JP2927188B2 - 電気接続箱の配線構造 - Google Patents

電気接続箱の配線構造

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JP2927188B2 JP6211314A JP21131494A JP2927188B2 JP 2927188 B2 JP2927188 B2 JP 2927188B2 JP 6211314 A JP6211314 A JP 6211314A JP 21131494 A JP21131494 A JP 21131494A JP 2927188 B2 JP2927188 B2 JP 2927188B2
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誠実 小林
典 井上
義人 岡
孝浩 鬼塚
雄次 阪
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用電気接続箱、
特に、内部回路が電線と圧接端子とで構成される電気接
続箱の配線構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電気接続箱は、アッパーケースと
ロアケースとで形成される内部空間に絶縁板を挾持した
構成である。最近では、内部回路の設計変更に柔軟に対
応するために、その内部回路を、電線と、この電線に圧
接接続される圧接端子とで構成するようにしている。
【0003】この種の電気接続箱では、アッパーケース
又はロアケースに圧接端子を圧入等により一体化し、予
め布線用金型に布線した電線を、前記ケース側に移し変
えることにより、電線と圧接端子とを圧接接続するよう
にしている。そして、この作業が済めば、アッパーケー
スとロアケースを開口縁部同士で嵌合一体化することに
より、絶縁板を挾持した状態で収容するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
気接続箱では、前述のように、一旦電線を布線用金型に
布線した後、ケース側に移し変えなければならず、その
上、複数有る布線パターンのそれぞれに応じて金型が必
要である。つまり、作業工数が多く、複数の金型を必要
とするため、コストアップを招来するという問題があっ
た。
【0005】さらに、従来から車内空間を拡大する等の
理由により、エンジンルーム内の各種部品の小型化が要
望されており、電気接続箱もその対象となっている。そ
こで、本発明は前記問題点に鑑み、コストを低減できる
小型の電気接続箱の配線構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、内部回路として圧接端子
と接続する電線を用いる電気接続箱の内部に収容する絶
縁板の少なくとも一方の面に、配線パターンに沿って配
線溝を設け、絶縁板の側縁部に位置する配線溝の外方側
壁部を除去して段状とすることにより、電線の一部を絶
縁板の側縁部に沿って配線したものである。そして、前
記配線溝は、1本の電線のみが布線される構成としても
よいが、複数本の電線を並設あるいは積層した状態で布
線できる構成としてもよい。
【0007】請求項2記載の発明では、内部回路として
圧接端子と接続する電線を用いる電気接続箱の内部に収
容する絶縁板の少なくとも一方の面に、配線パターンに
沿って電線をガイドする一対の電線用突起を立設し、該
電線用突起のうち、絶縁板の側縁部に位置するものを内
方側のみとすることにより、電線の一部を絶縁板の側縁
部に沿って配線したものである。
【0008】
【0009】
【作用】本発明においては、絶縁板に対して所要パター
ンで布線した電線は、配線溝あるいは電線用突起によっ
てガイドされ、その一部は絶縁板の側縁部で、側方に露
出した状態で位置決めされる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1及び図2は電気接続箱を示している。この
電気接続箱は、大略、アッパーケース1とロアーケース
2とで形成される内部空間に絶縁板3を挾持した構成で
ある。
【0011】前記両ケース1,2は、ポリプロピレン等
の絶縁性を有する合成樹脂材料を成形加工したものであ
る。両ケース1,2の外面には筒状のヒューズ嵌合部4
及びコネクタ嵌合部5がそれぞれ突設され(ヒューズ嵌
合部4はアッパーケース1のみに設けられている。)、
各嵌合部4,5の底面(ケース1,2の表面)には端子
孔6がそれぞれ穿設されている。そして、各嵌合部4,
5には、図示しないヒューズや各種電装品から延びる電
線に設けたコネクタがそれぞれ接続されるようになって
いる。
【0012】前記絶縁板3は、前記両ケース1,2と同
様な材料を成形加工したものである。絶縁板3の両面に
は所要パターンで配線溝7及び配線溝部8が形成されて
いる。配線溝7の所要箇所には、溝幅を広げられること
により圧接端子打込部9が形成されている。また、配線
溝部8は、絶縁板3の外縁に沿う位置で、上面を段状に
形成したものであり、布線される電線10の外径寸法と
略同一幅を有している。
【0013】前記圧接端子打込部9に圧入される圧接端
子11は導電性金属板を打ち抜くことにより形成され
る。圧接端子11の一端部は、前記ケース1,2の端子
孔6を介して各嵌合部4,5内に突出する入出力端子部
11aとなっており、他端部は、二股に分岐する略U字
形の電線圧接部11bとなっている。電線圧接部11b
は、前記圧接端子打込部9に圧入され、対向する側縁部
で電線10の絶縁被覆10aを切り裂いて芯線10bと
電気接続されるようになっている。
【0014】前記構成からなる電気接続箱は、次のよう
にして組み立てられる。すなわち、まず、図示しない電
線送出機により、絶縁板3の配線溝7及び配線溝部8に
電線10を布線する。配線溝部8には、図3に示すよう
に、配線溝7から略直角方向に屈曲した電線10が布線
され、この電線10は配線溝部8の側壁に圧接される。
このため、配線溝部8では、前記配線溝7とは異なり、
電線10をガイドする側壁が一方にしか設けられていな
いにも拘わらず脱落することはない。そして、前記配線
溝部8に布線された電線は絶縁板3の側縁に沿うように
位置決めされる。
【0015】次に、前記絶縁板3に形成した圧接端子打
込部9に圧接端子11の電線圧接部11aを圧入する。
この場合、電線圧接部11aは、所定間隔で対向する側
縁部により、電線10の絶縁被覆10aが引き裂かれ、
芯線10bと電気接続される。
【0016】続いて、前記絶縁板3を、アッパーケース
1とロアケース2とで挾持するようにして、これらによ
って形成される内部空間に収容する。これにより、圧接
端子11の出入力端子11aは、ケース1,2に穿設し
た端子孔6を介して各嵌合部4,5内に突出する。ヒュ
ーズ嵌合部4では、突出する圧接端子11の出入力端子
部11aに図示しない中継端子を介してヒューズが接続
される。また、コネクタ嵌合部5では、図示しない各種
電装品から延びる電線に設けたコネクタが接続され、コ
ネクタの端子が電気接続される。
【0017】以上のようにして組み立てられた電気接続
箱では、配線溝部8を設けて絶縁板3の側縁部に沿って
電線10を布線できるようにしたので、絶縁板3の小型
化が可能である。すなわち、絶縁板3の側縁部で電線1
0を両側からガイドする必要がなくなり、そのための側
壁が不要となった分、絶縁板3の平面方向への広がりを
抑えることができ、これを収容するケース1,2の小型
化が実現できた。
【0018】なお、前記実施例では、配線溝部8を、1
本の電線10のみを布線する構成としたが、複数本の電
線10を布線できる構成としてもよい。例えば、図5
(a),(b)に示すように、電線10を絶縁板3の平
面方向に並設する場合、前記配線溝部8の幅寸法を、布
線する電線10の外径寸法の合計値以上とすればよい。
また、垂直方向に積層する場合、前記配線溝部8の深さ
寸法を、布線する電線10の外径寸法の合計値以上とす
ればよい。
【0019】また、前記実施例では、配線溝7及び配線
溝部8に電線10を布線するようにしたが、図6
(a),(b)に示すように、配線溝7の代わりに、所
定間隔で対向する複数対の電線用突起12を所要箇所に
それぞれ設け、配線溝部8の代わりに、絶縁板3の側縁
部から所定寸法内方に電線用突起12を設けるようにし
てもよい。これによれば、前記配線溝7に比べて布線作
業をスムーズに行なうことができると共に、絶縁板3の
成形に必要な樹脂量も節約可能である。
【0020】さらに、前記実施例では、配線溝部8ある
いは電線用突起12により絶縁板3の側方への広がりを
抑えるようにしたが、図7(a),(b)の参考例に示
すように、側縁部を完全に除去する構成としてもよい。
これによれば、絶縁板3を成形するために必要な樹脂量
をさらに抑えることができ、材料費の削減が可能とな
る。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
では、電線を、絶縁板に形成した配線溝あるいは電線用
突起間に直接布線するようにしているため、布線用金型
は不要であり、移し変え作業を行なう必要もない。この
ため、製作コストを大幅に削減することができる。
【0022】また、電線を、絶縁板の外縁部で、この外
縁部に沿って布線することができる構成としたため、絶
縁板を平面方向に小さくすることができ、結果的に電気
接続箱の小型化が可能であると共に、布線作業が容易で
ある。
【0023】特に、請求項2記載の発明では、電線を部
分的にガイドするようにしたので、布線作業を簡単に行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る電気接続箱の斜視図である。
【図2】 図1の部分断面図である。
【図3】 図1に示す絶縁板の部分拡大斜視図である。
【図4】 (a)は図3の平面図、(b)は(a)のA
─A線断面図である。
【図5】 (a)は他の実施例を示す絶縁板の部分平面
図、(b)は(a)のB─B線断面図である。
【図6】 (a)はさらに他の実施例を示す絶縁板の部
分平面図、(b)は(a)のC─C線断面図である。
【図7】 (a)は参考例を示す絶縁板の部分平面図、
(b)は(a)のD─D線断面図である。
【符号の説明】
1 アッパーケース 2 ロアケース 3 絶縁板 8 配線溝部 10 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼塚 孝浩 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (72)発明者 阪 雄次 三重県四日市市西末広町1番14号 住友 電装株式会社内 (56)参考文献 特公 平3−59554(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部回路として圧接端子と接続する電線
    を用いる電気接続箱の内部に収容する絶縁板の少なくと
    も一方の面に、配線パターンに沿って配線溝を設け、絶
    縁板の側縁部に位置する配線溝の外方側壁部を除去して
    段状とすることにより、電線の一部を絶縁板の側縁部に
    沿って配線したことを特徴とする電気接続箱の配線構
    造。
  2. 【請求項2】 内部回路として圧接端子と接続する電線
    を用いる電気接続箱の内部に収容する絶縁板の少なくと
    も一方の面に、配線パターンに沿って電線をガイドする
    一対の電線用突起を立設し、該電線用突起のうち、絶縁
    板の側縁部に位置するものを内方側のみとすることによ
    り、電線の一部を絶縁板の側縁部に沿って配線したこと
    を特徴とする電気接続箱の配線構造。
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