ユニット間をリング状に接続する第2の通信
    ケーブルをさらに備え、前記異常検知情報と前記異常発
    生情報は、前記通信ケーブルと前記第2の通信ケーブル
    とを介して伝送するようにし、各制御ユニットは、自己
    の上流側の制御ユニットからの前記異常検知情報または
    前記異常発生情報を前記第2の通信ケーブルからのみ受
    信すると、自己と自己の上流側の制御ユニットとの間の
    通信ケーブル部分を識別する識別情報を付加した異常発
    生情報を自己の下流側の制御ユニットに伝送することを
    特徴とするX線診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のX線診断装置におい
    て、各制御ユニット間をリング状に接続する第2の通信
    ケーブルをさらに備え、前記異常警告手段が接続された
    制御ユニットが前記異常発生情報を受信すると、前記通
    信ケーブルを介して故障の可能性のある制御ユニットに
    向けて確認情報を送信し、前記故障の可能性のある制御
    ユニットは、前記確認情報を受信すると、前記第2の通
    信ケーブルを介して前記通信ケーブルの伝送方向と逆の
    伝送方向で前記異常警告手段が接続された制御ユニット
    に向けて応答情報を送信し、前記異常警告手段が接続さ
    れた制御ユニットは、前記確認情報を送信してから所定
    時間が経過するまでに前記応答情報を受信したか否かに
    基づき、前記通信ケーブルの異常か前記制御ユニットの
    故障かを判別することを特徴とするX線診断装置。
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