JP2926861B2 - 紙面温度計によるクーリング制御方法 - Google Patents
紙面温度計によるクーリング制御方法Info
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- JP2926861B2 JP2926861B2 JP9464190A JP9464190A JP2926861B2 JP 2926861 B2 JP2926861 B2 JP 2926861B2 JP 9464190 A JP9464190 A JP 9464190A JP 9464190 A JP9464190 A JP 9464190A JP 2926861 B2 JP2926861 B2 JP 2926861B2
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- cooling
- paper surface
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 転輪印刷機の中でヒートセットインキを使用する印刷
機に利用可能である。
機に利用可能である。
通常は、印刷後にドライヤー（オーブン）へ入り、紙
面温度で100から150℃に熱せられて乾燥する。これを冷
却水によって冷やされて紙の中にインキが定着する。こ
のインキの定着（セット）性を高めることで、印刷で生
じる擦れ，乾燥不良，汚れ等の障害を防ぐ技術であり、
紙面温度計を用いてクーリング温度をより安定して制御
する方法である。
面温度で100から150℃に熱せられて乾燥する。これを冷
却水によって冷やされて紙の中にインキが定着する。こ
のインキの定着（セット）性を高めることで、印刷で生
じる擦れ，乾燥不良，汚れ等の障害を防ぐ技術であり、
紙面温度計を用いてクーリング温度をより安定して制御
する方法である。
従来技術を図を用いて説明する。
第３図は従来例を示す模式平面説明図である。ドライ
ヤー１から出た被印刷体６（以下、紙で代表させる）は
クーリングローラ２の間を接触しながら通過し、その間
に冷却される。温度制御はクーリング流出口の温度を温
度計８て測定し、それをたよりにして、冷却水の流量を
調整する。この方法だと、固定調整のため冷却水流量や
ドライヤーのバラツキに対応できなに。また、印刷機の
回転による変化にも対応できない。
ヤー１から出た被印刷体６（以下、紙で代表させる）は
クーリングローラ２の間を接触しながら通過し、その間
に冷却される。温度制御はクーリング流出口の温度を温
度計８て測定し、それをたよりにして、冷却水の流量を
調整する。この方法だと、固定調整のため冷却水流量や
ドライヤーのバラツキに対応できなに。また、印刷機の
回転による変化にも対応できない。
第４図も従来例を示す模式平面説明図である。第３図
との違いは、温度制御がクーリング流出口の熱交換した
水を三方弁３へフィードバックし、冷却水の流量を調節
することである。この方法だと、運転開始時の立ち上が
りに対し、クーリング内の温度が上昇するまで三方弁が
作動せず、その間の擦れ，乾燥不良などが防止できな
い。
との違いは、温度制御がクーリング流出口の熱交換した
水を三方弁３へフィードバックし、冷却水の流量を調節
することである。この方法だと、運転開始時の立ち上が
りに対し、クーリング内の温度が上昇するまで三方弁が
作動せず、その間の擦れ，乾燥不良などが防止できな
い。
また、冷やし過ぎた場合、ドライヤーによって温まる
のを待たないと、三方弁が作動せず、その間のタイムラ
グ時にトラブルが発生する。
のを待たないと、三方弁が作動せず、その間のタイムラ
グ時にトラブルが発生する。
本発明は上記従来技術の欠点である、冷却水量やドラ
イヤーのバラツキ、印刷機の回転による変化等に対応で
きない点、及び運転開始時の立ち上がりに対応できない
点を解決するクーリング制御方法を提供することを課題
とする。
イヤーのバラツキ、印刷機の回転による変化等に対応で
きない点、及び運転開始時の立ち上がりに対応できない
点を解決するクーリング制御方法を提供することを課題
とする。
上記課題を解決するために、本発明は、ヒートセット
インキを用いる輪転印刷機のドライヤーを出た被印刷物
をクーリングローラで冷却する方法において、少なくと
も１つの紙面温度計を用いてクーリングローラ後の紙面
温度を測定し、その温度に対してクーリングローラへ流
れる冷却水の流量を三方弁を使用して制御する紙面温度
計によるクーリング制御方法を提供し、又は、ドライヤ
ーから出てクーリングに入る前の紙面温度とクーリング
から出た後の紙面温度を測定し、両者の温度差を指定し
てクーリングローラへ流れる冷却水の流量を三方弁を使
用して制御する紙面温度計によるクーリング制御方法を
提供するものである。
インキを用いる輪転印刷機のドライヤーを出た被印刷物
をクーリングローラで冷却する方法において、少なくと
も１つの紙面温度計を用いてクーリングローラ後の紙面
温度を測定し、その温度に対してクーリングローラへ流
れる冷却水の流量を三方弁を使用して制御する紙面温度
計によるクーリング制御方法を提供し、又は、ドライヤ
ーから出てクーリングに入る前の紙面温度とクーリング
から出た後の紙面温度を測定し、両者の温度差を指定し
てクーリングローラへ流れる冷却水の流量を三方弁を使
用して制御する紙面温度計によるクーリング制御方法を
提供するものである。
本発明のクーリング制御方法を使用することにより、
冷却水量やドライヤーのバラツキ、印刷機の回転による
変化等に対応でき、さらに運転開始時の立ち上がりに対
応できるようになる。
冷却水量やドライヤーのバラツキ、印刷機の回転による
変化等に対応でき、さらに運転開始時の立ち上がりに対
応できるようになる。
以下、図面を用いて詳細に実施例を説明する。
第１図は本発明の実施例を示す模式平面説明図であ
る。ドライヤー１を出た紙６は典型例としての４本のク
ーリングローラ２（イ、ロ、ハ、ニ）を有するクーリン
グ部９を、イ、ロ、ハ、ニの順に通り冷却される。クー
リング部９によるクーリングの温度制御は紙面温度計５
により、クーリング後の紙面温度を測定すること、また
はドライヤー出口ま紙面温度も同時に測定し、両者の温
度差を指定することによって、チラー冷却塔（図示せ
ず）からの冷却水を、クーリングローラ２（イ、ロ、
ハ、ニ）が必要な量だけクーリングローラ２（イ）およ
びクーリングローラ２（ロ）へ供給し、過剰分はチラー
冷却塔へ戻す三方弁３をリアルタイムに制御することに
より行なわれるので、印刷機の回転やドライヤーの温度
差に係わらず紙面の温度を制御できる。
る。ドライヤー１を出た紙６は典型例としての４本のク
ーリングローラ２（イ、ロ、ハ、ニ）を有するクーリン
グ部９を、イ、ロ、ハ、ニの順に通り冷却される。クー
リング部９によるクーリングの温度制御は紙面温度計５
により、クーリング後の紙面温度を測定すること、また
はドライヤー出口ま紙面温度も同時に測定し、両者の温
度差を指定することによって、チラー冷却塔（図示せ
ず）からの冷却水を、クーリングローラ２（イ、ロ、
ハ、ニ）が必要な量だけクーリングローラ２（イ）およ
びクーリングローラ２（ロ）へ供給し、過剰分はチラー
冷却塔へ戻す三方弁３をリアルタイムに制御することに
より行なわれるので、印刷機の回転やドライヤーの温度
差に係わらず紙面の温度を制御できる。
また、前記両者の温度差を指定することによりインキ
のセット（乾燥）が調整できる。
のセット（乾燥）が調整できる。
従来は、冷却水の温度の保証（制御）はあったが、本
当に必要な紙面温度の保証が得られなかった。
当に必要な紙面温度の保証が得られなかった。
第２図は本発明の実施例を示す模式説明側面図であ
る。ドライヤー１から出た紙６は４本のクーリングロー
ラ２（イ、ロ、ハ、ニ）の間を、イ、ロ、ハ、ニの順に
接しながら通過し冷却される。ドライヤー１の出口とク
ーリング部９の出口で紙面温度を紙面温度計５により測
定して、クーリング部９へ流れる冷却水の流量を、上記
のような三方弁３を使って制御する。紙面温度の測定は
クーリング部９出口のみでおこなってもよいし、両者の
温度差を指定し制御してもよい。
る。ドライヤー１から出た紙６は４本のクーリングロー
ラ２（イ、ロ、ハ、ニ）の間を、イ、ロ、ハ、ニの順に
接しながら通過し冷却される。ドライヤー１の出口とク
ーリング部９の出口で紙面温度を紙面温度計５により測
定して、クーリング部９へ流れる冷却水の流量を、上記
のような三方弁３を使って制御する。紙面温度の測定は
クーリング部９出口のみでおこなってもよいし、両者の
温度差を指定し制御してもよい。
また、紙面温度計の測定位置も特に限定するものでは
ない。
ない。
本発明のクーリング制御方法を実施することにより、
冷却後又は冷却前後の紙面温度を制御し、保証すること
が可能となり、擦れ，汚れ，乾燥不良とのトラブルを解
消できる。従来はクーリング内やクーリング出口の
「水」の温度を制御するものはあったが、印刷者が本当
に知りたい実際の紙面温度変化は測定してなかった。
冷却後又は冷却前後の紙面温度を制御し、保証すること
が可能となり、擦れ，汚れ，乾燥不良とのトラブルを解
消できる。従来はクーリング内やクーリング出口の
「水」の温度を制御するものはあったが、印刷者が本当
に知りたい実際の紙面温度変化は測定してなかった。
また、今まではヒートセットインキを使用する際に、
実際何度の温度に熱し、どの位冷やせばよいか判らずに
いたが、ある程度、理論値の温度差を指定することで、
それぞれの適性値を維持，管理可能となる。
実際何度の温度に熱し、どの位冷やせばよいか判らずに
いたが、ある程度、理論値の温度差を指定することで、
それぞれの適性値を維持，管理可能となる。
第１図は本発明の実施例を示す模式説明平面図、第２図
は本発明の実施例を示す模式説明側面図、第３図及び第
４図は従来例を示す模式説明平面図である。 １……ドライヤー、２、イ、ロ、ハ、ニ……クーリング
ローラ ３……三方弁、４……配管、５……紙面温度計 ６……被印刷物（紙等）、７……バルブ ８……温度計、９……クーリング部
は本発明の実施例を示す模式説明側面図、第３図及び第
４図は従来例を示す模式説明平面図である。 １……ドライヤー、２、イ、ロ、ハ、ニ……クーリング
ローラ ３……三方弁、４……配管、５……紙面温度計 ６……被印刷物（紙等）、７……バルブ ８……温度計、９……クーリング部
Claims (2)
- 【請求項１】ヒートセットインキを用いる輪転印刷機の
ドライヤーを出た被印刷物をクーリングローラで冷却す
る方法において、少なくとも１つの紙面温度計を用いて
ドライヤーから出た紙面温度を測定し、その温度に対し
てクーリングローラへ流れる冷却水の流量を三方弁を使
用して制御することを特徴とする紙面温度計によるクー
リング制御方法。 - 【請求項２】ドライヤーから出てクーリングに入る前の
紙面温度とクーリングから出た後の紙面温度を測定し、
両者の温度差を指定してクーリングローラへ流れる冷却
水の流量を三方弁を使用して制御することを特徴とする
請求項第１項記載の紙面温度計によるクーリング制御方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9464190A JP2926861B2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | 紙面温度計によるクーリング制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9464190A JP2926861B2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | 紙面温度計によるクーリング制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03292143A JPH03292143A (ja) | 1991-12-24 |
| JP2926861B2 true JP2926861B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=14115894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9464190A Expired - Fee Related JP2926861B2 (ja) | 1990-04-10 | 1990-04-10 | 紙面温度計によるクーリング制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2926861B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013010183A (ja) * | 2011-06-28 | 2013-01-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 冷却制御装置、冷却制御方法、印刷機 |
-
1990
- 1990-04-10 JP JP9464190A patent/JP2926861B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03292143A (ja) | 1991-12-24 |
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Legal Events
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